JP2011076576A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の機能を提供するデバイスを管理するデバイス管理手段と、デバイスが提供する複数の機能のうち、一の機能を利用する利用手段と、を有し、デバイス管理手段は、複数の機能を提供するデバイスを管理するデバイス管理画面を構成するためのデバイス管理制御用データに基づいてデバイスが提供する複数の機能のうち、一の機能とは別の機能が利用可能か否かを確認し、確認の結果に応じて、利用手段へのリンクを表すオブジェクトに引数を設定し、利用手段は、デバイス管理画面に表示されている利用手段へのリンクを表すオブジェクトが指定された場合、引数に基づいてデバイスを設定する。
【選択図】図14
Description
Windows(登録商標) 7では、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略す場合がある)等の情報処理装置に接続された周辺装置を管理する新しい機能が導入される。PCに接続された装置を表示するウィンドウであるDevices and Printersフォルダと各周辺装置に特有なアプリケーションやサービスとへのリンク機能を備えるDevice Stage(登録商標)である。Devices and Printersフォルダの画面(後述する図5(a))は、Windowsの「スタートメニュー」から表示することができる。Devices and Printersフォルダからは更に各周辺装置のDevice Stage画面(後述する図5(b))を開くことができる。Device Stageではビジュアルな画面を提供でき、ユーザが簡単に装置に関連する機能やサービスにアクセスすることができるようになる。ここで、周辺装置の例として、スキャナの例を挙げる。例えば、画像やドキュメントの読取りが可能なアプリケーションへのリンクをDevice Stage画面上から提供すること等が考えられる。この例の場合、Device Stage画面から、画像やドキュメントの読取りが可能なアプリケーションを起動して、周辺装置(スキャナ)を使って画像やドキュメントを読取ること等ができる。また、インターネットの普及に伴い、情報処理装置や周辺装置をインターネットに接続し、インターネットを利用した様々なオンラインサービスも提供されている。例えば、メーカーがインターネット上で提供するサポートサイトのリンクをDevice Stage画面上に設けることで、ユーザが簡単に装置に関連するサイトにアクセスできるようにするといった活用例も挙げられる。以下、Device Stageをデバイス管理画面と呼んで説明する場合がある。
(1−1) アプリケーションを起動する。
(1−2) アプリケーション内のスキャナ選択部で、入力装置であるスキャナ(ドライバ)を選択する。
(1−3) アプリケーション上から、読取りを実行する。
例えば、MFPやスキャナ等の複数の入力装置が1台のPCに接続されていて、それらのドライバがインストールされている場合を考える。すると、一度、読取りを実行した後は、最後に選択された入力装置が、次回このアプリケーションを起動するときのデフォルトデバイスとして、選択された状態となっているケースが多い。
従来例としては、例えば特許文献1に示すような技術が存在する。
(2−1) Devices and Prinetesフォルダを開く。
(2−2) Devices and Prinetesフォルダ内で、操作対象の周辺装置を選択する。
(2−3) その周辺装置用のDevice Stage画面を開く。
(2−4) Device Stage画面上から、アプリケーションを起動する。
(2−5) アプリケーション上から、読取りを実行する。
例えば、MFPやスキャナ等の複数の入力装置が1台のPCに接続されていて、それらのドライバがインストールされている場合において、アプリケーションからあるスキャナを使って一度読取りが行われていたケースを考える。このとき、アプリケーションにおいて、次回このアプリケーションを起動するときのデフォルトデバイスとして、このスキャナが選択された状態となっている。ここで、前記ステップ(2−1)〜(2−5)の操作により、前記スキャナとは異なるMFPを使って、前記アプリケーションからこのMFPにセットされている画像やドキュメントの読取りを実行することを試みる。ステップ(2−5)において、アプリケーション上から読取りを実行した場合、このアプリケーションは、このMFPからではなく、このアプリケーション内でデフォルトデバイスと設定されているスキャナから画像やドキュメントの読取りを実行する。その結果、期待される画像やドキュメントを読取ることができず、画像やドキュメントの読取りに失敗する、という問題がある。
まず、従来の操作手順により、ステップ(1−2)でアプリケーション内のスキャナ選択部でUSB接続のTWAINドライバ「ABC Kmmn (TWAIN)」を選択する。そして、ステップ(1−3)でアプリケーション上からUSBを介してMFPで読取りを実行する。読取りが完了した時点では、アプリケーションにおいて、次回このアプリケーションを起動するときのデフォルトデバイスとして、このUSB接続のTWAINドライバ「ABC Kmmn (TWAIN)」が選択された状態となっている。次に、MFPからUSBケーブルを抜き、MFPがEthernetネットワークだけを介してPCに接続されている状態にする。この状態から、Device Stageからリンクされたアプリケーションを起動する。そして、IHVネイティブプロトコルのネットワーク接続のTWAINドライバ「ABC Kmmn (TWAIN) Network」を使って、Ethernetネットワークを介してMFPで読取りを実行することを試みる。ステップ(2−5)において、アプリケーション上から読取りを実行した場合、このアプリケーションは、以下のような動作を行う。アプリケーションは、アプリケーション内でデフォルトデバイスと設定されているUSB接続のTWAINドライバ「ABC Kmmn (TWAIN)」を使って画像やドキュメントの読取りを実行しようとする。つまり、このアプリケーションは、IHVネイティブプロトコルのネットワーク接続のTWAINドライバ「ABC Kmmn (TWAIN) Network」は使わない。その結果、MFPがUSBを介してPCと接続されていないため、期待される画像やドキュメントを読取ることができず、画像やドキュメントの読取りに失敗する、という問題もある。
また、本発明の情報処理装置は、監視対象のデバイスの状態を確認し、確認した結果に応じて監視対象のデバイスの状態を表す情報を監視対象のデバイスに対応する状態情報の値に反映させる反映手段と、前記デバイスを管理するデバイス管理手段と、前記デバイスが提供する機能を利用する利用手段と、を有し、前記デバイス管理手段は、デバイスを管理するデバイス管理画面を構成するためのデバイス管理制御用データに記述されている前記状態情報を示す情報に基づいて前記状態情報の値を確認し、確認の結果に応じて、前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトに引数を設定し、前記利用手段は、前記デバイス管理画面に表示されている前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトが指定された場合、前記引数に基づいてデバイスを設定する。
また、本発明の情報処理装置は、デバイスを管理するデバイス管理手段と、前記デバイスが提供する機能を利用する利用手段と、を有し、前記デバイス管理手段は、前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトに、複数の機能を提供するデバイスを管理するデバイス管理画面を構成するためのデバイス管理制御用データに記述されている前記デバイスのドライバのモデル名を引数として設定し、前記利用手段は、前記デバイス管理画面に表示されている前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトが指定された場合、前記引数のモデル名に基づいてデバイスのドライバを選択し、選択したデバイスのドライバに基づいてデバイスを設定する。
尚、以下、Windows 7 Operating Systemの情報の内、特に詳しい説明を付加していないものに関しては、2009年7月22日現在、以下の参考サイト1で公開されている情報であるので、必要以上の説明を省略する。
参考サイト1:http://msdn.microsoft.com/en−us/library/default.aspx
また、以下、USBとは、Universal Serial Busを表す。USBに関しては、2009年7月22日現在、以下の参考サイト2で公開されている情報であるので、必要以上の説明を省略する。
参考サイト2:http://www.usb.org/home
また、以下において、WSDとは、Web Service on Devicesを表する。WSDに関しては、2009年7月22日現在、以下の参考サイト3で公開されている情報であるので、必要以上の説明を省略する。
参考サイト3:http://www.microsoft.com/whdc/connect/rally/rallywsd.mspx
また、以下において、WIAとは、Windows Image Acquisitionの略である。WIAは、Windows Operating System上でイメージスキャナ等から画像を入力するための標準インタフェース(API)であるので、必要以上の説明を省略する。
また、以下において、TWAINとは、TWAIN Working Groupによって管理されているPCとスキャナやデジタルカメラとの間のインタフェースである。TWAINに関しては、2009年7月22日現在、以下の参考サイト4で公開されている情報であるので、必要以上の説明を省略する。
参考サイト4:http://www.twain.org/
図1は、情報処理装置及び周辺装置からなる周辺装置制御システムのシステム構成の一例を示す図である。図1において、1、2は、情報処理装置であり、一般的なパーソナルコンピュータ(以下、PCと略す場合がある)で構成される。PC1、PC2は、図2(a)で後述するようなハードウェアで構成され、Operating System(以下、OSと略す場合がある)としてWindows 7と同等のOSがインストールされている。
PC1、PC2は、それぞれEthernet(登録商標)で構成されるネットワーク4、8に接続されている。3は、マルチファンクションプリンタ(以下、MFPと略す場合がある)であり、カラーインクジェットプリンタ、カラーファクシミリ、カラースキャナ、フラッシュメモリ用の外部ストレージ等で構成され、周辺装置の一例である。MFP3は、ABC社製のKmmnというモデル名のMFPである。尚、周辺装置としては、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナ、デジタルカメラ、及びこれらの複合機能(複数の機能)を備える装置等であってもよい。
図5(b)において、600は、デバイス管理画面であり、図5(a)に示すDevice and Printersフォルダ500内のデバイス503が選択されることにより起動されて、表示される。このデバイス管理画面600を使ってMFP3の管理を行うことができる。デバイス管理画面600の上部には、デバイスアイコン601、デバイス名602、製造元情報603が表示される。デバイスアイコン601のデータは、デバイス管理制御用ファイル格納部905の一部として保持されている(不図示)。また、デバイス名602には、フォルダ500のデバイス503のデバイス名称が、製造元情報603には、<dm:manufacturer>要素801に指定された文字列が表示される。デバイス管理画面600の下部には、デバイス503に関連付けられた機能へのリンクが表示されている。つまり、プリンタキューボタン604、印刷設定ボタン605、画像の読み込み(WIA)ボタン610、画像の読み込み(TWAIN)ボタン611が表示される。尚、以下、画像の読み込み(WIA)ボタン610は、単に読み込み(WIA)ボタン610とも記す。また、以下、画像の読み込み(TWAIN)ボタン611は、単に読み込み(TWAIN)ボタン611とも記す。尚、画像の読み込み(TWAIN)ボタン611は、オブジェクトの一例である。
後述する図8、図9に示す<dm:functions>要素803の中に、それぞれのボタン及び機能を表す<dm:function>要素804、839、840、841、842、843、844が記載されている。画像の読み込み(TWAIN)ボタン611は、PC1とMFP3との接続状況に応じてTWAINアプリケーション142起動時にセットされる引数が異なる。
図6の(c)は、スキャナ選択ダイアログを表す図である。図6の(c)において、622は、OS標準のスキャナ選択ダイアログである。623は、スキャナ選択部であり、PC1にインストールされているWIAドライバがこの中に表示されていて、WIAドライバを選択することで、WIAアプリケーション143で画像を読取るスキャナ(ドライバ)を指定することができる。本実施形態では、次の何れかを選択することができる。
ABC Kmmn (WIA)
ABC Kmmn WSD (WIA)
XYZ Defg (WIA)
「ABC Kmmn (WIA)」
は、MFP3がUSBインタフェース14を介してPC1に接続されていて製造元(ABC社)製のIHV WIAドライバ704がインストールされている場合にMFP3に割り当てられたWIAドライバ704の選択肢を表す。
「ABC Kmmn WSD (WIA)」
は、MFP3がネットワーク4を介してWSDを使ってPC1に接続されていてOS標準のStandard WIAドライバ703がインストールされている場合にMFP3に割り当てられたWIAドライバ703の選択肢を表す。
「XYZ Defg (WIA)」
は、MFP7がネットワーク4を介してWSDを使ってPC1に接続されていてOS標準のStandard WIAドライバ703がインストールされている場合にMFP7に割り当てられたWIAドライバ703の選択肢を表す。図6の(c)では、「ABC Kmmn (WIA)」が選択されている状態を表す。
ABC Kmmn (TWAIN)
ABC Kmmn (TWAIN) WSD
ABC Kmmn (TWAIN) Network
「ABC Kmmn (TWAIN)」は、MFP3がUSBインタフェース14を介してPC1に接続されていて製造元(ABC社)製のTWAINドライバ141がインストールされている場合にMFP3に割り当てられたTWAINドライバ141の選択肢を表す。「ABC Kmmn (TWAIN) WSD」は、MFP3がネットワーク4を介してWSDを使ってPC1に接続されていて、TWAINドライバ141がインストールされている場合に、MFP3に割り当てられたTWAINドライバ141の選択肢を表す。「ABC Kmmn (TWAIN) Network」は、MFP3がネットワーク4を介してIHVネイティブプロトコルを使ってPC1に接続されていて、TWAINドライバ141がインストールされている場合に、MFP3に割り当てられたTWAINドライバ141の選択肢を表す。図6の(b)では、「ABC Kmmn (TWAIN)」が選択されている状態を表す。
図6の(d)は、スキャナ選択ダイアログを表す図である。図6の(d)において、625は、TWAINアプリケーション142が表示するスキャナ選択ダイアログである。626は、スキャナ選択部であり、PC1にインストールされているTWAINドライバがこの中に表示されている。ユーザがこのTWAINドライバを選択することで、TWAINアプリケーション142で画像を読取るスキャナ(ドライバ)を指定することができる。本実施形態では、次の何れかを選択することができる。
ABC Kmmn (TWAIN)
ABC Kmmn (TWAIN) WSD
ABC Kmmn (TWAIN) Network
これらの各TWAINドライバに関しては、スキャナ選択部621で前述したものと同一である。図6の(d)では、「ABC Kmmn (TWAIN) Network」が選択されている状態を表す。627はOKボタンであり、このボタンが押下されると、スキャナ選択部626で選択されているTWAINドライバが指定された状態で、TWAINアプリケーション142が起動される。TWAINアプリケーション142は、後述する起動時の第1引数であるTWAINドライバ名が""(空)、即ち不明なデバイスのとき、スキャナ選択ダイアログ625を表示する。
第1引数: TWAINドライバ名
第2引数: 起動元
/devmng・・・デバイス管理画面から起動
/other・・・デバイス管理画面以外から起動
[例1]
TWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN)" /devmng
デバイス管理画面600上からTWAINアプリケーション142を起動して、USB接続でTWAINドライバ141を使ってMFP3で画像を読取るケースの例。
[例2]
TWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN) WSD" /devmng
デバイス管理画面600上からTWAINアプリケーション142を起動して、WSDのネットワーク接続でTWAINドライバ141を使ってMFP3で画像を読取るケースの例。
[例3]
TWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN) Network"/devmng
デバイス管理画面600上からTWAINアプリケーション142を起動して、IHVネイティブプロトコルのネットワーク接続でTWAINドライバ141を使ってMFP3で画像を読取るケースの例。
[例4]
TWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN)" /other
デバイス管理画面以外からTWAINアプリケーション142を起動して、USB接続でTWAINドライバ141を使ってMFP3で画像を読取るケースの例。
前記例1と例4とでは、起動元を表す第2引数だけが異なるが、この第2引数を利用して、TWAINアプリケーション142が、起動元に応じて起動時又は起動後の処理を切換えることができ、ユーザの操作性を向上することができる。第1引数を付加してTWAINアプリケーション142を起動することで、ユーザがスキャナ選択部621でスキャナ(ドライバ)を選択して指定する代わりに、特別な操作を行うことなく自動的に画像を読取るスキャナ(ドライバ)を指定することができる。
[例5]
TWAINScan.exe "" /devmng
デバイス管理画面600上から、図6の(d)に示すスキャナ選択ダイアログ625を表示した後、ユーザにTWAINドライバを選択させた上で、TWAINアプリケーション142を起動。そして、ユーザが選択したTWAINドライバ141を使ってMFP3で画像を読取るケースの例。
図7(b)は、TWAINアプリケーション142を使ってMFP3で画像を読取るために必要なソフトウェア構成を表す。142は、図6(b)に示す製造元(ABC社)製のTWAINアプリケーションである。707は、OS標準のTWAINデータソースマネージャである。141は製造元(ABC社)製のTWAINドライバである。MFP3用のTWAINデータソースは、TWAINドライバ141の中に含まれている。
図8及び図9は、デバイス管理制御用ファイルの内容を表す図である。デバイス管理制御用ファイル800は、英語用のものである。これらの図に示す情報が、ファイル格納部11又は12に格納されている。図8において、<dm:manufacturer>要素801にはデバイス(MFP3)の製造元であるABC社の名前がセットされている。<dm:model>要素802にはデバイス(MFP3)のモデル名であるKmmnがセットされている。これらの情報は、デバイス管理制御用ファイル800のインストール時に利用される。また、デバイス管理制御用ファイル800には、デバイス管理画面600を構成するために必要な情報も記載されている。
「プリンタキューボタン604、印刷設定ボタン605、読み込み(WIA)ボタン610、読み込み(TWAIN)ボタン611」
を表示するために、それぞれのボタン及び機能を表す<dm:function>要素804、839、840、841、842、843、844が<dm:functions>要素803の中にセットされている。
<dm:function>要素804において、
<dm:name xml:lang="en−US">OpenPrinterQueue</dm:name>要素805
には、プリンタキューボタン604上に表示される「Open Printer Queue」という文字列がセットされている。
<dm:execute>openPrinterQueue</dm:execute>要素806
には、プリンタキューフォルダを表示する機能(プログラム)を表すopenPrinterQueueというコードがセットされている。ここでは図示しないが、プリンタキューフォルダは印刷ジョブの状態を表示する機能を備えている。
<dm:function>要素839において、
<dm:name xml:lang="en−US">Printing Preferences</dm:name>要素807
には、印刷設定ボタン605上に表示される「Printing Preferences」という文字列がセットされている。
<dm:execute>printingPreferences</dm:execute>要素808
には、印刷設定ダイアログを表示する機能(プログラム)を表すprintingPreferencesというコードがセットされている。ここでは図示しないが、印刷設定ダイアログとは、プリンタドライバ50のUIモジュール35に備えられている印刷設定画面を表す。
<dm:name xml:lang="en−US">Image Scan (WIA)</dm:name>要素809
には、読み込み(WIA)ボタン610に表示される「Image Scan (WIA)」という文字列がセットされている。
<dm:required>要素810
には、読み込み(WIA)ボタン610を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:device>scanner</dm:device>要素811
は、USBインタフェース14又はWSDのネットワーク4を介してPC1に接続されているデバイスが、WIAドライバ704又は703を利用したスキャナ機能を備えていることを表す。
<dm:available>true</dm:available>要素812
は、USBインタフェース14又はWSDのネットワーク4を介してPC1に接続されているデバイスにおいて、WIAドライバ704又は703を利用したスキャナ機能が利用可能な状態であることを表す。即ち、<dm:required>要素810で表される条件とは、WIAドライバ704又は703を利用した、USB又はWSDのネットワーク接続での画像の読み込みが可能なケースのことである。
<dm:execute>wiaScan</dm:execute>要素813
には、WIAアプリケーション143を起動する機能(プログラム)を表すwiaScanというコードがセットされている。
<dm:name xml:lang="en−US">Image Scan (TWAIN)</dm:name>要素814
には、読み込み(TWAIN)ボタン611に表示される「Image Scan (TWAIN)」という文字列がセットされている。
<dm:required>要素845
には、読み込み(TWAIN)ボタン611を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:device>storage</dm:device>要素815
は、USBインタフェース14を介してPC1に接続されているデバイスが、ストレージ機能を備えていることを表す。
<dm:available>true</dm:available>要素816
は、USBインタフェース14を介してPC1に接続されているデバイスのストレージ機能が、利用可能な状態であることを表す。PC1に接続されているデバイス(MFP3)のスキャナ機能が利用可能であることを判別するには、<dm:required>要素810を利用するのが一般的であると思われる。しかしWindows 7 OSにおいては、<dm:required>要素810を利用する場合、自動切換え制御を行うことができない。つまり、Windows 7 OSは、TWAINドライバ141を利用したスキャナ機能において、USB接続とWSDのネットワーク接続とを区別して、それぞれの接続に合わせて適切な制御を行う、等の自動切換え制御を行うことができない。従って、<dm:required>要素810では、TWAINアプリケーション142の起動時の引数として、PC1とMFP3とのインタフェースに応じて、それぞれのインタフェースにマッチする適切な値をセットすることができない。
そこで、<dm:required>要素845で表されるような、スキャナ機能とは関係の無い別の機能である「ストレージ機能が利用可能であるという状態」を利用する。つまり、これを利用してPC1とデバイス(MFP3)とのインタフェースを特定したスキャナ機能の判別を行うことで、TWAINアプリケーション142起動時に適切な情報を引数としてセットして、ユーザの操作性を向上している。
<dm:execute>TWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN)" /devmng</dm:execute>要素817
には、TWAINアプリケーション142を起動する機能(プログラム)を表すTWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN)" /devmngというコードがセットされている。これにより読み込み(TWAIN)ボタン611が押下された場合、デフォルトのスキャナ(ドライバ)にUSB接続のTWAINドライバ141を表す
「ABC Kmmn (TWAIN)」
がセットされた状態でTWAINアプリケーション142が起動されるので、ユーザの操作性に優れる。
<dm:function>要素842において、
<dm:name xml:lang="en−US">Image Scan (TWAIN) − Select Device</dm:name>要素818
には、読み込み(TWAIN)ボタン611に表示される「Image Scan (TWAIN) − Select Device」という文字列がセットされている。尚、このように、読み込み(TWAIN)ボタン611に表示される文字列は、<dm:name>要素にセットされている文字列が反映されるので、図5の(b)で表示されている文字列と若干異なる場合がある。
<dm:required>要素846
には、読み込み(TWAIN)ボタン611を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:device>storage</dm:device>要素819
は、USBインタフェース14を介してPC1に接続されているデバイスが、ストレージ機能を備えていることを表す。
<dm:available>false</dm:available>要素820
は、USBインタフェース14を介してPC1に接続されているデバイスのストレージ機能が、利用できない状態であることを表す。PC1に接続されているデバイス(MFP3)のスキャナ機能が利用できない状態であることを判別するには、
<dm:required>
<dm:device>scanner</dm:device>
<dm:available>false</dm:available>
</dm:required>
を利用するのが一般的であると思われる。
<dm:execute>TWAINScan.exe "" /devmng</dm:execute>要素821
には、TWAINアプリケーション142を起動する機能(プログラム)を表すTWAINScan.exe "" /devmngというコードがセットされている。これにより読み込み(TWAIN)ボタン611が押下された場合、以下の様にTWAINアプリケーション142が起動される。つまり、まず、スキャナ選択ダイアログ625が表示され、ユーザが選択したTWAINドライバがスキャナ選択部621にセットされた状態でTWAINアプリケーション142が起動される。このようにすることで、ユーザが、使用したいスキャナを未だ準備していないようなケースにおいても、使用したいスキャナ(ドライバ)を正しく指定して、TWAINアプリケーション142を起動することができるので、ユーザの操作性に優れる。
<dm:name xml:lang="en−US">Image Scan (TWAIN)</dm:name>要素822
には、読み込み(TWAIN)ボタン611に表示される「Image Scan (TWAIN)」という文字列がセットされている。
<dm:required>要素847
には、読み込み(TWAIN)ボタン611を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:device>printer</dm:device>要素823
は、PC1に接続されているデバイスが、プリンタ機能を備えていることを表す。
<dm:available>true</dm:available>要素824
は、PC1に接続されているデバイスのプリンタ機能が、利用可能な状態であることを表す。
<dm:port>WSD</dm:port>要素825
は、デバイスのプリンタ機能を利用するためのポートがWSDポートであることを表す。ここで、WSDポートとは、WSDを利用したネットワーク接続のポートである。
<dm:execute>TWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN) WSD" /devmng</dm:execute>要素826
には、TWAINアプリケーション142を起動する機能(プログラム)を表すTWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN) WSD" /devmng
というコードがセットされている。これにより、読み込み(TWAIN)ボタン611が押下された場合、以下の様にTWAINアプリケーション142が起動される。つまり、デフォルトのスキャナ(ドライバ)にWSDのネットワーク接続のTWAINドライバ141を表す「ABC Kmmn (TWAIN) WSD」がセットされた状態でTWAINアプリケーション142が起動される。従って、ユーザの操作性に優れる。
<dm:name xml:lang="en−US">Image Scan (TWAIN)</dm:name>要素827
には、読み込み(TWAIN)ボタン611に表示される「Image Scan (TWAIN)」という文字列がセットされている。
<dm:required>要素848
には、読み込み(TWAIN)ボタン611を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:device>printer</dm:device>要素828
は、PC1に接続されているデバイスが、プリンタ機能を備えていることを表す。
<dm:available>true</dm:available>要素829
は、PC1に接続されているデバイスのプリンタ機能が、利用可能な状態であることを表す。以下において、invert="yes"属性は、論理を反転することを意味する。
<dm:port invert="yes">LPT</dm:port>要素830は、デバイスのプリンタ機能を利用するためのポートがLPT(パラレル)ポートではないことを表す。
<dm:port invert="yes">COM</dm:port>要素831
は、デバイスのプリンタ機能を利用するためのポートがCOM(シリアル)ポートではないことを表す。
<dm:port invert="yes">FILE</dm:port>要素832
は、デバイスのプリンタ機能を利用するためのポートがFILE(ファイル出力)ポートではないことを表す。
<dm:port invert="yes">IR</dm:port>要素833
は、デバイスのプリンタ機能を利用するためのポートがIrDA(赤外線)ポートではないことを表す。
は、デバイスのプリンタ機能を利用するためのポートがXPS(XPSファイル出力)ポートではないことを表す。
<dm:port invert="yes">BTH</dm:port>要素835
は、デバイスのプリンタ機能を利用するためのポートがBluetoothポートではないことを表す。
<dm:port invert="yes">USB</dm:port>要素836
は、デバイスのプリンタ機能を利用するためのポートがUSBポートではないことを表す。
<dm:port invert="yes">WSD</dm:port>要素837
は、デバイスのプリンタ機能を利用するためのポートがWSDポートではないことを表す。PC1に接続されているデバイス(MFP3)のスキャナ機能が利用可能であることを判別するには、<dm:required>要素810を利用するのが一般的であると思われる。しかしながら、Windows 7 OSにおいては、<dm:required>要素810を利用する場合、TWAINドライバ141を利用したスキャナ機能において、IHVネイティブプロトコルのネットワーク接続を検出することができない。
<dm:required>要素810や
<dm:required>要素847
では、IHVネイティブプロトコルのネットワーク接続において、TWAINアプリケーション142の起動時の引数として、PC1とMFP3とのインタフェースに応じて、それぞれのインタフェースにマッチする適切な値をセットすることができない。そこで、<dm:required>要素848で表されるような、スキャナ機能とは関係の無い別の機能である「プリンタ機能が利用可能であるという状態」と「プリンタ機能のポート名の排他論理」とを利用する。つまり、これらを利用してPC1とデバイス(MFP3)とのインタフェースを特定したスキャナ機能の判別を行うことで、TWAINアプリケーション142の起動時に適切な情報を引数としてセットして、ユーザの操作性を向上している。この様に、<dm:required>要素848で表される条件とは、ここでは、TWAINドライバによるIHVネイティブプロトコルのネットワーク接続での画像の読み込みが可能なケースのことである。
<dm:execute>TWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN) Network" /devmng</dm:execute>要素838
には、TWAINアプリケーション142を起動する機能(プログラム)を表すTWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN) Network" /devmngというコードがセットされている。これにより、読み込み(TWAIN)ボタン611が押下された場合、以下のようにTWAINアプリケーション142が起動される。つまり、デフォルトのスキャナ(ドライバ)にIHVネイティブプロトコルのネットワーク接続のTWAINドライバ141を表す「ABC Kmmn (TWAIN) Network」がセットされた状態でTWAINアプリケーション142が起動される。従って、ユーザの操作性に優れる。
デバイス(MFP3)がPC(PC1)にUSBインタフェース14又はネットワーク4を介して接続されると(S1301)、PC1がデバイスIDを取得する(S1302)。デバイスIDは、例えば「MFG:ABC;MDL:Kmmn;CLS:PRINTER;CMD:K4;DES:ABC Kmmn;」のような文字列で表されるものである。PC1がUSBインタフェース14又はネットワーク4を介してMFP3から取得することができるMFP3のプリンタ機能のデバイスIDであり、次の情報を表す。
製造元(MFG:) : ABC
モデル(MDL:) : Kmmn
クラス(CLS:) : PRINTER
コマンド(CMD:): K4(ABC社プライベートの印刷制御用コマンド)
ディスクリプション(DES:): ABC Kmmn
次に、デバイス管理80が、PC1にドライバ(プリンタドライバ50、FAXドライバ、WIAドライバ703又は704、及びTWAINドライバ141)が既にインストール済みかを判断する(S1303)。以下、図11の説明においてドライバ(プリンタドライバ50、FAXドライバ、WIAドライバ703又は704、及びTWAINドライバ141)は、単にドライバと記す。
図11のステップS1307において、デバイス管理制御用ファイルのインストールの処理が実行されると、図12において、デバイス管理80がデバイス管理のインストールの処理を開始する(S1401)。まず、デバイス管理80がUSBインタフェース14又はネットワーク4を介して接続されているデバイス(MFP3)のデバイスIDを確認する(S1402)。このデバイスIDに含まれている製造元(MFG:)、モデル(MDL:)情報をもとに、デバイス管理80がPC1に接続されているデバイス(MFP3)用のデバイス管理制御用ファイル800を検索する(S1403)。図8及び図9のデバイス管理制御用ファイル800には、<dm:manufacturer>要素801、<dm:model>要素802にデバイス(MFP3)に対応した製造元(MFG:)「ABC」、モデル(MDL:)「Kmmn」が記載されている。
本実施形態においては、デバイス(MFP3)に対応したデバイス管理制御用ファイル800が検出され、インストールされたものとする。ステップS1404において、デバイス管理制御用ファイル800が見つからなかった場合、デバイス管理80がデバイス管理制御用ファイル800をインストールせずに、デバイス管理制御用ファイルのインストールの処理を終了する(S1407)。
図11のステップS1308において、デバイス管理80がデバイス管理の起動の処理を実行すると、図13において、デバイス管理80がデバイス管理画面の起動の処理を開始する(S1501)。また、ユーザがフォルダ500内のデバイス503を選択した場合も、デバイス管理80がデバイス管理画面の起動の処理を開始する。
デバイス管理制御部902がフォルダ500にて選択されたデバイス名を取得する(S1502)。本実施形態においては、デバイス503が選択されているので、「ABC Kmmn」というデバイス名が取得される。このデバイス名をもとに、デバイス管理制御用ファイル読取り部904が図12のステップS1405で保存された図8及び図9に示すデバイス管理制御用ファイル800をロードする(S1503)。このデバイス管理制御用ファイル800をもとに、デバイス管理制御部902が図14で後述するデバイス管理画面の表示内容の構築処理を実行する(S1504)。ステップS1504で構築されたデバイス管理画面の表示内容に従って、デバイス管理制御部902が表示部901を介してデバイス管理画面600を表示する(S1505)。そして、デバイス管理80がデバイス管理画面の起動の処理を終了する(S1506)。
図13のステップS1504において、デバイス管理画面の表示内容の構築処理が実行されると、デバイス管理制御部902がデバイス管理画面の表示内容の構築の処理を開始する(S1201)。デバイス管理制御部902が図8の<dm:name>要素805と<dm:execute>要素806との内容に従って、プリンタキューボタン604を構築する(S1202)。デバイス管理制御部902が図8の<dm:name>要素807と<dm:execute>要素808との内容に従って、印刷設定ボタン605を構築する(S1203)。
デバイス管理制御部902が図8の<dm:device>要素811と<dm:available>要素812との内容に従って、スキャナの接続とインストール状況を確認する(S1204)。
確認の結果、MFP3がUSBインタフェース14を介してPC1に接続されていて(S1205)、製造元(ABC社)製のIHV WIAドライバ704がインストールされている場合、ステップ1206へ進む。或いは、MFP3がネットワーク4を介してWSDを使ってPC1に接続されていて、OS標準のStandard WIAドライバ703がインストールされている場合(S1205)、ステップ1206へ進む。これらの何れにも該当しない場合(S1205)、ステップS1207へ進む。
ステップS1206において、デバイス管理制御部902が図8の<dm:name>要素809と<dm:execute>要素813との内容に従って、読み込み(WIA)ボタン610を構築する。ステップS1206は、IHV WIAドライバ704又はStandard WIAドライバ703によるUSB又はネットワーク(WSD)接続での画像の読み込みが可能なケースを表す。
確認の結果、MFP3がUSBインタフェース14を介してPC1に接続されていて、OS標準のストレージクラスのドライバがインストールされている場合(S1208)、ステップS1209へ進む。それ以外の場合(S1208)、ステップS1210へ進む。
ステップS1209において、デバイス管理制御部902が図8の<dm:name>要素814と<dm:execute>要素817との内容に従って、USB接続用の読み込み(TWAIN)ボタン611を構築する。ステップS1209は、TWAINドライバ141によるUSB接続での画像の読み込みが可能なケースを表す。
ステップS1210において、デバイス管理制御部902が図8の<dm:name>要素818と<dm:execute>要素821との内容に従って、図6の(d)に示すスキャナ選択ダイアログ625を表示する。そして、デバイス管理制御部902は、ユーザによって選択される接続用の読み込み(TWAIN)ボタン611を構築する。ステップS1210は、TWAINドライバ141によるUSB接続での画像の読み込みができないケース、例えば、PC1とMFP3とがUSBインタフェース14やネットワーク4を介して接続されていないケースを表す。この様なケースにおいては、TWAINアプリケーション142が、まず、図6の(d)に示すスキャナ選択ダイアログ625を表示する。そして、ユーザが選択したTWAINドライバをスキャナ選択部621にセットした状態で、TWAINアプリケーション142が起動するのが望ましい。従って、図6の(d)に示すスキャナ選択ダイアログ625を表示させる読み込み(TWAIN)ボタン611を構築する。
確認の結果、MFP3がネットワーク4を介してWSDを使ってPC1に接続されていて、プリンタドライバ50がインストールされている場合(S1212)、ステップS1213へ進む。それ以外の場合(S1212)、ステップS1214へ進む。ステップS1213において、デバイス管理制御部902が図8の<dm:name>要素822と<dm:execute>要素826との内容に従って、ネットワーク(WSD)接続用の読み込み(TWAIN)ボタン611を構築する。
ステップS1213は、TWAINドライバ141によるネットワーク(WSD)接続での画像の読み込みが可能なケースを表す。
デバイス管理制御部902が図9の<dm:device>要素828、<dm:available>要素829、及び<dm:port>要素830〜837の内容に従って、プリンタの接続とインストール状況を確認する(S1214)。
確認の結果、MFP3がネットワーク4を介してIHVネイティブプロトコルを使ってPC1に接続されていて、プリンタドライバ50がインストールされている場合(S1215)、ステップS1216へ進む。それ以外の場合、ステップS1217へ進み、デバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する。
ステップS1216においてデバイス管理制御部902が図9の<dm:name>要素827と<dm:execute>要素838との内容に従ってネットワーク(IHVネイティブプロトコル)接続用の読み込み(TWAIN)ボタン611を構築する。ステップS1216は、TWAINドライバ141によるネットワーク(IHVネイティブプロトコル)接続での画像の読み込みが可能なケースを表す。その後、ステップS1217へ進み、デバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する。
デバイス管理画面600上の読み込み(TWAIN)ボタン611が押下されると(指定されると)、TWAINアプリケーション142の起動の処理が開始される(S1101)。ステップS1101において、図10のデバイス管理80内のデバイス管理制御部902が、リンク実行部903を介して図8、図9の<dm:execute>要素817、821、826、又は838に記載されている情報をアプリケーション制御部907に渡す。この情報から、アプリケーション制御部907が第1引数のTWAINドライバ名で表されたデバイス指定情報を取得する(S1102)。
アプリケーション制御部907が第1引数のTWAINドライバ名、即ち、デバイス指定情報の有無を確認し、デバイスの指定(デバイス指定情報)が有る場合(S1103)、ステップS1111へ進む。ステップS1103において、デバイスの指定(デバイス指定情報)が無い場合、ステップS1105へ進む。本実施形態では、図8、図9の<dm:execute>要素817、821、826、又は838に記載されている第1引数のTWAINドライバ名によりデバイスの指定が行われるので、ステップS1103からステップS1111へ進む。例えば、第1引数がセットされずにTWAINアプリケーション142が起動された場合、ステップS1103からステップS1105へ進む。
ステップS1111において、アプリケーション制御部907が、第1引数のTWAINドライバ名が""(空)で不明なデバイスであると判定した場合、ステップS1112へ進み、不明なデバイスでないと判定した場合、ステップS1104へ進む。ステップS1112において、アプリケーション制御部907が、図6の(d)に示すスキャナ選択ダイアログ625を表示する。アプリケーション制御部907は、ユーザがスキャナ選択部626でTWAINドライバを選択してOKボタン627を押下すると、選択されているTWAINドライバ名で指定されるスキャナ(TWAINドライバ)を第1引数にセットした状態にして、ステップS1104へ進む。
ステップS1104において、デフォルトデバイス設定部908が指定されたデバイス(TWAINドライバ名で指定されるスキャナ)をTWAINアプリケーション142のデフォルトデバイスに設定し、ステップS1109へ進む。
ステップS1105において、アプリケーション制御部907が、ステップS1101でリンク実行部903を介してデバイス管理制御部902から渡された情報を、起動元判断部906へ渡す。前記情報とは、図8、図9の<dm:execute>要素817、821、826、又は838に記載されている情報である。起動元判断部906は、第2引数の起動元を取得する。起動元判断部906は、起動元がデバイス管理画面かデバイス管理画面以外かを確認し、起動元がデバイス管理画面(本実施形態ではデバイス管理画面600)の場合(S1106)、ステップS1104へ進む。ステップS1106において、起動元がデバイス管理画面以外の場合、ステップS1107へ進む。本実施形態では、図8、図9の<dm:execute>要素817、821、826、又は838に記載されている第2引数の/devmngにより起動元としてデバイス管理画面600が指定されるので、ステップS1106からステップS1104へ進む。例えば、デバイス管理画面以外からTWAINアプリケーション142が起動された場合、起動元として第2引数に「/other」が指定されているので、ステップS1106からステップS1107へ進む。
ステップS1108において、デフォルトデバイス設定部908が、ステップS1107で取得したOSのデフォルトデバイスから適切なデバイス(ドライバ)名を発見できなかった場合、以下の処理を実行する。即ち、デフォルトデバイス設定部908は、TWAINアプリケーション142が前回起動したときに設定されていたデバイス(ドライバ)名をデフォルトデバイスに設定する。ステップS1109において、アプリケーション制御部907がTWAINアプリケーション142を表示し、TWAINアプリケーションの起動処理を完了する(S1110)。このとき、ステップS1104又はS1108で設定されたデフォルトデバイスが選択された状態で、TWAINアプリケーション142が起動して、表示されている。尚、TWAINアプリケーション142のデフォルトデバイスの情報は、TWAINアプリケーション142が管理するRAM201上のメモリ内に保持される。
図16は、デバイス管理画面とマニュアルとの一例を示す図である。図16の(a)において、図5(b)で既に説明している内容に関しては、その説明を省略する。図16(a)において、1770は、デバイス管理画面であり、図5(a)に示すDevice and Printersフォルダ500内のデバイス503が選択されることにより起動されて、表示される。このデバイス管理画面1770を使ってMFP3の管理を行うことができる。デバイス管理画面1770の下部には、デバイス503に関連付けられた機能へのリンクが表示されている。より具体的には、プリンタキューボタン604、印刷設定ボタン605、マニュアル表示ボタン1780が表示される。図17、図18に示す<dm:functions>要素1781の中に、それぞれのボタン及び機能を表す<dm:function>要素804、839、1701、1706、1711、1716、1721、1726、1731、1736が記載されている。マニュアル表示ボタン1780は、MFP3の操作説明が記載されている図16(b)に示すマニュアル1771を表示するボタンである。このボタンが押下されると、PC1内の所定の場所にインストールされているマニュアル1771が起動されて、表示される。
図16(b)において、1771はMFP3のマニュアルであり、CHM形式のファイル(Manual.chm)で構成される。マニュアル1771機種と言語とに依存していて、専用のセットアップアプリケーションにより、次に示すような所定の場所にインストールされる。また、このセットアップアプリケーションは、マニュアル1771がインストールされているフルパスを、次に示すようなレジストリ情報(文字列(Type: REG_SZ))としても記載する。ここで、レジストリ情報とは、状態情報の一例であり、レジストリに保存される情報である。
インストールされる場所:
C:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥English¥Manual.chm
レジストリ情報:
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥ABC Kmmn¥
Name Data
manual_path C:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥English¥Manual.chm
[OSのインストール先がEドライブで言語が日本語の場合の例]
インストールされる場所:
E:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥Japanese¥Manual.chm
レジストリ情報:
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥ABC Kmmn¥
Name Data
manual_path E:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥Japanese¥Manual.chm
[OSのインストール先がHドライブで言語がアラビア語の場合の例]
インストールされる場所:
H:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥Arabic¥Manual.chm
レジストリ情報:
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥ABC Kmmn¥
Name Data
manual_path H:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥Arabic¥Manual.chm
[OSのインストール先がKドライブで言語がロシア語の場合の例]
インストールされる場所:
K:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥Russian¥Manual.chm
レジストリ情報:
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥ABC Kmmn¥
Name Data
manual_path K:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥Russian¥Manual.chm
図17及び図18は、デバイス管理制御用ファイルの内容の一例を示す図である。デバイス管理制御用ファイル1700は英語用のものである。これらの図に示す情報が、ファイル格納部11又は12に格納されている。図17及び図18において、図8又は図9で既に説明している内容に関しては、その説明を省略する。デバイス管理制御用ファイル1700には、デバイス管理画面1770を構成するために必要な情報が記載されている。MFP3がPC1に接続されているときに起動して表示されるデバイス管理画面1770上に、図16に示すボタン、つまり、
プリンタキューボタン604、印刷設定ボタン605、マニュアル表示ボタン1780
を表示するために、それぞれのボタン及び機能を表す
<dm:function>要素804、839、1701、1706、1711、1716、1721、1726、1731、1736
が、<dm:functions>要素1781の中にセットされている。
<dm:function>要素1701において、
<dm:name xml:lang="en−US">On−screen Manual</dm:name>要素1702
には、マニュアル表示ボタン1780に表示される「On−screen Manual」という文字列がセットされている。
<dm:required>要素1703
には、マニュアル表示ボタン1780を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:keywordInRegistry>要素1704
は、レジストリ情報として、
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥ABC Kmmn¥
Name Data
manual_path A:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥English¥Manual.chm
がセットされている場合を表す。これは、OSのインストール先がAドライブで言語が英語の場合を表す。尚、図17及び図18において、「HKLM」は「HKEY_LOCAL_MACHINE」の短縮形であり、OS内で「HKEY_LOCAL_MACHINE」に変換されて処理される。
には、OSのインストール先がAドライブで言語が英語の環境において、英語のマニュアル1771がインストールされている場合に、それを実行するためのマニュアル1771のフルパスがセットされている。
<dm:function>要素1706において、
<dm:name xml:lang="en−US">On−screen Manual</dm:name>要素1707
には、マニュアル表示ボタン1780に表示される「On−screen Manual」という文字列がセットされている。<dm:required>要素1708には、マニュアル表示ボタン1780を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:keywordInRegistry>要素1709
は、レジストリ情報として、
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥ABC Kmmn¥
Name Data
manual_path B:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥English¥Manual.chm
がセットされている場合を表す。これは、OSのインストール先がBドライブで言語が英語の場合を表す。
<dm:execute>要素1710
には、OSのインストール先がBドライブで言語が英語の環境において、英語のマニュアル1771がインストールされている場合に、それを実行するためのマニュアル1771のフルパスがセットされている。OSのインストール先がC〜Xドライブで言語が英語の場合の<dm:function>要素に関しては、<dm:function>要素1701、<dm:function>要素1706と比較してドライブ情報が異なるだけなので、図示を省略する。
<dm:function>要素1711において、
<dm:name xml:lang="en−US">On−screen Manual</dm:name>要素1712
には、マニュアル表示ボタン1780に表示される「On−screen Manual」という文字列がセットされている。<dm:required>要素1713には、マニュアル表示ボタン1780を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:keywordInRegistry>要素1714
は、レジストリ情報として、
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥ABC Kmmn¥
Name Data
manual_path Y:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥English¥Manual.chm
がセットされている場合を表す。これは、OSのインストール先がYドライブで言語が英語の場合を表す。<dm:execute>要素1715には、OSのインストール先がYドライブで言語が英語の環境において、英語のマニュアル1771がインストールされている場合に、それを実行するためのマニュアル1771のフルパスがセットされている。
<dm:name xml:lang="en−US">On−screen Manual</dm:name>要素1717
には、マニュアル表示ボタン1780に表示される「On−screen Manual」という文字列がセットされている。
<dm:required>要素1718
には、マニュアル表示ボタン1780を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:keywordInRegistry>要素1719
は、レジストリ情報として、
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥ABC Kmmn¥
Name Data
manual_path Z:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥English¥Manual.chm
がセットされている場合を表す。これは、OSのインストール先がZドライブで言語が英語の場合を表す。
<dm:execute>要素1720
には、OSのインストール先がZドライブで言語が英語の環境において、英語のマニュアル1771がインストールされている場合に、それを実行するためのマニュアル1771のフルパスがセットされている。
OSのインストール先のドライブとして、A〜Zドライブが論理的に考えられる。これに対して、この様な<dm:function>要素1701〜1716を用意しておくことで、これらの中の任意のドライブにOSがインストールされているケースにおいて、マニュアル表示ボタン1780を正常に表示することができる。そして、このマニュアル表示ボタン1780が押下されたときに、英語のマニュアル1771を正常に表示することができるので、ユーザの操作性に優れる。
<dm:function>
<dm:name xml:lang="en−US">On−screen Manual</dm:name>
<dm:required>
<dm:keywordInRegistry key="HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥ABC Kmmn"name="manual_path">
A:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥Japanese¥Manual.chm
</dm:keywordInRegistry>
</dm:required>
<dm:execute>
A:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥Japanese¥Manual.chm
</dm:execute>
</dm:function>
これにより、OSの言語が日本語の場合においても、A〜Zの中の任意のドライブにOSがインストールされているケースにおいて、マニュアル表示ボタン1780を正常に表示することができる。従って、このマニュアル表示ボタン1780が押下されたときに、日本語のマニュアル1771を正常に表示することができるので、ユーザの操作性に優れる。
<dm:function>要素1721において、
<dm:name xml:lang="en−US">On−screen Manual</dm:name>要素1722
には、マニュアル表示ボタン1780に表示される「On−screen Manual」という文字列がセットされている。
<dm:required>要素1723
には、マニュアル表示ボタン1780を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:keywordInRegistry>要素1724
は、レジストリ情報として、
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥ABC Kmmn¥
Name Data
manual_path A:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥Arabic¥Manual.chm
がセットされている場合を表す。これは、OSのインストール先がAドライブで言語がアラビア語の場合を表す。
<dm:execute>要素1725
には、OSのインストール先がAドライブで言語がアラビア語の環境において、アラビア語のマニュアル1771がインストールされている場合に、それを実行するためのマニュアル1771のフルパスがセットされている。OSのインストール先がB〜Yドライブで言語がアラビア語の場合の<dm:function>要素に関しては、<dm:function>要素1721と比較してドライブ情報が異なるだけなので、図示を省略する。
<dm:name xml:lang="en−US">On−screen Manual</dm:name>要素1727
には、マニュアル表示ボタン1780に表示される「On−screen Manual」という文字列がセットされている。
<dm:required>要素1728
には、マニュアル表示ボタン1780を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:keywordInRegistry>要素1729
は、レジストリ情報として、
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥ABC Kmmn¥
Name Data
manual_path Z:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥Arabic¥Manual.chm
がセットされている場合を表す。これは、OSのインストール先がZドライブで言語がアラビア語の場合を表す。
<dm:execute>要素1730
には、OSのインストール先がZドライブで言語がアラビア語の環境において、アラビア語のマニュアル1771がインストールされている場合に、それを実行するためのマニュアル1771のフルパスがセットされている。
<dm:function>要素1731において、
<dm:name xml:lang="en−US">On−screen Manual</dm:name>要素1732
には、マニュアル表示ボタン1780に表示される「On−screen Manual」という文字列がセットされている。
<dm:required>要素1733
には、マニュアル表示ボタン1780を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:keywordInRegistry>要素1734
は、レジストリ情報として、
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥ABC Kmmn¥
Name Data
manual_path A:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥Russian¥Manual.chm
がセットされている場合を表す。これは、OSのインストール先がAドライブで言語がロシア語の場合を表す。<dm:execute>要素1735には、OSのインストール先がAドライブで言語がロシア語の環境において、ロシア語のマニュアル1771がインストールされている場合に、それを実行するためのマニュアル1771のフルパスがセットされている。OSのインストール先がB〜Yドライブで言語がロシア語の場合の<dm:function>要素に関しては、<dm:function>要素1731と比較してドライブ情報が異なるだけなので、図示を省略する。
<dm:name xml:lang="en−US">On−screen Manual</dm:name>要素1737
には、マニュアル表示ボタン1780に表示される「On−screen Manual」という文字列がセットされている。
<dm:required>要素1738
には、マニュアル表示ボタン1780を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:keywordInRegistry>要素1739
は、レジストリ情報として、
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥ABC Kmmn¥
Name Data
manual_path Z:¥Program Files¥ABC¥ABC Kmmn¥Russian¥Manual.chm
がセットされている場合を表す。これは、OSのインストール先がZドライブで言語がロシア語の場合を表す。
<dm:execute>要素1740
には、OSのインストール先がZドライブで言語がロシア語の環境において、ロシア語のマニュアル1771がインストールされている場合に、それを実行するためのマニュアル1771のフルパスがセットされている。
本実施形態におけるアラビア語やロシア語の例の様に、マニュアル1771が用意されているが、デバイス管理制御用ファイル1700が用意されていない言語に対しては、図18に示すようなこれらの言語専用の<dm:function>要素1721〜1736を用意しておく。これにより、OSの言語がこれらの言語の中の任意の何れかの場合においても、マニュアル表示ボタン1780を正常に表示することができる。従って、このマニュアル表示ボタン1780が押下されたときに、そのOSの言語と同じ言語のマニュアル1771を正常に表示することができるので、ユーザの操作性に優れる。
また、これらの言語においても、OSのインストール先のドライブとして、A〜Zドライブが論理的に考えられる。これに対しても、この様な<dm:function>要素1721〜1726、<dm:function>要素1731〜1736を用意しておく。このようにすることで、これらの中の任意のドライブにOSがインストールされているケースにおいて、マニュアル表示ボタン1780を正常に表示することができる。つまり、このマニュアル表示ボタン1780が押下されたときに、OSの言語と同じ言語のマニュアル1771を正常に表示することができるので、ユーザの操作性に優れる。
デバイス管理制御部902が図17の<dm:keywordInRegistry>要素1704の内容に従って、OSの言語と同じ言語用のマニュアル1771のインストール状況を確認する(S1904)。図17の<dm:keywordInRegistry>要素1704は、OSがAドライブにインストールされている場合の例である。OSの言語と同じ言語用のマニュアル1771がインストールされている場合(S1905)、ステップS1906へ進む。OSの言語と同じ言語用のマニュアル1771がインストールされていない場合、ステップS1907へ進む。
ステップS1906においてデバイス管理制御部902が図17の<dm:name>要素1702と<dm:execute>要素1705との内容に従ってOSの言語と同じ言語用のマニュアル1771を表示するためのマニュアル表示ボタン1780を構築する。図17の<dm:name>要素1702は、OSがAドライブにインストールされている場合の例である。また、図17の<dm:execute>要素1705は、OSがAドライブにインストールされている場合の例である。
ステップS1910において、デバイス管理制御部902が図18の<dm:keywordInRegistry>要素1734の内容に従って、ロシア語用のマニュアル1771のインストール状況を確認する。図18の<dm:keywordInRegistry>要素1734は、OSがAドライブにインストールされている場合の例である。ロシア語用のマニュアル1771がインストールされている場合(S1911)、ステップS1912へ進む。ロシア語用のマニュアル1771がインストールされていない場合、ステップS1913へ進み、デバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する。
ステップS1912において、デバイス管理制御部902が図18の<dm:name>要素1732と<dm:execute>要素1735との内容に従って、ロシア語用のマニュアル1771を表示するためのマニュアル表示ボタン1780を構築する。そして、デバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1913)。図18の<dm:name>要素1732は、OSがAドライブにインストールされている場合の例である。また、図18の<dm:execute>要素1735は、OSがAドライブにインストールされている場合の例である。
実施形態1では、周辺装置の例としてカラーインクジェットプリンタ、カラーファクシミリ、カラースキャナ、フラッシュメモリ用の外部ストレージ等を備えるMFP3を例に挙げた。そして、以下の(1)〜(4)に示すような状態やポート名を利用して、ユーザの使用環境に応じて適切なデバイスの機能を提供する、という目的を達成した。
(1)スキャナ機能とは関係の無い別の機能である「ストレージ機能が利用可能であるという状態」
(2)スキャナ機能とは関係の無い別の機能である「ストレージ機能が利用できないという状態」
(3)スキャナ機能とは関係の無い別の機能である「プリンタ機能が利用可能であるという状態」と「プリンタ機能のポート名」
(4)スキャナ機能とは関係の無い別の機能である「プリンタ機能が利用可能であるという状態」と「プリンタ機能のポート名の排他論理」
しかしながら、周辺装置の例として、
・外部ストレージを備えておらず、プリンタとスキャナとだけから構成されるMFP
・プリンタを備えておらず、スキャナ、ファクシミリ、外部ストレージだけから構成されるMFP
・プリンタや外部ストレージの機能を備えていない単機能のカラースキャナ
等を挙げた場合、前述した実施形態1では上述した目的を達成することができない。実施形態3では、この様なMFPや単機能のスキャナ等の任意の周辺装置において、上述した目的を達成することができる周辺装置制御システムの例を説明する。
以下の実施形態3の中において、説明の都合上、MFP3はプリンタ機能及び外部ストレージを備えていない単機能のスキャナであると仮定する。
<dm:function>要素951において、
<dm:name xml:lang="en−US">Image Scan (TWAIN)</dm:name>要素952
には、読み込み(TWAIN)ボタン611に表示される「Image Scan (TWAIN)」という文字列がセットされている。
<dm:required>要素953
には、読み込み(TWAIN)ボタン611を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:keywordInRegistry key="HKCU¥Software¥ABC¥Network Utility¥Kmmn" name="active" option="equal"></dm:keywordInRegistry>要素954
には、前記条件としてレジストリ情報がセットされており、option属性で指定されている"equal"が「一致する」の意味を表すので、次に示すレジストリ情報と一致する場合に、読み込み(TWAIN)ボタン611が表示される。
HKEY_CURRENT_USER_MACHINE¥Software¥ABC¥Network Utility¥Kmmn¥
Name: active
Type: REG_SZ
Data: 無し
即ち、activeに、値がセットされていない場合に読み込み(TWAIN)ボタン611が表示される。
<dm:execute>TWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN)" /devmng</dm:execute>要素955
には、TWAINアプリケーション142を起動する機能(プログラム)を表すTWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN)" /devmngというコードがセットされている。これにより読み込み(TWAIN)ボタン611が押下された場合、デフォルトのスキャナ(ドライバ)にUSB接続のTWAINドライバ141を表す「ABC Kmmn (TWAIN)」がセットされた状態でTWAINアプリケーション142が起動される。従って、ユーザの操作性に優れる。
<dm:name xml:lang="en−US">Image Scan (TWAIN) − Select Device</dm:name>要素957
には、読み込み(TWAIN)ボタン611に表示される「Image Scan (TWAIN) − Select Device」という文字列がセットされている。尚、このように、読み込み(TWAIN)ボタン611に表示される文字列は、<dm:name>要素にセットされている文字列が反映されるので、図5の(b)で表示されている文字列と若干異なる場合がある。
<dm:required>要素958
には、読み込み(TWAIN)ボタン611を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:keywordInRegistry key="HKCU¥Software¥ABC¥Network Utility¥Kmmn" name="active" option="equal">0</dm:keywordInRegistry>要素959
には、前記条件としてレジストリ情報がセットされており、option属性で指定されている"equal"が「一致する」の意味を表すので、次に示すレジストリ情報と一致する場合に、読み込み(TWAIN)ボタン611が表示される。
HKEY_CURRENT_USER_MACHINE¥Software¥ABC¥Network Utility¥Kmmn¥
Name: active
Type: REG_SZ
Data: 0
即ち、activeに「0」の値がセットされている場合に読み込み(TWAIN)ボタン611が表示される。
には、TWAINアプリケーション142を起動する機能(プログラム)を表すTWAINScan.exe "" /devmngというコードがセットされている。これにより読み込み(TWAIN)ボタン611が押下された場合、以下の様にTWAINアプリケーション142が起動される。つまり、まず、スキャナ選択ダイアログ625が表示され、ユーザが選択したTWAINドライバがスキャナ選択部621にセットされた状態でTWAINアプリケーション142が起動される。このようにすることで、ユーザが、使用したいスキャナを未だ準備していないようなケースにおいても、使用したいスキャナ(ドライバ)を正しく指定して、TWAINアプリケーション142を起動することができるので、ユーザの操作性に優れる。
<dm:name xml:lang="en−US">Image Scan (TWAIN)</dm:name>要素962
には、読み込み(TWAIN)ボタン611に表示される「Image Scan (TWAIN)」という文字列がセットされている。
<dm:required>要素963
には、読み込み(TWAIN)ボタン611を表示するための条件を表す情報がセットされている。
<dm:keywordInRegistry key="HKCU¥Software¥ABC¥Network Utility¥Kmmn" name="active" option="greater">0</dm:keywordInRegistry>要素964
には、前記条件としてレジストリ情報がセットされており、option属性で指定されている"greater"が「より大きい」の意味を表す。従って、次に示すレジストリ情報の値より大きい値がセットされている場合に、読み込み(TWAIN)ボタン611が表示される。
HKEY_CURRENT_USER_MACHINE¥Software¥ABC¥Network Utility¥Kmmn¥
Name: active
Type: REG_SZ
Data: 0
即ち、activeに「0」より大きい値がセットされている場合に読み込み(TWAIN)ボタン611が表示される。
<dm:execute>TWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN) Network" /devmng</dm:execute>要素965
には、TWAINアプリケーション142を起動する機能(プログラム)を表すTWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN) Network" /devmngというコードがセットされている。これにより、読み込み(TWAIN)ボタン611が押下された場合、以下のようにTWAINアプリケーション142が起動される。つまり、デフォルトのスキャナ(ドライバ)にIHVネイティブプロトコルのネットワーク接続のTWAINドライバ141を表す「ABC Kmmn (TWAIN) Network」がセットされた状態でTWAINアプリケーション142が起動される。従って、ユーザの操作性に優れる。
HKEY_CURRENT_USER_MACHINE¥Software¥ABC¥Network Utility¥<Device Name>¥
Name: active
Type: REG_SZ
の値、即ち、activeの値を「1」増やし、ステップS2306へ進む。ステップS2305において、ネットワークユーティリティ630が、前記レジストリ情報の値、即ち、activeの値を「1」減らし、ステップS2306へ進む。尚、<Device Name>には、デバイスNのモデル名が代入される。例えば、デバイス1の場合「Kmmn」、デバイス2の場合「Kmmn」、デバイス3の場合「Opqr」が<Device Name>に代入される。ステップS2306において、ネットワークユーティリティ630が、一定時間のウエイト(ここでは5秒間)を行った後、ステップS2302へ戻る。
図13のステップS1504において、デバイス管理画面の表示内容の構築処理が実行されると、デバイス管理制御部902が、デバイス管理画面の表示内容の構築の処理を開始する(S2401)。デバイス管理制御部902が、図8の<dm:name>要素805と<dm:execute>要素806との内容に従って、プリンタキューボタン604を構築する(S2402)。デバイス管理制御部902が、図8の<dm:name>要素807と<dm:execute>要素808との内容に従って、印刷設定ボタン605を構築する(S2403)。
デバイス管理制御部902が、図8の<dm:device>要素811と<dm:available>要素812との内容に従って、スキャナの接続とインストール状況を確認する(S2404)。
確認の結果、MFP3がUSBインタフェース14を介してPC1に接続されていて(S2405)、製造元(ABC社)製のIHV WIAドライバ704がインストールされている場合、デバイス管理制御部902は、ステップ2406へ進む。或いは、MFP3がネットワーク4を介してWSDを使ってPC1に接続されていて、OS標準のStandard WIAドライバ703がインストールされている場合(S2405)、デバイス管理制御部902は、ステップ2406へ進む。これらの何れにも該当しない場合(S2405)、デバイス管理制御部902は、ステップS2407へ進む。
ステップS2406において、デバイス管理制御部902が、図8の<dm:name>要素809と<dm:execute>要素813との内容に従って、読み込み(WIA)ボタン610を構築する。ステップS2406は、IHV WIAドライバ704又はStandard WIAドライバ703によるUSB又はネットワーク(WSD)接続での画像の読み込みが可能なケースを表す。
HKEY_CURRENT_USER_MACHINE¥Software¥ABC¥Network Utility¥<Device Name>¥
Name: active
Type: REG_SZ
の値、即ち、activeの値を確認する。ステップS2408において、デバイス管理制御部902は、確認の結果、activeに値がセットされていない場合、ステップS2409へ進み、例えば、「0」、「1」、「2」等の任意の値がセットされている場合、ステップS2410へ進む。ステップS2409において、デバイス管理制御部902が、図20の<dm:name>要素952と<dm:execute>要素955との内容に従って、USB接続用の読み込み(TWAIN)ボタン611を構築する。そして、デバイス管理制御部902が、デバイス管理画面の表示内容の構築の処理を終了する(S2414)。ステップS2409は、TWAINドライバ141によるUSB接続での画像の読み込みが可能なケースを表す。
ステップS2410において、デバイス管理制御部902が、ステップS2407でactiveの値を確認した結果、activeの値が「0」の場合、ステップS2411へ進み、「0」でない場合、ステップS2412へ進む。
ステップS2412において、デバイス管理制御部902が、ステップS2407でactiveの値を確認した結果、activeの値が「0」より大きい場合、ステップS2413へ進む。デバイス管理制御部902は、それ以外の場合、ステップS2414へ進みデバイス管理画面の表示内容の構築の処理を終了する。
以上説明したように、周辺装置の例として、
・外部ストレージを備えておらず、プリンタとスキャナとだけから構成されるMFP
・プリンタを備えておらず、スキャナ、ファクシミリ、外部ストレージだけから構成されるMFP
・プリンタや外部ストレージの機能を備えていない単機能のカラースキャナ
においても、ネットワークユーティリティ630がセットするレジストリ情報を利用して、ユーザの使用環境に応じて適切なデバイスの機能を提供する、周辺装置制御システムを実現することができる。
前述した実施形態3では、周辺装置の例として、
・外部ストレージを備えておらず、プリンタとスキャナとだけから構成されるMFP
・プリンタを備えておらず、スキャナ、ファクシミリ、外部ストレージだけから構成されるMFP
・プリンタや外部ストレージの機能を備えていない単機能のカラースキャナ
を挙げた。そして、この様な周辺装置においても、ネットワークユーティリティ630がセットするレジストリ情報を利用して、ユーザの使用環境に応じて適切なデバイスの機能を提供する、という目的を達成した。
ここでは、TWAINアプリケーション142が、ユーザが使用するデバイスを自動的に検索して、前記目的を達成する例を挙げる。
例えば、デバイス管理制御用ファイルに、TWAINドライバによる画像の読み込みが可能なケースとして、次に示す<dm:function>要素を記述しておく。
<dm:function>
<!−− TWAINドライバによる画像の読み込みが可能なケース −−>
<dm:name xml:lang="en−US">Image Scan (TWAIN)</dm:name>
<dm:execute>TWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN)" /devmng</dm:execute>
</dm:function>
TWAINアプリケーション142は、第1引数である
"ABC Kmmn (TWAIN)"
というTWAINドライバ(又はTWAINドライバのスキャナ)のモデル名を特定することができる文字列をもとに、インストールされている全てのTWAINドライバの中から、TWAINドライバ名としてこの文字列が含まれているものをリストアップする。そして、TWAINアプリケーション142は、この中から適切なTWAINドライバを選択し、そのTWAINドライバをスキャナ選択部621にセットして起動する。TWAINアプリケーション142が、リストアップしたTWAINドライバ(スキャナ)の中から適切なTWAINドライバを選択する方法としては、以下の様な方法がある。即ち、TWAINアプリケーション142が、各TWAINドライバに対応するスキャナに対して所定の電文を送信する等して通信テストを行い、正常に通信ができるものを選択する、という方法である。もし、正常に通信できるスキャナが1つも見つからなかった場合、TWAINアプリケーション142は、スキャナ選択ダイアログ625を表示して、ユーザにスキャナ(又はスキャナに対応するTWAINドライバ)を選択させる。もし、正常に通信できるスキャナが複数見つかった場合、TWAINアプリケーション142は、例えば、通信速度を優先して、USB接続、IHVネイティブプロトコルのネットワーク接続の順で優先順位を設ける。そして、TWAINアプリケーション142は、優先順位の高いスキャナ(又はスキャナに対応するTWAINドライバ)を選択する。詳細を図25に示すフローチャートで説明する。
デバイス管理画面600上の読み込み(TWAIN)ボタン611が押下されると(指定されると)、TWAINアプリケーション142の起動の処理が開始される(S2501)。ステップS2501において、図10のデバイス管理80内のデバイス管理制御部902が、リンク実行部903を介して、
<dm:execute>TWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN)" /devmng</dm:execute>要素
に記載されている情報をアプリケーション制御部907に渡す。この情報から、アプリケーション制御部907が第1引数のTWAINドライバ名で表されたデバイス指定情報を取得する(S2502)。
アプリケーション制御部907が第1引数のTWAINドライバ名、即ち、デバイス指定情報の有無を確認し、デバイスの指定(デバイス指定情報)が有る場合(S2503)、ステップS2504へ進む。ステップS2503において、デバイスの指定(デバイス指定情報)が無い場合、アプリケーション制御部907は、ステップS2505へ進む。本実施形態では、
<dm:execute>TWAINScan.exe "ABC Kmmn (TWAIN)" /devmng</dm:execute>要素
に記載されている第1引数のTWAINドライバ名によりデバイスの指定が行われるので、ステップS2503からステップS2504へ進む。例えば、第1引数がセットされずにTWAINアプリケーション142が起動された場合、ステップS2503からステップS2505へ進む。
ステップS2504において、アプリケーション制御部907が、第1引数である
"ABC Kmmn (TWAIN)"
というTWAINドライバ(又はTWAINドライバのスキャナ)のモデル名を特定することができる文字列をもとに、インストールされている全てのTWAINドライバの中から、TWAINドライバ名としてこの文字列が含まれているものを検索する。そして、アプリケーション制御部907は、該当するTWAINドライバのリストを生成する。アプリケーション制御部907が、該当するTWAINドライバを1つも見つけることができなかった場合、空のリストを生成する。
ステップS2509において、アプリケーション制御部907が、前記リストの中を確認し、該当するTWAINドライバを発見できた場合、ステップS2510へ進み、該当するTWAINドライバを発見できなかった場合、ステップS2512へ進む。
ステップS2510において、アプリケーション制御部907が、各TWAINドライバに対応するスキャナに対して所定の電文を送信して、その返答を受信する等して通信テストを行い、正常に通信ができるものを選択する。もし、正常に通信できるスキャナを複数見つけた場合、アプリケーション制御部907が、例えば、通信速度を優先して、USB接続、IHVネイティブプロトコルのネットワーク接続の順で優先順位を設ける。そして、アプリケーション制御部907が、優先順位の高いスキャナ(又はスキャナに対応するTWAINドライバ)を選択する。
ステップS2511において、正常に通信可能なデバイス(スキャナ)を発見し、そのデバイス(スキャナ)を選択した場合、アプリケーション制御部907が、選択されたデバイス(スキャナ)用のTWAINドライバ名で指定されるスキャナ(TWAINドライバ)を第1引数にセットした状態にして、ステップS2513へ進む。アプリケーション制御部907が、正常に通信可能なデバイス(スキャナ)を発見できず、デバイス(スキャナ)を選択できなかった場合、ステップS2512へ進む。
ステップS2512において、アプリケーション制御部907が、図6の(d)に示すスキャナ選択ダイアログ625を表示する。アプリケーション制御部907は、ユーザがスキャナ選択部626でTWAINドライバを選択してOKボタン627を押下すると、選択されているTWAINドライバ名で指定されるスキャナ(TWAINドライバ)を第1引数にセットした状態にして、ステップS2513へ進む。
ステップS2513において、デフォルトデバイス設定部908が指定されたデバイス(TWAINドライバ名で指定されるスキャナ)をTWAINアプリケーション142のデフォルトデバイスに設定し、ステップS2514へ進む。
ステップS2505において、アプリケーション制御部907が、ステップS2501でリンク実行部903を介してデバイス管理制御部902から渡された情報を、起動元判断部906へ渡す。前記情報とは、例えば、第1引数が指定されていない<dm:execute>TWAINScan.exe /devmng</dm:execute>要素に記載されている情報である。起動元判断部906は、第2引数の起動元を取得する。起動元判断部906は、起動元がデバイス管理画面か、デバイス管理画面以外か、を確認し、起動元がデバイス管理画面(本実施形態ではデバイス管理画面600)の場合(S2506)、ステップS2512へ進む。ステップS2506において、起動元がデバイス管理画面以外の場合、ステップS2507へ進む。本実施形態では、
<dm:execute>TWAINScan.exe /devmng</dm:execute>要素
に記載されている第2引数の/devmngにより起動元としてデバイス管理画面600が指定されるので、ステップS2506からステップS2512へ進む。例えば、デバイス管理画面以外からTWAINアプリケーション142が起動された場合、起動元として第2引数に「/other」が指定されているので、ステップS2506からステップS2507へ進む。
ステップS2507において、デフォルトデバイス設定部908がアプリケーション/DDIインタフェース84を介して、OSのデフォルトデバイス情報を取得する。OSのデフォルトデバイスとは、図5(a)のフォルダ500にて、デフォルトマーク502が付与されているデバイスを表す。本実施形態では、デバイス501(XYZ Defg)がデフォルトデバイスとして設定されているので、ステップS2507において、「XYZ Defg」というデバイス名称が取得される。デフォルトデバイス設定部908が、ステップS2507で取得したOSのデフォルトデバイスをもとに、デバイス(ドライバ)名をTWAINアプリケーション142のデフォルトデバイスに設定し(S2508)、ステップS2514へ進む。
ステップS2508において、デフォルトデバイス設定部908が、ステップS2507で取得したOSのデフォルトデバイスから適切なデバイス(ドライバ)名を発見できなかった場合、以下の処理を実行する。即ち、デフォルトデバイス設定部908は、TWAINアプリケーション142が前回起動したときに設定されていたデバイス(ドライバ)名をデフォルトデバイスに設定する。
ステップS2514において、アプリケーション制御部907がTWAINアプリケーション142を表示し、TWAINアプリケーションの起動処理を完了する(S2515)。このとき、ステップS2513又はS2508で設定されたデフォルトデバイスが選択された状態で、TWAINアプリケーション142が起動して、表示されている。尚、TWAINアプリケーション142のデフォルトデバイスの情報は、TWAINアプリケーション142が管理するRAM201上のメモリ内に保持される。
このように、デバイス管理制御用ファイルに、TWAINドライバ(又はTWAINドライバのスキャナ)のモデル名を特定することができる文字列を引数としてTWAINアプリケーション142を実行する<dm:execute>要素を記述しておく。そして、TWAINアプリケーション142が、この文字列をもとに適切なTWAINドライバ(又はTWAINドライバのスキャナ)を選択して起動する。このことでも、ユーザの使用環境に応じて適切なデバイスの機能を提供する、周辺装置制御システムを実現することができる。なお、本実施形態ではスキャナを例に説明を行ったが他のデバイスでも同様に実現可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、上述した実施形態では、アプリケーションの例として図6(b)や図10に示すようなTWAINアプリケーション142を挙げた。しかし、この例に限られることなく、画像やドキュメントを印刷するためのアプリケーション等、同様な機能を備える任意のアプリケーションで実現可能であり、有効である。
また、上述した実施形態では、情報処理装置としてパーソナルコンピュータを想定した。しかし、この例に限られることなく、例えばDVDプレーヤー、ゲーム、セットトップボックス、インターネット家電等、同様な使用方法が可能な任意の情報処理装置(端末)に対して実現することができ、有効である。
また、上述した実施形態では、周辺装置としてMFPを例示した。しかし、周辺装置として他に、複写機、ファクシミリ、スキャナ、デジタルカメラ、及びこれらの複合機能を備える装置等の何れかであってもよい。
また、上述した実施形態では、OSに例としてWindows 7と同等のOSを使用したが、これらのOSに限られることなく、任意のOSを使用することができる。
また、上述した実施形態では、ネットワーク4の構成例としてEthernetを用いたが、この例に限られることなく、他の任意のネットワーク構成であってもよい。
また、上述した実施形態では、PC1とMFP3、MFP7との間のインタフェースとして、Ethernetを用いた。しかしながら、このインタフェースに限られることなく、例えば、無線LAN、IEEE1394、Bluetooth、USB等の任意のインタフェースを用いるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、Webサービスのプロトコルの例としてWSDを挙げたが、この例に限られることなく、例えばIHVの独自プロトコル等の任意のプロトコルを用いるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、デバイス管理画面600上の読み込み(TWAIN)ボタン611が押下されたときに、適切なデバイス(ドライバ)が設定された状態でTWAINアプリケーション142を起動する例を挙げた。しかしながら、この例に限られることなく、例えば、デバイス管理画面上から任意のアプリケーションを起動したり、Webサイトへリンクしたり、サービスを提供したりという場合に、適切なデバイス(ドライバ)名を指定して実行するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態によれば、アプリケーションを起動して周辺装置が提供する機能を利用する際に、ユーザの使用環境に合わせて自動的に適合して周辺装置が提供する機能を適切、かつ、確実に利用することができる。
よって、上述した各実施形態によれば、ユーザの使用環境に応じて適切なデバイスの機能を提供することができる。
Claims (20)
- 複数の機能を提供するデバイスを管理するデバイス管理手段と、
前記デバイスが提供する複数の機能のうち、一の機能を利用する利用手段と、
を有し、
前記デバイス管理手段は、複数の機能を提供するデバイスを管理するデバイス管理画面を構成するためのデバイス管理制御用データに基づいて前記デバイスが提供する複数の機能のうち、前記一の機能とは別の機能が利用可能か否かを確認し、確認の結果に応じて、前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトに引数を設定し、
前記利用手段は、前記デバイス管理画面に表示されている前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトが指定された場合、前記引数に基づいてデバイスを設定する情報処理装置。 - 前記利用手段は、前記デバイスが提供する複数の機能のうち、一の機能としてスキャナ機能を利用し、
前記デバイス管理手段は、前記デバイス管理制御用データに基づいて前記デバイスが提供する複数の機能のうち、前記一の機能とは別の機能としてストレージ機能が利用可能か否かを確認する請求項1記載の情報処理装置。 - 前記利用手段は、前記デバイスが提供する複数の機能のうち、一の機能としてスキャナ機能を利用し、
前記デバイス管理手段は、前記デバイス管理制御用データに基づいて前記デバイスが提供する複数の機能のうち、前記一の機能とは別の機能としてプリンタ機能が利用可能か否かを確認する請求項1記載の情報処理装置。 - 前記デバイス管理手段は、前記デバイスとの接続のインタフェースに応じて、前記プリンタ機能が利用可能か否かを確認する請求項3記載の情報処理装置。
- 前記デバイス管理手段は、前記確認の結果に応じて、前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトにデバイス名を含む引数を設定し、前記オブジェクトを構築する請求項1乃至4何れか1項記載の情報処理装置。
- 前記利用手段は、前記デバイス管理画面に表示されている前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトが指定された場合、前記引数に基づいて前記引数が示すデバイスが不明なデバイスか否かを判定し、不明なデバイスであると判定した場合、デバイスを選択するダイアログを表示し、不明なデバイスでないと判定した場合、前記引数に基づいてデバイスを設定する請求項1乃至5何れか1項記載の情報処理装置。
- 監視対象のデバイスの状態を確認し、確認した結果に応じて監視対象のデバイスの状態を表す情報を監視対象のデバイスに対応する状態情報の値に反映させる反映手段と、
前記デバイスを管理するデバイス管理手段と、
前記デバイスが提供する機能を利用する利用手段と、
を有し、
前記デバイス管理手段は、デバイスを管理するデバイス管理画面を構成するためのデバイス管理制御用データに記述されている前記状態情報を示す情報に基づいて前記状態情報の値を確認し、確認の結果に応じて、前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトに引数を設定し、
前記利用手段は、前記デバイス管理画面に表示されている前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトが指定された場合、前記引数に基づいてデバイスを設定する情報処理装置。 - 前記反映手段は、前記デバイスごとにデバイスがオンラインか否かを確認するポーリングスレッドを起動し、各ポーリングスレッドにおいて、デバイスがオンラインであると判定した場合は、前記状態情報の値を一つ増やし、デバイスがオンラインでないと判定した場合は、前記状態情報の値を一つ減らすことで、監視対象のデバイスの状態を表す情報を監視対象のデバイスに対応する前記状態情報の値に反映させる請求項7記載の情報処理装置。
- デバイスを管理するデバイス管理手段と、
前記デバイスが提供する機能を利用する利用手段と、
を有し、
前記デバイス管理手段は、前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトに、複数の機能を提供するデバイスを管理するデバイス管理画面を構成するためのデバイス管理制御用データに記述されている前記デバイスのドライバのモデル名を引数として設定し、
前記利用手段は、前記デバイス管理画面に表示されている前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトが指定された場合、前記引数のモデル名に基づいてデバイスのドライバを選択し、選択したデバイスのドライバに基づいてデバイスを設定する情報処理装置。 - 前記利用手段は、前記引数に基づいてインストールされているドライバの中からドライバ名として前記引数のモデル名が含まれるものを検索し、検索の結果、複数のドライバが存在する場合、各ドライバに対応するデバイスに対して通信テストを行い、通信テストの結果に基づいてデバイスのドライバを選択し、選択したドライバに基づいてデバイスを設定する請求項9記載の情報処理装置。
- 前記利用手段は、前記引数に基づいてインストールされているドライバの中からドライバ名として前記引数のモデル名が含まれるものを検索し、検索の結果、複数のドライバが存在する場合、各ドライバに対応するデバイスに対して通信テストを行い、通信テストの結果、通信をすることができるデバイスが複数、存在した場合、通信速度に基づいてデバイスのドライバを選択し、選択したドライバに基づいてデバイスを設定する請求項10記載の情報処理装置。
- 複数の機能を提供するデバイスを管理するデバイス管理手段と、
前記デバイスが提供する複数の機能のうち、一の機能を利用する利用手段と、
を有する情報処理装置における情報処理方法であって、
前記デバイス管理手段が、複数の機能を提供するデバイスを管理するデバイス管理画面を構成するためのデバイス管理制御用データに基づいて前記デバイスが提供する複数の機能のうち、前記一の機能とは別の機能が利用可能か否かを確認し、確認の結果に応じて、前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトに引数を設定する設定ステップと、
前記利用手段が、前記デバイス管理画面に表示されている前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトが指定された場合、前記引数に基づいてデバイスを設定する設定ステップと、
を有する情報処理方法。 - 反映手段と、
監視対象のデバイスを管理するデバイス管理手段と、
前記デバイスが提供する機能を利用する利用手段と、
を有する情報処理装置における情報処理方法であって、
前記反映手段が、前記デバイスの状態を確認し、確認した結果に応じて監視対象のデバイスの状態を表す情報を監視対象のデバイスに対応する状態情報の値に反映させる反映ステップと、
前記デバイス管理手段が、デバイスを管理するデバイス管理画面を構成するためのデバイス管理制御用データに記述されている前記状態情報を示す情報に基づいて前記状態情報の値を確認し、確認の結果に応じて、前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトに引数を設定する設定ステップと、
前記利用手段が、前記デバイス管理画面に表示されている前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトが指定された場合、前記引数に基づいてデバイスを設定する設定ステップと、
を有する情報処理方法。 - デバイスを管理するデバイス管理手段と、
前記デバイスが提供する機能を利用する利用手段と、
を有する情報処理装置における情報処理方法であって、
前記デバイス管理手段が、前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトに、複数の機能を提供するデバイスを管理するデバイス管理画面を構成するためのデバイス管理制御用データに記述されている前記デバイスのドライバのモデル名を引数として設定する設定ステップと、
前記利用手段が、前記デバイス管理画面に表示されている前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトが指定された場合、前記引数のモデル名に基づいてデバイスのドライバを選択し、選択したデバイスのドライバに基づいてデバイスを設定する設定ステップと、
を有する情報処理方法。 - コンピュータを、
複数の機能を提供するデバイスを管理するデバイス管理手段と、
前記デバイスが提供する複数の機能のうち、一の機能を利用する利用手段と、
して機能させるプログラムであって、
前記デバイス管理手段は、複数の機能を提供するデバイスを管理するデバイス管理画面を構成するためのデバイス管理制御用データに基づいて前記デバイスが提供する複数の機能のうち、前記一の機能とは別の機能が利用可能か否かを確認し、確認の結果に応じて、前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトに引数を設定し、
前記利用手段は、前記デバイス管理画面に表示されている前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトが指定された場合、前記引数に基づいてデバイスを設定するプログラム。 - コンピュータを、
監視対象のデバイスの状態を確認し、確認した結果に応じて監視対象のデバイスの状態を表す情報を監視対象のデバイスに対応する状態情報の値に反映させる反映手段と、
前記デバイスを管理するデバイス管理手段と、
前記デバイスが提供する機能を利用する利用手段と、
して機能させるプログラムであって、
前記デバイス管理手段は、デバイスを管理するデバイス管理画面を構成するためのデバイス管理制御用データに記述されている前記状態情報を示す情報に基づいて前記状態情報の値を確認し、確認の結果に応じて、前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトに引数を設定し、
前記利用手段は、前記デバイス管理画面に表示されている前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトが指定された場合、前記引数に基づいてデバイスを設定するプログラム。 - コンピュータを、
デバイスを管理するデバイス管理手段と、
前記デバイスが提供する機能を利用する利用手段と、
して機能させるプログラムであって、
前記デバイス管理手段は、前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトに、複数の機能を提供するデバイスを管理するデバイス管理画面を構成するためのデバイス管理制御用データに記述されている前記デバイスのドライバのモデル名を引数として設定し、
前記利用手段は、前記デバイス管理画面に表示されている前記利用手段へのリンクを表すオブジェクトが指定された場合、前記引数のモデル名に基づいてデバイスのドライバを選択し、選択したデバイスのドライバに基づいてデバイスを設定するプログラム。 - 前記状態情報は、レジストリに保存されることを特徴とする請求項7又は8記載の情報処理装置。
- 前記状態情報は、レジストリに保存されることを特徴とする請求項13記載の情報処理方法。
- 前記状態情報は、レジストリに保存されることを特徴とする請求項16記載のプログラム。
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