JP2745144B2 - 定量体積供給の制御方法 - Google Patents

定量体積供給の制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば粉粒体を一定体積分だけ充填するこ
とを目的とする充填機の定量体積供給の制御方法に関す
る。
〔従来の技術〕
従来のこの種の充填機における定量体積供給の制御方
法を第6図を参照して説明する。充填機は、第6図
(a)に示すように供給装置5を有している。この供給
装置5は、スクリュー1をインダクションモータ2で所
定回転数、例えば1回転させることにより、ホッパー3
内の物品、例え粉を1定体積ずつ出口4から排出するも
のである。なお、第6図(a)には示していないが、出
口4には第7図に示すような菊座21が設けられている。
これはスクリュー1が停止したときに粉が出口4からこ
ぼれ落ちる量を一定にするためのものである。また、モ
ータ2にはパルスジェネレータ6が設けられており、こ
れは供給装置5が一定体積ずつ粉を供給するごとに、こ
の一定体積に比例する数のパルス信号を発生する。この
パルス信号を受けて、制御部7がモータ2や供給装置5
の電磁クラッチ10を制御する。この制御部7は、インバ
ータ8と、例えばマイクロコンピュータで構成したコン
トローラ9と、記憶部11とを有している。なお、図示し
ていないが、供給装置5は電磁ブレーキを備えており、
この電磁ブレーキは電磁クラツチ10をオフにした時、オ
ンにされてスクリュー1を停止させたり、電磁クラッチ
10をオンにした時、オフとされてスクリュー1を回転可
能にするものである。
制御部7の記憶部11には、スクリュー1を予め定めた
速度VAで回転させるためにインバータ8に供給するため
の速度制御データが記憶されている。さらに目標充填量
の粉を供給するためのスクリュー1の総回転数に対応し
てパルスジェネレータ6が発生するパルス信号数PTより
も小さく定めた値であるカットポイント値PMも、記憶部
11には記憶されている。このカットポイント値PMは、ス
クリュー1に停止信号を供給してから実際にスクリュー
1が停止するまでにパルスジェネレータ6が発生するパ
ルス信号数POだけ、上述したパルス信号数PTよりも小さ
く設定されている。
コントローラ9がインバータ8に上記の速度制御デー
タを与えると、モータ2が速度VAで回転する。この状態
で電磁クラッチ10をオンにし、電磁ブレーキをオフにす
ると、第6図(b)に示すようにスクリュー1がVAで回
転し、粉の供給が開始される。同時にコントローラ9
は、パルス信号のカウントを開始し、そのカウント値が
カットポイント値PMに達したとき、モータ2を停止さ
せ、電磁クラッチ10をオフにし、電磁ブレーキをオンに
する。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般にこの種の充填機において高い充填精度を得るに
は、(1)ホッパー(3)内の粉等の物品がスクリュー
1の回転に伴って、一定の搬送効率で切り出され、搬送
されるのに最適な回転速度でスクリュー1を回転させる
ことと、(2)スクリュー1の回転中にスクリュー1の
表面、ホッパー3の内壁面及び菊座21に付着或いは堆積
した粉がスクリュー1の停止後に粉の慣性力又は遠心力
によってホッパー3の出口4からこぼれ落ちるが、その
量を一定にすることが必要である。
ところが、粉の比重、粒度、粘着性等の性質によって
は(1)の条件を満足するスクリュー1の回転速度と
(2)の条件を満足するスクリュー1の回転速度とが必
ずしも一致しないという問題がある。
また、別の問題として、物品の供給を停止するために
電磁クラッチ10をオフにすると共に電磁ブレーキをオン
にして回転中のスクリュー1を急停止させた時、毎回の
ブレーキ用摩擦板の滑りの状態及びスクリュー1にかか
る物品の抵抗力の差異等によって、スクリュー1がオー
バーランする回転数にばらつきを生じる。このばらつき
は、スクリュー1の停止直前の回転速度が高い程大きく
なるものであり、この回転速度が高い場合、供給装置5
の供給精度を著しく劣化させるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであ
り、従来よりも目標体積値に近い体積の物品を充填する
ことができる定量体積供給の制御方法を提供しようとす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、供給装置が一定体積の物品を供給するご
とにパルスジェネレータがパルスを発生し、カウント値
が物品の目標体積よりも少なく定めた所定体積に対応す
るカットポイント値になったときに制御部が上記供給装
置に停止信号を発して上記供給装置に目標体積を供給さ
せる定量体積供給の制御方法において、 テスト状態と稼働状態とを含み、 上記テスト状態において、上記供給装置が上記停止信
号を受けてから上記供給装置が物品の供給を終えるまで
の間に上記供給装置に一定な体積の物品を供給させるこ
とができる上記制御部の第1の出力設定値と、一定する
体積流量で物品を上記供給装置に供給させることができ
る上記制御部の第2の出力設定値とを求めてこの第1及
び第2の出力設定値を記憶部に記憶し、 上記稼働状態において、上記カットポイント値より予
め小さく定めた第1の値に上記カウント値がなるまで上
記記憶部に記憶した上記第2の出力設定値で上記制御部
が上記供給装置を駆動させ、その後上記カットポイント
値に上記カウント値がなるまで上記第1の出力設定部で
上記制御部が上記供給装置を駆動させるものである。
そして、上記第1の出力設定値と上記第2の出力設定
値との差が大きい場合、請求項1記載の定量体積供給の
制御方法において、上記第1の値と上記カットポイント
値との間に第2の値を定めて上記記憶部に記憶し、上記
カウント値が上記第1の値を越えて上記第2の値になる
までは上記第2の出力設定値からゆるやかに上記第1の
出力設定値まで変化する出力設定値で上記制御部が上記
供給装置を駆動することにより、物品の定量供給の精度
を更に向上させることができる。
また、請求項(1)及び(2)記載の定量体積供給の
制御方法において、上記稼働状態で供給する物品の体積
を上記目標体積に近づけるために上記稼働状態で上記第
1及び第2の出力設定値を修正し、その値を上記記憶部
に記憶してこの修正した第1及び第2の出力設定値に従
って上記制御部が上記供給装置を駆動させるものとする
のがよい。
〔作用・効果〕
請求項(1)記載の発明は、テスト状態において、供
給装置が制御部の停止信号を受けてから物品を供給し終
えるまでの間に一定な体積の物品を供給することができ
る制御部の第1の出力設定値と、一定な体積流量で供給
装置に物品を供給させることができる制御部の第2の出
力設定値とを求めて記憶部に記憶して、稼働状態におい
て物品の供給開始時に対応するカウント値から第1の値
のカウント値になるまで制御部が供給装置を第2の出力
設定値で駆動させ、その後カットポイント値をカウント
値になるまで供給装置を第1の出力設定値で駆動させる
ので、高精度の定量充填ができるという効果がある。
請求項(2)記載の発明は、第1の値のカウント値と
カットポイント値との間に第2の値のカウント値を定め
て記憶部に記憶し、稼働状態で、カウント値が第1の値
を越えて第2の値になるまでは第2の出力設定値からゆ
るやかに第1の出力設定値まで変化する出力設定値で制
御部が供給装置を駆動させるので、第1の出力設定値と
第2の出力設定値との出力差が大きい場合に出力設定値
の急激な変動による物品の供給流量の乱れを防止するこ
とができ、これによって、請求項(1)記載の発明によ
るよりも更に高精度の定量充填ができるという効果があ
る。
請求項(3)記載の発明は、稼働状態でテスト状態で
求めた第1及び第2の出力設定値に従って供給装置が供
給した物品の体積が目標体積の許容範囲外にある時、供
給体積が許容範囲内になるようにこの第1及び第2の出
力設定値を稼働状態で修正することができるようにした
ものであるから、高精度の定量充填ができるという効果
がある。
〔実 施 例〕 この発明の第1実施例を第1図及び第2図に示す。こ
の実施例に用いる充填機も、従来のものと同様に供給装
置12を有するが、この供給装置12のスクリュー1をサー
ボモータ13で駆動しているので、制御部17内にはインバ
ータ8に代えてサーボアンプ18が設けられ、かつサーボ
モータ13には、これの回転速度を検出するためにタコジ
ェネレータ14が設けられている。サーボモータ13、タコ
ジェネレータ14及びサーボアンプ18によってフィードバ
ック制御が行なわれ、サーボモータ13は、コントローラ
15から与えられた出力設定値に応じた速度で常に回転す
る。
コントローラ15は、パルスジェネレータ6からのパル
ス信号をカウントし、そのカウント値が所定値に達した
とき、サーボアンプ18に供給する出力設定値を変更する
以外、従来のもののコントローラ9と同様に動作する。
そして、この充填機を使用する定量体積の制御方法
は、充填のテスト段階と、稼働段階とを有している。充
填のテスト段階では、まず供給装置12に回転速度を0と
する出力信号を供給してから実際に停止するまでの間に
供給する粉の体積が常に一定となるスクリュー1の回転
速度VBを決定する。そのため、ほぼ目標体積量だけ供給
するためにスクリュー1が回転するカウント値PM′をオ
ーバーランパルス数を見込んで、コントローラ15に設定
する。そして、回転速度VBをあろうと予測される速度
VB′で回転させるためにサーボアンプ18に与える出力設
定値もコントローラ15に設定する。そして、回転速度
VB′で回転させ、カウント値PM′となったときに回転速
度を0する出力信号voを供給することを何回か繰返し、
実際に停止するまでの粉の体積が一定であるか確認す
る。これを回転速度VB′を様々に変更して行ない、回転
速度を0とする信号v0が供給されてから実際に停止する
までの間に供給される粉の体積が一定となる回転速度VB
を決定し、VBで回転させるためにサーボアンプ18に与え
る第1の出力設定値vbを記憶部16に記憶させる。
次に、カウント値PM′より少し小さく任意に選択した
カウント値PA′に達する迄のスクリュー1の最適回転速
度VAを決定する。そのため、PA′をコントローラ15に設
定し、VAと目される様々な回転速度でカウント値がPA
になるまで供給することを何回か繰り返し、最も供給体
積の再現性のよい、すなわち何回供給しても常にカウン
ト値がPA′になったとき一定体積だけ供給することがで
きる速度を回転速度VAと決定し、回転速度VAとするため
にサーボアンプ18に供給する第2の出力設定値vaを記憶
部16に記憶する。そして、PM′とPA′との差Pdも記憶部
16に記憶させる。
そして、仮にPM′をカットポイント値と定めると共
に、PA′を出力設定値をvaからvbに切換える第1の値と
定めて、第2の出力設定値vaでカウント値が第1の値で
あるPA′になるまで供給装置12を運転し、その後に第1
の出力設定値vbで供給装置12を運転し、カウント値がカ
ットポイント値PM′になると、モータ13に回転速度が0
となる出力値v0を供給する。そして、このときに発生し
たオーバーランパルスを見込んで、目標体積の物品を再
現性よく供給でるカットポイント値PMを正規に決定し、
このカットポイント値PMを記憶部16に記憶させる。これ
によってコントローラ15は、カットポイント値PMから先
に記憶させたPdを自動的に減算し、正規位の第1の値PA
を決定する。
そして、稼働段階では、カウント値が第1の値PAに達
するまでは第2図(a)、(b)に示すように回転速度
VAで供給装置12を運転し、その後に回転速度VBで供給装
置12を運転し、カウント値がPMに達した時点でモータ13
に回転速度が0となる出力値v0を供給する。このモータ
停止信号の供給後に若干オーバランして、供給装置12が
停止する。これによって目標体積分だけの粉の供給が完
了する。
第2実施例を第3図を参照して説明する。なお、充填
機は第1図の充填機を使用して説明する。第1実施例
は、稼働状態でカウント値が第1の値PAに到達した時に
コントローラ15がサーボアンプ18の出力設定値vaからvb
に切り換えて、スクリュー1の回転速度をVAからVBに減
速させるものである。従って、スクリュー1の回転速度
VAとVBに大きな速度差がある場合、回転速度がVAからVB
に至る際、スクリュー1がカットポイント値PMからカウ
ント値PTまで回転する間に生じる誤差と同じ様な誤差を
生じることがある。この誤差を解消するために、カット
ポイント値PMと第1の値PAの間に第2の値PBのカウント
値を設定して、カウント値がPAからPBに到達するまでの
間のスクリュー1の回転速度を次に記載するような方法
で緩やかに減速する。ただし、カウント値がOからPA
での間は制御部17の出力設定値をvaとし、PBからPMまで
の間の出力設定値をvbとして、この範囲内の供給装置12
の制御方法は第1実施例と同様とする。
カウント値がPAからPBに到達するまでスクリュー1を
緩やかに減速する第1の方法は、テスト状態で第1の値
PA、第2の値PB、カットポイント値PM、第2及び第1の
出力設定値va、vbを求めた後、本稼働する前の段階で、 をコントローラ15に予め算出させる。ただし、ΔPnが整
数値のパルス数となるようにNを定める。そして、コン
トローラ15が(PA+ΔPn、va−Δvn)、(PA+2ΔPn
va−2Δvn)、……(PA+(N−1)ΔPn、va−(N−
1)Δvn)のカウント値とサーボアンプ18の出力設定値
との対応表を作成し、記憶部16に記憶する。そして、カ
ウント数PがPA<P<PBの範囲内でコントローラ15は、
第3図(a)、(b)に示すようにカウント値がPAから
(PA+ΔPn)までの出力設定値を(va−Δvn)、カウン
ト値が(PA+ΔPn)から(PA+2ΔPn)までの出力設定
値を(va−2Δvn)、……カウント値が(PA+(N−
1)ΔPn)から(PB)までの出力設定値を(va−(−
1)Δvn)としてスクリュー1を回転させる。
第2の方法は、第1の方法と同様にテスト状態でカウ
ント値PA、PB、PM、第2及び第1の出力設定値va、vb
求めた後、本稼働する前の段階で、カウント値PがPA
P≦PBの範囲内でカウント値Pに対応する出力設定値v
を算出する所定の減算式 をコントローラ15に作成させ、この演算式を記憶部16に
記憶させる。この演算式は、例えばv=f(P)なる関
数で表わされる一次以上の高次の演算式とすることもで
きる。なお、この演算式は、カンウント値PがPA≦P≦
PBの範囲内でカウント値Pの増加に伴って出力設定値v
をvaからvbに滑らかに推移させるものであればよい。
また、第1及び第2実施例ではスクリュー1の回転速
度VがVa>VBの場合の例を示したが、粉等の物品の性質
によってはVA<VBの場合もあり、この場合も第1及び第
2実施例と同様にして物品を定量体積供給することがで
きる。
次に、第1及び第2実施例も含めて、スクリュー1の
回転速度VBが高い回転速度である場合、カウント値がカ
ットポイント値PMに到達した時点でコントローラ15が出
力設定値を0に指示してスクリュー1にブレーキをかけ
た時、スクリュー1の回転速度が高い為にブレーキの滑
りが大きく、従ってオーバーランが大きくなり、オーバ
ーランのばらつきも大きくなることがある。このばらつ
きを小さくするには基本的にカットポイント値PMに到達
した時のスクリュー1の回転速度が低速であることが必
要である。この課題を解決する第3実施例を第4図を参
照して説明する。テスト状態でスクリュー1の回転が維
持される最低の回転速度VCとスクリュー1の回転速度VC
に対応するサーボアンプ18の出力設定値vcを求める。こ
れ以外のスクリュー1の回転速度VA、第2の出力設定値
va、第1及び第2のカウント値PA、PC、カットポイント
値PMを第2実施例と同様の充填テストを行って求めて記
憶部16に記憶する。そして、第2実施例と同様の手順で
稼働させる。この制御方法は、カウント値PAからPCまで
の範囲内において、第4図(b)の実線又は一点鎖線で
示すようにカウント値の増加と共にサーボアンプ18の出
力設定値をvaからvcまで減少させて、カウント値がPC
スクリュー1の回転速度をVCにするものであるから、ス
クリュー1のオーバーランを極めて小さくできるので、
そのばらつきも小さくなり、ひいては充填体積量の精度
を向上させることができる。上記の説明で、テスト状態
で出力設定値va、vb、vcおよびカウント値PA、PB、PC
PMを決定したが、稼働状態でも設定値を変更することが
できる。即ち、運転しながらその充填データを確かめな
がら設定値を変更することができる。
なお、本発明による定量体積供給の制御方法の第1乃
至第3実施例を第1図に示す充填機を用いて説明した
が、これ以外の充填機にも適用することができる。例え
ば、その充填機は第1図に示す充填機のスクリュー1の
先端部に皿20を設けたものであり、第5図にその充填機
のホッパー部を示す。この充填機は、スクリュー1を回
転させることによりホッパー3内の物品を降下させて皿
20の上面に供給し、物品を皿20の回転によって遠心方向
に飛ばして皿20の下部に配置した被充填容器に供給す
る。そして、スクリュー1の回転が停止した時、皿20の
上の物品はそれ自身が持つ性質によって決定される第5
図(b)に示す所定の安息角θを保つことによって落下
を停止する。ところで、従来の充填方法は、高速回転す
るスクリュー1をカットポイント値PMで急停止させるた
めにホッパー3の上部の物品が比較的速く下方に降下す
ることによりホッパー3の下部の圧力が高くなること
と、高速回転する皿20が急停止することにより物品の安
息角θのばらつきが大きかった。従って、物品の充填精
度も悪いものであった。しかし、このような充填機にお
いても第1乃至第3実施例で説明した手順に従って、ス
クリュー1の回転速度VA、VB、(VC)、これに対応する
サーボアンプ18の出力設定値va、vb、(Vc)及びカウン
ト値PA、PB、(PC)、PM等を求めて記憶し、この条件で
充填機を稼働することにより充填精度を向上させること
ができる。
なお、第1図乃至第3実施例では、スクリュー1を回
転駆動するためにサーボモータ13とサーボアンプ18とを
使用したが、これらの代りにインダクションモータ2と
インバータ8とを使用することもできる。
また、パルスジェネレータ6が出力するパルス数をコ
ントローラ15がカウントして、このカウント値に基いて
モータ13の回転速度の変速を行ったが、第1実施例のよ
うにサーボアンプ18の出力設定値がvaとvbの2段階であ
る場合は、パルスジェネレータ6を使用しないでモータ
13の回転速度の切り換えのタイミングをタイマーによっ
て時間で検出して、モータ13の変速を行うこともでき
る。
また、第1実施例のパルス数Pd=(PM−PA)、第2実
施例のパルス数Pe=(PM−PB)及び第3実施例のパルス
数Pf=(PM−PC)は、スクリュー1の回転速度がVAから
VB又はVCに減速されるときに生じる回転速度の乱れを解
消して、スクリュー1がカットポイント値PMから停止す
るまでの間に供給する物品の体積量を一定にすることが
できるように設定されているが、充填速度を上げるため
にこの夫々のパルズ数をこれらよりも小さくすることも
できるし、充填速度に余裕がありスクリュー1の回転速
度をVB又はVCで少し長い間安定させた後で停止させるた
めにこの夫々のパルス数をこれらよりも大きくすること
もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例で使用する充填機を示す
図、第2図(a)、(b)は同実施例のパルスのカウン
ト値とスクリューの回転速度との関係と、カウント値と
制御部の出力設定値との関係を示す図、第3図(a)、
(b)、(c)は第2実施例のパルスのカウント値とス
クリューの回転速度との関係と、カウント値と制御部の
出力設定値との関係を示す図、第4図(a)、(b)は
第3実施例のパルスのカウント値とスクリューの回転速
度との関係と、カウント値と制御部の出力設定値との関
係を示す図、第5図(a)、(b)は第1乃至第3実施
例で使用することができる他の充填機のホッパー部を示
す図、第6図(a)は従来の充填方法で使用する充填機
を示す図、第6図(b)は同従来のパルスのカウント値
とスクリューの回転速度との関係を示す図、第7図
(a)、(b)は同従来の充填機に取付けられている菊
座を示す図である。 1……スクリュー、3……ホンパー、6……パルスジェ
ネレータ、12、19……供給装置、16……記憶部、17……
制御部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給装置が一定体積の物品を供給するごと
    にパルスジェネレータがパルスを発生し、カウント値が
    物品の目標体積よりも少なく定めた所定体積に対応する
    カットポイント値になったときに制御部が上記供給装置
    に停止信号を発して上記供給装置に目標体積を供給させ
    る定量体積供給の制御方法において、 テスト状態と稼働状態とを含み、 上記テスト状態において、上記供給装置が上記停止信号
    を受けてから上記供給装置が物品の供給を終えるまでの
    間に上記供給装置に一定な体積の物品を供給させること
    ができる上記制御部の第1の出力設定値と、一定する体
    積流量で物品を上記供給装置に供給させることができる
    上記制御部の第2の出力設定値とを求めてこの第1及び
    第2の出力設定値を記憶部に記憶し、 上記稼働状態において、上記カットポイント値より予め
    小さく定めた第1の値に上記カウント値がなるまで上記
    記憶部に記憶した上記第2の出力設定値で上記制御部が
    上記供給装置を駆動させ、その後上記カットポイント値
    に上記カウント値がなるまで上記第1の出力設定部で上
    記制御部が上記供給装置を駆動させる定量体積供給の制
    御方法。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の定量体積供給の制御方
    法において、上記第1の値と上記カットポイント値との
    間に第2の値を定めて上記記憶部に記憶し、上記カウン
    ト値が上記第1の値を越えて上記第2の値になるまでは
    上記第2の出力設定値からゆるやかに上記第1の出力設
    定値まで変化する出力設定値で上記制御部が上記供給装
    置を駆動することを特徴とする定量体積供給の制御方
    法。
  3. 【請求項3】請求項(1)及び(2)記載の定量体積供
    給の制御方法において、上記稼働状態で供給する物品の
    体積を上記目標体積に近づけるために上記稼働状態で上
    記第1及び第2の出力設定値を修正し、その値を上記記
    憶部に記憶してこの修正した第1及び第2の出力設定値
    に従って上記制御部が上記供給装置を駆動させる定量体
    積供給の制御方法。
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JP2000247445A (ja) * 1999-02-23 2000-09-12 Tekunika:Kk 粉粒体制御装置及びこの装置を備えた粉粒体充填装置

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