JP2011074525A - 脇開放型の衣類 - Google Patents

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【課題】脇開放型の衣類において、脇下の汗取りパッドが取り付けられていることが外見からは判らないようにすることで、人目を気にせずに着用できるものとし、脇下の汗による本人及び周囲の不快感を解消して、皆が爽快に過ごすことができるようにする。
【解決手段】上半身の正面を被う前身頃10と上半身の背面を被う後身頃11とで形成される身頃本体4を有したものであり、身頃本体4には前身頃10と後身頃11との間で脇下近傍を通る脇下ライン15が設けられていると共に、身頃本体4の内部には前記脇下ライン15を上限として全体を身頃本体4内部に収容させた状態で汗取りパッド20が取り付けられており、汗取りパッド20はそのパッド上縁部が脇下ライン15に沿わせて身頃本体4に固着されていると共に、前記脇下ライン15以外の少なくとも一点で身頃本体4に固着されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、タンクトップやキャミソールなどに代表される衣類(この種の衣類を本明細書では「脇開放型」と言うこととし、脇開放型の詳細な定義は後述する)に関するものである。
タンクトップやキャミソール、ノースリーブなど、着用時において肩から先を露出させるようにした衣類(インナーウェア及びアウターウェアを含む)では、袖が無いことから、脇下の汗取りパッドを取り付ける場合、どうしても目立ってしまう(例えば、特許文献1等参照)。
脇下の発汗は、躯体(ボディ)側よりも腕側で広範囲となる傾向であることが検証されているが、それ故、汗取りパッドは、可及的に、腕側へ及ぶように配置するのが好適であるとされている。このことが、袖を有さず、且つ脇下の汗取りパッドを取り付けた衣類にあって、汗取りパッドが目立ってしまう根本的な理由となっている。
なお、脇下の汗取りパッドを、半分以上、衣類から外へ突出するような状態で取り付けた衣類が知られている(特許文献2参照)。この衣類は、汗取りパッドを大型化させ且つ立体的に湾曲させることにより、脇下の内面に沿わせ、直接的な接触面積を増加させることを狙ったものと言える。換言すれば、汗取りパッドを取り付けたことに伴う外観性については殆ど無視又は軽視したものと言わざるを得ない。
特開2000−314005号公報 特開2008−88598号公報
前記したように、汗取りパッドは可及的に腕側へ及ぶように配置すべきであり、脇下から遠い配置とすれば、汗を吸収する効率が著しく低いものとなってしまう。しかし、それだからといって汗取りパッドを衣類の外へ突出させて取り付ければ(特許文献1や2等)、汗取りパッド自体がまわりから丸見えになってしまい、非常に見栄えが悪い。
仮に、汗取りパッドを取り付けた衣類がインナーウェアであるとして、その上からアウターウェアとしての衣類を重ねて着用したとしても、アウターウェアが夏季用衣類や室内着などの薄手のものである場合には、汗取りパッドが透けて外から見えてしまう。また、透けないまでも、立体的な形状としてアウターウェアに響いてしまう(結局のところまわりから視認されてしまう)ということがあった。
このようなことから、脇下の汗取りパッドを取り付けてあることがまわりから視認されてしまうような衣類は、殊に若い世代の女性から不人気であり、敬遠されるという問題があった。若い世代では新陳代謝が活発であり、寧ろ、脇下の汗取りパッドを最も必要とする世代とも言えるにも拘わらず、またそれを解消すべく、脇下の汗取りパッドを備えた衣類が提案されているにも拘わらず、この種の汗取りパッド付き衣類が活用されないことは非常に残念な事態である。
なお、脇下の汗取りパッドを衣類から外へ大きく突出させるようにしたもの(特許文献2参照)は、脇下の内面に対する接触面積の増加を狙ったものではあるが、汗取りパッドが腰の弱いニット製であることから、思惑通りには脇下と接触せず、また位置ズレを起こしやすいという欠点があった。要するに、汗取りパッドは大きい割に殆ど汗を吸わず、無駄に長いものであって、外観性を悪化させている以外の何者でもないと言うことができる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、脇下の汗取りパッドが取り付けられていることが外見からは判らないようにすることで、人目を気にせずに着用でき、また脇下の汗による本人及び周囲の不快感を的確に解消できるものとして、皆が爽快に過ごすことができるようにした脇開放型の衣類を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る脇開放型の衣類は、上半身の正面を被う前身頃と上半身の背面を被う後身頃とで形成される身頃本体を有したものであって、身頃本体には前身頃と後身頃との間で脇下近傍を通る脇下ラインが設けられていると共に、この身頃本体の内部には、脇下ラインを上限として全体を身頃本体内部に収容させた状態で汗取りパッドが取り付けられており、この汗取りパッドはそのパッド上縁部が脇下ラインに沿わせて身頃本体に固着されていると共に、前記脇下ライン以外の少なくとも一点で身頃本体に固着されている。
このように本発明では、脇下の近傍を通るように設けた脇下ラインに対応させて汗取りパッドを設けており、この汗取りパッドが、発汗分布的に広範囲傾向となる腕側に近接させた配置となっているから、効率のよい汗の吸着が可能となっている。
しかも、この汗取りパッドは、その全体を身頃本体の内部へ収容させ、且つそのパッド上縁部とそれ以外の少なくとも一点とを介して身頃本体に固着させてあるため、身頃本体(衣類)の外へ突出(露出)することは一切なく、汗取りパッドが外から視認されることが原因となって見栄えが悪化するといったことはない。このことは、本発明に係る脇開放型の衣類を着用しているときだけでなく、洗濯後に干しているときや、商品としての販売時などにも、汗取りパッドの存在を目立たなくできる点で優れた効果を発揮するものである。
なお、本発明が対象とする「脇開放型」の衣類とは、タンクトップやキャミソール、ノースリーブなど、着用時に肩が露出するタイプの衣類をその代表例とする。またそれ以外にも、いわゆる半袖と呼ばれるもののうち、着用時に上腕を上げたとき等に脇が見えるようなタイプの衣類は含むこととする。
従って例えば、キャミソールの場合では、バスト上(トップライン)がほぼ水平な直線で形成されたもの(腕を通す開口としての脇グリ部(アームホール)を有しないもの)を含むのは勿論である。肩紐の有無も問わない。また、半袖タイプの衣類の場合では、脇下位置から上にしか袖が無いような袖丈の短いものをも含むものとする。
ここにおいてインナーウェアであるかアウターウェアであるかについても、何ら問わない(いずれでもよい)ものとする。
また、脇下ラインの配置において「脇下近傍」とは、効果上の程度問題であって数値的な限定はできないものの、具体的な一例を挙げるとすれば、腕を真下へ降ろして躯体の横に沿わした姿勢をとるときには脇(躯体と腕との境)に接するほど近い配置となり、且つその腕を真横へ広げてほぼ水平にしたときでも脇(躯体と腕との境)から離れすぎずに、前後方向に横切るような配置を言う。
脇下ラインは、下凹み円弧のカーブを描いたものとすることも、前傾又は後傾の傾斜した直線を描いたものとすることも、或いは水平な直線を描いたものとすることも可能である。
更に、汗取りパッドを、パッド上縁部などについて身頃本体に固着する方法としては、縫着をはじめ、身頃本体や汗取りパッドに含有又は別添させる樹脂の熱自着性を利用する方法、或いは接着剤を利用する方法など、特に限定されるものではない。但し、日常的な使用状況下において頻繁に着脱できるようにするための取付方法は、含まないものとする。
身頃本体は、脇下ラインの前後方向中間位置に対応して設けられる脇縫い線を境として前身頃と後身頃とが縫着されることにより形成されており、汗取りパッドにおける前記脇下ライン以外の身頃本体への固着位置が、脇縫い線上に合致されているものとするのが好適である。
このようにすると、汗取りパッドにおいて、脇下ライン以外に固着している部分が外からは判別しにくくなるか、又は全く判らない状態となり、固着位置として最適である。
なお、この固着位置は、汗取りパッドのめくれや皺などを可及的に防止するという理由からはパッド下端部とすることが好適ではあるが、これに限らず、汗取りパッドにおける上下方向のいずれの箇所でもよい。場合によっては、固着位置を複数箇所にしたり、脇縫い線に沿った線状の範囲にしたりすることもできる。
身頃本体には、脇下ラインを下凹み円弧として形成させつつその上部にも上凹み円弧を形成させることによって開口状態の脇グリ部が設けられており、この脇グリ部の開口縁部を縁取る状態でテープ生地が縫着されているものとするのが好適である。
このようにすることで、汗取りパッドのパッド上縁部をしっかりと身頃本体に固着できるものであり、しかも汗取りパッドを可及的に脇下へ近接させることができるようになる。また、汗取りパッドのパッド上縁部を固着していることが外からは全く判らない。のみならず、テープ生地によって肌触り感を良質なものとでき、着用者に違和感を与えないなどの種々の利点を招来するものとなる。
汗取りパッドは、パッド上縁部とパッド下端部との上下間を繋ぐ前縁部及び後縁部が裁断時の単生地として形成されているものとするのが好適である。
このようにすることで、着用感(ゴワツキや肌触りなど)として、汗取りパッドの厚み感を和らげ、又は汗取りパッドの存在自体を感じさせないものであり、脇開放型の衣類としての着心地が一層良好となる。
本発明に係る脇開放型の衣類であると、脇下の汗取りパッドが取り付けられていることが外見からは判らないようになり、人目を気にせずに着用できるものであり、その結果、脇下の汗による本人及び周囲の不快感を的確に解消でき、皆が爽快に過ごすことができるようになる。
本発明に係る脇開放型の衣類の第1実施形態を示した斜視図である。 本発明に係る脇開放型の衣類の第1実施形態を示した正面図である。 本発明に係る脇開放型の衣類の第1実施形態において脇下ラインの配置を説明した正面図である。 図1のA−A線矢視図(身頃本体を内側から見た状態の図)である。 汗取りパッドの取り付け状況を説明した分解図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図5は、本発明に係る脇開放型の衣類1の第1実施形態を示している。なお、図例ではインナーウェアのタンクトップに適用した場合としてある。
この脇開放型の衣類1は、上部に着用者の頭部を通す襟グリ部2が設けられ、下部に着用者の躯体(腹部)を通す裾部3が設けられて、略筒状に形成された身頃本体4を主体とするものである。この身頃本体4に袖部は設けられておらず、襟グリ部2の左右両側には、肩掛け部5を介して開口状態の脇グリ部(アームホール)6が設けられている。身頃本体4には袖部が無いので、着用時には脇グリ部6を通して肩から先が露出される(図3参照)ことになる。
身頃本体4において、筒形状を形成するうち上半身の正面を被う部位が前身頃10とされ、上半身の背面を被う部位が後身頃11とされている。本第1実施形態の身頃本体4では、脇グリ部6の略中央(後述する脇下ライン15の前後方向中間位置)に対応して設けられる縦方向の脇縫い線12を境として、これら前身頃10と後身頃11とが縫着されたものとしてある。
この脇縫い線12は、図4に示すように、身頃本体4の内側に細幅の縫い合わせ生地端13を形成させるようになっている。
脇グリ部6は、前身頃10と後身頃11との間で、着用者の脇下近傍を通るようにして下凹み円弧に形成された脇下ライン15と、この脇下ライン15の上部で上凹み円弧を形成させるように形成された肩越えライン16とにより形成された開口であると言うことができる。
脇下ライン15は、図3に示すように、着用者が腕を真下へ降ろして躯体の横に付けた姿勢をとるときには、脇(躯体と腕との境)に接するほど近い配置となり、且つその腕を真横へ広げてほぼ水平にしたときでも脇(躯体と腕との境)から離れすぎずに、前後方向に横切るような配置で設けられている。このような配置は、従来のこの種、脇開放型の衣類(タンクトップやキャミソール、ノースリーブ、及び一部の半袖など)に比して、より脇下へ接近した配置(上方寄りの配置)である、と言うことができる。
そして身頃本体4の内部には、上記した脇下ライン15を上限として、全体を身頃本体4内部に収容させた状態で汗取りパッド20が取り付けられている。この汗取りパッド20の形成素材は特に限定されるものではない。
例えば厚さ的にボリュウムが増えたとしても吸湿性に優れている素材を選択するとか、又は色あい、厚さ、肌触り感、製作工数やコスト等々を重要視して、身頃本体4と同じ生地を選択するとか、種々様々な対応ができる。もとより、身頃本体4の形成素材は天然素材や合繊素材を問わず、形成組織としても編組織であるか織組織であるかなどを問うものではない。
本第1実施形態では、身頃本体4と同じ生地を使用して汗取りパッド20を形成している。ただ、同じ生地とはいっても全く同一ではなく、熱融着糸を一緒に編みこみヒートセット加工を施した生地を採用してある。このような生地を選択することで、この汗取りパッド20は所定形状への裁断のみ(切りっぱなし)によって形成することができる。即ち、裁断後にフチ縫い等の端部処理をしなくても、ほつれが生じることはない。
このように裁断のみによって得られた汗取りパッド20は、パッド上縁部とパッド下端部との上下間を繋ぐ前縁部20a及び後縁部20bが、裁断時の単生地(一重の生地)として形成されることになるので、これら前縁部20a及び後縁部20bが薄く仕上がり、着用感(ゴワツキや肌触りなど)としての厚み感を和らげ、又は感じなくさせることができる。また外観的にも、身頃本体4の外側から汗取りパッド20の輪郭が判りにくくなるか又は実質的に判らないという利点が得られる。
この汗取りパッド20は、そのパッド上縁部が脇下ライン15(下凹みの円弧)に沿うようにして身頃本体4に固着されていると共に、また脇下ライン15以外の少なくとも一点で、脇縫い線12上(縫い合わせ生地端13)に合致されて固着されている。図4中の矢符Xで示すように、本第1実施形態では、脇下ライン15以外の固着位置をパッド下端部としている。これらの固着は、例えば縫着によって行われる。
これらのことから、汗取りパッド20は身頃本体4に対してほぼ固定の状態にあり、この脇開放型の衣類1の着用中はもとより、洗濯中や洗濯後に干すときなど、汗取りパッド20が身頃本体4から外へ出るようなことは一切ない。
汗取りパッド20の形状は、図4に示すように、前縁部20a及び後縁部20bが緩やかな外膨れカーブを描き、下端部が丸底を描くような舌片状とされている。そして、身頃本体4への固定状態として(脇縫い線12を境として)、前身頃10(図4右側)の方が大きく後身頃11(図4左側)の方が小さくなるように形成されている。このような形状と配置とにより、脇下における発汗量の分布(分泌量の多い少ないの分布であって面積的な発汗分布とは異なる)に対応させてある。
身頃本体4の脇グリ部6では、その開口縁部(汗取りパッド20を取り付けた状態としてそのパッド上縁部が重合する部分をも含めた全周)を縁取る状態で、テープ生地25が縫着されている。このテープ生地25で汗取りパッド20の上縁部(即ち、身頃本体4に対して固着している部分)が覆われることになるので、脇グリ部6の肌触り感は良質なものとなり、着用者は違和感を感じないものとなる。
以上、詳説したところから明らかなように、本発明に係る脇開放型の衣類1では、脇下の近傍を通るように設けた脇下ライン15に対応させて汗取りパッド20を設けており、この汗取りパッド20が、発汗分布的に広範囲傾向となる腕側に近接させた配置となっているから、効率のよい汗の吸着が可能となっている。
また汗取りパッド20は、その全体を身頃本体4の内部へ収容させ、且つそのパッド上縁部とそれ以外の少なくとも一点(パッド下端部など)とを介して身頃本体4に固着させてあるため、身頃本体4(衣類)の外へ突出(露出)することは一切なく、汗取りパッド20が外から視認されることが原因となって見栄えが悪化するといったことはない。
これらのことから、本発明に係る脇開放型の衣類1は人目を気にせずに着用できるものであり、若い世代にも抵抗無く着用してもらえるものとなり、その結果、脇下の汗による本人及び周囲の不快感を的確に解消でき、皆が爽快に過ごすことができるようになる。
ところで、身頃本体4に対し、左右の脇下ライン15に対する汗取りパッド20の取り付け位置が所定位置からずれていたり、或いは左右対称配置になっていなかったりすると、脇開放型の衣類1としての見栄えが悪いだけでなく、汗取りパッド20が本来の作用を十分に発揮しなくなるおそれも生じる。
しかしながら、身頃本体4に対して左右の汗取りパッド20を正確に所定位置へ配置し(左右対称にすることも含む)、その状態を保持したまま取り付ける作業は、たとえ熟練技術を有する作業者と雖も、面倒であるばかりでなく非常に困難である。
そこで図5に示すように、身頃本体4に対し、予め、脇下ライン15に対して汗取りパッド20の前端位置又は後端位置、或いはこれら前後両方の位置に対し、ノッチ(切欠)や焦げ目、筆記具類によるマークなどによる目印30を付けておくとよい。
この目印30は、身頃本体4(前身頃10や後身頃11)を型抜きして形成する場合には、その成形型に、ノッチ形成部、焦げ目付け用ヒータ、或いはマーク付記用筆記具などを取り付けておくことで、余分な工程や手数をかけずとも、身頃本体4の形成と同時に付与できるものとなる。
このような目印30を設けておくことで、身頃本体4に対して左右の汗取りパッド20を正確に所定位置へ配置し、取り付けることが容易且つ確実に行えるようになる。また高能率で行えるものとなる。従って、脇開放型の衣類1としての見栄えが良好となり、製品バラツキもなく、高品質を維持できるものとなる。また左右の汗取りパッド20がいずれも、本来の作用を発揮して十分な汗取りが行われることになる。
〔その他〕
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、身頃本体4は、筒形状としてシームレスとされたもの(丸編機によって編成されることで前身頃10と後身頃11とが一体となっているもの)としてもよい。また、前身頃10(場合によっては後身頃11)が開閉できる形体としてもよい。
汗取りパッド20の形状や前後方向の配置については、前記したものに限定されるものではない。
汗取りパッド20において、脇下ライン15以外で身頃本体4に固着する部分としては、脇縫い線12の線上以外としてもよい。例えば、汗取りパッド20の前縁部20aや後縁部20bのなかの少なくとも一点(線状の範囲を含む)としたり、パッド内の適所としたりすることも可能である。
本発明の脇開放型の衣類1は女性用として限定されるものではなく、男性用として実施することも勿論可能である。また、前記したようにインナーウェアであるかアウターウェアであるかも限定されるものではなく、その他、ランシャツなどのスポーツウエアや、ネグリジェ、パーティードレスなど、種々の用途への応用も可能である。
1 脇開放型の衣類
4 身頃本体
6 脇グリ部
10 前身頃
11 後身頃
12 脇縫い線
15 脇下ライン
20 汗取りパッド
20a 前縁部
20b 後縁部
25 テープ生地

Claims (4)

  1. 上半身の正面を被う前身頃(10)と上半身の背面を被う後身頃(11)とで形成される身頃本体(4)を有する脇開放型の衣類であって、
    身頃本体(4)には前身頃(10)と後身頃(11)との間で脇下近傍を通る脇下ライン(15)が設けられていると共に、この身頃本体(4)の内部には前記脇下ライン(15)を上限として全体を身頃本体(4)内部に収容させた状態で汗取りパッド(20)が取り付けられており、
    この汗取りパッド(20)はそのパッド上縁部が脇下ライン(15)に沿わせて身頃本体(4)に固着されていると共に、前記脇下ライン(15)以外の少なくとも一点で身頃本体(4)に固着されている
    ことを特徴とする脇開放型の衣類。
  2. 前記身頃本体(4)は、前記脇下ライン(15)の前後方向中間位置に対応して設けられる脇縫い線(12)を境として前身頃(10)と後身頃(11)とが縫着されることにより形成されており、
    前記汗取りパッド(20)における前記脇下ライン(15)以外の身頃本体(4)への固着位置が前記脇縫い線(12)上に合致されている
    ことを特徴とする請求項1記載の脇開放型の衣類。
  3. 前記身頃本体(4)には、前記脇下ライン(15)を下凹み円弧として形成させつつその上部にも上凹み円弧を形成させることによって開口状態の脇グリ部(6)が設けられており、
    この脇グリ部(6)の開口縁部を縁取る状態でテープ生地(25)が縫着されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の脇開放型の衣類。
  4. 前記汗取りパッド(20)は、パッド上縁部とパッド下端部との上下間を繋ぐ前縁部(20a)及び後縁部(20b)が裁断時の単生地として形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の脇開放型の衣類。
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