JP2011082435A - 部品供給装置及び部品供給方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】部品供給装置は、複数のドーム部152aが配列されて形成され、剥離紙151上に配置されたドームシート152を剥離紙151から剥離する。部品供給装置は回転部材121を有する。回転部材121は、吸引手段によってドームシート152を吸着する吸着孔125を有する。回転部材121は、吸着孔125によってドームシート152を吸着しつつ回転し、ドームシート152を剥離紙151から剥離する。吸着孔125は、ドームシート152が有するドーム部152aの配列に対応させて設けられ、ドーム部152aを吸着する。
【選択図】図12
Description
部品を強力に吸着するためには、部品に切欠きや透孔が設けられていない箇所を吸着すると都合がよい。部品に設けられる切欠きや透孔は、基板の形状や、基板に実装されるチップの配置等を考慮して設けられる。ここで、前記押し釦は、携帯電話等に設けられるテンキースイッチを形成するもので、この押し釦が設けられる位置には、切欠きや透孔が設けられることはない。
そこで、本明細書開示の部品供給装置は、シート状の部品に形成された押し釦の配列に対応させて設けられた吸着孔を備え、当該吸着孔を押し釦に押し当てつつ部品を吸着し、部品を剥離紙から剥離する。
ハンド部120は、回転軸部材101aによってフレーム部材101に回転自在に取り付けられた回転部材121を備えている。回転部材121には、所定の方向に回転した状態でその姿勢を保持する姿勢保持ばね102が取り付けられている。
回転部材121は、その先端部に円弧状部を有しており、そして、この円弧状部の表面にエラストマーパッドの一例であるゴムパッド121aが設けられている。回転部材121は、後に詳説するように回転しつつドームシート152を121aに密着させるように吸着し、そして、プリント基板で回転しつつドームシート152をプリント基板上に供給する。回転部材121は、プリント基板上で回転する際に、プリント基板とドームシート152との間から空気を押し出すことができる。すなわち、回転部材121は、プリント基板とドームシート152との間に気泡が生じることを抑制することができる。このような回転部材121の内側には、図3や図5に示すように吸引ノズル部123が設けられている。
このように、切欠き部152bや切欠き残部152cの位置や大きさが変更させ得るのに対し、ドーム部152aの配置はほぼ一定の範囲に収まる。そこで、回転部材121は、ドーム部152aの配列に対応させて設けられた吸着孔125を備えている。
吸着孔125をゴムパッド121aに設けることにより、回転部材121とドームシート152との密着性を向上させることができる。回転部材121とドームシート152との密着性が向上することにより、ドームシート152を剥離紙151から剥離しやすくすることができる。本実施例では、−80kPa程度の吸着力(吸引力)を得ることができる。
また、吸着孔125は、ほぼ一定の範囲内で配列されるドーム部152aの配列に対応させて設けられているため、ドームシート152が他の形状に変わった場合であってもそのまま使用できる。しかし、仮に、ドーム部152aの配列が変わった場合であっても、ゴムパッド121aを交換することによって対応可能である。
吸着孔125は、ドーム部152aを覆うことができるように配置されている。
ところが、領域152fは、切欠き部152bと切欠き残部152cとが混在する箇所である。吸着孔125がドームシート152を吸着するためには、吸着孔125は、切欠き残部152c上に位置しなければならない。ここで、切欠き残部152cの位置は、最終製品に合わせて準備されるドームシート152によって異なる。このため、吸着孔125の位置をドームシート152の形状に合わせて取り替えなければならない。また、切欠き残部152cの幅が狭いと、吸着自体が困難となることも想定される。
すなわち、回転部材121に設けられ、真空発生装置122によってドームシート152を吸着する吸着孔125をドーム部152a上に押し当てて吸着しつつ回転部材121を回転させる。これによりドームシート152を剥離紙151から剥離する。そして、回転部材121にドームシート152を吸着させて保持した状態でプリント基板上へ移動し、プリント基板上へドームシート152を供給する。
なお、他の構成は実施例1と異なるところがないため、共通する構成要素については図面中、同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。
なお、他の構成は実施例1と異なるところがないため、共通する構成要素については図面中、同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。
1001…筐体
100…ハンドユニット
101…フレーム部材
101a…回転軸部材
102…姿勢保持ばね
110…3軸ロボット
111…X軸ロボット
112…Y軸ロボット
113…上下シリンダ
120…ハンド部
121…回転部材
121a…ゴムパッド
122…真空発生装置
123…吸引ノズル部
124…吸引チューブ
125…吸着孔
126…ストッパ部材
127…真空チャンバ
128…多孔質部材
150…剥離紙ロール
152…ドームシート
152a…ドーム部
152b…切欠き部
152c…切欠き残部
160…剥離紙固定台
Claims (10)
- 複数の押し釦が配列されて形成され、剥離紙上に配置されたシート状の部品を基板上へ供給する部品供給装置であって、
前記部品を吸引する吸引手段と、
前記吸引手段によって前記部品を吸着する吸着孔が設けられ、当該吸着孔によって前記部品を吸着しつつ回転し、前記部品を前記剥離紙から剥離する回転部材と、を備え、
前記吸着孔は、前記押し釦の配列に対応させて設けられたことを特徴とする部品供給装置。 - 前記吸着孔の形状は、前記回転部材の回転方向と一致する方向を短尺とし、前記回転部材の回転方向と直交する方向を長尺としたことを特徴とする請求項1記載の部品供給装置。
- 前記吸着孔の形状は、前記回転部材の回転方向と一致する方向を短軸とし、前記回転部材の回転方向と直交する方向を長軸とした楕円形状であることを特徴とした請求項1記載の部品供給装置。
- 前記吸着孔の形状は、前記回転部材の回転方向と直交する方向に円形を複数連ねた形状であることを特徴とした請求項1記載の部品供給装置。
- 前記回転部材は、表面にエラストマーパッドが設けられ、当該エラストマーパッドに前記吸着孔が設けられたことを特徴とした請求項1乃至4のいずれか一項記載の部品供給装置。
- 前記吸引手段によって前記吸着孔内に吸引される前記部品の変形防止手段を備えたことを特徴とした請求項1乃至5のいずれか一項記載の部品供給装置。
- 前記変形防止手段は、前記吸着孔内に露出したストッパ部材であることを特徴とした請求項6記載の部品供給装置。
- 前記吸着孔は、前記押し釦を覆う大きさを有することを特徴とした請求項1乃至7のいずれか一項記載の部品供給装置。
- 前記回転部材は、回転開始時に前記部品に当接させる端部と異なる端部に多孔質部材を備えた吸着孔を有することを特徴とした請求項1乃至8のいずれか一項記載の部品供給装置。
- 複数の押し釦が配列されて形成され、剥離紙上に配置されたシート状の部品を基板上へ供給する部品供給方法であって、
回転部材に設けられ、吸引手段によって前記部品を吸着する吸着孔を前記押し釦上に押し当てて吸着しつつ当該回転部材を回転させ、前記部品を前記剥離紙から剥離し、
前記回転部材に前記部品を吸着させて保持した状態で基板上へ移動し、当該基板上へ前記部品を供給することを特徴とする部品供給方法。
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2009
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