JP2011065693A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 消去ベリファイの基準値を−Vddよりも小さい値に設定し、かつ消去ベリファイマージンを確保する。
【解決手段】 メモリセルアレイ101のソース線SLに接続され、電源電圧より高い電圧と前記メモリセルにデータを書き込む動作に使用する電圧とを切り替えて出力可能であり、かつ接地電位に放電可能であるドライバ回路20と、
センスノードと前記センスノードに一端が接続され他端に複数種類の昇圧用電圧が供給されるキャパシタ37とを備え、メモリセルアレイ101のビット線に接続され、前記メモリセルのデータ読み出しを行うセンスアンプ回路22と、
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
【選択図】 図9

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置に係り、特に、書き込み時の消去検証機能を備えた不揮発性半導体記憶装置に関するものである。
不揮発性半導体記憶装置の一つであるNAND型フラッシュメモリにおいては、複数のメモリセルトランジスタを含むブロック単位でデータ消去を行うので、一定のしきい値範囲の消去状態が得られたかどうかを確認するための検証読み出し(消去ベリファイ)が必要とされる。
従来、NAND型フラッシュメモリの消去ベリファイの方法は、通常のセンスアンプ回路を用いてビット線電圧の変化を判定する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。電源電圧(Vdd)の低電圧化の要請を考慮して、特許文献1のセンスアンプ回路では、センスノードに昇圧用キャパシタが備えられている。この昇圧用キャパシタを採用することにより、低電源電圧でも大きな消去ベリファイマージンが確保できる。
NAND型フラッシュメモリでは、メモリセルトランジスタの微細化に伴い、隣接メモリセル間の隣接効果によるメモリセルトランジスタのしきい値変動が問題となっている。このしきい値変動により消去状態のメモリセルトランジスタのしきい値が上昇したとしても、上昇後の消去状態のしきい値は依然として0Vより小さくなければならない。したがって、ブロック消去の際の目標しきい値はさらに小さい値(深い消去)であることが要求され、それに対応して消去ベリファイの基準値(消去ベリファイ電圧)もさらに小さくならなければならない。
特開2005−116102号公報(第16頁、図5)
しかしながら、特許文献1の方法によれば、消去ベリファイの基準値は、−Vddより小さい値をとることができず、隣接効果を考慮に入れた深い消去を実現する上で問題となっている。本発明は、上記のような問題点を解決するために、消去ベリファイの基準値を−Vddより小さい値に設定し、かつ消去ベリファイマージンを確保することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の不揮発性半導体記憶装置は、電気的書き換え可能な複数の不揮発性メモリセルと、ビット線と、ソース線と、を有するメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイのソース線に接続され、電源電圧より高い電圧と前記メモリセルにデータを書き込む動作に使用する電圧とを切り替えて出力可能であり、かつ接地電位に放電可能であるドライバ回路と、センスノードと前記センスノードに一端が接続され他端に複数種類の昇圧用電圧が供給されるキャパシタとを備え、前記メモリセルアレイのビット線に接続され、前記メモリセルのデータ読み出しを行うセンスアンプ回路と、を有することを特徴としている。
消去ベリファイの基準値を−Vddより小さい値に設定し、かつ消去ベリファイマージンを確保することができる。
本発明の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック構成である。 本発明の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのメモリセルの等価回路である。 本発明の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの消去ベリファイ動作における回路図である。 本発明の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのソース線にVdd以上の電圧を供給するドライバ回路の回路図である。 本発明の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのΔVclk発生回路の回路図である。 本発明の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのメモリセルトランジスタの消去ベリファイ動作の概念図である。 比較例に係るNAND型フラッシュメモリのメモリセルトランジスタの消去ベリファイ動作の概念図である。 本発明の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの消去ベリファイ動作におけるタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの消去ベリファイ動作におけるCLKノードおよびSENノードの電位の時間変化である。 比較例に係るNAND型フラッシュメモリのΔVclk発生回路の回路図である。 比較例に係るNAND型フラッシュメモリの消去ベリファイ動作におけるCLKノードおよびSENノードの電位の時間変化である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
[構成]
図1は、本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(例えば、NAND型フラッシュメモリ)のブロック構成を示す。この実施形態に係るNAND型フラッシュメモリは、メモリセルアレイ101、ビット線制御回路(センスアンプ兼データラッチ)102、カラムデコーダ103、ロウデコーダ104、アドレスバッファ105、データ入出力バッファ106、基板電位制御回路107、Vpgm発生回路108、Vpass発生回路109、Vread発生回路110、制御信号発生回路111によって構成されている。
メモリセルアレイ101は後述するように、不揮発性のメモリセルを直列接続したNANDストリングを配列して構成される。
ビット線制御回路102は、メモリセルアレイ101のビット線データをセンスし、あるいは書き込みデータを保持するために設けられている。この回路は、データ書き込み後の検証読出し及び書き込み不十分のメモリセルに対する再書き込みを行う際のビット線電位制御を行い、例えばCMOSフリップフロップを主体として構成されている。
また、ビット線制御回路102は、データ入出力バッファ106に接続されている。ビット線制御回路102とデータ入出力バッファ106の間の接続は、アドレスバッファ105からのアドレス信号を受けるカラムデコーダ103の出力により制御される。
ロウデコーダ104は、メモリセルアレイ101に対して、メモリセルの選択を行うため、具体的には制御ゲート及び選択ゲートを制御するために設けられている。
書き込み電圧(Vpgm)発生回路108は、メモリセルアレイ101の選択されたメモリセルにデータ書き込みを行う際に、電源電圧より昇圧された書き込み電圧Vpgmを発生するために設けられている。このVpgm発生回路108とは別に、データ書き込み時に非選択のメモリセルに与えられる書き込み用中間電圧Vpassを発生するための書き込み用中間電圧(Vpass)発生回路109、及びデータ読み出し時(検証読み出し時を含む)に非選択のメモリセルに与えられる読み出し用中間電圧Vreadを発生するための読み出し用中間電圧(Vread)発生回路110が設けられている。
書き込み用中間電圧Vpassおよび読み出し用中間電圧Vreadは、書き込み電圧Vpgmよりは低いが、電源電圧Vddより昇圧された電圧である。制御回路111は、書き込み動作、消去動作、読み出し動作、書き込み検証動作、過書き込み検証動作、データラッチ単位分のデータ消去動作、書き込み動作の初期電圧やステップアップ分の電圧パルスを可変設定するための再書き込み動作等を制御する。
図2は、メモリセルアレイ101の等価回路である。メモリセルトランジスタ(M0〜M31)が列方向に直列に複数個接続され、その両端に選択トランジスタ(S1、S2)が接続されたNANDストリングが構成されている。一つのNANDストリングに接続されているメモリセルトランジスタ(M0〜M31)の個数は、一般に2個(kは自然数)または2+2個であることが多いが、他の個数でも良い。図2では、32個の場合が示されている。行方向に配置された複数のNANDストリング間で、メモリセルトランジスタM0〜M31がワード線(WL0、WL1、・・・、WL31)によって共通接続されている。メモリセルトランジスタM0〜M31と同様、行方向に配置された複数のNANDストリング間で、選択トランジスタ(S1、S2)がドレイン側選択ゲートワード線SGDおよびソース側選択ゲートワード線SGSによって共通接続されている。それぞれのNANDストリングの一方の端はビット線(BL1〜BLm)に接続され、他方の端は共通ソース線SLに接続されている。
図3に、本発明の実施形態に係るソース線ドライバ20、NANDストリング21、センスアンプ回路22の概念図を示す。
ソース線ドライバ20はソース線SLを介してNANDストリング21のソース側選択トランジスタS2に接続される。NANDストリング21の他端のドレイン側選択トランジスタS1は、ビット線BL、ビット線クランプトランジスタ34(BLC)、およびXXLトランジスタ33を介してSENノード42(SEN)に接続される。SENノード42には、センスマージンを増大させるために昇圧・降圧用キャパシタ37が備えられている。昇圧・降圧用キャパシタ37のSENノード42以外の他端ノードはCLKノード43(CLK)と呼ばれる。XXLトランジスタ33のビット線クランプトランジスタ34と接続された反対の端子は、SENノード42を充電するためのHLLトランジスタ31を介してINVトランジスタ30に接続されている。SENノード42のXXLトランジスタ33と反対側の端は、しきい値がVtpであるPMOSトランジスタ39のゲートに接続されている。PMOSトランジスタ39のソースはデータラッチ40に接続されている。
図4に、図3に記載のソース線ドライバ20の回路図を示す。レベルシフタ46には、消去ベリファイ時に“H”になる外部信号Aと7V程度の電源電圧が接続されている。レベルシフタ46からの出力は、高耐圧のNMOSトランジスタ47(MN_1)のゲートに接続されている。トランジスタ47のドレインには、5V程度のVddhが接続されている。トランジスタ47、プログラム時ソース線電圧供給回路45、およびVssへの放電回路48はそれぞれソース線SLに接続され、ソース線ドライバ20からの出力CELSRCとして切り替え可能となっている。
図5に、図3に記載のCLKノード43に印加される電圧CLKの、発生回路の回路図を示す。図5(a)の回路において、入力信号Aが、INVゲートを介してNMOSトランジスタ51のゲートに接続される。NMOSトランジスタ51は、抵抗52(R3)と並列に配置されている。NMOSトランジスタ51および抵抗52(R3)と直列に抵抗53(R2)が配置されている。VCLKx端子には、入力信号Aに応じて、Iref×R2またはIref×(R2+R3)で表される電圧が出力される。VCLKxは図5(b)の回路に入力される。図5(b)の入力信号Aが“H”になるとVCLKxがトランスファゲート56を介してVCLKへ伝播される。VCLKは図5(c)の回路に入力される。図5(c)の入力信号Bが“L”になるとVCLKがCLKへ伝播される。図5(c)のNMOSトランジスタ59のしきい値をVtnとすると、CLKノードに出力される電圧ΔVclkは、ΔVclk=VCLKx−Vtnで表される。
[ソース線ドライバ動作]
次に、図4を参照しつつ図6を用いて、図3に記載のソース線ドライバ20の動作方法を説明する。
まず、消去ベリファイ動作について説明する。NAND型フラッシュメモリの消去ベリファイ動作については、以下のようにNANDストリングのソース線SLからビット線BLに向けて電流を流す方法が用いられている。
図6は、ソース線SLにCELSRC=5Vを印加した場合の消去ベリファイ動作を示す概念図である。消去ベリファイレベルは、その絶対値がVdd(=2.5V)より大きい−2.6Vとする。図6(a)は、各メモリセルトランジスタが消去ベリファイレベル以下まで消去された“pass”の状態のNANDストリングAに対する消去ベリファイ動作を示し、図6(c)は、その場合のメモリセルトランジスタのしきい値分布の概念図である。図6(b)は、消去ベリファイレベルまで消去されていないメモリセルトランジスタを含む“fail”状態のNANDストリングBに対する消去ベリファイ動作を示し、図6(d)は、その場合のメモリセルトランジスタのしきい値分布の概念図である。
ビット線BLを0Vにプリチャージし、対象のNANDストリングに含まれる各メモリセルトランジスタのワード線電圧VgをVss=0Vに、選択ゲートトランジスタのワード線電圧を電源電圧程度のVSGに設定し、ソース線にCELSRC(5V程度)を印加する。
ここで、CELSRCは、図3のソース線ドライバ20からソース線SLへの出力である。消去ベリファイ時には図4の外部信号Aが“H”となり、レベルシフタ46の出力はレベルシフタ46の電源電圧である7V程度になる。レベルシフタ46の出力が高耐圧のNMOSトランジスタ47(MN_1)のゲートに印加される。NMOSトランジスタ47のゲート電圧は、NMOSトランジスタ47のドレイン電圧Vddh(5V程度)とNMOSトランジスタ47のしきい値Vthh(1V程度)との和よりも大きい。したがって、Vthh分のしきい値落ちを考慮しても、図4のソース線ドライバ20からのソース線への出力CELSRCはNMOSトランジスタ47のドレイン電圧Vddh(5V程度)である。
CELSRCの値が、NANDストリング中のメモリセルトランジスタの中の消去後の最大しきい値電圧の絶対値より大きい場合、Vbl=Vg−Vthの関係により、ビット線電圧Vblは、NANDストリング中のメモリセルトランジスタの消去後のしきい値Vthのうち、もっとも大きいしきい値の絶対値と等しくなる。例えば、図6(a)のNANDストリングAではVbl=2.7Vとなり、図6(b)のNANDストリングBではVbl=2.3Vとなる。
このビット線電圧Vblのレベルをセンスアンプで検知することにより、NANDストリングの消去状態を確認することができる。すなわち、ビット線電圧Vblが、消去ベリファイの基準値の絶対値よりも大きい場合はpass(消去完了)、小さい場合はfail(消去不完全)と判定される。消去ベリファイの基準値を2.6Vとすれば、図6(a)のNANDストリングAはpass、図6(b)のNANDストリングBはfailと判定される。
(比較例)
比較例として、図7を用いて、消去ベリファイ時にソース線にVdd(電源電圧の2.5Vに対して10%のバラツキを考慮した2.2V)を印加した場合の消去ベリファイについて説明する。この比較例の消去ベリファイ方法においては、以下に示すように消去ベリファイの基準値を−Vdd以下に設定できないという問題点がある。
図7は、ソース線SLにVdd=2.2Vを印加した場合の消去ベリファイ動作を示す概念図である。消去ベリファイレベルは、その絶対値がVdd(=2.2V)より大きい−2.6Vとする。図7(a)は、各メモリセルトランジスタが消去ベリファイレベル以下まで消去された“pass”の状態のNANDストリングAに対する消去ベリファイを示し、図7(c)は、その場合のメモリセルトランジスタのしきい値分布の概念図である。図7(b)は、消去ベリファイレベルまで消去されていないメモリセルトランジスタを含む“fail”状態のNANDストリングBに対する消去ベリファイを示し、図7(d)は、その場合のメモリセルトランジスタのしきい値分布の概念図である。
ビット線BLを0Vにプリチャージし、対象のNANDストリングに含まれる各メモリセルトランジスタのワード線電圧VgをVss=0Vに、選択ゲートトランジスタのワード線電圧を電源電圧程度のVSGに設定し、ソース線にVdd=2.2Vを印加する。
しかし、この場合には、図6の場合と異なり、ソース線電位Vddが、NANDストリング中のメモリセルトランジスタの消去後の最大しきい値電圧の絶対値より大きくないので、図7(a)の“pass”の状態のNANDストリングAにおいても、図7(c)の“fail”の状態のNANDストリングBにおいても、ビット線電圧Vblは、ソース線電位Vddと等しくなる。
したがって、メモリセルトランジスタが消去ベリファイの基準値まで消去されたかどうかはビット線電位Vblからは判定できない。ビット線電位Vblから消去ベリファイのpass/failが判定できないことから、比較例においては消去ベリファイの基準値を−Vdd以下に設定できないことになる。
これに対して、本発明の実施形態のソース線ドライバ20によれば、消去ベリファイ時にはソース線SLに5V程度のCELSRCが入力されるので、前述のように、ビット線電位Vblによって消去ベリファイのpass/failの判定が可能となる。
[センスアンプ動作]
次に、本発明の実施形態において消去ベリファイのセンスマージンを増加させる方法について、図8および図9を用いて説明する。
図8は、消去ベリファイ動作におけるタイミングチャートである。まず、図3に示すセンスアンプ回路22の回路図を参照しながら、図8のタイミングチャートを用いて消去ベリファイの基本動作を説明する。
タイミングt0に図3に示すHLLトランジスタ31をオンにして図3に示すSENノード42をVddに充電した後、タイミングt1に図3に示すHLLトランジスタ31をオフにして、SENノード42の充電経路を切断する。次に、タイミングt2に図3に示すCLKノード43を、特定の電圧分(ΔVclk)昇圧させる。CLKノード43に対向するSENノード42はVddからさらに昇圧される。
次に、タイミングt3に図3に示すBLCトランジスタ34のゲートにVsenev+Vthを印加する。ここで、Vsenevは消去ベリファイの基準値の絶対値、VthはBLCトランジスタ34のしきい値である。なお、図3に示すXXLトランジスタ33はこの間はタイミングt4までオンになっているので、SENノード42の放電経路が確保されている。
ビット線レベルVblがVsenevより高くなっている場合、すなわちそのビット線に接続されたNANDストリングの全てのメモリセルトランジスタが消去ベリファイの基準値以下に消去されている場合には、BLCトランジスタ34はオフとなるので、SENノード42はVdd以上に昇圧された電位を保つ(図8のpassの電位)。
これに対し、消去ベリファイの基準値以下に消去されていないメモリセルトランジスタが存在する場合は、ビット線電位VblがVsenevより低いためBLCトランジスタ34がオンとなるのでチャージトランスファーにより、SENノード34はビット線電位Vblとほぼ同じ電位まで放電される(図8のfailの電位)。
次に、タイミングt4に、図3に示すXXLトランジスタ33をオフにする。これによって、SENノード42の放電経路が切断される。
次に、タイミングt5に、CLKノード43を降圧させる。これにより、SENノード42もCLKの振幅(ΔVclk)程度降圧される。
このようにして、タイミングt3以降にSENノード42が放電されるか否かで消去ベリファイ動作のpassとfailとが判定される。
次に、センスアンプ回路22を用いたSENノード42の電位の判定方法(消去ベリファイ動作のpassとfailの判定方法)について、図9を用いてさらに説明する。
図9(a)は、図8のタイミングチャートより、CLKノード43およびSENノード42の電位のタイミングt2からt5の部分を抜き出したものである。図9(b)は、消去後のメモリセルトランジスタのしきい値分布の模式図であり、図9(a)に示すSENノードの電位の時間変化の3つの場合(SEN1〜SEN3)と対応する。
前述のように、消去ベリファイ動作のpassとfailとは、Vddに充電されていたSENノードが放電されたか否かによって判定される。その判定の基準電位として、トリップポイントという値が用いられる。トリップポイントは、図3のPMOSトランジスタ39がスイッチングする場合のゲート電圧である。図3の右上部の端子にVddが印加されている場合、PMOSトランジスタ39のしきい値をVtpとして、Vdd−|Vtp|で表される。
通常は、消去ベリファイの基準電位の絶対値からΔVclkを引いた値が前記トリップポイントと等しくなるようにPMOSトランジスタのしきい値Vtpを設定する。しかし、電源電圧Vddおよびしきい値Vtpがばらついた場合は、消去ベリファイの基準電位と前記トリップポイントの値とが必ずしも一致しない状況が起こりうる。そして、電源電圧Vddの低電圧化が要請されているので、上記のような誤読み出しに対するセンスマージンは減少する傾向にある。
消去ベリファイの基準電位が−Vddより深い場合において、例えば図9(b)のSEN2の分布のように、消去後のメモリセルトランジスタのしきい値分布の最大値が消去ベリファイの基準電位より大きく、かつ−Vddより小さい場合を考える。このとき、消去ベリファイの判定結果はfailとならなければならない。図4に示したソース線ドライバ回路を用いると、SEN2の分布において、ビット線電位Vblはメモリセルトランジスタのしきい値分布の最大値の絶対値となる。この場合、タイミングt3でBLCトランジスタ34のゲート電極にVsenev+Vthが印加されてSENノード42がBL電位まで放電された後も、SENノードはVdd以上の電位となっている。このSENノードをタイミングt5でトリップポイント以下に降圧させるためには、CLKの振幅ΔVclkは(2V)程度でなければならない。
本実施形態においては、図5に示したVCLKx発生回路により、後述の比較例よりも大きいΔVclkを発生することができる。図5の入力信号Aが“H”になると、VCLKx端子には、Iref×(R2+R3)で表される電圧が出力される。このとき、Iref=10uA、R2=25kΩ程度とすると、R3=100kΩとすれば、VCLKx=3.5V程度となる。NMOSトランジスタ59のしきい値Vtn=1.5V程度としても、ΔVclk=VCLKx−Vtn=2Vとすることができる。このΔVclkを用いれば、タイミングt5においてSENノード42の電位はトリップポイント以下となり、消去ベリファイ結果がfailであることが正しく判定される。
(比較例)
比較例においては、消去ベリファイの基準電位が−Vddより深い場合、消去ベリファイ動作の結果がfailであるべきにもかかわらずpassであると誤読み出しされ得ることを図10および図11を用いて説明する。
図10は、比較例のΔVclkの生成方法である。図10(a)で示されるVCLKx生成回路によって、VCLKx=VBLC+10uA×25kΩ=VBLC+0.25Vで表されるVCLKxが生成される。図10(b)の回路でAが“H”になるとVCLKxがVCLKへ伝播される。そして、図10(c)の回路でBが“L”になるとVCLKがCLKへ伝播される。このとき、図10(c)のNMOSトランジスタ89のしきい値をVtnとして、ΔVclk=VCLKx−Vtn= VBLC+0.25V−Vtnであるから、ΔVclkは1V程度の値となる。
図11(a)は、図8のタイミングチャートより、CLKノード43およびSENノード42の電位の、タイミングt2からt5の部分を抜き出したものである。図11(b)は、消去後のメモリセルトランジスタのしきい値分布の模式図であり、図11(a)に示すSENノードの電位の時間変化の3つの場合(SEN1〜SEN3)と対応する。
図11(b)のSEN2の分布のように、消去後のメモリセルトランジスタのしきい値分布の最大値が消去ベリファイの基準値より大きく、かつ−Vddより小さい場合を考える。図5に示したドライバ回路により、SEN2の分布においても、ビット線BL電位はメモリセルトランジスタのしきい値分布の最大値の絶対値となる。すると、タイミングt3でBLCトランジスタ34のゲート電極にVsenev+Vthが印加されてSENノード42がBL電位まで放電された後も、ビット線電位VblはVdd以上となっている。このSENノードをタイミングt5で比較例のCLK43の振幅(ΔVclk〜1V程度)によって降圧させたとしても、SENノードの電位はトリップポイント以下にならない。すなわち、図11(b)のSEN2のしきい値分布においてはベリファイ動作の判定結果はfailであるべきなのにかかわらず、passという結果となる。これは誤読み出しがされていることを意味する。
なお、比較例の図10(a)に示される回路において、R2の抵抗値を大きくすれば、VCLKxを大きくして、ΔVclkを1V以上にすることは可能である。しかし、VCLKxで表される電圧は、消去ベリファイ動作以外の、例えば読み出し動作にも使用されるため、単純にVCLKxを大きくするだけの手法は、読み出し動作に問題が生じてしまうおそれがある。
以上述べたように、本発明の実施形態によれば、(1)−Vddより低い電圧に消去ベリファイの基準値を設定し、(2)ΔVclkの値を比較例より大きくして消去ベリファイマージンを広く取る、ことによって、隣接効果による問題を緩和するための深い消去を実現することができる。
BL1、BL2〜BLm ビット線
WL0〜WL31 ワード線
SGS、SGD 選択ゲート線
M0〜M31 メモリセルトランジスタ
S1、S2 選択トランジスタ
20 ソース線ドライバ
21 NANDストリング
22 センスアンプ回路
30 INVトランジスタ(PMOS)
31 HLLトランジスタ
32 BLXトランジスタ
33 XXLトランジスタ
34 BLCトランジスタ
35 INVトランジスタ(NMOS)
36 GRSトランジスタ
37 SENノードとCLKノードで形成されるキャパシタ
38 STBトランジスタ
39 PMOSトランジスタ
40 データラッチ
41 RSTトランジスタ
42 SENノード
43 CLKノード
45 プログラム時ソース線電圧供給回路
46 レベルシフタ
47 NMOSトランジスタMN_1
48 Vssへの放電回路
50、51 NMOSトランジスタ
52 抵抗R3
53 抵抗R2
54、55、84、85 レベルシフタ
56、57、86、87 トランスファゲート
58、88 PMOSトランジスタ
59、60、89、90 NMOSトランジスタ
101 メモリセルアレイ
102 ビット線制御回路
103 カラムデコーダ
104 ロウデコーダ
105 アドレスバッファ
106 データ入出力バッファ
107 基板電位制御回路
108 Vpgm発生回路
109 Vpass発生回路
110 Vread発生回路
111 制御信号発生回路

Claims (4)

  1. 電気的書き換え可能な複数の不揮発性メモリセルと、ビット線と、ソース線と、を有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイのソース線に接続され、電源電圧より高い電圧と前記メモリセルにデータを書き込む動作に使用する電圧とを切り替えて出力可能であり、かつ接地電位に放電可能であるドライバ回路と、
    センスノードと前記センスノードに一端が接続され他端に複数種類の昇圧用電圧が供給されるキャパシタとを備え、前記メモリセルアレイのビット線に接続され、前記メモリセルのデータ読み出しを行うセンスアンプ回路と、
    を有することを特徴とした不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記ドライバ回路は、
    電源電圧より高い電圧が高電圧系回路からドレイン端子へ入力され、ソース端子が前記ドライバ回路の出力端子に接続されたトランジスタと、
    前記トランジスタのゲート端子に接続された出力端子と、切り替え信号が入力された第一の入力端子と、電源電圧より高い電圧が高電圧系回路から入力された第二の入力端子と、を備えたレベルシフタと、
    を有することを特徴とした請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記昇圧用電圧は、
    第1の抵抗素子と、
    前記第1の抵抗素子と直列に接続された第2の抵抗素子と、
    前記第2の抵抗素子と並列に接続され、ゲート端子に対する入力によって前記第2の抵抗素子の迂回路となるトランジスタと、
    を有する生成回路によって発生されることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記複数種類の昇圧用電圧のうち、消去状態の確認のために用いられる電圧は、データ読み出しに用いられる電圧より高いことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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