JP2011062764A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイヤ放電加工装置の放電を安定させる。
【解決手段】ガイドローラ24A,24Bに間隔をあけて複数回巻き掛けられ、各ガイドローラ24A,24B間で互いに離間した複数の切断ワイヤ部分26a〜26fを構成するワイヤ15と、2本おきに配置された2本の切断ワイヤ部分26を含む3つの切断ワイヤ部分組261〜263と、各切断ワイヤ部分組261〜263の各切断ワイヤ部分26に給電する複数の導電ブロック41A〜43Aを含む給電ブロック41〜43と、パルス電力を供給するパルス電源29と、を備え、各切断ワイヤ部分26とワーク28との間で放電を行ってワーク28を加工するワイヤ放電加工装置であって、各給電ブロック41〜43は、それぞれ異なる切断ワイヤ部分組261〜263に給電し、パルス電源29は、印加時間をずらして各給電ブロック41〜43にパルス電力を供給する。
【選択図】図2
【解決手段】ガイドローラ24A,24Bに間隔をあけて複数回巻き掛けられ、各ガイドローラ24A,24B間で互いに離間した複数の切断ワイヤ部分26a〜26fを構成するワイヤ15と、2本おきに配置された2本の切断ワイヤ部分26を含む3つの切断ワイヤ部分組261〜263と、各切断ワイヤ部分組261〜263の各切断ワイヤ部分26に給電する複数の導電ブロック41A〜43Aを含む給電ブロック41〜43と、パルス電力を供給するパルス電源29と、を備え、各切断ワイヤ部分26とワーク28との間で放電を行ってワーク28を加工するワイヤ放電加工装置であって、各給電ブロック41〜43は、それぞれ異なる切断ワイヤ部分組261〜263に給電し、パルス電源29は、印加時間をずらして各給電ブロック41〜43にパルス電力を供給する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ワイヤ放電加工装置の構造に関する。
従来、シリコン等の円柱状インゴットからウェハを切り出す場合における切断手段として、砥粒を用いたワイヤソーが知られている。このワイヤソーは、複数のガイドローラ間に巻回された切断用ワイヤをその長手方向に高速駆動しながら、ワイヤに対してワークを切断送りすることにより、ワークから多数枚の薄片を同時に切り出すものである。
しかし、このようなワイヤソーでは、ガイドローラ間に形成された複数本の切断ワイヤ部分に対し、加工用砥粒が混合された加工液(スラリー)を同時供給する必要があり、その取扱いは容易でない。また、ワイヤがワークに直接接触することによる断線を抑制するために比較的太いワイヤを使用する必要があり、切断加工代が大きくなってしまうという問題があった。さらに、従来のワイヤソーは、インゴットからウェハを切り出すのに長時間を要する場合もあり、加工時間短縮のニーズが高まっている。
一方、近年、シリコンカーバイドが半導体の材料として注目されている。しかし、このシリコンカーバイドは硬質材料であるため、従来のワイヤソーでは、シリコンのインゴットを切断する以上の時間がかかってしまうという問題があった。
そこで、シリコンカーバイドのインゴットと切断用ワイヤとの間に電圧を断続的に印加し、各切断ワイヤ部分によってインゴットを放電加工の原理で切断する放電式ワイヤソーの開発が進められている(例えば特許文献1参照)。しかし、特許文献1に記載された放電式ワイヤソーは、切断用ワイヤを複数のガイドローラ間に複数回巻回して、1本当たりの切断用ワイヤについて複数本の切断ワイヤ部分を形成し、これらの各切断ワイヤ部分に対してワークを切断送りするとともに、切断用ワイヤに接触子を接触させて電圧を印加するようにしている。しかし、特許文献1に記載された従来技術では、切断用ワイヤに印加された電圧は複数本の切断ワイヤ部分に分散されてしまい、電圧を印加する切断ワイヤ部分が1本の場合に比べて切断能率が切断ワイヤ部分の本数分の1に低下してしまうという問題があった。
このため、切断用ワイヤを複数のガイドローラに巻回する場合、1つのガイドローラにワイヤをコイル状に複数回巻回して、隣接する切断ワイヤ部分の間のインピーダンスを増加させ、複数の切断ワイヤ部分の間のワイヤが高周波電流に対してそれぞれ絶縁されている状態として、各切断ワイヤ部分に印加された電圧が隣接する切断ワイヤ部分に分散しないようにして、複数の切断ワイヤ部分とワークとの間で同時並列放電を可能とし、高速切断を目指したものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、各切断ワイヤ部分間のインピーダンスをより高くして、各切断ワイヤ部分間の高周波電流に対する絶縁がより確実になるように、各切断ワイヤ部分の間にコアを配置し、そのコアの周囲にワイヤを巻回した高周波絶縁器を配置する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献2に記載された従来技術では、特定のガイドローラに電極ワイヤを複数回巻回することにより各コイルが形成されているので、一つのコイルに電流が流れることにより生じる磁界の多くが、他のコイルの内部を通過する。つまり、このような構成では任意の二つのコイルから形成される相互インダクタンスが非常に大きく、すべてのコイルは電磁気的には密接に結合された状態になっており、各コイルの電磁気的な結合状態が大きくなっている。このため、それぞれの切断ワイヤ部分が高周波電流に対して絶縁された状態とはならず、各切断ワイヤ部分同士が電気的に干渉してしまい、放電が不安定となってしまうという問題があった。
特許文献3に記載された従来技術は、特許文献2に記載されたように、共通のガイドローラにワイヤを捲き掛けてコイルとするのではなく、各切断ワイヤ部分の間の独立したコアを設け、この各コアにワイヤを巻回して各独立コイルとし、各切断ワイヤ部分間を高周波電流に対してより確実に絶縁して放電を安定させることができるが、1本のワイヤを巻き掛ける長さが非常に長くなってしまうこと、及び、各ガイドローラにワイヤを巻回する面とコアにワイヤを巻回する面とが直交面となってワイヤ引き回しが複雑になってしまい全体構造が複雑になってしまうという問題があった。また、ワイヤ放電加工装置では、ワイヤの切断が発生することがあるが、特許文献3に記載された従来技術では、ワイヤの切断が発生した場合、再度ワイヤを巻きかけるのに時間がかかってしまい、実際のワイヤ放電加工装置に適用するのが難しいという問題があった。
以上述べたように、従来技術では、ワイヤ放電加工装置において1本のワイヤをガイドローラに複数回巻回して複数の切断ワイヤ部を構成した場合、放電が不安定になってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、ワイヤ放電加工装置の放電を安定させることを目的とする。
本発明のワイヤ放電加工装置は、間隔をおいて配設された複数のガイドローラを含むガイドローラ組と、各ガイドローラの長手方向に間隔をあけてガイドローラ組に複数回巻き掛けられ、一対の隣接するガイドローラ間で互いに離間した複数の切断ワイヤ部分を構成するワイヤと、少なくとも1本おきに配置された複数の切断ワイヤ部分を含む少なくとも2つの切断ワイヤ部分組と、切断ワイヤ部分組と同数で、各切断ワイヤ部分組の各切断ワイヤ部分に給電する複数の導電ブロックを含む給電ブロックと、各給電ブロックにパルス電力を供給するパルス電源と、を備え、各切断ワイヤ部分とワークとの間で放電を行ってワークを加工するワイヤ放電加工装置であって、各給電ブロックは、それぞれ異なる切断ワイヤ部分組に給電し、パルス電源は、印加時間をずらして各給電ブロックにパルス電力を供給すること、を特徴とする。
本発明のワイヤ放電加工装置において、パルス電源は、給電ブロックと同数のパルス電力供給端と、給電ブロックと同数の信号出力端を備えるクロック回路と、直流電源と、各パルス電力供給端と直流電源の一端との間に配置され、給電ブロックと同数でクロック回路からの入力信号によって各パルス電力供給端への出力電力をオンオフするスイッチング素子と、各パルス電力供給端と直流電源の他端との間に配置されるコンデンサとを備え、クロック回路は信号を複数の信号出力端に順次出力し、各給電ブロックに含まれる複数の導電ブロックは、共通のパルス電力供給端から電力が供給されること、としても好適である。
本発明は、ワイヤ放電加工装置の放電を安定させることができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、ワイヤ放電加工装置100は、送り出しボビン10Aと、巻取りボビン10Bと、プーリ11A〜11Iと、ダンサロール12と、速度プーリ16と、第1のワイヤ張力センサ13A、第2のワイヤ張力センサ13Bと、張力プーリ18と、ワイヤ整列ユニット21と、ガイドローラ24A〜24Dと、パルス電源29と、3つの給電ブロック41,42,43と、ワーク送りユニット27と、制御部80とを備えている。
送り出しボビン10Aは放電加工に用いられるワイヤ15を送り出すものであり、送り出しモータ25Aによって回転駆動される。巻取りボビン10Bは、放電加工に用いられたワイヤ15を巻き取るもので、滑りクラッチ22を介して取り付けられた巻き取りモータ25Hによって駆動される。ダンサロール12は、その位置を上下に移動させることによって送り出しボビン10Aから速度プーリ16までのワイヤ15の走行長さを調整し、送り出しボビン10Aと速度プーリ16との間のワイヤ15の送りを安定させるものである。速度プーリ16は、ワイヤ15が巻き掛けられる面にゴム製の滑り止め部材が設けられ、速度モータ25Bによって駆動され、ワイヤ15の送り速度を規定するものである。速度プーリ16は、位置決めモータ25Fによって水平方向に駆動されるガイド17によってその水平方向位置が規定される。第1、第2のワイヤ張力センサ13A、13Bは、内部に複数のガイドローラを備え、そのローラの位置によってワイヤ15の張力を測定するものである。張力プーリ18は、速度プーリ16と同様、ワイヤ15が巻き掛けられている面にゴム製の滑り止め部材が取り付けられており、対向して設けられたクランプユニット19のクランプローラ19aとの間にワイヤ15を挟みこんで送り方向に引っ張り、ワイヤ15に主張力を掛けることが出来るよう構成されている。張力プーリ18は出力トルクを調整することができるトルクモータ25Dによって駆動されている。ワイヤ整列ユニット21は、位置決めモータ25Gによって軸方向に移動し、巻き取りボビン10Bに向うワイヤ15の巻き取りボビン10Bの軸方向の位置を調整する。
ガイドローラ24A〜24Dには、ワイヤ15が各ガイドローラ24A〜24Dの軸方向にピッチPの間隔で複数回巻き掛けられており、ガイドローラ24A、24Bの間は切断ワイヤ部分26となっている。一のガイドローラであるガイドローラ24Dはドローモータ25Cによって回転駆動される。ワーク送りユニット27はステッピングモータ25Eによって駆動されるよう構成されている。また、ワイヤ放電加工装置100は、ダンサロール12の位置を検出する位置センサ31と、ワイヤの断線を検出する断線検出センサ32とを備えている。送り出しモータ25A、速度モータ25B、ドローモータ25C、トルクモータ25D、巻き取りモータ25Hは、ロータリーエンコーダを内蔵しており、その回転数を出力することができるモータである。また、各位置決めモータ25F,25Gは、内部の回転子の回転角度を検出することができ、回転子の回転角度からガイド17、ワイヤ整列ユニット21の位置を検出することができるよう構成されている。
繰出しボビン10Aから図1に示す矢印の方向に繰出されたワイヤ15は、プーリ11A、ダンサロール12、プーリ11B,11C、速度プーリ16、プーリ11D、第1のワイヤ張力センサ13A、プーリ11E、11Fの順に巻き掛けられ、プーリ11Fを出たワイヤ15は、多数のガイド溝をもつガイドローラ24Aから24Dの外側にガイドローラ24A,24B,24C,24Dの順に巻きかけられる。ガイドローラ24Dを出たワイヤ15は最初にガイドローラ24Aに巻きかけられているワイヤ15の部分とガイドローラ24Aの軸方向にピッチPだけ離れた位置から再びガイドローラ24Aから24Dに巻きかけられていく。最初に巻きかけられたワイヤ15の部分と、次に巻き掛けられたワイヤ15の部分との各ガイドローラ24Aから24Dの軸方向の間隔はいずれの場所でもピッチPとなっている。このようにワイヤ15はガイドローラ24Aから24Dに複数回巻き掛けられる。
図1に示すように本実施形態では、ワイヤ15はガイドローラ24Aから24Dに6回巻き掛けられている。ここで、巻き掛け回数は、切断ワイヤ部分26を規定するガイドローラ24A及び24Bに巻き掛けられている回数である。従って、ワイヤ15の最後の巻き掛けのようにワイヤ15がガイドローラ24Dからガイドローラ24Aに戻らずプーリ11Gに向って延びてもガイドローラ24A及び25Bに巻きかけられているので、巻き掛け回数は1回と数える。つまり、巻き掛けの回数はガイドローラ24Aとガイドローラ24Bとの間に張られている切断ワイヤ部分26の本数となる。
ワイヤ15はガイドローラ24Aから24Dに複数回巻き掛けされた後、プーリ11G、第2のワイヤ張力センサ13B、プーリ11H、張力プーリ18、プーリ11I、ワイヤ整列ユニット21を通り、巻取りボビン10Bに巻き取られている。ワイヤ15は黄銅等の金属線である。
図2に示すように、3つの給電ブロック41,42,43はガイドローラ24Aとガイドローラ24Bとの間の切断ワイヤ部分26に張られたワイヤ15のガイドローラ24A側に設けられている。各給電ブロック41,42,43は切断ワイヤ部分26の各本に接して各本の切断ワイヤ部分26にパルス電源29のからの電力を給電する複数の導電ブロック41A,42A,43Aと各導電ブロック41A,42A,43Aの間を絶縁する絶縁ブロック41B,42B,43Bとが軸方向に交互に並べて配置されたもので、各導電ブロック41A,42A,43Aと各絶縁ブロック41B,42B,43Bはそれぞれ図示しない通しボルトとナットによって給電ブロック41,42,43毎に一体に締め付けられているものである。
図1に示すように、本実施形態では、各給電子ロック41,42,43の各導電ブロック41A,42A,43Aはパルス電源29のマイナス側あるいはグランド側と給電線61,62,63によって接続され、ワーク28は電源のプラス側と給電線64によって接続されている。パルス電源29は、例えば数10KHzの直流パルス電流を、各導電ブロック41A,42A,43Aとワーク28との間に流してワーク28と切断ワイヤ部分26との間に断続的な放電を発生させるものである。放電によって発生される熱によってワーク28は切断加工される。ワーク28と各導電ブロック41A,42A,43Aに接続される極性は相互に異なっていればよく、ワーク28をマイナス側とし、各導電ブロック41A,42A,43Aをプラス側としてもよい。
図2に示すように、本実施形態では切断ワイヤ部分26a〜26fは2本おきに3つの切断ワイヤ部分組261〜263に分けられており、切断ワイヤ部分26a,26dは第1の切断ワイヤ部分組261であり、切断ワイヤ部分26b,26eは第2の切断ワイヤ部分組262であり、切断ワイヤ部分26c,26fは第3の切断ワイヤ部分組263である。また、切断ワイヤ部分組261〜263と同数の3つの給電ブロック41,42,43にはそれぞれ2つの導電ブロック41A,42A,43Aが取り付けられている。2つの導電ブロック41Aは第1の切断ワイヤ部分組261の切断ワイヤ部分26aに給電する位置に配置され、もう1つの導電ブロック41Aは切断ワイヤ部分26aから2本おいた切断ワイヤ部分26dに給電する位置に配置されている。同様に、2つの導電ブロック42Aは第2の切断ワイヤ部分組262の切断ワイヤ部分26bに給電する位置に配置され、もう1つの導電ブロック42Aは切断ワイヤ部分26bから2本おいた切断ワイヤ部分26eに給電する位置に配置され、2つの導電ブロック43Aは第3の切断ワイヤ部分組263の切断ワイヤ部分26cに給電する位置に配置され、もう1つの導電ブロック43Aは切断ワイヤ部分26cから2本おいた切断ワイヤ部分26fに給電する位置に配置されている。このように、各給電ブロック41,42,43の各2つの導電ブロックは、それぞれ2本おきに6本ある切断ワイヤ部分26に給電するよう構成されている。給電ブロック41の2つの導電ブロック41Aは、給電線61から二股に分かれた接続線61a,61bの各一端が接続され、給電ブロック42の2つの導電ブロック42Aは、給電線62から二股に分かれた接続線62a,62bの各一端が接続され、給電ブロック43の2つの導電ブロック43Aは、給電線63から二股に分かれた接続線63a,63bの各一端が接続されている。各給電線61,62,63はそれぞれパルス電源29に接続されている。
図2に示すように、パルス電源29は給電ブロック41,42,43と同数の3つのパルス電力供給端29a,29b,29cと、給電ブロック41,42,43と同数の3つの信号出力端を備えるクロック回路51と、クロック回路51の3つの信号出力端にそれぞれベースが接続された第1、第2、第3のトランジスタ52,53,54と、直流電源58と、各トランジスタ52,53,54のコレクタ側と直流電源58のプラス側との間にそれぞれ設けられる3つのコンデンサ55,56,57とを含んでいる。直流電源58のプラス側は、パルス電源29のプラス側端子29dから出力され、ワーク28に接続されている。また、クロック回路51は、制御部80に接続され、制御部80の指令によって動作するよう構成されている。
図1に示すように、ワーク送りユニット27は、切断ワイヤ部分26でワイヤ15の送り方向と直交する方向に向かってワーク28を移動させることができるよう配置され、ステッピングモータ25Eによって駆動されるよう構成されている。ステッピングモータ25Eは内部の回転子の回転角度を検出することができ、回転子の回転角度からワーク28の位置を検出することができるよう構成されている。
本実施形態のワイヤ放電加工装置100では、ワーク28及び各給電ブロック41,42,43は電気伝導率が調整された純水または油系の加工液に浸漬されており、切断ワイヤ部分26とワーク28の間の放電は水中で行われ、加工中にワーク28全体の温度の上昇を抑えることができるよう構成されている。ワーク28と各給電ブロック41,42,43間に加工液を吹きかけるように構成することとしてもよい。
送り出しボビン10A、巻き取りボビン10Bを回転させる送り出しモータ25A、巻き取りモータ25Hと、速度プーリ16を回転させる速度モータ25Bと、ガイドローラ24Dを回転させるドローモータ25Cと、張力プーリ18を回転させるトルクモータ25Dと、ステッピングモータ25Eと、位置決めモータ25F、25Gと、パルス電源29とは制御部80に接続され、制御部80の指令によって動作するよう構成されている。また、第1、第2のワイヤ張力センサ13A、13Bと、ダンサロール12の位置を検出する位置センサ31と、ワイヤ15の断線を検出する断線検出センサ32と、は制御部80に接続され、各検出信号は制御部80に入力されるよう構成されている。制御部80は、内部の信号処理用のCPUと制御用のプログラムやデータを格納するメモリを備えるコンピュータである。制御部80は断線検出センサ32によってワイヤ15の断線が検出された場合には、ワイヤ放電加工装置100の動作を停止する。
以上のように構成されたワイヤ放電加工装置100の動作について図3から図5を参照しながら説明する。ワイヤ放電加工装置100が始動してワイヤ15が所定の速度、所定の張力になって走行を開始し始めたら、制御部80は、図3(d)に示すように、パルス電源29のクロック回路51にクロック信号の出力を開始する指令を出力する。図3(a)から図3(c)に示す様に、この指令によってクロック回路51は、内部で生成したクロック信号を第1のトランジスタ52、第2のトランジスタ53、第3のトランジスタ54のベースに順次出力していく。すると、クロック信号が各トランジスタ52,53,54の各ベースに入力されている間、第1のトランジスタ52,第2のトランジスタ53、第3のトランジスタ54の順に各トランジスタがオンになり、クロック信号が入力されていない間はオフとなる。そして、各トランジスタ52,53,54がオンになっている間、直流電源58のマイナス側からマイナスのパルス電力が各トランジスタ52,53,54のコレクタ側から順次出力される。図3(a)から図3(c)に示すように、各トランジスタ52,53,54がオンとなっている時間はクロック回路51からのクロック信号がオンとなっている時間と同様のΔt2であり、各トランジスタ52,53,54がオフとなっている時間はクロック回路51の3周期分からクロック信号が1回オンとなっている時間Δt2を差し引いたΔt3であり、各トランジスタ52,53,54からの各パルス電力の周期はクロック回路51から出力されるクロック周期の3倍のΔt1となる。クロック回路51から出力されるクロック信号の周期は、各トランジスタ52,53,54からの各パルス電力のオフとなっている時間Δt3が放電加工によって発生した切粉を除去するために必要な時間として設定されている。各トランジスタ52,53,54のコレクタ側と直流電源58のマイナス側との間にはそれぞれコンデンサ55,56,57が接続されるので、図4に示すように、各トランジスタ52,53,54の各エミッタから出力された矩形の電圧パルスは、三角波の加工電流となってパルス電源29の第1、第2、第3のパルス電力供給端29a,29b,29cから各給電線61,62,63に供給される。この、加工電流のオフとなっている時間は各トランジスタ52,53,54からの各パルス電力のオフとなっている時間Δt3と略同等で、放電加工によって発生した切粉を除去するために必要な時間以上となっている。
図5を参照しながら、供給されたパルス電力によってワークの加工が進んでいく様子について説明する。図3に示す最初のクロック信号がクロック回路51から第1のトランジスタ52のベースに入力されると、図3(a)に示すように、第1のトランジスタ52がオンとなり、第1のパルス電力供給端29aから給電線61に三角形のパルス電流が供給される。この際、第2、第3のトランジスタ53,54にはクロック回路51からのクロック信号が入力されないので、第2、第3のパルス電力供給端29b,29cから給電線62,63にパルス電力は供給されていない。給電線61に供給されたパルス電力は各接続線61a,61bに流れ、給電ブロック41の2つの導電ブロック41A1,41A2を通して左から1本目の切断ワイヤ部分26aと左から4本目の切断ワイヤ部分26dで構成される第1の切断ワイヤ部分組261に供給される。第1の切断ワイヤ部分組261の切断ワイヤ部分26aと切断ワイヤ部分26dとワーク28の距離はLであるが、ワーク28の形状などによって切断ワイヤ部分26a,26dとワーク28との各距離の間には小さな差がある。すると、切断ワイヤ部分26a,26dの内いずれか若干でもワーク28に近い方の切断ワイヤ部分26とワーク28との間でのみ放電が発生し、そのほかの切断ワイヤ部分26とワーク28との間では放電が発生しない。例えば、1本目の切断ワイヤ部分26aの方が若干ワーク28との距離が短い状態の場合、切断ワイヤ部分26aとワーク28との間で放電が発生し、ワーク28の切断ワイヤ部分26aに対応する部分が加工され、切り込み71A1ができるが、ワーク28の切断ワイヤ部分26dに対応する部分は放電か発生しないため、切り込みはできない。クロック回路51からの最初のクロック信号によって、1つの切断ワイヤ部分26aとワーク28との間にのみ放電が発生する。
次に、図3(d)に示す2番目のクロック信号が第2のトランジスタ53のベースに入力されると、図3(b)に示すように、第2のトランジスタ53がオンとなり、第2のパルス電力供給端29bから給電線62に三角形のパルス電流が供給される。この際、第1、第3のトランジスタ52,54にはクロック回路51からのクロック信号が入力されないので、第1、第3のパルス供給端29a,29cから給電線61,63にパルス電力は供給されていない。給電線62に供給されたパルス電力は各接続線62a,62bに流れ、給電ブロック42の2つの導電ブロック42A1,42A2を通して左から2本目の切断ワイヤ部分26bと左から5本目の切断ワイヤ部分26eで構成される第2の切断ワイヤ部分組262に供給される。先に説明したと同様、第2の切断ワイヤ部分組262の切断ワイヤ部分26b,26eの内いずれか若干でもワーク28に近い方の切断ワイヤ部分26とワーク28との間でのみ放電が発生し、そのほかの切断ワイヤ部分26とワーク28との間では放電が発生しない。例えば、2本目の切断ワイヤ部分26bの方が若干ワーク28との距離が短い状態の場合、切断ワイヤ部分26bとワーク28との間で放電が発生し、ワーク28の切断ワイヤ部分26bに対応する部分が加工され、切り込み72A1ができるが、ワーク28の切断ワイヤ部分26eに対応する部分は放電か発生しないため、切り込みはできない。クロック回路51からの2番目のクロック信号によって、1つの切断ワイヤ部分26bとワーク28との間にのみ放電が発生する。切断ワイヤ部分26bがワーク28との間で放電している間に、先に放電した切断ワイヤ部分26aによって形成された切込み71A1からは、切粉が排出されている。
さらに、図3(d)に示す3番目のクロック信号が第3のトランジスタ54のベースに入力されると、図3(c)に示すように、第3のトランジスタ54がオンとなり、第3のパルス電力供給端29cから給電線63に三角形のパルス電流が供給される。この際、第1、第2のトランジスタ52,53にはクロック回路51からのクロック信号が入力されないので、第1、第2のパルス供給端29a,29bから給電線61,62にパルス電力は供給されていない。給電線63に供給されたパルス電力は各接続線63a,63bに流れ、給電ブロック43の2つの導電ブロック43A1,43A2を通して左から3本目の切断ワイヤ部分26cと左から6本目の切断ワイヤ部分26fで構成される第3の切断ワイヤ部分組263に供給される。先に説明したと同様、切断ワイヤ部分26c,26fの内いずれか若干でもワーク28に近い方の切断ワイヤ部分26とワーク28との間でのみ放電が発生し、そのほかの切断ワイヤ部分26とワーク28との間では放電が発生しない。例えば、3本目の切断ワイヤ部分26cの方が若干ワーク28との距離が短い状態の場合、切断ワイヤ部分26cとワーク28との間で放電が発生し、ワーク28の切断ワイヤ部分26cに対応する部分が加工され、切り込み73A1ができるが、ワーク28の切断ワイヤ部分26fに対応する部分は放電か発生しないため、切り込みはできない。クロック回路51からの3番目のクロック信号によって、1つの切断ワイヤ部分26cとワーク28との間にのみ放電が発生する。切断ワイヤ部分26cがワーク28との間で放電している間に、先に放電した切断ワイヤ部分26a,26bによって形成された切込み71A1,72A1からは、切粉が排出されている。
次に、先に放電した切断ワイヤ部分26aによって形成された切込み71A1からの切粉の排出が終了するタイミングで図3に示す4番目のクロック信号がクロック回路51から第1のトランジスタ52のベースに入力される。先に説明したと同様、第1のトランジスタ52がオンとなり、第1のパルス電力供給端29aから給電線61に三角形のパルス電流が供給され、そのパルス電力は各接続線61a,61bに流れ、左から1本目の切断ワイヤ部分26aと左から4本目の切断ワイヤ部分26dに供給される。左から1本目の切断ワイヤ部分26aに対応するワーク28には先の放電によって切り込み71A1が形成されていることから、切断ワイヤ部分26aとワーク28との距離は切断ワイヤ部分26dとワーク28との間の距離よりも長くなっている。このため、切断ワイヤ部分26aとワーク28との間では放電は発生せず、切断ワイヤ部分26dとワーク28の間でのみ放電が発生する。そしてこの放電によってワイヤ放電部分26dに対応するワーク28の部分が加工され、切り込み71A2が形成される。このとき、先に放電した切断ワイヤ部分26b,26cによって形成された切込み72A1,73A1からは、切粉が排出されている。
以下、同様に、先に放電した切断ワイヤ部分26bによって形成された切込み72A1からの切粉の排出が終了するタイミングで第5のクロック信号がクロック回路51から第2のトランジスタ53に入力されると、切断ワイヤ部分26eとワーク28との間でのみ放電が発生し、ワーク28の切断ワイヤ部分26eに対応する部分に加工による切り込み72A2が形成され、先に放電した切断ワイヤ部分26cによって形成された切込み73A1からの切粉の排出が終了するタイミングで第6のクロック信号がクロック回路51から第3のトランジスタ54に入力されると、切断ワイヤ部分26fとワーク28との間でのみ放電が発生し、ワーク28の切断ワイヤ部分26fに対応する部分に加工による切り込み73A2が形成される。
以上説明したように、クロック回路51からクロック信号が発信されるたびに、3つの切断ワイヤ部分組261〜263の1本の切断ワイヤ部分26のみがワーク28との間で放電するので、隣接する切断ワイヤ部分26の間で電流が干渉して放電が不安定となることが抑制される。また、各切断ワイヤ部分組261〜263のそれぞれから放電加工による切粉が排出された後に次の放電が発生するようにクロック回路51のクロック周期が調整されているので、切粉が排出されないうちに切粉と切断ワイヤ部分26a〜26fで次の放電が発生してしまい、切断面が不良となってしまうという問題がなくなる。
また、加工の状態によっては、1つの切断ワイヤ部分組261〜263に含まれる2つの切断ワイヤ部分26、例えば、切断ワイヤ部分26a,26dの両方とワーク28との間で放電が発生する場合がある。このような場合でも、切断ワイヤ部分26aと切断ワイヤ部分26dとはワイヤ15の送り方向に距離が離れていることから、切断ワイヤ部分間の直流抵抗がおおきく、互いの電気的な干渉が少なく、放電が不安定となることが抑制される。
本実施形態のワイヤ放電加工装置100は6本の各切断ワイヤ部分26a〜26fとワーク28との間で同時に放電を行わず、1つの切断ワイヤ部分組261〜263の切断ワイヤ部分26とワークとの間で放電を行うようにしているので、全切断ワイヤ部分26a〜26fとワーク28との間で同時に放電を行う場合に比較して切削速度が低いように見えるかも知れない。しかし、全切断ワイヤ部分26a〜26fとワークとの間で同時に放電を行う様にパルス電力を供給しても、各切断ワイヤ部分26a〜26fの間で電流の干渉が生じてしまうことから、全切断ワイヤ部分26a〜26fとワーク28との間で同時に放電を行うことは困難で、6本の切断ワイヤ部分26a〜26fの1〜2本の切断ワイヤ部分26で放電できるに過ぎない。しかも、放電と放電との間は、放電加工によって発生した切粉を 排出するのに十分な時間間隔を取ることが必要となってくるので、各切断ワイヤ部分26a〜26fに供給するパルス電力の周期は、本実施形態の図3(a)に示す時間Δt1とすることが必要となる。すると、各切断ワイヤ部分26a〜26fに同時にパルス電力を供給しても、時間Δt1の間に確実にワーク28との間で放電することのできる切断ワイヤ部分26は1〜2本となり、時間Δt1の間に確実に3つの切断ワイヤ部分組261〜263に含まれる各1本、合計3本の切断ワイヤ部分26とワーク28との間で放電を行うことができる本実施形態のワイヤ放電加工装置100の方が加工速度が速くなる。また、先に述べたように本実施形態のワイヤ放電加工装置100は、放電が安定しているので、加工面の仕上がりもきれいで、不安定な放電によってワイヤ15の切断が発生する可能性も低くなる。
以上述べたように、本実施形態のワイヤ放電加工装置100は切断ワイヤ部分26とワーク28との間の放電を安定させ不安定な放電によるワイヤ15の断線を抑制することができると共に、放電加工の速度を速めることができる。
以上説明したワイヤ放電加工装置100では、切断ワイヤ部分26a〜26fをそれぞれ2本の切断ワイヤ部分を含む3つの切断ワイヤ部分組261〜263みに分け、それぞれ2つの導電ブロックを含む3つの給電ブロック41〜43によってパルス電力を供給することとして説明したが、切断ワイヤ部分26の本数が多くなった場合には、1つの切断ワイヤ部分組に含まれる切断ワイヤ部分26の本数を多くすることとしてもよい。また、切断ワイヤ部分組の数も多くしてより多くの給電ブロックを備えるようにしてもよい。
10A 送り出しボビン、10B 巻き取りボビン、11A〜11I プーリ、12 ダンサロール、13A 第1のワイヤ張力センサ,13B 第2のワイヤ張力センサ、15 ワイヤ、16 速度プーリ、17 ガイド、18 張力プーリ、19 クランプユニット、19a クランプローラ、21 ワイヤ整列ユニット、22 滑りクラッチ、24A,24B,24C,24D ガイドローラ、25A 送り出しモータ、25B 速度モータ、25C ドローモータ、25D トルクモータ、25E ステッピングモータ、25F,25G 位置決めモータ、25H 巻取りモータ、26,26a〜26f 切断ワイヤ部分、27 ワーク送りユニット、28 ワーク、29 パルス電源、29a,29b,29c パルス電力供給端、31 位置センサ、32 断線検出センサ、41〜43 給電ブロック、41A〜43A,41A1,41A2,42A1,42A2,43A1,43A2 導電ブロック、41B〜43B 絶縁ブロック、51 クロック回路、52〜54 トランジスタ、55〜57 コンデンサ、58 直流電源、61〜64 給電線、61a,61b,62a,62b,63a,63b 接続線、80 制御部、100 ワイヤ放電加工装置。
Claims (2)
- 間隔をおいて配設された複数のガイドローラを含むガイドローラ組と、
各ガイドローラの長手方向に間隔をあけてガイドローラ組に複数回巻き掛けられ、一対の隣接するガイドローラ間で互いに離間した複数の切断ワイヤ部分を構成するワイヤと、
少なくとも1本おきに配置された複数の切断ワイヤ部分を含む少なくとも2つの切断ワイヤ部分組と、
切断ワイヤ部分組と同数で、各切断ワイヤ部分組の各切断ワイヤ部分に給電する複数の導電ブロックを含む給電ブロックと、
各給電ブロックにパルス電力を供給するパルス電源と、を備え、
各切断ワイヤ部分とワークとの間で放電を行ってワークを加工するワイヤ放電加工装置であって、
各給電ブロックは、それぞれ異なる切断ワイヤ部分組に給電し、
パルス電源は、印加時間をずらして各給電ブロックにパルス電力を供給すること、
を特徴とするワイヤ放電加工装置。 - 請求項1に記載のワイヤ放電加工装置であって、
パルス電源は、
給電ブロックと同数のパルス電力供給端と、
給電ブロックと同数の信号出力端を備えるクロック回路と、
直流電源と、
各パルス電力供給端と直流電源の一端との間に配置され、給電ブロックと同数でクロック回路からの入力信号によって各パルス電力供給端への出力電力をオンオフするスイッチング素子と、
各パルス電力供給端と直流電源の他端との間に配置されるコンデンサと
を備え、
クロック回路は信号を複数の信号出力端に順次出力し、
各給電ブロックに含まれる複数の導電ブロックは、共通のパルス電力供給端から電力が供給されること、
を特徴とするワイヤ放電加工装置。
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