JP7340246B2 - 計量装置 - Google Patents

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Description

本発明は、計量装置に関し、特に、複数の物品収容部それぞれに被計量物を投入し、物品収容部毎に計量し、組合せることによって目標の組合せ質量となる物品収容部を選択する組合せ計量装置に関する。
近年、組合せ計量装置として、ホッパとよばれる複数の物品収容部それぞれに被計量物を投入し、物品収容部毎に計量し、組合せることによって目標の組合せ質量となる物品収容部を選択してその組合せに参加させる構成のものが広く普及している。例えば、特許文献1(特開2013-167594号公報)に開示されている組合せ計量装置では、ホッパゲートの駆動部に流す電流を0≦I1<I2<I3の駆動電流として、ホッパゲートを閉じた状態で保持する場合の駆動電流I1、ホッパゲートを開いた状態で保持する場合の駆動電流I2、ホッパゲートを駆動する場合の駆動電流I3とすることにより、ホッパゲートの駆動部における電力消費の低減を図っている。
しかしながら、上記装置は、ホッパゲートの開閉位置によって、必要なトルクが変化するにもかかわらず、ホッパゲートを開閉駆動する駆動電流は一定値に制御されており、動作させるのに必要な駆動電流のうちの最大値が採用されている。それゆえ、ホッパゲートの開閉動作中は、常に最大の駆動電流が供給され続け、無駄な電力消費を招いている。
本発明の課題は、ホッパゲートの開閉動作中の消費電力を低減した組合せ計量装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る計量装置は、ホッパと、駆動部と、制御部とを備えている。ホッパは、開閉式のゲートを有し、ゲートを開閉することによって、外部から投入された物品を一時的に滞留させ、その後に排出する。駆動部は、ゲートを開閉させる。制御部は、制御信号を介して駆動部への電流値を制御する。制御部は、電流値を、ゲートにおける開閉速度の設定変更に連動して変更する。
この計量装置では、ゲートの閉状態から開状態への一連動作の中で駆動部に必要な電力は、「起動」、「ゲートの開動作」、「ゲートの開位置停止」、「ゲートの開位置での固定」、「起動」、「ゲートの閉動作」、「ゲートの閉位置停止」など、ゲートの動作に応じて変動する。仮に、駆動部への供給電力を、最も電力を要する状態のときの値に合わせて一定とすれば、容易に安定したゲートの動作を得られるが、無駄な電力消費を招く。そこで、駆動部への制御信号を、ゲートにおける開閉速度の設定変更に連動して変更することによって、その動作に必要な電力を供給することが可能となり、省電力化を図ることができる。
本発明の第2観点に係る計量装置は、第1観点に係る計量装置であって、ゲートの開閉速度を設定又は変更する設定部をさらに備えている。
この計量装置では、設定部を設けることによって、(既定の)開閉速度が不適切な場合に再設定が可能となる。最適な開閉速度が設定されることによって必要な電力が明確になり、無駄な電力供給を回避し、省電力化を図ることができる。
本発明の第3観点に係る計量装置は、第1観点又は第2観点に係る計量装置であって、ゲートにおける閉状態から開状態までの間が、複数の区間に分けられている。ゲートの開閉速度は、その区間ごとに設定される。
この計量装置では、ゲートにおける閉状態から開状態までの間が複数の区間に分けられることによって、その区間におけるゲートの状態に適した開閉速度を設定することができる。最適な開閉速度が設定されることによって必要な電力が明確になり、無駄な電力供給を回避し、省電力化を図ることができる。
本発明の第4観点に係る計量装置は、第3観点に係る計量装置であって、ゲートの開閉速度ごとに制御信号が設定される。
この計量装置では、開閉速度ごとに対応する制御信号が存在するので、開閉速度が変更されると制御信号が変更された開閉速度に対応する制御信号に変わるので、自動的に開閉速度が制御される。
本発明の第5観点に係る計量装置は、第4観点に係る計量装置であって、複数の区間のいずれかの区間においてゲートの開閉速度が変更されたとき、ゲートの開閉速度が変更された区間に対応する制御信号のみが変更される。
この計量装置では、例えば、無駄に電力が消費されている区間が存在する場合、その区間におけるゲートの開閉速度の設定値を変更するだけでよい。
本発明の第6観点に係る計量装置は、第4観点に係る計量装置であって、制御部が、ゲートの開閉速度に応じた制御信号を算出する。
なお、制御信号の信号値は、予め開閉速度ごとに演算で求めた値をテーブル化してもよい。
本発明の第7観点に係る計量装置は、第1観点又は第2観点に係る計量装置であって、制御部は、ゲートの開閉速度が当初設定された制御信号を生成する際に利用された開閉速度よりも速くなった場合、電流値を大きくする。また、制御部は、ゲートの開閉速度が当初設定された制御信号を生成する際に利用された開閉速度よりも遅くなった場合、電流値を小さくする。
本発明に係る計量装置は、駆動部への制御信号を、ゲートにおける開閉速度の設定変更に連動して変更することによって、その動作に必要な電力を供給することが可能となり、省電力化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る計量装置としての組合せ計量装置の正面図である。 計量ホッパの外観斜視図。 ゲートが閉じられた状態の計量ホッパの側面図。 ゲートが開かれた状態の計量ホッパの側面図。 本実施形態に係る組合せ計量装置における電気的な結合を説明するためのブロック図。 制御部、モータドライバおよびステッピングモータの接続状態を示すブロック図。 制御部からモータドライバに入力されるCLK(クロック)信号と、モータドライバからステッピングモータへ出力される信号との関係を示すグラフ。 ステッピングモータの速度の設定状況を示す表。 ステッピングモータの一サイクルにおける、回転角度に対する「機械的要因に起因する電流レベル」および「機械的要因+加速度要因に起因する電流レベル」を示す表。 区間ごとの電流値の設定状況を示す表。 ステッピングモータの一サイクルにおける、回転角度に対する「速度」を示すグラフ、回転角度に対する「機械的要因に起因する電流A」を示すグラフ、回転角度に対する「加速度要因に起因する電流B」を示すグラフ、および回転角度に対する「設定電流」を示すグラフを、上から順に並べて一括表示した表。 初期設定段階における区間ごとの電流値の設定状況を示す表。 ステッピングモータの一サイクルにおける、回転角度に対する「機械的要因に起因する電流レベル」および「機械的要因+加速度要因に起因する電流レベル」を示す表。 設定変更後における区間ごとの電流値の設定状況を示す表。 ステッピングモータの一サイクルにおける、回転角度に対する「速度」を示すグラフ、回転角度に対する「機械的要因に起因する電流A」を示すグラフ、回転角度に対する「加速度要因に起因する電流B」を示すグラフ、および回転角度に対する「設定電流」を示すグラフを、上から順に並べて一括表示した表。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明される実施形態は、本発明の具体例の一つであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)組合せ計量装置1の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る計量装置としての組合せ計量装置1の正面図である。図1において、組合せ計量装置1は、物品の重量を複数の計量ホッパ5で計量し、所定の合計重量になるように、各計量ホッパ5で計量された重量の値を組み合わせる。組合せ計量装置1は、組み合わせた所定の合計重量の物品を下方に排出する。
具体的には、被計量物である物品が、組合せ計量装置1の上方に搬送されてくると、分散フィーダ2上に載せられ、分散フィーダ2の振動によって放射状に分散される。
物品は、分散フィーダ2に続く放射トラフ3を介して円周状に複数配置されたプールホッパ4に送られると、そこで一時的にプールされた後、各プールホッパ4の下方に位置する計量ホッパ5に投入される。
計量ホッパ5に投入された物品の重量は、各計量ホッパ5に対して設けられているロードセル(重量検出器)によって計測される。そして、各計量ホッパ5内の商品の計測重量を基にどの計量ホッパ5から商品を排出すれば許容範囲内の重量あるいは数量となるかが組合せ演算され、その結果に基づいて計量ホッパ5の幾つかが集合排出シュート6に物品を排出する。
(2)プールホッパ4と計量ホッパ5
図1に示すように、プールホッパ4と計量ホッパ5とは、ほぼ同じ形状をしているので、ここでは、計量ホッパ5を例として説明する。
図2は、計量ホッパ5の外観斜視図である。また、図3Aは、ゲート20が閉じられた状態の計量ホッパ5の側面図である。さらに、図3Bは、ゲート20が開かれた状態の計量ホッパ5の側面図である。
図2、図3Aおよび図3Bにおいて、計量ホッパ5は、本体10と、ゲート20と、支持軸30と、レバー40とを備えている。
(2-1)本体10
本体10は、ステンレス製である。本体10は、上下が開口した角筒状の中空部材である。本体10の四隅は円弧状に形成されている。本体10は、互いに対向する一組の左右対称の側壁12と、両側壁12に挟まれた2つの壁11、15を有している。
2つの壁11、15のうち最も外側に位置する壁を前壁15とし、前壁15に対向する壁を背壁11とする。背壁11、2つの側壁12および前壁15の上端が本体10の上側の開口を形成している。この開口を上開口10aとする。
背壁11、2つの側壁12および前壁15の下端が本体10の下側の開口を形成している。この開口を下開口10bとする。
前壁15は下方に向かうほど背壁11に近づくように傾斜しており、さらに、前壁15の下端は背壁11の下端よりも下方の位置に位置している。それゆえ、下開口10bの開口面は背壁11の下端から視て、下方に傾斜している。
各側壁12の上端には、案内板13が取り付けられている。案内板13は側壁12の上端から上開口10aの外側に向かって上方に傾斜しているので、被計量物を本体10内に案内することができる。
背壁11には、一対のブラケット14が取り付けられている。一対のブラケット14は、側壁12と平行な平面を有する細長い板状の板金部材である。一対のブラケット14は、背壁11上に片持梁状に取り付けられている。各ブラケット14の自由端は、背壁11の下端よりも下方に延びている。すなわち、各ブラケット14の自由部は、背壁11から垂直かつ下方に延びている。
一対のブラケット14の間隔は一対の側壁12の間隔より狭く、その間隔を維持することができるように、2本のシャフト141とで互いに連結されている。また、各ブラケット14の固定端には、曲げ加工によって背壁11と平行となる面を有する連結部142が形成されており、この面と背壁11とが密着するように溶接されている。シャフト141は、図1の組合せ計量装置1の所定のフック(図示せず)に引っ掛けられる。
(2-2)ゲート20
ゲート20は、本体10の下開口10bを開閉する。ゲート20は、平坦部21と曲げ部22とを含んでいる。平坦部21は、下開口10bを覆うことができる十分な面積を有する板である。曲げ部22は、側壁12に沿って立ち上がるように曲げられている。
平坦部21の下端23は反り返っている。これは、平坦部21が下開口10bを閉鎖したときに、前壁15の先端部と密着するように形成されている。
また、ゲート20の上端には、補強板41が溶着されている。補強板41から上方に延びる上端部は、支持軸30に回動自在に支持され、そこから下方に向けてレバー40が一体的に設けられている。
(2-3)支持軸30
支持軸30は、ゲート20を本体10の両側面にヒンジ連結する軸である。支持軸30は、背壁11に近接させており、下開口10bからは、ゲート20を開放したときに、ゲート20の上端部と背壁11との間に十分な間隔が形成される。支持軸30は、連結部142にボルトで支持されている。
(2-4)レバー40
レバー40は、ゲート20を支持軸30回りに反時計方向(図3B正面視)に跳ね上げる。レバー40の先端部には、コロ42が回転自在に取り付けられている。コロ42が開閉レバー50(図1参照)と噛みあって、レバー40が反時計方向(図3B正面視)に跳ね上げられ、それに伴ってゲート20が支持軸30を中心として開閉する。
(3)ゲート20の開閉動作
ここで、ゲート20は、開閉レバー50を介してステッピングモータ60と接続される。ステッピングモータ60は、制御部70と電気的に接続される。この制御部70は、ステッピングモータ60に対して制御信号を出力する。ステッピングモータ60は、制御部70から出力される制御信号を受信すると、この制御信号に基づいて回転駆動する。この回転により、開閉レバー50が回動し、レバー40が反時計方向(図3B正面視)に跳ね上げられ、それに伴ってゲート20が支持軸30を中心として開閉動作する。
具体的には、ステッピングモータ60の回転軸が0度から180度まで正回転することにより、ゲート20は閉状態から開状態に変化する。そして、ステッピングモータ60の回転軸が、180度から0度まで逆回転することにより、ゲート20は開状態から閉状態に変化する。
図4Aは、本実施形態に係る組合せ計量装置1における電気的な結合を説明するためのブロック図である。
図4Aにおいて、制御部70は、CPU71、および記憶部73を有している。また、制御部70には、プールホッパ4のゲート20p1~20pnを駆動するステッピングモータ60p1~60pn、および計量ホッパ5のゲート20w1~20wnを駆動するステッピングモータ60w1~60wnが、モータドライバを介して電気的に接続されている。
制御部70は、オペレータから設定部を介して入力される情報に基づき、記憶部73に格納される制御用プログラムに従って組合せ計量装置1を制御する。
具体的には、制御部70は、ステッピングモータ60p1~60pnが接続されているモータドライバ68p1~68pn、およびステッピングモータ60w1~60wnが接続されているモータドライバ68w1~68wnに対して制御信号を出力する。
図4Bは、制御部70と、任意のモータドライバ68wiおよびステッピングモータ60wiとの接続状態を示すブロック図である。また、図4Cは、制御部70から任意のモータドライバ68wiに入力されるCLK(クロック)信号と、当該モータドライバ68wiからステッピングモータ60wiへ出力される信号との関係を示すグラフである。
図4Bにおいて、制御部70はモータドライバ68wiに対して、CLK(クロック)信号、CW/CCW(回転方向切換信号)、ENABLE(イネーブル)信号、RESET(リセット)信号、およびVref(リファレンス電圧)を出力することができる構成である。
モータドライバ68wiは、ステッピングモータ60wiに対して、所望の電流値(設定電流Iout)に対応する電圧値(OUTA+、OUTA-、OUTB+、OUTB-)を出力することができる構成である。ステッピングモータ60wiの設定電流Ioutは、Vref(リファレンス電圧)の設定電圧で決まる。
図4Cに示すOUTA+、OUTB+の波形は、1-2相励磁の場合を示している。ステッピングモータ60wiの速度は、CLK(クロック)信号の立ち上がりエッジのタイミングで決まる。
また、制御部70は、ステッピングモータ60p1~60pn、およびステッピングモータ60w1~60wnの速度を制御する場合、モータドライバ68p1~68pn、およびモータドライバ68w1~68wnから、各ステッピングモータが必要とする電流値に対応する電圧値が出力されるように、Vref(リファレンス電圧)を設定する。
それによって、ステッピングモータ60p1~60pn、およびステッピングモータ60w1~60wnに対して、所定の電圧値がパルス列として、間歇的に印加され、ステッピングモータ60p1~60pn、およびステッピングモータ60w1~60wnに流れる電流値が制御される。
この場合、パルス電圧は、時間的にそのパルス幅が変更されながらステッピングモータ60p1~60pn、およびステッピングモータ60w1~60wnに印加される。上記構成の場合、制御部70が制御する値は電流値であるが、ステッピングモータ60p1~60pn、およびステッピングモータ60w1~60wnそれぞれに対して出力されるのは電圧値となる。
なお、ステッピングモータ60p1~60pn、およびステッピングモータ60w1~60wnそれぞれに電圧値を出力する方法は、上記のような一定の電圧値をパルス列として間歇的に出力する方法に限定されるものではなく、ステッピングモータ60p1~60pn、およびステッピングモータ60w1~60wnに対して出力する電圧値を時間的に可変させる方法でもよい。
(3-1)ステッピングモータ60の速度
本実施形態では、ゲート20が閉状態のときのステッピングモータ60の回転軸の角度位置を0度としたとき、ステッピングモータ60の回転軸が180度回転したとき、ゲート20は全開状態となるように設定されている。したがって、ステッピングモータ60の回転軸の回転角度が0度~180度まで進んだ後、180度から0度まで戻る動作を1サイクルとする。
制御部70では、1サイクルを第1区間から第N区間に区分し、区間ごとに設定された速度を達成できるように、区間ごとにステッピングモータ60に入力される制御信号が設定される。ここで、ステッピングモータ60に入力される制御信号とは、所望の電流値に対応する電圧値である。
図5は、ステッピングモータ60の速度の設定状況を示す表である。このような表示が、制御部70の記憶部に格納されており、制御部70と電気的に接続されているディスプレイ80に表示させることができる。なお、ディスプレイ80は、制御部70への入力が可能であり、設定部としての機能も有する。
なお、図5において、速度の数値の前に付した「+」はステッピングモータ60がゲートを開かせる方向に回転していることを意味し、「-」はステッピングモータ60がゲートを閉じさせる方向に回転していることを意味する。
図5において、表の左から、順に、セクション番号、区間、速度、ホールド時間、スロースタート、スローストップの欄が設けられている。セクション番号は必要に応じて増減する。区間は、180度を100とする百分率(%)で表示されている。速度は、各区間におけるステッピングモータ60の回転軸の回転速度である。
例えば、セクション1は、0~180度のうちの0~80%の区間、すなわち、回転角度0~144度の区間であり、この区間の設定速度が+140r/mである。
次に、セクション1に続くセクション2は、80~100%の区間、すなわち、回転角度144~180度の区間であり、この区間の設定速度が+100r/mである。
次に、セクション2に続くセクション3は、100~50%の区間、すなわち、回転角度180~90度の区間であり、この区間の設定速度が-140r/mである。
次に、セクション3に続くセクション4は、50~30%の区間、すなわち、回転角度90~54度の区間であり、この区間の設定速度が-105r/mである。
次に、セクション4に続くセクション5は、30~10%の区間、すなわち、回転角度54~18度の区間であり、この区間の設定速度が-100r/mである。
そして、セクション5に続くセクション6は、10~0%の区間、すなわち、回転角度18~0度の区間であり、この区間の設定速度が-190r/mである。
なお、ホールド時間、スロースタート、およぶスローストップの項目は本願発明とは関係がないので、ここでは説明を省略する。
(3-2)ステッピングモータ60の電流値
図5では表示されていないが、区間ごとに設定された速度を達成するために、ステッピングモータ60に入力される電流値が区間ごとに設定されており、通常は既定の電流値が適用される。オペレータは、ディスプレイ80に表示された表(図5)の下欄にある[モータ駆動電流パターン設定]のタッチボタン801に触れることによって、ディスプレイ80の表示を図6B(区間ごとの電流値の設定状況を示す表)に示す表へ切り替え、区間ごとの電流値を確認することができる。
図6Aは、ステッピングモータ60の一サイクルにおける、回転角度に対する「機械的要因に起因する電流レベル」および「機械的要因+加速度要因に起因する電流レベル」を示す表である。また、図6Bは、回転角度の区間ごとの電流値の設定状況を示す表である。
なお、図6Aにおいて、速度の数値の前に付した「+」はステッピングモータ60がゲートを開かせる方向に回転していることを意味し、「-」はステッピングモータ60がゲートを閉じさせる方向に回転していることを意味する。
図7は、図6Aおよび図6Bを補足するために、ステッピングモータ60の一サイクルにおける、回転角度に対する「速度」を示すグラフ、回転角度に対する「機械的要因に起因する電流A」を示すグラフ、回転角度に対する「加速度要因に起因する電流B」を示すグラフ、および回転角度に対する「設定電流」を示すグラフを、上から順に並べて一括表示した表である。
図7の最上欄の回転角度に対する「速度」を示すグラフは、図5に示された区間ごとの設定速度を図式化したものである。説明の便宜上、図7の4つの欄を、上から最上欄、第2欄、第3欄、第4欄とよぶ。
なお、図7の第2欄、第3欄および第4欄に記載のグラフの横軸は、ステッピングモータ60が回転した角度を示しており、説明の便宜上、30度間隔で目盛りを付しているが、これは区間を表すものではない。
また、図7の第2欄、第3欄および第4欄に記載のグラフの縦軸は電流レベルを示している。電流レベルとして、低い方から「0」、「+1」、「+2」の3段階の設定が可能である。
例えば、図6Aにおいて、「eco1」の電流レベルは「0」に相当する。また、「half」の電流レベルは「+1」に相当する。また、「full」の電流レベルは「+2」に相当する。
なお、上記において、電流レベル「0」とは、電流値が0アンペアを意味するものではなく、電流値のレベルを示す値である。つまり、基準となる所定の電流値を電流レベル「0」としている。
(3-2-1)機械的要因に起因するステッピングモータ60の必要電流A
ゲート20は、スプリング(図示せず)によって閉方向に付勢されているので、ステッピングモータ60の回転軸がゲート20を開方向に駆動するときはスプリングの負荷がかかるため、電流値が大きくなる。
したがって、0~80%の区間、すなわち、回転角度0~144度の区間で速度+140r/mを維持するためには、さらに細かな区間で電流値を設定する必要がある。
図6Bの左欄は、区間ごとの既定の電流値を示している。図6Bの右欄には、設定変更後における区間ごとの電流値の設定状況を示している。
図6Bの左欄に記載の区間ごとの電流値をグラフ化したものが、図7の第2欄の回転角度に対する「機械的要因に起因する必要電流A」を示すグラフであり、各電流値は、既定値である。
図6B、および図7の第2欄のグラフにおいて、セクション1は、回転角度0~180度のうちの0~15%の区間、すなわち、回転角度0~27度の区間であり、この区間の電流値がeco1に設定されている。電流値の設定は、eco1、halfおよびfullの3段階設定(図7の電流レベルでは、「0」、「+1」、「+2」の3段階設定)であり、eco1<half<fullの大小関係を有している。
次に、セクション2は、15~35%の区間、すなわち、回転角度27~63度の区間であり、この区間の電流値はhalfに設定されている。
次に、セクション3は、35~65%の区間、すなわち、回転角度63~117度の区間であり、この区間の電流値はfullに設定されている。
次に、セクション4は、65~85%の区間、すなわち、回転角度117~153度の区間であり、この区間の電流値がhalfに設定されている。
次に、セクション5は、85~100%の区間、すなわち、回転角度153~180度の区間であり、この区間の電流値がeco1に設定されている。
そして、セクション6は、100~0%の区間、すなわち、回転角度180~0度の区間であり、この区間の電流値はeco1に設定されている。なお、回転角度180~0度の区間はゲート20が開状態から閉状態へ戻る区間であり、スプリングの付勢力を利用することができるので、機械的要因に起因する電流が低く安定している。
一般に、ステッピングモータ60の区間ごとの電流値は、図6Bの左欄、および図7の第2欄に示すように、機械的要因に起因する電流Aを想定して初期設定されている。
ところが、実際にゲート20を動作させる際には、ステッピングモータ60の速度変化(加速度)という要因に起因する電流Bをも想定しなければならず、さもなければ、トルク不足による脱調を招く。
(3-2-2)加速度要因に起因するステッピングモータ60の必要電流B
図7の第3欄のグラフは、回転角度に対する「加速度要因に起因する必要電流B」を示すグラフである。例えば、区間0~11%は、すなわち、回転角度0~20度の区間は、ゲート20が閉状態から開状態に向かって動作を開始するため、ステッピングモータ60が起動する区間であるので、加速するための電流が必要となる。したがって、電流値がfull設定される。
また、75~86%の区間、すなわち、回転角度135~155度の区間は、ゲート20が全開位置で確実に停止するための減速区間であり、制動をかけるための電流が必要となる。したがって、電流値がfull設定される。
また、94~100%の区間、すなわち、回転角度170~180度の区間は、ゲート20を完全に停止させる区間であり、制動をかけるための電流が必要となる。したがって、電流値がfull設定される。
また、100~92%の区間、すなわち、回転角度180~165度の区間は、ゲート20が開状態から閉状態に向かって動作を開始するため、ステッピングモータ60が起動する区間であるので、加速するための電流が必要となる。したがって、電流値がfull設定される。
また、56~42%の区間、すなわち、回転角度100~75度の区間は、ゲート20を減速させる区間であり、制動をかけるための電流が必要となる。したがって、電流値がhalfに設定されている。
そして、17~0%の区間、すなわち、回転角度30~0度の区間は、ゲート20を完全に停止させる区間であり、制動をかけるための電流が必要となる。したがって、電流値がfull設定されている。
したがって、図7において、最上欄のグラフで示された速度を維持するためには、第4欄のグラフで示すように、機械的要因に起因する必要電流Aと加速度要因に起因する必要電流Bを合成して得られる電流値へ設定変更される必要がある。
なお、各区間におけるステッピングモータ60の動作時間には、制御部がVref(リファレンス電圧)を増減して電流レベルを設定してから実際に電流レベルが設定値になるまでの時間、およびステッピングモータ60が加速または減速を開始してから完了するまでの時間が含まれる。
(3-3)ステッピングモータ60の電流値の設定変更
図6Bの右欄は、図7の第4欄のグラフに沿って、区間を設定し、当該区間ごとに電流値を設定変更された結果を示している。
具体的には、図6Bの右欄、および図7の第4欄のグラフにおいて、セクション1は、回転角度0~180度のうちの0~11%の区間、すなわち、回転角度0~20度の区間であり、この区間の電流値がfullに設定される。
次に、セクション2は、11~17%の区間、すなわち、回転角度20~30度の区間であり、この区間の電流値はeco1に設定される。
次に、セクション3は、17~33%の区間、すなわち、回転角度30~60度の区間であり、この区間の電流値はhalfに設定される。
次に、セクション4は、33~67%の区間、すなわち、回転角度60~120度の区間であり、この区間の電流値がfullに設定される。
次に、セクション5は、67~75%の区間、すなわち、回転角度120~135度の区間であり、この区間の電流値がhalfに設定される。
次に、セクション6は、75~86%の区間、すなわち、回転角度135~155度の区間であり、この区間の電流値はfullに設定される。
次に、セクション7は、86~89%の区間、すなわち、回転角度155~160度の区間であり、この区間の電流値はhalfに設定される。
次に、セクション8は、89~94%の区間、すなわち、回転角度160~170度の区間であり、この区間の電流値はeco1に設定される。
次に、セクション9は、94~100%の区間、すなわち、回転角度170~180度の区間であり、この区間の電流値はfullに設定される。
次に、セクション10は、100~92%の区間、すなわち、回転角度180~165度の区間であり、この区間の電流値はfullに設定される。
次に、セクション11は、92~56%の区間、すなわち、回転角度165~100度の区間であり、この区間の電流値はeco1に設定される。
次に、セクション12は、56~42%の区間、すなわち、回転角度100~75度の区間であり、この区間の電流値はhalfに設定される。
次に、セクション13は、42~17%の区間、すなわち、回転角度75~30度の区間であり、この区間の電流値はeco1に設定される。
そして、セクション14は、17~0%の区間、すなわち、回転角度30~0度の区間であり、この区間の電流値はfullに設定される。
(3-4)作用効果
上記の通り、本実施形態では、ステッピングモータ60の回転角度(区間)および速度を設定すること、ステッピングモータ60の回転角度(区間)および電流値を設定すること、速度変化(加速度)に基づき電流値を変更することを、設定部としてのディスプレイ80を介して行うことができる。
そして、ゲート20の開閉速度を設定変更する際に、ステッピングモータ60への入力する制御信号、すなわちステッピングモータ60への入力する電流値が、それに連動して変更される。
例えば、区間ごとにゲート20の開閉速度が図5に示すような速度に設定または変更された場合、それに連動して、区間ごとの電流値が、既定の電流値(図6Bの左欄参照)から適正値(図6Bの右欄および図7の第4欄参照)に変更される。
(4)特徴
(4-1)
組合せ計量装置1では、制御部70が、ステッピングモータ60に入力される制御信号を介してステッピングモータ60を制御する。ステッピングモータ60に入力される制御信号とは、所望の電流値に対応する電圧値である。制御部は、ステッピングモータ60への制御信号を、ゲート20における開閉速度の設定変更に連動して変更する。その結果、ゲート20の動作に必要な電力を供給することが可能となり、省電力化を図ることができる。
(4-2)
組合せ計量装置1は、ゲート20の開閉速度を設定又は変更する設定部として機能するディスプレイ80を備えているので、(既定の)開閉速度が不適切な場合に再設定が可能となる。最適な開閉速度が設定されることによって必要な電力が明確になり、無駄な電力供給を回避し、省電力化を図ることができる。
(4-3)
組合せ計量装置1では、ゲート20における閉状態から開状態までの間が、複数の区間に分けられている。また、ゲートの開閉速度は、その区間ごとに設定される。その結果、その区間におけるゲート20の状態に適した開閉速度を設定することができる。最適な開閉速度が設定されることによって必要な電力が明確になり、無駄な電力供給を回避し、省電力化を図ることができる。
(4-4)
組合せ計量装置1では、ゲート20の開閉速度ごとにステッピングモータ60への制御信号が設定される。開閉速度ごとに対応する制御信号が存在するので、開閉速度が変更されると制御信号が、変更された開閉速度に対応する制御信号に変わるので、自動的に開閉速度が制御される。
(4-5)
組合せ計量装置1では、複数の区間のいずれかの区間においてゲート20の開閉速度が変更されたとき、ゲート20の開閉速度が変更された区間に対応する制御信号のみが変更される。その結果、例えば、無駄に電力が消費されている区間が存在する場合、その区間におけるゲート20の開閉速度の設定値を変更するだけでよい。
(4-6)
組合せ計量装置1では、制御部70が、ゲート20の開閉速度に応じた制御信号を算出する。なお、制御信号の信号値は、予め開閉速度ごとに演算で求めた値をテーブル化してもよい。
(4-7)
組合せ計量装置1では、制御部70は、ゲート20の開閉速度が当初設定された制御信号を生成する際に利用された開閉速度よりも速くなった場合、ステッピングモータ60の電流を大きくするために、Vref(リファレンス電圧)を上げて制御信号の電圧レベルを高くする。また、制御部70は、ゲートの開閉速度が当初設定された制御信号を生成する際に利用された開閉速度よりも遅くなった場合、ステッピングモータ60の電流を小さくするために、Vref(リファレンス電圧)を下げて制御信号の電圧レベルを低くする。
(5)変形例
上記実施形態では、[モータ駆動電流パターン設定]のタッチボタン801に触れることによって、図5のステッピングモータ60の速度の設定状況を示す表から、図6Bの表の左欄又は右欄に記載のモータ駆動電流パターン設定表へ切り替えることができた。
しかし、切り替えなければ、ステッピングモータ60の電流値の設定状況を見ることができないという点において、不便さがあった。そこで、本変形例では、ステッピングモータ60の速度の設定状況と、モータ駆動電流パターン設定状況をまとめて表示する構成としている。
図8は、初期設定段階における区間ごとの電流値の設定状況を示す表である。図8において、表の左から、順に、セクション番号、区間、速度、ホールド時間、スロースタート、スローストップ、およびパワー設定の欄が設けられている。セクション番号は区間数に対応して増減する。区間は、180度を100とする百分率(%)で表示されている。速度は、各区間におけるステッピングモータ60の回転軸の回転速度である。
上記実施形態と同様に、ホールド時間、スロースタート、およぶスローストップの項目は本願発明とは関係がないので、ここでは説明を省略する。
変形例では、区間、その区間における速度を見ながら、パワー設定の欄において、電流値の設定、又は変更をすることができる。
図9Aは、ステッピングモータ60の一サイクルにおける、回転角度に対する「機械的要因に起因する電流レベル」および「機械的要因+加速度要因に起因する電流レベル」を示す表である。また、図9Bは、開閉速度の設定変更後における区間ごとの電流値の設定状況を示す表である。
なお、図8、図9Aおよび図9Bにおいて、速度の数値の前に付した「+」はステッピングモータ60がゲートを開かせる方向に回転していることを意味し、「-」はステッピングモータ60がゲートを閉じさせる方向に回転していることを意味する。
また、図10は、図9Aおよび図9Bを補足するために、ステッピングモータ60の一サイクルにおける、回転角度に対する「速度」を示すグラフ、回転角度に対する「機械的要因に起因する電流A」を示すグラフ、回転角度に対する「加速度要因に起因する電流B」を示すグラフ、および回転角度に対する「設定電流」を示すグラフを、上から順に並べて一括表示した表である。説明の便宜上、図10の4つの欄を、上から最上欄、第2欄、第3欄、第4欄とよぶ。
(5-1)機械的要因に起因するステッピングモータ60の必要電流A
図8の区間ごとの電流値をグラフ化したものが、図10の第2欄の回転角度に対する「機械的要因に起因する必要電流A」を示すグラフであり、各電流値は、既定値である。
図8、および図10の第2欄のグラフにおいて、セクション1は、回転角度0~180度のうちの0~80%の区間、すなわち、回転角度0~144度の区間であり、この区間の電流値がfullに設定されている。電流値の設定は、eco1、halfおよびfullの3段階設定(図10の電流レベルでは、「0」、「+1」、「+2」の3段階設定)であり、eco1<half<fullの大小関係を有している。
次に、セクション2は、80~100%の区間、すなわち、回転角度144~180度の区間であり、この区間の電流値はhalfに設定されている。
次に、セクション3、4および5は、100~10%の区間、すなわち、回転角度180~18度の区間であり、この区間の電流値はeco1に設定されている。
次に、セクション6は、18~0%の区間、すなわち、回転角度18~0度の区間であり、この区間の電流値がfullに設定されている。
(5-2)加速度要因に起因するステッピングモータ60の電流B
図10の第3欄のグラフは、回転角度に対する「加速度要因に起因する必要電流B」を示すグラフである。例えば、80~86%の区間、すなわち、回転角度144~155度の区間は、ゲート20が全開位置で確実に停止するための減速区間であり、制動をかけるための電流が必要となる。したがって、電流値がfullに設定される。
また、86~94%の区間、すなわち、回転角度155~170度の区間は、ゲート20かけた制動を緩和している。したがって、電流値がhalfに設定される。
また、94~100%の区間、すなわち、回転角度170~180度の区間は、ゲート20を完全に停止させる区間であり、制動をかけるための電流が必要となる。したがって、電流値がfull設定される。
また、100~91%の区間、すなわち、回転角度180~165度の区間は、ゲート20が開状態から閉状態に向かって動作を開始するため、ステッピングモータ60が起動する区間であるので、加速するための電流が必要となる。したがって、電流値がfull設定される。
また、56~42%の区間、すなわち、回転角度100~75度の区間は、ゲート20を減速させる区間であり、制動をかけるための電流が必要となる。したがって、電流値がhalfに設定されるべきである。
そして、17~0%の区間、すなわち、回転角度30~0度の区間は、ゲート20を完全に停止させる区間であり、制動をかけるための電流が必要となる。したがって、電流値がfull設定されるべきである。
したがって、図10において、最上欄のグラフで示された速度を維持するためには、第4欄のグラフで示すように、機械的要因に起因する電流Aと加速度要因に起因する電流Bを合成して得られる電流値へ設定変更する必要がある。
(5-3)ステッピングモータ60の電流値の設定変更
図9Bは、図10の第4欄のグラフに沿って、区間を設定し、当該区間ごとに電流値を設定変更した結果を示している。
具体的には、図9B、および図10の第4欄のグラフにおいて、セクション1は、回転角度0~180度のうちの0~80%の区間、すなわち、回転角度0~144度の区間であり、この区間の電流値がfullに設定される。
次に、セクション2は、80~86%の区間、すなわち、回転角度144~170度の区間であり、この区間の電流値はhalfに設定される。
次に、セクション3は、86~100%の区間、すなわち、回転角度170~180度の区間であり、この区間の電流値はfullに設定される。
次に、セクション4は、100~91%の区間、すなわち、回転角度180~165度の区間であり、この区間の電流値がfullに設定される。
次に、セクション5は、91~56%の区間、すなわち、回転角度165~100度の区間であり、この区間の電流値がeco1に設定される。
次に、セクション6は、56~50%の区間、すなわち、回転角度100~90度の区間であり、この区間の電流値はhalfに設定される。
次に、セクション7は、50~42%の区間、すなわち、回転角度90~75度の区間であり、この区間の電流値はhalfに設定される。
次に、セクション8は、42~30%の区間、すなわち、回転角度75~54度の区間であり、この区間の電流値はeco1に設定される。
次に、セクション9は、30~17%の区間、すなわち、回転角度54~30度の区間であり、この区間の電流値はeco1に設定される。
次に、セクション10は、17~11%の区間、すなわち、回転角度30~20度の区間であり、この区間の電流値はfullに設定される。
次に、セクション11は、11~0%の区間、すなわち、回転角度20~0度の区間であり、この区間の電流値はfullに設定される。
上記の通り、本変形例では、ゲート20の開閉速度を設定または設定変更する際に、ステッピングモータ60への入力する制御信号、すなわちステッピングモータ60への入力する電流値を設定または設定変更すれば、それに連動してゲート20の開閉速度が設定または設定変更される。
なお、各区間におけるステッピングモータ60の動作時間には、制御部がVref(リファレンス電圧)を増減して電流レベルを設定してから実際に電流レベルが設定値になるまでの時間、およびステッピングモータ60が加速または減速を開始してから完了するまでの時間が含まれる。
(5-4)作用効果
上記の通り、本変形例では、ステッピングモータ60の回転角度(区間)、速度および電流値を設定すること、ステッピングモータ60の速度変化(加速度)に基づき電流値を変更することを、設定部としてのディスプレイ80を介して行うことができる。
そして、ゲート20の開閉速度を設定変更する際に、ステッピングモータ60への入力する制御信号、すなわちステッピングモータ60への入力する電流値が、連動して変更される。
例えば、区間ごとにゲート20の開閉速度が図8に示すような速度に設定または変更された場合、それに連動して、区間ごとの電流値が、既定の電流値(図8)から適正値(図9Bおよび図10の第4欄参照)に変更される。
(6)変形例の特徴
変形例は、実施形態の特徴をすべて包含する。加えて、ステッピングモータ60の速度の設定状況と、モータ駆動電流パターン設定表をまとめて表示する構成としているので、ステッピングモータ60の速度の設定状況が見ながら、ステッピングモータ60の回転角度(区間)、速度および電流値の設定、ステッピングモータ60の速度変化(加速度)に基づき電流値を設定変更することができる。
(7)その他
組合せ計量装置1では、制御部70が、ゲート20の開閉速度に応じた制御信号を算出してもよい。さらに、制御信号の信号値は、予め開閉速度ごとに演算で求めた値をテーブル化してもよい。
かかる場合、制御部70は、ゲート20の開閉速度が当初設定された制御信号を生成する際に利用された開閉速度よりも速くなった場合、ステッピングモータ60の電流を大きくするために、Vref(リファレンス電圧)を上げて制御信号の電圧レベルを高くすることができる。また、制御部70は、ゲートの開閉速度が当初設定された制御信号を生成する際に利用された開閉速度よりも遅くなった場合、ステッピングモータ60の電流を小さくするために、Vref(リファレンス電圧)を下げて制御信号の電圧レベルを低くすることができる。
また、本実施形態では、クロック入力方式によるモータ制御の一例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、フェーズ入力方式によるモータ制御でも構わないし、それ以外の制御方式でもよい。
1 組合せ計量装置(計量装置)
20 ゲート
20p1~20pn ゲート
20w1~20wn ゲート
60 ステッピングモータ
60p1~60pn ステッピングモータ
60w1~60wn ステッピングモータ
70 制御部
特開2013-167594号公報

Claims (7)

  1. 開閉式のゲートを有し、前記ゲートを開閉することによって、外部から投入された物品を一時的に滞留させ、その後に排出するホッパと、
    前記ゲートを開閉させる駆動部と、
    制御信号を介して前記駆動部への電流値を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記電流値を、前記ゲートにおける開閉速度の設定変更に連動して変更する、
    計量装置。
  2. 前記ゲートの開閉速度を設定又は変更する設定部をさらに備える、
    請求項1に記載の計量装置。
  3. 前記ゲートにおける閉状態から開状態までの間が、複数の区間に分けられ、
    前記ゲートの開閉速度は、前記区間ごとに設定される、
    請求項1又は請求項2に記載の計量装置。
  4. 前記ゲートの開閉速度ごとに前記制御信号が設定される、
    請求項3に記載の計量装置。
  5. 前記複数の区間のいずれかの区間において前記ゲートの開閉速度が変更されたとき、前記ゲートの開閉速度が変更された区間に対応する前記制御信号のみが変更される、
    請求項4に記載の計量装置。
  6. 前記制御部は、前記ゲートの開閉速度に応じた前記制御信号を算出する、
    請求項4に記載の計量装置。
  7. 前記制御部は、
    前記ゲートの開閉速度が、当初設定された前記制御信号を生成する際に利用された開閉速度よりも速くなった場合、前記電流値を大きくし、
    前記ゲートの開閉速度が、当初設定された前記制御信号を生成する際に利用された開閉速度よりも遅くなった場合、前記電流値を小さくする、
    請求項1又は請求項2に記載の計量装置。
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