JP2014061988A - 粉粒体供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器内へ材料を補充する作業を行うときに、当該作業に伴う計量値の乱れが排出部の制御に影響を及ぼすことを、抑制できる粉粒体供給装置を提供する。
【解決手段】この粉粒体供給装置1は、内部に貯留された材料を、スクリュー50により連続的に排出する。制御部80は、定常運転時には、計量部71から受信した計量信号に基づいて、スクリュー50を制御する。ただし、材料を補充するために、蓋部12が取り外されると、スイッチセンサ13から制御部80へ、第1検出信号が送信される。制御部80は、第1検出信号を受信すると、当該受信時から第1所定時間以上前の時刻に受信した計量信号に応じた一定の速度で、スクリュー50を回転させる。このようにすれば、材料補充作業を行うときに、当該作業に伴う計量値の乱れが、スクリュー50の制御に影響を及ぼすことを、抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉体または粒体からなる材料を略一定量ずつ連続的に供給する粉粒体供給装置に関する。
従来、粉体または粒体からなる材料を略一定量ずつ連続的に供給する粉粒体供給装置が、知られている。例えば、特許文献1には、導入口および排出口を備えた略円筒状のスクリューケーシングと、スクリューケーシング内に配置されたスクリューと、を有する粉体塗料供給機が、記載されている(請求項1)。特許文献1の粉体塗料供給機は、スクリューを回転させることにより、導入口から導入された粉体塗料を、排出口へ向けて圧密化しつつ搬送する。
特許第3386326号公報
この種の粉粒体供給装置では、材料の単位時間あたりの排出量を略一定に保つために、装置内に貯留された材料の重量を継続的に計量し、当該計量値の単位時間あたりの減少量に基づいて、スクリューの回転数を制御する場合がある。
しかしながら、この種の粉粒体供給装置では、装置内に材料を定期的に補充する必要がある。材料の補充作業を行うときには、作業者が装置へ接近し、装置の蓋を取り外し、装置内へ材料を投入し、再び装置の蓋を閉じて、作業者が装置から離れる、という一連の動作により、上記の計量値に乱れが生じる。このため、材料の補充作業を行う間は、乱れた計量値に基づいてスクリューの回転数を制御することとなる。そうすると、スクリューの回転が、過度に高速または低速となり、材料の単位時間あたりの排出量を略一定に保つことが、困難となる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、容器内へ材料を補充する作業を行うときに、当該作業に伴う計量値の乱れが、排出部の制御に影響を及ぼすことを抑制できる粉粒体供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、粉体または粒体からなる材料を略一定量ずつ連続的に供給する粉粒体供給装置であって、材料を貯留する容器と、前記容器から材料を連続的に排出する排出部と、前記容器に貯留された材料の重量を計量する計量部と、前記計量部から受信した計量信号に基づいて、前記排出部を制御する制御部と、前記容器内へ材料を補充する作業が行われるときに、前記作業の開始を示す情報を検知して、前記制御部へ第1検出信号を送信する第1検出部と、を備え、前記制御部は、予め設定された第1所定時間を記憶する記憶部を有するとともに、前記第1検出信号を受信すると、当該受信時から前記第1所定時間以上前の時刻に受信した計量信号に応じた速度で、前記排出部を一定速制御する。
本願の第2発明は、第1発明の粉粒体供給装置であって、前記容器内へ材料を補充する作業の終了を示す情報を検知して、前記制御部へ第2検出信号を送信する第2検出部をさらに備え、前記記憶部は、予め設定された第2所定時間をさらに記憶し、前記制御部は、前記第2検出信号の受信時から前記第2所定時間後の時刻に、前記一定速制御を終了する。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の粉粒体供給装置であって、前記制御部は、前記一定速制御を行うにあたり、a)前記第1検出信号の受信時から前記第1所定時間前の時刻に受信した第1計量信号に乱れがあるか否かを判断し、b)前記a)において乱れが無いと判断した場合には、前記第1計量信号に応じた速度で、前記排出部を制御し、c)前記a)において乱れが有ると判断した場合には、前記時刻よりさらに前の時刻に受信した第2計量信号に応じた速度で、前記排出部を制御する。
本願の第4発明は、第1発明から第3発明までのいずれかの粉粒体供給装置であって、前記計量部は、一定のサンプリング時間ごとに計量値を取得し、前記記憶部は、前記サンプリング時間より長い時間を、前記第1所定時間として記憶し、前記制御部は、前記第1検出信号の受信時から複数回前に受信した計量信号に応じた速度で、前記排出部を制御する。
本願の第5発明は、第1発明から第4発明までのいずれかの粉粒体供給装置であって、前記容器は、材料投入口と、前記材料投入口を塞ぐ蓋部と、を有し、前記第1検出部は、前記蓋部の開閉を検知するセンサである。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までのいずれかの粉粒体供給装置であって、前記制御部に対して、前記第1所定時間の変更入力を行う入力部をさらに備える。
本願の第1発明〜第6発明によれば、容器内へ材料を補充する作業を行うときに、当該作業に伴う計量値の乱れが排出部の制御に影響を及ぼすことを、抑制できる。
特に、本願の第2発明によれば、材料補充作業の終了後に生じる計量値の乱れが、排出部の制御に影響を及ぼすことを、抑制できる。
特に、本願の第3発明によれば、計量値の乱れの影響を、より確実に排除できる。
特に、本願の第5発明によれば、蓋部が開放されたことを示す信号を、第1検出信号として利用できる。これにより、一定速制御を確実に開始することができる。
特に、本願の第6発明によれば、粉粒体供給装置の設置環境、材料補充作業の状況、取り扱われる材料の種類等に応じて、第1所定時間を、より適切な値に変更できる。
粉粒体供給装置の正面側から見た縦断面図である。 粉粒体供給装置の側面図である。 粉粒体供給装置に粉粒体材料を補充するときの動作の流れを示したフローチャートである。 材料補充作業およびその前後における計量値の変動を示すグラフである。 変形例に係る一定速制御の流れを示したフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.粉粒体供給装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る粉粒体供給装置1の正面側から見た縦断面図である。図2は、粉粒体供給装置1の側面図である。この粉粒体供給装置1は、粉体または粒体からなる材料(以下、「粉粒体材料」と称する)を内部に貯留し、当該粉粒体材料を、後続の装置へ略一定量ずつ連続的に供給する装置である。
本実施形態の粉粒体供給装置1においては、例えば、0.1μm〜数十μm程度の粒径分布をもつ粉粒体材料が、取り扱われる。具体的には、ファインセラミックス、金属材料、高分子材料、電池・電子材料、複合材料、医薬品材料、食品材料や、電子、エネルギ、医療、食品などの各種技術分野にて用いられる無機物および有機物の微粉が、対象となる。なお、粉粒体材料は、複数種類の粉体または粒体を含むものであってもよい。
図1および図2に示すように、粉粒体供給装置1は、ホッパ10、導入用ケーシング20、アジテータ30、バレル40、スクリュー50、排出用ケーシング60、ベース部70、および制御部80を備えている。
ホッパ10は、上部から投入される粉粒体材料を受け入れるとともに、下方に位置する導入用ケーシング20へ粉粒体材料を送るユニットである。ホッパ10は、下方へ向かうにつれて収束する筒状の漏斗部11と、漏斗部11上に載置された蓋部12とを有する。漏斗部11の上部には、上方へ向けて開口する材料投入口111が、設けられている。材料投入口111は、粉粒体材料の補充作業を行う時を除いて、蓋部12に塞がれている。これにより、材料投入口111からの異物の混入が、防止されている。
なお、本実施形態では、ホッパ10の漏斗部11が、導入用ケーシング20と解除可能に接続されている。このため、清掃等のメンテナンスを行うときには、導入用ケーシング20から漏斗部11を分離することができる。
また、本実施形態のホッパ10は、蓋部12の開閉を検知する接触式のスイッチセンサ13を有している。スイッチセンサ13は、漏斗部11の上端部付近の外周面に、取り付けられている。漏斗部11の上部に蓋部12が載置されると、蓋部12の周縁部によってスイッチセンサ13が押下される。一方、漏斗部11の上部から蓋部12が取り外されると、スイッチセンサ13の押下が解除される。スイッチセンサ13は、蓋部12による押下および解除に応じて、後述する制御部80へ、検出信号を送信する。
導入用ケーシング20は、ホッパ10の下方に配置されている。導入用ケーシング20は、ホッパ10およびバレル40と、連通している。ホッパ10の内部へ投入された粉粒体材料は、ホッパ10、導入用ケーシング20、およびバレル40の内部に貯留される。すなわち、本実施形態では、ホッパ10、導入用ケーシング20、およびバレル40が、一体として、粉粒体材料を貯留する容器を構成している。
アジテータ30は、導入用ケーシング20の内部に貯留された粉粒体材料を、撹拌する機構である。アジテータ30は、導入用ケーシング20の内部に配置された撹拌部材31と、撹拌部材31に連結されたアジテータ駆動部32と、を有する。アジテータ駆動部32は、例えば、モータと、モータの駆動力を撹拌部材31へ伝達するギアボックスとで構成される。アジテータ駆動部32を動作させると、水平に延びる回転軸を中心として、撹拌部材31が回転する。これにより、導入用ケーシング20内の粉粒体材料が撹拌される。その結果、粉粒体材料の部分的な凝集(ブリッジなど)が、抑制される。
導入用ケーシング20内には、撹拌部材31を収容する撹拌空間201と、撹拌空間201の下方に位置する粉粒体材料の導入空間202とが、設けられている。図2に示すように、撹拌空間201の下面は、撹拌部材31の回動軌跡に沿った大略円周面となっている。このため、撹拌空間201に収容された粉粒体材料は、回転する撹拌部材31によって、効率よく撹拌される。導入空間202は、撹拌空間201に連通し、撹拌後の粉粒体材料を収容する。本実施形態では、導入用ケーシング20の導入空間202を確定する部分(以下、「バレルケーシング41」と称する)が、バレル40の一部となっている。
バレル40は、上述したバレルケーシング41と、バレルケーシング41から側方へ向けて略水平に延びる略円筒状の搬送管42とで、構成されている。バレルケーシング41内の導入空間202と、搬送管42の内部空間とは、連通している。導入用ケーシング20内において撹拌された粉粒体材料は、バレルケーシング41内の導入空間202に導入され、後述するスクリュー50のフライト52の隙間へ、充填される。また、搬送管42の下流側の端部には、搬送管42から粉粒体材料を排出するための排出口43が設けられている。
スクリュー50は、バレル40内において、粉粒体材料を排出口43側へ送るための機構である。スクリュー50は、バレルケーシング41内および搬送管42内の双方に亘って略水平に延びるスクリューシャフト51と、スクリューシャフト51の外周面に螺旋状に設けられたフライト52と、を有する。フライト52の外周端と、バレル40の内周面との間には、両者が接触しない程度の隙間が、確保されている。また、スクリューシャフト51の上流側の端部は、バレルケーシング41の外側まで延び、スクリュー駆動部54に接続されている。
スクリュー駆動部54は、モータ541と、モータ541の駆動力をスクリューシャフト51へ伝達するギアボックス542とを有する。モータ541は、制御部80からの駆動信号に応じた回転数で、駆動する。また、モータ541の駆動力は、ギアボックス542を介して、スクリューシャフト51に伝達する。そうすると、バレル40(すなわち、バレルケーシング41および搬送管42)の内部において、略水平に延びる回転軸を中心として、スクリュー50が回転する。
また、スクリューシャフト51の下流側の端部には、複数の略板状の排出羽根53が、取り付けられている。複数の排出羽根53は、搬送管42の排出口43を塞ぐように配置され、スクリューシャフト51とともに回転する。また、搬送管42の内部空間のうち、排出羽根53の搬送方向手前には、材料充填空間421が設けられている。材料充填空間421においては、スクリューシャフト51の外周面に、フライト52が形成されていない。
スクリュー50が回転すると、バレル40内の粉粒体材料は、螺旋状のフライト52に押されて、排出口43側へ搬送される。このとき、搬送管42内の材料充填空間421では、複数の排出羽根53が抵抗となって、粉粒体材料が圧縮される。これにより、材料充填空間421における粉粒体材料のかさ密度が均一化され、かさ密度の経時的変化が低減される。また、圧縮された粉粒体材料は、回転する排出羽根53によって削ぎ落とされ、排出用ケーシング60内へ排出される。その結果、粉粒体材料が、略一定量ずつ連続的に排出される。
すなわち、本実施形態では、排出羽根53を含むスクリュー50が、排出用ケーシング60へ粉粒体材料を排出する排出部を構成している。
ベース部70は、粉粒体供給装置1の最下部に配置されて、粉粒体供給装置1の上記各部位を支持している。図1中に破線で示したように、ベース部70内には、ロードセル等の荷重センサにより構成される計量部71が、設けられている。計量部71は、ホッパ10、導入用ケーシング20、バレル40、およびこれらの内部に貯留された粉粒体材料の重量を、一定のサンプリング時間(例えば、0.2秒)ごとに計量する。そして、当該計量値を示す計量信号を、制御部80へ送信する。
制御部80は、上述したスイッチセンサ13、アジテータ駆動部32、スクリュー駆動部54、および計量部71と、それぞれ電気的に接続されている。制御部80は、CPU等の演算処理部やメモリを有するコンピュータにより構成されていてもよく、あるいは、電子回路基板により構成されていてもよい。制御部80は、スイッチセンサ13が発する検出信号および計量部71が発する計量信号を受信し、これらの信号に基づいて、スクリュー駆動部54の駆動を制御する。これにより、スクリュー50の回転数が制御される。
具体的には、制御部80は、粉粒体材料の補充時以外の定常運転時には、計量値の単位時間あたりの減少量(粉粒体材料の単位時間あたりの排出量)に基づいて、スクリュー駆動部54の駆動を制御する。すなわち、計量部71から受信した計量信号により示される計量値の減少速度が、所望の減少速度に近づくように、スクリュー50の回転速度を、フィードバック制御する。一方、粉粒体材料の補充時には、補充作業に伴う計量値の乱れが、スクリュー50の回転数に影響しないように、スクリュー50を一定速で回転させる。材料補充時における当該一定速制御の詳細については、後述する。
また、図1中に概念的に示したように、本実施形態の制御部80は、記憶部81、操作パネル82、および警告ランプ83を有している。記憶部81は、例えば、ハードディスクドライブやメモリ等の記憶装置により、構成される。記憶部81には、粉粒体供給装置1の制御に必要なプログラムや、種々のデータが記憶される。本実施形態では、後述する材料補充時の制御に使用される「第1所定時間PT1」および「第2所定時間PT2」が、予め設定されて、記憶部81に記憶されている。
操作パネル82は、例えば、タッチパネル式のディスプレイにより構成される。ただし、タッチパネル式のディスプレイに代えて、液晶ディスプレイ等の表示装置とキーボード等の入力装置とを組み合わせた構成であってもよい。作業者は、粉粒体供給装置1の制御に必要な種々の情報を、操作パネル82を介して、制御部80に入力することができる。
警告ランプ83は、粉粒体供給装置1の内部に貯留された粉粒体材料の重量が少なくなったことを、作業者に知らせるためのランプである。制御部80は、計量部71の計量値が所定の下限値を下回ると、警告ランプ83を点灯させる。ただし、警告ランプ83に代えて、操作パネル82に警告メッセージを表示するようにしてもよい。また、サイレン等の警告音で、粉粒体材料の低減を作業者に知らせるようにしてもよい。
<2.粉粒体供給装置の材料補充時の動作>
図3は、粉粒体供給装置1に粉粒体材料を補充するときの動作の流れを示したフローチャートである。図4は、材料補充作業およびその前後における計量値の変動を示すグラフである。以下では、図3および図4を参照しつつ、粉粒体供給装置1の材料補充時の動作について、説明する。
定常運転時には、制御部80は、計量部71から一定のサンプリング時間ごとに送信される計量信号を受信し、当該計量信号により示される計量値が、所定の下限値w1を下回っていないかどうかを、常に監視する(ステップS1)。そして、計量値が下限値を下回っていなければ(ステップS1においてYes)、定常運転を継続する。
排出口43からの粉粒体材料の排出が進むと、やがて、時刻t1において、計量部71の計量値が、所定の下限値w1を下回る(ステップS1においてNo)。そうすると、制御部80は、警告ランプ83を点灯させる(ステップS2)。これにより、作業者に対して、粉粒体材料の低減を知らせるとともに、材料補充作業の開始を促す。
作業者は、警告ランプ83の点灯を確認すると、時刻t2に粉粒体供給装置1へ接近する。また、その後の時刻t3に、粉粒体材料を補充するために、ホッパ10から蓋部12を取り外す(ステップS3)。このとき、蓋部12を取り外すことによって、スイッチセンサ13の押下が解除される。そうすると、スイッチセンサ13から制御部80へ、第1検出信号が送信される(ステップS4)。このように、本実施形態では、スイッチセンサ13が、蓋部12が取り外されたことを、材料補充作業の開始を示す情報として、検知する。すなわち、本実施形態のスイッチセンサ13は、材料補充作業の開始を示す情報を検知して、制御部80へ第1検出信号を送信する第1検出部として機能している。
制御部80は、スイッチセンサ13から第1検出信号を受信すると、記憶部81から第1所定時間PT1を読み出す。また、第1検出信号を受信した時刻t3から、第1所定時間PT1前の時刻taに受信した計量信号を参照する。そして、時刻t3以降においては、時刻taに受信した計量信号に応じた一定の速度で、スクリュー50を回転させる。すなわち、一定速制御を行う(ステップS5)。
このように、本実施形態の制御部80は、スイッチセンサ13から第1検出信号を受信した後は、計量部71のリアルタイムの計量信号ではなく、過去の時刻taに受信した計量信号に基づいて、スクリュー50を一定速制御する。その結果、作業者の粉粒体供給装置1への接近、蓋部12の取り外し、および粉粒体材料の投入に伴う計量値の乱れが、スクリュー50の制御に影響を及ぼすことが、抑制される。
なお、第1所定時間PT1には、少なくとも計量部71のサンプリング時間より長い時間が、設定される。したがって、制御部80は、第1検出信号を受信した時刻t3から複数回前に受信した計量信号に応じた速度で、スクリュー50を一定速制御する。具体的には、作業者が粉粒体供給装置1への接近を開始してから、蓋部12を取り外すまで(時刻t2〜t3)に掛かると見込まれる時間より、やや長い時間を、第1所定時間PT1として設定することが好ましい。図4の例では、時刻t3から第1所定時間PT1前の時刻taがt1とt2との間の時刻となっているが、時刻taは、時刻t1より前の時刻となってもよい。
一定速制御がされている間に、作業者は、時刻t4において、漏斗部11の上部に設けられた材料投入口111から、漏斗部11の内部へ、粉粒体材料を手動で投入する(ステップS6)。そうすると、図4のように、計量部の計量値が上昇する。このとき、計量部71の計量値は大きく乱れることとなるが、スクリュー50は、当該乱れの影響を受けることなく、一定速で回転する。やがて,時刻t5において所定量の粉粒体材料の投入が完了する(ステップS7)。
作業者は、粉粒体材料の投入が完了すると、時刻t6において、漏斗部11の上部に蓋部12を取り付け、その後、粉粒体供給装置1から離れる(ステップS8)。このとき、蓋部12を取り付けることにより、蓋部12の周縁部が、スイッチセンサ13を押下する。そうすると、スイッチセンサ13から制御部80へ、第2検出信号が送信される(ステップS9)。このように、本実施形態では、スイッチセンサ13が、蓋部12が取り付けられたことを、材料補充作業の終了を示す情報として、検知する。すなわち、本実施形態のスイッチセンサ13は、材料補充作業の終了を示す情報を検知して、制御部80へ第2検出信号を送信する第2検出部として機能している。
制御部80は、スイッチセンサ13から第2検出信号を受信すると、記憶部81から第2所定時間PT2を読み出す。また、第2検出信号を受信した時刻t6から、第2所定時間PT2後の時刻tbに、一定速制御を終了する(ステップS10)。そして、時刻tb以降においては、再び、計量部71から受信する計量信号をリアルタイムに参照しつつ、スクリュー50の回転数を制御する定常時運転を行う。
このように、本実施形態の制御部80は、第2検出信号を受信した時刻t6に一定速制御を終了するのではなく、当該時刻t6から第2所定時間PT2後の時刻tbまで、一定速制御を継続する。その結果、作業者が装置1を離れる際に生じる計量値の乱れが、スクリュー50の制御に影響を及ぼすことが、抑制される。
なお、第2所定時間PT2には、少なくとも計量部71のサンプリング時間より長い時間が、設定される。したがって、制御部80は、第2検出信号を受信した時刻t6から複数回の計量信号を受信した後に、一定速制御を終了する。具体的には、作業者が蓋部12を取り付けた後、粉粒体供給装置1からの退避を完了するまでに掛かると見込まれる時間より、やや長い時間を、第2所定時間PT2として設定することが好ましい。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記ステップS5の一定速制御を行うにあたり、時刻taの計量信号に乱れがあれば、時刻taよりさらに前の時刻に受信した計量信号を用いて、一定速制御を行ってもよい。具体的には、図5に示すような制御プロセスを採用してもよい。
図5の例では、制御部80は、スイッチセンサ13から第1検出信号を受信すると、まず、当該受信時t3から第1所定時間PT1前の時刻taに着目し、当該着目時刻に受信した計量信号(第1計量信号)を参照する。そして、着目時刻の計量信号が示す計量値に、乱れがあるか否かを判断する(ステップS51)。乱れの有無は、例えば、着目時刻の近傍における計量信号の変動幅が、所定の閾値を超えているか否かに基づいて、判断すればよい。そして、着目時刻の計量値に乱れが無いと判断した場合には(ステップS51においてNo)、着目時刻の計量信号(ここでは、時刻taに受信した第1計量信号)に応じた速度で、スクリュー50を一定速制御する(ステップS52)。
一方、制御部80は、着目時刻の計量値に乱れがあると判断した場合には(ステップS51においてYes)、当該着目時刻よりさらに第1所定時間PT1前の時刻を新たな着目時刻として設定する(ステップS53)。そして、新たな着目時刻の計量値に乱れがあるかどうかを、再び判断する(ステップS51)。このように、着目時刻の計量値に乱れが無くなるまで、着目時刻を遡らせながら、ステップS51→S53→S51のループを繰り返す。そして、着目時刻の計量値に乱れが無くなれば、当該着目時刻に受信した計量信号(第2計量信号)に応じた速度で、スクリュー50を一定速制御する(ステップS52)。
このようにすれば、スクリュー50の制御に関して、計量値の乱れの影響を、より確実に排除できる。したがって、例えば、粉粒体材料の補充作業を行うときに、蓋部12の取り外しに手間取るなどして、計量値が乱れる時間が通常より長い場合であっても、当該乱れの影響を排除して、スクリュー50を適切に制御できる。なお、ステップS53において着目時刻を遡らせる際の間隔は、第1所定時間PT1とは異なる時間間隔であってもよい。
また、操作パネル82は、第1所定時間PT1および第2所定時間PT2を変更入力できるように、構成されていてもよい。すなわち、操作パネル82が、制御部80に対して、第1所定時間PT1および第2所定時間PT2の変更入力を行う入力部となっていてもよい。このようにすれば、作業者は、粉粒体供給装置1の設置環境、材料補充作業の状況、取り扱う粉粒体材料の種類等に応じて、第1所定時間PT1および第2所定時間PT2を、より適切な値に変更できる。
また、上記の実施形態では、第1所定時間PT1と第2所定時間PT2とを、別個のパラメータとして記憶部81に保持していたが、これらは、必ずしも別個のパラメータでなくてもよい。例えば、作業者が粉粒体供給装置1に接近して蓋部12を取り外すのに要する時間と、作業者が蓋部12を取り付けて粉粒体供給装置1から離れるのに要する時間とが、ほぼ同程度と見なせる場合には、第1所定時間PT1と第2所定時間PT2とを、共通のパラメータ(同一の値)として、記憶部81に保持するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、蓋部12の有無を検知するセンサとして、スイッチセンサ13を用いていたが、スイッチセンサ13に代えて、他のセンサを利用してもよい。例えば、蓋部12の有無によって光の遮断と透過とが切り替わる、光学式のセンサを用いてもよい。
また、上記の実施形態では、蓋部12が取り外されたこと、および、蓋部12が取り付けられたことを、それぞれ、材料補充作業の開始および終了を示す情報として、検出していた。蓋部12の開閉は、材料補充作業において必須の作業であり、作業者が忘れることはない。このため、蓋部12の開閉を基準とすれば、一定速制御を確実に開始および終了させることができる。
ただし、本発明の第1検出部および第2検出部は、蓋部12の有無以外の情報を、材料補充作業の開始および終了を示す情報として、検出してもよい。例えば、材料補充作業の開始時および終了時に、作業者が、制御パネルに設けられたスイッチを押し、当該スイッチが発する信号を、材料補充作業の開始および終了を示す情報として、検出するようにしてもよい。また、計量部71の計量値が増加に転じたことを、材料補充作業の開始を示す情報として、検出するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、バレルケーシング41が、導入用ケーシング20の一部と一体的に形成されていたが、導入用ケーシング20とバレルケーシング41とは、別体の部材で構成されていてもよい。そのほか、粉粒体供給装置の細部の構造については、本願の図1および図2に示された構造と、相違していてもよい。
また、上記の実施形態では、バレル40内においてスクリュー50が回転することにより粉粒体材料を排出する、いわゆるスクリューフィーダについて説明したが、本発明の粉粒体供給装置は、スクリューフィーダに限定されるものではない。例えば、粉粒体材料が載置されたテーブル上で羽根を回転させることにより、テーブルから粉粒体材料を連続的に排出するテーブルフィーダや、振動を利用して粉粒体材料を送る振動フィーダに、本発明を適用してもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 粉粒体供給装置
10 ホッパ
11 漏斗部
12 蓋部
13 スイッチセンサ
20 導入用ケーシング
30 アジテータ
31 撹拌部材
32 アジテータ駆動部
40 バレル
41 バレルケーシング
42 搬送管
43 排出口
50 スクリュー
51 スクリューシャフト
52 フライト
53 排出羽根
60 排出用ケーシング
70 ベース部
71 計量部
80 制御部
81 記憶部
82 操作パネル
83 警告ランプ
PT1 第1所定時間
PT2 第2所定時間

Claims (6)

  1. 粉体または粒体からなる材料を略一定量ずつ連続的に供給する粉粒体供給装置であって、
    材料を貯留する容器と、
    前記容器から材料を連続的に排出する排出部と、
    前記容器に貯留された材料の重量を計量する計量部と、
    前記計量部から受信した計量信号に基づいて、前記排出部を制御する制御部と、
    前記容器内へ材料を補充する作業が行われるときに、前記作業の開始を示す情報を検知して、前記制御部へ第1検出信号を送信する第1検出部と、
    を備え、
    前記制御部は、予め設定された第1所定時間を記憶する記憶部を有するとともに、前記第1検出信号を受信すると、当該受信時から前記第1所定時間以上前の時刻に受信した計量信号に応じた速度で、前記排出部を一定速制御する粉粒体供給装置。
  2. 請求項1に記載の粉粒体供給装置であって、
    前記容器内へ材料を補充する作業の終了を示す情報を検知して、前記制御部へ第2検出信号を送信する第2検出部
    をさらに備え、
    前記記憶部は、予め設定された第2所定時間をさらに記憶し、
    前記制御部は、前記第2検出信号の受信時から前記第2所定時間後の時刻に、前記一定速制御を終了する粉粒体供給装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の粉粒体供給装置であって、
    前記制御部は、前記一定速制御を行うにあたり、
    a)前記第1検出信号の受信時から前記第1所定時間前の時刻に受信した第1計量信号に乱れがあるか否かを判断し、
    b)前記a)において乱れが無いと判断した場合には、前記第1計量信号に応じた速度で、前記排出部を制御し、
    c)前記a)において乱れが有ると判断した場合には、前記時刻よりさらに前の時刻に受信した第2計量信号に応じた速度で、前記排出部を制御する粉粒体供給装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の粉粒体供給装置であって、
    前記計量部は、一定のサンプリング時間ごとに計量値を取得し、
    前記記憶部は、前記サンプリング時間より長い時間を、前記第1所定時間として記憶し、
    前記制御部は、前記第1検出信号の受信時から複数回前に受信した計量信号に応じた速度で、前記排出部を制御する粉粒体供給装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の粉粒体供給装置であって、
    前記容器は、
    材料投入口と、
    前記材料投入口を塞ぐ蓋部と、
    を有し、
    前記第1検出部は、前記蓋部の開閉を検知するセンサである粉粒体供給装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の粉粒体供給装置であって、
    前記制御部に対して、前記第1所定時間の変更入力を行う入力部
    をさらに備える粉粒体供給装置。
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