JP2011069009A - 汗吸収用部材付き衣類 - Google Patents

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Tatsuko Sato
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Abstract

【課題】脇の汗を吸収する部材を取り付けたものと認識され難く且つ脇の汗の吸収範囲を広くすることが可能で且つ装着感が良好な汗吸収用部材付き衣類を提供すること。
【解決手段】袖部が無い上半身を被覆する衣類1は、掛止部2と胴体部3から構成される。掛止部2と胴体部3は、前側と後側のそれぞれで、第1縫合部7、第2縫合部8で縫合される。第1縫合部7と第2縫合部8と胴体部3側の腕用縁部6とに縫合した汗吸収用布4を、衣類1の内側に配設した。
【選択図】図1

Description

本発明は、汗吸収用部材付き衣類に関する。
脇は蒸れ易く発汗しやすいが、この汗が衣類の表面に滲出すると美観を損ねる等の考えから、近年、上半身を被覆する衣類において、脇の汗を吸収するための部材を取り付けたものが提案され、実用化もされている(特許文献1参照)。
例えば、図4に示す市販されている女性用の衣類20は、袖部が無い所謂ノースリーブ型の肌着で、脇の汗を吸収するための布21を取り付けている。図4(C)に示すように、衣類20では、略楕円形の汗吸収用布21の約半分を、脇の部位に2点鎖線で示すように縫合している。そして、図4(B)に示すように、衣類20の着用時は、この汗吸収用布21の約半分を折り返し、汗吸収用布21が脇の汗を吸収する。
特開2009−114582号公報
しかしながら、衣類20の着用時に、汗吸収用布21が、折り返された状態から図4(C)に示す元の状態に戻り易く、腕を上げ下げしたりするなど、腕を動かす動作を続けていくうちに汗吸収布21が衣類20の脇下部からはみ出してくる現象が起こる。このような現象により、衣類20が脇の汗を吸収する部材を取り付けた肌着であることが他人に認識されてしまう。また、図4(A)の2点鎖線で示すように、汗吸収用布21を衣類20に縫合する縫合糸が表面に見えており、これによっても、衣類20が脇の汗を吸収する部材を取り付けた肌着であることが他人に認識されてしまう。
また、汗吸収用布21が縫合されている衣類20の脇の部位は、着用時には胸囲方向で体に沿って曲面となる力が加わる。一方、汗吸収用布21は、衣類20の着用時には折り返すために、衣類20の脇の部位を平面に保持しようとする力が生じる。これらの相反する力のために、衣類20の着用時は、衣類20の脇の部位に皺が生じ、装着感が悪化する。
また、汗吸収用布21は、衣類20の着用時には折り返すために、汗吸収用布21の折り返した部位は略直線上となり、衣類20の着用時に、腕用縁部22に沿わない。すなわち、衣類20の着用時に、汗吸収用布21の折り返した部位は、人体の脇に沿わないことになる。従って、汗吸収用布21では、脇に沿った広い範囲で、脇の汗を吸収することができない。
本発明は、上記事情に鑑み、脇の汗を吸収する部材を取り付けたものと認識され難く且つ脇の汗の吸収範囲を広くすることが可能で且つ装着感が良好な汗吸収用部材付き衣類を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための本発明の汗吸収用部材付き衣類は、袖部が無い上半身を被覆する衣類であって、首用縁部、腕用縁部、首用縁部と腕用縁部とに挟まれ肩に掛止するための掛止部、該掛止部に縫合される胴体部とを備え、前側と後側のそれぞれで掛止部と胴体部とを縫合する第1縫合部と第2縫合部とを設け、前記第1縫合部と第2縫合部と胴体部側の腕用縁部とに縫合した汗吸収用部材を、衣類の内側に配設したことを特徴とする。
この構成によれば、汗吸収用部材を、第1縫合部と第2縫合部と胴体部側の腕用縁部とに縫合したので、脇の汗を吸収する部材を取り付けた衣類と認識され難くすることが可能となる。また、脇の汗の吸収範囲を広くすることが可能となる。更に、汗吸収用部材を、無理な力がかからないように配設させて皺の発生を抑制することが可能となり、これにより、装着感を良好とすることが可能となる。
上記構成において、前記汗吸収用部材を、胴体部における第1及び第2縫合部と腕用縁部から離隔した箇所に縫合してもよい。
この構成によれば、汗吸収用部材が反転して、外側から認識されることを抑制することができる。また、縫合領域を少なくすることが可能であり、縫合糸が外側から認識されることを抑制することができる。これにより、脇の汗を吸収する部材を取り付けた衣類と認識され難くすることが可能となる。
上記構成において、前記汗吸収用部材を布としてもよい。
この構成によれば、汗吸収用部材を薄くすることができるので、装着感を良好とすることができる。
本発明によれば、脇の汗を吸収する部材を取り付けたものと認識され難く且つ脇の汗の吸収範囲を広くすることが可能で且つ装着感が良好な汗吸収用部材付き衣類を提供することができる。
本発明の実施形態に係る汗吸収用部材付き衣類で(A)が正面図、(B)が背面図、(C)が着用状態での側面図である。 本発明の実施形態に係る汗吸収用部材付き衣類で(A)が裏返した状態の正面図、(B)が裏返した状態の背面図、(C)が着用状態での縦断側面図である。 (A)が図2(C)の要部拡大図、(B)が変形例の要部拡大図。 従来の汗吸収用部材付き衣類で(A)が正面図、(B)が着用状態での縦断側面図、(C)は汗吸収用布の縫合状態を示す縦断側面図である。
以下、図1〜3を参照して、本発明を実施するための形態に係る汗吸収用部材付き衣類について説明する。
汗吸収用部材付き衣類1は、袖部が無い上半身を被覆する衣類であり、本実施形態では、所謂ノースリーブ型の女性用肌着である。
図1,2に示すように、汗吸収用部材付き衣類1は、掛止部2、胴体部3、汗吸収用部材としての汗吸収用布4とを、主要な構成要素とする。
掛止部2は首用縁部5と腕用縁部6とに挟まれた部位であって、衣類1を肩に掛止するための部位である。掛止部2と胴体部3は、衣類1の前側で、第1縫合部7で縫合され、衣類1の後側で、第2縫合部8で縫合されている。第1及び第2縫合部7,8は、首用縁部5から腕用縁部6に向かって漸次下方になるように直線状に延在する。第2縫合部8の方が、第1縫合部7より首用縁部5から腕用縁部6に向かって下方になる度合いが大きい。第1及び第2縫合部7,8における腕用縁部6側の端部は、上下方向で略同位置であり、腕用縁部6における上下方向での略中央に位置する。それ以外の部位では、第2縫合部8の方が、第1縫合部7より上方に位置する。しかし、第1及び第2縫合部7,8の延在方向・形状や位置関係はこれらに限定されるものではない。
左右の掛止部2のそれぞれは、前側部位と後側部位の境界の第3縫合部9で2枚の布が縫合されることにより形成されている。首用縁部5の前側における左右の第3縫合部の間には、レース部10が縫合されている。一方、胴体部3における前側の部位と後側の部位との境界には、縫合部(脇線)が存在しない。なお、レース部10は必ずしも、必要ではない。また、各掛止部2は1枚の布から形成されてもよく、第3縫合部は必ずしも必要ではない。また、各掛止部2は、3枚以上の布を縫合することにより形成されてもよい。また、胴体部3に脇線があってもよい。
汗吸収用布4は、衣類1の内側に配設され、その前側端縁部4aが第1縫合部7に縫合され、後側端縁部4bが第2縫合部8に縫合され、上側側縁部4cが胴体部3の側の腕用縁部6とに縫合されている。汗吸収用布4は、腕用縁部6に沿った略三日月状の形状を成している。また、汗吸収用布4は一枚布であり、胴体部3の内側面に沿って、皺が発生するような力が作用しないように配設されている。
前側端縁部4aにおける首用縁部5の側の端部は、第1縫合部7の延在方向中間部に位置し、後側端縁部4bにおける首用縁部5の側の端部は、第2縫合部8の延在方向中間部に位置する。しかし、これに限定されず、例えば、前側端縁部4aにおける首用縁部5の側の端部は、第1縫合部7における首用縁部5の側の端部に位置してもよく、後側端縁部4bにおける首用縁部5の側の端部は、第2縫合部8における首用縁部5の側の端部に位置してもよい。
また、汗吸収用布4の下側側縁部4dは、全体に亘り、衣類1の内側に折り返して、縫合されている。そして、下側側縁部4dは、胴体部3における第1及び第2縫合部7,8と腕用縁部6から離隔した脇の下方の第4縫合部11で、縫合されている。すなわち、汗吸収用布4は、第1縫合部7と第2縫合部8と胴体部3の側の腕用縁部6と第4縫合部11で縫合され、それ以外の部位は胴体部3から遊離している。第4縫合部11は、第1〜第3縫合部7〜9と比較して、かなり小さい。また、汗吸収用布4は、前側の部位の方が、後側の部位より胸囲方向の幅が大きい。
本実施形態では、第1及び第2縫合部7,8は先端側が胴体部3の側を向くように形成されている。図3(A)に拡大して示すように、本実施形態では、汗吸収用布4は、端縁部4a,4bは非端部4eに対して、衣類1の内側の向きに折り返されて第1及び第2縫合部7,8に縫合されている。詳述すれば、汗吸収用布4の前側端縁部4aは、衣類1の内側の向きに折り返され、折り返された部位の内側の面が、第1縫合部7の外側の面に縫合されている。汗吸収用布4の後側端縁部4bについても同様である。上側側縁部4cについては、衣類1の外側の向きに折り返され、折り返された部位の外側の面が、腕用縁部6の内側に縫合されている。また、汗吸収用布4の端縁部4a,4bの縫合は、上側側縁部4cの胴体部3側の腕用縁部6との縫合とは別に行なわれる。
しかし、汗吸収用布4の縫合状態は、これに限定されるものではない。例えば、図3(B)に示す例では、汗吸収用布4は、端縁部4a,4bは非端部4eに対して、衣類1の外側の向きに折り返されて第1及び第2縫合部7,8に縫合されている。詳述すれば、汗吸収用布4の前側端縁部4aは、外側の向きに折り返され、折り返された部位の外側の面が、第1縫合部7の内側の面に縫合されている。汗吸収用布4の後側端縁部4bについても同様である。上側側縁部4cについては、図3(A)の場合と同様である。一方、汗吸収用布4の端縁部4a,4bの縫合は、上側側縁部4cの胴体部3側の腕用縁部6との縫合と連続して行なわれる。しかし、この縫合方法より、図3(A)の縫合方法の方が、容易に行なうことができる。
以上の構成により、本実施形態では以下の効果を享受できる。
汗吸収用布4を、第1縫合部7と第2縫合部8と胴体部3側の腕用縁部6とに縫合したので、衣類1が汗吸収用布4を取り付けたものと認識され難い。汗吸収用布4の端縁部4a,4bが縫合される第1及び第2縫合部7,8の腕用縁部6側端部は、腕用縁部6の上下方向で略中央に位置するので、従来の衣類20より脇の汗の吸収範囲が広い。更に、汗吸収用布4は、一枚布であり、胴体部3の内側面に沿って、皺が発生するような力が作用しないように配設されているので、これにより、装着感が良好である。
汗吸収用布4は、第4縫合部11で縫合されているので、汗吸収用布4が反転して、外側から認識されることを抑制することができる。また、第4縫合部11は、第1〜第3縫合部7〜9と比較してかなり小さいので、縫合糸が外側から認識されることが抑制される。これにより、衣類1が汗吸収用布4を取り付けたものと認識され難い。
また、人体の脇がやや前方に向いていることに対して、汗吸収用布4は、前側の部位の方が、後側の部位より胸囲方向の幅が大きいので、効率良く脇の汗を吸収することが可能である。
上記実施形態では、汗吸収部材として汗吸収用布4を使用しているが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、汗吸収部材としてパッド状部材等を使用してもよい。
また、上記実施形態では、衣類1として上半身を被覆する肌着を挙げたが、本発明はこれに限定されず、例えば、上半身だけでなく下半身まで被覆する例えばドレスやワンピースでもよい。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内であれば、様々な変形が可能である。
1 衣類
2 掛止部
3 胴体部
4 汗吸収用布(汗吸収用部材)
5 首用縁部
6 腕用縁部
7 第1縫合部
8 第2縫合部

Claims (3)

  1. 袖部が無い上半身を被覆する衣類であって、
    首用縁部、腕用縁部、首用縁部と腕用縁部とに挟まれ肩に掛止するための掛止部、該掛止部に縫合される胴体部とを備え、
    前側と後側のそれぞれで掛止部と胴体部とを縫合する第1縫合部と第2縫合部とを設け、
    前記第1縫合部と第2縫合部と胴体部側の腕用縁部とに縫合した汗吸収用部材を、衣類の内側に配設したことを特徴とする汗吸収用部材付き衣類。
  2. 前記汗吸収用部材を、胴体部における第1及び第2縫合部と腕用縁部から離隔した箇所に縫合した請求項1に記載の汗吸収用部材付き衣類。
  3. 前記汗吸収用部材を布とした請求項1又は2に記載の汗吸収用部材付き衣類。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011074525A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Gunze Ltd 脇開放型の衣類

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