JP2011072738A - 配膳車 - Google Patents

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Abstract

【課題】温蔵収納室及び冷蔵収納室間の暖気と冷気の混合を防止しつつ、それぞれに収容されるトレーの面積が自由に決められ、使い勝手を向上すること。
【解決手段】前側の2枚の開閉扉10を開け、トレー19を上下段の仕切り部材3、3の間に挿入させようとすると、トレー19の後縁部のフランジ19Bが上段の仕切り部材3の揺動部材30をその手前部を上方へ上昇させながら時計廻りに回動させると共に下段の仕切り部材3のカム25がトレー19の底部19Aにより下方へ押圧されて、トレー19の後部が上下段の仕切り部材3、3間に挿入し始める。更に押し込むと、トレー19は後縁部のフランジ19Bが押圧体36Bとバネ27、27により上方へ付勢されたカム部材28の間に隙間なく且つ弾性的に挟持され、引っ張りバネ23の付勢力により前縁部のフランジ19Bが押圧体36Aとカム25との間に隙間なく且つ弾性的に挟持される。
【選択図】図8

Description

本発明は、底部が平らなトレーを載せるための複数の載置棚を有するとともに、上下方向に多段に配設される仕切り部材により区画された温蔵収納室及び冷蔵収納室が隣接して形成され、少なくとも一側面にトレー出し入れ用扉を有する箱状の本体と、この本体の下部に取り付けられた走行用車輪とを備え、各トレーを各上下段の仕切り部材間に挟み込んで前記温蔵収納室及び冷蔵収納室の双方に跨って収納するようにした配膳車に関するものである。
この種の配膳車ではトレーの中間部に凹部を設け、この凹部を仕切り部材に設けられた開口に嵌合させることによって、温蔵収納室及び冷蔵収納室間の暖気と冷気の混合を防止しつつ、トレーが温蔵収納室及び冷蔵収納室の双方に跨って収納できるようにしている(特許文献1参照)。
特開2005−253482号公報
しかしながら、上述した配膳車では、トレーの凹部の形成位置によって温蔵収納室及び冷蔵収納室のそれぞれに収容されるトレーの面積が決められているため、温蔵や冷蔵を要する食品を入れた食器の大きさや数がそれぞれ制限され、年間を通しての使い勝手が悪くなる欠点があった。
そこで本発明は、前述した問題点に鑑み、温蔵収納室及び冷蔵収納室間の暖気と冷気の混合を防止しつつ、配膳される食品の数や種類に応じて温蔵収納室及び冷蔵収納室のそれぞれに収容されるトレーの面積が自由に決められるようにして、使い勝手を向上することを目的とする。
このため第1の発明は、底部が平らなトレーを載せるための複数の載置棚を有するとともに、上下方向に多段に配設される仕切り部材により区画された温蔵収納室及び冷蔵収納室が隣接して形成され、少なくとも一側面にトレー出し入れ用扉を有する箱状の本体と、この本体の下部に取り付けられた走行用車輪とを備え、各トレーを各上下段の仕切り部材間に挟み込んで前記温蔵収納室及び冷蔵収納室の双方に跨って収納するようにした配膳車であって、前記仕切り部材の下部には両端部に押圧部が設けられた第1付勢体により下方に付勢された揺動部材を揺動可能に設け、前記仕切り部材の上部には前記揺動部材の各押圧部に対応して上方へ第2付勢体により付勢されたカム体を設け、上下段の前記仕切り部材間に前記トレーを収納する時には、上段の仕切り部材の第1付勢体により下方へ付勢された前記揺動部材に設けた両押圧部と下段の仕切り部材の第2付勢体により上方へ付勢されたカム体により前記トレーを弾性的に挟持することを特徴とする。
第2の発明は、底部が平らなトレーを載せるための複数の載置棚を有するとともに、上下方向に多段に配設される仕切り部材により区画された温蔵収納室及び冷蔵収納室が隣接して形成され、対向する両側面にそれぞれトレー出し入れ用扉を有する箱状の本体と、この本体の下部に取り付けられた走行用車輪とを備え、各トレーを各上下段の仕切り部材間に挟み込んで前記温蔵収納室及び冷蔵収納室の双方に跨って収納するようにした配膳車であって、前記仕切り部材の下部には両端部に押圧部が設けられた第1付勢体により下方に付勢された揺動部材をトレ−出し入れ方向の手前側と奥側とに2つ揺動可能に設け、前記仕切り部材の上部には前記両揺動部材の各押圧部に対応して上方へ第2付勢体により付勢されたカム体を設け、上下段の前記仕切り部材間の出し入れ方向の手前側と奥側とに2つの前記トレーを収納する時には、上段の仕切り部材の第1付勢体により下方へ付勢された前記各揺動部材に設けた両押圧部と下段の仕切り部材の第2付勢体により上方へ付勢された対応するカム体により前記各トレーを弾性的に挟持することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、2つの前記トレーを前記本体の対向する両側面の何れからも自由に出し入れることができるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、温蔵収納室及び冷蔵収納室間の暖気と冷気の混合を防止しつつ、配膳される食品の数や種類に応じて温蔵収納室及び冷蔵収納室のそれぞれに収容されるトレーの面積が自由に決められるようにして、使い勝手を向上することができる。また、第3の発明によれば、2つのトレーを出し入れ方向の手前側と奥側とに並べて収納でき、2つのトレーを前記本体の対向する両側面の何れからも自由に出し入れることができるため、さらに使い勝手が良好となる。
配膳車の外観を示す斜視図である。 配膳車の2枚の開閉扉を外した状態の配膳車の正面図である。 要部を縦破断して示す仕切り部材の分解斜視図である。 要部を縦破断して示す仕切り部材とトレーとの関係を示す説明図である。 仕切り部材とその周辺部材を示す斜視図である。 上下段の仕切り部材間にトレーを入れる前の状態を示す説明図である。 上下段の仕切り部材間にトレーを入れ始めた状態を示す説明図である。 上下段の仕切り部材間の前部にトレーを挿入収納した状態を示す説明図である。 上下段の仕切り部材間の前部から後部へトレーを移動する状態を示す説明図である。 上下段の仕切り部材間の後部にトレーを挿入した状態を示す説明図である。 上下段の仕切り部材間の後部からトレーを取り出す状態を示す説明図である。
以下図1乃至図11に基づき、本発明の実施の形態について説明する。図1は配膳車1の外観を示す斜視図であり、この配膳車1は中仕切部材2により大きく左右に分けられ、更に中仕切部材2に区画された左右のそれぞれの空間は上下複数段の仕切り部材3により温蔵収納室4と冷蔵収納室5とに仕切られ、図2において、例えば4つの収納室のうち最左と最右の収納室が温蔵収納室4であり、その間の2つの収納室が冷蔵収納室5である。
各室は後述するが保温、保冷する装置を備えており、温食と冷食とを区分けするようにして食器を載せる後述のトレー19を用いて食事を入院患者等へ提供できるようにしたものである。
前記配膳車1は、断熱箱体である本体6下部には移動可能とするための走行用車輪であるキャスタ8を備えた台車9が取り付けられ、前記本体6の相対向する幅広の二側面は開放され、そこには裏面にマグネットパッキングを備えると共に外枠内に透明ガラスが嵌められたいわゆる観音開きの開閉扉10が前記トレー19を出し入れできるように、上下一対のヒンジ39により回動可能にそれぞれ支持されている。
また、前記本体6の庫内には上下に区画を間仕切って、前記トレー19を載置するための載置棚7が複数段設けられている。11はペダルを押し下げるだけで前記配膳車1の位置の固定が可能なペダルストッパー、12は手で配膳車1を移動させる際に用いるハンドル、13は配膳車1の加熱・冷蔵のための操作パネル、14は商用電源にコードを介して接続されるコンセントである。
次に、前記温蔵収納室4について説明すると、この収納室4を形成する壁面内にはこの収納室4を加熱する電気ヒータが配設されたヒータパネル15が貼り付けられている。そして、前記冷蔵収納室5について説明すると、図示しない冷凍サイクルユニットにより冷蔵収納室5は冷蔵されるようにしている。
次に図3乃至図5に基づいて、温蔵収納室4と冷蔵収納室5とを仕切る前記仕切り部材3について説明する。この仕切り部材3は、図3に示すように、一対の枠体16、17と枠体16、17に挟持された中間部材18とからなり、この仕切り部材3を上下方向に必要数並べ、図4に示すように上下2つの仕切り部材3でトレー19を挟むようにしている。
仕切り部材3には、図5に示すように、前記枠体16、17及び中間部材18に開設された貫通穴16A、17A及び18Aを介して横桟20、20が貫通した状態で取り付けられ、この横桟20、20には中間部材18を跨いだ両外方にそれぞれ載置枠21、21が取り付けられており、この横桟20、20と載置枠21、21とで載置棚7、7を構成している。また、横桟20、20の両端部には支持枠22、22が取り付けられており、支持枠22、22を温蔵収納室4と冷蔵収納室5の壁面に固定された支承部材37に上方から載置することにより仕切り部材3を本体6内に着脱可能に取り付けている。
中間部材18には、図6に示すように、トレー19の出し入れ方向の前後両端上部に各カム25、26が各支軸25A、26Aを支点として上下に揺動可能に設けられ、各カム25、26はこのカム25、26下部と仕切り部材3の前端部、後端部とに張架された各引張りバネ23、24にて上方へ突出するように付勢されており、更に各カム25、26は通常は係止部18B、18Bにその中間部が当接して一部が中間部材18上面より上方へ突出している状態である。
また、トレー出し入れ方向の中間部材18の前後中央上部には、その前端部と仕切り部材3に設けられた固定部との間、その後端部と仕切り部材3に設けられた固定部との間に引張りバネ27、27が取り付けられた山形状のカム部材28が上方に突出するように設けられている。そして、このカム部材28は通常は開口17B周縁部にその中間部が当接して頂部部分が開口17Bを介して中間部材18上面より上方へ突出している状態である。なお、このカム部材28に代えて、カム25、26と同様な2つのカムで構成してもよい。
また、固定板29と揺動部材30、31とが、トレー出し入れ方向の回動部材30、31の前後中央上部に立設した支持ピン32、33と、この支持ピン32、33に巻装する圧縮バネ34、35と、前記支持ピン32、33が貫通する前記中間部材18の支持片18D、18Dと、圧縮バネ34、35が巻装した支持ピン32、33が支持片18D、18Dを貫通した状態を維持して抜けないようにする抜け止めピン38とにより結合されている。
そして、揺動部材30、31はトレー19の挿入時に上下動し、トレー19の挿入を許容するとともに、トレー19が収納された状態ではトレー19の底部19Aを下段のカム25又は26とカム部材28の上面に押し付け、トレー19の底部19Aが上下段の仕切り部材3、3の間に隙間なく、且つ弾性的に挟持されるようにしてある。
また揺動板30、31のトレー出し入れ方向の前後の両端部にはそれぞれ押圧体36A、36Bが設けられている。各押圧体36A、36Bはカム25、26及びカム部材28とともに、トレー19の周縁のフランジ19Bに合わせた形状を有している。従って、トレー19が前側(図6乃至図11の左側)に収納された状態ではフランジ19Bを押圧体36Aとカム25との間及び押圧体36Bとカム部材28との間に、それぞれ隙間なく且つ弾性的に挟持されるようにしてあり、またトレー19が後側(図6乃至図11の右側)に収納された状態ではフランジ19Bを押圧体36Aとカム部材28との間及び押圧体36Bとカム26との間に、それぞれ隙間なく且つ弾性的に挟持されるようにしてある。
なお、トレー19はその中間部に凹部を設け、この凹部を仕切り部材に設けられた開口に嵌合させることによって、このトレーが温蔵収納室4及び冷蔵収納室5の双方に跨って収納できるようにしてあるものとは異なり、平面状の底部19Aと、周縁部の立ち上がったフランジ19Bとから構成され、配膳される食品の数や種類に応じて温蔵収納室4及び冷蔵収納室5のそれぞれに収容されるトレー19の面積が制約を受けない。
次に、トレー19を仕切り部材3、3間に挟み込み、温蔵収納室4及び冷蔵収納室5の双方に跨って収納する際の動作を説明する。先ず、本体6の一側面側である前側の2枚の開閉扉10を開け、温蔵を要する食品を入れた食器群が温蔵収納室4内に、また冷蔵を要する食品を入れた食器群が冷蔵収納室5内に収納されるように、1つ目のトレー19を上下段の仕切り部材3、3の間に挿入する。この場合、説明の便宜上、仕切り部材3を上下2段のみ図示する図6の状態から図7に示すように、トレー19を上下段の仕切り部材3、3の間に挿入させようとすると、トレー19の後方に位置するフランジ19B(図7における右部)が上段の仕切り部材3の揺動部材30をその手前部を上方へ上昇させながら時計廻りに回動させると共に、下段の仕切り部材3の手前のカム25がトレー19の底部19Aにより下方へ押圧されて、このカム25は支軸25Aを支点として引張バネ23の付勢力に抗して反時計方向に回動し、トレー19の後部が上下段の仕切り部材3、3間に挿入し始めることとなる。
前記トレー19を更に押し込むと、やがて図8に示すように、このトレー19は後縁部のフランジ19Bが押圧体36Bとバネ27、27により上方へ付勢されたカム部材28の間に隙間なく且つ弾性的に挟持され、また底部19Aが揺動部材30により下方へ押し付けられ、上下段の仕切り部材3、3の間に隙間なく且つ弾性的に挟持され、さらにはカム25が引っ張りバネ23の付勢力により元の状態に戻るため、前縁部のフランジ19Bが押圧体36Aとカム25との間に隙間なく且つ弾性的に挟持されるようになる。
即ち、前記トレー19の底部19Aは圧縮バネ34により下方へ付勢された揺動部材30により下方へ押し下げられ、トレー19の前縁部のフランジ19Bは引っ張りバネ23の付勢力により上方へ突出するように付勢されたカム25と押圧体36Aに弾性的に挟まれて支持されると共に、トレー19の後縁部のフランジ19Bはバネ27、27の付勢力により上方へ突出するように付勢されたカム部材28と押圧体36Bに弾性的に挟まれて支持される。従って、トレー19は上下段の仕切り部材3、3の間に隙間なく、弾性的に挟まれて支持され、温蔵収納室4及び冷蔵収納室5間の暖気と冷気の混合は防止される。
なお、上下段の仕切り部材3、3の間に弾性的に挟まれて支持されたトレー19は、下段の仕切り部材3に支持された前記載置棚7上に載置されて支承されることとなる。
さらに、トレー19を前後に(出し入れ方向の手前側と奥側とに)2つ並べて収納する場合には、前述したように、上下段の仕切り部材3、3間の前部に1つ目のトレー19をした後に、本体6の他側面側である後側の2枚の開閉扉10を開けて、2つ目のトレー19を上下段の仕切り部材3、3の間に押し入れてこの上下段の仕切り部材3、3間の後部にも収納することもできるが、このように、トレー19を前後に2つ並べて収納するために、前部に収納したトレー19をさらに奥に押し込んで後部に移動して収納し、また新たに前部に2つ目のトレー19を収納することもできる。
即ち、図9に示すように、前部に収納したトレー19をさらに奥に押し込んで、後縁部のフランジ19Bがバネ27、27の付勢力に抗して上方から押圧してカム部材28を乗り越えるとともに、上段の仕切り部材3の揺動部材31をその手前部を上方へ上昇させながら時計廻りに回動させ、揺動部材31と下段の仕切り部材3との間に挿入し始めることとなる。このとき、トレー19の前縁部のフランジ19Bが上段の仕切り部材3の揺動部材30をその手前部を圧縮バネ34の付勢力に抗して上方へ上昇させながら時計廻りに回動させる。
そして、この2つ目のトレー19をさらに押し込むと、図10に示すように、このトレー19は前縁部のフランジ19Bが押圧体36Aとバネ27、27により上方へ付勢されたカム部材28の間に隙間なく且つ弾性的に挟持され、また底部19Aが揺動部材31により下方へ押し付けられ、上下段の仕切り部材3、3の間に隙間なく且つ弾性的に挟持され、さらにはカム26が引っ張りバネ24の付勢力により後縁部のフランジ19Bが押圧体36Bとカム26との間に隙間なく且つ弾性的に挟持されるようになる。
即ち、前記トレー19の底部19Aは圧縮バネ35により下方へ付勢された揺動部材31により下方へ押し下げられ、トレー19の後縁部のフランジ19Bは引っ張りバネ24の付勢力により上方へ突出するように付勢されたカム26と揺動部材31に設けた押圧体36Bに弾性的に挟まれて支持されると共に、トレー19の前縁部のフランジ19Bはバネ27、27の付勢力により上方へ突出するように付勢されたカム部材28と揺動部材31に設けた押圧体36Aに弾性的に挟まれて支持される。従って、トレー19は上下段の仕切り部材3、3の間に隙間なく、弾性的に挟まれて支持され、温蔵収納室4及び冷蔵収納室5間の暖気と冷気の混合は防止される。
なお、このように、上下段の仕切り部材3、3の間の前部に収納したトレー19をさらに奥に押し込んで後部に移動して収納した後に、また図7及び図8に基づいて説明したように、新たに前部に2つ目のトレー19を収納することもできる。
また、後側の2枚の開閉扉10を開け、上下段の仕切り部材3、3の間の後部に収納されたトレー19を取り出すときは、図11に示すように、トレー19の前縁部のフランジ19Bが上段の仕切り部材3の揺動部材31をその手前部を圧縮バネ34の付勢力に抗して上方へ上昇させながら時計廻りに回動させ、また下段の仕切り部材3のカム26が引っ張りバネ24の付勢力に抗して時計廻りに回動させて下方へ移動させ、トレー19をスムーズに引き出すことができる。このようなトレー19の収納や取り出しは本体6の開閉扉10が設けられた二側面の何れからも行うことができ、しかも上下段の仕切り部材3、3の間の前後に2つのトレー19を収納したり、取出す場合も二側面の何れからも行うことができる。
上述した実施態様では、温蔵収納室4及び冷蔵収納室5の仕切り部材3、3はトレー19の出し入れを自在とし、且つ収納時にはトレー19の形状に合わせて弾性的に挟持する上下の仕切り部材3、3で構成されているので、底部19が平らなトレー19を仕切り部材3、3間に挟みながら出し入れでき、配膳される食品の数や種類に応じて温蔵収納室4及び冷蔵収納室5それぞれに収容されるトレー19の面積を制約を受けることなく、自由に決められるので使い勝手を向上できる。
また、トレー19を本体6の相対する二側面の何れからも自由に出し入れでき、しかも2つのトレーを二側面の何れからも自由に出し入れることができるため、さらに使い勝手を良好にでき、また仕切り部材3、3によって各トレー19の前縁のフランジ19B及び後縁のフランジ19Bの2か所が弾性的に挟持されるため、トレー19の収納時にはトレー19と仕切り部材3、3との隙間が生じないようにして、温蔵収納室4及び冷蔵収納室5間の暖気と冷気の混合を防止することができる。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
1 配膳車
3 仕切り部材
4 温蔵収納室
5 冷蔵収納室
6 本体
8 キャスタ(走行用車輪)
10 開閉扉(トレー出し入れ用扉)
19 トレー
19A 底部
19B フランジ
23、24 引っ張りバネ
25、26 カム
27 バネ
28 カム部材
30 揺動部材
36A、36B 押圧体

Claims (3)

  1. 底部が平らなトレーを載せるための複数の載置棚を有するとともに、上下方向に多段に配設される仕切り部材により区画された温蔵収納室及び冷蔵収納室が隣接して形成され、少なくとも一側面にトレー出し入れ用扉を有する箱状の本体と、この本体の下部に取り付けられた走行用車輪とを備え、各トレーを各上下段の仕切り部材間に挟み込んで前記温蔵収納室及び冷蔵収納室の双方に跨って収納するようにした配膳車であって、前記仕切り部材の下部には両端部に押圧部が設けられた第1付勢体により下方に付勢された揺動部材を揺動可能に設け、前記仕切り部材の上部には前記揺動部材の各押圧部に対応して上方へ第2付勢体により付勢されたカム体を設け、上下段の前記仕切り部材間に前記トレーを収納する時には、上段の仕切り部材の第1付勢体により下方へ付勢された前記揺動部材に設けた両押圧部と下段の仕切り部材の第2付勢体により上方へ付勢されたカム体により前記トレーを弾性的に挟持することを特徴とする配膳車。
  2. 底部が平らなトレーを載せるための複数の載置棚を有するとともに、上下方向に多段に配設される仕切り部材により区画された温蔵収納室及び冷蔵収納室が隣接して形成され、対向する両側面にそれぞれトレー出し入れ用扉を有する箱状の本体と、この本体の下部に取り付けられた走行用車輪とを備え、各トレーを各上下段の仕切り部材間に挟み込んで前記温蔵収納室及び冷蔵収納室の双方に跨って収納するようにした配膳車であって、前記仕切り部材の下部には両端部に押圧部が設けられた第1付勢体により下方に付勢された揺動部材をトレ−出し入れ方向の手前側と奥側とに2つ揺動可能に設け、前記仕切り部材の上部には前記両揺動部材の各押圧部に対応して上方へ第2付勢体により付勢されたカム体を設け、上下段の前記仕切り部材間の出し入れ方向の手前側と奥側とに2つの前記トレーを収納する時には、上段の仕切り部材の第1付勢体により下方へ付勢された前記各揺動部材に設けた両押圧部と下段の仕切り部材の第2付勢体により上方へ付勢された対応するカム体により前記各トレーを弾性的に挟持することを特徴とする配膳車。
  3. 2つの前記トレーを前記本体の対向する両側面の何れからも自由に出し入れることができるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の配膳車。
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