JP2011068444A - エレベータ乗りかご - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータ乗りかごの安全性および組立て作業の効率性を高める。
【解決手段】乗りかごは、縁面部15、16同士が互いに接する第1側板11および第2側板12を含む側板群1の各主面部13によってかご室2を囲む。第2側板12の縁面部16には、かご室2に向かう端面部22が形成される。縁面部16に隣接する第1側板11の縁面部15には、側板締結機構30が形成される。側板締結機構30は、隣接する縁面部15、16の端部をかご室2に向かって覆うように湾曲して隣接する縁面部15、16を挟み込む湾曲部43、45と、湾曲部43の端部に形成されて、縁面部16を第2側板12の方に押す押え部51と、湾曲部45の端部をかご室2の外側に向かって折り返すように形成されて、端面部22に係合する係合部53とを有する。第1側板11を所定位置に配置した後に、第2側板12をかご室2の外側に向かって押し付けることによって、第2側板12を第1側板11に締結する。
【選択図】図2

Description

本発明は、かご室が複数の側板で囲まれたエレベータ乗りかごに関する。
エレベータ乗りかごは、通常、かご枠の内側に床板、複数の側板、天井板が設けられて構成されている。複数の側板それぞれには縁面部が形成されて、隣接する側板の縁面部同士をボルトやナットなどで連結して構成されるものがある。この場合、ボルトやナット等によって側板同士を締結する作業は、乗りかごの外側、すなわち、かご室外で行う必要がある。昇降路内で且つかご室の外は狭いことが多く、このような場所では作業効率が悪く、しかも組立て作業に多大な時間が必要となる。
この問題を解決するために、例えば特許文献1に開示されているように、隣接する側板の縁面部同士を弾性部材等の締結部材で挟み込んで締結する方法等が知られている。
特許第4170008号公報
ところが、上記例のような側板の構成は、各側板がかご室内に向かう動きを規制する機構を備えていない。このため、側板が、かご室内に向かう方向の力が作用したときには、側板が締結部材から外れてしまう可能性がある。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、エレベータ乗りかごの安全性および組立て作業の効率性を高めることである。
上記目的を達成するための本発明に係るエレベータ乗りかごは、長手側の辺が鉛直に延びた長方形状の主面部と、前記長手側の辺それぞれに接続された長方形状の縁面部と、を有する複数の側板を備え、前記複数の側板は、互いに隣接するように配置されてそれぞれの前記縁面部同士が互いに接する第1側板および第2側板を含み、前記複数の側板それぞれの前記主面部によってかご室を囲み、前記複数の側板それぞれの前記各縁面部が前記かご室の外側に向かって延びるように構成されたエレベータ乗りかごにおいて、前記第2側板の少なくとも一方の前記縁面部には、前記かご室に面する少なくとも1つの端面部が形成されて、前記端面部が形成された前記縁面部に隣接配置される前記第1側板の前記縁面部には、前記かご室の外側に延びて、隣接する前記各縁面部それぞれの端部を前記かご室に向かって覆うように湾曲して、隣接する前記各縁面部それぞれを挟み込むように形成された湾曲部と、前記湾曲部の端部付近に形成されて、前記第2側板の前記縁面部を前記第2側板がある方に押すように形成された押え部と、前記湾曲部の端部付近を前記かご室の外側に向かって折り返されるように形成されて、前記端面部に係合可能な係合部と、を有する側板締結機構を備え、前記側板締結機構によって前記第1側板および第2側板を締結するときに、前記第1側板を所定位置に配置した後に、前記第2側板が前記かご室の外側に向かって押し付けられることによって、前記第2側板が前記第1側板に締結されるように構成されていること、を特徴とする。
本発明によれば、エレベータ乗りかごの安全性および組立て作業の効率性を高めることが可能になる。
本発明に係る第1の実施形態のエレベータ乗りかごの第1側板および第2側板の概略斜視図である。 図1の第1側板および第2側板が互いに締結された状態を示す部分斜視図である。 図2のIII-III矢視平断面図である。 図2のIV-IV矢視平断面図である。 本発明に係る第2の実施形態のエレベータ乗りかごの側板締結機構の平断面図である。 本発明に係る第3の実施形態のエレベータ乗りかごの第1締結部材の平断面図である。 図6の実施形態の第2締結部材の平断面図である。 本発明に係る第4の実施形態のエレベータ乗りかごの第1締結部材の平断面図である。 図8の実施形態のエレベータ乗りかごの第2締結部材の平断面図である。 本発明に係る第5の実施形態のエレベータ乗りかごの側板締結機構の平断面図である。 本発明に係る第6の実施形態のエレベータ乗りかごの第1締結部材の平断面図である。 図12の実施形態の第2締結部材の平断面図である。 本発明に係る第7の実施形態のエレベータ乗りかごの第1締結部材の平断面図である。 図13の実施形態の第2締結部材の平断面図である。 本発明に係る第8の実施形態のエレベータ乗りかごの第1締結部材の平断面図である。 図15の実施形態の第2締結部材の平断面図である。 本発明に係る第9の実施形態のエレベータ乗りかごの第1締結部材の平断面図である。 図17の実施形態の第2締結部材の平断面図である。
以下、本発明に係るエレベータ乗りかごの実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明に係る第1の実施形態について、図1〜図4を用いて説明する。図1は、本実施形態のエレベータ乗りかごの第1側板11および第2側板12の概略斜視図である。図2は、図1の第1側板11および第2側板12が互いに締結された状態を示す概略斜視図である。図3は、図2のIII-III矢視平断面図で、第1締結部材31の構成を示している。図4は、図2のIV-IV矢視平断面図であって、第2締結部材32の構成を示している。
先ず、本実施形態のエレベータ乗りかごの構成について説明する。
エレベータ乗りかごは、複数の側板(側板群)1によってかご室2を囲うように構成されている。側板群1は、図1に示す第1側板11および第2側板12を含んでいる。図1の例は、第1側板11および第2側板12が、横並びに隣接配置された例である。この例は、乗りかごを組み立てるときに、第1側板11が所定の位置に配置された後に、この第1側板11に第2側板12が締結される例を示している。
第1側板11および第2側板12それぞれは、主面部13と、この主面部13に接続された縁面部15、16によって構成されている。
主面部13は、長手側の辺が鉛直に延びた長方形状で、かご室2側の面が意匠面となる。縁面部15、16は、主面部13の長手側の辺それぞれに接続された長方形状であって、各縁面部15、16それぞれは長手側の辺を境にほぼ垂直にかご室2の外側に向かって折り曲げられて形成されている。図1の例では、互いに隣接する第1側板11の縁面部および第2側板12の縁面部において、第1側板11の縁面部は、受け側縁面部15で、第2側板12の縁面部が嵌め込み側縁面部16となる。
第1側板11および第2側板12を含む側板群1が所定部位に配置されてかご室2が形成されるとき、各側板それぞれの受け側縁面部15および嵌め込み側縁面部16は、かご室2の外側に張り出すように配置される。
第2側板12の嵌め込み側縁面部16には、かご室2に向かう少なくとも1つの端面部22が形成される。この端面部22は、後述する係合部53の返り部位54が引っ掛かるためにものである。本実施形態では嵌め込み側縁面部16には、貫通穴21が形成されており、端面部22は、この貫通穴21の内側の面のうちかご室2に向かう側面に相当する。
第1側板11および第2側板12は、第1側板11に形成された側板締結機構30によって、互いに締結される。
以下に側板締結機構30の構成について詳細に説明する。
側板締結機構30は、第1側板11の受け側縁面部15に固定配置されている。この側板締結機構30は、第1締結部材31および第2締結部材32を有しており、これらは受け側縁面部15の長手方向に沿って互いに間隔をあけて上下に配列された例えば鉄製の弾性を有する部材である。
第1締結部材31は、図3に示すように、第1側板11の受け側縁面部15に取り付けられた第1湾曲部43と、この第1湾曲部43の端部に形成された押え部51とによって構成されている。第2締結部材32は、図4に示すように、受け側縁面部15に取り付けられた第2湾曲部45と、この第2湾曲部45の端部に形成された係合部53とによって構成されている。
第1湾曲部43は、受け側縁面部15に固定されている。詳細な図示は省略するが、第1湾曲部43は、受け側縁面部15にリベットまたは溶接等で固定されている。工場出荷時に予め固定されている。
この第1湾曲部43は、受け側縁面部15に固定された部位からかご室2の外側に延びて第1側板11の主面部13から離れる方に湾曲し、さらに先端部がかご室2と対向するように湾曲している。すなわち、第1湾曲部43は、図3に示すように、かご室2に向かって開口する凹形の形状で、第1側板11の主面部13が下方になるように見ると、第1湾曲部43の横断面は、Uの字を逆さにしたような凹形状になる。
この凹形状の内側に、隣接する縁面部15、16、すなわち第1側板11の受け側縁面部15および第2側板12の嵌め込み側縁面部16それぞれの端部が覆われて、且つそれぞれが挟み込まれるように配置されている。
押え部51は、第1湾曲部43の端部付近に形成されて、第2側板12の嵌め込み側縁面部16を第1側板11がある方に弾性力によって押すように形成されている。この押え部51は、嵌め込み側縁面部16を受け側縁面部15に向かって押え付けて、第1側板11に第2側板12を固定する機能を備えている。
第2湾曲部45は、第1湾曲部43の下方に取り付けられて、第1湾曲部43と同様に形成されている。
係合部53は、図4に示すように、第2湾曲部45の端部付近に形成されており、第2湾曲部45の端部が、受け側縁面部15がある方で且つかご室2の外側に向かって折り返された返り部位54を備えている。この返り部位54は、第2側板12の嵌め込み側縁面部16に形成された貫通穴21と係合可能である。本実施形態では、上記端面部22となる貫通穴21の内面に、返り部位54が引っ掛かるように係合し、第2側板12がかご室2側に移動することが抑制される。
この返り部位54の端部は、かご室2の外側に向かうように形成されていることで、貫通穴21に引っ掛かりやすくしている。このため、主面部13と、返り部位54とが形成する角度が45度程度になるように形成されることが望ましい。
続いて、第1側板11に第2側板12を締結する手順について説明する。
先ず、受け側となる第1側板11を所定の位置に配置する。
次に、嵌め込み側となる第2側板12を、第1側板11に隣接する位置に配置する。この第2側板12をかご室2の内側から外側に向かって押し付けながら、第1側板11の受け側縁面部15に形成された側板締結機構30に嵌め込む。このとき第2側板12の嵌め込み側縁面部16は、第1側板11の受け側縁面部15の第1湾曲部43および第2湾曲部45それぞれの凹部内に挿入されて、これら第1湾曲部43および第2湾曲部45それぞれの凹部は、開かれる方向に変形する。
嵌め込み側縁面部16が、所定の位置まで押し込まれると、係合部53の返り部位54が、嵌め込み側縁面部16の貫通穴21に引っ掛かって係合する。このとき、押え部51は、凹部が開かれたときに生じる弾性力によって、嵌め込み側縁面部16を押えつける。
嵌め込み側縁面部16が押え部51によって押え付けられて、且つ係合部53の返り部位54が貫通穴21の内側面に引っ掛かった状態が保持されると、嵌め込み側縁面部16は、受け側縁面部15に固定された状態になる。以上の工程を経て、第2側板12は第1側板11に締結される。
以上の説明からわかるように、本実施形態によれば、係合部53に返り部位54を設けることによって、第1側板11および第2側板12を互いに締結した後に、第1側板11の受け側縁面部15に形成された側板締結機構30から、第2側板12のはめ込み側縁面部が外れることを抑制できる。これにより、より安全で効率よく組立て可能なエレベータ乗りかごを得ることができる。
また、側板締結機構30を設けることよって、側板同士をボルト等の締結部材を使用する必要がなくなる。このため、かご室2内で側板を組み付ける作業を行えるため、乗りかご組立て作業がより安全で且つ効率的になる。
[第2の実施形態]
本発明に係るエレベータ乗りかごの第2の実施形態について、図5を用いて説明する。図5は、本実施形態のエレベータ乗りかごの側板締結機構30の平断面図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態の側板締結機構30は、第1の実施形態の第1締結部材31および第2締結部材32を一体に形成されたものである。
図5に示すように、側板締結機構30は、湾曲部41、押え部51、および係合部53により構成されている。係合部53は、押え部51よりもかご室2に近い側に形成されている。第1側板11および第2側板12が互いに締結されているときは、第1の実施形態と同様に、第2側板12の嵌め込み側縁面部16に形成された貫通穴21に、係合部53の返り部位54が引っ掛かるように構成されている。
本実施形態によれば、第1の実施形態で得られる効果に加えて、側板締結機構30の寸法をより小さくすることが可能になる。これにより、上下方向に沿って側板締結機構30をより多く設けることで係合する部位を増やすことができるため、締結強度を増大させることが可能になる。
[第3の実施形態]
本発明に係るエレベータ乗りかごの第3の実施形態について、図6および図7を用いて説明する。図6は、本実施形態の側板締結機構30の第1締結部材31の平断面図である。図7は、本実施形態の第2締結部材32の平断面図である。
なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
図6および図7に示すように、本実施形態の嵌め込み側縁面部16は、かご室2から離れた方の端部が、第2側板12の主面部13に向かって折り返された折り返し部16aが形成されている。この例では、折り返し部16aの端部の先端の面が、第1の実施形態で説明した端面部22に相当する。
第1側板11および第2側板12が互いに締結されているときは、第2側板12の嵌め込み側縁面部16の当該折り返された端部、すなわち端面部22に、第2締結部材32の係合部53の返り部位54が引っ掛かるように構成されている。
本実施形態によれば、第1の実施形態で得られる効果に加えて、嵌め込み側縁面部16の締結部位の強度を増大させることが可能になる。
[第4の実施形態]
本発明に係るエレベータ乗りかごの第4の実施形態について、図8および図9を用いて説明する。図8は、本実施形態のエレベータ乗りかごの第1締結部材31の平断面図である。図9は、本実施形態の第2締結部材32の平断面図である。
なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態の側板締結機構30は、第1湾曲部43および第2湾曲部45それぞれが、第1側板11の受け側縁面部15と一体になるように形成されている。この例では、第1締結部材31は、受け側縁面部15を形成する1枚の板材の一部が、折り曲げられて形成されている。同様に、第2締結部材32も、受け側縁面部15を形成する板材の一部が、折り曲げられて形成されている。
本実施形態によれば、第1の実施形態に比べて、側板締結機構30の構造を簡素化することができる。このため、乗りかごの組立て工数の削減等も可能になる。また、リベット等による固定が不要になるために、部品点数の低減も可能である。
[第5の実施形態]
本発明に係るエレベータ乗りかごの第5の実施形態について、図10を用いて説明する。図10は、本実施形態のエレベータ乗りかごの側板締結機構30の平断面図である。
本実施形態は、第2の実施形態の特徴に、第4の実施形態の特徴を組み合わせたものである。これにより、第2の実施形態および第4の実施形態それぞれの効果に比べて、側板締結機構30の構造をより簡素化することができる。このため、乗りかごの組立て工数の削減等も可能になる。
[第6の実施形態]
本発明に係るエレベータ乗りかごの第6の実施形態について、図11および図12を用いて説明する。図11は、本実施形態のエレベータ乗りかごの第1締結部材31の平断面図である。図12は、本実施形態の第2締結部材32の平断面図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
図11および図12に示すように、本実施形態の受け側縁面部15は、第1突出部15aと第1背面部15bによって構成されている。第1突出部15aは、主面部13の長手側の辺に接続された長方形状である。第1背面部15bは、かご室2から離れた側の第1突出部15aが、第1側板11の主面部13がある方にほぼ垂直に折り曲げられて形成されている。すなわち、第1側板11の主面部13と第1背面部15bは、ほぼ平行に形成されている。
第1締結部材31の第1湾曲部43は、第1背面部15bに接続されており、第1背面部15bから第2側板12に向かって延びて、第2側板12の嵌め込み側縁面部16を覆うように湾曲している。第1湾曲部43の端部付近に形成された押え部51の返り部位54は、第1の実施形態と同様に、嵌め込み側縁面部16に形成された貫通穴21に引っ掛かるように構成されている。
第2締結部材32の第2湾曲部45も、第1湾曲部43と同様に当該縁面部を覆うように湾曲している。
本実施形態によれば、第1の実施形態で得られる効果に加えて、受け側縁面部15の締結部位の強度を増大させることが可能になる。
[第7の実施形態]
本発明に係るエレベータ乗りかごの第7の実施形態について、図13および図14を用いて説明する。図13は、本実施形態のエレベータ乗りかごの第1締結部材31の平断面図である。図14は、本実施形態の第2締結部材32の平断面図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
図13および図14に示すように、本実施形態の嵌め込み側縁面部16は、縁面補強部材60が取り付けられている。この縁面補強部材60は、取付け部61、第2突出部62、第2背面部63、および被押え部64が1枚の板材が折り曲げられて形成された一体の部材である。
取付け部61は、第2側板12の主面部13のかご室2の外側の面に取り付けられた板状に部材である。第2突出部62は、取付け部61の縁面部側に接続されて、嵌め込み側縁面部16に沿って取り付けられた板状の部材である。
第2背面部63は、かご室2から離れた側の第2突出部62が、第2側板12の主面部13がある方にほぼ垂直に折り曲げられて形成されている。すなわち、第2側板12の主面部13と第2背面部63は、ほぼ平行に形成されている。被押え部64は、第2背面部63の主面部13側の端部が、第2側板12に近づくように折り曲げられて形成されている。この例では、被押え部64は、第2突出部62とほぼ平行に形成されている。この被押え部64には、貫通穴21が形成されている。
第1締結部材31は、第1湾曲部43によって第2突出部62、第2背面部63および被押え部64を第2側板12の主面部13に向かって覆い、押え部51によって被押え部64を押さえつけて、係合部53が貫通穴21に係合するように構成されている。
本実施形態によれば、第1の実施形態で得られる効果に加えて、嵌め込み側縁面部16の締結部位の強度を増大させることが可能になる。
[第8の実施形態]
本発明に係るエレベータ乗りかごの第8の実施形態について、図15および図16を用いて説明する。図15は、本実施形態のエレベータ乗りかごの第1締結部材31の平断面図である。図16は、本実施形態の第2締結部材32の平断面図である。なお、本実施形態は、第7の実施形態の変形例であって、第7の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
図15および図16に示すように、本実施形態では、被押え部64のかご室2に向かう端部に、第1締結部材31の押え部51の返り部位54が引っ掛かるように構成されている。これにより、第7の実施形態と同様の効果が得られるとともに、縁面補強部材60をより簡素な構造にすることが可能となる。
[第9の実施形態]
本発明に係るエレベータ乗りかごの第9の実施形態について、図17および図18を用いて説明する。図17は、本実施形態のエレベータ乗りかごの第1締結部材31の平断面図である。図18は、本実施形態の第2締結部材32の平断面図である。なお、本実施形態は、第8の実施形態の変形例であって、これらの実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態は、図15および図16に示すように、第8の実施形態の特徴に、第4の実施形態の特徴を組み合わせたものである。これにより、第8の実施形態の効果が得られると共に、側板締結機構30の構造を簡素化することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、第3および第7〜第9の実施形態では、側板締結機構30が、第1締結部材31および第2締結部材32が別体となっているが、これに限らない。これらの実施形態それぞれの第1締結部材31および第2締結部材32を、第2の実施形態と同様に、一体に形成することも可能である。
また、上記実施形態は、第1側板11および第2側板12それぞれの主面部13が同じ平面内に配置するように構成されているが、これに限らない。それぞれの主面部13が互いに垂直になるように配置することも可能である。
1…側板群、2…かご室、11…第1側板、12…第2側板、13…主面部、15…受け側縁面部、15a…第1突出部、15b…第1背面部、16…嵌め込み側縁面部、16a…折り返し部、21…貫通穴、22…端面部、30…側板締結機構、31…第1締結部材、32…第2締結部材、41…湾曲部、43…第1湾曲部、45…第2湾曲部、51…押え部、53…係合部、54…返り部位、60…縁面補強部材、61…取付け部、62…第2突出部、63…第2背面部、64…被押え部

Claims (10)

  1. 長手側の辺が鉛直に延びた長方形状の主面部と、前記長手側の辺それぞれに接続された長方形状の縁面部と、を有する複数の側板を備え、
    前記複数の側板は、互いに隣接するように配置されてそれぞれの前記縁面部同士が互いに接する第1側板および第2側板を含み、
    前記複数の側板それぞれの前記主面部によってかご室を囲み、前記複数の側板それぞれの前記各縁面部が前記かご室の外側に向かって延びるように構成されたエレベータ乗りかごにおいて、
    前記第2側板の少なくとも一方の前記縁面部には、前記かご室に面する少なくとも1つの端面部が形成されて、
    前記端面部が形成された前記縁面部に隣接配置される前記第1側板の前記縁面部には、
    前記かご室の外側に延びて、隣接する前記各縁面部それぞれの端部を前記かご室に向かって覆うように湾曲して、隣接する前記各縁面部それぞれを挟み込むように形成された湾曲部と、
    前記湾曲部の端部付近に形成されて、前記第2側板の前記縁面部を前記第2側板がある方に押すように形成された押え部と、
    前記湾曲部の端部付近を前記かご室の外側に向かって折り返されるように形成されて、前記端面部に係合可能な係合部と、
    を有する側板締結機構を備え、
    前記側板締結機構によって前記第1側板および第2側板を締結するときに、前記第1側板を所定位置に配置した後に、前記第2側板が前記かご室の外側に向かって押し付けられることによって、前記第2側板が前記第1側板に締結されるように構成されていること、
    を特徴とするエレベータ乗りかご。
  2. 前記湾曲部、押え部、および係合部は、一体形成されて、前記係合部は前記押え部よりも、前記かご室に近い側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ乗りかご。
  3. 前記湾曲部は、前記押え部と一体に形成された第1湾曲部と、前記係合部と一体に形成された第2湾曲部と、を含むこと、を特徴とする請求項1に記載のエレベータ乗りかご。
  4. 前記湾曲部は、前記第1側板の前記縁面部を形成する1枚の板材が折り曲げられて形成されていること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のエレベータ乗りかご。
  5. 前記第2側板の前記縁面部は、
    前記かご室と遠い方の端部が、前記第2側板の前記主面部に向かって折り返されて、折り返された先端に前記端面部が形成されていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のエレベータ乗りかご。
  6. 前記第1側板の前記縁面部は、
    前記長手側の辺に接続された長方形状の第1突出部と、
    前記第1突出部の端部が前記第2側板の反対側に折り曲げられて形成された第1背面部と、
    を含み、
    前記湾曲部は、前記第1背面部から前記第2側板に向かって延びて、前記第2側板の前記縁面部を覆うように湾曲していること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のエレベータ乗りかご。
  7. 前記第2側板の前記縁面部は、
    前記長手側の辺に接続された長方形状の第2突出部と、
    前記第2突出部の端部が前記第1側板の反対側に折り曲げられて形成された第2背面部と、
    前記第2背面部の端部が前記第1側板に近づくように折り曲げられて形成されて、前記端面部が形成された被押え部と、
    を含み、
    前記側板締結機構は、
    前記湾曲部によって前記第2突出部、第2背面部および第2押圧部を前記第2側板の前記主面部に向かって覆い、
    前記押え部によって前記第2押圧部を押さえ、
    前記係合部が前記端面部に係合するように構成されていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のエレベータ乗りかご。
  8. 前記側板締結機構によって締結される前記第2側板の前記縁面部には穴が形成されて、前記端面部はこの穴の内面のうち前記かご室に面する側面であること、を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のエレベータ乗りかご。
  9. 前記側板締結手段によって前記第1側板に締結された前記第2側板は、着脱自在であることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載のエレベータ乗りかご。
  10. 前記縁面部は、前記長手側の辺から前記主面部に対して垂直に張り出していることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載のエレベータ乗りかご。
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