JP2011063194A - タイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る空気入りタイヤ1は、路面と接するトレッドに、タイヤ周方向タイヤ周方向TCに沿って延びる複数の周方向溝41、43、45、51、53、55、57と、少なくとも一方の端部が周方向溝41、又は周方向溝45に連通する中央ラグ溝12、中央ラグ溝14とが形成され、中央ラグ溝12、中央ラグ溝14の溝幅W1は、略一定であり、中央ラグ溝12、中央ラグ溝14には、タイヤ赤道線CL側からトレッド幅方向外側に向かうに連れて、溝深さが深くなるように傾斜する傾斜部70が設けられている。
【選択図】図1
Description
本実施形態においては、(1)空気入りタイヤの構成、(2)ショルダー陸部A1の詳細構成、(3)中央陸部A2の詳細構成、(4)中央ラグ溝12の形状、(5)比較評価、(6)変形例、(7)作用・効果、(8)その他の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1を構成するトレッドの展開図である。図2は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1を構成するトレッドの踏面Gを示した模式図である。空気入りタイヤ1の路面と接するトレッドには、タイヤ周方向TCに沿って延びる複数の周方向溝が形成される。具体的には、トレッドには、周方向溝41、周方向溝43、周方向溝45、周方向溝51、周方向溝53、周方向溝55、周方向溝57が形成される。トレッドは、複数の周方向溝により、ショルダー陸部と、中央陸部とに区画される。具体的には、トレッドは、周方向溝41及び周方向溝45により、ショルダー陸部A1と、中央陸部A2と、ショルダー陸部A3とに区画される。
次に、ショルダー陸部A1について、更に詳細を説明する。なお、ショルダー陸部A3は、ショルダー陸部A1と同等の形状であるため、その詳細の説明については、省略する。
次に、中央陸部A2について、更に詳細を説明する。中央陸部A2は、トレッドにおいて、ショルダー陸部A1及びショルダー陸部A3よりもトレッド幅方向TWの中央側に位置する。中央陸部A2は、周方向溝53、周方向溝43、及び周方向溝55により、中央陸部106、中央陸部108、中央陸部110、中央陸部112に区画される。中央陸部A2には、複数の中央ラグ溝が形成される。中央ラグ溝は、中央ラグ溝12及び中央ラグ溝14と、中央ラグ溝12及び中央ラグ溝14よりも溝幅の細い中央ラグサイプとを含む。中央ラグ溝12及び中央ラグ溝14は、中央陸部106及び中央陸部112にそれぞれ形成される。中央ラグ溝12及び中央ラグ溝14の両端は、トレッド幅方向TWの両側に位置する周方向溝に連通する。中央ラグ溝12及び中央ラグ溝14の溝幅W1は、延在方向に対して、略一定である。例えば、中央ラグ溝12及び中央ラグ溝14の溝幅W1は、1.5mm〜2.5mmに設定される。中央ラグ溝12と、タイヤ周方向TCに隣り合う中央陸部に形成される中央ラグ溝12とのタイヤ周方向TCの間隔Pは、中央ラグ溝14、中央ラグサイプ、それぞれ同じ距離に設定される。
次に、中央陸部A2に形成される中央ラグ溝12の形状ついて、図3を用いて、更に詳細を説明する。図3は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1のタイヤ径方向及びトレッド幅方向に沿った断面図である。具体的には、図3(a)は、図1に示す中央ラグ溝12を通るA−A断面図である。図3(b)は、図1に示す中央陸部A2の踏面を通るB−B断面図である。なお、中央ラグ溝14は、中央ラグ溝12と同等の形状であるため、その詳細の説明については、省略する。
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(5.1)評価方法、(5.2)評価結果について説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
以下に示す空気入りタイヤを用いて、(5.1.1)制動性能評価、(5.1.2)ハイドロプレーニング性能評価、及び(5.1.3)摩耗時における外観評価を行った。空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ リムホイールサイズ :14×4.5JJ
・ 内圧 :230kPa
・ 車種 :軽自動車(国産 FF)
・ 荷重条件 :車両重量+2名乗車
(5.1.1)制動性能評価
評価方法:各空気入りタイヤを車両に装着し、内圧、荷重条件を設定後、乾燥路面において、速度100km/hからフルブレーキを掛けて停止するまでの距離(減速度)を‘100’とし、各空気入りタイヤの減速度を評価した。なお、指数が大きいほど、制動性能が優れていることを示す。
評価方法:各空気入りタイヤを車両に装着し、内圧、荷重条件を設定後、湿潤路面において、速度50km/h〜80km/hの間で、速度を変更し、横向き最大加速度を15回算出した。評価結果は、比較例1に係る空気入りタイヤの評価結果を100としたときの対比指数で表示した。評価結果の数値は、大きい数値を示すほど、優れた性能を有することを示す。
評価方法:各空気入りタイヤについて、タイヤが摩耗した際に、トレッド幅方向及びタイヤ径方向に沿った断面に投影した溝において、タイヤ有効溝深さのトレッド幅方向の長さが、タイヤにおける最も深い周方向溝に挟まれた領域の幅に対して30%以上であれば、良とし、30%に満たない場合は否と評価する。ただし、タイヤ有効溝深さとは、タイヤ周方向において最も深い溝深さからトレッドウェアーインジケーターの高さを引いた長さを示す。
上述した実施形態では、傾斜部70の幅W2は、トレッドの踏面における中央ラグ溝12の幅W3に対して、30%以上、60%以下に、傾斜角度θ2は、35度以上、55度以下に設定される。変形例では、これと異なる傾斜部の形状について、説明する。なお、以下の変形例においては、実施形態と異なる点を主に説明し、重複する説明を省略する。
図4は、本発明の実施形態の変形例1に係る空気入りリタイヤのタイヤ径方向及びトレッド幅方向に沿った断面図である。具体的には、図4は、中央ラグ溝12Bを通る断面図である。図5に示すように、中央ラグ溝12Bには、タイヤ赤道線CL側からトレッド幅方向外側に向かうに連れて、中央ラグ溝12Bの溝深さが深くなるように傾斜する傾斜部70Bが、設けられている。具体的には、傾斜部70Bは、溝浅部分130Bと同一の高さに形成される平坦な部分を有する。すなわち、中央ラグ溝12Bの溝底部は、底部122Bと、傾斜底部124Bと、平坦底部126Bとにより構成される。具体的には、底部122Bは、傾斜底部124Bに連なる。また、トレッドの踏面Gから底部122Bまでの深さは、一定に保たれる。傾斜底部124Bは、平坦底部126Bと、底部122Bとに連なり、平坦底部126Bから底部122Bにかけて傾斜する。平坦底部126Bは、傾斜底部124Bにつらなり、溝浅部分130Bと同一の高さに形成される。
以上説明したように、本実施形態によれば、中央ラグ溝12の溝幅は、略一定であるとともに、中央ラグ溝12には、タイヤ赤道線CL側からトレッド幅方向TW外側に向かうに連れて、溝深さが深くなるように傾斜する傾斜部70が設けられている。このため、中央ラグ溝12では、タイヤ赤道線CL側からトレッド幅方向TW外側にかけて排水できるため、ハイドロプレーニング現象の発生を低減できる。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
、TW…トレッド幅方向、W1…溝幅、W2、W3…幅、1…空気入りタイヤ、10…ショルダーラグ溝、12、12A、12B、14…中央ラグ溝、16…ショルダーラグ溝、20、22…ショルダーラグサイプ、24、26…中央ラグサイプ、28、30…ショルダーラグサイプ、41、43、45、51、53、55、57…周方向溝、70、70A、70B…傾斜部、102、116…ショルダー最外陸部、104、114…ショルダー陸部、106、108、110、112…中央陸部、120…溝底部、122、122B…底部、124、124A、124B…傾斜底部、126B…平坦底部、130、130A、130B…溝浅部分、132、134、134A…端部
Claims (3)
- 路面と接するトレッドに、タイヤ周方向に沿って延びる複数の周方向溝と、少なくとも一方の端部が前記周方向溝に連通するラグ溝とが形成されるタイヤであって、
前記ラグ溝の溝幅は、略一定であり、
前記ラグ溝には、タイヤ赤道線側からトレッド幅方向外側に向かうに連れて、溝深さが深くなるように傾斜する傾斜部が設けられているタイヤ。 - 前記傾斜部の傾斜に沿った直線と、トレッド幅方向に沿った直線とが成す角度は、35度以上、55度以下である請求項1に記載のタイヤ。
- 前記トレッドの踏面から前記溝浅部分までのタイヤ径方向に沿った深さは、
前記トレッドの踏面から前記ラグ溝の底部までのタイヤ径方向に沿ったラグ溝深さに対して、1%以上、30%以下に設定される請求項1又は2に記載のタイヤ。
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