JP2011072192A - 食用油の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐冷性に優れ、更に生風味が良好な食用油の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の食用油の製造方法は、分別後に脱臭処理が施されていないパーム軟質油と、構成脂肪酸中の飽和脂肪酸の含有量が1〜25質量%の、パーム系油以外の植物油とを、15:85〜55:45の比率にて混合して得た調合油に、230〜260℃の温度条件にて脱臭処理を施すことを特徴とする。本発明によれば、パーム軟質油を多く含有するにもかかわらず、耐冷性に優れ、低温下にて保存しても濁りや結晶の析出が生じ難く、更に生風味が良好で、商品価値の高い食用油を製造することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、食用油の製造方法に関し、更に詳しくはパーム軟質油とパーム系油以外の植物油とを調合した食用油の製造方法に関する。
パーム油は、安価であり、しかも安定した供給が可能であることから、近年、様々な商品への使用が期待されている。特に、精製パーム油を分別したパーム軟質油は、液状画分であり、淡白な風味と高い酸化安定性とを有することから、その利用価値は高いといえる。
ところで、パーム油等の植物油には、その種類によって特徴があり、複数種を組み合わせることで、より優れた特性を有する食用油が得られる場合がある。この性質を使用した食用油が調合油である。しかしながら、パーム軟質油と他の液状油とを混合した調合油では、パーム軟質油由来の成分による濁りや結晶の析出が生じるため、パーム軟質油を少量しか含有させることができず、その結果、パーム軟質油の特性を調合油において活かすことが困難であった。そこで、最近では、このような結晶の生成を抑制する試みがなされている。
例えば、特許文献1には、特定のポリグリセリン脂肪酸エステルを添加することで、パーム油由来の油脂を含む液体油脂における結晶成長を抑制する方法が開示されている。これによれば、低温保存下での結晶の析出を抑制することができるものの、その抑制効果は液状油脂によって異なる。
特開2004−189965号公報
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、パーム軟質油を含有する食用油であって、耐冷性に優れ、低温下にて保存しても濁りや結晶の析出が生じ難く、更に生風味も良好な食用油を製造することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために検討を重ねたところ、通常、パーム軟質油は、3つの構成脂肪酸のうち1つがパルミチン酸であるトリアシルグリセロールを多く含むが、脱臭処理を施すと分子間エステル交換が生じ、3つの構成脂肪酸の全てがパルミチン酸であるトリパルミトイルグリセロール(以下、PPPと称する。)が生じることを見出した。PPP量の増加は、濁りや結晶の析出を招き、食用油の商品価値を低下させることから、望ましくない。
そこで更に、鋭意研究を重ねたところ、分別後に脱臭処理を施していないパーム軟質油と、パーム系油以外の液状の植物油とを混合した調合油に、脱臭処理を施した食用油は、分別前に脱臭処理を施したパーム軟質油と、脱臭処理を施したパーム系油以外の液状の植物油とを混合したものに比して、低温下での濁りや結晶の析出が生じ難いことを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、以下のようなものを提供する。
(1)分別後に脱臭処理が施されていないパーム軟質油と、構成脂肪酸中の飽和脂肪酸の含有量が1〜25質量%の、パーム系油以外の植物油とを、15:85〜55:45の比率にて混合して得た調合油に、230〜260℃の温度条件にて脱臭処理を施すことを特徴とする食用油の製造方法。
(2)上記構成脂肪酸中の飽和脂肪酸の含有量が1〜17質量%である(1)に記載の食用油の製造方法。
(3)上記パーム系油以外の植物油が大豆油及び/又は菜種油である(1)又は(2)に記載の食用油の製造方法。
(4)上記パーム系油以外の植物油は、脱臭処理が施されていないものである(1)〜(3)いずれかに記載の食用油の製造方法。
(5)上記パーム軟質油のヨウ素価が62〜75である(1)〜(4)いずれかに記載の食用油の製造方法。
本発明によれば、パーム軟質油を多く含有するにもかかわらず、耐冷性に優れ、低温下にて保存しても濁りや結晶の析出が生じ難く、更に生風味も良好で、商品価値の高い食用油を製造することができる。
以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。
植物油の精製方法には、ケミカル精製(ケミカルリファイニング)と、フィジカル精製(フィジカルリファイニング)とがある。前者のケミカル精製は、植物油の精製にて、通常、行われている方法であり、原料となる植物を圧搾・抽出した原油が、脱ガム処理、脱酸処理、脱色処理、脱ろう処理、脱臭処理を経ることで精製され、精製油となる。これに対し、後者のフィジカル精製は、パーム油やヤシ油等にてよく行われている方法であり、原料となるパームやヤシ等を圧搾した原油が、脱ガム処理、脱色処理、脱酸・脱臭処理を経ることで精製され、精製油となる。
一般に、調合油は、上記精製方法における最終工程の脱臭処理を経た精製油を2種以上混合することによって得られるが、本発明では、優れた耐冷性と良好な生風味とを有する食用油を得るために、分別後に脱臭処理が施されていないパーム軟質油(パームオレイン)と、構成脂肪酸中の飽和脂肪酸の含有量が1〜25質量%の、パーム系油以外の植物油とを、15:85〜55:45の比率にて混合して得た調合油に、230〜260℃の温度条件にて脱臭処理を施す。
[パーム軟質油]
パーム軟質油は、高温にて脱臭処理が施されると、トリパルミトイルグリセロール(以下、PPPと称する。)量が増加する。PPPは固形成分であるため、その増加により油中に濁りや結晶の析出が生じ得る。また、耐冷性にも影響を与え得る。本発明では、最終的に得られる食用油中のPPP量を少なくするために、分別後に脱臭処理が施されていないパーム軟質油を原料として用いる。ここで、分別後に脱臭処理が施されていないパーム軟質油とは、パーム軟質油として脱臭処理が施されていないパーム軟質油を意味し、分別前であれば脱臭処理が施されていてもよいし、脱ガム処理や脱色処理等の他の精製処理が施されていてもよい。また、精製せずに分別したものであってもよい。更に、本発明では、原料として、パーム原油に脱ガム処理、脱色処理、脱酸・脱臭処理を施し、更に分別した、市販のRBDパーム軟質油を用いてもよいし、該市販のRBDパーム軟質油に対して、更に脱色処理が施されたものを用いてもよい。なお、ここでいう脱臭処理とは、上記ケミカル精製又はフィジカル精製のいずれかにおける脱臭処理をいう。
本発明では、分別方法は、特に限定されるものではなく、常法により行うことができる。例えば、冷却による自然分別、界面活性剤による分別、溶剤による分別等が挙げられる。これらの分別方法により、パーム原油は、液体油成分であるパーム軟質油と、固体脂成分であるパーム硬質油(パームステアリン)とに分画される。
[植物油]
本発明における植物油は、構成脂肪酸中の飽和脂肪酸の含有量が1〜25質量%の、パーム系油以外の植物由来の液状油であれば、特に限定されるものではなく、例えば、大豆油、菜種油、コーン油、オリーブ油、ヒマワリ油、紅花油、綿実油、サフラワー油、落花生油、ゴマ油、シソ油、亜麻仁油、ブドウ種子油、クルミ油、エゴマ油、小麦胚芽油等が挙げられる。また、遺伝子組換えの技術を用いて品種改良した植物、例えば、大豆、菜種、コーン、オリーブ、亜麻仁、ひまわり、紅花、綿実等に由来するものであってもよい。これらの中でも、構成脂肪酸中の飽和脂肪酸の含有量が17質量%以下の植物油が好ましく、大豆油(16質量%程度)及び/又は菜種油(8質量%程度)が、構成脂肪酸中の飽和脂肪酸の含有量が低く、PPPや、パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和脂肪酸のみからなる結晶性の高いトリグリセリドを生成し難いという点においてより好ましい。なお、本発明における植物油は、上記植物油であれば、異なる種類の油を2種以上混合したものであってもよい。その場合、種類数、組み合わせ、混合比率等は、特に限定されるものではない。ここで、異なる種類の油とは、由来する植物が異なる、精製方法が異なる、水素添加、分別、エステル交換等により改質されて物性が異なる油をいう。本発明における植物油が、2種以上を混合したものである場合には、由来する植物が異なる油から選択されることが好ましく、大豆油と菜種油とからなることが好ましい。なお、本発明においてパーム系油とは、パーム油、パーム油の分別油であるパーム軟質油、パーム硬質油、これらを水素添加、分別、エステル交換したものを意味する。
本発明では、上記パーム系油以外の植物油は、脱臭処理が施されていないことが好ましい。なお、ここでいう脱臭処理とは、上記ケミカル精製又はフィジカル精製のいずれかにおける脱臭処理をいう。
[調合油]
本発明における調合油は、上記パーム軟質油と上記植物油とを、15:85〜55:45の比率にて混合して得たことを特徴とし、20:80〜40:60の比率にて混合して得たことが好ましい。調合油における上記パーム軟質油の占める割合が、上記範囲であれば、調合後の脱臭処理に伴うPPP量の増加を抑制することができ、また、低温下で保存しても濁りや結晶の析出が生じ難く、外観の良好な食用油を最終的に得ることができる。なお、調合油における上記パーム軟質油の占める割合が、15質量%以上の場合において、本発明の脱臭前調合による耐冷性効果が発揮される。
[調合後の脱臭処理]
本発明では、上記調合油に対して、230〜260℃の温度条件にて脱臭処理を施すことを特徴とし、240〜260℃の温度条件にて脱臭処理を施すことが好ましい。ここでいう脱臭処理とは、上記ケミカル精製又はフィジカル精製のいずれかにおける脱臭処理をいう。脱臭処理の方法は、温度条件が230〜260℃であれば、特に限定されるものではなく、常法により行うことができる。例えば、フィジカル精製による脱臭処理であれば、油に対して0.5〜5.0質量%の水蒸気を、230〜260℃で30〜120分間吹き込み、有臭成分と遊離脂肪酸とを同時に除去する、減圧水蒸気蒸留による方法が挙げられる。また、装置としては、バッチ式、トレイ式、薄膜式等が挙げられる。なお、本発明では、上記調合油に対して上記脱臭処理を施せばよく、該脱臭処理の前に、上記調合油に対してケミカル精製における脱酸処理、脱色処理、脱ロウ処理のいずれか1種以上を施してもよいし、フィジカル精製における脱ガム処理、脱色処理、脱酸・脱臭処理のいずれか1種以上を施してもよい。
[ヨウ素価]
本発明のパーム軟質油のヨウ素価は、特に限定されるものではないが、耐冷性の観点から、62〜75であることが好ましく、より好ましくは64〜73である。
[その他の成分]
本発明の食用油の製造方法では、本発明の目的を損なわない範囲において、その他の成分を含有させてもよい。その他の成分としては、例えば、一般的な食用油に用いられる、乳化剤、酸化・劣化防止剤、結晶調整剤等の食品添加物が挙げられる。これらは、脱臭処理後に添加されることが好ましい。なお、乳化剤としては、例えば、モノグリセリド、ジグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル及び有機酸モノグリセリド、レシチン等が挙げられる。酸化・劣化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、フラボン誘導体、コウジ酸、没食子酸誘導体、カテキン及びそのエステル、フキ酸、ゴシポール、セサモール、テルペン類、有機酸、シリコーン等が挙げられる。結晶調整剤としては、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられる。
本発明の製造方法により得られる食用油は、油を含み得るあらゆる飲食品に使用することができる。例えば、調味油、マヨネーズ、ドレッシング等が挙げられる。本発明の食用油は、生の風味が良いので、生食に供することができ、また、油脂組成物や飲食品中に多く含有しても、油脂組成物自体の風味を損なわず、更に、低温下でも濁りや結晶の析出が生じ難く、外観が良好であり、耐冷性に優れるので、冷蔵保存を伴う油脂組成物や飲食品に好適に使用することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に何ら限定されるものではない。
[製造例1]パーム軟質油(脱色油)の製造方法
パームの原油に対して脱ガム処理、脱色処理、脱酸・脱臭処理を施し、得られた油を分別したRBDパーム軟質油(RBDパームオレイン油,ヨウ素価:65,INTERCONTINENTAL SPECIALTY FATSSDN.BHD社製)に、該RBDパーム軟質油に対して1.5質量%の活性白土(水澤化学工業株式会社製)を添加し、減圧下110℃で20分間撹拌して色素を吸着させた後、ろ過により白土を除去して脱色油を得た。
[製造例2]パーム軟質油(脱臭油)の製造方法
製造例1の方法にて製造したパームオレイン油(脱色油)に、該脱色油に対して約3質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、220〜270℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、パームオレイン油(脱臭油)を得た。
[製造例3]大豆油(脱色油)の製造方法
大豆抽出原油(構成脂肪酸中の飽和脂肪酸量:15.6質量%)に、該大豆抽出原油に対して0.1質量%のリン酸を添加した後、リン酸と遊離脂肪酸とを中和するのに必要な量の1.1倍量の水酸化ナトリウム水溶液(濃度:11%)を添加し、遠心分離によりガム質と石けんとを除去して、一次脱酸油を得た。次いで、該一次脱酸油に対して0.5質量%の水酸化ナトリウム水溶液(濃度:11%)を添加した後、遠心分離によりガム質と石けんとを更に除去し、温水にて洗浄して脱酸油を得た。そして、該脱酸油に対して1.5質量%の活性白土(水澤化学工業株式会社製)を添加し、減圧下110℃で20分間撹拌して色素を吸着させた後、ろ過により白土を除去して脱色油を得た。
[製造例4]大豆油(脱臭油)の製造方法
製造例3の方法にて製造した大豆油(脱色油)に、該脱色油に対して約3質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、220〜270℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、大豆油(脱臭油)を得た。
[製造例5]菜種油(脱色油)の製造方法
菜種圧抽原油(構成脂肪酸中の飽和脂肪酸量:7.3質量%)に、該菜種圧抽原油に対して0.1質量%のリン酸を添加した後、リン酸と遊離脂肪酸とを中和するのに必要な量の1.1倍量の水酸化ナトリウム水溶液(濃度:11%)を添加し、遠心分離によりガム質と石けんとを除去して、一次脱酸油を得た。次いで、該一次脱酸油に対して0.5質量%の水酸化ナトリウム水溶液(濃度:11%)を添加した後、遠心分離によりガム質と石けんとを更に除去し、温水にて洗浄して脱酸油を得た。そして、該脱酸油に対して1.5質量%の活性白土(水澤化学工業株式会社製)を添加し、減圧下110℃で20分間撹拌して色素を吸着させた後、ろ過により白土を除去して脱色油を得た。
[製造例6]菜種油(脱臭油)の製造方法
製造例5の方法にて製造した菜種油(脱色油)に、該脱色油に対して約3質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、220〜270℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、菜種油(脱臭油)を得た。
[実施例1]調合油:パーム軟質油(脱色油)+大豆油(脱色油)
製造例1に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱色油)600gと製造例3に記載の方法により製造した大豆油(脱色油)900gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、得られた調合油に対して、約3質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、230℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、実施例1の食用油を得た。
[実施例2]調合油:パーム軟質油(脱色油)+大豆油(脱色油)
実施例1と同様の方法により得られた調合油に対して、約3質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、240℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、実施例2の食用油を得た。
[実施例3]調合油:パーム軟質油(脱色油)+大豆油(脱色油)
実施例1と同様の方法により得られた調合油に対して、約3質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、250℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、実施例3の食用油を得た。
[実施例4]調合油:パーム軟質油(脱色油)+菜種油(脱色油)
製造例1に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱色油)600gと製造例5に記載の方法により製造した菜種油(脱色油)900gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、得られた調合油に対して、約3質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、230℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、実施例4の食用油を得た。
[実施例5]調合油:パーム軟質油(脱色油)+菜種油(脱色油)
実施例4と同様の方法により得られた調合油に対して、約3質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、240℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、実施例5の食用油を得た。
[実施例6]調合油:パーム軟質油(脱色油)+菜種油(脱色油)
実施例4と同様の方法により得られた調合油に対して、約3質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、250℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、実施例6の食用油を得た。
[実施例7]調合油:パーム軟質油(脱色油)+菜種油(脱色油)
製造例1に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱色油)750gと製造例5に記載の方法により製造した菜種油(脱色油)750gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、得られた調合油に対して、約3質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、250℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、実施例7の食用油を得た。
[実施例8]調合油:パーム軟質油(脱色油)+菜種油(脱色油)
製造例1に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱色油)450gと製造例5に記載の方法により製造した菜種油(脱色油)1050gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、得られた調合油に対して、実施例7と同様の方法により、脱臭処理を施し、実施例8の食用油を得た。
[実施例9]調合油:パーム軟質油(脱色油)+菜種油(脱色油)
製造例1に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱色油)300gと製造例5に記載の方法により製造した菜種油(脱色油)1200gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、得られた調合油に対して、実施例7と同様の方法により、脱臭処理を施し、実施例9の食用油を得た。
[比較例1]調合油:パーム軟質油(脱臭油)+大豆油(脱臭油)
製造例1に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱色油)600gと製造例3に記載の方法により製造した大豆油(脱色油)900gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、得られた調合油に対して、約3質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、220℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、比較例1の食用油を得た。
[比較例2]調合油:パーム軟質油(脱臭油)+大豆油(脱臭油)
製造例2に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱臭油,脱臭温度:230℃)600gと製造例4に記載の方法により製造した大豆油(脱臭油,脱臭温度:230℃)900gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、比較例2の食用油を得た。
[比較例3]調合油:パーム軟質油(脱臭油)+大豆油(脱臭油)
製造例2に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱臭油,脱臭温度:240℃)600gと製造例4に記載の方法により製造した大豆油(脱臭油,脱臭温度:240℃)900gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、比較例3の食用油を得た。
[比較例4]調合油:パーム軟質油(脱臭油)+大豆油(脱臭油)
製造例2に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱臭油,脱臭温度:250℃)600gと製造例4に記載の方法により製造した大豆油(脱臭油,脱臭温度:250℃)900gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、比較例4の食用油を得た。
[比較例5]調合油:パーム軟質油(脱臭油)+大豆油(脱臭油)
製造例2に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱臭油,脱臭温度:270℃)600gと製造例4に記載の方法により製造した大豆油(脱臭油,脱臭温度:270℃)900gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、比較例5の食用油を得た。
[比較例6]調合油:パーム軟質油(脱臭油)+菜種油(脱臭油)
製造例2に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱臭油,脱臭温度:220℃)600gと製造例6に記載の方法により製造した菜種油(脱臭油,脱臭温度:220℃)900gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、比較例6の食用油を得た。
[比較例7]調合油:パーム軟質油(脱臭油)+菜種油(脱臭油)
製造例2に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱臭油,脱臭温度:230℃)600gと製造例6に記載の方法により製造した菜種油(脱臭油,脱臭温度:230℃)900gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、比較例7の食用油を得た。
[比較例8]調合油:パーム軟質油(脱臭油)+菜種油(脱臭油)
製造例2に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱臭油,脱臭温度:240℃)600gと製造例6に記載の方法により製造した菜種油(脱臭油,脱臭温度:240℃)900gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、比較例8の食用油を得た。
[比較例9]調合油:パーム軟質油(脱臭油)+菜種油(脱臭油)
製造例2に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱臭油,脱臭温度:250℃)600gと製造例6に記載の方法により製造した菜種油(脱臭油,脱臭温度:250℃)900gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、比較例9の食用油を得た。
[比較例10]調合油:パーム軟質油(脱色油)+菜種油(脱色油)
製造例1に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱色油)600gと製造例5に記載の方法により製造した菜種油(脱色油)900gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、得られた調合油に対して、約3質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、270℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、比較例10の食用油を得た。
[比較例11]調合油:パーム軟質油(脱色油)+菜種油(脱色油)
製造例1に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱色油)900gと製造例5に記載の方法により製造した菜種油(脱色油)600gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、得られた調合油に対して、約3質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、250℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、比較例11の食用油を得た。
[比較例12]調合油:パーム軟質油(脱臭油)+菜種油(脱臭油)
製造例2に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱臭油,脱臭温度:250℃)900gと製造例6に記載の方法により製造した菜種油(脱臭油,脱臭温度:250℃)600gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、比較例12の食用油を得た。
[比較例13]調合油:パーム軟質油(脱臭油)+菜種油(脱臭油)
製造例2に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱臭油,脱臭温度:250℃)750gと製造例6に記載の方法により製造した菜種油(脱臭油,脱臭温度:250℃)750gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、比較例13の食用油を得た。
[比較例14]調合油:パーム軟質油(脱臭油)+菜種油(脱臭油)
製造例2に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱臭油,脱臭温度:250℃)450gと製造例6に記載の方法により製造した菜種油(脱臭油,脱臭温度:250℃)1050gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、比較例14の食用油を得た。
[比較例15]調合油:パーム軟質油(脱臭油)+菜種油(脱臭油)
製造例2に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱臭油,脱臭温度:250℃)300gと製造例6に記載の方法により製造した菜種油(脱臭油,脱臭温度:250℃)1200gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、比較例15の食用油を得た。
[参考例1]調合油:パーム軟質油(脱色油)+菜種油(脱色油)
製造例1に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱色油)150gと製造例5に記載の方法により製造した菜種油(脱色油)1350gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、得られた調合油に対して、実施例7と同様の方法により、脱臭処理を施し、参考例10の食用油を得た。
[参考例2]調合油:パーム軟質油(脱臭油)+菜種油(脱臭油)
製造例2に記載の方法により製造したパーム軟質油(脱臭油,脱臭温度:250℃)150gと製造例6に記載の方法により製造した菜種油(脱臭油,脱臭温度:250℃)1350gとを3Lのガラス容器に入れて混合し、参考例2の食用油を得た。
[トリパルミチン含量の測定]
上記の食用油(実施例1〜9,比較例1〜15,参考例1,2)について、脱臭処理前後のトリパルミチン含量を比較した。トリパルミチン含量の測定は、JOURNAL OF THE AMERICAN OIL CHEMISTS’ SOCIETY,vol.170,11,p.1111−1114(1996)に記載の方法(ガスクロマトグラフィー法)に準じて行った。
[食用油の評価:耐冷性]
上記の食用油(実施例1〜9,比較例1〜15,参考例1,2)100gを、100g用の遮光処理を施していない透明容器に充填した。そして、該透明容器に充填した食用油を、1〜7℃の温度条件下で7〜20日間保持した後、照度1000lux以上の蛍光灯下で、目視にて、曇りや結晶の析出の有無を確認した。なお、食用油に曇りや結晶の析出が認められず、清澄な場合を○、曇りや結晶の析出が認められた場合を×とした。
[食用油の評価:生風味]
上記の食用油(実施例1〜9,比較例1〜15,参考例1,2)について、生風味の評価を行った。生風味の評価には、常温状態の食用油を用い、専門パネラーが各食用油を1〜2ml程度、口に含み、行った。
Figure 2011072192
パーム軟質油と調合する植物油として大豆油を用い、脱臭条件の検討を行った(表1)。パーム軟質油(脱色油)と大豆油(脱色油)とを混合し、調合油とした後に、230〜250℃の温度条件にて脱臭処理を施した食用油(実施例1〜3)は、同じ温度条件にてそれぞれ脱臭処理を施したパーム軟質油(脱臭油)と大豆油(脱臭油)とを混合して得られた食用油(比較例2〜4)に比べて、PPP量の増加が抑制された。また、低温条件にて一定期間保持しても、食用油に曇りや結晶の析出が認められなかった。更に、生風味も良好であった。パーム軟質油(脱色油)と大豆油(脱色油)とを混合し、調合油とした後に、脱臭処理を施した食用油であっても、220℃の温度条件にて脱臭処理を施した食用油(比較例1)では、食用油に曇りや結晶の析出は認められなかったが、生風味がやや悪かった。また、270℃の温度条件にて脱臭処理を施した食用油(比較例5)では、生風味は良好であったが、食用油に曇りや結晶の析出が認められた。
Figure 2011072192
パーム軟質油と調合する植物油として菜種油を用い、脱臭条件の検討を行った(表2)。パーム軟質油(脱色油)と菜種油(脱色油)とを混合し、調合油とした後に、230〜250℃の温度条件にて脱臭処理を施した食用油(実施例4〜6)についても、パーム軟質油と大豆油とを混合した食用油の場合と同様に、同じ温度条件にてそれぞれ脱臭処理を施したパーム軟質油(脱臭油)と菜種油(脱臭油)とを混合して得られた食用油(比較例7〜9)に比べて、PPP量の増加が抑制された。また、低温条件にて一定期間保持しても、食用油に曇りや結晶の析出が認められず、更に、生風味も良好であった。パーム軟質油(脱色油)と菜種油(脱色油)とを混合し、調合油とした後に、脱臭処理を施した食用油であっても、脱臭処理の温度条件が220℃では、食用油に曇りや結晶の析出は認められないものの、生風味がやや悪かった(比較例6)。また、脱臭処理の温度条件が270℃では、生風味は良好であったが、食用油に曇りや結晶の析出が認められた(比較例10)。
Figure 2011072192
パーム軟質油と調合する植物油として菜種油を用い、調合比率の検討を行った(表3)。脱臭処理の温度条件は250℃とした。脱臭処理が施されていないパーム軟質油と、菜種油とを20:80〜50:50の比率にて混合して得た調合油に、脱臭処理を施した食用油(実施例7〜9)は、それぞれ脱臭処理を施したパーム軟質油(脱臭油)と菜種油(脱臭油)とを混合して得られた食用油(比較例13〜15)に比べて、PPP量の増加が抑制され、低温条件にて一定期間保持しても曇りや結晶の析出が認められなかった。調合するパーム軟質油の割合が60質量%以上になると、調合後に脱臭処理を施しても、PPP量の増加は抑制されず、食用油に曇りや結晶の析出が認められた(比較例11,12)。なお、調合するパーム軟質油の割合が10質量%以下では、脱臭前調合の有無にかかわらず、低温保持後の食用油は清澄であった。これは、調合油におけるパーム軟質油の割合が少なく、耐冷性低下の要因となるPPPの初期量が少なかったためと考えられる(参考例1,2)。
以上より、パーム原油を分別した後に脱臭処理を施していないパーム軟質油と、植物油(大豆油,菜種油)とをある特定の比率にて調合した後に、ある特定の温度条件にて脱臭処理を施すことで、脱臭処理を施したパーム軟質油と植物油(大豆油,菜種油)とを単に調合するよりも、優れた耐冷性を示し、更に生風味も良好な食用油が得られることが確認された。

Claims (5)

  1. 分別後に脱臭処理が施されていないパーム軟質油と、構成脂肪酸中の飽和脂肪酸の含有量が1〜25質量%の、パーム系油以外の植物油とを、15:85〜55:45の比率にて混合して得た調合油に、230〜260℃の温度条件にて脱臭処理を施すことを特徴とする食用油の製造方法。
  2. 前記構成脂肪酸中の飽和脂肪酸の含有量が1〜17質量%である請求項1に記載の食用油の製造方法。
  3. 前記パーム系油以外の植物油が大豆油及び/又は菜種油である請求項1又は2に記載の食用油の製造方法。
  4. 前記パーム系油以外の植物油は、脱臭処理が施されていないものである請求項1〜3いずれかに記載の食用油の製造方法。
  5. 前記パーム軟質油のヨウ素価が62〜75である請求項1〜4いずれかに記載の食用油の製造方法。
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