JP2011073480A - 車両用シートの連結装置 - Google Patents

車両用シートの連結装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011073480A
JP2011073480A JP2009224178A JP2009224178A JP2011073480A JP 2011073480 A JP2011073480 A JP 2011073480A JP 2009224178 A JP2009224178 A JP 2009224178A JP 2009224178 A JP2009224178 A JP 2009224178A JP 2011073480 A JP2011073480 A JP 2011073480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wedge
ring member
internal gear
pushed
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009224178A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5359741B2 (ja
Inventor
Atsutaka Mihashi
篤敬 三橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2009224178A priority Critical patent/JP5359741B2/ja
Publication of JP2011073480A publication Critical patent/JP2011073480A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5359741B2 publication Critical patent/JP5359741B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

【課題】リクライニング装置の外歯車と内歯車との間に形成された隙間内に押し込まれることで両歯車を回転止めした状態にする楔部材を、同隙間内から容易に外し出せるようにする。
【解決手段】リング部材30は外歯車21の大孔22と内歯車11の円筒部12との間の隙間Sp内に配設され、楔部材40A,40Bはリング部材30と円筒部12との間の隙間内に配設され、リング部材30はその内周部に円筒部12との間に狭くなる隙間を形成する厚肉部32A,32Bが形成され、両楔部材40A,40Bはこれらの狭くなる隙間側に向かってそれらの先細側の部分を附勢によって押し込ませることで両歯車を互いに押し付けて回転止めした状態にする。押動部材60が回されると、どちらか一方側の楔部材40A(40B)が押し回されると共に、リング部材30も同方向に押し回されて、リング部材30と他方側の楔部材40B(40A)との間の隙間が弛められる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用シートの連結装置に関する。詳しくは、二つの連結対象部材同士を互いに相対回転可能な状態に連結する車両用シートの連結装置に関する。
従来、車両用シートにおいて、シートバックがリクライニング装置(連結装置)を介してシートクッションと連結されており、その背凭れ角度の調整操作が行えるようになっているものが知られている。ここで、下記特許文献1には、上記したリクライニング装置の構成が開示されている。この開示では、リクライニング装置は、シートバックの骨格フレームに一体的に連結される円板状の内歯部材と、シートクッションの骨格フレームに一体的に連結される円盤状の外歯部材とが、互いに噛み合い位置を変えながら相対回転することができる状態に組み付けられて構成されたものとなっている。
詳しくは、上記した内歯部材には、円筒状に突出する内歯を有した内歯車が形成されており、外歯部材には、この内歯車内を噛み合い位置を変えながら回転移動することのできる外歯を有した外歯車が円筒状に突出して形成されている。上記した内歯部材と外歯部材は、外歯車の中心部に大きく貫通形成された孔内に、内歯車の中心部に突出形成された円筒部が入り込んで、これら孔の内周面と円筒部の外周面との間の隙間内に、両者の偏心した隙間を詰めて外歯車と内歯車とを互いに押し付けた状態に保持する楔部材が設けられることにより、常時は、互いの相対回転が係止された状態に保持されるようになっている。
上記した楔部材は、一対で設けられており、常時は、上記した孔の内周面と円筒部の外周面との間の偏心した環状の隙間の狭くなる部分に向かって両挟み状に入り込むように、バネ附勢によって押し込まれた状態に保持されている。そして、上記した各楔部材は、それらの間に設けられた押部が回転操作されることにより、この押部によって一方側の楔部材が隙間の広くなる方向側に向かって押し出され、これに伴って、上記した両楔部材による隙間の両挟み状態が解除されて、他方側の楔部材がバネ附勢によって更に狭くなる隙間内に向かって回転するように操作され、この一連の動きによって、外歯車が孔の内周側から押動されて、内歯車に対して噛み合い位置を変えながら回転するようになっている。
ここで、上記した孔の内周面と円筒部の外周面との間には、両楔部材の外周面と孔の内周面との間に跨って介在するように、円弧状のガイド部材が設けられている。このガイド部材は、両楔部材がバネ附勢によって上述した狭くなる隙間内に向かって両挟み状に入り込む際の圧力角の変化を和らげる機能部品となっている。そして、上述した押部は、一方の楔部材を押動する際に、このガイド部材の一端も併せて押動することにより、ガイド部材を楔部材の動きに追従させて移動させるようになっている。
特開2008−206925号公報
しかし、上記開示の従来技術では、シートバックの自重等の負荷作用によって、どちらか一方側の楔部材の配置されている隙間が押し狭められるような負荷が入力された状態では、この楔部材が押部によって押される側とは異なる側の部材、すなわち、バネ附勢によって追従する側の部材である場合、楔部材が弛められにくくなる。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、車両用シートの連結装置において、互いに噛合して相対回転する内歯車と外歯車とをこれらの偏心した隙間内に押し込まれることで回転止めした状態に保持する楔部材を、同隙間内に入り込んだ状態から容易に外し出せるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートの連結装置は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、二つの連結対象部材同士を互いに相対回転可能な状態に連結する車両用シートの連結装置である。この車両用シートの連結装置は、内歯部材と、外歯部材と、一対の楔部材と、を有する。内歯部材は、二つの連結対象部材のうちの一方と連結され、内周面に内歯が形成された円筒形状の内歯車を有する。外歯部材は、二つの連結対象部材のうちの他方と連結され、外周面に外歯が形成された円筒形状の外歯車を有し、外歯車が内歯車の内周面上を噛合位置を変えながら回転するように構成されている。一対の楔部材は、外歯車の中心部に形成された円周部内に内歯車の中心部に形成された円周部が入り込んで形成された両円周部間の隙間内に配設され、附勢によって両円周部間に形成された狭くなる隙間側に向かって両側から挟み込むように押し込まれることにより、両歯車の円周部を互いに半径方向に押し離すようにして両歯車の噛合部位同士を互いに半径方向に押し付けた状態に保持する。これら楔部材とその外周側となる外歯車の円周部との間には、外歯車の円周部に沿う環状に形成されたリング部材が設けられている。リング部材には、その内周面と内歯車の円周部との間に、両楔部材を入り込ませるための狭くなっていく隙間を形成する厚肉部が形成されている。両楔部材は、これらが附勢によって入り込む狭くなる隙間側に向かって先細となる湾曲した形状に形成されている。そして、これら楔部材の先細となる先端部と先端部との間には、回転によりどちらか一方側の楔部材の先端部を押動して、この一方側の楔部材を狭い隙間内に入り込んだ状態から外し出す押動部材が設けられている。押動部材によってどちらか一方側の楔部材が押動されることにより、併せてこの楔部材或いは押動部材によってリング部材も同方向に押し回されて、リング部材と他方側の楔部材との間の隙間が弛められるようになっている。
この第1の発明によれば、各楔部材は、常時は、これらを囲う環状のリング部材とこれらの内周側に位置する内歯車の円周部との間に形成された狭くなる隙間側に向かって附勢によって押し込まれて、リング部材を介して両歯車の噛合部位同士を互いに半径方向に押し付けた状態に保持する。これにより、両歯車が互いに回転止めされた状態に保持される。この両歯車の回転止め状態は、両楔部材の先細となる先端部と先端部との間に設けられた押動部材によって、どちらか一方側の楔部材が押動されて狭い隙間内に入り込んだ状態から外し出されることにより弛められる。詳しくは、押動部材によってどちらか一方側の楔部材が押動されると、併せて、この楔部材或いは押動部材によってリング部材も同方向に押し回されて、リング部材と他方側の楔部材との間の隙間が弛められる。したがって、他方側の楔部材も、狭くなる隙間内に入り込んだ状態から容易に外し出すことができる。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、各楔部材が、リング部材との間に掛着されたバネ部材によって、リング部材の各側の厚肉部と内歯車の円周部との間の狭くなる隙間内に向かって附勢されているものである。
この第2の発明によれば、各楔部材とリング部材との間に各楔部材を附勢するバネ部材が掛着されていることにより、押動部材によってどちらか一方側の楔部材が押動された際に、この楔部材とリング部材との間に介在するバネ部材によってリング部材を同方向に押し回す作用力をかけることができる。これにより、他方側の楔部材をより一層容易に狭くなる隙間内から外し出すことができる。
実施例1のリクライニング装置の分解斜視図である。 リクライニング装置が適用された車両用シートの全体斜視図である。 リクライニング装置の正面図である。 リクライニング装置の内部構造を表した部分断面図である。 押動部材が図示反時計回り方向に回転して左方側の楔部材に当接した状態を表した部分断面図である。 図5の状態から押動部材が更に回転して図示左方側の楔部材が押し回された状態を表した部分断面図である。 図6の状態から押動部材が更に回転してリング部材が押し回された状態を表した部分断面図である。 後傾したシートバックの自重によってリクライニング装置に負荷がかかる様子を表した模式図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シートの連結装置の構成について、図1〜図8を用いて説明する。本実施例の車両用シートの連結装置は、図2に示されるように、車両用シート1に設けられており、シートバック2をシートクッション3に対して背凭れ角度調整可能に連結するリクライニング装置4,4として構成されたものとなっている。これらリクライニング装置4,4は、シートバック2の左右両サイドの下端部とシートクッション3の左右両サイドの後端部とをそれぞれ連結しており、互いに協働した作動によってシートバック2をシートクッション3に対して前倒れ回転させたり後倒れ回転させたりするようになっている。
具体的には、上記した各リクライニング装置4,4は、常時は共にシートバック2の背凭れ角度を固定した回転止め状態に保持されているが、それらの内部に挿通された操作軸4c,4cが軸回転操作される動きによって、シートバック2の背凭れ角度を変化させるようになっている。ここで、各操作軸4c,4cは、連結ロッド4rによって互いに一体的に連結されており、連結ロッド4rに連結された図示しない電気モータが駆動操作されることにより、互いに一体的となって軸回転操作されるようになっている。
上記した図示しない電気モータは、例えば車両用シート1の側部に設けられたスイッチの操作によって、正転・逆転に駆動操作されたりOFF状態に切り換えられたりするようになっている。上記した各リクライニング装置4,4は、各操作軸4c,4cが軸回転操作される前の常時は、シートバック2の背凭れ角度を固定した状態に保持されている。そして、各リクライニング装置4,4は、電気モータの駆動によって各操作軸4c,4cが一斉に軸回転操作されることにより、シートバック2の背凭れ角度を変動させるように作動するようになっている。
以下、上記した各リクライニング装置4,4の具体的な構成について詳しく説明していく。ここで、各リクライニング装置4,4は、互いに左右対称の構成となっており、実質的には同じ構成のものとなっている。したがって、以下では、これらを代表して、図2の紙面向かって左側に示されているリクライニング装置4の構成についてのみ説明をすることとする。
すなわち、リクライニング装置4は、図1に示されるように、円盤状の内歯部材10及び外歯部材20と、環状のリング部材30と、湾曲した駒状に形成された一対の楔部材40A,40Bと、一対のバネ部材50A,50Bと、円板状の押動部材60と、薄型の円筒状に形成された外周リング70とが一つに組み付けられて構成されている。これら各構成部材は、同図に示されている並び順に軸線方向に順にセットされることによって、一つに組み付けられている(図3参照)。
上記した内歯部材10は、シートバック2(図2参照)に対して一体的に連結され、外歯部材20は、シートクッション3(図2参照)に対して一体的に連結されるようになっている。これら内歯部材10と外歯部材20とは、後述するように互いに相対回転可能な状態に組み付けられ、この相対回転により、シートバック2のシートクッション3に対する背凭れ角度を変化させるようになっている。ここで、シートバック2が本発明の二つの連結対象部材のうちの一方に相当し、シートクッション3が本発明の二つの連結対象部材のうちの他方に相当する。
以下、上記した各構成部材の具体的な構成について詳しく説明していく。先ず、内歯部材10の構成について説明する。内歯部材10は、円盤状に形成されており、その外周縁部に、外歯部材20への組み付け方向となる軸線方向側に向かって円筒状に突出する内歯車11が形成されている。この内歯車11の内周面には、その全周にわたって内歯11a・・(・・は複数を表す。)が形成されている。また、内歯部材10の中心部(内歯車11の中心部ともなる。)には、内歯車11と同心円状で、かつ、同じ軸線方向側に突出する円筒部12が形成されている。
この円筒部12の筒内には、上述した操作軸4cを軸線方向に挿通可能とする正円状の軸孔12aが形成されている。上記した内歯車11及び円筒部12は、それぞれ、内歯部材10が板厚方向に半抜き加工されて形成されている。上記した内歯部材10は、その内歯車11が突出する方向とは反対側となる外側の盤面が、シートバック2(図2参照)の骨格フレームの板面(図示省略)に接合されて一体的に固定されている。これに伴い、内歯部材10の外側の盤面上には、シートバック2の骨格フレームに形成された孔内に嵌め込まれて同骨格フレームとの結合強度を高められるように機能するダボ13・・が複数(本実施例では三個)突出して形成されている。
次に、図1に戻って、外歯部材20の構成について説明する。外歯部材20は、上述した内歯部材10よりもひとまわり大きな外径を有した円盤状に形成されている。この外歯部材20は、その中央部に、板厚方向への半抜き加工によって内歯部材10への組み付け方向となる軸線方向側に向かって円筒状に突出する外歯車21が形成されている。この外歯車21の外周上には、その全周にわたって外歯21a・・が形成されている。
上記した外歯車21は、内歯車11よりも外径が小さく形成されており、かつ、内歯車11よりも少ない歯数で形成されている。具体的には、外歯車21の外歯21a・・の歯数は33個となっており、内歯車11の内歯11a・・の歯数は34個となっている。これにより、外歯車21は、図4に示されるように、その外歯21a・・が内歯車11の内歯11a・・と噛合するように、内歯車11に対して偏心した状態に組み付けられて、内歯車11の内周面に沿って噛合位置を変えながら回転することができるようになっている。
そして、この外歯車21の内歯車11に対する回転により、両歯車間の歯数差によって、外歯車21の内歯車11に対する回転向きが漸次変えられていくようになっている。ここで、図1に戻って、外歯部材20は、その外周縁部に、半径方向に凹んだ凹部23・・と膨らんだ凸部24・・とが円周方向に交互に繰り返されるように形成されており、このうち、図示下方側に形成されている二つの長尺状の凸部24・・が、それぞれ溶接によってシートクッション3(図2参照)の骨格フレーム(図示省略)に接合されて一体的に固定されている。
したがって、上記した外歯車21が内歯車11に対して回転する動きに伴って、シートバック2の背凭れ角度が漸次変化していくようになっている。ところで、上記した外歯部材20の中心部(外歯車21の中心部ともなる。)には、外歯車21と同心円状となる正円状の大孔22が軸線方向に貫通して形成されている。ここで、大孔22及び円筒部12が、それぞれ、本発明の円周部に相当する。この大孔22は、図3〜図4に示されるように、外歯車21が内歯車11内に組み付けられることによって、その孔内に、前述した内歯部材10に形成された円筒部12が入り込んだ状態となって組み付けられるようになっている。
詳しくは、上記した大孔22と円筒部12との配置関係は、外歯車21と内歯車11とが互いに偏心した状態となって組み付けられる関係により、両者は互いに同心円の関係とはならず、互いに中心点10r,20rが偏心する配置となる関係となっている。これにより、上記した大孔22の内周面と円筒部12の外周面との間には、空間の広い部分と狭い部分とを有する環状の隙間Spが形成されている。そして、この隙間Sp内には、外歯車21と内歯車11との相対回転を止めたり、外歯車21を内歯車11の内周面に沿って噛合位置を変えながら回転するように回転作動させたりするように機能するリング部材30と一対の楔部材40A,40Bとが組み付けられている。
次に、上記したリング部材30の構成について説明する。リング部材30は、図1に示されるように、上述した外歯部材20の大孔22と内歯部材10の円筒部12との間の隙間Sp内に組み付けられるリング形状に形成されている。このリング部材30は、図3〜図4に示されるように、その外周部の形状が、正円状ではなく、後述する各楔部材40A,40Bから受ける内周側からの押圧力によって、大孔22の内周面に対して円周方向の二点P1,P2で接触するいびつな形となって形成されている。
これにより、リング部材30の外周面と大孔22の内周面との間に若干の隙間が設定されており、この隙間内にグリスが入りやすくなって、リング部材30が外歯部材20に対して円滑に回転することができるようになっている。上記したリング部材30は、その中心部に空けられた孔31内に、前述した内歯部材10の突出した円筒部12を受け入れて、同円筒部12の外周面との間に、各楔部材40A,40Bを組み入れ可能な隙間を形成するようになっている。
詳しくは、上記したリング部材30の円周方向の二箇所には、肉厚が円周方向に湾曲状に変化する厚肉部32A,32Bが形成されており、この厚肉部32A,32Bによって、上記した円筒部12の外周面との間の隙間幅が緩やかに変化する部位が形成されている。上記した厚肉部32A,32Bは、図3〜図4に示されるように、リング部材30に対して互いに左右対称となる形状に形成されており、図示上方側に向かって肉厚が増して円筒部12との間の隙間幅を狭める形状とされている。
次に、楔部材40A,40Bの構成について説明する。楔部材40A,40Bは、図3〜図4に示されるように、互いに左右対称な湾曲した駒状に形成されており、前述したように、リング部材30と円筒部12との間の隙間内に組み付けられている。詳しくは、これら楔部材40A,40Bは、前述したリング部材30の各厚肉部32A,32Bのように、肉厚が円周方向に湾曲状に変化する形状とされており、上述した各厚肉部32A,32Bの肉厚が厚くなる図示上方側に向かって肉厚が薄くなる方向に向けられて、上記した各隙間内に組み付けられている。
そして、各楔部材40A,40Bは、それらの肉厚の厚い側となる図示下方側の後端面42A,42Bと、リング部材30の内周部に形成された各座面34A,34Bとの間に、それぞれ圧縮バネからなるバネ部材50A,50Bが介在して設けられている。これにより、各楔部材40A,40Bは、上記したバネ部材50A,50Bのバネ力によって、常に、リング部材30に対して図示上方側に向かって附勢力がかけられた状態とされている。そして、この附勢力によって、各楔部材40A,40Bは、常時は、それらの先細となっていく形状部分が、リング部材30の各厚肉部32A,32Bと円筒部12との間の狭くなる隙間内に押し込まれた状態となって保持されている。
そして、この両楔部材40A,40Bが両挟み状に押し込まれる力によって、リング部材30が円筒部12に対して図示上方側(半径方向)に向かって押し離される押圧力を受け、この押圧力によって、外歯部材20の大孔22が内周側から押されて、外歯車21と内歯車11とが互いの噛合部位同士が半径方向に押し付けられた状態となって、バックラッシのない状態で回転止めされた状態となって保持されるようになっている(図4参照)。
この両楔部材40A,40Bが押し込まれた回転止め状態は、両楔部材40A,40Bの先細となる先端部と先端部との間に設けられた押動部材60の押部62が回転操作されることによって解除されるようになっている。次に、この押動部材60の構成について説明する。押動部材60は、図1に示されるように、円板状の押さえ板61と、この押さえ板61上の周縁部に突出して形成された押部62と、押さえ板61の中心部に突出して形成された円筒部63と、を有して構成されている。
上記した押動部材60は、図3〜図4に示されるように、その円筒部63が内歯部材10の円筒部12内に差し込まれてセットされ、内歯部材10の円筒部12によって軸回転可能に支持された状態となって組み付けられる。そして、この組み付けにより、押動部材60は、その円板状の押さえ板61が、上述した大孔22と円筒部12との間に組み付けられたリング部材30、楔部材40A,40B及びバネ部材50A,50Bに蓋をするかたちとなって組み付けられ、これら組み付け部品が外れ落ちないようにガイドするようになっている。
なお、図3では、リング部材30や楔部材40A,40Bの組み付け状態を分かり易く表示するために、押さえ板61が仮想線によって示されている。上記した押動部材60は、上記のように組み付けられることにより、押部62が両楔部材40A,40Bの先細となる先端部と先端部との間の空間部に差し込まれた状態となる。そして、上記した押動部材60は、その円筒部63内に前述した操作軸4cが差し込まれて一体的に組み付けられて、操作軸4cが軸回転操作される動きに伴って、操作軸4cと一体的となって軸回転操作されるようになっている。
したがって、上記のように組み付けられた押動部材60は、操作軸4cの軸回転操作によって、例えば図4の状態から図示反時計回り方向に回転操作されると、図5〜図7に順に示されるように、その両楔部材40A,40Bの間に差し込まれた押部62によって、図示左方側の楔部材40Aを同方向に押し動かす。具体的に説明すると、押動部材60が図4の状態から図示反時計回り方向に回されると、図5に示されるように、先ず、押部62が図示左方側の楔部材40Aの細い側の先の先端面41Aと当接する。
そして、この状態から押動部材60の回転が更に進行すると、図6に示されるように、図示左方側の楔部材40Aが押部62によって図示反時計回り方向に押し動かされて、リング部材30の厚肉部32Aと円筒部12との間の狭い隙間内に入り込んだ状態から外し出される。そして、これに伴って、リング部材30には、図示左方側の楔部材40Aが押し動かされることによるバネ部材50Aの圧縮変形による弾発力の作用によって、図示反時計回り方向に押し回されようとする作用力がかけられる。
しかし、リング部材30は、上記のような押し回される方向へのバネ作用力を受けても、シートバック2の自重等の負荷作用(図8参照)によって、他方側の楔部材40Bを挟み込んでいるリング部材30の厚肉部32Bと円筒部12との間の隙間が押し狭められるような負荷が入力されている状況下では、このような弱いバネ作用力のみによっては押し回されることなく保持されることとなる(図6参照)。
そのため、上記した押動部材60の回転が進行することより、押部62は、次にリング部材30の図示左方側の厚肉部32Aの終端に形成された円周方向に面を向けた段差面33Aと当接した状態となる。したがって、この状態から押動部材60の回転が更に進行すると、図7に示されるように、押部62によって、図示左方側の楔部材40Aと同側のリング部材30の段差面33Aとが一緒になって押し動かされて、リング部材30が図示反時計回り方向に押し回されて、図示右方側の楔部材40Bが、リング部材30の厚肉部32Bと円筒部12との間の狭い隙間内に入り込んだ状態から外し出された状態となる。
そして、このリング部材30の回転に伴って、リング部材30が外歯部材20の大孔22の内周面を押圧する方向が回転方向に変化していき、外歯車21が内歯車11の内周面に沿って図示反時計回り方向に噛み合い位置を変えていくように回転移動していく。そして、この両歯車の相対的な回転移動は、操作軸4cの軸回転操作が止められて、押動部材60の回転が止められることにより、再び回転止めされた状態に戻されるようになっている。
具体的に説明すると、押動部材60の回転が止められることにより、両楔部材40A,40Bが再びバネ部材50A,50Bの附勢力によって、リング部材30の各厚肉部32A,32Bと円筒部12との間の狭くなる隙間内に押し込まれて保持された状態に戻される。これにより、両歯車が再び互いの噛合部位同士が半径方向に押し付けられた状態となって、バックラッシのない状態で回転止めされた状態へと戻される(図4参照)。
なお、図6において前述した、図示左方側の楔部材40Aが押部62によって押し動かされた際のバネ作用力によって、リング部材30が図示反時計回り方向に回ることのできる負荷状況下にある場合には、リング部材30は、図7で示したものと同じように、図示右方側の楔部材40Bとの間の隙間幅を広げて、スムーズに回転移動するようになっている。また、上記とは反対に、押動部材60が図示時計回り方向に回転操作された場合には、押部62によって図示右方側の楔部材40Bの先端面41Bやリング部材30の厚肉部32Bの段差面33Bが押圧されて、上記と同じような態様でリング部材30が図示時計回り方向に押し回されて、両歯車の相対回転が行われるようになっている。
次に、図1に戻って、外周リング70の構成について説明する。外周リング70は、薄い鋼板がリング状に打ち抜かれて形成されており、更にその中空円板状のリング部分が板厚方向(軸線方向)に半抜き加工されることにより、内周側とその外周側とに内外に段差状となるように軸線方向に面を向けたリング状の第1座面部71と第2座面部72とが形成され、更に、第2座面部72の外周部側から軸線方向に向かって延び出す複数のひれ片73・・が形成された形状に形成されている。
詳しくは、上記した第2座面部72の外周部には、第2座面部72と面一状に半径方向の外方側に向かって面を延び出す当接部72A・・と、上記したひれ片73・・とが円周方向に交互に繰り返されるように形成されている。上記のように構成された外周リング70は、その円筒内部に内歯部材10と外歯部材20とが組み付けられたものが組み入れられることにより、第1座面部71によって内歯車11部分の外側の盤面を軸線方向に面当てし、第2座面部72によって外歯部材20の内側の盤面を軸線方向に面当てした状態となる。
詳しくは、第2座面部72は、上述した外歯部材20の内側の盤面と面当接すると共に、その外周部に形成された上述した各当接部72A・・を、外歯部材20の外周部に形成された各凸部24・・に軸線方向に面当てした状態となる。これにより、外歯部材20が第2座面部72に対して広く面当てされるようになっている。そして、上記のように外歯部材20が外周リング70の円筒内に組み入れられることにより、外周リング70に形成された各ひれ片73・・が外歯部材20の外周部に形成された各凹部23・・内に軸線方向に差し込まれた状態となる。
そして、上記した各ひれ片73・・の各凹部23・・内に差し込まれて軸線方向に突出した先の突片(かしめ部73A・・)を、半径方向の内方側に折り曲げて、上記した第2座面部72との間に外歯部材20を挟み込むように軸線方向にかしめることにより、外周リング70が外歯部材20と一体的となった状態に組み付けられる。これにより、外周リング70は、外歯部材20を内歯部材10とを軸線方向に挟み込んだ状態として、外歯車21と内歯車11とを相対回転させられる状態に組み付けた状態に保持した状態となる。
このように、本実施例のリクライニング装置4(車両用シートの連結装置)によれば、外歯車21と内歯車11の回転止め状態は、両楔部材40A,40Bの先細となる先端部と先端部との間に設けられた押動部材60の押部62によって、どちらか一方側の楔部材40A(40B)が押動されると、併せて、リング部材30も同方向に押し回されて、リング部材30と他方側の楔部材40B(40A)との間の隙間が弛められる。したがって、他方側の楔部材40B(40A)も、狭くなる隙間内に入り込んだ状態から容易に外し出すことができる。
また、各楔部材40A,40Bとリング部材30との間に各楔部材40A,40Bを附勢するバネ部材50A,50Bが掛着されていることにより、押動部材60によってどちらか一方側の楔部材40A(40B)が押動された際に、この楔部材40A(40B)とリング部材30との間に介在するバネ部材50A(50B)によってリング部材30を同方向に押し回す作用力をかけることができる。これにより、他方側の楔部材40B(40A)をより一層容易に狭くなる隙間内から外し出すことができる。
以上、本発明の実施形態を一つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。例えば、車両用シートの連結装置として、シートバック2をシートクッション3に対して背凭れ角度調整可能に連結するリクライニング装置4を例示したが、この車両用シートの連結装置の構成は、二つの連結対象部材を互いに相対回転可能な状態に連結する用途のものであれば、様々な用途への適用が可能となるものである。例えば、オットマンをシートクッション3の前部に回転可能に連結するものなどが挙げられる。
また、楔部材40A,40Bを附勢するバネ部材50A,50Bとして、圧縮バネを例示したが、引張りバネや板バネを適用することもできる。また、バネ部材50A,50Bが、各楔部材40A,40Bとリング部材30との間に掛着されたものを例示したが、リング部材30に対してではなく、両楔部材40A,40Bの間に跨ってバネ部材が掛着される構成のものであってもよい。
1 車両用シート
2 シートバック(二つの連結対象部材のうちの一方)
3 シートクッション(二つの連結対象部材のうちの他方)
4 リクライニング装置
4c 操作軸
4r 連結ロッド
10 内歯部材
10r 中心点
11 内歯車
11a 内歯
12 円筒部(円周部)
12a 軸孔
13 ダボ
20 外歯部材
20r 中心点
21 外歯車
21a 外歯
22 大孔(円周部)
23 凹部
24 凸部
30 リング部材
31 孔
32A,32B 厚肉部
33A,33B 段差面
34A,34B 座面
40A,40B 楔部材
41A,41B 先端面
42A,42B 後端面
50A,50B バネ部材
60 押動部材
61 押さえ板
62 押部
63 円筒部
70 外周リング
71 第1座面部
72 第2座面部
72A 当接部
73 ひれ片
73A かしめ部
Sp 隙間
P1,P2 点

Claims (2)

  1. 二つの連結対象部材同士を互いに相対回転可能な状態に連結する車両用シートの連結装置であって、
    前記二つの連結対象部材のうちの一方と連結され、内周面に内歯が形成された円筒形状の内歯車を有する内歯部材と、
    前記二つの連結対象部材のうちの他方と連結され、外周面に外歯が形成された円筒形状の外歯車を有し、該外歯車が前記内歯車の内周面上を噛合位置を変えながら回転するように構成された外歯部材と、
    前記外歯車の中心部に形成された円周部内に前記内歯車の中心部に形成された円周部が入り込んで形成された両円周部間の隙間内に配設され、附勢によって当該両円周部間に形成された狭くなる隙間側に向かって両側から挟み込むように押し込まれることにより当該両歯車の円周部を互いに半径方向に押し離すようにして当該両歯車の噛合部位同士を互いに半径方向に押し付けた状態に保持する一対の楔部材とを有し、
    当該両楔部材とその外周側となる前記外歯車の円周部との間には該外歯車の円周部に沿う環状に形成されたリング部材が設けられており、該リング部材にはその内周面と前記内歯車の円周部との間に前記両楔部材を入り込ませるための狭くなっていく隙間を形成する厚肉部が形成されており、前記両楔部材はこれらが附勢によって入り込む狭くなる隙間側に向かって先細となる湾曲した形状に形成されており、当該両楔部材の先細となる先端部と先端部との間には回転によりどちらか一方側の楔部材の先端部を押動して該一方側の楔部材を狭い隙間内に入り込んだ状態から外し出す押動部材が設けられており、該押動部材によってどちらか一方側の楔部材が押動されることにより、併せて該楔部材或いは前記押動部材によって前記リング部材も同方向に押し回されて該リング部材と他方側の楔部材との間の隙間が弛められるようになっていることを特徴とする車両用シートの連結装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートの連結装置であって、
    前記各楔部材が前記リング部材との間に掛着されたバネ部材によって該リング部材の各側の厚肉部と前記内歯車の円周部との間の狭くなる隙間内に向かって附勢されていることを特徴とする車両用シートの連結装置。
JP2009224178A 2009-09-29 2009-09-29 車両用シートの連結装置 Expired - Fee Related JP5359741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009224178A JP5359741B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 車両用シートの連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009224178A JP5359741B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 車両用シートの連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011073480A true JP2011073480A (ja) 2011-04-14
JP5359741B2 JP5359741B2 (ja) 2013-12-04

Family

ID=44017945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009224178A Expired - Fee Related JP5359741B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 車両用シートの連結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5359741B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014083978A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Shiroki Corp リクライニング装置
CN104276057A (zh) * 2013-07-02 2015-01-14 Km&I股份有限公司 用于机动车辆的具有楔形件的斜度调节器
CN111546956A (zh) * 2019-02-11 2020-08-18 费舍尔和同伴有限公司 用于座椅组件的斜倚器机构和制造方法
JP7479305B2 (ja) 2021-01-13 2024-05-08 株式会社今仙電機製作所 リクライニング装置
JP7479306B2 (ja) 2021-01-13 2024-05-08 株式会社今仙電機製作所 リクライニング装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1014695A (ja) * 1996-07-03 1998-01-20 Aisin Seiki Co Ltd 座席調節装置
JP2008206925A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Toyota Boshoku Corp 連結装置
JP2009089989A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Shiroki Corp リクライニング装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1014695A (ja) * 1996-07-03 1998-01-20 Aisin Seiki Co Ltd 座席調節装置
JP2008206925A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Toyota Boshoku Corp 連結装置
JP2009089989A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Shiroki Corp リクライニング装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014083978A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Shiroki Corp リクライニング装置
CN104276057A (zh) * 2013-07-02 2015-01-14 Km&I股份有限公司 用于机动车辆的具有楔形件的斜度调节器
CN111546956A (zh) * 2019-02-11 2020-08-18 费舍尔和同伴有限公司 用于座椅组件的斜倚器机构和制造方法
CN111546956B (zh) * 2019-02-11 2022-07-05 费舍尔和同伴有限公司 用于座椅组件的斜倚器机构和制造方法
JP7479305B2 (ja) 2021-01-13 2024-05-08 株式会社今仙電機製作所 リクライニング装置
JP7479306B2 (ja) 2021-01-13 2024-05-08 株式会社今仙電機製作所 リクライニング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5359741B2 (ja) 2013-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5076780B2 (ja) 車両用シートリクライニング装置
JP2004033401A (ja) 自動車シートのリクライニング装置
JP5692819B2 (ja) リクライニング装置
JP5359741B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP2010284217A (ja) 車両用シートリクライニング装置
JPWO2008139851A1 (ja) 連結装置
JP4778733B2 (ja) 車両用シートリクライニング装置
KR101711826B1 (ko) 밀림방지형 리클라이너
JP4825565B2 (ja) 自動車用リクライニング装置
JP2010022392A (ja) 歯車及びこの歯車を用いた連結装置
JP5418197B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP4935423B2 (ja) 連結装置
JP2008200442A (ja) 自動車シートのリクライニング装置
JP5533444B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP6588227B2 (ja) シート用リクライニング装置及びシート
JP4720660B2 (ja) 連結装置
JP2008194281A (ja) 連結装置
JP2008012034A (ja) リクライニング装置
JP4720659B2 (ja) 連結装置
JP5176560B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP2018019830A (ja) リクライナ
JP2008196625A (ja) 連結装置
JP2009034323A (ja) 回転留め装置
JP5487742B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP2008194280A (ja) 連結装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees