JP6263370B2 - ポンチョ - Google Patents
ポンチョ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6263370B2 JP6263370B2 JP2013243424A JP2013243424A JP6263370B2 JP 6263370 B2 JP6263370 B2 JP 6263370B2 JP 2013243424 A JP2013243424 A JP 2013243424A JP 2013243424 A JP2013243424 A JP 2013243424A JP 6263370 B2 JP6263370 B2 JP 6263370B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- poncho
- cushion
- fabric
- surface portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
具体的には、本発明は、
(1)フードの有無にかかわらず、クッションとして使用できるクッション兼用ポンチョを提供すること。
(2)フードの形状がクッションの形状に影響されないクッション兼用ポンチョを提供すること。
(3)クッションとしての使用時にその外面が汚れたとしても、ポンチョとしての着用時にその汚れた部分が着用者の頭部に触れることのないクッション兼用ポンチョを提供すること。
(4)ポンチョとしての着用時の見た目が良いクッション兼用ポンチョを提供すること。
を目的とするものである。
しかし、前面部及び背面部を薄くしすぎると、クッションとして使用する際のクッション性を確保することが困難になるだけでなく、前面部及び背面部の引張強度やポンチョの防寒性を確保することが困難になる。このため、前面部及び背面部の厚さは、通常、0.5mm以上とされる。前面部及び背面部の厚さは、0.7mm以上であると好ましく、0.9mm以上であるとより好ましく、1mm以上であるとさらに好ましい。一方、前面部及び背面部を厚くしすぎると、前面部及び背面部を折り畳みにくくなるだけでなく、ポンチョの重量が大きくなってしまう。このため、前面部及び背面部の厚さは、通常、5mm以下とされる。前面部及び背面部の厚さは、4mm以下であると好ましく、3mm以下であるとより好ましく、2mm以下であるとさらに好ましい。ここで述べた厚さは、前面部及び背面部を不織布とする場合に特に好適に採用できる。
前面部11は、ポンチョ10を着用した際に、着用者の両肩から胸側に垂下される部分となる。前面部11には、各種の不織布や織布や編布などを用いることができるが、本実施態様においては、内面に起毛加工が施された不織布を前面部11として用いている。この不織布は、後述するポケット生地13と同じ素材となっている。前面部11の形状は、特に限定されないが、本実施態様においては、図2に示すように、その下縁が円弧状に形成されて上縁が直線状を為す欠円状としている。前面部11の端部には、まつり縫いやかがり縫いやパイピング処理などのほつれ防止処理を施してもよい。前面部11の横長L1や縦長L3は、想定される着用者の身長などに応じて適宜決定される。例えば、ポンチョ10を成人用のものとする場合には、前面部11の横長L1は、通常、100〜250cm程度とされ、前面部11の縦長L3は、通常、30〜100cm程度とされる。本実施態様において、前面部11の横長L1は、約190cmで、前面部11の縦長L3は、約70cmとなっている。
背面部12は、ポンチョ10を着用した際に、着用者の両肩から背中側に垂下される部分となっている。背面部12には、各種の不織布や織布や編布などを用いることができるが、本実施態様においては、内面に起毛加工が施された不織布を背面部12として用いている。この不織布は、上述した前面部11や後述するポケット生地13と同じ素材となっている。背面部12の形状は、特に限定されないが、本実施態様においては、図3に示すように、その下縁が円弧状に形成されて上縁が直線状を為す欠円状としている。背面部12の端部には、まつり縫いやかがり縫いやパイピング処理などのほつれ防止処理を施してもよい。背面部12の横長や縦長は、通常、前面部11の横長L1や縦長L3と同じとされるが、背面部12の縦長を前面部11の縦長L3よりも長くするなど、前面部11と背面部12とで差を設けることもできる。また、背面部12は、前面部11と一枚の生地で繋がった構造としてもよいが、本実施態様においては、別々の生地からなる前面部11及び背面部12を肩線(図3における線分P1P4及び線分Q1Q4)に沿って縫合している。
ポケット生地13は、図2に示すように、前面部11の外面における下部中央に上向きポケット13aを形成するためのものとなっている。この上向きポケット13aは、ポンチョ10を着用した際に、着用者の腹部から股部の前側辺りに位置するようになっている。内向きポケット13aの内側には、物を収容することができる。ポケット生地13は、伸縮性を有する、各種の不織布や織布や編布などを用いることができるが、本実施態様においては、伸び率が約130%の不織布を背面部12として用いている。この不織布は、上述した前面部11や背面部12と同じ素材となっている。ポケット生地13の形状は、ポンチョ10のクッションへの変形を阻害しないのであれば特に限定されないが、本実施態様においては、略矩形状としている。ポケット生地13は、その底辺(下縁)及び一対の側辺(側縁)に沿った箇所で前面部11に対して縫着しており、ポケット生地13の上辺(上縁)に沿った箇所に、上向きポケット13aの開口部が形成されるようになっている。ポケット生地13の下縁は、前面部11の下縁から上側にずれた位置に配してもよいが(ポケット生地13の下縁と前面部11の下縁との間に隙間を設けてもよいが)、上向きポケット13aを綺麗に裏返すことができるようにし、ポンチョ10から変形されるクッションの形状が歪にならないようにするためには、ポケット生地13の下縁を前面部11の下縁に重ねると好ましい。
首出し穴10aは、ポンチョ10を着用する際に、着用者が首を出すための部分となっている。本実施態様においては、首出し穴10aの周囲から上向きに、着用者の頭部を覆うためのフード部14を取り付けており、着用者は、フード部14を被った状態であっても、フード部14の前面側に設けられた顔出し穴14aから顔を出すことができるようになっている。このように、フード部14を設けることにより、着用者の頭部の防寒対策を行うことが可能になるだけでなく、ポンチョ10をクッションに変形した際の厚みを増加させてクッション性をさらに高めることもできる。また、本実施態様においては、図3に示すように、フード部14の後頭部に、着用者の後頭部の膨らみに沿う膨出部14bを設けている。既に述べた通り、本発明のポンチョ10では、クッションにおけるカバーに相当する部分(クッションに変形した場合にクッションの外面に表れる部分)となるのは、フード部14ではなく、ポケット生地13と、前面部11におけるポケット生地13で覆われる部分であるため、フード部14の形態に変化を持たせることができる。フード部14は、各種の不織布や織布や編布などを用いて形成することができるが、本実施態様においては、上述した前面部11や背面部12やポケット生地13と同じ素材(不織布)を用いている。
続いて、本発明に係るポンチョ10の使用方法について説明する。本発明に係るポンチョ10は、首出し穴10aから首を出すことにより着用するものとなっている。ポンチョ10を着用した際には、前面部11が着用者の胸側となり、背面部12が着用者の背中側となる。本実施態様のポンチョ10は、フード部14を備えたものとなっており、必要に応じて、フード部14を頭部に被って着用することもできる。フード部14を被る場合には、顔出し穴14aから顔を出すことができる。図4は、本発明に係るポンチョ10を着用した状態を撮影した写真である。このように、本発明に係るポンチョ10は、防寒着として着用することができる。
10a 首出し穴
11 前面部
12 背面部
13 ポケット生地
14 フード部
14a 顔出し穴
14b 膨出部
Claims (4)
- 着用者の両肩から胸側に垂下される前面部と、
着用者の両肩から背中側に垂下される背面部と
を有し、
着用者が首を出すための首出し穴が前面部と背面部との境界中央部分に設けられた
ポンチョであって、
前面部が、その下縁が円弧状に形成されて上縁が直線状に形成された欠円状を為し、
背面部が、前面部と略合同形状を為すとともに、
前面部の外面における下部中央に縫着された略矩形状のポケット生地からなり、その下縁が前面部の下縁に略一致する上向きポケットが形成され、
非着用時には、前面部及び背面部がポケット生地と同等の大きさになるまで前面部及び背面部を背面部側で折り畳んだ後、上向きポケットを裏返し、裏返された上向きポケットの内部に、前面部及び背面部における折り畳まれた部分を収容することにより、クッションとして使用できるようにした
ことを特徴とするポンチョ。
- ポケット生地の伸び率が110〜200%である請求項1記載のポンチョ。
- 前面部及び背面部が、厚さ0.5〜5mmの不織布によって形成された請求項1又は2記載のポンチョ。
- 前面部の横長L1に対するポケット生地の横長L2の比L2/L1が1/10〜1/3とされ、
前面部の縦長L3に対するポケット生地の縦長L4の比L 4 /L 3 が1/4〜1/2とされた
請求項1〜3いずれか記載のポンチョ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013243424A JP6263370B2 (ja) | 2013-11-26 | 2013-11-26 | ポンチョ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013243424A JP6263370B2 (ja) | 2013-11-26 | 2013-11-26 | ポンチョ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015101810A JP2015101810A (ja) | 2015-06-04 |
JP6263370B2 true JP6263370B2 (ja) | 2018-01-17 |
Family
ID=53377769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013243424A Active JP6263370B2 (ja) | 2013-11-26 | 2013-11-26 | ポンチョ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6263370B2 (ja) |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5530706U (ja) * | 1978-08-14 | 1980-02-28 | ||
US4370755A (en) * | 1979-08-14 | 1983-02-01 | Crumby John T | Combination poncho and cushion |
JPS56107818U (ja) * | 1980-01-16 | 1981-08-21 | ||
JPS5868911U (ja) * | 1981-11-04 | 1983-05-11 | 南 チヅ子 | レインコ−ト |
JPH0669207U (ja) * | 1993-03-09 | 1994-09-27 | 岳司 飯島 | ポーチ型クッション兼用カラフル応援ポンチョ |
JP3002212U (ja) * | 1994-03-08 | 1994-09-20 | 大垣産業株式会社 | ポンチョ |
JPH07308265A (ja) * | 1994-05-19 | 1995-11-28 | Shinji Yanase | 浴用タオル |
JP2000282308A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Chikako Maruyama | ひざ掛け |
US20080209612A1 (en) * | 2007-03-01 | 2008-09-04 | Isabela Summers, Inc., D/B/A Stadium Wrap | Garmet system and method of cheering |
-
2013
- 2013-11-26 JP JP2013243424A patent/JP6263370B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015101810A (ja) | 2015-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4734479B1 (ja) | ショーツ等の衣料 | |
JP3124196U (ja) | 女性用上衣 | |
JP3184077U (ja) | リバーシブルズボン | |
JP6263370B2 (ja) | ポンチョ | |
JP3176715U (ja) | 被服 | |
CN204104891U (zh) | 多功能作战服 | |
KR102114702B1 (ko) | 기능성 바지 | |
JP5528909B2 (ja) | 被服 | |
JP3158867U (ja) | 衣服 | |
JP5383165B2 (ja) | アクセサリーの着脱自在な被服 | |
JP3137385U (ja) | ハーフトップ | |
WO2012111424A1 (ja) | 肌着 | |
CN210581077U (zh) | 一种哺乳衣服 | |
CN211021031U (zh) | 一种休闲裤 | |
CN214431927U (zh) | 假两件式连衣裙 | |
CN208609948U (zh) | 连衣裙 | |
JP5456809B2 (ja) | インナーボトム | |
JP3180977U (ja) | パンツ | |
JP3174928U (ja) | スカート付きパンツ | |
JP3229475U (ja) | 衣類 | |
CN214854583U (zh) | 一种套头衣领防蹭脏的护领 | |
CN213961852U (zh) | 风琴式连衣裙 | |
CN212787464U (zh) | 一种防风套头衫 | |
CN212117252U (zh) | 一种羽绒服的口袋结构及羽绒服 | |
CN209788523U (zh) | 一种尺寸可调式卫衣 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160906 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170808 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170919 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6263370 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |