JP2011064437A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の共用化が可能電気部品箱を有する空気調和機の室内機を提供すること。
【解決手段】空気調和機の室内機1は、取付部15を有する後板12で構成された室内機本体5と、基板21を有する基板ベース22、板金製の第1ケース23、板金製の第2ケース24、サブベース25、第1ケース23に着脱自在に設けられた第1固定手段26及び第2固定手段27、板金製のコネクタカバー28及び板金製のリード線カバー29を具備する電気部品箱8と、を備え、電気部品箱8は、第1ケース23に着脱自在に設けられた第1固定手段26及び第2固定手段27により取付部15に取り付けられる構成とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電気部品箱を用いた空気調和機の室内機に関する。
空気調和機は、室内に取付けられる室内機と、建造物外部に据付けられる室外機とを有しており、これら室内機と室外機とが冷媒管や電気配線等を介して接続されることで構成されている。このような空気調和機は、リモコン等の遠隔操作機から送風量や送風方向、及び、温度等の空調条件の指示信号を受けて、圧縮機、送風機及び冷凍サイクル構成部品等を電気的に制御する機能を有している。
この電気的制御を行うために、空気調和機の室内機には、電気制御部品である制御PC板(以下「基板」)が一括して実装されるとともに、基板が電気部品箱に収納されている。
このような電気部品箱は、側面が開口する部品箱本体(基板ベース)と、部品箱本体の側面を閉塞し、熱交換器側に配置される側面蓋体(部品カバー)と、前面に設けられるサブカバーにより構成されている。
具体的に説明すると、図8に示すように、例えば、電気部品箱100は、基板101と、基板ベース102と、部品カバー103と、サブカバー104と、リード線カバー105と、コネクタカバー106と、を備えている。電気部品箱100は、基板ベース102、部品カバー103及びサブカバー104が互いに係合することで、その内部に基板101を収納可能な箱型の外郭部材に形成されている。なお、電気部品箱100の外郭は、基板ベース102及び部品カバー103により、その側面が形成されるとともに、サブカバー104により、その前面が形成される。なお、サブカバー104には、リード線カバー105及びコネクタカバー106が設けられる。
このような電気部品箱100は、空気調和機の室内機に固定する固定手段として、基板101の角部に第1固定手段111が設けられるとともに、サブカバー104に第2固定手段112が設けられている。なお、第1固定手段111は、例えば、室内機の筐体(室内機本体)の後板(後ろ本体)に係合する引掛部であって、第2固定手段112は、同後板にネジ等の螺合部材で固定するネジ固定部等が用いられる。電気部品箱100は、これら第1、第2固定手段111、112を介して室内機の後板等に固定される。このように、電気部品箱100は、空気調和機の室内機に組み立てられる。
また、電気部品箱として、基板ベースとサブカバーとを回動自在に仮固定可能とすることで、組立て作業性の向上化が可能なものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−250376号公報
上述した電気部品箱及び空気調和機の室内機では次のような問題があった。即ち、空気調和機の室内機の形状が異なると、各室内機毎に専用の電気部品箱を用いる必要がある。また、室内機の使用環境の違い、例えば、日本国内や諸外国等の電源規格の違い等により搭載される電源端子やコード等の形状によっても、電気部品箱は、その外形を変更する必要がある。このため、室内機の仕様毎に専用の電気部品箱が必要となり、電気部品箱の多様化となり、製造コストが増大する。
また、室内機の仕様毎に電気部品箱の形状が異なるため、エンクロージャー構造の形成においては、部分的に難燃樹脂部品を使用した構造となっていた。
また、上述した電気部品箱は、室内機の後板に基板及びサブカバーで固定されるため、基板の取り出しには、まず、室内機から電気部品箱を取り外し、取り外した電気部品箱の外郭を分解して基板を取り出す必要がある。このため、電気部品箱のメンテナンス性が悪い、という問題もある。
そこで本発明は、部品の共用化が可能、且つ、メンテナンス性の向上が可能な空気調和機の室内機を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の電気部品箱及び空気調和機の室内機は、次のように構成されている。
本発明の一態様として、室内機本体に収納される電気部品箱と、前記室内機本体の後板に設けられ前記電気部品箱を取り付ける取付部とを有する空気調和機の室内機において、前記電気部品箱は、電機制御部品実装用の基板を固定可能に形成された基板ベースと、前記基板が取り付けられた前記基板ベースを収納可能に形成された板金製の第1ケースと、前記第1ケースに固定可能に形成された板金製の第2ケースと、前記第2ケースに取り付けられ、前記基板に電力供給する電源部機構を有するサブベースと、前記サブベースを覆う板金製のコネクタカバーと、第1ケースの開口を通して電気部品箱外側へ延出し、室内機本体に設置した各電気部品と接続する第1ケースの開口に位置するリード線等を覆うことが可能に形成されている板金製のリード線カバーと、前記第1ケースに着脱自在に設けられ、前記取付部に前記第1ケースを固定させる固定手段と、を備えることを特徴とする空気調和機の室内機が提供される。
本発明によれば、電気部品箱がPC板を含む電装部品を板金で囲むエンクロージャー構成となることで、室内機の仕様毎に電気部品箱の形状を変える必要がなく、電気部品箱の共用化が可能となり、製造コストを低減可能となるとともに、メンテナンス性の向上が可能な空気調和機の室内機を提供することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る空気調和機の室内機の構成を示す斜視図。 同室内機に用いられる電気部品箱の構成を示す分解斜視図。 同電気部品箱の構成を示す側面図。 同電気部品箱の構成を示す斜視図。 同電気部品箱の構成を示す斜視図。 同電気部品箱の構成を示す正面図。 同電気部品箱の構成を示す正面図。 従来の技術の空気調和機の室内機に用いられる電気部品箱の構成を示す分解斜視図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施の形態に係る空気調和機の室内機について詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る空気調和機の室内機1の構成を示す斜視図、図2は同室内機1に設けられた電気部品箱8の構成を示す分解斜視図、図3は同電気部品箱8の構成を示す側面図、図4は同電気部品箱8の構成を示す斜視図、図5は同電気部品箱8の構成を示す斜視図、図6は同電気部品箱8の構成を示す正面図、図7は同電気部品箱8の構成を示す正面図を示している。なお、図1〜7中、Bはボルトを、Kは電源ケーブルを、をそれぞれ示している。
図1に示すように、空気調和機の室内機1は、筐体である室内機本体5と、室内熱交換器6と、風向案内板(ルーバ)7と、室内送風機(不図示)と、電気部品箱8と、リモコン等の遠隔操作盤(不図示)と、を備えている。
室内機本体5は、前面パネル11と、前面パネル11が嵌め込まれる後板12と、を備えている。前面パネル11は、その上面部に設けられた吸込口(不図示)と、その下面部に設けられた吹出口13と、を備えている。前面パネル11は、その下面側であって吹出口13の一側部に、遠隔操作盤から発信される信号の受信部と、空気調和機の運転状態を表示する表示部を一括する受信・表示部14が設けられる。
後板12には、室内熱交換器6及び風向案内板7が固定されている。例えば、後板12には、室内熱交換器6が、その長手方向であって、室内機本体5を正面視した場合に、その左寄りに延設されて固定される。なお、これ以降、前後、左右及び上下方向については、室内機本体5を正面視した場合の方向とする。後板12には、風向案内板7が、室内熱交換器6の下方に回動自在に設けられている。
また、後板12には、室内熱交換器6の一端側、ここでは、右側端部に電気部品箱8が固定されて設けられている。具体的には、図4,5に示すように、後板12は、電気部品箱8を取り付ける取付部15を有しており、この取付部15に電気部品箱8が固定される。
取付部15は、電気部品箱8の背面と当接する当接部17を備えている。また、取付部15は、当接部17近傍、例えば当接部17の上方に設けられ、電気部品箱8の一部を係止する係止部18と、当接部17の下方に設けられ、ネジ等を解して電気部品箱8の一部を固定させる被締結部19と、を備えている。係止部18は、例えば、返しがついた突起部であり、電気部品箱8の一部を引掛けることで、電気部品箱8の離間を規制可能に形成されている。
室内熱交換器6は、例えば、所謂フィンドチューブタイプのものが用いられる。室内熱交換器6は、熱交換パイプをフィンに貫通固着した後、フィンの所定部位を折り曲げて、逆V字状に形成するものである。なお、室内熱交換器6間には、送風機(不図示)の横流ファンが配置される。
図2〜6に示すように、電気部品箱8は、基板21と、基板ベース22と、第1ケース23と、第2ケース24と、サブベース25と、固定手段である第1固定手段26及び第2固定手段27と、コネクタカバー28と、リード線カバー29と、を備えている。
基板21は、空気調和機を制御する電気制御部品が実装された制御PC板である。基板ベース22は、電気的な絶縁性を有する合成樹脂により成型されている。基板ベース22は、基板21を固定可能に形成されている。基板ベース22は、例えば枠状に形成され、その内側面に基板21を固定可能に形成されている。また、基板ベース22は、第1ケース23に挿入可能に形成されている。
第1ケース23は、その左右の側面及び背面が電気部品箱の左右の側面部及び背面部を構成し、上下面の一部及び前面が開口する箱形に形成されている。この第1ケース23は、内部に配置される電気部品の異常発熱やスパークにより電気部品箱8内が引火しても、樹脂製の室内機本体5への延焼を防ぐため、遮熱性を有する金属の板体により成形された板金製で構成される。
第1ケース23は、その正面部から基板ベース22を挿通自在に形成されている。即ち、第1ケース23は、基板ベース22及び基板ベース22に収納された基板21を挿通可能、且つ、収納可能な箱形の形状に形成されている。
第1ケース23は、その背面が当接部17に当接可能に形成されている。第1ケース23は、その上面の開口の後方側に、第1固定手段26が取り付けられる第1取付部23aが形成されている。また、第1ケース23は、その左側側面に、第2固定手段27が取り付けられる第2取付部23bが形成されている。
第1ケース23は、後板12に、後板12の側面部及び室内熱交換器6と狭小の間隙を存して対向する位置に取付けられる。なお、第1ケース23の詳細な外形状は、他の室内機1の構成部品と干渉せずに、室内機本体5内部に配置される形状であって、その詳細は省略する。
第1取付部23aは、第1固定手段26を固定可能に形成されている。例えば、第1取付部23aは、第1固定手段26の側面の一部に挿入されることで第1固定手段26を取付可能に形成されている。
第2取付部23bは、第1ケース23の側面の一部が開口し、この開口に第2固定手段27の一部を挿入することで、第2固定手段27を取付可能に形成されている。第2取付部23bは、例えば、その開口面積が大の開口と、開口面積が小の開口とが連続して形成されている。このような第2取付部23bは、第2固定手段27の一部を、開口面積が大きい開口部から挿入させるとともに、その一部を開口面積が小さい開口部に移動させることで、第2固定手段27を第1ケース23に固定可能に形成されている。
第2ケース24は、第1ケース23の正面を閉塞可能に形成され、電気部品箱8の前面部を構成している。この第2ケース24は、前記第1ケース23と同様、電気部品箱8内が引火しても、樹脂製の室内機本体5への延焼を防ぐため、遮熱性を有する金属の板体により成形された板金製で構成される。
この第2ケース24は、第1ケース23の正面を閉塞することで、基板ベース22を第1ケース23及び第2ケース24により収納可能に形成されている。また、第2ケース24は、基板ベース22の一方の端面を固定可能に形成されている。なお、第2ケース24は、第1ケース23を閉塞し、ボルトB等により第1ケース23に固定可能に形成されている。
また、第2ケース24は、その前面の一部に、アース部機構31が形成されている。アース部機構31は、基板21のアース回路に接続可能に形成されている。また、第2ケース24は、サブベース25を取り付ける取付部として、開口する複数の係止部32を備えている。
サブベース25は、第2ケース24の前面に取り付け固定される。サブベース25は、第2ケース24の係止部32に挿入される爪部35及び嵌合部36を有している。サブベース25は、この爪部35及び嵌合部36を係止部32に挿入することで、爪部35が係止され、且つ、嵌合部36が嵌合し、第2ケース24に固定される。なお、サブベース25の第2ケース24への固定方法は他の構成であってもよい。
図2,5、6に示すように、サブベース25は、合成樹脂で成形された外郭部材41と、この外郭部材41に設けられたコネクタ端子42aを有する電源部機構42と、コネクタ端子42aに接続される電源ケーブルKを狭持し固定する固定部材43と、を備えている。また、サブベース25は、コネクタカバー28を取付可能なねじ孔を備えたボス部44を有している。
なお、サブベース25は、空気調和機の仕様に合わせて、異なる電源部機構42を交換可能に形成されている。具体的に説明すると、サブベース25は、電源部機構42のコネクタ端子42aを、異なる形状のコネクタ端子(例えば、図7に示すコネクタ端子42b)に交換可能に形成されている。
例えば、サブベース25は、空気調和機を日本国に出荷する場合に、図6に示すように、日本国の電源ケーブルKに対応したコネクタ端子42aを外郭部材41に設ける。また、サブベース25は、空気調和機を諸外国に出荷する場合には、図7に示すように、出荷国の電源ケーブルに対応したコネクタ端子42bを外郭部材41に設ける。このように、サブベース25の電源部機構42は、コネクタ端子42a(42b)を他のコネクタ端子に交換することで、各国の電源の仕様に対応して、電源ケーブルKを基板21に接続することが可能となる。
なお、サブベース25は、外郭部材41の外形状を、想定される各国仕様の電源部機構42の全てを配置可能な外形状に形成されている。このため、サブベース25は、異なる多種の電源部機構42を同一の外郭部材41に設けることが可能に形成されている。なお、電源部機構42は、電源ケーブルKからの電力を、コネクタ端子42aを介して基板21に供給可能に形成されている。
固定部材43は、サブベース25にボルト等により固定されている。また、固定部材43は、電源ケーブルKを固定可能に形成されている。例えば、固定部材43は、その狭持する狭持面の形状を丸型及び平型等の複数種類用意されており、空気調和機が出荷する諸外国に使用される電源ケーブルKの断面形状によって選択可能に形成されている。
第1固定手段26は、第1ケース23の上面の第1取付部23aに取り付け可能に形成されている。具体的には、図3に示すように、第1固定手段26は、その側面の一部に切欠部26aを有しており、この切欠部26aに第1取付部23aを挿入可能に形成されている。
図5に示すように、第1固定手段26は、第1ケース23に設けた際に、上斜前方に突出する引掛部であって、係止部18に引き掛け可能に形成されている。第1固定手段26は、係止部18に引き掛けられることで、後板12から電気部品箱8が離間することを規制可能に形成されている。なお、第1固定手段26は、後板12の係止部18の位置や形状に対応し、電気部品箱8を取り付け可能に形成されている。即ち、第1固定手段26は、第1取付部23aに取り付けた際に、係止部18に確実に係止できるように、係止部18の位置、及び、形状に適した形状のものが用いられる。
第2固定手段27は、第1ケース23の左側面の第2取付部23bに取り付け可能に形成されている。なお、第2固定手段27は、第1ケース23と対向する面に、第2取付部23bの小の開口に挿入可能な小径の軸部であって、この軸部の先端に第2取付部23bの大の開口に挿入可能、且つ、小の開口部より大に形成された突起部(不図示)を有している。即ち、第2固定手段27は、第2取付部23bの大の開口に挿入し、且つ、小の開口に移動させ、小の開口の周縁とその突起部とを干渉させることで、第2取付部23bに取付可能に形成されている。
第2固定手段27は、第1ケース23を取付部15に配置させた際に、被締結部19と対向するボルトを挿通可能な挿通孔27aを有している。第2固定手段27は、挿通孔27aにボルトBを挿通させるとともに、このボルトBと被締結部19とを螺合させることで、電気部品箱8を後板12に固定可能に形成されている。
第2固定手段27は、後板12の被締結部19の位置や形状によって、電気部品箱8を後板12に取り付け可能に形成されている。即ち、第2固定手段27は、第1ケース23の第2取付部23bに取り付けた際に、後板12の被締結部19と確実に対向させ、ボルトBにより第1ケース23を確実に固定できるように、後板12の被締結部19の位置、及び、形状に適した形状のものが用いられる。
コネクタカバー28は、電源部機構42及び固定部材43含むサブベース25を覆い、コネクタ端子42a及び電源ケーブルKの一部が露出することを防止可能に形成されている。このコネクタカバー28は、前記第1ケース23及び第2ケース24と同様、電気部品箱8内が引火しても、樹脂製の室内機本体5への延焼を防ぐため、遮熱性を有する金属の板体により成形された板金製で構成される。コネクタカバー28は、ボルトBの挿通孔28aを有し、この挿通孔28aを挿通させたボルトBをボス部44に螺合させることで、サブベース25に固定される。
リード線カバー29は、第1ケース23の上面の開口を閉塞可能に形成されている。このリード線カバー29は、前記第1ケース23、第2ケース24、及び、コネクタカバー28と同様、電気部品箱8内が引火しても、樹脂製の室内機本体5への延焼を防ぐため、遮熱性を有する金属の板体により成形された板金製で構成される。
また、リード線カバー29は、例えば、基板21に一端が接続され、第1ケース23の上面の開口を通して電気部品箱8の外側へ延出し、室内機本体5に設置した各電気部品と接続する第1ケース23の上面の開口に位置するリード線を覆うことが可能に形成されている。
なお、電気部品箱8は、板金製の第1ケース23、板金製の第2ケース24、板金製のコネクタカバー28及び板金製のリード線カバー29により、金属板でその外郭を形成することで、互いが密に接して、その内部に基板21を収納可能に形成されている。
なお、これら各構成品23,24,28,29により金属板で外郭が形成され、エンクロージャー構造を成した電気部品箱8は、電気部品箱8内での発火による室内機本体5への延焼、或いは、電気部品箱8外での火災から電気部品箱の基板の延焼を防ぐことができる。また、室内熱交換器6から飛散し、もしくは吸込口から室内機本体5内部へ浸入する水滴があっても、少なくとも基板21への水滴の浸入を確実に阻止可能な構成となっている。
次に、電気部品箱8の組立て、及び、電気部品箱8の室内機本体5への取り付けについて、詳細を説明する。
先ず、基板21を基板ベース22に固定させる。次に、第2ケース24に、基板21が固定された基板ベース22を固定させる。次に、第2ケース24を第1ケース23と対向させるとともに、第1ケース23に基板ベース22を挿入し、第1ケース23に、第2ケース24を当接させる。
この状態で、第1ケース23及び第2ケース24を、ボルトB等で固定させる。このとき、必要に応じて、第2ケース24のアース部機構31に、基板21のアース回路を接続する。
次に、第2ケース24の係止部32に、サブベース25の爪部35及び嵌合部36を係合させてサブベース25を固定させる。なお、サブベース25のコネクタ端子42aに、外部電源に接続された電源ケーブルKを接続させるとともに、電源ケーブルKを固定部材43により、サブベース25に固定させる。また、電源ケーブルKに接続されたコネクタ端子42aを有する電源部機構42を基板21の電源供給回路と接続させる。なお、この基板21の電源供給回路は、例えば、基板21、基板ベース22及び第2ケース24を接続させた際に、電源部機構42と容易に接続可能なコネクタ等を用いても良い。
次に、第1ケース23の上部の開口にリード線カバー29を固定させるとともに、サブベース25にコネクタカバー28を固定させる。なお、基板21と各構成品との電気的接続の詳細は省略する。
次に、図2、3に示すように、第1ケース23の第1取付部23aに、第1固定手段26の切欠部26aを挿入し、第1ケース23に第1固定手段26を取り付ける。また、第1ケース23の第2取付部23bに、第2固定手段27の軸部及び先端部を挿入するとともに、第2固定手段27を後方にスライドさせることで、第1ケース23に第2固定手段27を取り付ける。
このようにして、電気部品箱8が組み立てられる。次に、この組み立てた電気部品箱8を室内機本体5へ固定させる。
図4に示すように、先ず、電気部品箱8を後板12の取付部15と対向させる。このとき、電気部品箱8の背面を、当接部17と対向させる。併せて、第1固定手段26を係止部18と対向させるとともに、第2固定手段27を被締結部19と対向させて、電気部品箱8を配置する。
この状態で、電気部品箱8の背面を当接部17に近接させるとともに、第1固定手段26を係止部18に係止させる。具体的には、係止部18の下方から第1固定手段26を滑り入れ、電気部品箱8の背面を当接部17と当接させる。併せて、第2固定手段27を被締結部19と対向させ、第2固定手段27の挿通孔27aと被締結部19とを位置合わせし、ボルトBを被締結部19に締結させる。これにより、電気部品箱8は、後板12の取付部15に固定されることとなる。
なお、このとき、第1固定手段26及び第2固定手段27は、第1ケース23に設けられている。即ち、第1ケース23が、第1固定手段26及び第2固定手段27を介して後板12に固定される。このため、基板21、基板ベース22、第2ケース24、サブベース25、コネクタカバー28及びリード線カバー29は、第1ケース23を介して後板12に固定されることとなる。
このため、例えば、基板21の交換等の基板21のメンテナンス時には、図5に示すように、第1ケース23を後板12に固定した状態で、基板21を脱離させる。
具体的に説明すると、図5に示すように、先ず、第1ケース23と第2ケース24とを固定しているボルトBを取り外す。また、第1ケース23から、リード線カバー29を脱離させる。この状態で、第2ケース24を第1ケース23から引き出して、第1ケース23と第2ケース24とを離間させることで、第2ケース24に固定された基板21、基板ベース22、サブベース25、及びコネクタカバー28を第1ケースから脱離させることが可能となる。
さらに、基板21を交換する場合には、コネクタカバー28を脱離させるとともに、第2ケース24からサブベース25を脱離させ、その後、第2ケース24から基板ベース22を脱離させてから、基板21を基板ベース22から脱離させればよい。
脱離させた基板21を交換後、再度、基板21を基板ベース22に組立てるとともに、基板ベース22を第2ケース24に組み立てる。併せて、第2ケース24にサブベース25及びコネクタカバー28を組み合わせる。この基板21及びその他構成品を組み合わせた第2ケース24を第1ケース23に挿入し、第2ケース24を第1ケース23にボルトBにより固定させるとともに、リード線カバー29を第1ケース23に組み立てる。このように基板21の交換作業がなされることとなる。
このように構成された電気部品箱8を用いた空気調和機の室内機1は、室内機本体5の後板12の取付部15に電気部品箱8を確実に固定することが可能となる。なお、室内機本体5の形状や仕様が異なる場合には、取付部15の係止部18及び被締結部19の位置や形状等の細部の構造が異なる。
しかし、電気部品箱8は、第1ケース23に第1固定手段26及び第2固定手段27が着脱自在に固定される構成であるため、取付部15に適した形状の第1固定手段26及び第2固定手段27を第1ケース23に取り付けることで、各形状の室内機本体5に電気部品箱8を取り付けることが可能となる。なお、電気部品箱8の位置合わせ、及び、取付部15と各固定手段26,27との位置合わせのため、各室内機本体5の取付部15の当接部17は、第1ケース23の背面と当接可能に形成されている。
このように、仕様が異なる室内機本体5であっても、第1、第2固定手段26、27を適切な形状のものと交換することで、室内機本体5の構造が異なっても、各構成品、例えば、第1ケース23、第2ケース24、サブベース25、コネクタカバー28、及び、リード線カバー29を共用することが可能となる。
また、サブベース25の外郭部材41の外形状及びコネクタカバー28の外形状を、出荷が想定される各国仕様の電源部機構42を配置及び収納可能な外形状に形成することで、各国に出荷する場合であっても、サブベース25及びコネクタカバー28を共用することが可能となる。
また、第1ケース23と第2ケース24との結合を解除することで、第2ケース24に固定された基板ベース22を第1ケース23から脱離させることが可能となり、第1ケース23を後板12へ固定させた状態で、基板21の着脱が自在となる。このため、基板21の着脱が容易となり、電気部品箱8のメンテナンスが容易となる。
上述したように本実施の形態に係る電気部品箱8を用いた空気調和機の室内機1によれば、室内機本体5の後板12の形状に適した第1固定手段26及び第2固定手段27を用いることで、電気部品箱8の各構成品の共用化が可能となり、電気部品箱8の製造コストを低減することが可能となる。
また、第1ケース23を後板12に固定させた状態で、基板ベース22を第1ケース23から脱離可能とすることで、基板21の交換が容易となり、室内機1のメンテナンス性の向上となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した例では、第1ケース23及び第2ケース24をボルトBで固定させるとしたが、これに限定されない。例えば、第1ケース23に切欠を形成し、第2ケース24にこの切欠に嵌合する爪部を設け、爪部を切欠に嵌入させることで、第1ケース23及び第2ケース24を固定させてもよい。
また、上述した例では、固定部材43は、各電源ケーブルKを固定可能とするために、狭持面の形状が複数形成されたものを選択して用いるとしたが、これに限定されない。例えば、狭持面に、電源ケーブルKの断面形状に変形するとともに、電源ケーブルKを所定の力で狭持可能な部材を設ける構成としてもよい。
さらに、上述した例では、電気部品箱8の組立てとして、基板21が固定された基板ベース22を固定した第2ケース24と第1ケース23とを組立て後、第2ケース24にサブベース25、コネクタカバー28を組み立てる構成としたが、これに限定されない。
例えば、メンテナンス時と同様に、先に、第2ケース24に、基板21、基板ベース22、サブベース25、コネクタカバー28を組み立てておき、この第2ケース24を第1ケース23に組み立てても勿論よい。
また、第1ケース23を後板12へ固定する固定手段として、第1固定手段26及び第2固定手段27を有する構成としたがこれに限定されない。即ち、第1ケース23を後板12に固定可能であれば、例えば、第3固定手段を有する構成であってもよく、これら固定手段は、第1ケース23を固定する手段として、ボルトを用いても係止部により固定する構成であってもよい。他にも、この固定手段は第1ケース23に対して着脱自在であり、第1ケース23(電気部品箱8)を固定する後板12の取付部15の形状に適した形状の固定手段に交換可能な構成であれば、適宜設定可能である。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…空気調和機の室内機、5…室内機本体、6…室内熱交換器、7…風向案内板、8…電気部品箱、11…前面パネル、12…後板、13…吹出口、14…受信・表示部、15…取付部、17…当接部、18…係止部、19…被締結部、21…基板、22…基板ベース、23…第1ケース、23a…第1取付部、23b…第2取付部、24…第2ケース、25…サブベース、26…第1固定手段、26a…切欠部、27…第1固定手段、27a…挿通孔、28…コネクタカバー、29…リード線カバー、31…アース部機構、32…係止部、35…爪部、36…嵌合部、41…外郭部材、42a…コネクタ端子、42…電源部機構、42b…コネクタ端子、43…固定部材、44…ボス部、100…電気部品箱、101…基板、102…基板ベース、103…部品カバー、104…サブカバー、105…リード線カバー、106…コネクタカバー、111…第1固定手段、112…第2固定手段、B…ボルト、K…電源ケーブル。

Claims (3)

  1. 室内機本体に収納される電気部品箱と、前記室内機本体の後板に設けられ前記電気部品箱を取り付ける取付部とを有する空気調和機の室内機において、
    前記電気部品箱は、
    電機制御部品実装用の基板を固定可能に形成された基板ベースと、
    前記基板が取り付けられた前記基板ベースを収納可能に形成された板金製の第1ケースと、
    前記第1ケースに固定可能に形成された板金製の第2ケースと、
    前記第2ケースに設けられ、前記基板に電力供給する電源部機構を有するサブベースと、
    前記サブベースを覆う板金製のコネクタカバーと、
    前記第1ケースの開口を通して前記電気部品箱外側へ延出し、前記室内機本体に設置された各電気部品と接続する前記第1ケースの開口に位置するリード線を覆うことが可能に形成された板金製のリード線カバーと、
    前記第1ケースに着脱自在に設けられ、前記取付部に前記第1ケースを固定させる固定手段と、
    を備えることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前記基板ベースは、前記第2ケースに固定され、
    前記第1ケースは、その前部が前記基板ベースを挿通可能に開口し、
    前記第2ケースは、前記第1ケースに固定することで前記第1ケースに前記基板ベースを収納可能に形成され、且つ、前記第1ケースから離間することで前記基板ベースを前記第1ケースから脱離可能に形成されることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記サブベースは、異なる前記電源機構を装着可能に形成されることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
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