JP2011068408A - 箱体の封緘装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】箱体の搬送の際に作業者に負担をかけず、テープを正確に箱体に対して貼り付けることができ、大幅な製造コストの削減を実現することができる箱体の封緘装置の提供を目的とする。
【解決手段】箱体を搬送する搬送ユニット30と、箱体Bに有する一対のフラップB1の対向端部を搬送方向D1に沿ってテープTで貼り付けるテープ貼付けユニット20とを備え、上記搬送ユニット30には、回転送り体32と、該回転送り体32を駆動する駆動手段33とを備え、上記回転送り体32を、該回転送り体32の外周面が箱体側面と接触するよう搬送路Aの幅方向の両外側にそれぞれ配置し、上記回転送り体32の外周面を、該回転送り体32を配置する回転送り体配置位置P1においてのみ箱体Bに対して接触する構成とした。
【選択図】図1

Description

この発明は、箱体の開口面を開閉する一対のフラップを閉じるため、該一対のフラップの対向端部を、搬送方向に沿って粘着テープで貼り付けて箱体を封緘する箱体の封緘装置(テープ貼付け装置)に関する。
従来より、封緘装置には、様々な構成のものが開発され、広く普及しているが、例えば、下記特許文献1に開示の製函機のように、搬送装置において、テープ貼り装置の幅方向の両側に側面案内コンベア装置を備えたものが一般的である。
側面案内コンベア装置は、テープ貼り装置により箱体にテーピングしている間、自動で箱体を搬送路に沿って搬送することができる装置であり、箱体の搬送路の左右両外側に対峙するよう配置され、搬送路の上流側、下流側にプーリーを配し、その間にコンベア案内面を有したエンドレス帯ベルトを張架し、該エンドレス帯ベルトをモータにより駆動する構成である。
しかし、最近では、手動式の搬送装置も開発されている。このような手動式の搬送装置は、側面案内コンベア装置を構成するモータやエンドレス帯ベルト、プーリーなどの駆動伝達機構といった部材を備える必要がないため、コスト削減を図ることができる。
そして、手動式の搬送装置は、搬送路に沿って手で箱体を押し進めながら搬送し、その間にテープ貼り装置により箱体にテーピングするものである。
しかし、手動式の搬送装置は、貼り付けが完了するまで手で箱体を下流側に押し込む必要があり、作業者が箱体を下流側へ押し込めば押し込む程、作業者自身から箱体が遠のくため、作業者は、腰を屈める必要があり、作業者にとって負担がかかる作業である。
殊に、内部に内容物が入った箱体を封緘する場合、箱体は、重くなる分、箱体の押し込み作業には、より一層の労力を必要とする。
また、箱体を搬送路に沿って上流側から下流側へ手で押し込んだ場合、その途中で箱体の搬送速度や押し込み強さにムラが生じるため、箱体に傾き等が生じ、テープに歪みなどが生じるなど、貼り付け精度に悪影響を及ぼすことになる。
特開2005−7619号公報
そこで本発明は、箱体の搬送の際に作業者に負担をかけず、テープを正確に箱体に対して貼り付けることができ、大幅な製造コストの削減を実現することができる箱体の封緘装置の提供を目的とする。
本発明は、搬送路に沿って箱体を搬送する搬送ユニットと、箱体の幅方向両外側から中央側へ突出する一対のフラップの対向端部を搬送方向に沿ってテープで貼り付けるテープ貼付けユニットとを備えた箱体の封緘装置であって、上記搬送ユニットには、回転力により箱体を送る一対の回転送り体と、該回転送り体を駆動する駆動手段とを備え、上記回転送り体を、該回転送り体の外周面が箱体側面と接触するよう搬送路の幅方向の両外側にそれぞれ配置し、上記回転送り体の外周面を、該回転送り体を配置する回転送り体配置位置においてのみ箱体に対して接触する構成としたことを特徴とする。
上記構成によれば、従来の側面案内コンベア装置のように搬送路の上流側から下流側に亘って箱体に接触し、該箱体を連続的に案内する構成ではなく、回転送り体の外周面を、回転送り体配置位置においてのみ箱体に対して接触する構成である。
よって、箱体を連続的に自動搬送するための例えば、無端ベルトや該無端ベルトを張架するためのプーリといった構成を備える必要がなく、製造コストを大幅に削減することができる。
また、上記無端ベルトを備える必要がないため、ベルトの張り具合などの調節やベルト交換といった装置のメンテナンスを定期的に行なう必要がなく、扱いが容易である。
しかも、上記構成により、回転送り体によって箱体を搬送路の少なくとも一部部分において自動搬送することができるため、搬送路において箱体の搬送の全てを手動で搬送する場合と比較して、容易に箱体を搬送することができる。
例えば、搬送路の搬送方向における、上流側部分は、作業者の立ち位置に近いため、作業者にとって、箱体を手押しし易い部分である。一方、下流側部分は、作業者から遠く箱体を手押しし難い部分である。
このため、上流側部分については、手動で箱体を搬送する構成とし、下流側部分においては、回転送り体を設置する構成とすることができる。
このように、搬送路の上流側から下流側の全てに亘って箱体を自動搬送する構成としなくても、作業者が過度に前屈みになることや、手を大きく伸ばすといった作業者にとって負担を強いる部分についてのみに回転送り体を備えることにより、作業者にとって最低限の労力で、効率よく回転送り体により箱体を自動で搬送することが可能となる。
この発明の態様として上記テープ貼付けユニットには、テープを箱体側に上流側で押圧する上流側押圧手段と、下流側で押圧する下流側押圧手段とを備え、上記回転送り体配置位置を、搬送方向において上記下流側押圧手段の押圧終了位置よりも下流側位置に設定することができる。
上記構成によれば、テープ貼付けユニットによる箱体に対するテープの貼り付けが完了するまでの間、上記回転送り体により、箱体を搬送路に沿って自動搬送することができる。
よって、箱体に対するテープの貼り付け途中で、上記回転送り体による箱体の自動搬送が終了してしまうことがなく、箱体に対するテープの貼り付け途中で、箱体の搬送速度や搬送力(押し込み力)に変動を来たすことがない。
従って、テープに歪み等が生じることなく、箱体に対して正確にテープを貼り付けることができる。
さらに、箱体に対するテープの貼り付け途中で、上記回転送り体による箱体の自動搬送が終了してしまい、その後、テープの貼り付けが完了するまで箱体を手で再度、押し込むこといった負担を強いられることを回避することができる。
この発明の態様として上記テープ貼付けユニットには、テープを箱体側に上流側で押圧する上流側押圧手段と、下流側で押圧する下流側押圧手段とを備え、
上記回転送り体配置位置を、搬送方向において上記下流側押圧手段の押圧終了位置に設定することができる。
上記構成によれば、上記回転送り体は、搬送方向において上記下流側押圧手段の押圧終了位置に有するため、箱体を、下流側押圧手段による押圧が終了するまで自動搬送し、テープの貼り付けが完了したと略同時に上記回転送り体による箱体の自動搬送が終了する。
このため、請求項2の構成により奏する上述した作用、効果と同様の作用、効果を奏することができる。
詳しくは、箱体に対するテープの貼り付け途中で、上記回転送り体による箱体の自動搬送が終了してしまうことがないため、箱体に対するテープの貼り付け途中で、搬送速度や搬送力(押し込み力)に変動を来たすことがない。
従って、テープに歪み等が生じることなく、箱体に対して正確にテープを貼り付けることができ、また、再度、テープの貼り付けが完了するまで箱体を手で押し込むこといった負担を負うことを回避することができる。
加えて、上記回転送り体配置位置を、搬送方向において上記下流側押圧手段の押圧終了位置に設定することにより、以下の作用、効果も奏することができる。
まず、箱体を搬送方向の上流側から手で押し込み、箱体の前端が上記回転送り体配置位置を通過した時点で上記回転送り体による箱体の自動搬送を開始する。
上記回転送り体配置位置を、搬送方向において上記下流側押圧手段の押圧終了位置に設定することにより、該押圧終了位置よりも下流側位置に設定する場合と比較して箱体の前端が上記回転送り体配置位置を早く通過することになるので上記回転送り体による箱体の自動搬送を開始するまでの手動による箱体の押し込み距離を短くすることができる。
よって、箱体を押し込むために過度に前屈みになることや手を下流側へ伸ばす必要がなく、作業者にとって負担なく箱体を搬送することができる。
またこの発明の態様として搬送路における箱体の設置面を、波状に形成することができる。
上記構成により、搬送路における箱体の設置面が平坦状である場合と比較して接触抵抗を低減することができるため、スムーズに搬送することができる。
しかも、複数のローラを配設する構成と比較して簡素な構成とすることができるため、コストを大幅に低減することができる。
またこの発明の態様として上記駆動手段を、上記一対の回転送り体の双方を駆動する共通の駆動手段で構成し、上記搬送ユニットに、上記駆動手段の駆動力を上記回転送り体に伝達する駆動伝達手段を備えることができる。
上記構成により、駆動手段を、一対の回転送り体の間で兼用することができる。よって、駆動手段を、一対の回転送り体ごとにそれぞれに備えた構成と比較して、大幅にコストを削減することができる。
またこの発明の態様として上記駆動手段の上流側、及び、下流側のうち少なくとも一方の側に、箱体を下流側へガイドするガイド用回転送り体を備え、上記ガイド用回転送り体を、該ガイド用回転送り体の外周面が箱体と接触するよう搬送路の幅方向の両外側のうち、少なくとも一方の側にそれぞれ配置することができる。
このように箱体をガイド用回転送り体でガイドする構成であるため、該ガイド用回転送り体は、その外周面が箱体に接触することで回転しながら箱体をガイドすることができ、箱体を搬送方向の下流側へスムーズに押し込むことができる。
詳しくは、箱体をガイドする手段がガイド板である場合、ガイド板は、長尺であるため、加工時に反りや撓みが生じ易いため、搬送途中で箱体がガイド板に引っかかり箱体の押し込みに支障を来たすことや、箱体をしっかりとガイドできず、テープの貼り付けに支障を来たすおそれがある。
これに対して、箱体をガイド用回転送り体でガイドする構成とすれば、搬送方向において、箱体をしっかりとガイドできるとともに、滑らかな押し込みを実現できる。
しかも、回転送り体は、ベルトを張架せず、直接、その外周面が箱体に接触してガイドする構成であるため、ベルトの交換やテンション調節などのメンテナンスを必要とせず、コストを大幅に低減することができる。
本発明は、箱体の搬送の際に作業者に負担をかけず、テープを正確に箱体に対して貼り付けることができ、大幅な製造コストの削減を実現することができる箱体の封緘装置を提供することができる。
本実施形態の箱体の封緘装置の外観図。 本実施形態の箱体の封緘装置の左側面図。 図2中のA−A線断面図。 本実施形態の箱体の封緘装置の平面図。 本実施形態のテープ貼付けユニットの構成説明図。 本実施形態の箱体の封緘装置の作用説明図。 本実施形態の箱体の封緘装置の作用説明図。 本実施形態の箱体の封緘装置の作用説明図。 他の実施形態の箱体の封緘装置の構成説明図。 他の実施形態の箱体の封緘装置の構成説明図。 他の実施形態の箱体の封緘装置の構成説明図。 他の実施形態の箱体の封緘装置の左側面図。 他の実施形態の箱体の封緘装置の正面図。 他の実施形態の箱体の封緘装置の構成説明図。 他の実施形態の箱体の封緘装置の作用説明図。 他の実施形態の箱体の封緘装置の構成説明図。 他の実施形態の箱体の封緘装置の構成説明図。 他の実施形態の箱体の封緘装置の構成説明図。 封緘対象となるダンボール箱の説明図。
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
本実施形態におけるダンボール箱の封緘装置1は、図1から図5に示すように、搬送架台11と門型機枠12とで構成している。
なお、図1は、封緘装置1の外観図であり、図2は、封緘装置1の左側面図、図3は、図2中のA−A線断面図、図4は、封緘装置1の平面図である。なお、図1から図4は、封緘装置1の構成を一部省略して示し、主要な構成のみを示している。図5は、後述するテープ貼付けユニット20の構成説明図(a)、搬送方向D1においてテープ貼付けユニット20(下流側押圧ローラ24DR)と自動搬送部31(送りローラ32)との位置関係を示す説明図(b)である。
上記搬送架台11は、その上面にダンボール箱Bを搬送する搬送路Aを有し(図1、図2参照)、搬送方向D1の上流側Uから下流側Dに沿って搬送する主搬送架台11Aと、主搬送架台11Aに対して上流側、下流側の各側に係脱自在に係合した上流側搬送架台11U、下流側搬送架台11Dとで構成している。
上流側搬送架台11Uは、2分割して構成し、先端側の上流側先端搬送架台11Uaと、基端側の上流側基端搬送架台11Ubとで構成している。上流側先端搬送架台11Uaは、上流側基端搬送架台11Ubに対して係脱自在に係合している。
上記主搬送架台11A、及び、下流側搬送架台11Dの上面には、図3に示すように、凹底部13を有して構成し、該凹底部13には、搬送架台11の上面に設置したダンボール箱Bを搬送方向D1にスライドし易いよう波板14を設置している。
なお、波板14は、図1に示すように、波形状の山部分と谷部分とが幅方向に伸びるよう設置している。
門型機枠12は、搬送路Aを跨ぐように構成し、主搬送架台11Aの上部に有するユニット収納ケース15と、該ユニット収納ケース15を幅方向の両側から支持する支柱16とで構成している。
支柱16には、螺旋軸(ボールネジ)を支柱16内部に配し(図示せず)、ユニット収納ケース15を上下動可能に構成している。平面視幅方向の左側に有する支柱16の上端部には、螺旋軸を回動することにより、ユニット収納ケース15の高さを調節するための高さ調節ハンドル17を設けている。
ユニット収納ケース15には、主にテープ貼付けユニット20と、ダンボール箱Bを搬送するダンボール搬送ユニット30と、ダンボール箱Bのサイズに応じてダンボール搬送ユニット30の幅を調節する幅調節ユニット(図示せず)を備えている。
テープ貼付けユニット20は、図5(a)に示すように、適宜のブラケット21A,21Bにテープ供給ローラ22、複数のガイドローラ23を枢支している。
テープ供給ローラ22は、テープ原反TAを取り付け、該テープTをテープ貼付けユニット20の本体側へ供給する。複数のガイドローラ23は、テープ供給ローラ22から供給されたテープTをダンボール箱Bに対する貼り付けを許容する後述する所定位置までガイドする。
さらに、テープ貼付けユニット20には、上流側でテープTをダンボール箱Bに押圧する上流側押圧ローラ24URを備えた上流側押圧レバー24UL、下流側でテープTをダンボール箱Bに押圧する下流側押圧ローラ24DRを備えた下流側押圧レバー24DL、テープカッター25を備えたテープ切断レバー25Lを枢支している。
なお、上流側押圧レバー24ULの上流側押圧ローラ24URの手前部分には、テープTが逆流することを防止するテープ保持具29を備えている。
上流側押圧レバー24ULと下流側押圧レバー24DLとは、「待機姿勢」から「箱体上面テープ貼付け姿勢」との間で連動可能に連結バー28で連結されている。
「待機姿勢」とは、上流側押圧ローラ24UR、下流側押圧ローラ24DR、及び、テープカッター25が、搬送されてくるダンボール箱Bの上面よりも下方の待機位置で待機した姿勢をいい、図5(a)、及び、図6(a)に示すような姿勢をいう。
「箱体上面テープ貼付け姿勢」とは、ダンボール箱Bの上面よりも上昇した位置でダンボール箱Bの上面にテープTを貼り付ける際に上流側押圧ローラ24UR、下流側押圧ローラ24DR、及び、テープカッター25がとる姿勢をいい、図7(c),(d)に示すような姿勢をいう。
さらに、テープ貼付けユニット20には、下流側押圧レバー24DL、テープ切断レバー25Lのそれぞれを待機姿勢の側へ付勢する下流側押圧レバー付勢バネ26と、テープ切断レバー付勢バネ27とを備えている。
また、図1から図4に示すように、ダンボール搬送ユニット30は、自動搬送部31とガイドレール部34とで構成している。
自動搬送部31は、回転力によりダンボール箱Bを下流側へ送るゴム製の送りローラ32と該送りローラ32に回転力を付与するモータ33とで構成している。自動搬送部31は、図3、及び、図4に示すように、ガイドレール部34の長さ方向(搬送方向D1)の一部分を切り欠いた部分に、円柱状の送りローラ32の外周面がダンボール箱Bの側面に点接触状に接触するよう搬送路Aの幅方向の各側に一対配置されている。
自動搬送部31は、図4、及び、図5(b)に示すように、搬送方向D1において下流側押圧ローラ24DRの待機姿勢となる位置P2(待機位置)、換言すると、後述するが、下流側押圧ローラ24DRの押圧が終了する終了位置P2(図8(f)参照)と一致する位置を自動搬送部配置位置P1として設けている。
ガイドレール部34は、ダンボール箱Bの幅方向の両側面をガイド可能に幅方向の両側に搬送方向D1に沿って平行に配し、送りローラ32よりも上流側Uに配した上流側ガイドレール部34Uと下流側Dに配した下流側ガイドレール部34Dとで構成している。
なお、上流側ガイドレール部34Uの上流側Uの先端部分は、上流側Uへ向けて幅方向へ拡開している(図1、図4参照)。
幅調節ユニット(図示せず)は、幅方向の中央に対して両外側に有する一対の自動搬送部31、及び、ガイドレール部34を互いに離間、或いは、近接するよう可動して一対の自動搬送部31の幅調節を行なうユニットであり、ユニット収納ケース15に横架した螺旋軸(図示せず)と、ユニット収納ケース15の左側面に備え、手動で幅調節可能とする幅調節ハンドル19(図2参照)とを備えている。
続いて上述したダンボール箱Bの封緘装置1を用いて、図19に示すようにダンボール箱Bの上面を構成する一対のフラップBfの対向端部をテープTで貼り付けてダンボール箱Bを封緘する手順について図6から図8を用いて説明する。
なお、図6(a)は、テープ貼付けユニット20によりダンボール箱Bに対してテープTの貼り付けを開始する直前の様子を示す説明図であり、図6(b)は、ダンボール箱Bを主搬送架台11Aの上面においてスライド搬送する様子を示す説明図であり、図7(c),(d)、図8(e)は、テープ貼付けユニット20によりダンボール箱Bに対してテープTを貼り付ける貼り付け途中の様子を示す説明図であり、図8(f)は、テープ貼付けユニット20によりダンボール箱Bに対するテープTの貼り付け終了直後の様子を示す説明図である。
作業者は、図6(a)に示すように、封緘装置1の上流側に立ち、上流側搬送架台11Uに載置したダンボール箱Bの上面のフラップBfが不測に開かないよう幅方向の両側を手で抑えながら搬送路Aの下流側(前方)へダンボール箱Bをガイドレール部34に沿って真直ぐに押し込む。
このとき、図6(b)に示すように、上流側搬送架台11Uから主搬送架台11Aへと移動したダンボール箱Bは、主搬送架台11Aに設置した波板14へ載り移る。これにより、ダンボール箱Bと主搬送架台11Aとの接触抵抗が大幅に軽減され、ダンボール箱Bをスムーズにスライド搬送することができる。
ダンボール箱Bを搬送方向D1に押し込むと、待機位置にある上流側押圧ローラ24URの上流側(前方)に配されたテープTが該ダンボール箱Bの前端BFの上部に接触して貼り付く。
さらにダンボール箱Bを下流側に押し込むと、図7(c)に示すように、上流側押圧ローラ24UR、及び、テープカッター25が順に押し上げられ、上流側押圧ローラ24UR、該上流側押圧ローラ24URと連動する下流側押圧ローラ24DR、及び、テープカッター25を「待機姿勢」から「箱体上面テープ貼付け姿勢」へと変更することができる。
よって図7(d)に示すように、下流側押圧レバー付勢バネ26の付勢力により上流側押圧ローラ24UR、及び、下流側押圧ローラ24DRによって、テープTをダンボール箱Bの側へ押し付けることによりダンボール箱BのフラップBfの対向端部にテープTを貼り付けることができる。
また、図7(d)に示すように、ダンボール箱Bの前端BFが自動搬送配置位置P1を通過すると略同時に送りローラ32がダンボール箱Bの側面に接触するため、自動搬送部31によるダンボール箱Bの自動搬送が開始する。
これにより、作業者は、ダンボール箱Bを下流側へ手で押し込む必要がなく、ダンボール箱Bから手を離したり、軽く手を添える程度でダンボール箱Bを自動搬送できる。
図8(e)に示すように、ダンボール箱Bの後端BBが上流側押圧ローラ24URを通過すると、該上流側押圧ローラ24URからの押圧を受けるダンボール箱Bが存在しなくなるため、テープTを伸張した状態に保つ。
さらに、ダンボール箱Bの後端BBがテープ切断レバー25Lを通過すると、テープ切断レバー25Lを押し上げるダンボール箱Bが存在しなくなるため、テープ切断レバー付勢バネ27の付勢力により伸張した状態のテープTをテープカッター25により切断することができる(図8(e)参照)。
なお、切断されたテープTは、続いて搬送されるダンボール箱Bに備えて、テープ保持具29により上流側押圧ローラ24URの上流側周りに配される(図8(f)参照)。
そして、ダンボール箱Bの後端BBが下流側押圧ローラ24DRを通過すると、下流側押圧レバー付勢バネ26の付勢力により、ダンボール箱Bの後端BBの上部を押圧するよう降下し、図8(f)に示すように、ダンボール箱Bに貼り付けたテープTの長さ方向の後端に有する余長部分をダンボール箱Bの後端BBの上部に貼り付けることができる。
以上により、ダンボール箱Bに対するテープTの貼り付けが完了する。
ここで下流側押圧ローラ24DRが待機姿勢となる待機位置P2、すなわち、下流側押圧ローラ24DRによる貼り付けが完了する、下流側押圧ローラ24DRの貼り付け完了位置P2に、自動搬送部31を設けているため(図8(f)参照)、下流側押圧ローラ24DRによる貼り付けが完了したと同時に、ダンボール箱Bの後端BBが 自動搬送部31を通過し、自動搬送部31によるダンボール箱Bの自動搬送が完了する。
上述したダンボール箱Bの封緘装置1が奏する効果は、以下のとおりである。
ダンボール箱Bの封緘装置1は、自動搬送部31を、該自動搬送部31を備えた送りローラ32の外周面がダンボール箱Bの側面と接触するよう搬送路Aの幅方向の両外側にそれぞれ配置し、上記送りローラ32の外周面を、搬送方向において該送りローラ32を配置する自動搬送部配置位置P1においてのみダンボール箱Bに対して接触する構成としている。
上記構成により、ダンボール箱Bを搬送方向D1に沿って連続的に自動搬送するための例えば、無端ベルトや該無端ベルトを張架するためのプーリといった構成を備えていない分、製造コストを大幅に削減することができる。
また、上述したように、自動搬送部配置位置P1を、搬送方向D1において上記下流側押圧ローラ24DRによるダンボール箱Bの押圧終了位置P2に設定している。
これにより、ダンボール箱Bは、下流側押圧ローラ24DRによるダンボール箱Bの押圧が終了するまで確実に送りローラ32により自動搬送することができる。
詳しくは、ダンボール箱Bの後端BBが送り自動搬送部配置位置P1を通過したとき、送りローラ32によるダンボール箱Bの自動搬送が終了する。よって、例えば、図17に示すように、自動搬送部配置位置P1を、搬送方向D1において上記下流側押圧ローラ24DRの押圧終了位置P2よりも上流側になるよう設定した場合、テープ貼付けユニット20によるテープTの貼り付けが途中段階でダンボール箱Bの自動搬送が終了することになる。
よって、テープ貼付けユニット20によるダンボール箱Bに対するテープTの貼り付けが完了するまで、送りローラ32による自動搬送の後、再度、ダンボール箱Bを作業者が手で押し込むなどの搬送が必要となる。
ダンボール箱Bは、搬送方向D1の下流側に有するため、ダンボール箱Bを押し込む作業は、作業者に腰を屈めるなどの負担を強いることになる。
さらに、手動でダンボール箱Bを搬送することで、ダンボール箱Bの搬送速度や搬送力(押し込み力)に変動を来たすおそれがあるため、テープTに歪みなどが生じ易くなり貼り付け精度が低下するおそれがある。
これに対して、自動搬送部配置位置P1を、搬送方向D1において上記下流側押圧ローラ24DRの押圧終了位置P2(図8(f)参照)、又は、該押圧終了位置P2よりも下流側になるよう設定することにより、上述したように、テープ貼付けユニット20によるダンボール箱Bに対するテープTの貼り付けが完了するまでの間、上記回転送り体は、ダンボール箱Bを搬送路Aに沿って自動搬送し、テープTの貼り付けが完了後にダンボール箱Bの自動搬送が終了する。
よって、ダンボール箱Bに対するテープTの貼り付け途中で、ダンボール箱Bの搬送速度や搬送力(押し込み力)に変動を来たすことがなく、テープTに歪み等が生じることなく、ダンボール箱Bに対して正確にテープTを貼り付けることができる。
さらに、作業者が腰を屈めるなどしてダンボール箱Bを再度、手で押し込むこといった負担を負うことを回避することができる。
一方、例えば、図18に示すように、自動搬送部配置位置P1を、搬送方向D1において上記下流側押圧ローラ24DRの押圧終了位置P2よりも下流側になるよう設定した場合を想定する。
まず、送りローラ32によるダンボール箱Bの自動送りが開始するためには、ダンボール箱Bの前端BFが自動搬送部配置位置P1を通過する必要がある。
しかし、例えば、図18に示すように、自動搬送部配置位置P1を、搬送方向D1において上記下流側押圧ローラ24DRの押圧終了位置よりも下流側になるよう設定した場合、自動搬送部配置位置P1を、搬送方向D1において下流側押圧ローラ24DRの押圧終了位置に設定した場合(図18中のストロークS1参照)よりも、ダンボール箱Bを下流側まで押し込まなければ(図18中のストロークS2参照)、送りローラ32による自動搬送されないことになる。
よって、ダンボール箱Bの押し込み距離が長くなり、作業者には、腰を屈めるなどの負担を強いられることになる。
これに対して上記自動搬送部配置位置P1を、図8(f)に示すように、搬送方向D1において下流側押圧ローラ24DRの押圧終了位置P2になるよう設定することにより、上述したように、テープTの貼り付けが完了後に送りローラ32によるダンボール箱Bの自動搬送が終了するという条件を満たした上で、送りローラ32によるダンボール箱Bの自動搬送を開始するまでのダンボール箱Bの押し込み距離S(ストローク)を短くすることができる。
よって、ダンボール箱Bを押し込むために過度に前屈みなることや手を下流側へ伸ばす必要がなく、作業者にとって負担なくダンボール箱Bを搬送することができる。
上述したように、上記自動搬送部配置位置P1を搬送方向D1において押圧終了位置P2に設定することは、テープTの貼り付け精度、及び、ダンボール箱Bの押し込み負担の観点から最適な位置であることがわかる。
その他にも、ダンボール箱Bの封緘装置1は、様々な効果を奏することができる。
主搬送架台11Aと下流側搬送架台11Ubにおける上面の凹底部13には、波板14を設置している。
上記構成により、搬送路Aにおけるダンボール箱Bの設置面が平坦状である場合と比較して接触抵抗を低減することができるため、スムーズに搬送することができる。
また、本発明のダンボール箱Bの封緘装置1は、上述した実施形態に限らず、様々な実施形態で構成することができる。
他の実施形態に係るダンボール搬送ユニット40として、例えば、図9(a),(b)に示すように、搬送路Aの幅方向の左右両側に備えた自動搬送部41A,41Bのうち、一方の自動搬送部41Aのみに、モータ33を備え、他方の自動搬送部41Bには、モータ33を備えずに構成することができる。
詳しくは、一方の自動搬送部41Aに備えたモータ33の駆動力を、他方の自動搬送部41Bの送りローラ32に伝達する駆動伝達ユニット42を構成している。
駆動伝達ユニット42は、一対の自動搬送部41A,41Bにそれぞれ備えたプーリー43と、一方の自動搬送部41Aのモータ33の駆動力を他方の自動搬送部41Bへと伝達するよう一対のプーリー43間に張架した伝達ベルト44と、ギア比が1:1で互いに係合する一対のギア45a,45bとで構成している。
また、上記一対のギア45a,45bは、モータ33を備えていない他方の自動搬送部41Bに備え、一方の自動搬送部41Aから伝達される回転を逆方向に変換して送りローラ32に伝達可能にプーリー43と送りローラ32との間に介在させている。
さらに、駆動伝達ユニット42は、一対の自動搬送部41A,41B間の幅を調節したとき、一対のプーリー43間に張架した伝達ベルト44に生じる余長部分を伸張する余長部解消用プーリー46を備え、余長部解消用プーリー46は、一対のプーリー32間に配している。
なお、余長部解消用プーリー46は、一対の自動搬送部41A,41B間の幅に応じて搬送方向D1の上流側U、下流側Dへ可動機構(図示せず)によって可動することにより、伝達ベルト44に生じた余長部分を解消することができる。
上記構成により、モータ33を1つ省略することができるため、さらなるコストダウンを実現することができる。
また、他の実施形態として、上記主搬送架台11A、及び、下流側搬送架台11Ubの上面に構成した凹底部13に設置した波板14Aは、波形状の山部分と谷部分とが幅方向に伸びるよう設置した構成(図1参照)に限らず、図10に示すように、波形状の山部分と谷部分とが搬送方向D1に伸びるよう設置した構成であってもよい。
このように、上記搬送架台11の上面に対するダンボール箱Bの接触抵抗を軽減できる構成であれば、波板14に限らず、面全体に複数の突起を配設した部材を設置するなど、様々な構成で構成することができる。
また、他の実施形態に係るダンボール搬送ユニット30Aの構成について図11から図14を用いて説明する。
ダンボール搬送ユニット30Aは、上流側ガイドレール部34Uを備えず、ローラガイド部51を備えた構成である。
ローラガイド部51は、ユニット収納ケース15の下部において、搬送路Aの幅方向の両側に備え、それぞれ送りローラ32よりも上流側に備えている。
なお、送りローラ32よりも下流側部分には、上述した実施形態と同様に下流側ガイドレール部34Dを取り付けている。
ローラガイド部51は、ベルトなどが張架されていない3つのガイド用ローラ52と、ガイド用ローラ52を取り付けるガイド用ローラ取付け板53とで構成している。
3つのガイド用ローラ52は、ガイド用ローラ取付け板53を介してユニット収納ケースDの下部に取り付けられ、それぞれ独立して回動自在に枢軸されている。なお、各ガイド用ローラ52は、ローラ面(外周面)が樹脂製であり、直径が60mm、ローラ幅(上下長さ)が35mmで形成した円柱体である。
ガイド用ローラ取付け板53は、搬送方向D1に沿って互いに平行になるようユニット収納ケース15の下部に取り付けられ、3つのガイド用ローラ52が、送りローラ32とともに搬送方向Dに沿って直線状に、且つ、ローラ面がダンボール箱Bの幅方向の両側面に接触してガイド可能に取り付けられている。
さらに、3つのガイド用ローラ52は、互いに略等間隔で搬送方向D1に沿って配設している。
その間隔は、テープ貼付けユニット20によるテープTの貼り付けを許容する範囲で最小サイズのダンボールBの奥行き長さ(搬送方向長さ)よりも狭くなるよう設定している。
ここで、3つのガイド用ローラ52は、搬送方向D1の上流側Uから下流側Dに沿って順に、第一ガイド用ローラ52A、第二ガイド用ローラ52B、第三ガイド用ローラ52Cに設定している。
なお、ローラガイド部51を構成する第一ガイド用ローラ52A、第二ガイド用ローラ52B、第三ガイド用ローラ52Cは、ガイド用ローラ取付け板53に取り付けられ、且つ、ガイド用ローラ取付け板53は、上述した幅調節ユニットに横架した螺旋軸によって螺動可能に取り付けられている(図示せず)。この構成により、ローラガイド部51は、幅調節ユニットによる幅調節により、幅方向において自動搬送部31、及び、下流側ガイドレール部34Dとともに離間、或いは、近接するよう一体に可動することができる。
上述したダンボール搬送ユニット30Aを用いてダンボール箱Bを、搬送路Aの下流側D(前方)へ搬送する際の手順について説明する。
但し、テープ貼付けユニット20によるテープ貼り付け手順は、上述と同様のためその説明は省略する。
上述した手順と同じ要領で、作業者は、ダンボール箱Bを搬送路Aに押し込む。
ダンボール箱Bの前端BFが第一ガイド用ローラ52Aの外周面に接触すると、第一ガイド用ローラ52Aは、回動自在であるため、作業者の押し込みによって回動しながらダンボール箱Bを搬送路Aに沿って下流側Dへガイド案内することができる。
特に、第一ガイド用ローラ52Aは、円柱状であり、搬送路Aの入口部分(上流側部分)の幅方向の両側に配置されているため、搬送路Aにおける入口部分の幅方向の両外側は、第一ガイド用ローラ52Aの外周面に沿って円弧状に開いた形態となる。
よって、図15に示すように、ダンボール箱Bの前端BFが搬送路Aに対してずれた状態で押し込まれた場合でも(図15中の仮想線で示したダンボール箱B参照)、ダンボール箱Bの前端側面が第一ガイド用ローラ52Aの外周面に確実に接触し、第一ガイド用ローラ52Aの回転により(図15中の矢印R参照)、ダンボール箱Bの押し込み方向のずれを解消し、搬送路Aに沿って確実にガイド案内することができる。
さらに、ダンボール箱Bを押し込むと、ダンボール箱Bは、第一ガイド用ローラ52Aに続いて第二ガイド用ローラ52B、第三ガイド用ローラ52Cにも順に接触し、第一ガイド用ローラ52Aとともにダンボール箱Bの側面を複数箇所でガイドすることができる。よって、ダンボール箱Bを搬送方向下流側Dに沿って真直ぐに押し込むことができる。
ここで搬送方向D1に沿って例えば、ガイド板を設置した構成を想定した場合、ガイド板は、長尺であるため、加工によっては、長さ方向においてガイド面に反りや撓みが生じ易くなる。このため、ダンボール箱Bをガイド板に沿って押し込んでいる途中で、ガイド板の反り具合によってダンボール箱Bがガイド板に引っ掛かりスムーズに押し込むことができない事態が生じる場合や、ダンボール箱Bをしっかりとガイドできない部分が生じ、テープTの貼り付け精度に支障を来たす事態が生じる。
これに対して、ガイド用ローラ52によりダンボール箱Bをガイドする構成としたため、反りや撓みの影響を受けず、ダンボール箱Bが接触したとき回動し、上流側から下流側に亘ってダンボール箱Bを、しっかりとガイドすることができるとともに、抵抗感なくスムーズに押し込むことができる。
また、ガイド用ローラ52によりダンボール箱Bをガイドする構成としたため、各ガイド用ローラ52間にガイド用ベルトを張架した構成のように(図示せず)、ベルトのテンション調節や、磨耗によるベルト交換といったメンテナンスを行なう手間を省くことができる。
その他にも、ベルトを用いない分、コストダウンを図ることができ、ベルトの撓みの影響を受けない分、しっかりとガイドすることができる。さらに、ローラとベルトの間に生じる摩擦の影響を受けることがないため、ガイド用ベルトを用いた構成よりもダンボール箱Bをスムーズにガイドすることができるといった様々な効果を得ることができる。
ローラガイド部51を備えたダンボール搬送ユニットは、上述した実施形態に限定せず、その他にも様々な実施形態で形成することができる。
例えば、図16(a)に示すように、ダンボール搬送ユニット30Bは、第一ガイド用ローラ52Aと第二ガイド用ローラ52Bとの間に、第一ガイド用ローラ52Aを補助する補助ガイド板54を搬送方向D1に沿って設置した構成であってもよい。
上記構成により、搬送路Aに押し込んだダンボール箱Bは、第一ガイド用ローラ52Aによってガイドされた後、さらに第二ガイド用ローラ52Bによってガイドされるまでの間、第一ガイド用ローラ52Aとともに、補助ガイド板54によって、ダンボール箱Bをガイドすることができる。
よって、ダンボール箱Bが第一ガイド用ローラ52Aを通過した後において、さらにダンボール箱Bを押し込んでも、補助ガイド板54によってガイドすることで該ダンボール箱Bの前端BFを搬送方向D1に対しての押し込み方向が不測にずれることがなく真直ぐに搬送方向D1においてダンボール箱Bの側面を第一ガイド用ローラ52Aのみによって1点でガイドする場合と比較して、ダンボール箱Bを、搬送方向D1に沿って安定してガイドすることができる。
また、他の実施形態として図16(b)に示すように、ダンボール搬送ユニット30Cは、上述したように、第一ガイド用ローラ52A、第二ガイド用ローラ52B、第三ガイド用ローラ52Cを、それぞれ等間隔に搬送方向に配置した構成ではなく、第二ガイド用ローラ52Bを、等間隔に配置した位置よりも第一ガイド用ローラ52Aの側に近接させた構成であってもよい(特に、図16(b)中の矢印S参照)。
上記構成により、搬送路Aに押し込んだダンボール箱Bは、その前端側面が第一ガイド用ローラ52Aに接触してガイドされ、その後、すぐに第二ガイド用ローラ52Bに接触してガイドされることになる。
すなわち、搬送路Aに押し込んだダンボール箱Bが第一ガイド用ローラ52Aを通過した後、直ぐに、ダンボール箱Bの側面を第一ガイド用ローラ52Aと第二ガイド用ローラ52Bとによって、複数点でしっかりとガイドすることができるため、ダンボール箱Bを搬送路Aに対しての押し込み方向が不測にずれることなく真直ぐに押し込むことができる。
さらに、第一ガイド用ローラ52Aと第二ガイド用ローラ52Bとの間に、補助ガイド板を設ける必要もないため、構成の簡素化、コストダウンを図ることができる。
その他にもダンボール搬送ユニットは、搬送方向D1において第一ガイド用ローラ52A、第二ガイド用ローラ52B、及び、第三ガイド用ローラ52Cのうち少なくとも1つのガイド用ローラを、搬送方向において可動して配置位置を変更して、間隔を調節可能に構成してもよい(図示せず)。
また、ダンボール搬送ユニットは、ガイド用ローラ取付け板53を、その上流側先端部分がユニット収納ケース15から上流側へ突出するようユニット収納ケース15の下部に取り付け、該上流側先端部分に第一ガイド用ローラ52Aを取り付けることで、ユニット収納ケース15よりも上流側(前方)に配置してもよい(図示せず)。
また、ローラガイド部51は、ガイド用ローラ取付け板53を介さずに直接、ユニット収納ケース15の下部に枢着した構成でもよい(図示せず)。
さらにまた、ローラガイド部51は、搬送路Aに対して幅方向の一方のみに備え、他方の側には、ガイドレールなど他のガイド手段を備えた構成であってもよい。また、ローラガイド部51には、ガイド用ローラ52を3つ備えた構成に限らず、それ以外の個数を備えた構成であってもよい(図示せず)。
さらにまた、ダンボール搬送ユニットは、送りローラ32よりも下流側部分にも、下流側ガイドレール部Dではなく、ガイド用ローラ52を取り付けてもよい(図示せず)。
上述した実施形態と、この発明の構成との対応において、
ダンボール箱Bは、箱体に対応し、
ダンボール搬送ユニット30は、搬送ユニットに対応し、
送りローラ32は、回転送り体に対応し、
モータ33は、駆動手段に対応し、
自動搬送部配置位置P1は、回転送り体配置位置に対応し、
上流側押圧ローラ24URは、上流側押圧手段に対応し、
下流側押圧ローラ24DRは、下流側押圧手段に対応し、
モータ33Aは、共通の駆動手段に対応し、
駆動伝達ユニット42(プーリー43、伝達ベルト44、一対のギア45、余長部解消用プーリ46等)は、駆動伝達手段に対応し、
ガイド用ローラ52は、ガイド用回転送り体に対応するものとする。
1…箱体の封緘装置
14,14A…波板
24UR…上流側押圧ローラ
24DR…下流側押圧ローラ
20…テープ貼付けユニット
30,30A,30B,30C,40…ダンボール搬送ユニット
31,41A,41B…自動搬送部
32…送りローラ
33,33A…モータ
52(52A,52B,52C)…ガイド用ローラ
P1…自動搬送部配置位置
A…搬送路
B…ダンボール箱
D…搬送方向
P1…自動搬送部配置位置

Claims (6)

  1. 搬送路に沿って箱体を搬送する搬送ユニットと、
    箱体の幅方向両外側から中央側へ突出する一対のフラップの対向端部を搬送方向に沿ってテープで貼り付けるテープ貼付けユニットとを備えた箱体の封緘装置であって、
    上記搬送ユニットには、回転力により箱体を送る一対の回転送り体と、該回転送り体を駆動する駆動手段とを備え、
    上記回転送り体を、該回転送り体の外周面が箱体側面と接触するよう搬送路の幅方向の両外側にそれぞれ配置し、
    上記回転送り体の外周面を、該回転送り体を配置する回転送り体配置位置においてのみ箱体に接触する構成とした
    箱体の封緘装置。
  2. 上記テープ貼付けユニットには、テープを箱体側に上流側で押圧する上流側押圧手段と、下流側で押圧する下流側押圧手段とを備え、
    上記回転送り体配置位置を、搬送方向において上記下流側押圧手段の押圧終了位置よりも下流側位置に設定した
    請求項1に記載の箱体の封緘装置。
  3. 上記テープ貼付けユニットには、テープを箱体側に上流側で押圧する上流側押圧手段と、下流側で押圧する下流側押圧手段とを備え、
    上記回転送り体配置位置を、搬送方向において上記下流側押圧手段の押圧終了位置に設定した
    請求項1に記載の箱体の封緘装置。
  4. 搬送路における箱体の設置面を、波状に形成した
    請求項1から3のいずれかに記載の箱体の封緘装置。
  5. 上記駆動手段を、上記一対の回転送り体の双方を駆動する共通の駆動手段で構成し、
    上記搬送ユニットに、上記駆動手段の駆動力を上記回転送り体に伝達する駆動伝達手段を備えた
    請求項1から4のいずれかに記載の箱体の封緘装置。
  6. 上記駆動手段の上流側、及び、下流側のうち少なくとも一方の側に、箱体を下流側へガイドするガイド用回転送り体を備え、上記ガイド用回転送り体を、該ガイド用回転送り体の外周面が箱体と接触するよう搬送路の幅方向の両外側のうち、少なくとも一方の側にそれぞれ配置した
    請求項1から5のいずれかに記載の箱体の封緘装置。
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