JP2011067313A

JP2011067313A - ショーケース

Info

Publication number: JP2011067313A
Application number: JP2009220001A
Authority: JP
Inventors: Hisashi Komazawa; 恒史駒澤
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 2009-09-25
Filing date: 2009-09-25
Publication date: 2011-04-07
Also published as: CN102028370B; CN102028370A

Abstract

【課題】蛍光灯の冷却を抑制して温度低下による照度低下及びチラツキ等を抑制したショーケースを提供する。
【解決手段】前面に開口７を有した断熱壁２にて構成された陳列室１１と、断熱壁の一部に凹部６を形成し、陳列室内を照明する蛍光灯９の少なくとも一部を凹部内に形成すると共に、凹部の周囲に蛍光灯を覆う透光性を有する蛍光灯カバー１０，２０を設けると共に、蛍光灯カバーを外側カバー１３，１６と内側カバー１４の二重構造とすると共に、外側カバーと内側カバーの間に断熱空気層１５を形成した。
【選択図】図３

Description

本発明は、断熱壁内に前面に開口する陳列室を形成し、この陳列室内に蛍光灯を設けて陳列室内を照明することができるショーケースに関するものである。

この種の従来のショーケースは、例えばコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗に設置されるショーケースであって、陳列室内を照明するための蛍光灯が設けられていた。

ここで、図６を参照して、従来のショーケース１００について説明する。図６は、従来のショーケースの要部断面図を示している。このショーケースは、上述の如く断熱箱体(断熱壁)２内に前面開口７を形成する陳列室１１を形成している。この断熱箱体２は、前面に開口する外箱３及び同じく前面に開口する内箱４とから構成されていると共に、この外箱３及び内箱４間に断熱材５を発泡充填することにより構成されている。

また、この前面開口７には透視可能とされるガラス扉８が設けられている。そして、断熱箱体２の開口７近傍には、凹部６が形成され、この凹部６内には陳列室１１を照明するための蛍光灯９の少なくとも一部が設けられ、凹部６の周囲に蛍光灯９を覆う透光性を有する蛍光灯カバー１００が設けられている。蛍光灯カバー１００は蛍光灯９の配線等を目隠しするために、内面１０１の断面を波形若しくはノコギリ波形状としている。また、蛍光灯カバー１００は内箱４に図示しないビス等により係止されている。

特開２００２−５４８７３

しかしながら、従来のショーケースでは、蛍光灯カバー１００は断熱箱体５と比較して断熱性能が悪く、陳列室１１内の冷気により凹部６内が冷却され、蛍光灯９の温度低下による照度低下及びチラツキ等問題があった。

また、蛍光灯９の消灯時に結露してしまうといった問題もあった。

そこで本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、蛍光灯の温度低下による照度低下及びチラツキ等の問題を抑制し、蛍光灯消灯時に結露を防止することができるショーケースを提供することを目的とする。

請求項１の発明は、前面に開口を有した断熱壁にて構成された陳列室と、断熱壁の一部に凹部を形成し、陳列室内を照明する蛍光灯の少なくとも一部を凹部内に形成すると共に、凹部の周囲に蛍光灯を覆う透光性を有する蛍光灯カバーを設けたショーケースにおいて、蛍光灯カバーを外側カバーと内側カバーの二重構造とすると共に、外側カバーと内側カバーの間に断熱空気層を形成したことを特徴とする。

請求項２の発明は請求項１に加えて、前記断熱空気層の少なくとも一部が凹部内に形成されていることを特徴とする。

請求項３の発明は請求項１又は請求項２に加えて、前記外側カバー又は内側カバーの少なくとも一方を乳白色としたことを特徴とする

請求項４の発明は請求項１又は請求項２に加えて、前記外側カバーの断熱空気層側の面を断面波形若しくはノコギリ波形状としたことを特徴とする。

請求項５の発明は請求項１乃至請求項４の何れかに加えて、前記凹部の陳列室とは反対側の面に反射板を形成したことを特徴とする。

請求項６の発明は、前面に開口を有した断熱壁にて構成された陳列室と、断熱壁の前記開口近傍の側面に凹部を形成し、陳列室内を照明する蛍光灯の少なくとも一部を凹部内に形成すると共に、凹部の周囲に蛍光灯を覆う透光性を有する蛍光灯カバーを設けたショーケースにおいて、蛍光灯カバーを外側カバーと内側カバーの二重構造とすると共に、外側カバーと内側カバーの間に断熱空気層を形成し、前記凹部の側面及び前面に反射板を形成したことを特徴とする

請求項１の発明によれば、前面に開口を有した断熱壁にて構成された陳列室と、断熱壁の一部に凹部を形成し、陳列室内を照明する蛍光灯の少なくとも一部を凹部内に形成すると共に、凹部の周囲に蛍光灯を覆う透光性を有する蛍光灯カバーを設けたショーケースにおいて、蛍光灯カバーを外側カバーと内側カバーの二重構造とすると共に、外側カバーと内側カバーの間に断熱空気層を形成したことにより、断熱性能が向上し、凹部内の温度低下を抑制して、蛍光灯の温度低下による照度低下及びチラツキ等の問題を抑制し、蛍光灯の消灯時に結露を防止することができる。

請求項２の発明は、請求項１に加えて、前記断熱空気層の少なくとも一部が凹部内に形成されていることにより、凹部と陳列室が直接接することがなく、より断熱性能が向上し、蛍光灯の温度低下による照度低下及びチラツキ等の問題を抑制し、蛍光灯の消灯時に結露を防止することができる。

請求項３の発明は、請求項１又は請求項２に加えて、前記外側カバー又は内側カバーの少なくとも一方を乳白色としたことにより、蛍光灯の配線等を目隠しすることができる。

請求項４の発明は、請求項１又は請求項２に加えて、前記外側カバーの断熱空気層側の面を断面波形若しくはノコギリ波形状としたことにより、蛍光灯の配線等を目隠しすることができる。

請求項５の発明は、請求項１乃至請求項４の何れかに加えて、前記凹部の陳列室とは反対側の面に反射板を形成したことにより、反射板により反射された光を陳列室内に導くことができ、陳列室内を照明することができる。

請求項６の発明は、前面に開口を有した断熱壁にて構成された陳列室と、断熱壁の前記開口近傍の側面に凹部を形成し、陳列室内を照明する蛍光灯の少なくとも一部を凹部内に形成すると共に、凹部の周囲に蛍光灯を覆う透光性を有する蛍光灯カバーを設けたショーケースにおいて、蛍光灯カバーを外側カバーと内側カバーの二重構造とすると共に、外側カバーと内側カバーの間に断熱空気層を形成し、前記凹部の側面及び前面に反射板を形成したことにより、反射板により反射された光をより陳列室内に導くことができ、陳列室内を更に照明することができる。

本発明のショーケースの斜視図である。本発明のショーケースの横断平面図である。本発明のショーケースの実施例１の要部拡大断面図である。本発明のショーケースの実施例２の要部拡大断面図である。本発明のショーケースの実施例３の要部拡大断面図である。従来のショーケースの要部拡大断面図である。

次に、図１乃至図３は本発明のショーケース１の一実施例を示している。即ち、図１は本実施例のショーケースの斜視図、図２は本実施例のショーケースの横断平面図をそれぞれ示している。各図において、ショーケース１は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどに設置される冷却ショーケースであり、前面に開口した断熱箱体（断熱壁）２より本体が構成されている。この断熱箱体２は前面に開口する鋼板製の外箱３と、この外箱３内に間隔を存して組み込まれた前面に開口する鋼板若しくは硬質合成樹脂製の内箱４と、外箱３及び内箱４間に発泡充填される発泡ポリウレタンから成る断熱材５とから構成されている。

また、断熱箱体２の前面開口７は、前面開口７の上端から下端に渡って透視可能とされるガラス扉８によって開閉自在とされる。

断熱箱体３の開口７近傍の両側面に凹部６を形成し、この凹部６内に少なくとも一部（本実施例は略８割）に蛍光灯９が設けられ、この蛍光灯９により陳列室１１内を照明している。

以上の構成により、図示しないコントロールパネルを操作することにより、陳列室１１内の冷却を行う。これにより、機械室パネル２１の後方に設けられた図示しない圧縮機が運転されることにより、冷却室２２内に設置された冷却器２３が冷却され、係る冷却器２３によって、冷却室２２の空気が冷却される。また、図示しない送風機が運転されることにより、冷却器２３によって冷却された冷気は陳列室１１に吐出される。陳列室１１内に吐出された冷気は陳列室１１内を循環した後、冷却室内２２内に帰還する。これによって陳列室１１内は所定の温度に冷却される。

図３は、本発明のショーケースの実施例１の要部拡大断面図であり、凹部６の周囲には、蛍光灯９を覆う透光性を有する蛍光灯カバー１０が設けられている。蛍光灯カバー１０は外側カバー１３と内側カバー１４の二重構造とすると共に、外側カバー１３と内側カバー１４の間に断熱空気層１５が形成されている。

断熱空気層１５は凹部６と陳列室１１が直接接しないように、少なくとも一部(両端部)が凹部６内に形成されている。本実施例では、前後両端部が凹部６内に形成されている。

また、断熱空気層１５の厚さは、断熱性能を有すると共に、断熱空気層内で対流が起きない程度の厚さとする必要があり、実際には２ｍｍ〜８ｍｍ程度が望ましい。

上記構成により、断熱性能が向上し、凹部６内の温度低下を抑制して、蛍光灯の温度低下による照度低下及びチラツキ等の問題を抑制し、蛍光灯９の消灯時に結露を防止することができる。

更に、断熱空気層１５の少なくとも一部（両端部）が凹部６内に形成されていることにより、凹部６と陳列室１１が直接接することがなく、より断熱性能が向上し、蛍光灯の温度低下による照度低下及びチラツキ等の問題を抑制し、蛍光灯９の消灯時に結露を防止することができる。

また、外側カバー１３及び内側カバー１４は一体成型され、乳白色に形成されている。

上記構成により、図示しない蛍光灯９の配線等を目隠しすることができる。尚、一体成型で無い場合には、外側カバー１３又は内側カバー１４のうち何れかを乳白色とすることにより、図示しない蛍光灯９の配線等を目隠しすることができる。

また、蛍光灯カバー１０は内箱４に図示しないビス等により係止されている。

図４は、本発明のショーケースの実施例２の要部拡大断面図であり、凹部６の周囲には、蛍光灯９を覆う透光性を有する蛍光灯カバー２０が設けられている。蛍光灯カバー２０は外側カバー１６と内側カバー１４の二重構造とすると共に、外側カバー１６と内側カバー１４の間に断熱空気層１５が形成されている。

上記構成により、断熱性能が向上し、凹部内の温度低下を抑制して、蛍光灯の温度低下による照度低下及びチラツキ等の問題を抑制することができる。

また、外側カバー１６及び内側カバー１４は一体成型され、外側カバー１６の断熱空気層１５側の面を断面波形若しくはノコギリ波形状とされている。

上記構成により、図示しない蛍光灯９の配線等を目隠しすることができる。尚、断面波形若しくはノコギリ波形状を外側カバー１６の陳列室１１側ではなく、断熱空気層１５側に形成しているので、清掃がしやすい。

また、蛍光灯カバー２０は内箱４に図示しないビス等により係止されている。

図５は、本発明のショーケースの実施例３の要部拡大断面図であり、実施例２の構成に加えて、凹部６の側面（陳列室１１とは反対側の面）及び前面に反射板１７，１８が形成されている。

上記構成により、反射板１７，１８により反射された光を陳列室１１内に導くことができ、陳列室１１内を照明することができる。

尚、凹部６の背面に反射板を設けていないので、扉８の前方の照明を抑制している。

１ショーケース
２断熱箱体（断熱壁）
６凹部
９蛍光灯
１０，２０蛍光灯カバー
１１陳列室
１３，１６外側カバー
１４内側カバー
１５断熱空気層
１７，１８反射板

Claims

前面に開口を有した断熱壁にて構成された陳列室と、断熱壁の一部に凹部を形成し、陳列室内を照明する蛍光灯の少なくとも一部を凹部内に形成すると共に、凹部の周囲に蛍光灯を覆う透光性を有する蛍光灯カバーを設けたショーケースにおいて、蛍光灯カバーを外側カバーと内側カバーの二重構造とすると共に、外側カバーと内側カバーの間に断熱空気層を形成したことを特徴とするショーケース。
前記断熱空気層の少なくとも一部が凹部内に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
前記外側カバー又は内側カバーの少なくとも一方を乳白色としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のショーケース。
前記外側カバーの断熱空気層側の面を断面波形若しくはノコギリ波形状としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のショーケース。
前記凹部の陳列室とは反対側の面に反射板を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項４のうちの何れかに記載のショーケース。
前面に開口を有した断熱壁にて構成された陳列室と、断熱壁の前記開口近傍の側面に凹部を形成し、陳列室内を照明する蛍光灯の少なくとも一部を凹部内に形成すると共に、凹部の周囲に蛍光灯を覆う透光性を有する蛍光灯カバーを設けたショーケースにおいて、蛍光灯カバーを外側カバーと内側カバーの二重構造とすると共に、外側カバーと内側カバーの間に断熱空気層を形成し、前記凹部の側面及び前面に反射板を形成したことを特徴とするショーケース。