JP3090697B2 - 緊急停止装置付き充填機 - Google Patents

緊急停止装置付き充填機

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JP3090697B2
JP3090697B2 JP03027807A JP2780791A JP3090697B2 JP 3090697 B2 JP3090697 B2 JP 3090697B2 JP 03027807 A JP03027807 A JP 03027807A JP 2780791 A JP2780791 A JP 2780791A JP 3090697 B2 JP3090697 B2 JP 3090697B2
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孝橋  徹
武好 長尾
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Yamato Scale Co Ltd
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  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば粉粒体を供給す
る供給装置の供給量が所定の供給量に到達しないときま
たは異常に低下したとき、供給装置を緊急に停止させる
ことができる緊急停止装置付き充填機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばオーガー式の粉粒体定量充
填機において、オーガースクリューとこれを収容するケ
ーシングとの間等に粉粒体が詰まったとき、オーガース
クリューの回転を緊急に停止させる緊急停止装置が特開
平2−57503号公報に掲載されている。
【0003】この緊急停止装置が取り付けられているオ
ーガー式充填機は、下端にオーガーケーシングが結合さ
れているホッパを有している。このホッパには粉末が収
容されており、オーガーケーシング内にはサーボモータ
の回転軸に連結されているオーガースクリューが配置さ
れている。そして、サーボモータがオーガースクリュー
を回転駆動し、オーガースクリューの回転角に対応する
量の粉末をオーガーケーシングの下側開口部から排出し
て容器等に所定量の粉末を充填することができる。
【0004】そして、このオーガースクリューの緊急停
止装置は、サーボモータの回転を停止させる制御回路を
備えている。ここで、オーガーケーシング内に粉末が詰
まらずに正常な状態で1つの容器に対して所定量の粉末
を充填する為に必要とするサーボモータの理論回転時間
を図11に示すT1 とする。制御回路は、このT1 時間
の経過時より、所定の異常検出時間TXを経過した時点
x で、サーボモータが回転している時、つまり、例え
ばオーガースクリューとオーガーケーシングとの間、ま
たはオーガースクリューとオーガーケーシングの下端開
口部に設けられているスクリーンとの間に粉末が詰まっ
た為に図11に示すtX 時点で未だ所定量の粉末が充填
されておらず、サーボモータが回転している時、サーボ
モータの回転を停止させるものである。このように、オ
ーガーケーシング内で粉末が詰まったときに、サーボモ
ータの回転を停止させることにより、オーガースクリュ
ーまたはスクリーン等の破損を防止しょうとするもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記オーガースクリュ
ーの緊急停止装置は、サーボモータが起動し始めてから
理論回転時間T1 +異常検出時間TX を経過した時点で
X で、サーボモータが回転しているか否かを監視する
ものである。つまり、異常が発生した時点で直ちにサー
ボモータを停止させることができず、従って、第8図に
示すように異常が発生した時点から監視時点tX までの
E 時間サーボモータを回転させているので、この間に
オーガースクリューまたはスクリーンが破損することが
あるという問題がある。
【0006】また、このオーガー式充填機が定重量充填
機である場合は、オーガーケーシング内に粉末が詰まら
ずに正常状態で一定重量の粉末を充填したときであって
も、粉末の密度のばらつきにより充填時間T1 のばらつ
きが大きくなることがある。その為に、上記監視時点t
X でサーボモータが回転しているからといっても、オー
ガーケーシング内に粉末が詰まっていると判断すること
ができないという問題がある。
【0007】更に、従来の緊急停止装置では、充填スタ
ート時に異常が発生して、オーガースクリューの回転速
度が予定した速度に上昇しない場合や、全く回転しない
場合の異常を検出することができないという問題があ
る。
【0008】本発明は、上記課題を解決する緊急停止装
置付きを充填機を提供しようとするものである。
【0009】
【発明の概要】第1の発明は、供給装置による物品の供
給及び供給の停止を行うことにより所定体積または所定
重量の物品を充填する充填機において、供給装置による
物品の供給量に比例する数のパルスをパルスジェネレー
タが発生する。そして、カウント手段がパルスジェネレ
ータの所定時間当たりに発生するパルス数を繰り返しカ
ウントする。なお、このカウント手段がパルス数を繰り
返しカウントする時間間隔は、供給装置による所定体積
または所定重量の物品の供給時間に比べて十分短い時間
である。このカウント手段が上記パルス数のカウント値
を得るごとに、前回または前回より前に得られたカウン
ト値Cn またはCn-a と今回得られたカウント値Cn+1
との偏差ΔDn+1 (ΔDn+1 =Cn −Cn+1 またはC
n-a −Cn+1 )または比率をΔDn+1 ′(ΔDn+1 ′=
n /Cn+1 またはCn-a /Cn+1 )を演算手段が算出
する。そして、演算手段が偏差ΔDn+1 または比率ΔD
n+1 ′を算出するごとに、判定手段がこの演算手段の算
出した偏差ΔDn+1 と予め定めた第1の偏差の許容値と
を比較し、算出した偏差ΔDn+1 の方が第1の偏差の許
容値よりも大きいと判定したとき、または上記算出した
比率ΔDn+1 ′と予め定めた第1の比率の許容値とを比
較し、算出した比率ΔDn+1 ′の方が第1の比率の許容
値よりも大きいと判定したときに、供給装置による物品
の供給を停止させる。つまり、供給装置が物品を供給し
ている際、微少時間ごとに、供給装置の所定時間当たり
の物品供給量(以下、単に「物品供給量」という。)を
監視して、物品供給量の減少する変化量が許容値以上で
あると判定手段が判定したとき、直ちに供給装置を停止
させることができる。
【0010】第2の発明は、第1の発明において第1の
発明の演算手段と置き換えた演算手段が今回得られたカ
ウント値Cn+1 と前回または前回よりも前に得られたカ
ウント値Cn またはCn-a との偏差ΔFn+1 (ΔFn+1
=Cn+1 −CnまたはCn+1 −Cn-a )または比率ΔF
n+1 ′(ΔFn+1 ′=Cn+1 /Cn またはCn+1 /C
n-a )を算出する。そして、演算手段が偏差ΔFn+1
たは比率ΔFn+1 ′を算出するごとに、第1の発明の判
定手段と置き換えられた判定手段がこの偏差ΔFn+1
予め定めた第2の偏差の許容値とを比較して、算出した
偏差ΔFn+1 が第2の偏差の許容値よりも小さいと判定
したとき、または比率ΔFn+1 ′と予め定めた第2の比
率の許容値とを比較して、算出した比率ΔFn+1 ′が第
2の比率の許容値よりも小さいと判定したときに、供給
装置による物品の供給を停止させる。
【0011】第3の発明は、第1の発明と同等の供給装
置、パルスジェネレータ、カウント手段を備えている。
ただし、第3の発明には、予め定めた第1の基準値CC
を記憶する記憶手段が設けられている。そして、パルス
ジェネレータが所定時間当たり発生するパルス数のカウ
ント値をカウント手段が繰り返し得るごとに、記憶部に
記憶されている第1の基準値CC と今回得られたカウン
ト値Cn との偏差ΔEn (ΔEn =CC −Cn )または
比率ΔEn ′(ΔEn′=CC /Cn )を演算手段が算
出する。そして、判定手段は、第1の発明と同様にし
て、この演算手段の算出した上記偏差ΔEn の方が予め
定めた第3の偏差の許容値よりも大きいと判定したと
き、または、算出した上記比率ΔEn ′の方が予め定め
た第3の比率の許容値よりも大きいと判定したときに、
供給装置による物品の供給を停止させる。これにより、
供給装置が物品を供給している際、微少時間ごとに、供
給装置の物品供給量を監視して、物品供給量が許容値以
下に減少していると判定手段が判定したとき、直ちに供
給装置を停止させるようにすることができる。
【0012】第4の発明は、第3の発明において第3の
発明の演算手段と置き換えられた演算手段が今回得られ
たカウント値Cn と第1の基準値CC との偏差ΔG
n (ΔGn =Cn −CC )または比率ΔGn ′(Δ
n ′=Cn/CC )を算出する。そして、演算手段が
偏差ΔGn または比率ΔGn ′を算出するごとに、第3
の発明の判定手段と置き換えられた判定手段が偏差ΔG
n と予め定めた第4の偏差の許容値とを比較して、算出
した偏差ΔGn が第4の偏差の許容値よりも小さいと判
定したときまたは比率ΔGn ′と予め定めた第4の比率
の許容値とを比較して、算出した比率ΔGn ′が第4の
比率の許容値よりも小さいと判定したときに、供給装置
による物品の供給を停止させる。
【0013】第5の発明は、第1の発明と同等の供給装
置、パルスジェネレータ、カウント手段を備えている。
ただし、第5の発明には、供給装置が一定体積または一
定重量の物品を繰り返して充填する度に各充填開始時点
から経過する時間を計る計時手段を備えている。そし
て、この計時手段により計られた時間が所定の判定時間
となった時、この時点のカウント手段によるカウント値
と予め定めた下限値とを判定手段が比較して、判定時間
経過時点のカウント値がこの下限値よりも小さいと判定
したときに供給装置による物品の供給を停止させる。つ
まり、充填開始時点から上記判定時間経過するまでの間
で、供給装置に異常が発生して、供給量が所定の下限値
に対応する下限の供給量まで上昇しない場合、この判定
時間経過直後に供給装置を緊急に停止させる。
【0014】第6の発明は、第1の発明と同等の供給装
置、パルスジェネレータ、カウント手段を備えている。
ただし、第6の発明には、予め定めた第2の基準値Cm
を記憶する記憶手段が設けられている。そして、パルス
ジェネレータが所定時間当たりに発生するパルス数のカ
ウント値をカウント手段が繰り返し得るごとに、供給変
化量演算手段が、前回または前回より前に得られたカウ
ント値Cn またはCn-a と今回得られたカウント値C
n+1 との偏差の絶対値|ΔDn+1 |または比率Δ
n+1 ′を算出する。そして、供給量判定手段が、この
供給変化量演算手段の算出した偏差の絶対値|ΔDn+1
|と予め定めた第5の偏差の許容値とを比較して、偏差
の絶対値|ΔDn+1 |が第5の偏差の許容値よりも小さ
いと判定したときまたは比率ΔDn+1 ′が予め定めた第
5の比率の許容値の範囲内であると判定したとき、供給
装置の所定時間当たりの物品供給量が一定であると判定
する。また、供給装置が所定体積または所定重量の物品
を繰り返して充填する各充填期間において、物品供給量
が一定であると供給量判定手段が最初に判定したとき、
正常異常演算手段が、記憶部に記憶されている第2の基
準値Ck と今回得られたカウント値Cn+1 との偏差の絶
対値|ΔHn+1 |(|ΔHn+1 |=|Ck −Cn+1 |)
または比率ΔHn+1 ′(ΔHn+1 ′=Ck /Cn+1 )を
算出する。そして、正常異常判定手段が、正常異常演算
手段の算出した偏差の絶対値|ΔHn+1 |と予め定めた
第6の偏差の許容値とを比較して、算出した偏差の絶対
値|ΔHn+1 |が第6の偏差の許容値よりも大きいと判
定したときまたは比率ΔHn+1 ′が予め定めた第6の比
率の許容値の範囲外であると判定したときに、供給装置
による物品の供給を停止させる。つまり、充填開始時点
から供給量が略一定となるまでの間で、供給装置に異常
が発生して供給量が第2の基準値に対応する供給量に対
して過大であったりまたは過少であるとき、供給量が略
一定となった直後に供給装置を緊急に停止させ
【0015】第7の発明は、第6の発明において供給量
判定手段が供給装置の所定時間当たりの物品供給量が一
定であると判定したとき、第6の発明の正常異常演算手
段と置き換えた正常異常演算手段が、偏差の絶対値|Δ
n+1 |(|ΔHn+1 |=|Ck −Cn+1 |)または比
率ΔIn+1 (ΔIn+1 =Cn+1 /Ck )を算出し、第6
の発明の正常異常判定手段と置き換えた正常異常判定手
段が、正常異常演算手段の算出した偏差の絶対値|ΔH
n+1 |と予め定めた第6の偏差の許容値とを比較して算
出した偏差の絶対値|ΔHn+1 |が第6の偏差の許容値
よりも大きいと判定したときまたは比率ΔIn+1 が予め
定めた第7の比率の許容値の範囲外であると判定したと
きに供給装置による物品の供給を停止させる。
【0016】
【実施例】第1実施例は、定量体積充填(または定重量
充填)に使用される粉体充填機に緊急停止装置を設けた
ものである。この実施例は、図1に示すような供給装置
5を有している。この供給装置5は、オーガースクリュ
ー1(以下、スクリュー1という。)をインダクション
モータ13で所定回点数、例えば1回転させることによ
り、ホッパー3内の物品、例えば粉を一定体積ずつ出口
4から排出するものである。この出口4には図2に示す
ような菊座21が設けられている。この菊座21は、ス
クリュー1が停止したときに粉が出口4からこぼれ落ち
る量を一定にするためのものである。また、スクリュー
1の軸には、ギヤ22、23を介してパルスジェネレー
タ(PG)6が設けられており、これは供給装置5が一
定体積ずつ粉を供給するごとに、この一定体積に比例す
る数のパルス信号を発生する。このパルスジェネレータ
6は、制御部17のI/O(入出力装置)24と接続
し、パルス信号がI/O24に割り込み入力する。そし
て、I/O24には各種指令信号及び設定データを制御
部17に入力するキースイッチ25とクロックパルス・
ジェネレータ(CLG)14も接続されている。このク
ロックパルス・ジェネレータ14は、一定時間間隔ごと
にパルスをI/O24に割り込み信号として入力する。
この制御部17は、I/O24と接続するモータ制御部
26(例えばインバータ)、CPU(中央処理部)15
及び記憶部16を有している。
【0017】記憶部16には、スクリュー1を予め定め
た速度VA で回転させるためにモータ制御部26に供給
するための速度制御データが記憶されている。更に、記
憶部16には、ソフトウェアーカウンタである。カウン
タTPC、カウンタTEC及びカウンタTMRが設けら
れている。
【0018】カウンタTPCは、供給装置5が一定体積
の粉を容器等に充填することができるようにパルスジェ
ネレータ6からの入力パルスをカウントする。つまり、
目標充填の粉を供給するためのスクリュー1の総回転数
に対応してパルスジェネレータ6が発生するパルス信号
数よりも小さく定めた値であるカットポイント値CP
記憶部16に記憶されており、カウント値がこのカット
ポイント値CP になると、CPU15がI/O24を介
してクラッチドライバ回路27に電磁クラッチ10をオ
フにする信号を出力する。このカットポイント値C
P は、モータ制御部26に停止信号を供給してから実際
にスクリュー1が停止するまでにパルスジェネレータ6
が発生するパルス信号だけ、上述したパルス信号数より
も小さく設定している。つまり、図3に示すようにモー
タ13は時間Tn1+Ta の間スクリュー1を駆動し、ス
クリュー1が時間Tn2の間オーバーランする。なお、図
1には示していないが、供給装置5は、電磁ブレーキを
備えており、この電磁ブレーキは電磁クラッチ10をオ
フにした時、オンにされてスクリュー1を停止させた
り、電磁クラッチ10をオンにした時、オフとされてス
クリュー1を回転可能にするものである。
【0019】カウンタTMRは、クロックパルス・ジェ
ネレータ14からの入力パルスをカウントするものであ
る。
【0020】カウンタTECは、カウンタTPCと同様
にパルスジェネレータ6からの入力パルスをカウント
し、本発明の目的とするスクリュー1の回転速度の異常
を検出する為に使用するカウンタである。CPU15
は、図4に示すようにカウンタTMRがカウント値TR
をカウントするごとに、その間にパルスジェネレータ6
からカウンタTECに入力したパルス数(C1 、C2
……、Cn 、Cn+1 、……)を読み込む。ただし、nは
自然数である。
【0021】ただし、CPU15は、図1に示すR1
インから割り込み入力があると、I1 、I2 のいずれの
ラインからの入力かを判断して、その入力に応じた処理
をする。そして、CPU15がI1、I2 のラインにつ
いて2本同時に入力信号を処理中に、または1本の入力
信号を処理中に他方のラインから割り込み入力があれ
ば、一旦、I/O24がその信号を記憶しておき、CP
U15が先の入力信号の処理をした後にI/O24がR
1 ラインに割り込み信号を発生させ、その割り込み信号
に対応した処理をCPU15が行う。
【0022】更に、CPU15は演算手段と判定手段を
備えている。
【0023】演算手段は、カウンタTECが上記パルス
数(C1 、C2 、……、Cn 、Cn+1 、……)のカウン
ト値を得るごとに、前回に得られたカウント値(例えば
1 )と今回得られたカウント値(例えばC2 )との偏
差(例えばΔD2 )を算出するものである。すなわち、 ΔD2 =C1 −C2 と演算する。同様にして、ΔD3 =C2 −C3 、……、
ΔDn+1 =Cn −Cn+1 、……と、充填中において逐
次、前回のカウント値と今回のカウント値との偏差を算
出する。
【0024】判定手段は、演算手段が偏差ΔD2 、ΔD
3 、……、ΔDn 、……を算出するごとに偏差(例えば
ΔD2 )と予め定めた第1の偏差の許容値CT とを比較
して、偏差(ΔD2 )が第1の偏差の許容値CT よりも
大きいと判定したときに、供給装置5の物品の供給を停
止させる信号をクラッチドライバ回路27等に出力す
る。この第1の偏差の許容値CT は、時間TR でのスク
リュー1の回転数に対応するパルス数の許容減少量(パ
ルス数)である。つまり、充填中に粉が例えばスクリュ
ー1とホッパの間に詰まり、スクリュー1の回転速度が
低下すると、 Cn >Cn+1 となり、ΔDn+1 (=Cn −Cn+1 )は正の値とな
る。このΔDn+1 について、 ΔDn+1 >CT が成立したときは、スクリュー1の回転数の減少量が許
容値以上であると判断し、緊急にクラッチ10をオフに
してスクリュー1を停止させる。
【0025】次に、この緊急停止装置付き充填機の動作
を図5のフローチャートを参照して説明する。まず、キ
ースイッチ25を操作してモータ13の起動信号をI/
O24を介してCPU15に入力すると、CPU15が
モータ制御部26に上記の速度制御データを与え、モー
タ13が所定速度で回転する。この状態で電磁クラッチ
10をオンすると、図3に示すようにスクリュー1がV
A で回転し、粉の供給が開始される。ただし、充填開始
時はカウンタTPC、TEC及びTMRのカウント値は
0にクリアされており、充填開始と同時にそれぞれの入
力パルス信号のカウントを開始する。つまり、図5のフ
ローチャートに示すように、パルス信号が入力すると、
CPU15はパルスジェネレータ6からのパルス信号で
あるか否かを判断し(ステップ100)、パルスジェネ
レータ6からのパルス信号でありYESであると、カウ
ンタTPC、TECのカウント値K1 、K2 をそれぞれ
1だけ加算する(ステップ102、104)。そして、
パルスジェネレータ6からのパルス信号が次々に入力
し、カウンタTPCのカウント値K1 がカットポイント
値CP に達したときは(ステップ106)、カウンタT
PC、TECおよびTMRのカウント値を0にクリアし
(ステップ108)、電磁クラッチ10をオフにする信
号等をクラッチドライバ回路27に出力する(ステップ
110)。これにより、定量体積の粉を供給装置5から
排出して、例えば容器に充填することができる。
【0026】ただし、ステップ100において、クロッ
クパルス・ジェネレータ14からパルス信号が入力した
とき(NOであるとき)は、CPU15はカウンタTM
Rのカウント値K3 を1だけ加算する(ステップ11
2)。そして、パルスジェネレータ6からのパルス信号
が次々に入力し、カウンタTMRのカウント値K3 がT
R となり、検出時間に達したときは( ステップ11
4)、その時点におけるカウンタTECのカウント値K
2 =Cn+1 (ただし、nは自然数である。)をこのカウ
ンタTECの前回のカウント値K2 =Cn から減算して
偏差ΔDn+1 を算出し(ステップ116)、このカウン
ト値Cn+1 を一旦、記憶部16の別のアドレスへ移し
(ステップ118)、カウンタTEC、TMRのカウン
ト値を0にクリアする(ステップ120)。そして、Δ
n+1 が第1の偏差の許容値CT よりも大きいか否かを
判断し(ステップ122)、ΔDn+1 >CT であり、Y
ESであると、スクリュー1の回転速度が許容減少量以
上に低下しているので、電磁クラッチ10をオフにする
信号等をクラッチドライバ回路27に出力し、スクリュ
ー1を緊急停止させると共にカウンタTPCのカウント
値K1を0にクリアする(ステップ124、126)。
従って、図3に示すように異常が発生した直後、破線で
示すようにスクリュー1の回転速度が0となり、菊座2
1及びスクリュー1等の破損を防止することができる。
なお、ステップ122において、ΔDn+1 ≦CT であ
り、NOであるときは、スクリュー1を停止させない
で、ステップ100で改めて次の入力パルスからそれぞ
れカウントを開始する。
【0027】ただし、第1実施例において、ステップ1
16でカウンタTECのカウント値のCn −Cn+1 を演
算して偏差ΔDn+1 を算出し、ステップ122でΔD
n+1 >CT であるか否かを判断したが、これに換えてス
テップ116でカウンタTECのカウント値のCn /C
n+1 を演算して比率ΔDn+1 ′を算出し、ステップ12
2で比率ΔDn+1 ′>CT ′であるか否かを判断するこ
とができる。そしてΔDn+1 ′>CT ′であるときにス
クリュー1を緊急停止させることができる。このCT
は請求項(1) に記載の第1の比率の許容値である。
【0028】そして、ステップ116でカウンタTEC
のカウント値のCn(前回のカウント値)−Cn+1 (今
回のカウント値)を演算して偏差ΔDn+1 を算出した
が、これに換えてステップ116でカウンタTECのカ
ウント値のCn-1 (前々回のカウント値)−Cn+1 (今
回のカウント値)を演算して偏差ΔDn+1 を算出しても
よい。
【0029】更に、上記実施例において、インダクショ
ンモータ13を使用し、モータ制御部26をインバータ
としたが、インダクションモータ13に換えてサーボモ
ータ13を使用し、モータ制御部26をサーボアンプと
すると共にスクリュー1の起動、停止をクラッチ10を
使用せずに直接サーボモータ13を起動、停止させて充
填を行うようにすることができる。このようにサーボモ
ータ13を使用する充填機は一定重量の物品を充填する
際に使用され、図6に示すようにスタートから停止のタ
イミングにかけてスクリュー1の回転速度を徐々に減少
させながら物品を充填する。これは物品の容器への投入
によって計重機に発生する振動を押さえ、計量精度を高
める為である。ただし、スクリュー1の回転速度を強制
的に減少させることにより、ステップ122でこのスク
リュー1の減速を異常と判断しないような第1の偏差の
許容値CT を決定する必要がある。
【0030】次に、第2実施例を説明する。第2実施例
と第1実施例とは図5に示すステップ116、122が
相異しており、その他は同等である。つまり、第1実施
例において、ステップ116でパルスジェネレータ6が
前回のカウント値TR 当たりに発生したパルス数Cn
ら今回のカウント値TR 当たりに発生したパルス数C
n+1 を減算してΔDn+1 を算出し、ステップ122でΔ
n+1 >CT であるか否かを判断し、ΔDn+1 >CT
あるときにスクリュー1を緊急停止させたが、これに換
えて、予め定めた計量条件にてテストすることにより、
図3に示すTa 区間における平均的な積算パルス数ΣC
を求めておき(近似的にT1 区間の積算パルス数でもよ
い。)、 ΣC・TR /Ta =CC を算出し、CC を区間TR の基準パルス数(請求項(3)
に記載の第1の基準値)、即ちスクリュー1の基準回転
速度値とし、充填時間中の一定カウント時間Ta ごとに
得られるカウンタTECのカウント値Cn との間で、 偏差ΔEn =CC −Cn を演算し、又は 比率ΔEn ′=CC /Cn をステップ116で演算し、ステップ122で偏差ΔE
n >CUであるか否かを判断し(または、比率ΔEn
>CU ′であるか否かを判断し)、ΔEn >CU である
ときに(または、ΔEn ′>CU ′であるときに)、ス
クリュー1を緊急停止させることができる。このCU
U ′は請求項(3) に記載の第3の偏差の許容値、第3
の比率の許容値である。
【0031】ただし、第1実施例において、ステップ1
16で偏差ΔDn+1 または比率ΔDn+1 ′を算出せず
に、カウンタTECで今回得られたカウント値Cn+1
前回または前回よりも前に得られたカウント値Cn また
はCn-a との偏差ΔFn+1 (ΔFn+1 =Cn+1 −Cn
たはCn+1 −Cn-a )または比率ΔFn+1 ′(Δ
n+1 ′=Cn+1 /Cn またはCn+1 /Cn-a )を算出
させることができる。そして、ステップ122で偏差Δ
n+1 と第1の偏差の許容値CT または比率ΔDn+1
と第1の比率の許容値CT ′を比較してどちらが大きい
かを判定させずに、ステップ116で偏差ΔFn+1 また
は比率ΔFn+1 ′を算出するごとに、偏差ΔFn+1 と予
め定めた第2の偏差の許容値(請求項2に記載の第2の
偏差の許容値)とを比較して、算出した偏差ΔFn+1
第2の偏差の許容値よりも小さいと判定したとき、また
は比率ΔFn+1 ′と予め定めた第2の比率の許容値(請
求項2に記載の第2の比率の許容値)とを比較して、算
出した比率ΔFn+1 ′が第2の比率の許容値よりも小さ
いと判定したときに、ステップ124で供給装置5によ
る物品の供給を停止させることができる。
【0032】そして、第2実施例において、ステップ1
16で偏差ΔEn または比率ΔEn ′を算出せずに、カ
ウンタTECで今回得られたカウント値Cn と第1の基
準値CC との偏差ΔGn (ΔGn =Cn −CC )または
比率ΔGn ′(ΔGn ′=Cn /CC )を算出させるこ
とができる。そして、ステップ122で偏差ΔEn と第
3の偏差の許容値CU または比率ΔEn ′と第3の比率
の許容値CU ′を比較してどちらが大きいかを判定せず
に、ステップ116で偏差ΔGn または比率ΔGn ′を
算出するごとに、偏差ΔGn と予め定めた第4の偏差の
許容値(請求項4に記載の第4の偏差の許容値)とを比
較して、算出した偏差ΔGn が第4の偏差の許容値より
も小さいと判定したとき、または比率ΔGn ′と予め定
めた第4の比率の許容値(請求項4に記載の第4の比率
の許容値)とを比較して、算出した比率ΔGn ′が第4
の比率の許容値よりも小さいと判定したときに、ステッ
プ124で供給装置5による物品の供給を停止させるこ
とができる。
【0033】第3実施例を図8及び図9を参照して説明
する。第3実施例は、充填初期において、スクリュー1
の回転速度が図8に示す所定の回転速度Vmまで上昇し
ない場合、供給装置5に異常が発生したと判断して、ス
クリュー1を緊急に停止させる機能を第1実施例に付加
した緊急停止装置付き充填機である。この実施例の同充
填機は、図1に示す記憶部16にカウンタTSC(請求
項5に記載の計時手段)を増設し、CPU15に新たな
判定手段を増設したものである。
【0034】カウンタTSCは、図8に示すように供給
装置5が一定体積の物品を繰り返して充填する度に、各
充填の開始時点から経過する時間を計る為のものであ
る。つまり、クロックパルス・ジェネレータ14からの
入力パルスをカウントして、設定されたカウント値とな
ったとき、このカウント値と対応する例えば時間TS
計ることができる。なお、時間TS は、正常な充填状態
でスクリュー1が回転し始めてから回転速度が略一定に
なるまでの時間である。
【0035】判定手段は、カウンタTSCにより計られ
た時間が時間TS となった時、この時点で第1実施例で
説明したカウンタTECのカウント値Cn (スクリュー
1の回転速度に対応する値)を読み込み、このカウント
値Cn と予め設定した下限のカウント値Cm (図8に示
すスクリュー1の回転速度の下限値Vm に対応する値)
とを比較する。そして、カウンタTECのカウント値C
n が下限のカウント値Cm よりも小さいと判定したとき
に供給装置5による物品の供給を停止させる。つまり、
正常充填されておれば、充填開始時点から時間TS 経過
後にはスクリュー1の回転速度がVm 以上となるはずで
あるが、充填開始直後にスクリュー1等に異常が発生し
たときはスクリュー1の回転速度がVm 以上に上がらな
いことに鑑みて、上記のようにカウント値Cn が下限の
カウント値Cm よりも小さいと判定手段が判定したとき
は、スクリュー1等に異常が発生したと判断して、供給
装置5を停止させ、これにより、スクリュー1等の破損
を防止することができる。
【0036】次に、この緊急停止装置付き充填機の動作
を図9のフローチャートを参照して説明する。この図9
のフローチャートは、図5のフローチャートのステップ
108でカウンタTPC、TEC、TMR及び新たに設
けたカウンタTSCのカウント値をそれぞれ0にクリア
させるようにしてある。そして、図5のステップ112
と114の間にステップ200を設け、ステップ120
と122の間にステップ202、204を設けてある。
更に、ステップ126でカウンタTPC及びカウンタT
SCのカウント値をそれぞれ0にクリアさせるようにも
してある。その他のステップは、図5と同等であり、第
1実施例で説明した動作と同等の動作をするので、その
説明を省略する。
【0037】まず、供給装置5による物品の充填中にお
いて、クロックパルス・ジェネレータ14からパルス信
号が入力したときに(ステップ100がNOであると
き)、CPU15がステップ112を実行すると共にカ
ウンタTSCのカウント値K4 を1だけ加算することに
より(ステップ200)、充填開始から経過する時間を
計る。そして、ステップ114ないし120を実行し、
カウンタTSCのカウント値K4 がTS となった時に
(ステップ202)、カウンタTECのカウント値Cn
(スクリュー1の回転速度に対応する値)を読み込み、
このカウント値Cn と予め設定した下限のカウント値C
m (図8に示すスクリュー1の回転速度の下限値Vm
対応する値)とを比較する(ステップ204)。そし
て、カウント値Cn が下限のカウント値Cm よりも小さ
いと判定したときは、例えばスクリュー1とホッパ3と
の間に異物が引っ掛かりスクリュー1が所定の回転速度
m に上昇することができず、異常が発生したと判断し
て、供給装置5を停止させる。ただし、ステップ204
においてカウント値Cn がCm より大きいと判定したと
きは、異常がないと判断してステップ122以降の各ス
テップを実行する。そして、ステップ202において充
填開始後の経過時間がTS 以外の時間帯である場合はス
テップ204を実行しない。従って、充填の1周期にお
いて1度だけCn >Cm であるか否かを判断する。な
お、ステップ108、126でカウンタTSCのカウン
ト値K4 を0にクリアすることにより、次回の充填でカ
ウントを1から開始することができる。
【0038】第4実施例を図10を参照して説明する。
第4実施例は、充填初期において、スクリュー1の回転
速度が略一定の回転速度VA となったとき、この回転速
度VA と所定の回転速度Vk (図示せず)との偏差の絶
対値と対応する|ΔHn+1 |を算出する。そして、この
偏差の絶対値|ΔHn+1 |が請求項6に記載の第6の偏
差の許容値Cf よりも大きいと判定したとき、異常が発
生したと判断して、スクリュー1を緊急に停止させる機
能を第1実施例に付加した緊急停止装置付き充填機であ
る。この実施例の同充填機は、図1に示すCPU15に
供給変化量演算手段、供給量判定手段、正常異常演算手
段及び正常異常判定手段が増設されている。そして、記
憶部16には、第2の基準値Ck が記憶されている。
【0039】供給変化量演算手段は、カウンタTECの
カウント値を得るごとに前回に得られたカウント値Cn
と今回得られたカウント値Cn+1 との偏差の絶対値|Δ
n+1 |を算出する。これにより、カウンタTECがカ
ウント値を得るごとにスクリュー1の回転速度の変化量
(以下、単に変化量という。)に対応する値を算出する
ことができる。
【0040】供給量判定手段は、この供給変化量演算手
段が算出した偏差の絶対値|ΔDn+1 |と予め定めた第
5の偏差の許容値Ce との大小関係を比較する。そし
て、偏差の絶対値|ΔDn+1 |が第5の偏差の許容値C
e よりも小さいと判定したとき、供給装置5による所定
時間当たりの物品供給量が一定であると判定する。な
お、この第5の偏差の許容値Ce は、スクリュー1の速
度変化量の許容値に対応する値であり、記憶部16に記
憶されている。つまり、|ΔDn+1 |<Ce であるとき
は、スクリュー1の回転速度が略一定であるとみなす。
【0041】正常異常演算手段は、供給装置5が所定体
積の物品を繰り返して充填する各充填期間において、物
品供給量が一定であると供給量判定手段が最初に判定し
たとき、第2の基準値Ck と今回得られたカウント値C
n+1 との偏差の絶対値|ΔHn+1 |(|ΔHn+1 |=|
k −Cn+1 |)を算出する。なお、この第2の基準値
k は、正常に物品が充填されている状態で、充填の初
期において、スクリュー1の回転速度が略一定となった
ときその基準回転速度に対応する値である。つまり、充
填中のスクリュー1の回転速度と上記基準回転速度との
偏差の絶対値に対応する値を算出することができる。
【0042】正常異常判定手段は、正常異常演算手段が
算出した偏差の絶対値|ΔHn+1 |と予め定めた第6の
偏差の許容値Cf との大小関係を比較して、算出した偏
差の絶対値|ΔHn+1 |が第6の偏差の許容値Cf より
も大きいと判定したときに、供給装置5による物品の供
給を停止させる。これにより、スクリュー1等の破損を
防止することができる。なお、この第6の偏差の許容値
f は、スクリュー1の回転速度と上記基準回転速度と
の偏差の許容値であり、記憶部16に記憶されている。
つまり、|ΔHn+1 |<Cf であるときは、スクリュー
1の回転速度と基準回転速度とのずれが許容範囲内であ
ると判断して、充填を続行させるが、|ΔHn+1 |>C
f であるときは、スクリュー1の回転速度と基準回転速
度とのずれが許容範囲外であると判断して、スクリュー
1を緊急に停止させる。
【0043】次に、この緊急停止装置付き充填機の動作
を図10のフローチャートを参照して説明する。この図
10のフローチャートは、図5のフローチャートのステ
ップ122と124の間にステップ300乃至306を
設け、ステップ126の後にフラグを0に設定するステ
ップ308を設けてある。そして、ステップ108と1
10の間にもフラグを0に設定するステップ310を設
けてある。その他のステップは、図5と同等であり、第
1実施例で説明した動作と同等の動作をするので、その
説明を省略する。
【0044】まず、供給装置5による物品の充填中にお
いて、クロックパルス・ジェネレータ14からパルス信
号が入力したときに(ステップ100がNOであると
き)、CPU15がステップ112乃至122を実行し
た後に、フラグが0であるか否かを判断する(ステップ
300)。この場合、一定体積の物品を充填する充填周
期の初期であるのでフラグが0に設定されており、YE
Sと判断される。次に、ステップ116において得られ
た偏差ΔDn+1 の絶対値|ΔDn+1 |を算出し、|ΔD
n+1 |と第5の偏差の許容値Ce との大小関係を比較す
る(ステップ302)。そして、偏差の絶対値|ΔD
n+1 |が第5の偏差の許容値Ce よりも小さいと判定し
たとき、つまり、スクリュー1の回転速度の変化量が上
記許容値内にあり、スクリュー1の回転速度が略一定と
なったと判定したとき、フラグを1に設定する(ステッ
プ304)。そして、第2の基準値Ck とカウンタTE
Cにより今回得られたカウント値Cn+1 との偏差の絶対
値|ΔHn+1 |(|ΔHn+1 |=|Ck −Cn+1 |)を
算出し、この|ΔHn+1 |が第6の偏差の許容値Cf
りも大きいか否かを判断する(ステップ306)。この
算出した偏差の絶対値|ΔHn+1 |が第6の偏差の許容
値Cf よりも大きいと判断したときは、供給装置5によ
る物品の供給を停止させる(ステップ124)。つま
り、各充填周期の初期において、スクリュー1の回転速
度が一定となり、その時の回転速度が基準回転速度より
も許容値以上大きいか若しくは小さい場合は、供給装置
5に異常が発生したと判断してスクリュー1を緊急に停
止させることができる。そして、スクリュー1を停止さ
せた後にフラグを0に設定する(ステップ308)。フ
ラグを0に設定することにより、次回の充填において上
記各ステップを実行することができる。なお、フラグが
0に設定されるのは、予め設定した所定体積の物品の充
填を終了した時(ステップ310)と、上記緊急停止の
時(ステップ310)だけであるので、各充填サイクル
において、1度だけステップ300乃至306を実行さ
せることができる。
【0045】なお、ステップ302において|ΔDn+1
|≧Ce でり、NOであるときは、スクリュー1の回転
速度が略一定となっていないと判断して、それ以降の各
ステップを実行せずに始めのステップに戻る。そして、
ステップ306において|ΔHn+1 |≧Cf であるとき
は、スクリュー1の回転速度と基準回転速度とのずれが
許容範囲内であると判断して、充填を続行させる。
【0046】ただし、第4実施例において、ステップ3
02で|ΔDn+1|(ただし、|ΔDn+1 |=|Cn
n+1|)<Ce であるか否かを判断したが、これに換
えてCn /Cn+1 を演算して比率ΔDn+1 ′を算出し、
1−Ce ′<ΔDn+1 ′<1+Ce ′であるか否かを判
断させてもよい。そして、1−Ce ′<ΔDn+1 ′<1
+Ce ′であるときは、スクリュー1の回転速度が略一
定であるとみなしてステップ304以降の各ステップを
実行させる。このCe ′は、請求項6に記載の第5の比
率の許容値である。
【0047】そして、ステップ302で|ΔDn+1
(ただし、|ΔDn+1 |=|Cn (前回のカウント値)
−Cn+1 (今回のカウント値)|)<Ce であるか否か
を判断したが、これに換えて|ΔDn+1 |(ただし、|
ΔDn+1 |=|Cn-1 (前々回のカウント値)−Cn+1
(今回のカウント値)|)<Ce であるか否かを判断し
てもよい。
【0048】更に、ステップ306で|Ck −Cn+1
<Cf であるか否かを判断したが、これに換えて、Ck
/Cn+1 を演算して比率ΔHn+1 ′を算出し、Δ比率H
n+1 ′が請求項6に記載の第6の比率の許容値の範囲
((1−Cf ′)〜(1+Cf ′))内であるか否かを
判断することができる。そして、1−Cf ′<Δ
n+1 ′<1+Cf ′であるときは、供給装置5が正常
に動作しているとみなして始めのステップ100に戻
る。しかし、ΔHn+1 ′が上記第6の比率の許容値の範
囲外であるときはスクリュー1を緊急に停止させる。勿
論、ステップ306でCn+1 /Ck を演算して比率ΔI
n+1 を算出し、Δ比率In+1 が請求項7に記載の第7の
比率の許容値の範囲((1−Cg )〜(1+Cg ))内
であるか否かを判断して、1−Cg <ΔIn+1 <1+C
g であるときは、供給装置5が正常に動作しているとみ
なして始めのステップ100に戻らせ、ΔIn+1 が上記
第7の比率の許容値の範囲外であるときはスクリュー1
を緊急に停止させることができる。
【0049】また、上記第3、4実施例は、上述した所
定の各条件でスクリュー1を緊急に停止させる機能を第
1実施例にそれぞれ適用したが、第2実施例に適用する
こともできる。
【0050】更に、第3実施例は、スクリュー1を緊急
に停止させるか否かを判断するステップ204及び12
2の2種類の判断手段を備えるが、ステップ122を省
略して1種類の判断手段を備える緊急停止装置付き充填
機とすることができる。ただし、ステップ202でK4
≠TS であるとき、及びCn >Cm であるときは始めの
ステップ100に戻ることとする。
【0051】また、第4実施例は、スクリュー1を緊急
に停止させるか否かを判断するステップ306及び12
2の2種類の判断手段を備えるが、ステップ122を省
略して1種類の判断手段を備える緊急停止装置付き充填
機とすることができる。
【0052】そして、第1乃至第4実施例では、図4に
示すようにカウンタTMRのカウント値TR ごとにカウ
ンタTECのカウント値C1 、……、Cn 、C+1、……
を読み込むことにより、スクリュー1の回転速度を検出
したが、これに換えて図7に示すようにパルスジェネレ
ータ6からの入力パルスを分周し、この分周により得ら
れたパルスのONまたはOFF区間を速いクロックパル
スで数え(t1 、t2 ……)、スクリュー1の回転速度
を検出することができる。
【0053】
【発明の効果】第1乃至第4の発明によると、供給装置
が物品を供給している際、供給装置の所定時間当たりの
物品供給量(以下、単に「物品供給量」という。)を監
視して、物品供給量が異常に減少したときに、直ちに供
給装置を停止させるようにすることができるので、例え
ば実施例のオーガースクリューまたはスクリーン等の破
損を未然に防ぐことができるという効果がある。なお、
第1、2の発明によると、供給装置による物品供給量の
変化量(主に、減少側)が許容値以上であるときに、供
給装置を停止させるので、充填中の物品供給量が正常状
態において、所定時間当たりの最大供給量と最小供給量
との差の大きい場合にも適用することができるという効
果がある。そして、第3、4の発明によると、供給装置
による物品供給量が許容値以下になったときに、供給装
置を停止させるので、充填中の物品供給量が正常状態に
おいて、急激に変化することがある場合にも適用するこ
とができるという効果がある。
【0054】そして、物品の供給量を所定の範囲内で変
化させても供給装置を停止させないような第1乃至第4
のそれぞれの偏差または比率の許容値とすることによ
り、物品の供給量を所定の範囲内で変化させて充填する
例えば所定重量分の物品を充填する定重量充填機にも本
発明の緊急停止装置を適用することができるという効果
がある。
【0055】また、発明が解決しようとする課題の欄に
記載したように従来の緊急停止装置では、充填時間のば
らつきの大きい定重量充填機に適用することができない
が、本発明の緊急停止装置は供給装置の物品供給量の減
少量が許容値以上であるとき、または、物品供給量が許
容値以下になったときに供給装置を停止させるものであ
るから、充填時間のばらつきが大きい場合であっても、
供給装置に異常が起こった時、異常を適切に検出して供
給装置を停止させることができるという効果がある。
【0056】第5の発明によると、物品の各充填周期に
おいて、充填開始時点から所定の判定時間、例えばTS
時間経過した時点で、物品供給量が予め定めた供給量の
下限値以下であるとき、供給装置を緊急に停止させるこ
とができる。ただし、供給量の下限値は、正常に充填が
行われている状態において、充填開始時点からTS 時間
経過した時点で、物品供給量が到達することができる下
限値として定めてある。従って、充填開始時点からTS
時間経過するまでの間で、供給装置に異常が発生して、
供給量が上記下限値まで上昇しない場合、このTS 時間
経過直後に供給装置を緊急に停止させて、供給装置の破
損を防止することができるという効果がある。
【0057】第6、7の発明によると、物品の各充填周
期において、例えば充填初期に供給装置による物品供給
量が略一定になった時点で、供給量が予め定めた第2の
基準値に対して過大であったりまたは過少であるとき、
供給装置を緊急に停止させることができる。ただし、第
2の基準値は、正常に充填が行われている状態におい
て、充填初期に供給量が略一定になった時点におけるそ
の供給量の平均的な値として定めてある。従って、充填
開始時点から供給量が略一定となるまでの間で、供給装
置に異常が発生して供給量が第2の基準値に対して過大
であったりまたは過少であるとき、供給量が略一定とな
った直後に供給装置を緊急に停止させて、供給装置の破
損を防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る緊急停止装置付き充
填機を締め図及びその電気回路のブロック図である。
【図2】(a)、(b)は第1実施例の菊座を示す図で
ある。
【図3】第1実施例の充填機により物品充填中における
スクリューの回転速度を示す図である。
【図4】第1実施例のカウンタTECがパルスジェネレ
ータの発生するパルス信号をカウントする図である。
【図5】第1実施例に係る緊急停止装置付き充填機の動
作示すフローチャート。
【図6】第1実施例のスクリューをサーボータにより駆
動した場合のスクリューの回転速度を示す図である。
【図7】各実施例のスクリューの回転速度を検出するた
めの分周したパルスを示す図である。
【図8】第3実施例を説明するためのスクリューの回転
速度を示す図である。
【図9】第3実施例に係る緊急停止装置付き充填機の動
作を示すフローチャートである。
【図10】第4実施例に係る緊急停止装置付き充填機の
動作を示すフローチャートである。
【図11】従来の緊急停止装置により充填機のスクリュ
ーを停止させたときのスクリューの回転速度を示す図で
ある。
【符号の説明】
5 供給装置 6 パルスジェネレータ 13 モータ 14 クロックパルス・ジェネレータ 15 CPU 16 記憶部 17 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 11/00 - 13/00 341 B65B 1/12,57/16 B65G 65/46

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給装置が一定体積または一定重量の物
    品を供給するごとにパルスジェネレータがパルスを発生
    し、上記供給装置が物品の供給及び供給の停止を行うこ
    とにより所定体積または所定重量の物品を充填する充填
    機において、上記供給装置が物品を供給する間上記パル
    スジェネレータが所定時間当たりに発生するパルス数を
    繰り返しカウントするカウント手段と、このカウント手
    段が上記パルス数のカウント値を得るごとに前回または
    前回よりも前に得られたカウント値Cn またはCn-a
    今回得られたカウント値Cn+1 との偏差ΔDn+1 (ΔD
    n+1 =Cn −Cn+1 またはCn-a −Cn+1 )または比率
    ΔDn+1 ′(ΔDn+1 ′=Cn /Cn+1 またはCn-a
    n+1 )を算出する演算手段と、この演算手段が上記偏
    差ΔDn+1 または上記比率ΔDn+1 ′を算出するごとに
    上記偏差ΔDn+1 と予め定めた第1の偏差の許容値とを
    比較して上記算出した偏差ΔDn+1 が第1の偏差の許容
    値よりも大きいと判定したときまたは上記比率Δ
    n+1 ′と予め定めた第1の比率の許容値とを比較して
    上記算出した比率ΔDn+1 ′が第1の比率の許容値より
    も大きいと判定したときに上記供給装置による物品の供
    給を停止させる判定手段とを設けてなる緊急停止装置付
    き充填機。
  2. 【請求項2】 請求項1の緊急停止装置付き充填機にお
    いて、上記演算手段が、偏差ΔDn+1 または比率ΔD
    n+1 ′を算出せずに、上記カウント手段が上記パルス数
    のカウント値を得るごとに今回得られたカウント値C
    n+1 と前回または前回よりも前に得られたカウント値C
    n またはCn-a との偏差ΔFn (ΔFn =Cn+1 −Cn
    またはCn+1 −Cn-a )または比率ΔFn ′(ΔFn
    =Cn+1/Cn またはCn+1 /Cn-a )を算出し、上記
    判定手段が、偏差ΔDn+1 と第1の偏差の許容値または
    比率ΔDn+1 ′と第1の比率の許容値を比較してどちら
    が大きいかを判定せずに、上記演算手段が上記偏差ΔF
    n または上記比率ΔFn ′を算出するごとに上記偏差Δ
    n と予め定めた第2の偏差の許容値とを比較して上記
    算出した偏差ΔFn が第2の偏差の許容値よりも小さい
    と判定したときまたは上記比率ΔFn ′と予め定めた第
    2の比率の許容値とを比較して上記算出した比率Δ
    n ′が第2の比率の許容値よりも小さいと判定したと
    きに上記供給装置による物品の供給を停止させることを
    特徴とする緊急停止装置付き充填機。
  3. 【請求項3】 供給装置が一定体積または一定重量の物
    品を供給するごとにパルスジェネレータがパルスを発生
    し、上記供給装置が物品の供給及び供給の停止を行うこ
    とにより所定体積または所定重量の物品を充填する充填
    機において、予め定めた第1の基準値CC を記憶する記
    憶手段と、上記供給装置が物品を供給する間上記パルス
    ジェネレータが所定時間当たりに発生するパルス数を繰
    り返しカウントするカウント手段と、このカウント手段
    が上記パルス数のカウント値を得るごとに上記記憶部に
    記憶されている第1の基準値CC と今回得られたカウン
    ト値Cn との偏差ΔEn (ΔEn =CC −Cn )または
    比率ΔEn ′(ΔEn ′=CC /Cn )を算出する演算
    手段と、この演算手段が上記偏差ΔEn または上記比率
    ΔEn ′を算出するごとに上記偏差ΔEn と予め定めた
    第3の偏差の許容値とを比較して上記算出した偏差ΔE
    n が第3の偏差の許容値よりも大きいと判定したときま
    たは上記比率ΔEn ′と予め定めた第3の比率の許容値
    とを比較して上記算出した比率ΔEn ′が第3の比率の
    許容値よりも大きいと判定したときに上記供給装置によ
    る物品の供給を停止させる判定手段とを設けてなる緊急
    停止装置付き充填機。
  4. 【請求項4】 請求項3の緊急停止装置付き充填機にお
    いて、上記演算手段が、偏差ΔEn または比率ΔEn
    を算出せずに、上記カウント手段が上記パルス数のカウ
    ント値を得るごとに今回得られたカウント値Cn と第1
    の基準値CC との偏差ΔGn (ΔGn =Cn −CC )ま
    たは比率ΔGn ′(ΔGn ′=Cn /CC )を算出し、
    上記判定手段が、偏差ΔEn と第3の偏差の許容値また
    は比率ΔEn ′と第3の比率の許容値を比較してどちら
    が大きいかを判定せずに、上記演算手段が上記偏差ΔG
    n または上記比率ΔGn ′を算出するごとに上記偏差Δ
    n と予め定めた第4の偏差の許容値とを比較して上記
    算出した偏差ΔGn が第4の偏差の許容値よりも小さい
    と判定したときまたは上記比率ΔGn ′と予め定めた第
    4の比率の許容値とを比較して上記算出した比率Δ
    n ′が第4の比率の許容値よりも小さいと判定したと
    きに上記供給装置による物品の供給を停止させることを
    特徴とする緊急停止装置付き充填機。
  5. 【請求項5】 供給装置が一定体積または一定重量の物
    品を供給するごとにパルスジェネレータがパルスを発生
    し、上記供給装置が物品の供給及び供給の停止を行うこ
    とにより所定体積または所定重量の物品を充填する充填
    機において、上記供給装置が物品を供給する間上記パル
    スジェネレータが所定時間当たりに発生するパルス数を
    繰り返しカウントするカウント手段と、上記供給装置が
    一定体積または一定重量の物品を繰り返して充填する各
    充填開始時点から経過する時間を計る計時手段と、この
    計時手段により計られた時間が所定の判定時間となった
    時この時点の上記カウント手段がカウントしたカウント
    値と予め定めた下限値とを比較して上記判定時間経過時
    点のカウント値が上記下限値よりも小さいと判定したと
    きに上記供給装置による物品の供給を停止させる判定手
    段とを設けてなる緊急停止装置付き充填機。
  6. 【請求項6】 供給装置が一定体積または一定重量の物
    品を供給するごとにパルスジェネレータがパルスを発生
    し、上記供給装置が物品の供給及び供給の停止を行うこ
    とにより所定体積または所定重量の物品を充填する充填
    機において、予め定めた第2の基準値Ck を記憶する記
    憶手段と、上記供給装置が物品を供給する間上記パルス
    ジェネレータが所定時間当たりに発生するパルス数を繰
    り返しカウントするカウント手段と、このカウント手段
    が上記パルス数のカウント値を得るごとに前回または前
    回より前に得られたカウント値Cn またはCn-a と今回
    得られたカウント値Cn+1 との偏差の絶対値|ΔDn+1
    |または比率ΔDn+1 ′を算出する供給変化量演算手段
    と、この供給変化量演算手段が算出した上記偏差の絶対
    値|ΔDn+1 |と予め定めた第5の偏差の許容値とを比
    較して上記偏差の絶対値|ΔDn+1 |が第5の偏差の許
    容値よりも小さいと判定したときまたは上記比率ΔD
    n+1 ′が予め定めた第5の比率の許容値の範囲内である
    と判定したとき上記供給装置の所定時間当たりの物品供
    給量が一定であると判定する供給量判定手段と、上記供
    給装置が所定体積または所定重量の物品を繰り返して充
    填する各充填期間において上記物品供給量が一定である
    と上記供給量判定手段が判定したとき上記記憶部に記憶
    されている第2の基準値Ck と今回得られたカウント値
    n+1 との偏差の絶対値|ΔHn+1 |(|ΔHn+1 |=
    |Ck −Cn+1 |)または比率ΔHn+1 ′(ΔHn+1
    =Ck /Cn+1 )を算出する正常異常演算手段と、上記
    正常異常演算手段が算出した上記偏差の絶対値|ΔH
    n+1 |と予め定めた第6の偏差の許容値とを比較して上
    記算出した偏差の絶対値|ΔHn+1 |が第6の偏差の許
    容値よりも大きいと判定したときまたは上記比率ΔH
    n+1 ′が予め定めた第6の比率の許容値の範囲外である
    と判定したときに上記供給装置による物品の供給を停止
    させる正常異常判定手段とを設けてなる緊急停止装置付
    き充填機。
  7. 【請求項7】 請求項6の緊急停止装置付き充填機にお
    いて、上記正常異常演算手段が、比率ΔHn+1 ′(ΔH
    n+1 ′=Ck /Cn+1 )を算出せずに、偏差の絶対値|
    ΔHn+1 |(|ΔHn+1 |=|Ck −Cn+1 |)または
    比率ΔIn+1 (ΔIn+1 =Cn+1 /Ck )を算出し、上
    記正常異常判定手段が、上記比率ΔHn+1 ′が予め定め
    た第6の比率の許容値の範囲内であるか否かを判定せず
    に、上記正常異常演算手段が算出した上記偏差の絶対値
    |ΔHn+1 |と予め定めた第6の偏差の許容値とを比較
    して上記算出した偏差の絶対値|ΔHn+1 |が第6の偏
    差の許容値よりも大きいと判定したときまたは上記比率
    ΔIn+1 が予め定めた第7の比率の許容値の範囲外であ
    ると判定したときに上記供給装置による物品の供給を停
    止させることを特徴とする緊急停止装置付き充填機。
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