JP2011074564A - 車両用自動開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立時に索条体に余長を発生させるようにした車両用自動開閉装置を小型化することである。
【解決手段】プーリホルダ62a,62bに支点部62a2,62b2を設け、これらの支点部62a2,62b2をケース32に設けた保持部66a,66bに係合させて支点部62a2,62b2を中心として揺動自在とする。各支点部62a2,62b2に固定されたガイドピン65a,65bに係合する一対のガイド溝71a,71bを備えたセットプレート71をケース32に移動自在に装着し、このセットプレート71を操作することにより、ガイド溝71a,71bによりガイドピン65a,65bを案内して、各支点部62a2,62b2をケーブル22a,22bに所定の張力を付与する作動位置と作動位置よりもドラム35の側の余長発生位置とに移動させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両に設けられる開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置に関する。
従来から、ワゴン車やワンボックス車等の車両では、その車体側部に車両前後方向にスライド式に開閉するスライドドア(開閉体)を設け、車両側方からの乗降や荷物の積み下ろしなどを容易に行い得るようにしている。このようなスライドドアは、通常、手動で開閉操作されるが、近年では、車両に自動開閉装置を搭載し、この自動開閉装置によりスライドドアを自動的に開閉するようにした車両が多く見受けられる。
自動開閉装置としては、車両前後方向からスライドドアに接続されるケーブル(索条体)をガイドレールの両端に配置される反転プーリを介して車体に配置される駆動ユニットに案内し、この駆動ユニットのケース内に回転自在に設けられるドラム(駆動用回転体)にケーブルを巻き掛け、このドラムを電動モータ等の駆動源により回転駆動することでスライドドアをケーブルで引きながら自動開閉動作させるようにした、いわゆるケーブル式のものが知られている。
ケーブル式の自動開閉装置では、スライドドアがガイドレールの曲部に案内されて車体の内側に引き込まれるときにケーブルの移動経路長が変化することになるので、この移動経路長の変化に伴うケーブルの緩みを吸収するためのテンショナ機構が必要となる。
例えば特許文献1には、ケーブルをアウターケーシングの内部に挿通し、このアウターケーシングの一端をケースに移動自在に収容するとともにケースに設けられたスプリング(ばね部材)により該アウターケーシングをケース外側に向けて付勢するようにしたテンショナ機構が記載されている。この場合、ケーブルに緩みが生じてその張力が低下すると、アウターケーシングがスプリングのばね力によりケースから押し出されることによりケーブルの経路長が延ばされ、その張力が所定の範囲に保持されるようになっている。
一方、自動開閉装置を車体に搭載する組立工程においては、まず駆動ユニットが車体に配置され、次いで、ケーブルの両端部がそれぞれスライドドアに接続されることになる。そのため、ケーブルをスライドドアに接続する際には、ケーブルに所定の余長を発生させる必要がある。しかしながら、テンショナ機構が設けられた開閉装置ではケーブルには所定の張力が付与されているので、作業者はテンショナ機構のばね力に抗してアウターケーシングの内部に挿通されたケーブルを引っ張り出し、これにより当該ケーブルに余長を設けた状態でケーブルをスライドドア接続するようにしており、その接続作業が煩雑となっていた。
そこで、例えば特許文献1に示される開閉装置では、テンショナ機構にストッパを設け、ケーブルの接続作業時には、このストッパによりスプリングを圧縮状態に仮保持してケーブルに余長を生じさせるようにしている。
特開2004−263429号公報
しかしながら、特許文献1に示される開閉装置では、ケーブルに余長を発生させるためには、ケーブルに所定の張力を付与する際に要求される変位量に加えて余長を発生させるための変位量を備えた自由長の長いスプリングが必要となるので、この自動開閉装置が大型化するという問題点があった。
また、特許文献1に示される開閉装置では、テンショナ機構はケーブルが挿通されるアウターケーシングの一端をケースの内外に出入りさせることにより当該ケーブルに張力を付与する構造となっているので、アウターケーシングの撓みを許容するスペースが車体側に必要となるという問題点もあった。
本発明の目的は、組立時に索条体に余長を発生させるようにした車両用自動開閉装置を小型化することにある。
本発明の車両用自動開閉装置は、車体に設けられる開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、前記車体または前記開閉体のいずれか一方に配置されるケースと、前記ケースに回転自在に収容される駆動用回転体と、前記ケースに取り付けられ、前記駆動用回転体を回転駆動する駆動源と、一端が前記車体または前記開閉体のいずれか他方に連結され、他端が前記駆動用回転体に巻き掛けられる索条体と、前記ケースに収容され、支点部を中心として揺動自在のプーリホルダと、前記プーリホルダに回転自在に支持され、前記索条体の中間部分が掛け渡されるプーリと、前記ケースと前記プーリホルダとの間に装着され、前記プーリを前記駆動用回転体から離す方向に前記プーリホルダを付勢するばね部材と、前記支点部の位置を、前記索条体に所定の張力を付与する作動位置と前記作動位置よりも前記駆動用回転体側の余長発生位置とに切り替える位置決め部材とを有することを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、車体に設けられる開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、前記車体または前記開閉体のいずれか一方に配置されるケースと、前記ケースに回転自在に収容される駆動用回転体と、前記ケースに取り付けられ、前記駆動用回転体を回転駆動する駆動源と、一端が前記車体または前記開閉体のいずれか他方に連結され、他端が前記駆動用回転体に巻き掛けられる索条体と、前記ケースに組み付けられる位置決め部材と、前記索条体が掛け渡されるプーリと、前記位置決め部材と嵌合する支点部を有し、前記プーリを回転自在に支持するプーリホルダと、前記ケースと前記プーリホルダとの間に装着され、前記プーリを前記駆動用回転体から離す方向に前記プーリホルダを付勢するばね部材とを有し、前記位置決め部材は、前記支点部の位置を、前記索条体に所定の張力を付与する作動位置と前記作動位置よりも前記駆動用回転体側の余長発生位置とに切り替えることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記索条体、前記プーリホルダ、前記ばね部材および前記プーリはそれぞれ開側用と閉側用の一対が設けられ、一対の前記プーリホルダは互いに前記支点部を隣接させて配置され、前記ばね部材により互いに接近する方向に付勢されることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記ばね部材はコイルばねであり、それぞれ一対の前記プーリホルダの間に配置されることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記位置決め部材は前記支点部に係合するガイド溝を備えたプレート状に形成され、前記位置決め部材を前記駆動用回転体の径方向に沿って当該駆動用回転体から離れる方向に移動させることにより、前記ガイド溝により案内されて前記支点部が前記余長発生位置から前記作動位置へ移動することを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記ケースには、前記作動位置にある前記支点部に係合して該支持部を前記作動位置に保持する保持部を備えた保持片が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、ケースに揺動自在に収容されるプーリホルダの支点部を位置決め部材により作動位置と余長発生位置とに切り替え可能としたので、当該支点部を、索条体に所定の張力を付与する作動位置から余長発生位置に切り替えることにより、ばね部材の変位量を増加させることなくプーリを駆動用回転体の側に移動させて索条体に余長を発生させることができる。これにより、ばね部材の自由長を長くすることなく、接続作業時に索条体に余長を発生させることができる構造として、この車両用自動開閉装置を小型化することができる。
スライドドアを備えたワンボックスタイプの車両の側面図である。 図1に示すスライドドアの車体への取付け構造を示す平面図である。 図2に示す駆動ユニットの内部構造を示す正面図である。 図3に示すテンショナ機構の詳細を示す正面図である。 テンショナ機構を余長発生状態に切り替えた状態を作動状態と比較して示す説明図である。 (a)〜(d)はセットプレートにより支点部を余長発生位置から作動位置に切り替える手順を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1はスライドドアを備えたワンボックスタイプの車両の側面図であり、この車両11の車体12の側部には後部座席への乗降用として開閉体としてのスライドドア13が設けられている。
図2は図1に示すスライドドアの車体への取付け構造を示す平面図であり、このスライドドア13は、その車両前方側(閉側)の下端部にロワーアーム14を備え、車両後方側(開側)の車両上下方向の略中間部にセンターアーム15を備えており、これらのアーム14,15の先端にはそれぞれローラアッシー16,17が装着されている。一方、車体12の開口部の下縁部にはロワーレール18が固定され、車体12の側部の開口部の車両後方側の車両上下方向の略中間部にはセンターレール19が固定されている。ロワーアーム14のローラアッシー16はロワーレール18に移動自在に組み込まれ、センターアーム15のローラアッシー17はセンターレール19に移動自在に組み込まれており、各ローラアッシー16,17が対応するレール18,19に沿って移動することにより、スライドドア13は車体12の側部に沿って車両前後方向にスライド式に開閉するようになっている。また、ロワーレール18とセンターレール19の車両前方側の所定範囲の部分は車室内側に向けて曲げられており、当該曲げ部分によりスライドドア13は車体12の外側に引き出された位置から車室内側(車体12の内側)に引き込まれて車体側面と面一となって閉じられるようになっている。
なお、図示はしないが、スライドドア13の車両前方側の上端部にはアッパーアームが設けられ、このアッパーアームの先端に設けられるローラアッシー(不図示)が車体12の開口部の上縁部に固定されるアッパーレール20に移動自在に組み込まれることにより、スライドドア13は合計3点で車体12に支持されている。
この車両11には、スライドドア13を自動的に開閉するために、本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置21(以下、開閉装置21とする)が搭載されている。
この開閉装置21はいわゆるケーブル式となっており、それぞれロワーレール18に沿って配置される開側用の索条体としての開側ケーブル22aと閉側用の索条体としての閉側ケーブル22bとを備えている。車体12にはロワーレール18の車両後方側の端部に隣接して連結ユニット23aが設けられ、開側ケーブル22aの一端はこの連結ユニット23aに連結され、他端はロワーアーム14を介してスライドドア13の内部に導かれている。また、車体12にはロワーレール18の車両前方側の端部に隣接して連結ユニット23bが設けられ、閉側ケーブル22bの一端はこの連結ユニット23bに連結され、他端はロワーアーム14を介してスライドドア13の内部に導かれている。つまり、開側ケーブル22aの一端は連結ユニット23aを介してロワーレール18の車両後方側の端部(開側端)に連結され、閉側ケーブル22bの一端は連結ユニット23bを介してロワーレール18の車両前方側の端部(閉側端)に連結されている。
開側ケーブル22aと閉側ケーブル22bとを駆動してスライドドア13を自動開閉動作させるために、開閉装置21には駆動ユニット31が設けられている。本実施の形態においては、駆動ユニット31はスライドドア13の内部に配置されている。
図3は図2に示す駆動ユニットの内部構造を示す正面図であり、この駆動ユニット31はバスタブ状に形成されたケース32を備えており、このケース32には駆動源としての減速機付きモータ33が取り付けられている。この減速機付きモータ33は電動モータ33aに減速機33bが取り付けられた構造となっており、電動モータ33aの回転を減速機33bにより所定の回転数にまで減速して出力軸34から出力するようになっている。電動モータ33aとしては例えばブラシ付きモータが用いられ、出力軸34は電動モータ33aにより駆動されて正逆両方向に回転する。また、減速機33bはウォームギヤ機構等の減速機構(不図示)をケース内に収容するとともに、ケース内に電磁クラッチ(不図示)を収容しており、この電磁クラッチにより電動モータ33aと出力軸34との間の動力伝達経路を断続することができるようになっている。
減速機付きモータ33の出力軸34はケース32の内部に突出しており、この出力軸34と同軸となって、ケース32の内部には駆動用回転体としてのドラム35が回転自在に収容されている。このドラム35は樹脂材料により外周面に螺旋溝を備えた円筒状に形成されており、その軸心において出力軸34に連結されている。これにより、減速機付きモータ33が作動すると、ドラム35は当該モータ33により駆動されて正逆両方向に回転するようになっている。
図3に示すように、ケース32の図中下方側には、一対のケーブル出入り部32a,32bが設けられ、ロワーアーム14を介してスライドドア13の内部に導かれた各ケーブル22a,22bは、それぞれ対応するケーブル出入り部32a,32bからケース32の内部に引き込まれている。ケース32の内部に引き込まれた各ケーブル22a,22bは、それぞれドラム35の外周面の螺旋溝に互いに逆向きに巻き掛けられ、その先端はドラム35の側面に固定されている。
ロワーアーム14とケース32の各ケーブル出入り部32a,32bとの間には、可撓性を有して湾曲自在のアウターチューブ36a,36bが接続されており、各ケーブル22a,22bはそれぞれ対応するアウターチューブ36a,36bに軸方向に移動自在に収容されて、当該アウターチューブ36a,36bに沿って移動するようになっている。
図示しない開閉スイッチの開側が操作され、減速機付きモータ33により駆動されてドラム35が開方向(図3中反時計回り方向)に回転すると、開側ケーブル22aがドラム35に巻き取られるとともに閉側ケーブル22bがドラム35から繰り出され、スライドドア13は開側ケーブル22aにより引かれて自動的に開動作する。反対に、図示しない開閉スイッチの閉側が操作され、減速機付きモータ33により駆動されてドラム35が閉方向(図3中時計回り方向)に回転すると、閉側ケーブル22bがドラム35に巻き取られるとともに開側ケーブル22aがドラム35から繰り出され、スライドドア13は閉側ケーブル22bにより引かれて自動的に閉動作する。このように、この開閉装置21は、スライドドア13の内部に配置された減速機付きモータ33によりロワーレール18の両端に連結された各ケーブル22a,22bを駆動してスライドドア13を自動開閉動作させる自走式となっている。
図2に示すように、スライドドア13にはドアロック機構41が設けられており、スライドドア13が全閉位置にまで閉じられると、ドアロック機構41が車体12に固定されたストライカ42に係合して、スライドドア13は全閉位置に保持されるようになっている。また、ドアロック機構41にはクローザ機構43が一体的に設けられており、半ドア位置にまで閉じられたスライドドア13はクローザ機構43により駆動されて全閉位置にまで自動的に引き込まれるようになっている。さらに、スライドドア13には全開フック機構44が設けられており、スライドドア13が全開位置にまで開かれると、全開フック機構44が車体12に固定されたストライカ45に係合して、スライドドア13は全開位置に保持されるようになっている。
詳細は図示しないが、駆動ユニット31の背面側にはリリーサクローザ駆動機構46が設けられ、ドアロック機構41は開作動用リリーサケーブル47によりリリーサクローザ駆動機構46に連結され、クローザ機構43はクローザケーブル48によりリリーサクローザ駆動機構46に連結され、全開フック機構44は閉作動用リリーサケーブル49によりリリーサクローザ駆動機構46に連結されている。スライドドア13が全閉位置から自動開動作する際には、リリーサクローザ駆動機構46により開作動用リリーサケーブル47が引かれ、ドアロック機構41によるスライドドア13の全閉位置への保持が自動的に解除される。また、スライドドア13が半ドア位置にまで閉じられると、リリーサクローザ駆動機構46によりクローザケーブル48が引かれ、クローザ機構43によりスライドドア13は全閉位置にまで自動的に引き込まれて閉じられる。さらに、スライドドア13が全閉位置から閉動作する際には、リリーサクローザ駆動機構46により閉作動用リリーサケーブル49が引かれ、全開フック機構44によるスライドドア13の全開位置への保持が自動的に解除される。
なお、ドアロック機構41、クローザ機構43および全開フック機構44と駆動ユニット31との間には、それぞれ可撓性を有する湾曲自在のアウターチューブ50a,50b,50cが接続されており、各ケーブル47,48,49はそれぞれ対応するアウターチューブ50a,50b,50cに軸方向に移動自在に収容されて、当該アウターチューブ50a,50b,50cに沿って移動するようになっている。
図4は図3に示すテンショナ機構の詳細を示す正面図であり、この駆動ユニット31は、開側ケーブル22aに所定の張力を付与するための開側用のテンショナ機構61aと、閉側ケーブル22bに所定の張力を付与するための閉側用のテンショナ機構61bとを備えている。これらのテンショナ機構61a,61bは、それぞれドラム35に隣接してケース32に収容されており、ロワーアーム14のローラアッシー16がロワーレール18の曲げ部分に案内される等して各ケーブル22a,22bの移動経路長が変化したときに、当該変化を吸収して各ケーブル22a,22bに弛みを生じさせないようになっている。
開側用のテンショナ機構61aは開側用のプーリホルダ62aを備えており、このプーリホルダ62aの本体部62a1には支軸63aにより開側用のプーリ64aが回転自在に支持されている。ドラム35に巻き掛けられた開側ケーブル22aは、当該ドラム35から図4中において上方側に向けて引き出されてその中間部分がプーリ64aに内側から外側に向けて掛け渡され、当該プーリ64aにより移動方向を変換されて図4中において下方側となるケーブル出入り部32aに導かれている。プーリホルダ62aには支点部62a2が設けられている。この支点部62a2は本体部62a1と一体に当該本体部62a1に対してプーリ64aの径方向に突出して形成されており、その先端は湾曲している。また、支点部62a2にはガイドピン65aが固定されており、このガイドピン65aは支軸63aと平行に配置され、支点部62a2に対して軸方向に突出している。なお、支点部62a2の先端の湾曲は、このガイドピン65aの外周面と同心状に形成されている。同様に、閉側用のテンショナ機構61bは閉側用のプーリホルダ62bを備えており、このプーリホルダ62bの本体部62b1には支軸63bにより閉側用のプーリ64bが回転自在に支持されている。ドラム35に巻き掛けられた閉側ケーブル22bは、当該ドラム35から図4中において上方側に向けて引き出されてその中間部分がプーリ64bに内側から外側に向けて掛け渡され、当該プーリ64bにより移動方向を変換されて図4中において下方側となるケーブル出入り部32bに導かれている。プーリホルダ62bには支点部62b2が設けられている。この支点部62b2は本体部62b1と一体に当該本体部62b1に対してプーリ64bの径方向に突出して形成されており、その先端は湾曲している。また、支点部62b2にはガイドピン65bが固定されており、このガイドピン65bは支軸63bと平行に配置され、支点部62b2に対して軸方向に突出している。なお、支点部62b2の先端の湾曲は、このガイドピン65bの外周面と同心状に形成されている。
一方、ケース32には、各プーリホルダ62a,62bの支点部62a2,62b2を所定位置に保持するために、保持片66が一体に設けられている。この保持片66はドラム35の径方向に沿って配置されるとともに当該径方向を挟んで対称な凸形状に形成されており、その両側部にはそれぞれ保持部66a,66bが形成されている。これらの保持部66a,66bは、それぞれプーリ64a,64bに掛け渡されたケーブル22a,22bのケース32からの引き出し方向に直角な第1係止面66a1,66b1と、第1係止面66a1,66b1に対して直角な第2係止面66a2,66b2とを備えており、第1係止面66a1,66b1と第2係止面66a2,66b2との間の部分は支点部62a2,62b2に対応した湾曲形状に形成されている。また、保持片66の両側面66c,66dはそれぞれドラム35の径方向に平行に形成されており、保持部66a,66bからドラム35の側に向けて延びている。
プーリホルダ62aの支点部62a2は、保持部66aに係合することにより、当該保持部66aにより図4に示す作動位置に回動自在に保持される。これにより、プーリホルダ62aは作動位置にある支点部62a2を中心としてケース32の内部で揺動自在となっている。プーリホルダ62aがケース32の内部で揺動すると、プーリ64aがドラム35に対して接近・離反する方向に移動し、プーリ64aに掛け渡される開側ケーブル22aの移動経路が増減する。同様に、プーリホルダ62bの支点部62b2は、保持部66bに係合することにより、当該保持部66bにより図4に示す作動位置に回動自在に保持される。これにより、プーリホルダ62bは作動位置にある支点部62b2を中心としてケース32の内部で揺動自在となっている。プーリホルダ62bがケース32の内部で揺動すると、プーリ64bがドラム35に対して接近・離反する方向に移動し、プーリ64bに掛け渡される閉側ケーブル22bの移動経路が増減する。
プーリホルダ62aの本体部62a1を挟んだ支点部62a2とは反対側の部分にはアーム部62a3が一体に形成され、このアーム部62a3には係止ピン67aが固定されている。一方、ケース32には、保持片66の軸心の延長線上であって各プーリホルダ62a,62bの間に位置して係止ピン68が固定されている。プーリホルダ62aとケース32の間には、一端が係止ピン67aに係止されるとともに他端が係止ピン68に係止されて、開側用のばね部材としてのコイルばね(伸張ばね)69aが装着され、プーリホルダ62aはこのコイルばね69aにより、図4中において支点部62a2を中心とした時計回り方向つまりプーリ64aをドラム35から離す方向に付勢されている。これにより、コイルばね69aのばね力と開側ケーブル22aの張力とが釣り合う位置にまでプーリ64aがプーリホルダ62aとともに支点部62a2を中心として揺動して、開側ケーブル22aに所定の張力が付与される。同様に、プーリホルダ62bの本体部62b1を挟んだ支点部62b2とは反対側の部分にはアーム部62b3が一体に形成され、このアーム部62b3には係止ピン67bが固定されている。プーリホルダ62bとケース32の間には、一端が係止ピン67bに係止されるとともに他端がコイルばね69aに重ねて係止ピン68に係止されて、閉側用のばね部材としてのコイルばね(伸張ばね)69bが装着され、プーリホルダ62bはこのコイルばね69bにより、図4中において支点部62b2を中心とした反時計回り方向つまりプーリ64bをドラム35から離す方向に付勢されている。これにより、コイルばね69bのばね力と閉側ケーブル22bの張力とが釣り合う位置にまでプーリ64bがプーリホルダ62bとともに支点部62b2を中心として揺動して、閉側ケーブル22bに所定の張力が付与される。
このように、この駆動ユニット31では、各プーリホルダ62a,62bを互いにその支点部62a2,62b2を隣接させて配置するとともに、一対のコイルばね69a,69bを各プーリホルダ62a,62bの間に直列的に並べて配置し、それぞれのプーリホルダ62a,62bをこれらのコイルばね69a,69bにより互いに接近する方向に付勢することにより、各ケーブル22a,22bに張力を付与する構造となっている。これにより、テンショナ機構61a,61bをケース32の内部にコンパクトに収容することができる。
この開閉装置21では、駆動ユニット31をスライドドア13に配置した後に行われる各ケーブル22a,22bの車体12つまり連結ユニット23a,23bへの連結作業を容易にするために、テンショナ機構61a,61bを、ケーブル22a,22bに所定の張力を付与する作動状態から当該ケーブル22a,22bに余長を発生させる余長発生状態に切り替えることができるようになっている。
図5はテンショナ機構を余長発生状態に切り替えた状態を作動状態と比較して示す説明図であり、この開閉装置21では、各プーリホルダ62a,62bの支点部62a2,62b2を、保持部66a,66bに係合する作動位置から作動位置よりもドラム35に近い側となる余長発生位置に移動させることにより、プーリ64a,64bをドラム35に近づく方向に移動させて各ケーブル22a,22bに余長を発生させるようになっている。
各プーリホルダ62a,62bの支点部62a2,62b2を、作動位置と余長発生位置とに切り替えるために、ケース32には位置決め部材としてのセットプレート71が装着されている。このセットプレート71はプレート状に形成され、その中心線を挟んだ両側の部分には互いに対称となって一対のガイド溝71a,71bが設けられている。また、セットプレート71の各ガイド溝71a,71bの間の部分には、その中心線に沿ってドラム35の径方向に延びる装着溝71cが設けられ、この装着溝71cがケース32に固定された装着ピン72に相対移動自在に係合することにより、セットプレート71は装着溝71cにおいて当該ピン72に案内されて、保持片66の各保持部66a,66bを挟んだ中心線に沿って、ドラム35に対して接近・離反する方向に移動自在となっている。
一対のガイド溝71a,71bは、それぞれくの字に曲げて形成されており、そのドラム35に近い側に一方のストローク端はセットプレート71がドラム35から離れた側のストローク端(図4に示す位置)にあるときにケース32の保持部66a,66bに位置するセット部71a1,71b1となっている。また、ガイド溝71a,71bの他方のストローク端はセット部71a1,71b1に対してセットプレート71の移動方向に直交する方向であって装着溝71cから離れる方向に曲げられた仮保持部71a2,71b2となっており、これらの仮保持部71a2,71b2はセットプレート71の移動方向に直交する仮保持面71a3,71b3を備えている。さらに、ガイド溝71a,71bのセット部71a1,71b1と仮保持部71a2,71b2との間にはセットプレート71の移動方向に対して傾斜する傾斜面71a4,71b4が設けられている。
各プーリホルダ62a,62bの支点部62a2,62b2に固定されたガイドピン65a,65bは、それぞれセットプレート71の対応するガイド溝71a,71bに係合し、当該ガイド溝71a,71bに沿って移動自在となっている。つまり、各プーリホルダ62a,62bの支点部62a2,62b2はガイドピン65a,65bを介してセットプレート71のガイド溝71a,71bに係合している。
初期状態においては、図5に示すように、セットプレート71はドラム35に近い側のストローク端に配置される。これにより、各プーリホルダ62a,62bの支点部62a2,62b2は、それぞれケース32の対応する保持部66a,66bから離脱し、当該保持部66a,66bよりもドラム35の側においてセットプレート71のガイド溝71a,71bの仮保持部71a2,71b2により余長発生位置に仮保持される。これにより、テンショナ機構61a,61bは余長発生状態とされ、各ケーブル22a,22bに所定の余長が発生する。なお、このとき、各プーリホルダ62a,62bの支点部62a2,62b2は、ガイドピン65a,65bを介して仮保持部71a2,71b2に支持されるとともに保持片66の対応する側面66c,66dに当接している。
ここで、この開閉装置21では、プーリホルダ62a,62bの各支点部62a2,62b2を保持部66a,66bよりもドラム35の側に移動させてケーブル22a,22bに余長を発生させるようにしているので、余長発生のために各コイルばね69a,69bを大きく変位させる必要がない。したがって、コイルばね69a,69bに余長発生のための変位代を設ける必要がなく、コイルばね69a,69bとして自由長の短いものを用いて、この開閉装置21を小型化することができる。
このように、この開閉装置21では、ケース32に揺動自在に収容されるプーリホルダ62a,62bの支点部62a2,62b2をセットプレート71により保持部66a,66bに保持される作動位置から当該保持部66a,66bからドラム35の側に離脱した余長発生位置に切り替えて各ケーブル22a,22bに余長を発生させるようにしたので、コイルばね69a,69bの変位量を増加させることなく、プーリ64a,64bをドラム35の側に移動させて各ケーブル22a,22bに余長を発生させることができる。したがって、余長を発生させるための変位代を不要とし、コイルばね69a,69bの自由長を長くすることなく、接続作業時に必要な余長を各ケーブル22a,22bに発生させることを可能として、この開閉装置21を小型化することができる。
また、各コイルばね69a,69bを大きく変位させることなく各ケーブル22a,22bに余長を発生させることができるので、ケーブル22a,22bに余長を発生させた状態におけるコイルばね69a,69bのばね力を小さくすることができる。したがって、当該コイルばね69a,69bのばね力が加わる部分に高強度の部材を用いることを不要として、この開閉装置21のコストを低減することができる。
一方、各プーリホルダ62a,62b支点部62a2,62b2を余長発生位置としてテンショナ機構61a,61bを余長発生状態とし、各ケーブル22a,22bの連結作業を終えた後には、セットプレート71をドラム35から離れる方向に移動させることにより、支点部62a2,62b2を余長発生位置から作動位置にまで移動させて、テンショナ機構61a,61bを余長発生状態から通常の作動状態に切り替えることができる。
図6(a)〜(d)はセットプレートにより支点部を余長発生位置から作動位置に切り替える手順を示す説明図である。なお、図6には閉側のテンショナ機構61bのみ図示するが、開側用のテンショナ機構61aについても同様である。
図6(a)に示すように、セットプレート71がドラム35に近い側のストローク端にあってプーリホルダ62a,62bの支点部62a2,62b2が余長発生位置に仮保持されている状態では、各支点部62a2,62b2のガイドピン65a,65bはそれぞれセットプレート71の対応するガイド溝71a,71bの仮保持部71a2,71b2に設けられた仮保持面71a3,71b3に当接している。
この状態から、作業員等の操作によりセットプレート71がドラム35から離れる方向に向かって動かされると、図6(b)に示すように、各ガイドピン65a,65bが対応する仮保持面71a3,71b3に押されて、各支点部62a2,62b2は保持片66の対応する側面66c,66dに沿ってドラム35から離れる方向に移動する。
さらにセットプレート71がドラム35から離れる方向に移動して、図6(c)に示すように、各ガイド溝71a,71bの仮保持部71a2,71b2がケース32の保持部66a,66bに隣接する位置にまで達すると、各ケーブル22a,22bの張力がプーリ64a,64bに作用し、当該張力によりプーリホルダ62a,62bは互いに接近する方向に付勢される。これにより、各プーリホルダ62a,62bの支点部62a2,62b2はガイド溝71a,71bに沿って移動し、仮保持部71a2,71b2から保持部66a,66bに移動する。
そして、図6(d)に示すように、セットプレート71がドラム35から遠い側のストローク端にまで達すると、各ガイドピン65a,65bは対応するガイド溝71a,71bのセット部71a1,71b1にまで達するとともにケース32の保持部66a,66bにより作動位置に保持される。これにより、各テンショナ機構61a,61bは作動状態となり、各プーリ64a,64bによりケーブル22a,22bにスライドドア13の自動開閉動作に必要な所定の張力が付与される。
反対に、各テンショナ機構61a,61bが図6(d)に示す作動状態とされた状態から、セットプレート71をドラム35の側に向けてスライドさせると、図6(c)に示すように、各ガイド溝71a,71bの傾斜面71a4,71b4により対応するガイドピン65a,65bがセット部71a1,71b1から仮保持部71a2,71b2に向けて押される。これにより、図6(b)に示すように、各プーリホルダ62a,62bの支点部62a2,62b2は保持部66a,66bから離脱し、図6(a)に示すように、各支点部62a2,62b2は余長発生位置にまで移動する。
このように、この開閉装置21では、セットプレート71に設けられるガイド溝71a,71bにより各プーリホルダ62a,62bの支点部62a2,62b2を案内して各テンショナ機構61a,61bを余長発生状態から作動状態に切り替えるようにしたので、セットプレート71をスライド操作することにより、当該切替え動作を容易に行うことができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態においては、開閉装置21はロワーレール18に案内されるロワーアーム14を各ケーブル22a,22bにより駆動するロワー駆動タイプとなっているが、これに限らず、センターレール19に案内されるセンターアーム15を各ケーブル22a,22bにより駆動するセンター駆動タイプとしてもよい。
また、前記実施の形態においては、開閉装置21は駆動ユニット31をスライドドア13に配置し、各ケーブル22a,22bを車体12に連結するようにした自走式とされているが、これに限らず、駆動ユニット31を車体12に配置し、各ケーブル22a,22bをスライドドア13に連結するようにした牽引式としてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、コイルばね69a,69bとして伸張ばねを用いているが、これに限らず、圧縮ばねであってもよい。
さらに、前記実施の形態においては、開側ケーブル22aと閉側ケーブル22bは別体に形成されているが、これに限らず、1本のケーブルの中間部位をドラム35に巻き付け、その一端側を開側ケーブル22a、他端側を閉側ケーブル22bとしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、各索条体はそれぞれケーブル22a,22bとされているが、これに限らず、索条体としてゴムベルトやワイヤ、チェーン等も用いてもよい。
11 車両
12 車体
13 スライドドア(開閉体)
14 ロワーアーム
15 センターアーム
16,17 ローラアッシー
18 ロワーレール
19 センターレール
20 アッパーレール
21 車両用自動開閉装置
22a 開側ケーブル(索条体)
22b 閉側ケーブル(索条体)
23a,23b 連結ユニット
31 駆動ユニット
32 ケース
32a,32b ケーブル出入り部
33 減速機付きモータ(駆動源)
33a 電動モータ
33b 減速機
34 出力軸
35 ドラム(駆動用回転体)
36a,36b アウターチューブ
41 ドアロック機構
42 ストライカ
43 クローザ機構
44 全開フック機構
45 ストライカ
46 リリーサクローザ駆動機構
47 開作動用リリーサケーブル
48 クローザケーブル
49 閉作動用リリーサケーブル
50a,50b,50c アウターチューブ
61a 開側用のテンショナ機構
61b 閉側用のテンショナ機構
62a 開側用のプーリホルダ
62a1 本体部
62a2 支点部
62a3 アーム部
62b 閉側用のプーリホルダ
62b1 本体部
62b2 支点部
62b3 アーム部
63a,63b 支軸
64a 開側用のプーリ
64b 閉側用のプーリ
65a,65b ガイドピン
66 保持片
66a,66b 保持部
66a1,66b1 第1係止面
66a2,66b2 第2係止面
66c,66d 側面
67a,67b 係止ピン
68 係止ピン
69a,69b コイルばね(ばね部材)
71 セットプレート(位置決め部材)
71a,71b ガイド溝
71a1,71b1 セット部
71a2,71b2 仮保持部
71a3,71b3 仮保持面
71a4,71b4 傾斜面
71c 装着溝
72 装着ピン

Claims (6)

  1. 車体に設けられる開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、
    前記車体または前記開閉体のいずれか一方に配置されるケースと、
    前記ケースに回転自在に収容される駆動用回転体と、
    前記ケースに取り付けられ、前記駆動用回転体を回転駆動する駆動源と、
    一端が前記車体または前記開閉体のいずれか他方に連結され、他端が前記駆動用回転体に巻き掛けられる索条体と、
    前記ケースに収容され、支点部を中心として揺動自在のプーリホルダと、
    前記プーリホルダに回転自在に支持され、前記索条体の中間部分が掛け渡されるプーリと、
    前記ケースと前記プーリホルダとの間に装着され、前記プーリを前記駆動用回転体から離す方向に前記プーリホルダを付勢するばね部材と、
    前記支点部の位置を、前記索条体に所定の張力を付与する作動位置と前記作動位置よりも前記駆動用回転体側の余長発生位置とに切り替える位置決め部材とを有することを特徴とする車両用自動開閉装置。
  2. 車体に設けられる開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、
    前記車体または前記開閉体のいずれか一方に配置されるケースと、
    前記ケースに回転自在に収容される駆動用回転体と、
    前記ケースに取り付けられ、前記駆動用回転体を回転駆動する駆動源と、
    一端が前記車体または前記開閉体のいずれか他方に連結され、他端が前記駆動用回転体に巻き掛けられる索条体と、
    前記ケースに組み付けられる位置決め部材と、
    前記索条体が掛け渡されるプーリと、
    前記位置決め部材と嵌合する支点部を有し、前記プーリを回転自在に支持するプーリホルダと、
    前記ケースと前記プーリホルダとの間に装着され、前記プーリを前記駆動用回転体から離す方向に前記プーリホルダを付勢するばね部材とを有し、
    前記位置決め部材は、前記支点部の位置を、前記索条体に所定の張力を付与する作動位置と前記作動位置よりも前記駆動用回転体側の余長発生位置とに切り替えることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用自動開閉装置において、前記索条体、前記プーリホルダ、前記ばね部材および前記プーリはそれぞれ開側用と閉側用の一対が設けられ、一対の前記プーリホルダは互いに前記支点部を隣接させて配置され、前記ばね部材により互いに接近する方向に付勢されることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  4. 請求項3記載の車両用自動開閉装置において、前記ばね部材はコイルばねであり、それぞれ一対の前記プーリホルダの間に配置されることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用自動開閉装置において、前記位置決め部材は前記支点部に係合するガイド溝を備えたプレート状に形成され、前記位置決め部材を前記駆動用回転体の径方向に沿って当該駆動用回転体から離れる方向に移動させることにより、前記ガイド溝により案内されて前記支点部が前記余長発生位置から前記作動位置へ移動することを特徴とする車両用自動開閉装置。
  6. 請求項5記載の車両用自動開閉装置において、前記ケースには、前記作動位置にある前記支点部に係合して該支持部を前記作動位置に保持する保持部を備えた保持片が設けられることを特徴とする車両用自動開閉装置。
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