JP2011065250A - 丼物食品自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲食物ではなく、ライスを主とする丼物食品を商品として、短時間にかつ自動的に提供することができること。
【解決手段】丼物食品自動販売機は、食品要求受付手段と、該食品要求受付手段から受け取った入力信号を制御する制御手段と、該制御手段から出力される制御信号によってその作動が制御される容器取出し手段、容器搬送手段、ライス供給手段、具提供手段及び丼物食品提供手段を備え、容器取出し手段は容器収納庫に収納されている容器を制御手段の制御信号に基づいて容器搬送手段の所定位置へとセットし、容器搬送手段は容器を所定位置へと順次移動させて最終的には自動販売機の商品取出し口へと搬送し、ライス供給手段は容器搬送手段により運ばれてきた容器に対して所定量のライスを落下し、具提供手段は容器に盛られているライスの上方から調理済みの具を提供し、丼物食品提供手段は丼物食品を商品として商品取出し口へ提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カレー類や揚げ物類の丼物食品を、高速道路のサービスエリア等で提供する丼物食品自動販売機に関する。
まず、特許文献1には、「販売動作毎に飲料または食品を調合し、カップにて販売に供するカップ式自動販売機において、調合済みの飲料または食品の温度を測定する温度検出手段と、この温度検出手段から得た温度が所定温度に達していないときに前記調合済み飲料または食品の商品取出口への搬送を中止する制御信号を出力する制御装置とを設けたことを特徴とするカップ式自動販売機」が記載されている。
この特許文献1の特許請求の範囲では、「飲料」のみならず、「食品」も、その射程内に入るように幅広く請求(権利請求)をしているものの、実質的には、ホットコーヒー又は冷たいコーヒーなどの飲料物を商品として提供するものである。
付言すると、「ライス(ご飯)」を提供する、或いは「ライス(ご飯)」に単数又は複数の調理済み具を載せて、いわゆる丼物を提供するものではない。つまり、特許文献1では、カレー丼、かつ丼、てんぷら丼、牛丼等の丼物食品を提供することができない。
そこで、現在、高速道路のサービスエリア、工場、校舎、スーパー等に設置されているコーヒー販売機と同様に、飲料物の提供の他に、丼物を提供することができる丼物食品自動販売機の出現が要望されている。
また、特許文献1のカップ式自動販売機は、「カップ供給装置1、原料供給装置2、希釈液供給装置3、攪拌装置4、カップ保持装置5、該カップ保持装置5を水平方向に移動させる移動装置6、上方向搬送装置7を備えている旨(段落0008)」が記載されている。
そして、前記カップ保持装置5は、「カップCを挟持するための保持腕L・Rを有し、この保持腕L・RでカップCのカール下を保持する構造となっている旨(段落0014)」も記載されている。
しかしながら、特許文献1のカップ保持装置5は、図1に示されているように、左右一対の保持腕L・Rを揺動自在に軸支する箱型支持体の下面に案内レールが存在し、箱型支持体は案内レールの平面上を、ローラユニットR1を介して移動するようになっており、さらに、前記保持腕L・R自体も、それらの対向距離を変化させることができる構造になっており、制御装置の指示により、カップCを保持するときには対向距離を狭め、カップCを放す時には拡げることができるようになっている(段落0015)ことから、その構成及び制御が複雑であるという問題点がある(符号は公報に記載のものを援用)。
次に、特許文献2には、所望重量の食品(米飯)を十分に解した状態で弁当箱や椀等の容器に迅速かつ正確に盛り付け可能な、小型、軽量かつ低コストの食品計量盛付器を提供することを目的とする食品計量盛付器が記載されている。
この食品計量盛付器は、例えば図7に示されているように、盛付器本体1の前面側の凹所(空間部分)10の上下位置に食品供給機構21と食品計量機構101とをそれぞれ対向配設し、盛付器本体1のベース台上の前記食品計量機構101に載置された前記容器にシャッター機構25のシャッター25の開閉を介して、前記食品供給機構21のホッパー22内のライス(ご飯)を供給(上方から落下)する構成である。なお、この種の食品計量盛付器は、貴庁の公開公報に多数開示されていることから、周知事項である(符号は公報に記載のものを援用)。
しかしながら、周知の食品計量盛付器は、全て食品(米飯)を弁当箱や椀等の容器に迅速かつ正確に盛り付けることを目的としており、容器に盛り付けられた米飯の上に調理済み具を単数又は複数個組み合わせて自動的に載せ、かつ、食品要求受付手段、制御手段等を用いた自動販売機を利用して顧客に提供することを目的としていない。
さらに、特許文献3乃至特許文献5には、スープ類の小分け装置が記載されている。これらの小分け装置は、ホッパー内の食品を、内外の弁部材を介して容器に対して落下させることを目的とし、前記弁部材は、定量筒体としての固定外弁と、この固定外弁の回動自在に組み込まれ、吐出時に所定量回転すると、その開口が前記固定外弁の吐出口に連通状態となる筒状内弁とから構成されている。なお、スープ類の小分け装置も、貴庁の公開公報に多数開示されていることから、周知事項である。
しかしながら、周知のスープ類の小分け装置は、全てスープ類を小型容器に迅速かつ正確に供給することを目的としており、容器に盛り付けられた米飯の上に調理済み具を単数又は複数個組み合わせて、或いは選択して自動的に載せ、かつ、食品要求受付手段、制御手段等を用いた自動販売機を利用して顧客に提供することを目的としていない。
特許第3258696号公報 特開2004−194607号公報 特開2000−226100号公報 特開2002−250274号公報 特開2008−189347号公報
本発明の所期の目的は、顧客の申し込みに基づいて、短時間でライスの上に調理済みの具(所定の食物素材)を載せ、丼物商品として販売機の取出し口に提供することができる丼物食品自動販売機を得ることである。第2の目的は、少なくとも制御手段に制御される容器取出し手段、搬送手段、ライス供給手段及び調理済みの具(食物素材)を容器内のライスの上に載せる具提供手段を用いて、カレー類又揚げ物類のいずれかを丼物食品とし提供することができることである。第3の目的は、調理済みの具の具提供手段は複数存在し、顧客はこれらの調理済みの具のいずれかを選択スイッチにより自由に選択し、あるいは組み合わせることができることである。第4の目的は、容器を所定位置にセットする容器取出し手段及び容器を所定位置へと搬送する搬送手段の構成する部品を少なくすることである。その他、搬送手段を構成する容器用保持具が他の供給手段或いは提供手段の障害にならないことである。
本発明の丼物食品自動販売機は、販売動作毎に容器収納庫から取出した容器に食品を入れて該容器にて食品を販売する丼物食品自動販売機であって、該丼物食品自動販売機は、少なくとも食品要求受付手段と、該食品要求受付手段から受け取った入力信号を制御する制御手段と、該制御手段から出力される制御信号によってその作動が制御される容器取出し手段、容器搬送手段、ライス供給手段、具提供手段及び丼物食品提供手段を備え、前記容器取出し手段は、前記容器収納庫に収納されている容器を前記制御手段の制御信号に基づいて容器搬送手段の所定位置へとセットし、また前記容器搬送手段は、前記容器を所定位置へと順次移動させ、最終的には自動販売機の商品取出し口へと搬送し、また前記ライス供給手段は、前記容器搬送手段により運ばれてきた容器に対して所定量のライスを落下し、また、前記具提供手段は、前記容器に盛られているライスの上方から調理済みの具を提供し、さらに、前記丼物食品提供手段は、丼物食品を商品として前記商品取出し口へ提供する。
上記構成に於いて、調理済みの具は、カレー類又揚げ物類のいずれかであることを特徴とする。また、調理済みの具の具提供手段は、選択スイッチに対応して駆動するように複数に区別されていることを特徴とする。また、容器搬送手段の所定位置は、該容器搬送手段を構成する無端ベルトにその基端部が水平方向に直交して固定された所定長の挟持腕型保持具であり、該挟持腕型保持具の基端部に連設する挟持部分は、容器の下端部を挟持することができるように、少なくとも二股状に形成されていることを特徴とする。さらに、丼物食品提供手段は、容器用把持具と共に水平方向作動杆を備えた水平方向シリンダと、この水平方向シリンダに交差方向に連結する垂直作動杆を備えた垂直方向シリンダとを含むこと特徴とする。
ここで、「調理済みの具」には、カレー類又揚げ物類のいずれかの丼物食品用の具が含まれ、カレー類は、例えば普通一般のカレーの具、ハヤスライスの具、中華丼の具等である。また、揚げ物類の具は、豚とんかつの具、てんぷら丼のてんぷら等である。
(a)飲食物ではなく、ライスを主とする丼物食品を商品として、短時間にかつ自動的に提供することができる。したがって、高速道路のサービスエリア、工場、校舎、スーパー等に設置されているコーヒー販売機と同様に、丼物を提供する丼物食品自動販売機として同じ場所に設置し、顧客の要求を満足させることができる。
(b)請求項2に記載の発明は、少なくとも制御手段に制御される容器取出し手段、容器搬送手段、ライス供給手段及び調理済みの具(食物素材)を容器内のライスの上に載せる具提供手段を用いて、カレー類又揚げ物類のいずれかを丼物食品とし提供することができる。
(c)請求項3に記載の発明は、調理済みの具は、複数存在し、顧客はこれらの調理済みの具のいずれかを自由に選択することができることである。したがって、複数の調理済みの具(食物素材)を組み合わせることも可能となる。
(d)請求項4に記載の発明は、容器を所定位置にセットする容器取出し手段及び容器を所定位置へと搬送する容器搬送手段の構成する部品を少なくすることができる。
(e)請求項5に記載の発明は、水平方向のシリンダと垂直方向のシリンダを組み合わせたので、第2の容器用保持具が容器搬送手段を構成する第1の容器用保持具に対して障害にならない。
図1乃至図9は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
本発明の基本的構成を示すブロック図(表示部は本質的要件ではない)。 図1の詳細を示すブロック図。 本発明の丼物食品自動販売機の正面図。 丼物食品自動販売機の内部構造を正面側から示す概略説明図。 要部(搬送手段)の一例を示す斜視図。 丼物食品自動販売機の内部構造を右側面側から示す概略説明図。 丼物食品提供手段の一例を示す概念図。 フローチャート的な説明図。 基本的なフローチャート。
以下、図1乃至図9に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。まず、図1及び図2に於いて、Xは、カレー類や揚げ物類の丼物食品を、顧客の要求に基づいて自動的に提供する丼物食品自動販売機で、この丼物食品自動販売機Xは、例えば高速道路のサービスエリアに設置され、販売動作毎に容器収納庫から取出した容器に食品を入れて該容器にて食品を販売する。
1は食品要求受付手段、2は制御手段、3(3a、3b)は容器収納庫、4は容器取出し手段、5は容器搬送手段、6は容器搬送手段の第1の容器用保持具、7ライス供給手段は、8(8a、8b)は具提供手段、9は丼物食品提供手段、そして、10は丼物食品自動販売機Xの商品取出し口である。
なお、符号11(11a、11b)は丼物食品自動販売機Xの表示部、12a、12b、12cは複数個のリミットスイッチ、13は複数個の切り換え弁、14はコンプレッサー、15a、15bは具の選択スイッチ等であるが、これらは必要に応じて適宜に配設される。また、容器取出し手段、容器搬送手段等の各手段停止用のセンサーも適宜に配設されている。ここでは、発明の本質的事項に基づいて説明し、細部的事項や周知事項の説明は割愛する。
このように、本発明の丼物食品自動販売機Xは、少なくとも食品要求受付手段1と、該食品要求受付手段から受け取った入力信号aを制御する制御手段2と、該制御手段から出力される各制御信号bにより、その作動が制御される容器取出し手段4、容器搬送手段5、ライス供給手段7、調理済みの具を提供する具提供手段8及びシャッターを開閉する機構を含む丼物食品提供手段9を備えている。
さて、他の図面も含めて、本実施例を詳細に説明する。まず、食品要求受付手段1は、図3の右側の扉に描かれているように、例えば料金機である。料金機1の具体的構成は周知事項なので割愛するが、コイン投入口1a、紙幣差込み口1b、パスモ(登録商標)などのカード情報を読み取るリード部分1c、コイン取り出し口1d等が適宜に設けられている。この料金機1の下方の適宜部位には、不番のシャッターで閉じられた丼物食品の商品取出し口10が設けられている。
一方、図3の右側の扉に描かれているように、丼物食品自動販売機Xの正面には、この自動販売機Xは、例えばカレーライス(以下、「カレー丼」という。)を販売している旨を文字と丼絵柄で表示する第1表示部11aと、該第1表示部の下方にカレー丼が出来上がる状態を視覚に訴える状態表示部11bが設けられている。表示部11の具体的構成も周知事項なので割愛する。
次に、制御手段(制御盤)2は、図4で示すように、丼物食品自動販売機Xの箱体内に配設されている。制御手段2は、箱体の背面板の内壁面の上部に固定されているが、もちろん、制御手段2は、箱体内の適宜場所に配設される。制御手段2は、食品要求受付手段1の入力信号aを取得すると、図示しない記憶部にアクセスし、該記憶部に格納されている情報(丼物食品提供プログムラ)に基づいて、容器取出し手段4、容器搬送手段5、ライス供給手段7、具提供手段8及びシャッターを開閉する機構を含む丼物食品提供手段9を順次制御する。
次に、容器収納庫3(3a、3b)は、図4で示すように、丼物食品の取出し口10とは反対側に配設されている。自動販売機の商品取出し口10及び容器収納庫3は、共に容器搬送手段5の上方に位置付けられている。容器収納庫3(3a、3b)は、周知のように、底壁よりも開口部が大きくかつ上端部にフランジを有する容器(例えば丼型の合成樹脂製容器)Aを縦方向に多数重ねて収納している。容器収納庫3は、縦長筒状体の下方開口(底部)から容器Aを一つ毎に引き出すことができる構造となっている。なお、本実施例では、容器収納庫3は、予備的に、少なくとも一つ残るように複数個の容器収納庫3a、3bを併設している。
次に、容器取出し手段4(4a、4b)は、容器収納庫3(3a、3b)に収納されている容器、例えば容器収納庫3aに収納されている一番下方の容器Aを、制御手段2の制御信号bに基づいて引き出すと共に、容器搬送手段5の所定位置6へとセットする。本実施例の容器取出し手段4は、図4で示すように、容器収納庫3(3a、3b)に対して、その下方に所定空間を有して縦方向に合計二基4a、4b配設されている。これらの容器取出し手段4a、4bは、同一構成であり、例えば縦方向の油圧シリンダと、該油圧シリンダ内の圧力媒体により昇降動する作動杆と、該作動杆の先端部に設けられかつエアー方式で容器の底部に吸着する吸着具(或いは鋏揺動する把持部材)とから構成され、前記吸着具や把持部材が容器Aの下端部を吸着或いは把持しながら容器収納庫から引き抜きとってそのまま下降しながら図5に示す挟持腕型の第1の容器保持具6にセットする。
ところで、容器搬送手段5が、例えば作動杆貫通用の開口を有する水平載置板を有している実施例の場合には、該水平載置の上面に前記容器Aを載置させても良い。図4では、右側に位置する容器収納庫3aから右側に位置する容器取出し手段4aが一番下方の容器Aを抜き取り、容器搬送手段5を構成する挟持腕型保持具6にセットした旨を示している。
ここで、図5を参照にして、容器搬送手段5の第1の容器保持具6(以下、単に「容器保持具」或いは「保持具」という。)を説明する。容器搬送手段5のメカ的構成は、図4に示すとおりであるが、本実施例の容器搬送手段5は、正逆回転可能な駆動モータ5a、駆動歯車5b、前後の伝動歯車5c、5c等によって回動する左右一対の無端コンベア5dを有している。そこで、容器Aの外周壁を挟持或いは保持する保持具6は、平行する複数本(例えば二本)の取付け基端部6a、6aと、これらの取付け基端部の合流先端部から容器収納庫3(3a、3b)の下方に水平方向に延びると共に、先端部側が平面視略U字形状に形成された挟持部分6bとから成る。
付言すると、本実施例の容器搬送手段5を構成する移動手段は、駆動モータ6aの駆動力により回動する一対の無端コンベア5d、5dであり、一方、容器Aの外周壁を保持する保持手段6は、その取付け基端部側が左右一対の無端コンベア5dに串状に固定された複数本の水平棒6a、6aであり、これらの水平棒6a、6aに連設する挟持部分6bは、少なくとも二股状に形成されている。
このように、本実施例の挟持腕型保持具6は、搬送手段5を構成する無端ベルト5aにその基端部が水平方向に直交して固定された所定長の挟持腕型保持具であり、該挟持腕型保持具6の基端部6aに連設する挟持部分6bは、容器Aの下端部を挟持することができるように、少なくとも二股状に形成されている点で、特許文献1に記載の移動手段(搬送手段)と相違する。
上記構成の容器搬送手段5は、前述したように、制御手段2の制御信号bに基づいて前記容器Aを所定位置へと順次移動させ、最終的には自動販売機Xの商品取出し口10へと搬送する。
次に、ライス供給手段7は、制御手段2の制御信号bに基づいて前記容器搬送手段5により運ばれてきた容器Aに対して所定量のライス(ご飯)Bを落下する。したがって、ライス供給手段7は、空っぽの容器AにライスBを、所定量盛り付ける機能を有する。
図4に示すように、ライス供給手段7は、自動販売機Xの箱体の底壁内壁面に固定的に設置された支持台20の上壁の一端部に設置され、そのベース台7aは、無端コンベア5dの上方部分よりも下位に位置している。ライス供給手段7は、例えば特許文献2に記載のように、盛付器本体の前面側の凹所(空間部分)7bの上下位置に図示しない食品供給機構と食品計量機構とをそれぞれ対向配設している。そして、本実施例では、上方の無端コンベア5dに固定されている挟持腕型保持具6の挟持部分6bは、挟持腕型保持具6が水平状態のまま位置変位すると、前記凹所(空間部分)7b内に進入する。
次に、具提供手段8は、前記容器Aに盛られているライスBの上方から調理済みの具(食物素材)C(カレー具1又はカレー具2)を提供(例えば落下)する。具提供手段8は、容器内のライスに少なくとも一つ以上の調理済みの具Cを載せるが、本実施例では、図2で示すように自動販売機Xの不番の扉には具の選択スイッチ15a、15bが複数個設けられているので、これらの具の選択スイッチ15a、15bに対応して、例えばホッパー内に調理済みの標準(中辛)のカレー具1を収納した第1具提供手段8aと、この第1具提供手段8aと同じライン上に配設され、かつ、ホッパー内に調理済みの辛口のカレー具2を収納した第2具提供手段8bとから構成されている。
したがって、制御手段2は、前記具の選択スイッチ15a、15bの入力信号に基づいて、容器搬送手段5の移動量を制御し、容器搬送手段5の挟持腕型保持具6の挟持部分6bを、第1具提供手段8a又は第2具提供手段8bのいずれかの凹所(空間部分)7b内に位置付けさせる。
そこで、第1具提供手段8a又は第2具提供手段8bの凹所(空間部分)7b内に挟持腕型保持具6の挟持部分6bが進入したならば、容器Aに盛られているライスBの上方から「定量」の調理済みの具(食物素材)Cを提供する訳であるが、本実施例では、特許文献3乃至特許文献4に記載の小分け装置を利用している。
したがって、具提供手段8は、調理済み具Cを収納するホッパー21と、該ホッパー21の下方に取り外し可能に設けられた弁部材22とから成り、前記弁部材22は、定量筒体としての固定外弁と、この固定外弁の回動自在に組み込まれ、吐出時に所定量回転すると、その開口が前記固定外弁の吐出口に連通状態となる筒状内弁とから構成されている。
次に、丼物食品提供手段9は、前記容器A内のライスBに少なくとも一つ以上の調理済みの具Cが載っている物を商品として自動販売機Xの商品取出し口10へ提供する。
本実施例の丼物食品提供手段9は、完成した丼物食品Gを商品取出し口10へと移動させる完成食品供給装置9Aと、該完成食品供給装置9Aによって商品取出し口10を有するシャターケース25の図示しない案内溝を上下方向にスライドするシャッター26を開閉するシャッター開閉装置9Bとから成る。
図7は、丼物食品提供手段9の完成食品供給装置9Aの作動態様を示す一例を示す概念図である。この完成食品供給装置9Aも、前述した容器取出し手段4と同様に、メカ的には、図6で示すように水平方向の油圧シリンダ31と、この油圧シリンダ31内の圧力媒体により水平方向に伸縮動する作動杆32と、該作動杆の先端部に設けられた第2の容器保持具33とから構成され、前記第2の容器保持具33が容器Aの上端部を把持しながら商品取出し口10方向へ所定量前進した後に、箱体内に配設された垂直方向の油圧シリンダ34の垂直作動杆35が所定量上昇してから所定位置にて停止し、その後、前記水平方向の油圧シリンダ31の作動杆32が、さらに商品取出し口10方向へ所定量前進するように構成されている。したがって、制御手段2は、完成食品供給装置9Aの前記油圧シリンダ31、34の圧力媒体(油)を適宜に制御する。
なお、前記第2の容器保持具33の構成も、図5に示す挟持部分6bと同様に、例えば平面視U字形状に形成されているが、第2の容器保持具33の挟持部分の幅は容器保持具6の挟持部分6bよりも多少大きい。また、前記垂直作動杆35の先端部は、油圧シリンダ31の後端部の下面に一体的に連結されている。
最後に、図8はフローチャート的な説明図、図9は基本的なフローチャートである。本実施例では、二種類の調理済み具のいずれかを選択することができるので、図8では、入力部としての食品要求受付手段1の概念の中に「選択スイッチ15a、15b」も入る旨を示している。
しかして、顧客が選択スイッチ15a、15bのいずれかを選択すると、制御手段2は制御信号bを、容器取出し手段4に出力し、容器取出し手段4は容器収納庫4a、4bのいずれかから容器Aを引き出し、容器搬送手段5の保持具6にセットする。この時、容器取出し手段4の作動杆は、保持具6の平面視U字形状挟持部分6b内の略中心を下方方向へと下降するので、容器Aは所定位置にて自動的に前記挟持部分6bに挟持(保持)される。以下、制御手段2は制御信号bを容器搬送手段5に出力し、順次、容器に対してライスが盛り付け、次いで、ライスに対して調理済み具を載せ、丼物食品を商品取出し口10へと持っていく。繰り返しになるので、図9のフローチャートは簡単に説明する。制御手段2は、前述したように容器取出し手段4、容器搬送手段5等の各手段に制御信号を「記憶部に格納されている丼物提供プログラム」に基づいて出力する。
図9で明らかなように、制御手段2の判定手段は、受付したか否か、容器をセットしたか否か、ライスを盛り付けしたか否か、具を提供したか否かを順番に判定して、終了に至る。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、調理済みの具(食物素材)Cは、カレー具1又はカレー具2であるが、カレー具は一例であって、丼物食品であれば、揚げ物類も含まれる。例えばカレー丼に代えて、ハヤスライス丼にする場合には、具供給手段8はハヤスライスの具を提供する。同様に揚げ物類の一例として「てんぷら」又は「豚かつ」である場合には、カレー具1又はカレー具2に代えて、具供給手段8は、調理済み具として「てんぷら」又は「豚かつ」をライスBの上に載せる。
また容器Aの外周壁を挟持或いは保持する保持具6の先端部側の挟持部分6b、平面視略U字形状(二股状)に形成されているが、もちろん、この形状に限定される訳ではなく、例えば容器A挟持部分6bを三点支持することができるように3本の保持アームにしても良い。さらに、容器搬送手段は、請求項1に請求項4の文言を限定した場合には、発明の本質的事項となるが、容器搬送手段は、適宜に設計変更し得る事項である。本発明の本質的事項は、「ライス」の上方に調理済みの具(食物素材)Cを載せて、丼物食品を自動的に提供することができる構成である。
本発明は、主にカレー類や揚げ物類の丼物食品を、顧客の要求に基づいて自動的に提供する丼物食品自動販売機を製造、販売、使用する業界で利用される。
X…丼物食品自動販売機、1…食品要求受付手段(料金機)、a…入力信号、2…制御手段、b…制御信号、3(3a、3b)…容器収納庫、4(4a、4b)…容器取出し手段、5…容器搬送手段、5d…無端コンベア、6…所定位置(容器用保持具)、6a…取付け基端部、6b…挟持部分、A…容器、7…ライス供給手段、7a…ベース台、7b…前面側の凹所(空間部分)、B…ライス(ご飯)、8(8a、8b)…具提供手段、C…調理済みの具(食物素材)、9…丼物食品提供手段、9A…完成食品供給装置、9B…シャッター開閉装置、10…商品取出し口、G…丼物食品、11(11a、11b)…表示部、15a、15b…具の選択スイッチ、20…支持台、21…ホッパー、22…弁部材。

Claims (5)

  1. 販売動作毎に容器収納庫から取出した容器に食品を入れて該容器にて食品を販売する丼物食品自動販売機であって、該丼物食品自動販売機は、少なくとも食品要求受付手段と、該食品要求受付手段から受け取った入力信号を制御する制御手段と、該制御手段から出力される制御信号によってその作動が制御される容器取出し手段、容器搬送手段、ライス供給手段、具提供手段及び丼物食品提供手段を備え、前記容器取出し手段は、前記容器収納庫に収納されている容器を前記制御手段の制御信号に基づいて容器搬送手段の所定位置へとセットし、また前記容器搬送手段は、前記容器を所定位置へと順次移動させ、最終的には自動販売機の商品取出し口へと搬送し、また前記ライス供給手段は、前記容器搬送手段により運ばれてきた容器に対して所定量のライスを落下し、また、前記具提供手段は、前記容器に盛られているライスの上方から調理済みの具を提供し、さらに、前記丼物食品提供手段は、丼物食品を商品として前記商品取出し口へ提供する丼物食品自動販売機。
  2. 請求項1に於いて、調理済みの具は、カレー類又揚げ物類のいずれかであることを特徴とする丼物食品自動販売機。
  3. 請求項1に於いて、調理済みの具の具提供手段は、選択スイッチに対応して駆動するように複数に区別されていることを特徴とする丼物食品自動販売機。
  4. 請求項1に於いて、容器搬送手段の所定位置は、該容器搬送手段を構成する無端ベルトにその基端部が水平方向に直交して固定された所定長の挟持腕型保持具であり、該挟持腕型保持具の基端部に連設する挟持部分は、容器の下端部を挟持することができるように、少なくとも二股状に形成されていることを特徴とする丼物食品自動販売機。
  5. 請求項1に於いて、丼物食品提供手段は、第2の容器用保持具と共に水平方向作動杆を備えた水平方向シリンダと、この水平方向シリンダに交差方向に連結する垂直作動杆を備えた垂直方向シリンダとを含むこと特徴とする丼物食品自動販売機。
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