JP2011064489A - 組合せ秤及び組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法 - Google Patents

組合せ秤及び組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011064489A
JP2011064489A JP2009213371A JP2009213371A JP2011064489A JP 2011064489 A JP2011064489 A JP 2011064489A JP 2009213371 A JP2009213371 A JP 2009213371A JP 2009213371 A JP2009213371 A JP 2009213371A JP 2011064489 A JP2011064489 A JP 2011064489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
period
opening
hopper gate
stepping motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009213371A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5366730B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Kajiwara
裕之 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Scale Co Ltd filed Critical Yamato Scale Co Ltd
Priority to JP2009213371A priority Critical patent/JP5366730B2/ja
Publication of JP2011064489A publication Critical patent/JP2011064489A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5366730B2 publication Critical patent/JP5366730B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

【課題】脱調が発生しても騒音や振動を抑えつつ確実に復旧させる。
【解決手段】開度検出器113により検出されるホッパゲート11の実開度がメモリ153に記憶される設定開度に到達するまでの間、実開度に対応したメモリ153に記憶される第1パルスパターンに従ってパルスを送出する。なお、第1パルスパターンは、ホッパゲートの角度とトルク調整パラメータとを対応づけて構成されている。また、実開度と送出した第1パルスパターンに従ったパルス数に基づく指令開度とに基づいて脱調を検出した場合には、メモリ153に記憶される第2パルスパターンに従ってパルスを送出する。なお、第2パルスパターンは、通常周期期間と長周期期間とを交互に有し、長周期期間におけるパルス周期は通常周期期間のパルス周期よりも長くなるように構成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、組合せ秤及び組合せ秤のホッパゲートの駆動方法に関する。
組合せ秤は、複数のホッパそれぞれに投入される被計量物の重量に基づいて当該複数のホッパの中から最適なホッパの組合せを決定し、当該決定した組合せに参加するホッパのホッパゲートを開いて被計量物を排出する、動作を繰り返す計量装置である。かかる動作により、組合せ秤は、精度良くかつ高速に一定重量の被計量物を排出できる。なお、組合せ秤のホッパゲートを開閉するメカニズムとしては、ステッピングモータが用いられることが多い。ステッピングモータは、総回転角がパルス総数に比例し、速度がパルスレートに比例する、という制御上の簡便性を有しているため、開ループ制御方式が用いられる場合が多い。なお、ホッパゲートの駆動手段にステッピングモータを用いた組合せ秤および当該組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法に関する従来の技術としては、例えば次の特許文献1に開示された技術が知られている。
特許文献1に開示された計量装置では、ホッパゲートが開き始めてから閉じ終わるまでの刻々の動作変化が操作者により任意に設定され、当該設定されたゲートの動作変化に基づいてモータを制御する。なお、ホッパゲートの刻々の動作変化の設定は、ホッパゲートを開閉駆動するモータの動特性データを、被計量物品の種類や供給量に応じて、所定の制御テーブルにパルス周期、パルス数、回転方向などに関して予め設定することにより行われている。
組合せ秤の運転高速化を図るためには、ホッパゲートの開閉を高速に行う必要がある。このため、ステッピングモータに送出されるパルスの間隔をできる限り短くする必要がある。しかし、パルスの間隔が短くなると、ステッピングモータのトルクは弱くなる。よって、一定の開閉速度を超えるとトルクが不足するので、ステッピングモータが駆動パルスに対して追従できなくなる。これが、いわゆる「脱調」と呼ばれる現象である。そこで、 ステッピングモータの駆動制御において脱調に関連する従来の技術としては、例えば次の特許文献2乃至5が知られている。
特許文献2に開示されたステッピングモータの脱調防止装置は、ステッピングモータの利点を損なわずに脱調を確実に防止することを目的として提案されており、その構成としては、ステッピングモータの回転軸に回転方向の位置を検出する回転センサを取り付けると共に、コントローラと駆動回路との間に、回転センサからの検出位置とコントローラからの指令パルスに基づく指令位置との偏差を検出しその偏差がステッピングモータの同期運転可能な安定領域内に収まるように駆動回路を制御する制御回路を具備している。
特許文献3に開示されたステッピングモータの制御装置は、脱調防止機能を持たない汎用の駆動手段を用いてステッピングモータを脱調レス制御することを目的として提案されており、その構成としては、ステッピングモータの実際の作動位置を検出する位置検出手段と、目標動作位置と当該実際の作動位置との偏差を検出し、偏差がステッピングモータの安定点に基づいて決定される脱調防止許容値Aよりも小さい場合に、目標作動位置に対応する指令位置信号を発生するとともに、偏差が脱調防止許容値以上である場合に、当該実際の作動位置から脱調防止許容値を減じた位置に対応する指令位置信号を発生する指令位置信号発生手段と、指令位置信号に基づいて、指令位置信号で指定された位置までステッピングモータを駆動する駆動手段とを具備している。
特許文献4に開示されたステッピングモータ駆動回路は、負荷の状態を常時監視して脱調発生を事前に警告することを目的として提案されており、その構成としては、入力されたパルス列信号に基づいて励磁ステップ角を制御すると共に励磁ステップ数を計数する励磁ステップカウンタとステッピングモータの回転角を検出するロータリーエンコーダの出力信号をカウントしてステッピングモータの実際の回転角を示すエンコーダカウント値を出力するエンコーダカウンタと、励磁ステップ数とエンコーダカウンタ値の両者を比較することにより、ステッピングモータの角度偏差を演算する角度偏差検出回路とを具備している。
特許文献5に開示されたステッピングモータの脱調検出装置は、脱調検出を簡単な回路構成で廉価に構成でき、しかもリアルタイムで行うことを目的として提案されており、その構成としては、モータ軸の原点位置センサと、モータ軸の正方向への1回転の間に供給される指令パルスであるCWパルスの数をカウントするカウンタとを具備する。モータ軸の原点位置センサの出力が出力される前にカウンタ値が予め設定されたCARRY値を超える場合には、脱調が発生したことを示すCARRY信号を脱調検出信号として出力し、モータ逆回転の場合には、CCWパルスの数が予め設定したプリセット値を超える場合には、脱調が発生したことを示すBORROW信号を出力する。このように、原点位置センサとカウンタとを用いるのみで、モータ軸の1回転毎にモータの脱調を検出できる。
特許2681104号公報 特開平8−182392号公報 特開平2002−84794号公報 特開平10−243693号公報 特開平9−93993号公報
ホッパゲートの駆動制御においては、ホッパゲートの開度に応じてホッパゲートを駆動するためにステッピングモータの必要なトルクが様々に変化する。従来の特許文献1のような構成では、ホッパゲートの開度に応じてステッピングモータに適切なトルクが実現されるようにあらかじめパルスパターンが設定されており、また当該パルスパターンに基づいてステッピングモータが駆動されていた。かかる構成により、脱調がなく正常にホッパゲートが駆動されている限り、ホッパゲートの開度に応じた適切なトルクが実現されることになる。
しかし、一旦脱調が発生してしまうと、各々の時点において、ステッピングモータに送出したパルスの数に基づいて制御上想定されているホッパゲートの開度(以下、指令開度という)と、実際のホッパゲートの開度(以下、実開度という)との間に不一致が生じ、また制御上実現されるステッピングモータのトルク(以下、指令トルクという)と、実際に必要とされるステッピングモータのトルク(以下、実トルクという)との間に不一致が生じてくる。そこで、実トルクが指令トルクを上回ってトルク不足となり、ステッピングモータの回転遅れが累積すれば、実開度が所定の設定開度よりも大幅に不足する場合も生じる。その結果として、被計量物が完全に排出されず、ホッパゲートにおいて噛み込みが発生するという課題が生じる。
かかる課題を解決するために、従来から知られている脱調に関連する特許文献2乃至5をホッパゲートの駆動機構に組み込むことが考えられる。しかし、特許文献2乃至5は、脱調の検出や脱調の防止を目的としており、脱調が発生した場合において脱調から如何にして確実にかつ速やかに復旧させる技術が何ら開示されていない。従って、特許文献1のようなステッピングモータを用いたホッパゲートの駆動手段に対し、特許文献2乃至5に開示される脱調に関連する技術をたとえ組み込んだとしても、脱調から復旧するのにかなりの時間が費やされる場合、脱調から復旧までの間において脱調によりホッパゲートに噛み込みが発生した状態であるにもかかわらず所定のパルスパターンに応じたパルスが連続して送出されてしまい、ホッパゲートが共振して騒音や振動が発生するという別の課題を解決することができない。
上記課題を解決すべく、本発明の組合せ秤は、パルスに応じて回転するステッピングモータと、前記ステッピングモータの回転角度に応じて開閉するホッパゲートと、前記ホッパゲートの開度を検出する開度検出器と、時間が経過するに連れて前記パルスの周期が前記ホッパゲートの開度に関するパラメータに対応して変化する第1パルスパターンと、通常周期期間と長周期期間とを交互に有し、前記長周期期間における前記パルスの周期が前記通常周期期間における前記パルスの周期より長い第2パルスパターンと、を記憶する記憶器と、前記開度検出器により検出される前記ホッパゲートの開度に基づいて、前記記憶器に記憶された第1パルスパターンに従って前記パルスを前記ステッピングモータに送出して、前記ステッピングモータの回転を制御する制御器と、前記開度検出器により検出される前記ホッパゲートの開度(以下、実開度という。)と前記ステッピングモータに送出した前記パルスの数に基づく開度(以下、指令開度という。)とに基づいて脱調が発生したか否かを判定する判定器と、を備え、前記制御器は、前記判定器が前記脱調が発生していないと判定した場合には、前記第1パルスパターンに従って前記パルスを前記ステッピングモータに送出し、前記判定器が前記脱調が発生したと判定した場合には、前記記憶器に記憶された第2パルスパターンに従って前記パルスを前記ステッピングモータに送出するよう構成されている。
上記の構成によれば、ホッパゲートを迅速かつ確実に所定の設定開度へと到達させるために、ホッパゲートの開度に応じた適切なトルクが実現されるようにステッピングモータの制御を行うことができる。具体的には、ステッピングモータのトルクを調整するトルク調整パラメータ(例えば、パルス周期、パルス周期の時間変化率、パルス周波数、パルス周波数の時間変化率、ホッパゲートの速度、ホッパゲートの加速度、電流、電流の時間変化率、電圧、電圧の時間変化率など)をホッパゲートの開度に関するパラメータ(例えば、ホッパゲートの開度若しくは最大開度に対する割合、ステッピングモータの角度若しくは最大回転角に対する割合ホッパゲートの開度など)に対応づけて、通常モード時の第1パルスパターンとしてメモリなどの記憶器にあらかじめ記憶しておくようにした。また、ステッピングモータに装着したホッパゲートの開度検出器により検出されるホッパゲートの開度に基づいて当該メモリに記憶される第1パルスパターンに従ってパルスをステッピングモータに送出するようにした。
さらに、上記の構成によれば、噛み込みなどによる脱調が発生した場合において第1パルスパターンに従ってパルスが送出され続けると騒音や振動の支障が生じることがあるので、脱調が発生したか否かを判定する判定器を設けるとともに、第1パルスパターンとは別に設定される復旧モード用の第2パルスパターンに従ってパルスを送出することによって、ホッパゲートを迅速かつ確実に所定の設定開度へと到達させるとともに、脱調がたとえ発生しても速やかに復旧させることができる。なお、第2パルスパターンは、通常周期期間と長周期期間とを交互に有し、長周期期間におけるパルスの周期が通常周期期間におけるパルスの周期より長い構成とした。かかる第2パルスパターンの構成によれば、長周期期間のパルスによる駆動により噛み込みが解消されやすくなるとともにトルクの増加により脱調から復旧しやすくなる。そして、噛み込みが解消されて脱調から回復すると、通常周期期間のパルスによる駆動によりホッパゲートを所定の設定開度に可能な限り速やかに到達させることができる。その結果、脱調の際の騒音や振動を抑制することができる。
なお、「パルスパターン」とは、ホッパゲートの開閉に必要な一連の指令パルスや駆動パルスのパターンを指している。指令パルスとは、制御装置からステッピングモータのモータドライバに与える位置や速度の指令のことであり、駆動パルスとは、モータドライバからステッピングモータのステータの各コイルに供給される電圧や電流のことである。
上記組合せ秤において、前記第2パルスパターンの前記長周期期間における前記パルスの周期は、前記ステッピングモータを停止させるのに十分な長さである、としてもよい。
第2パルスパターンの長周期期間におけるパルスの周期をステッピングモータを停止させるのに十分な長さとすることにより、騒音や振動を確実に防止することができる。
上記組合せ秤において、前記第2パルスパターンにおける複数の前記パルスの周期は時間の経過に対し降順となるように変化する、としてもよい。
かかる構成では、第2パルスパターンの通常周期期間におけるパルスに基づいてステッピングモータを駆動する際に徐々に加速をつけることができ、脱調からの復旧をより迅速かつより確実に行うことができる。
上記組合せ秤において、前記判定器は、前記実開度と前記指令開度とが不一致であると判定し、かつ、この不一致が所定時間継続した場合には、脱調が発生したと判定する、としてもよい。
かかる構成では、ホッパゲートの実開度と指令開度とが単に不一致となるだけでは第2パルスパターンに従ってパルスを送出せず、当該不一致が所定時間(騒音や振動を考慮すべき時間)継続した場合に第2パルスパターンに従ってパルスを送出するようにした。これにより、ホッパゲートを所定の設定開度へ迅速かつ確実に到達させる点と、脱調の際の騒音や振動を抑える点と、をバランスよく実現することができる。
上記組合せ秤において、前記制御器は、前記実開度が所定の設定角度に到達するまでの間、前記第2パルスパターンに従ってパルスを前記ステッピングモータに送出する、としてもよい。
かかる構成では、ホッパゲートの設定開度に到達するまで第2パルスパターンに従ってパルスが送出され続けるようにしたことにより、脱調の際の騒音や振動を抑えつつホッパゲートの設定開度により迅速かつより確実に到達させることができる。
また、本発明にかかる組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法は、パルスに応じて回転するステッピングモータと、前記ステッピングモータの回転角度に応じて開閉するホッパゲートと、前記ホッパゲートの開度を検出する開度検出器と、時間が経過するに連れて前記パルスの周期が前記ホッパゲートの開度に関するパラメータに対応して変化する第1パルスパターンと、通常周期期間と長周期期間とを交互に有し、前記長周期期間における前記パルスの周期が前記通常周期期間における前記パルスの周期より長い第2パルスパターンと、を記憶する記憶器と、前記開度検出器により検出される前記ホッパゲートの開度に基づいて、前記記憶器に記憶された第1パルスパターンに従って前記パルスを前記ステッピングモータに送出して、前記ステッピングモータの回転を制御する制御器と、前記開度検出器により検出される前記ホッパゲートの開度(以下、実開度という。)と前記ステッピングモータに送出した前記パルスの数に基づく開度(以下、指令開度という。)とに基づいて脱調が発生したか否かを判定する判定器と、を備えた組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法であって、前記制御器は、前記判定器が前記脱調が発生していないと判定した場合には、前記第1パルスパターンに従って前記パルスを前記ステッピングモータに送出し、前記判定器が、前記脱調が発生したと判定した場合には、前記記憶器に記憶された第2パルスパターンに従って前記パルスを前記ステッピングモータに送出する。
かかる構成では、本発明にかかる組合せ秤と同様の効果を奏する。
本発明によれば、ステッピングモータに脱調が発生した場合であっても騒音や振動を抑制しつつ確実に復旧することができる組合せ秤、組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態の組合せ秤の概略構造を示す図である。 図2は、本発明の第1実施形態の組合せ秤の全体動作を説明するための図である。 図3は、本発明の第1実施形態の組合せ秤におけるホッパゲート駆動機構の全体構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の第1実施形態の組合せ秤における第1パルスパターンデータの一例を示す図である。 図5(a)は、第1パルスパターンに従ったパルスの一例を示す図であり、図5(b)は、第2パルスパターンに従ったパルスの一例を示す図である。 図6は、ホッパゲートの騒音や振動を抑えることを優先する場合の第2パルスパターンデータの一例を示した図である。 図7は、図6に示した第2パルスパターンデータに対応したステッピングモータの駆動パルスデータの一例を示した図である。 図8は、復旧時間の短縮化を優先する場合の第2パルスパターンデータを示した図である。 図9は、図8に示した第2パルスパターンデータに対応したステッピングモータの駆動パルスデータを示した図である。 図10は、本発明の第1実施形態の組合せ秤におけるホッパゲートの駆動プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、本発明の第1実施形態の組合せ秤における脱調判定処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、本発明の第2実施形態にかかる設定開度の入力受付処理の流れを示すフローチャートである。 図13は、本発明の第3実施形態にかかる第1パルスパターンデータの入力受付処理の流れを示すフローチャートである。 図14は、本発明の第4実施形態にかかる第2パルスパターンデータの入力受付処理の流れを示すフローチャートである。 図15は、本発明の第5実施形態の組合せ秤における第1パルスパターンデータの自動設定処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
[組合せ秤の全体構成]
図1は、本発明の一実施形態の組合せ秤の概略構造を示した図である。以下、図1を参照しつつ、本実施形態の組合せ秤100について説明する。なお、図1では一番左側のユニット取付口にのみ、アクチュエータユニット110、供給ホッパ106および計量ホッパ108が取り付けられた状態を示している。
図1に示すように、組合せ秤100は、略円筒形のボディ101と、ボディ101の上方中央に配設された平たい円錐状の形状を有する分散フィーダ102と、分散フィーダ102を取り巻くように配設された複数のリニアフィーダ104と、各リニアフィーダ104に対応して設けられる複数の供給ホッパ106および複数の計量ホッパ108と、供給ホッパ106および計量ホッパ108の駆動機構を収納したアクチュエータユニット110と、後述の集合ホッパ124(図2参照)と、計量ホッパ108に取り付けられる重量センサ109(図2参照)と、ボディ101を支える4本のフレーム130と、フレーム130を支持するベース131と、を有している。供給ホッパ106、計量ホッパ108の各排出口には内側および外側に開閉可能なホッパゲート11が備えられている。
ボディ101には、その側面に複数のユニット取付口132が設けられ、アクチュエータユニット110はユニット取付口132に嵌めこまれてネジなどで固定されている。アクチュエータユニット110のボディ101の側面に露出する面にはホッパ取付フック133が設けられている。ホッパ取付フック133と計量ホッパ108の取付金具とが係合されることにより、計量ホッパ108がアクチュエータユニット110に保持されている。
アクチュエータユニット110の内部には、供給ホッパ106、計量ホッパ108などのホッパゲート11を駆動するホッパゲート駆動機構(図3参照)が配設されている。当該駆動機構に含まれるリンク機構13(図3参照)がアクチュエータユニット110の外部に露出している。アクチュエータユニット110の外壁面には、壁面を貫通するように溝が設けられており、当該溝をリンク機構13のアームが貫通することで、リンク機構13のアームが揺動可能に構成されている。
組合せ秤100の運用時においては、全てのユニット取付口132においてアクチュエータユニット110が取り付けられるとともに、アクチュエータユニット110において供給ホッパ106および計量ホッパ108が1個ずつ取り付けられる。また、計量ホッパ108の下方には逆円錐型の集合シュート122および集合ホッパ124(図2参照)が設けられる。集合ホッパ124もまた同様に、排出口に内側および外側に開閉可能なホッパゲート11を備えている。
[組合せ秤の全体動作]
図2は、本実施形態の組合せ秤100の全体動作を説明するための図である。
組合せ秤100の上方に設けられた図示されない供給経路から分散フィーダ102へと、個々の重量がその性質上異なる被計量物が落下する。分散フィーダ102は、振動により被計量物をリニアフィーダ104へと供給する。リニアフィーダ104は、振動により被計量物を供給ホッパ106へと間歇的に供給する。供給ホッパ106は、所定のタイミングで、ホッパゲート11を開いて被計量物を計量ホッパ108へと供給する。
計量ホッパ108には重量センサ109が取り付けられており、重量センサ109は計量ホッパ108において供給ホッパ106から受け取った被計量物を計量して図示されていない制御装置へと送信する。該制御装置は、重量センサ109から受信した計量値の合計が予め設定された目標重量よりも大きく、かつ当該目標重量に最も近くなるような計量ホッパ108の組合せを演算により求める。そして、当該組合せに参加する計量ホッパ108のホッパゲート11を開いて、当該組合せに参加する計量ホッパ108に蓄積されている被計量物を集合シュート122を介して集合ホッパ124に一斉に排出する。そして、集合ホッパ124は、所定のタイミングでホッパゲート11を開いて被計量物を図示しない包装機へと排出する。なお、図中の矢印は被計量物の移動方向を示す。
[ホッパゲート駆動機構の全体構成]
図3は、本実施形態の組合せ秤100におけるホッパゲート駆動機構10の全体構成を示すブロック図である。図3中、一点鎖線内がホッパゲート駆動機構の構成を示しており、破線は信号授受の方法を示している。
図3に示すように、ホッパゲート駆動機構10は、入出力装置160(タッチパネル)と、入出力装置160からの入力を受け取り、かつ入出力装置160へと出力データを送信する制御装置150と、制御装置150からの制御信号を受け取るモータドライバ115と、モータドライバ115によって回転が制御されるステッピングモータ111と、ステッピングモータ111の回転位置(回転軸の回転角度、すなわち回転軸が原点からどの程度ずれているか、以下、「角度」と呼ぶ)を検出して制御装置150へと送る開度検出器113と、ステッピングモータ111の回転軸に取り付けられてステッピングモータ111の回転力を伝達するリンク機構112(動力伝達機構)と、リンク機構112から伝達された駆動力によって開閉するホッパゲート11と、を備えている。
開度検出器113は、本実施形態の場合、ステッピングモータ111の角度を検出するエンコーダである。なお、ステッピングモータ111の角度はホッパゲート11の位置(ホッパゲート11がどの程度開いているか、以下「開度」と呼ぶ)に対応する。よって、開度検出器113は、間接的にホッパゲート11の開度を検出することができる。なお、開度検出器113は、エンコーダ以外にも、ホール素子や逆起電圧検出器等が採用されてもよい。
なお、開度検出器113は、ステッピングモータ111の角度を検出する代わりに、ホッパゲート11に取り付けられてホッパゲート11を直接的に検出してもよい。あるいは、リンク機構112を構成する部材(例えばレバーなど)の位置を検出することで、間接的にホッパゲート11の開度が検出されてもよい。ホッパゲート11の開度を直接あるいは間接に特定できるものであれば、開度検出器113を取り付ける具体的な位置や開度検出器113による検出の対象は限定されない。
ホッパゲート11は、供給ホッパ106、計量ホッパ108、集合ホッパ124、不図示のメモリホッパなどの排出口に取り付けられているゲートである。
制御装置150は、CPU151と、タイマ152と、メモリ153とを備えており、CPU151とタイマ152とは互いに通信可能に接続され、CPU151とメモリ153とは互いに通信可能に接続されている。CPU151は、入出力装置160と、モータドライバ115と、開度検出器113とも通信可能に接続されている。メモリ153には、脱調が検出されるまでの通常モード用の第1パルスパターンデータと脱調が検出されたときの復旧モード用の第2パルスパターンデータとが記憶されている。なお、「パルスパターン」とは、ホッパゲートの開閉に必要な一連の指令パルスや駆動パルスのパターンを指している。指令パルスとは、制御装置150からモータドライバ115に与えるステッピングモータ111の位置指令や速度指令のことであり、駆動パルスとは、モータドライバ115からステッピングモータ111のステータの各コイルに供給される駆動電圧や駆動電流のことである。
入出力装置160は、タッチパネル以外にも、入力装置としてキーボート等を採用し、出力装置として液晶ディスプレイ等を採用してもよい。
[ホッパゲート駆動機構の動作]
<第1パルスパターンデータの内容>
図4は、本実施形態の通常モード用の第1パルスパターンを構成するための第1パルスパターンデータの内容の一例を示す図である。なお、以下の説明では、説明の便宜上、供給ホッパ106のホッパゲート11のみを対象として説明するが、計量ホッパ108、集合ホッパ124などのホッパゲート11についても同様の第1パルスパターンデータが設定される。
図4に示す第1パルスパターンデータは、回転角度に応じて、ステッピングモータ111を駆動する際に制御装置150がモータドライバ115へ送出する指令パルスのパルス周期が、ホッパゲートの駆動方向(開および閉)に応じたホッパゲート11の角度(ホッパゲートの開度に関するパラメータ)に対応して変化する第1パルスパターンを生成するためのテーブルデータであり、制御装置150のメモリ153に格納される。なお、パルス周期は、一のパルスを送出する期間、一のパルスの立上がって(又は立ち下がって)からつぎの一パルスが立ち上がる(又は立ち下がる)までの期間、又は一のステップ角に相当する期間を指しており、ステッピングモータ111のトルクを調整するためのパラメータ(以下、トルク調整パラメータと呼ぶ。)として利用される。
なお、ホッパゲート11の角度に応じたパルス周期の変化率によってステッピングモータ111の加速度が決定され、これによりステッピングモータ111のトルクも決定される。以下、ステッピングモータ111の回転角度が90°の時にホッパゲート11が全開となり、ステッピングモータ111の回転角度が0°の時にホッパゲート11が全閉となるものとして説明するが、このステッピングモータ111の回転角度とホッパゲート11の開度との具体的な対応関係は限定されないことは言うまでもない。
図4に示されている第1パルスパターンデータは、ホッパゲート11の開度を全閉から全開に移行させる際に、回転角度が0°以上10°未満である場合にはパルス周期を30msecとして指令パルスが出力され、回転角度が10°以上40°度未満である場合にはパルス周期を20msecとして指令パルスが出力され、回転角度が40°以上60°未満である場合にはパルス周期を5msecとして指令パルスが出力され、回転角度が60°以上90°以下である場合にはパルス周期を25msecとして指令パルスが出力されることを示している。
また、図4に示されている第1パルスパターンデータは、ホッパゲート11の開度を全開から全閉に移行させる際に、回転角度が70°以上90°未満である場合にはパルス周期を30msecとして指令パルスが出力され、回転角度が20°以上70°度未満である場合にはパルス周期を20msecとして指令パルスが出力され、回転角度が0°以上20°未満である場合にはパルス周期を25msecとして指令パルスが出力されることを示している。
一般的に、ホッパゲート11が開き始める際には、静止しているホッパゲート11の慣性に打ち勝つために大きなトルクが必要であるため、パルス周期は大きく設定されている。また、ホッパゲート11が開き終わる直前には、動いているホッパゲート11を静止するために大きなトルクが必要であるため、パルス周期が大きく設定されている。実際には、それぞれの角度においてホッパゲート11を駆動するために必要なトルクに応じて、適宜パルス周期が設定されていればよい。
なお、本実施形態では、第1パルスパターンデータに含まれるホッパゲート11の開度に関するパラメータとして、ステッピングモータ111の角度を用いているが、ホッパゲート11の開度そのものを用いてもよい。あるいは、ステッピングモータ111の最大回転角度やホッパゲート11の最大開度に対する割合(%)であってもよい。ホッパゲート11の開度と対応した関係を有するパラメータであれば、具体的なパラメータの種類は限定されない。
また、本実施形態では、第1パルスパターンデータに含まれるトルク調整パラメータとして、パルス周期を用いているが、パルス周期の時間変化率、パルス幅、パルス周波数の時間変化率、ホッパゲート11の速度、電流、電流の時間変化率、電圧、電圧の時間変化率などを用いてもよい。あるいは、これらのパラメータの最大値に対する割合などが用いられてもよい。さらに、指令パルスに基づいてステッピングモータ111に供給される駆動パルスのパルス幅を用いてもよい。ステッピングモータ111のトルクを調整できるパラメータであれば、具体的なパラメータの種類は限定されない。
<第2パルスパターンデータ>
図5は、通常モード用の第1パルスパターンとの対比により復旧モード用の第2パルスパターンの内容を説明するための図である。なお、図5(a)はホッパゲート11の開閉がある程度進行したとき(ホッパゲート11の開閉時における多大な始動トルクを必要としないとき)の図4に示す設定角度の範囲内(例えば40°以上60°未満)における第1パルスパターンの一例を示した図である。図5(b)は図5(a)に示される第1パルスパターンに対応した第2パルスパターンの一例を示した図である。
図5(a)と図5(b)との対比において、第2パルスパターンは、次のような特徴を有している。
まず、第2パルスパターンは、通常周期期間Taと、長周期期間Tbと、交互に繰り返すパターンとして構成されている。なお、通常周期期間Taは、パルス周期をT2に設定した複数の指令パルスで構成されている。また、長周期期間Tbは、通常周期期間Taを構成する指令パルスのパルス周期T2よりも長いパルス周期を持つ一の指令パルスで構成されている。つまり、第2パルスパターンは、ステッピングモータ111、ひいてはホッパゲート11を断続的に駆動するパターンといえる。ホッパゲート11に噛み込みが発生した状態において、第1パルスパターンに従ってパルスをステッピングモータ111に連続して送出するのではなく、通常周期期間Taと長周期期間Tbとを交互に繰り返す第2パルスパターンに従ってステッピングモータ111に送出することによって、ホッパゲート11の噛み込み等による脱調からの復旧と脱調の際のホッパゲート11の騒音や振動の防止とをバランス良く実現することが可能となる。
なお、長周期期間Tbの構成としては、ステッピングモータ111を停止させる指令パルスの構成であれば、モータドライバ115の仕様と対応させて如何なるフォーマットでもよい。例えば、第2パルスパターンは、長周期期間Tbの間、指令パルスの送出自体を停止させてもよい。この場合、長周期期間Tbの間、指令パルスはDCオフセットレベル又は振幅レベルに固定される。
さらに、第2パルスパターンは、通常周期期間Taにおける指令パルスのパルス周期T2が、第1パルスパターンに従ったパルスにおける指令パルスのパルス周期T1よりも長く設定されている。つまり、第2パルスパターンに従ったパルスは、ステッピングモータ111、ひいてはホッパゲート11を低速かつ高トルクで開閉させるパターンといえる。復旧モードは通常モードと異なりホッパゲート11を高速に開閉させる必要性はないので、かかる第2パルスパターンの構成により、第1パルスパターンに従った高速のパルスでは到底除去できないホッパゲート11の噛み込みを確実に復旧させることができる。
第2パルスパターンは、組合せ秤100の使用環境に応じて、入出力装置160を操作者が操作することにより任意に設定や変更することができる。例えば、ホッパゲートの騒音や振動を抑えることを優先する場合や、復旧時間の短縮化を優先する場合など、様々な用途に応じて、第2パルスパターンを変更することができる。
なお、両方の場合を考慮に入れると、基準パターンにおける通常周期期間Taに含まれるステップ数としては6〜8ステップの範囲内で設定される。つまり、計6〜8ステップ分のパルスが、モータドライバ115に対して断続的に送出されるように設定されている。また、通常周期期間Taに含まれる先頭パルスのパルス周期は20〜30msecの範囲内に設定され、ステップが進行する毎にパルス周期を短くして加速をつけるように設定されている。さらに、長周期期間Tbを構成するパルスのパルス周期は100〜250msの範囲内に設定されている。長周期期間Tbを構成するパルスのパルス周期を長くすればホッパゲート11の騒音や振動を抑えることが優先され、長周期期間Tbを構成するパルスのパルス周期を短くすれば復旧時間の短縮化が優先される。
図6は、ホッパゲートの騒音や振動を抑えることを優先する場合の第2パルスパターンデータを示した図である。図7は、図6に示した第2パルスパターンデータに対応した指令パルスパターンおよび駆動パルスパターンを示した図である。
図6、図7に示す第2パルスパターンデータは、通常周期期間Taと長周期期間Tbとを有する基準パターンに含まれるステッピングモータ111のステップと、ステッピングモータ111に送出される指令パルスのパルス周期(又は駆動パルスのパルス幅)とを対応づけたテーブルデータであり、制御装置150のメモリ153に記憶される。1ステップ目から7ステップ目までのパルス周期が、通常周期期間Taにおける指令パルスのパルス周期に対応しており、8ステップ目のパルス周期が、長周期期間Tbにおける指令パルスのパルス周期に対応している。具体的には、1ステップ目の場合にはパルス周期を25msecとした指令パルスに基づいてA相に駆動パルスが出力され、2ステップ目の場合にはパルス周期を22.5msecとした指令パルスに基づいてA相およびB相に駆動パルスが出力され、3ステップ目の場合にはパルス周期を20msecとした指令パルスに基づいてB相に駆動パルスが出力され、4ステップ目の場合にはパルス周期を17.5msecとした指令パルスに基づいてB相および/A相に駆動パルスが出力され、5ステップ目の場合にはパルス周期を15msecとした指令パルスに基づいて/A相に駆動パルスが出力され、6ステップ目の場合にはパルス周期を12.5msecとした指令パルスに基づいて/A相および/B相に駆動パルスが出力され、7ステップ目の場合にはパルス周期を10msecとした指令パルスに基づいて/B相に駆動パルスが出力され、8ステップ目の場合にはパルス周期を250msecとした指令パルスに基づいてA相および/B相に駆動パルスが出力されることを示している。
このように、1ステップ目から7ステップ目までの通常周期期間Taの間では、ホッパゲート11をスムーズに開閉するために、比較的長い25msecから徐々にパルス周期を短くして加速をつけるパターンを採用している。つまり、1ステップ目から7ステップ目までのパルス周期は時間の経過に対して降順となっている。また、8ステップ目の長周期期間Tbの間では、8ステップ目に対応する角度が250msecの期間保持されるパターンを採用している。
図8は、復旧時間の短縮化を優先する場合の第2パルスパターンデータを示した図である。図9は、図8に示した第2パルスパターンデータに対応した第2パルスパターンを構成する指令パルスパターンおよび駆動パルスパターンを示した図である。
図8、図9に示す第2パルスパターンデータは、通常周期期間Taと長周期期間Tbとを有する基準パターンに含まれるステッピングモータ111のステップと、ステッピングモータ111に送出されるパルスのパルス周期とを対応づけたテーブルデータであり、制御装置150のメモリ153に記憶される。1ステップ目から7ステップ目までのパルス周期が、通常周期期間Taにおける指令パルスのパルス周期に対応しており、8ステップ目のパルス周期が、長周期期間Tbにおける指令パルスのパルス周期に対応している。具体的には、1ステップ目から7ステップ目までの通常周期期間Taでは、図6、図7に示したホッパゲートの騒音や振動を抑える場合と同様のパルスが出力される。ただし、8ステップ目の長周期期間Tbでは、図6、図7に示したホッパゲートの騒音や振動を抑える場合よりもパルス周期を100msecと短く設定した指令パルスに基づいてA相および/B相に駆動パルスが出力されることを示している。このように、8ステップ目の長周期期間Tbの間では、8ステップ目に対応する角度が100msecの期間保持されるパターンを採用している。
<ホッパゲートの駆動方法>
図10は、本実施形態において制御装置150が実行するホッパゲートの駆動プログラムの処理の流れを示している。また、以下の説明では、説明の便宜上、供給ホッパ106のホッパゲート11の駆動についてのみ説明するが、計量ホッパ108、集合ホッパ124などのホッパゲート11の駆動についても同様の処理が行われる。
制御装置150はメモリ153に記憶された第1パルスパターンデータを検索して、ホッパゲート11の実角度に対応するパルス周期を読み込む(ステップS1001)。そして、制御装置150は、読み込んだパルス周期をタイマ152へセットし、タイマ152の出力に基づいて読み込んだパルス周期に応じたパルスをモータドライバ115に送出する(ステップS1002)。これにより、ホッパゲート11は、脱調が発生していなければ、送出したパルスに応じた角度になる。
次に、制御装置150はこれまでに送出した第1パルスパターンに従ったパルスの数を合算する(ステップS1003)。また、制御装置150は、開度検出器113からその時点におけるステッピングモータ111の回転軸の角度を受け取り、ホッパゲート11の実角度としてメモリ153(あるいはCPU151のバッファメモリ)に記憶する(ステップS1004)。
次に、制御装置150は、ステップS1004により検出したホッパゲート11の実角度と、ステップS1003により合算したパルスの数に基づく制御上の指令角度とに基づいて、脱調が発生したか否かを判定する(ステップS1005)。
なお、脱調が発生したか否かの判定は、具体的には、図11に示すフローチャートに基づいて行われる。まず、ステップS1004により検出したホッパゲート11の実角度と、ステップS1003により合算したパルスの数に基づく指令角度とが不一致とか否かを判定する(ステップS1101)。
なお、ホッパゲート11の開閉制御よりも早くホッパゲート11が実際に開閉動作する分には特に運用上の支障がない。このため、ホッパゲート11を全閉から全開へ動作(以下、ホッパゲート開動作と呼ぶ)させるように制御が行われる際に、ホッパゲート11が開く方向(目標開度に近づく方向)への上記の不一致(指令角度<実角度)については、脱調とは判定しないこととする。そこで、ホッパゲート開動作の場合には、「指令角度>実角度」である場合、換言すると、実角度が指令角度よりも下回る(ホッパゲートが少なくとも基準ステップ角分開いていない)場合に、上記の不一致と判定する(ステップS1101)。
また、同様に、ホッパゲート11を全開から全閉へ動作(以下、ホッパゲート閉動作と呼ぶ)させるように制御が行われる際に、ホッパゲート11が閉じる方向(目標開度に近づく方向)への上記の不一致(指令角度>実角度)については脱調とは判定しないこととする。そこで、ホッパゲート閉動作の場合には、「指令角度<実角度」である場合、換言すると、実角度が指令角度よりも上回る(ホッパゲートが少なくとも基準ステップ角分閉じていない)場合に、上記の不一致と判定する(ステップS1101)。
上記の不一致が生じていなければ(ステップS1101:NO)、脱調が発生していないと判定する(ステップS1104)。上記の不一致が生じていれば(ステップS1101:YES)、上記の不一致が所定時間継続しているか否かを判定する(ステップS1102)。具体的には、最初に上記の不一致が生じたときに、騒音や振動のボトルネックとなる所定時間をタイマ152へセットし、制御装置150は、タイマ152の出力に基づいて、上記の不一致が所定時間継続するか否かを判定する。上記の不一致が所定時間継続していなければ(ステップS1102:NO)、脱調が発生していないと判定する(ステップS1104)。上記の不一致が所定時間継続していれば(ステップS1102:YES)、脱調が発生したと判定する(ステップS1103)。
制御装置150は、脱調が発生していない(ステップS1104)と判定すれば(ステップS1005:NO)、ステップS1004により検出されるホッパゲート11の実角度が目標とする設定角度に一致するまで(ステップS1006:YES)、上記のステップS1001からS1006までを繰り返す。一方、制御装置150は、脱調が発生した(ステップS1103)と判定すれば(ステップS1005:YES)、メモリ153に記憶された第2パルスパターンデータを読み込む(ステップS1007)。そして、制御装置150は、読み込んだ第2パルスパターンデータに基づいて、第2パルスパターンに従ってパルスを送出する(S1008)。
次に、制御装置150は、開度検出器113からその時点におけるステッピングモータ111の回転軸の角度を受け取り、ホッパゲート11の実角度としてメモリ153(あるいはCPU151のバッファメモリ)に記憶する(ステップS1009)。そして、制御装置150は、ステップS1009により検出したホッパゲート11の実角度と設定角度とが一致するか否かを判定する(ステップS1010)。ホッパゲート11の実角度が設定角度に到達していなければ(ステップS1010:NO)、再び第2パルスパターンに従ってパルスを送出するよう、ステップS1008に戻る。
ホッパゲート11が設定角度に到達すれば(ステップS1010:YES)、脱調からの復旧が完了する。例えば、ホッパゲート11が第1パルスパターンに基づいて閉状態から開状態に移行する途中で脱調が発生した場合には、第2パルスパターンに基づく復旧モードに移行し、ホッパゲート11が完全に開状態となったときに(設定角度90°に到達したときに)通常モードに復帰させる。同様に、ホッパゲート11が開状態から閉状態に移行する途中で脱調が発生した場合には、第2パルスパターンに基づく復旧モードに移行し、ホッパゲート11が完全に閉状態となったときに(設定角度0°に到達したときに)通常モードに復帰させる。
[効果]
本実施形態では、メモリ153に記憶されている第1パルスパターンデータと、開度検出器113によって検出されたホッパゲート11の開度とに基づいて、ステッピングモータ111が制御される。すなわち、開度検出器113によって検出されたホッパゲート11の開度に基づいて第1パルスパターンに従ったパルスのパルス周期が特定され(ステップS1001)、当該特定されたパルス周期に基づいてステッピングモータ111が制御される。第1パルスパターンデータには、ステッピングモータ111の角度(ホッパゲート11の開度)に応じて必要なトルクが実現されるようにパルス周期が設定されている(図4参照)。かかる構成では、脱調が発生した場合でも実際のホッパゲートの開度に対応した適切なトルクが実現されるようにステッピングモータ111が制御される。よって、脱調が発生しても迅速かつ確実に、ホッパゲート11を設定開度へと到達させることができる。
さらに、開度検出器113により検出されたホッパゲート11の現在開度が、通常モード用の指令パルス数に基づく指令開度と不一致となり、所定時間継続してもなお不一致が解消しない場合には(ステップS1005:YES)、メモリ153に記憶されている第2パルスパターンデータに基づいて、ステッピングモータ111を低速かつ高トルクで断続的に回転させる。これにより、ホッパゲート11の騒音や振動を抑えるとともに、噛み込み等を確実に復旧させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態は、第1実施形態に対して、ホッパゲートの設定開度を操作者が任意に設定や変更できる機能を追加したものである。なお、組合せ秤の全体構成および全体動作については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する(図1、図2)。また、ホッパゲート駆動機構の構成についても、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する(図3参照)。
図12は、本発明の第2実施形態にかかる設定開度の入力受付処理の流れを示すフローチャートである。制御装置150は入出力装置160の画面上に、ホッパゲート11をどの程度開くか(設定開度)を、開度に対応する角度(設定角度)として入力するように促す表示をする(ステップS1201)。操作者は、この表示を受けて入出力装置160を操作し、0°(全閉)から90°(全開)までの範囲内で、所定の角度を設定角度として入力する(ステップS1202、S1203)。制御装置150は、入力された設定角度をメモリ153に記憶する(ステップS1204)。
このように、メモリ153に記憶された設定開度は、図10に示す駆動プログラムの処理においてステップS1006の判定の際に使用される。なお、図10に示すホッパゲートの駆動プログラムを開始する毎に設定開度を入力させるようにしてもよいし、当該駆動プログラムの初期設定の際に設定開度を入力させるようにしてもよい。
以上により、入出力装置160により設定開度も操作者において任意に設定や変更することができる機能を追加したため、被計量物の種類や量に応じてホッパゲート11の最大開度を適切に調整することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態は、第1実施形態または第2実施形態に対して、第1パルスパターンデータを操作者が任意に設定や変更できる機能を追加したものである。なお、組合せ秤の全体構成および全体動作については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する(図1、図2)。また、ホッパゲート駆動機構の構成についても、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する(図3)。
図13は、本発明の第3実施形態にかかる第1パルスパターンデータの入力受付処理の流れを示すフローチャートである。図4に示した第1パルスパターンデータを例に挙げて説明すると、制御装置150は、0番目の角度として0°を設定し(ステップS1301)、所定の変数iに1を設定する(ステップS1302)。次に、制御装置150は、入出力装置160の画面上に、i番目の角度を入力するように促す表示をし、操作者はこの表示を受けて入出力装置160を操作し、0°から90°までの範囲内における所定の角度を入力する(ステップS1303)。
なお、図4に示した第1パルスパターンデータの場合、ホッパゲート11を閉状態から開状態に移行させるデータとなる必要がある。このため、i番目の角度が(i−1)番目の角度よりも小さい場合(ステップS1304:YES)、入出力装置160の画面上に、所定の警告を表示させるとともに、i番目の角度の再入力を促す表示をする。i番目の角度が(i−1)番目の角度よりも大きい場合には(ステップS1304:NO)、制御装置150は、入出力装置160の画面上に、(i−1)番目の角度からi番目の角度までの間における指令パルスのパルス周期を入力するように促す表示をし、操作者はこの表示を受けて入出力装置160を操作して、所定のパルス周期を入力する(ステップS1305)。この入力されたパルス周期は変数iと対応付けられてメモリ153に記憶される(ステップS1306)。そして、変数iに1を加えて上記の処理を繰り返す(ステップS1307:NO、S1308)。1番目から4番目までの全ての角度およびパルス周期がメモリ153に記憶されたことを受けて(ステップS1307:YES)、第1パルスパターンデータの設定を終了する。
このように、入出力装置160により第1パルスパターンデータを操作者が適宜に設定し変更することができる機能を追加したため、例えばホッパゲート11の種類が変更されたような場合でも、ホッパゲート11の開度(位置)に応じた適切なトルクが実現されるようにステッピングモータ111の制御を行い、より迅速にホッパゲート11を所定の開度へと到達させることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態は、第1乃至第3実施形態に対して、第2パルスパターンデータを操作者が任意に設定や変更できる機能を追加したものである。なお、組合せ秤の全体構成および全体動作については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する(図1、図2)。また、ホッパゲート駆動機構の構成についても、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する(図3)。
図14は、本発明の第4実施形態にかかる第2パルスパターンデータの入力受付処理の流れを示すフローチャートである。図6に示した第2パルスパターンデータを例に挙げて説明すると、制御装置150は、入出力装置160の画面上に、ステップを表す所定の変数jの最大値を促す表示をし、操作者はこの表示を受けて入出力装置160を操作し、ステップ数6〜8の範囲内で所定の最大値を入力する(ステップS1401)。図6に示す場合、変数jの最大値は8である。つまり、操作者が、基準パターンにおける通常周期期間Taに含まれるステップ数を7(=8−1)に設定したことを意図している。
次に、制御装置150は、変数jに1を代入した上で(ステップS1402)、入出力装置160の画面上に、j番目のステップに対応するパルス周期を入力するように促す表示をし、操作者はこの表示を受けて入出力装置160を操作し、10msecから25msecの範囲内で所定のパルス周期を入力する(ステップS1403)。
なお、1ステップ目から7ステップ目に至るまで徐々に加速させるために、変数jを大きくするに従ってパルス周期を小さくする必要がある。そこで、jステップ目のパルス周期が(j−1)ステップ目のパルス周期よりも大きい場合には(ステップS1404:YES)、入出力装置160の画面上に、所定の警告を表示させるとともに、jステップ目のパルス周期の再入力を促す表示をする。jステップ目のパルス周期が(j−1)ステップ目のパルス周期よりも大きい場合には(ステップS1404:NO)、入力されたパルス周期は変数jと対応付けられてメモリ153に記憶される(ステップS1405)。そして、変数jに1を加えて上記の処理を繰り返し、1ステップ目から7ステップ目までの全てのパルス周期をメモリ153に記憶させる(ステップS1406:NO、ステップS1407)。
次に、制御装置150は、変数jに8が代入されると、入出力装置160の画面上に、長周期期間Tbを表す8ステップ目に対応するパルス周期を入力するように促す表示をし、操作者はこの表示を受けて入出力装置160を操作し、100msecから250msecの範囲内で所定のパルス周期を入力する(ステップS1408)。入力されたパルス周期は変数jと対応付けられてメモリ153に記憶される(ステップS1409)。
このように、入出力装置160により第2パルスパターンデータを操作者が任意に設定や変更する機能を追加したので、組合せ秤100の使用環境に応じて、ホッパゲート11の騒音や振動を抑えることを優先する場合の第2パルスパターンデータ、もしくはホッパゲート11の脱調からの復旧時間の短縮化を優先する場合の第2パルスパターンデータを任意に設定することができる。
(第5実施形態)
第5実施形態は、第1乃至第4実施形態に対して、第1パルスパターンに従ったパルスデータを自動設定できる機能を追加したものである。なお、組合せ秤の全体構成および全体動作については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する(図1、図2)。また、ホッパゲート駆動機構の構成についても、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する(図3参照)。
図15は、本発明の第5実施形態の第1パルスパターンデータを自動設定する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、制御装置150は、第1パルスパターンにおける角度毎のパルス周期をできる限り短く初期設定する(ステップS1501)。つまり、組合せ秤100の運用を開始する前では、通常モード時におけるホッパゲート11の開閉速度の高速化を図る。そして、図10に示したホッパゲートの駆動プログラムを実行し、組合せ秤100の運用を開始する。この運用中において、制御装置150は、所定の基準を上回るような脱調が検出されるか否かを判定している(ステップS1502)。ここで、所定の基準とは、所定時間内において発生した脱調の頻度とする。例えば、5分間の間に、1秒間以上継続した脱調を、3回以上検出した場合などである。
所定の基準を上回るような脱調が検出された場合(ステップS1502:YES)、制御装置150は、第1パルスパターンデータとして設定されるパルス周期を所定の割合だけ長くして(ステップS1503)、ステップS1502に戻る。なお、所定の割合とは、例えば初期設定したパルス周期の10%程度とする。
上記のとおり、現状の第1パルスパターンに基づく組合せ秤100の運用において脱調が頻繁に生じる場合には、通常モード時におけるホッパゲート11の開閉速度を所定の割合だけ減速させることにより、脱調が抑えるとともに高速化が図られるように、第1パルスパターンデータを自動的に最適化できる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明に係る組合せ秤および組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法は、ステッピングモータに脱調が発生した場合であっても騒音や振動を抑えつつ確実に復旧させる組合せ秤、組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法として有用である。
10 ホッパゲート駆動機構
11 ホッパゲート
100 組合せ秤
101 ボディ
102 分散フィーダ
104 リニアフィーダ
106 供給ホッパ
108 計量ホッパ
109 重量センサ
110 アクチュエータユニット
111 ステッピングモータ
112 リンク機構
113 開度検出器
115 モータドライバ
122 集合シュート
124 集合ホッパ
130 フレーム
131 ベース
132 ユニット取付口
133 ホッパ取付フック
150 制御装置
151 CPU
152 タイマ
153 メモリ
160 入出力装置

Claims (6)

  1. パルスに応じて回転するステッピングモータと、
    前記ステッピングモータの回転角度に応じて開閉するホッパゲートと、
    前記ホッパゲートの開度を検出する開度検出器と、
    時間が経過するに連れて前記パルスの周期が前記ホッパゲートの開度に関するパラメータに対応して変化する第1パルスパターンと、通常周期期間と長周期期間とを交互に有し、前記長周期期間における前記パルスの周期が前記通常周期期間における前記パルスの周期より長い第2パルスパターンと、を記憶する記憶器と、
    前記開度検出器により検出される前記ホッパゲートの開度に基づいて、前記記憶器に記憶された第1パルスパターンに従って前記パルスを前記ステッピングモータに送出して、前記ステッピングモータの回転を制御する制御器と、
    前記開度検出器により検出される前記ホッパゲートの開度(以下、実開度という。)と前記ステッピングモータに送出した前記パルスの数に基づく開度(以下、指令開度という。)とに基づいて脱調が発生したか否かを判定する判定器と、を備え、
    前記制御器は、前記判定器が前記脱調が発生していないと判定した場合には、前記第1パルスパターンに従って前記パルスを前記ステッピングモータに送出し、前記判定器が前記脱調が発生したと判定した場合には、前記記憶器に記憶された第2パルスパターンに従って前記パルスを前記ステッピングモータに送出するよう構成されている、組合せ秤。
  2. 前記第2パルスパターンの前記長周期期間における前記パルスの周期は、前記ステッピングモータを停止させるのに十分な長さである、請求項1に記載の組合せ秤。
  3. 前記第2パルスパターンにおける複数の前記パルスの周期は時間の経過に対し降順となるように変化する、請求項1に記載の組合せ秤。
  4. 前記判定器は、前記実開度と前記指令開度とが不一致であると判定し、かつ、この不一致が所定時間継続した場合には、脱調が発生したと判定する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の組合せ秤。
  5. 前記制御器は、前記実開度が所定の設定角度に到達するまでの間、前記第2パルスパターンに従って前記パルスを前記ステッピングモータに送出する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の組合せ秤。
  6. パルスに応じて回転するステッピングモータと、
    前記ステッピングモータの回転角度に応じて開閉するホッパゲートと、
    前記ホッパゲートの開度を検出する開度検出器と、
    時間が経過するに連れて前記パルスの周期が前記ホッパゲートの開度に関するパラメータに対応して変化する第1パルスパターンと、通常周期期間と長周期期間とを交互に有し、前記長周期期間における前記パルスの周期が前記通常周期期間における前記パルスの周期より長い第2パルスパターンと、を記憶する記憶器と、
    前記開度検出器により検出される前記ホッパゲートの開度に基づいて、前記記憶器に記憶された第1パルスパターンに従って前記パルスを前記ステッピングモータに送出して、前記ステッピングモータの回転を制御する制御器と、
    前記開度検出器により検出される前記ホッパゲートの開度(以下、実開度という。)と前記ステッピングモータに送出した前記パルスの数に基づく開度(以下、指令開度という。)とに基づいて脱調が発生したか否かを判定する判定器と、を備えた組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法であって、
    前記制御器は、前記判定器が前記脱調が発生していないと判定した場合には、前記第1パルスパターンに従って前記パルスを前記ステッピングモータに送出し、前記判定器が、前記脱調が発生したと判定した場合には、前記記憶器に記憶された第2パルスパターンに従って前記パルスを前記ステッピングモータに送出する、組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法。
JP2009213371A 2009-09-15 2009-09-15 組合せ秤及び組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法 Active JP5366730B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009213371A JP5366730B2 (ja) 2009-09-15 2009-09-15 組合せ秤及び組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009213371A JP5366730B2 (ja) 2009-09-15 2009-09-15 組合せ秤及び組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011064489A true JP2011064489A (ja) 2011-03-31
JP5366730B2 JP5366730B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=43950912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009213371A Active JP5366730B2 (ja) 2009-09-15 2009-09-15 組合せ秤及び組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5366730B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012137250A1 (ja) * 2011-04-05 2012-10-11 大和製衡株式会社 ホッパゲート開閉機構
JP2016030306A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 株式会社エヌエステイー 工具折損、又はワークの検出装置
WO2017002810A1 (ja) * 2015-07-02 2017-01-05 株式会社イシダ 計量装置
CN114441017A (zh) * 2021-12-24 2022-05-06 湖南中联重科混凝土机械站类设备有限公司 用于确定计量秤的秤斗门的开度的方法、处理器及计量秤

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6046798A (ja) * 1983-08-23 1985-03-13 Hitachi Ltd ステツプモ−タ脱調検出装置
JP2681104B2 (ja) * 1986-11-15 1997-11-26 株式会社イシダ 計量装置
JPH1155998A (ja) * 1997-07-30 1999-02-26 Minolta Co Ltd ステッピングモータ制御装置
JP2002199794A (ja) * 2000-10-16 2002-07-12 Canon Inc 記録装置
JP2004104381A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Toshiba Corp アンテナ駆動装置
JP2006201099A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Yamato Scale Co Ltd 組合せ秤

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6046798A (ja) * 1983-08-23 1985-03-13 Hitachi Ltd ステツプモ−タ脱調検出装置
JP2681104B2 (ja) * 1986-11-15 1997-11-26 株式会社イシダ 計量装置
JPH1155998A (ja) * 1997-07-30 1999-02-26 Minolta Co Ltd ステッピングモータ制御装置
JP2002199794A (ja) * 2000-10-16 2002-07-12 Canon Inc 記録装置
JP2004104381A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Toshiba Corp アンテナ駆動装置
JP2006201099A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Yamato Scale Co Ltd 組合せ秤

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012137250A1 (ja) * 2011-04-05 2012-10-11 大和製衡株式会社 ホッパゲート開閉機構
CN103052869A (zh) * 2011-04-05 2013-04-17 大和制衡株式会社 料斗闸门开闭机构
US9523601B2 (en) 2011-04-05 2016-12-20 Yamato Scale Co., Ltd. Hopper gate opening and closing mechanism
JP2016030306A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 株式会社エヌエステイー 工具折損、又はワークの検出装置
WO2017002810A1 (ja) * 2015-07-02 2017-01-05 株式会社イシダ 計量装置
CN114441017A (zh) * 2021-12-24 2022-05-06 湖南中联重科混凝土机械站类设备有限公司 用于确定计量秤的秤斗门的开度的方法、处理器及计量秤

Also Published As

Publication number Publication date
JP5366730B2 (ja) 2013-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5366730B2 (ja) 組合せ秤及び組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法
JP4630074B2 (ja) 組合せ秤
JP5410855B2 (ja) ホッパゲート開閉装置およびこれを備える計量装置
US7859216B2 (en) Stepper motor apparatus and method for controlling stepper motor
CN109256987B (zh) 马达控制装置
JP2009127347A (ja) 自動ドア駆動装置及び自動ドア装置
JP5878780B2 (ja) 組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法及び組合せ秤
JP4896913B2 (ja) 計量装置および計量装置におけるホッパゲートの駆動方法
JP5289216B2 (ja) 組合せ秤
JPWO2018199320A1 (ja) 計量装置
JP2010038687A (ja) 組合せ秤および組合せ秤におけるホッパゲートの駆動方法
JP4287121B2 (ja) 散薬供給装置
JPS63151342A (ja) 撹拌装置
CN104517601A (zh) 节拍器
JP5532774B2 (ja) ステッピングモータ制御装置及び搬送装置
JP2018138869A (ja) 計量装置
JP4168952B2 (ja) 遠心機
JP2009058455A (ja) 組合せ秤用ホッパゲート駆動機構およびこれを備えた組合せ秤
JP2746034B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2820327B2 (ja) スクリュー式定量供給装置
JP2005351981A5 (ja)
JP2005110481A (ja) 指示計器装置
JP5057025B2 (ja) ステッピングモータ制御装置およびステッピングモータ制御プログラム
JP2003174786A (ja) 動力伝達手段の異常検出装置
JPH02168899A (ja) 駆動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5366730

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250