JP2011077915A - 画像読取装置 - Google Patents

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淳哉 中嶋
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Abstract

【課題】 原稿の搬送時には読取面に対向してガイドするとともに、原稿の非搬送時には、コンタクトガラスとの接触面を多く、また、接触力を高めることによって、前記コンタクトガラス上に付着されたゴミや汚れを確実に除去することが可能なガイド手段を備えた画像読取装置を提供することである。
【解決手段】 第1のコンタクトガラス6に対向して配置され、複数の平面部53を有する多角形状の回転体51と、該回転体51の角部に設けられ、該回転体51を回転させることによって、第1のコンタクトガラス6に接触する拭取部材55と、前記回転体51の回転に伴って、該回転体51を揺動自在に支持する回転支持機構52と、前記第1のコンタクトガラス6に当接して、一の平面部53との間に原稿を通過させるためのギャップを形成するフランジ部材と、前記ギャップを一定の保持するために、前記回転体51を第1のコンタクトガラス6に付勢する付勢手段とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置に関し、詳しくは原稿を読取面にガイドするとともに、前記読取面に付着した汚れや異物を拭取るための拭取手段を備えた画像読取装置に関するものである。
原稿の画像を読み取るための読取面は、透明なガラス材(コンタクトガラス)によって形成されている。原稿は、前記コンタクトガラス上に載置、あるいは、通過させることによって読み取られるが、コンタクトガラス上にゴミや汚れ等の異物があると、この異物をそのまま読み取ってしまう。
このような異物は、コンタクトガラス上に載置あるいは通過する原稿から生じる場合もあり、原稿の画像として認識されてしまうと、読取不良や読取精度の低下に繋がるおそれがあった。
埃や軽度の汚れであれば、コンタクトガラスにエアーを吹き付けたり、布で軽く拭き取ったりすることによって、除去することができるが、読取部が装置の内部に組み込まれている場合は、コンタクトガラスを露出させるように分解して掃除を行う必要があった。
上述したような問題を改善するために、コンタクトガラスの近傍にクリーニング用の部材を設け、必要に応じて、あるいは、自動的に前記コンタクトガラスに接触してゴミや汚れを取り除くための構成を備えた画像読取装置が知られている。
特許文献1には、原稿の読取位置であるコンタクトガラスに対向するようにしてローラを配置し、このローラの外周面にクリーニング用の弾性部材を設けた読取装置が開示されている。前記ローラを回転させることによって、コンタクトガラスの表面に付着したゴミや汚れを払い落したり、拭き取ったりするようになっている。
特許文献2には、コンタクトガラス上に原稿の搬送をガイドするための角柱体形状のローラが配置されている。このローラは原稿が搬送されるときに、角柱体の側面部がコンタクトガラスと所定の間隔を有して対向し、原稿の非搬送時に回転することによってコンタクトガラスの読取位置におけるゴミ等の異物を検知するようになっている。
特開2000−270152号公報 特開2009−130762号公報
特許文献1に開示されているクリーニング手段にあっては、ローラの外周面に設けた弾性部材が常にコンタクトガラスと接触するため、前記弾性部材がすぐに汚れてしまうといった問題がある。前記ローラは、原稿の搬送をガイドするとともに、原稿を読み取る際の背景面となっている。このため、前記弾性部材が読取位置と重なるように回転してきた場合に、前記弾性部材が汚れた状態では原稿の読取精度に影響を及ぼすおそれがある。また、弾性部材は、ローラの一回転によって、コンタクトガラス上に接触するだけであるので、コンタクトガラス上に付着したような汚れについては十分に除去できないといった問題もあった。
特許文献2に開示されているガイド手段にあっては、コンタクトガラス上で角柱形状のローラを回転させることによって、コンタクトガラス上の異物を検知し、それを避けるようにして読み取りを行うものである。ただし、ローラの回転によって角部がコンタクトガラスと接触するため、ゴミ等の異物を排除することは可能となっている。しかしながら、前記ローラは、平坦な側面部とコンタクトガラスとの間に原稿を搬送させるための僅かな間隔を保持するために回転可能に配置されているため、ローラの角部によるコンタクトガラスとの接触力は非常に弱いものとなっている。このため、ローラの回転によって、角部がコンタクトガラスと接触しても、コンタクトガラス上に付着しているような汚れは十分に排除できないといった問題がある。
そこで、本発明の目的は、原稿の搬送時には読取面に対向してガイドするとともに、原稿の非搬送時には、コンタクトガラスとの接触面を多く、また、接触力を高めることによって、前記コンタクトガラス上に付着されたゴミや汚れを確実に除去することが可能なガイド手段を備えた画像読取装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の画像読取装置は、原稿を読み取るための読取面と、該読取面に対して原稿を搬送する搬送手段と、前記読取面に搬送される原稿を読み取る読取手段とを備えた画像読取装置において、前記読取面に対向して配置され、複数の平面部を有する多角形状の回転体と、前記回転体を回転駆動させる駆動手段と、前記回転体の角部に設けられ、該回転体を回転させることによって前記読取面に接触する拭取部材と、前記回転体の回転に伴って、該回転体を揺動自在に支持する支持手段と、前記読取面に当接して、前記回転体の一の平面部との間に原稿を通過させるためのギャップを形成するフランジ部材と、前記ギャップを一定の保持するために、前記回転体を前記読取面側に付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像読取装置によれば、原稿を読取面上でガイドする部材が多角形状の回転体によって構成され、この回転体の各角部に拭取部材を配置し、この拭取部材が回転体の回転に伴って読取面に付勢された状態で接触することで、読取面に付着したゴミや汚れ等の異物を確実且つ容易に除去することができる。また、前記読取面と各平面部との間に原稿を通過させるためのギャップを保持しているので、前記回転体の回転を停止させた際に、読取面上を通過する原稿の搬送をスムーズにガイドさせることができる。
本発明に係る画像読取装置の全体構成を示す断面図である。 上記画像読取装置に備わるガイド手段の構成を示す断面図である。 上記ガイド手段の駆動機構を示す平面図である。 上記ガイド手段の回転体の駆動伝達機構を示す側面図である。 上記回転体の付勢動作を示す説明図である。 上記回転体の回転動作を示す説明図である。 上記回転体の動作フロー図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る画像読取装置の実施形態を詳細に説明する。図1に示すように本発明の画像読取装置1は、読取手段(画像読取部)4を有する本体ユニット2と、この本体ユニット2の上方に開閉可能に取り付けられる搬送読取ユニット3とを備えて構成されている。
前記画像読取部4では、第1の読取面である第1のコンタクトガラス6の上面を通過する原稿を読み取る。また、本体ユニット2の上面には、原稿を載置するための平面スペースを有する第2の読取面となる第2のコンタクトガラス8が設けられ、このコンタクトガラス8上にセットされた原稿を前記画像読取部4が移動することによって読み取ることができるようになっている。
前記画像読取部4は、ランプなどの光源10、複数のミラー11,12,13、レンズ16、CCDなどの光電変換素子17等を備える。この画像読取部4上を通過する原稿には、前記第1のコンタクトガラス6を介して光源10から発せられる光が照射される。そして、前記原稿面に照射されて反射した光をミラー11〜13によって何度か反射させた後、レンズ16を介して光電変換素子17で光電変換することで原稿の画像が読み取られる。
本体ユニット2に設けられている第2のコンタクトガラス8は、ブック物等の厚手の原稿を固定した状態で読み取りを行うときに使用され、この第2のコンタクトガラス8の下面に沿って前記画像読取部4を水平移動させることによって原稿の読み取りが行われる。
次に、搬送読取ユニット3の構成について説明する。この搬送読取ユニット3は、図1に示したように、複数枚の原稿を載置可能な給紙トレイ20と、読取処理の終了した原稿を収納する排紙トレイ22とを備えて構成されている。
また、この搬送読取ユニット3には、給紙トレイ20上に積載されている複数枚の原稿から1枚ずつ第1のコンタクトガラス6に向けて給紙する給紙路23と、この給紙路23から第1のコンタクトガラス6を経由して延びる中継路24と、この中継路24から排紙トレイ22の排紙口に連なる排紙路25とからなる搬送手段を有する。
前記給紙トレイ20には、載置された原稿の両側部を規制する一対のサイドガイド26が設けられている。この一対のサイドガイド26は、一般的なラック・アンド・ピニオンを用いた連動機構によって連結されており、給紙トレイ20の原稿載置領域における原稿幅方向の中央基準に幅方向に互いに接近及び離反し、原稿の中央部を基準に位置付けるように構成されている。
さらに、原稿を載置した支持トレイ21が上昇によって当接された原稿を繰り出すための繰出ローラ27と、繰り出された原稿を給送する給紙ローラ28と、この給紙ローラ28に圧接して原稿を1枚に分離する分離パッド29と、1枚に分離されて給紙される原稿の先端を突き当てて整合した後に下流側に送るレジストローラ対30とを備える。
前記中継路24には、第1のコンタクトガラス6の上流側に配置される第1の搬送ローラ対32と、前記第1のコンタクトガラス6の下流側に配置される第2の搬送ローラ対33とが設けられている。また、下流側に延びる排紙路25の先には、排紙トレイ22に排紙する排紙ローラ対35が設けられている。
また、前記搬送読取ユニット3内には、第1のコンタクトガラス6と対向する上方位置にガイド手段50が設けられ、第1のコンタクトガラス6上を通過する原稿をガイドするとともに、この第1のコンタクトガラス6に付着されている汚れや異物を拭取ることができるようになっている。このガイド手段50は、図2に示すように、四角柱状の回転体51と、この回転体51を回転可能に軸支持及び揺動可能に支持するための支持手段(回転支持機構)52とを備え、第1のコンタクトガラス6上の上流側と下流側にかけて延びる搬送ガイド36、37の間に配置される。
前記回転体51は、前記第1のコンタクトガラス6と平行に対向させるための4つの平面部53と、各平面部53が交差する角部54に設けられる4つの拭取部材55と、長手方向の両側面部の中心から突出する回転軸56とを有して構成されている。前記各平面部53は、原稿の搬送方向と直交する方向に延びる読取幅と、回転体の回転方向に面した回転幅とによって長方形に形成されており、回転体51を90度ごとに回転させることによって、各平面部53が前記第1のコンタクトガラス6との間に原稿が通過するギャップGを有して平行に対向する。前記拭取部材55は、柔軟性を有した一定厚みによる多孔質性の樹脂素材あるいはスポンジ素材からなり、各平面部53が交差する角部54上を読取幅方向に沿って帯状に貼着接合される。また、前記樹脂素材あるいはスポンジ素材の表面に微細繊維質からなる不織布を被覆して形成することによって、第1のコンタクトガラス6の表面を磨くようにして、微細な埃や汚れを残さずに拭き取らせることができる。
また、前記回転体51は、図4及び図5に示すように、回転軸56に回転支持される左右一対の側板57と、この側板の4方向の外周辺にそれぞれ一定の高さ幅を有して張り出すフランジ部材58とを備える。このフランジ部材58は、原稿の通過位置を避けた第1のコンタクトガラス6上に当接することによって、第1のコンタクトガラス6との間に原稿を通過させるための一定のギャップGが形成される。
前記フランジ部材58は、前記回転支持機構52と前記回転軸56との間に設けられる付勢手段(バネ部材)64の付勢力によって、回転体51の回転停止中や回転する際に、第1のコンタクトガラス6上に常時当接しており、この第1のコンタクトガラス6と回転体51の各平面部53との間の間隔を一定に保持している。
前記拭取部材55は、前記第1のコンタクトガラス6に対向している一の平面部から隣接する他の平面部に回転によって切り替わる途中で、前記第1のコンタクトガラス6の表面を擦るようにして接触する。この回転に伴う接触によって、前記第1のコンタクトガラス6の表面に付着されている汚れや異物を拭取り除去することができる。
前記回転支持機構52は、図3に示すように、前記回転体51と並行して設けられ、駆動手段(回転駆動部)60によって回転駆動される回転駆動軸61と、この回転駆動軸61の回転を回転体51に伝達するためのタイミングベルト62と、このタイミングベルト62から回転軸56に回転を伝達するためのプーリ63とを備える。
前記プーリ63は、図4に示したように、中心部に回転軸56を嵌め入れるための孔部を設けてリング状に形成されており、内周面に所定幅の規制溝66が設けられる。一方、前記プーリ63に嵌め込まれる回転軸56には、前記規制溝66に遊びを持たせて係止する突起片67が設けられ、この突起片67が前記規制溝66の左右の内壁面に突き当たることによって、プーリ63と一緒に回転する。前記突起片67は、規制溝66で揺動するため、プーリ63にタイミングベルト62からの回転が伝達されていない状態では、図5(a)に示すように、回転軸56が固定せずに規制溝66内で回転フリーとなる。ただし、前記回転軸56は、図3に示したように、コイルバネや板バネ等によるバネ部材64を介した連結板65によって連結されているため、第1のコンタクトガラス6側に常に付勢力が作用している。このため、図5(a)に示したように、回転の停止時にあっては、回転体51が一時的に傾いた状態となるが、前記バネ部材64によって図5(b)に示すように、いずれか一のフランジ部材58が第1のコンタクトガラス6に密接することによって、原稿の搬送ガイドが可能な状態となる。
このように、前記プーリ63と回転軸56との間に回転フリー手段を設けるとともに、前記回転軸56を第1のコンタクトガラス6側に付勢するバネ部材64を設けたことによって、回転体51の停止位置がばらついた状態であっても、各平面部53が第1のコンタクトガラス6と並行となるように自動補正することができる。なお、前記プーリ63の代わりに中心に前記回転軸56が嵌合するギア(図示せず)を用い、このギアに前記規制溝66を設けて構成することも可能である。このようなギアを用いた場合は、前記タイミングベルト62を介さず、直接回転駆動させることができる。
また、前記回転駆動軸61を回転させる回転駆動部60に電磁クラッチ72を搭載することによって、回転駆動が停止した際における回転体51を一定の範囲で回転フリーとすることもできる。
前記回転駆動部60は、駆動モータMTと、この駆動モ−タMTの回転力を前記回転駆動軸61に伝達する複数のギヤZ1〜Z3とで構成される。前記第1ギヤZ1には、検出フラグ71が設けられ、この検出フラグ71がホームポジションセンサ70で検出されることによって、前記回転体51が図2に示したような原稿搬送可能位置(ホームポジション)にあることが認識される。
図6は、前記拭取部材55による第1のコンタクトガラス6の拭取り手順を示したものである。図6(a)は原稿の搬送時における前記回転体51の回転位置を示したものである。この状態では、一の平面部53が第1のコンタクトガラス6との間に一定のギャップを有して対向しているため、上流側(図中左方向)から第1の原稿ガイド36を介して搬送されてくる原稿を前記平面部53で押さえ、第2の原稿ガイド37にガイドされながら下流側(図中右方向)に搬送される。前記原稿が搬送されていない状態において、前記回転体51を搬送方向(反時計方向)回りに回転させると、回転体51の角部に設けられている拭取部材55が第1のコンタクトガラス6の読取中心位置の手前で当接する(図6(b))。この位置からさらに回転を進めると、前記拭取部材55が読取中心位置の真上に密接し、拭取りに要する押圧力が最大となる(図6(c))。この読取中心位置を過ぎた時点からは拭取部材55による押圧力が徐々に減少していき、第1のコンタクトガラス6上から離間した時点で一回目の拭取り処理が終了し、図6(a)に示したような、原稿の搬送が可能な状態に戻る。
上記回転体は、1/4回転(90度)で一回の拭取り処理を行うことができ、一回転(360度)することによって、3回の拭取り処理を連続して行うことができる。このため、原稿が搬送されてくる僅かな時間で、第1のコンタクトガラス6上に付いた汚れや異物を効率よく取り除くことが可能である。
次に、図6及び図7に基づいて、前記回転体51の動作について説明する。図7(a)はイニシャル動作のフロー図、図7(b)は拭取動作のフロー図である。
画像読取装置1の主電源をONすることによって、図6(a)に示したように、第1のプラテンガラス6に回転体51の所定の平面部53を対向させるためのイニシャル動作が開始される。このイニシャル動作では、図7(a)に示すように、先ず、ホームポジションセンサ70が検出フラグ71を検出(ON)しているか、不検出(OFF)であるかを判断する(ST01)。前記検出フラグ71がONであれば、前記回転体51がホームポジションに停止した状態となっているので、そのまま、本体ユニット2からの原稿の搬送待ちとなり、イニシャル動作は終了する。一方、前記検出フラグ71がOFFであれば、所定の平面部53がホームポジションにないと判断し、駆動モータMTを正転駆動(ST02)し、ホームポジションセンサ70が検出フラグ71を検出するまで回転体51の回転駆動を継続する(ST3)。そして、ホームポジションセンサ70が検出フラグ71を検出した時点で駆動モータMTを停止する(ST4)。これによって、前記平面部53がホームポジションに位置付けられ、原稿の読取搬送が可能な状態となる。
図7(b)に示すように、拭取処理を行う場合は、原稿の搬送を一時的に停止し、駆動モータMTによって、回転体51を原稿の搬送方向と同じ方向に正転回転させる(ST11)。この回転と同時に、駆動モータMTの駆動パルスをカウントするカウンタをスタートさせる(ST12)。前記カウンタ値が予め定められた設定パスル値に達するまで駆動モータMTを駆動させる(ST13)。前記設定パルス値は、前記回転体51が1/4回転、すなわち、前記第1のコンタクトガラス6と対向する平面部が次の平面部に切り替わるまでの回転数に相当する。前記駆動パルスが前記設定パルス値に達した時点で、駆動モータMTの駆動を停止(ST14)すると同時にカウンタをリセットする(ST15)。これによって、第1のコンタクトガラス6上を拭取部材55が1回接触することによって拭取処理が行われる。第1のコンタクトガラス6の拭取処理をより多く実行させたい場合は、前記設定パルス値を2倍、3倍にすることによって、前記拭取部材55の接触を2回、3回連続して行うことができる。なお、前記拭取動作を行った後にイニシャル動作を行うことで、回転体51を第1のコンタクトガラス6上で一回転させることができるので、拭取操作を3回連続して行うことができる。
前記回転体51の駆動は、画像読取装置1の電源ON時や原稿の搬送の際に自動的に実行するように設定することができる。また、本体ユニット2に設置される操作パネルにクリーニング開始ボタンを設け、このクリーニング開始ボタンを押すことによって実行させるようにすることも可能である。このクリーニング開始ボタンを一回押すことによって、回転体51が1/4回転することで1回の拭取処理を開始することができる。また、押す回数や時間によって回転体の回転数を多くすることで、拭取回数を多く設定することも可能である。
本実施形態では、回転体51が図6に示した矢印方向(搬送の上流側方向)にのみ回転するように駆動モータMTを一方向(正転)に駆動することによって、回転体51の四箇所の角部に設けた拭取部材55を交互に連続して使用することができる。また、前記駆動モータMTを逆転させることも可能である。この逆転駆動によって、前記正転駆動では当接しない拭取部材55の他方の角部を使用することができるので、拭取部材55を有効に活用することができる。
前記回転体51を四角柱形状以外の五角柱形状や六角柱形状等の多角柱形状とすることで、拭取部材をより多くの方向に配置することも可能である。また、一つの拭取部材が原稿の幅方向に連続するように複数の拭取片を繋ぎ合わすようにして形成することもできる。さらに、多角形状の回転体が一回転することによって、原稿の幅方向を分割しながら拭き取るようにして拭取片を配置してもよい。このように、複数の拭取片で構成した場合は、一部が汚れたり、破損したりした場合であっても、その部分の拭取片を交換することができるので、修理や補修が容易となる。
1 画像読取装置
2 本体ユニット
3 搬送読取ユニット
4 画像読取部
6 第1のコンタクトガラス
8 第2のコンタクトガラス
10 光源
11、12、13 ミラー
16 レンズ
17 光電変換素子
20 給紙トレイ
22 排紙トレイ
23 給紙路
24 中継路
25 排紙路
26 サイドガイド
27 繰出ローラ
28 給紙ローラ
29 分離パッド
30 レジストローラ対
32 第1の搬送ローラ対
33 第2の搬送ローラ対
35 排紙ローラ対
36、37 搬送ガイド
50 ガイド手段
51 回転体
52 回転支持機構
53 平面部
54 角部
55 拭取部材
56 回転軸
57 側板
58 フランジ部材
60 回転駆動部
61 回転駆動軸
62 タイミングベルト
63 プーリ
64 バネ部材
65 連結板
66 規制溝
67 突起片
70 ホームポジションセンサ
71 検出フラグ
72 電磁クラッチ

Claims (8)

  1. 原稿を読み取るための読取面と、該読取面に対して原稿を搬送する搬送手段と、前記読取面に搬送される原稿を読み取る読取手段とを備えた画像読取装置において、
    前記読取面に対向して配置され、複数の平面部を有する多角形状の回転体と、
    前記回転体を回転駆動させる駆動手段と、
    前記回転体の角部に設けられ、該回転体を回転させることによって前記読取面に接触する拭取部材と、
    前記回転体の回転に伴って、該回転体を揺動自在に支持する支持手段と、
    前記読取面に当接して、前記回転体の一の平面部との間に原稿を通過させるためのギャップを形成するフランジ部材と、
    前記ギャップを一定の保持するために、前記回転体を前記読取面側に付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記駆動手段は、前記回転体に回転力を伝達する回転伝達手段と、前記回転体の回転を停止させた際に、該回転体を前記回転伝達手段から切り離して回転フリーにする回転フリー手段とを備えた請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記回転伝達手段は、前記回転体に設けられる回転軸と、この回転軸を回転駆動させるためのプーリ又はギヤとを有し、
    前記回転フリー手段は、前記回転軸の一部に突出する突起片と、前記プーリ又はギヤに設けられ、前記突起片の揺動を一定の範囲に規制する規制溝とを備えて構成される請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記フランジ部材は、原稿の通過位置を避けた位置に設けられる請求項1に記載の画像読取装置。
  5. 前記支持手段は、前記回転体の回転軸を回転可能に軸支持する軸支持部材を有し、
    前記付勢手段は、前記軸支持部材を前記読取面側に付勢するバネ部材を有する請求項1に記載の画像読取装置。
  6. 前記拭取部材は、前記回転体の角部を原稿幅方向に沿って設けられる請求項1に記載の画像読取装置。
  7. 前記拭取部材は、多孔質性の樹脂素材あるいはスポンジ素材によって成形される請求項1又は6に記載の画像読取装置。
  8. 前記拭取部材は、微細繊維質からなる不織布を被覆して形成される請求項1又は7に記載の画像読取装置。
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