JP2011063151A - 乗用型農作業機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ミッションケース17とフロントアクスル装置20との間にスペーサ77を介在させるか否かにより左右前輪間隔を変える。フロントアクスル装置20の上端部は、スペーサ77を介在させるか否かによって、第1取付部82をサイドフレーム9に固定するか第2取付部83を張出フレーム85に固定する。スペーサ77を介在させた状態ではスペーサ77内に配置される延長軸86を前輪駆動軸68に接続してミッションからフロントアクスル装置20に動力伝達させる。
【選択図】 図13
Description
然るに、従来は4条植用と6条植用とで別々のミッションケース及びフロントアクスルケースを用意していた。このため、機種群全体として製作コストが嵩んだり、部品の種類が多いため各機種の部品在庫を十分に保てず生産性が低下したりといった問題があった。
ミッションケースにフランジ結合で固定すると、ミッションケースは左右前輪の間隔の異なる機種であっても共用できる。しかしながら、依然としてフロントアクスルケースは作り替えねばならず、コストダウンは十分でない。
また、走行機体は前輪操舵式になっており、フロントアクスルに動力を伝達する前輪駆動軸には差動機構が一体に組み込まれているが、従来は左右前輪の間隔の異なる機種毎に前輪駆動軸の長さを揃えて専用仕様としている。そのため、ギア等の多くの部品は共通であるにも拘らずミッション全体を機種毎に製造せねばならずコストダウンの妨げとなっている。
なお、以下の説明において方向を特定するために「前後」、「左右」との文言を使用するが、これらの文言は、特に断らない限り、前進方向を向いて着座した運転手の向きを基準にして表示している。
まず、田植機の概要を説明する。図1〜3から容易に理解できるように、田植機は基本要素として走行機体1と苗植装置2とを有しており、苗植装置2はリンク機構3を介して走行機体1の後部に昇降自在に連結されている。
既述のように、ミッションケース17はエンジン16の前方に配置されている。また、例えば図1や図9から理解できるようにミッションケース17とリアアクスルケース25とは角パイプより成るジョイント部材45で連結されており、エンジン16はジョイント部材45とリアアクスルケース25とで支持されている。
また同様に、右凸部47の四隅にはその付け根から先端に亘って断面略円形のリブ50が形成されている。リブ50の先端にはタップ穴が形成されており、フロントアクスル取付ボルト48がこれに螺号してフロントアクスルケース20は締結される。
本実施形態の田植機を4条植用田植機として説明してきたが、本実施形態の走行機体1は、前輪4の左右間隔と後輪5の左右間隔を変更することで5条植用及び6条植用にも対応できる。前輪4及び後輪5は、4条植用の場合には既述の通り平面視でサイドフレーム9と補助フレーム15との間に位置しており、6条植用の場合には図10や図11に示すように補助フレーム15及び車体カバー33の左右外側に配置される。後輪5は、リアアクスルケース25から突出する後ろ車軸26の長さを変えることで左右間隔が変えられる。
ミッションケース17の左右の凸部46,47の端面にスペーサ78の内側フランジ78aをスペーサ取付ボルト79で締結し、スペーサ78の外側フランジ78bにフロントアクスル装置20のフランジ部20cをフロントアクスル取付ボルト48で締結している。内側フランジ78a、外側フランジ78bは、左右の凸部47,48及びフランジ部20cに重なるよう矩形を成しており、内側フランジ78aの四隅には貫通孔が設けられ外側フランジ78bの四隅にはタップ穴が形成されている。スペーサ取付ボルト79はリブ49,50のタップ穴にねじ込まれ、フロントアクスル取付ボルト48はフランジ78bのタップ穴にねじ込まれる。
図6,9に示すように、ブラケット90は、上端がサイドフレーム9下面に取り付けられ底面視で左右内側が開いたコ字状を成している。ブラケット90の前後側板には第1取付部支持ボルト84aを挿通する穴が設けられており、ブラケット90の前後側板で第1取付部88を前後から挟んで第1取付部支持ボルト84aを第1取付部88に挿通させてナットで締結することにより上フロントアクスルケース20aをサイドフレーム9の左右内側に支持固定する。
図12,16に示すように、張出フレーム91は、側面視で下方が開いたコ字状を成しており、左右内側端部がサイドフレーム9の外側側面に取り付けられている。張出フレーム91の上面はサイドフレーム9の上面と略同じ高さに位置している。張出フレーム91の前後側板の左右端部には第2取付部支持ボルト85aを挿通する穴が設けられており、張出フレーム91の前後側板で第2取付部89を前後から挟んで第2取付部支持ボルト85aを第2取付部89に挿通させてナットで締結することにより上フロントアクスルケース20aを張出フレーム91の左右外側に支持固定する。
以上の説明から理解できるように、フロントアクスル装置20をミッションケース17に直接締結しミッションからフロントアクスル装置20に直接動力を伝達するか、スペーサ78を介して締結し延長軸86を介して動力を伝達するかによって前輪4の左右間隔を変更するので、4条植用田植機と6条植用田植機とでミッションとフロントアクスル装置20とをそのまま共用できる。また、上フロントアクスルケース20aの上端部に第1取付部88と第2取付部89とが設けられているので、ブラケット90と張出フレーム91とが高さや形状が相違しても4条植用田植機と6条植用田植機とで上フロントアクスルケース20aを作り替える必要がない。さらに、スペーサ78を介してフロントアクスル装置20を締結する6条植用田植機の場合、前輪駆動軸68の先端に延長軸86を連結して前輪4の左右間隔の拡大に対応しているので、デフギア69が一体に組み込まれた前輪駆動軸68も4条植用田植機のものと共用できるので植付け条数の異なる機種毎にミッションを作り替える必要がない。
2 苗植装置
4 前輪
5 後輪
9 サイドフレーム
15 補助フレーム
16 エンジン
17 ミッションケース
20 フロントアクスル装置
20a 上フロントアクスルケース
20b 下フロントアクスルケース
20c フランジ部
33 車体カバー
33a 窓穴
68 前輪駆動軸
69 デフギア
70 デフケース
78 スペーサ
86 延長軸
88 第1取付部
89 第2取付部
91 張出フレーム
Claims (4)
- 左右の前輪及び後輪で支持されると共にエンジンを搭載した走行機体と、前記走行機体の後方に配置された作業装置とを有しており、
前記エンジンの動力を変速調節するミッションと、前記ミッションにより変速調節された動力を左右の前輪に伝達する左右のフロントアクスル装置とを備え、
前記ミッションはミッションケースを有し、前記左右のフロントアクスル装置は夫々フロントアクスルケースを有し、前記ミッションケースが前記左右のフロントアクスルケースの間に配置される構成であって、
前記フロントアクスルケースには、前記ミッションケースに重なってボルトで締結され得るフランジ部が形成されており、
前記ミッションケースに前記フロントアクスルケースのフランジ部を直接締結することと、前記ミッションケースにスペーサを締結して該スペーサに前記フロントアクスルケースのフランジ部を締結することとが選択可能である、
乗用型農作業機。 - 前記走行機体は前輪操舵方式であり、
前記ミッションケースには、前記フロントアクスル装置に動力を伝達する前輪駆動軸が差動機構を組み込んだ状態で配置されており、
前記フロントアクスルケースを前記ミッションケースに直接締結した状態では、前記前輪駆動軸から前記フロントアクスル装置に直接動力を伝達し、
前記スペーサを介在させた状態では、当該スペーサ内に配置した延長軸を前記前輪駆動軸に接続して前記フロントアクスル装置に動力を伝達する、
請求項1に記載の乗用型農作業機。 - 前記ミッションケースの左右外側に配置された前後長手のサイドフレームと、前記サイドフレームの左右外側に配置された前後長手の補助フレームと、前記サイドフレーム及び前記補助フレームで支持された車体カバーとを有しており、
前記フロントアクスルケースを前記ミッションケースに直接締結した状態では、前記前輪は前記サイドフレームと前記補助フレームとの間に位置し、
前記スペーサを介在させた状態では、前記前輪は前記補助フレーム及び前記車体カバーの左右外側に位置するように設定されており、
前記車体カバーには、前記補助フレームの内側に配置された前輪を視認できる窓穴が開いている、
請求項1又は2に記載の乗用型農作業機としての乗用型田植機。 - 前記ミッションケースの左右外側に配置された前後長手のサイドフレームを有しており、
前記フロントアクスルケースの上端部には、
前記サイドフレームに固定され得る第1取付部と、
前記サイドフレームから左右外側に張り出して設けられた張出フレームに固定され得る第2取付部とを備え、
前記フロントアクスルケースを前記ミッションケースに直接締結した状態では前記第1取付部が前記サイドフレームに固定され、
前記スペーサを介在させた状態では前記第2取付部が前記張出フレームに固定される、
請求項1乃至3の何れかに記載の乗用型農作業機としての乗用型田植機。
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