JP2011061435A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷用紙等の印刷媒体の希望場所と異なる位置に印刷が行われたり、画像の一部が欠損して印刷が行われるような問題を解消する。
【解決手段】 画像読取装置1では、操作部(外部)から入力された変倍率や印刷用紙サイズを設定し、その各設定値に基づいて読取可能領域Aを算出する。そして、その算出結果に基づいてモータ22,23および駆動部28,29によって、発光部24を主走査方向に、発光部25を副走査方向にそれぞれ移動させると共に、発光部24,25を発光させ、発光部24からは副走査方向に平行な光を、発光部25からは主走査方向に平行な光をそれぞれ射出させることにより、読取可能領域Aを示す光の軌跡が表示される。
【選択図】 図2

Description

この発明は、デジタル複合機,デジタル複写機,ファクシミリ装置等の画像形成装置に搭載されるスキャナ装置等の画像読取装置、あるいはそのような画像形成装置やPC(パーソナルコンピュータ)等のOA機器にケーブル等によって接続される単体のスキャナ装置等の画像読取装置に関する。
デジタル複写機等の画像形成装置に搭載されるスキャナ装置のように、画像読取部(画像読取手段)によって原稿の画像を読み取り、その読み取った画像データを印刷部(画像形成手段)に出力して用紙上に印刷(画像形成)を行わせる画像読取装置や、画像形成装置やPC等のOA機器にケーブル等によって接続されるスキャナ装置のように、画像読取部によって原稿の画像を読み取り、その読み取った画像データを他のOA機器に出力する画像読取装置がある。
このような画像読取装置では、一般に、原稿から読み取った画像データのサイズを変倍(拡大又は縮小)する変倍機能を備えている。
しかし、このような変倍機能を有する従来の画像読取装置では、等倍で原稿の画像(単に「原稿」ともいう)を読み取る場合の印刷用紙サイズ(印刷に使用する用紙のサイズ)の適正な載置位置を操作部上に表示しているが、原稿から読み取った画像データの変倍時に希望する倍率(以下単に「変倍率」ともいう)や印刷用紙サイズに合わせて原稿を載置する位置を表示することはない。
このため、使用者が変倍機能を使う場合、どの領域まで原稿を読み取ることができるか明確にできないため、印刷用紙サイズと変倍率を入力した後に、設定した希望の変倍率に応じた位置を使用者が主観的に見極めて原稿を載置し、画像読取装置に原稿を読み取らせ、その読み取り画像データを印刷部に出力して印刷を行わせていた。
しかし、このような方法では、正確な読取可能領域が確認できないため、印刷用紙上の希望場所と異なる位置に印刷が行われたり、画像の一部が欠損して印刷が行われるという問題があった。
そこで、例えば特許文献1に見られるようなものが提案されている。
特許文献1には、印刷用紙サイズと変倍率に対応する読取可能領域(印刷可能領域)を表示する目的で、原稿載置領域の周囲に所定の間隔でLED等の発光部を設置する機構が開示され、印刷用紙サイズと変倍率に対応する読取可能領域の両端部に位置する発光部が発光することにより、使用者が原稿の読取可能領域を認識することができるようにした構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載のものでも、正確な読取可能領域が確認できないため、印刷用紙上の希望場所と異なる位置に印刷が行われたり、画像の一部が欠損して印刷が行われるという問題は解消できていない。
なお、その解消できない理由は、以下の(a)(b)に示す通りである。
(a)原稿載置領域の周囲に設置された発光部の発光を基準にするため、原稿載置領域端部から離れた位置では読取可能領域を確認し難い。
(b)発光部を所定の間隔で設置するため、設置されていない地点を正確に表示することができない。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、印刷用紙等の印刷媒体の希望場所と異なる位置に印刷が行われたり、画像の一部が欠損して印刷が行われるような問題を解消することを目的とする。
この発明は、原稿の画像を読み取る画像読取手段を有する画像読取装置であって、上記の目的を達成するため、上記画像読取手段の上記原稿を載置可能な領域の主走査方向と副走査方向に平行な光を射出する発光手段と、該発光手段を移動させるための駆動手段と、該駆動手段の駆動および上記発光手段の発光を制御することにより、読取可能領域を表示させる制御手段とを設けたものである。
なお、上記画像読取手段によって読み取った画像データを変倍する変倍手段と、該変倍手段によって変倍された画像データを出力する出力手段と、該出力手段による出力画像の印刷に使用する媒体のサイズを外部からの指示によって設定する媒体サイズ設定手段と、上記変倍手段による変倍率を外部からの指示によって設定する変倍率設定手段とを設け、上記制御手段が、上記媒体サイズ設定手段によって設定された媒体サイズと上記変倍率設定手段によって設定された変倍率とに基づいて、上記読取可能領域を算出する読取可能領域算出手段を備え、該読取可能領域算出手段による算出結果に応じて上記駆動手段の駆動を制御するとよい。
また、上記発光手段および駆動手段を上記主走査方向と上記副走査方向に1つずつ又は2つずつ搭載するとよい。
さらに、上記駆動手段をステッピングモータあるいはDCモータを用いたものとし、上記制御手段が、上記ステッピングモータあるいは上記DCモータを用い、パルス数あるいは回転数に基づいて設定された位置に上記発光手段を移動させることが望ましい。
さらにまた、原稿を載置するプラテンガラスと、該プラテンガラスの上面に対して開閉可能な圧板と、該圧板の開閉を検知する検知手段とを備え、上記制御手段が、上記検知手段によって上記圧板が閉じたことを認識した場合に、上記発光手段の発光を停止するとよい。
また、上記発光手段を、指向性の強いLED等の光源を使用したものとすればよい。
この発明によれば、画像読取装置が、発光手段を移動させ、その発光手段から主走査方向および副走査方向に平行な光を射出することによって読取可能領域を表示することにより、使用者が読取可能領域を正確に認識して、そこに原稿を載置することができるため、用紙等の媒体の希望場所と異なる位置に印刷が行われたり、画像の一部が欠損して印刷が行われるような問題を解消することができる。
この発明の一実施形態である画像読取装置の概略構成例を示す縦断正面図である。 図1に示した画像読取装置1のプラテンガラス3およびその周辺部分を上方から見た構成例を示す平面図である。 同じく画像読取装置1を制御する制御部(制御手段)の構成例を示すブロック図である。 同じく画像読取装置1の制御部および使用者による読取工程の一例を示すフローチャートである。 同じく画像読取装置1のプラテンガラス3およびその周辺部分を上方から見た他の構成例を示す平面図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
以下の実施形態では、原稿から読み取った画像データの変倍時に希望する倍率(変倍率)や印刷用紙サイズの設定に際して、以下の特徴を有する。要するに、モータ等と組み合わせることでプラテンガラス(画像読取手段の原稿を載置可能な領域)の主走査方向および副走査方向に移動可能な発光部(発光手段)を画像読取装置内に設置する。そして、変倍率や印刷用紙サイズを設定すると、読取可能領域を表示するために発光部が画像読取装置内を高精度に移動し、主走査方向および副走査方向に平行な光を射出することで光の軌跡が描かれ、使用者が読取可能領域を正確に認識できることが特徴になっている。
図1は、この発明の一実施形態である画像読取装置の概略構成例を示す縦断正面図である。
この画像読取装置1は、図1に示すように、原稿2を載置するプラテンガラス3と、原稿2の露光用の光源4および第1反射ミラー5とからなる第1キャリッジ6と、第2反射ミラー7および第3反射ミラー8からなる第2キャリッジ9と、イメージセンサであるCCD(Charge Coupled Devices)10と、CCD10に結像するためのレンズユニット11と、シェーディング補正用の白基準板12とを備えている。これらが、図3の撮像部39(画像読取手段)を構成している。
CCD10は、センサ基板13上に設けられている。このセンサ基板13は、CCD10が出力する画像信号(読み取り画像データ)に対して各種の信号処理を施す信号処理回路(後述)が搭載された信号処理基板14と、接続ケーブル15によって接続されている。
光源4、第1,第2,第3反射ミラー5,7,8、およびレンズユニット11は、走査光学系を構成する。なお、走査光学系としては、相対的なものであり、ミラー等が固定で原稿側が移動するタイプであってもよい。
光源4は、白基準板12やプラテンガラス3の読み取り面に対して、所定角度で光を照射し、白基準板12又は原稿2で反射した光は、第1,第2,第3反射ミラー5,7,8およびレンズユニット11を経由してCCD10に入射する。
CCD10は、入射光量に対応する電圧をアナログ画像信号として出力する。
第1,第2キャリッジ6,9は、図示しないステッピングモータの駆動により、原稿2の読み取り面とCCD10との間の距離を一定に保ちながら副走査方向(矢印A方向)に移動し、原稿2を露光走査する。
図2は、図1に示した画像読取装置1のプラテンガラス3およびその周辺部分を上方から見た構成例を示す平面図である。
この画像読取装置1の原稿台20は、原稿2を載置するプラテンガラス3、基準点60、原稿位置決め部材21、モータ22により主走査方向に移動自在な駆動部28、モータ23により副走査方向に移動自在な駆動部29、駆動部28に取り付けられて副走査方向に平行な光を射出する発光部(発光手段)24、駆動部29に取り付けられて主走査方向に平行な光を射出する発光部25を含む構成である。なお、モータ22,23,および駆動部28,29が駆動手段としての機能を果す。
原稿載置領域は、原稿台20において原稿2を載置できる領域であり、プラテンガラス3のほぼ全面に匹敵する。
原稿位置決め部材21には、原稿2の載置位置を示す主走査方向と副走査方向のスケール26、原稿2の中心載置位置を示すセンタマーク27が表示されている。
スケール26は、等倍で原稿2を読み取る場合の印刷用紙サイズの適正な載置位置を表示しているが、原稿から読み取った画像データの変倍時に希望する倍率(変倍率)に合わせて原稿2を載置する位置の表示はない。それは、変倍時には、変倍率と印刷用紙サイズとによって原稿2を載置すべき位置、つまり印刷用紙(他の印刷媒体でもよい)上に画像を印刷(形成)することができる読取可能領域(印刷可能領域)Aが異なるためである。
使用者が後述する図3の操作部35より変倍率と印刷用紙サイズを入力すると、図3のCPU30は、その入力された変倍率と印刷用紙サイズを設定し、その各設定値に基づいて読取可能領域Aを算出し、その算出結果に応じてモータ制御部37がモータ22,23を稼動させて読取可能領域Aの境界線まで発光手段である発光部24,25を移動させ、発光制御部38が発光部24,25を発光させて、読取可能領域Aを表示する。発光部25が主走査方向に平行な光を、発光部24が副走査方向に平行な光をそれぞれ射出することにより、図2に一点鎖線で示すような光の軌跡が表示されるため、使用者は読取可能領域Aを正確に判断することができる。
図3は、図1に示した画像読取装置1を制御する制御部の構成例を示すブロック図である。
ROM31およびRAM32を備えたCPU30には、操作部35、キャリッジ制御部36、モータ制御部37、発光制御部38、撮像部39、インタフェイス(I/F)33、および画像データメモリ34等の入出力部が接続されている。
キャリッジ制御部36には、キャリッジ駆動モータ40が接続されている。
モータ制御部37には、モータ22,23が接続されている。
発光制御部38には、発光部24,25が接続されている。
CPU30は、ROM31に予め書き込まれたプログラムに従って各入出力部を統括制御し、この間に入出力されるデータをRAM32の所定メモリエリアに格納する。このCPU30は、この発明に関する制御手段,変倍手段,出力手段,媒体サイズ設定手段,および変倍率設定手段としての機能を果す。
インタフェイス33には、図示しない画像形成装置が接続され、その画像形成装置に出力する原稿2の文字や画像の読み取りデータ(画像データ)がCPU30から入力される。
画像データメモリ34は、インタフェイス33を介して出力する原稿の読み取り画像データを記憶する。
操作部35は、印刷用紙サイズや変倍率等の各種情報を入力するための入力部と、各種情報を表示する表示部とからなる。
キャリッジ制御部36は、CPU30から出力される駆動データに基づいて、キャリッジ駆動モータ40を駆動して図1の第1キャリッジ6等を移動させる。
CPU30は、操作部35より入力された用紙サイズや倍率を基に読取可能領域Aを算出する。
モータ制御部37は、モータ22,23を駆動してCPU30が算出した読取可能領域Aの境界まで発光部24,25を移動させる。境界に移動した発光部24,25は、CPU30の指示を受けた発光制御部38により発光させられる。
図4は、図1に示した画像読取装置1の制御部および使用者による読取工程の一例を示すフローチャートである。
この画像読取装置1が自己に接続されている画像形成装置によって印刷を実行させる際に、まず図4のステップS1へ進み、使用者が操作部35上の操作によって印刷用紙サイズを入力すると、その印刷用紙サイズをCPU30が設定してRAM32に書き込む。
次に、ステップS2へ進み、使用者が操作部35上の操作によって印刷させたい原稿2の希望印刷領域サイズを基にした変倍率を入力すると、その変倍率もCPU30が設定してRAM32に書き込む。
そして、ステップS3へ進み、CPU30は、設定した印刷用紙サイズと変倍率から原稿載置領域における読取可能領域Aを算出し、主走査方向および副走査方向において、モータ22,23によって駆動部28,29を駆動して発光部24,25を読取可能領域Aの境界(設定位置)まで移動させる。
次に、ステップS4へ進み、CPU30は、境界に移動させた発光部24,25を、発光制御部38により発光させることにより、読取可能領域Aを表示する。
その後、ステップS5へ進み、使用者は、原稿2を原稿台20に載置し、原稿2の希望印刷領域が読取可能領域A(読取範囲)内に入っているか否かの確認を行う。
そして、希望印刷領域が読取可能領域A内に入っている場合には、ステップS6へ進み、使用者は印刷および原稿読取を兼用する操作部35上のスタートキーを押下する。
それによって、ステップS7へ進み、CPU30は、原稿2の読み取りを実行する。そして、原稿から読み取った画像データを、先に設定した変倍率で変倍した後、先に設定した印刷用紙サイズを示す用紙サイズ情報と共に、インタフェイス33を介して接続されている画像形成装置へ出力させる。その画像形成装置は、画像読取装置1から画像データと共に用紙サイズ情報が入力されると、その用紙サイズ情報が示すサイズの印刷用紙を印刷に使用する印刷用紙として選択し、その印刷用紙上に上記入力された画像データに基づいて印刷を行う。つまり、その画像データを可視画像として印刷する。
原稿2の読み取りが実行され、印刷が実行された後、ステップS8へ進み、使用者は次の印刷を行うか否かの確認を行い、その印刷を行わない場合には印刷工程を終了する。
次の印刷を行う場合には、ステップS10へ進み、使用者は、現在の条件(現在設定されている印刷用紙サイズと変倍率)で良いか否かの確認を行う。
そして、現状の条件で良い場合には、ステップS5へ戻り、使用者は、原稿2を原稿台20に載置して、ステップS5以降の操作を行う。
一方、現状の条件ではなく、それと異なる条件で原稿2の読み取りを行わせたい場合には、ステップS1へ戻り、使用者は、操作部35上の操作によって印刷用紙サイズの設定(S1)と変倍率の設定(S2)を再度CPU30に行わせる。それによって、継続した印刷を行わせることが可能になる。
また、ステップS5において、希望印刷領域が読取可能領域A内に入っていない場合には、ステップS9へ進み、使用者は操作部35上の操作によって印刷用紙サイズの設定変更もしくは変倍率の設定変更をCPU30に行わせる。
その後、ステップS3へ戻り、CPU30が再度ステップS3,S4の処理を行った後、ステップS5へ進み、使用者は、再度原稿台20に原稿2を載置し、希望印刷領域が読取可能領域A内に入っているかの確認を行う。そして、希望印刷領域が読取可能領域A内に入っていれば、つまり問題がなければ、操作部35上のスタートキーを押下し、読取工程を続行する。
このように、画像読取装置1が、外部(操作部)から入力された印刷用紙サイズと変倍率を基にして、原稿台20に発光部24,25を用いて読取可能領域Aを表示する。
すなわち、外部から入力された変倍率や印刷用紙サイズを設定すると、読取可能領域を表示するために発光部24,25を画像読取装置内で高精度に移動させ(印刷用紙サイズと変倍率に合わせた読取可能領域の境界に移動させ)、主走査方向および副走査方向に平行な光を射出することで光の軌跡を描く(読取可能領域を表示する)。
それによって、使用者が読取可能領域を正確に認識して、そこに原稿を載置することにより、変倍時でも希望通りの画像を精度良く読み取ることができるため、印刷用紙上の使用者の希望場所と異なる位置に印刷が行われたり、画像の一部が欠損して印刷が行われるミスを防止することが可能になり、使用者の希望する大きさの印刷ができる。
図5は、図1に示した画像読取装置1のプラテンガラス3およびその周辺部分を上方から見た他の構成例を示す平面図であり、図2と対応する部分には同一符号を付している。
この例の基本的な構成は、図2と同様である。図2と異なる点は、モータ50により主走査方向に移動自在な駆動部52、モータ53により副走査方向に移動自在な駆動部55、駆動部52に取り付けられて副走査方向に平行な光を射出する発光部51、駆動部55に取り付けられて主走査方向に平行な光を射出する発光部54を、新たに追加した点である。
これにより、図2のように各々のモータ22,23,50,53を稼動させて駆動部28,29,52,55を動かし、発光部24,25,51,54を読取可能領域の境界まで移動させ、発光することで原稿位置決め部材21に頼らずに読取可能領域Bを表示できる。なお、読取可能領域の基準(表示位置)を変更するために必要な各駆動部28,29,52,55の移動距離については、使用者が図3の操作部35上の操作によって各々入力してCPU30に設定させ、その設定された値と前述したように設定された用紙サイズおよび変倍率とを基にCPU30が読取可能領域Bを算出する。そして、モータ制御部37は、モータ22,23,50,53を駆動してCPU30が算出した読取可能領域Bの境界まで発光部24,25,51,54を移動させる。
このように、主走査方向と副走査方向に移動可能な発光部24,25,51,54が1つずつから2つずつに変更することで、読取可能領域Bの基準を自由に設定できる。つまり、原稿位置決め部材21に頼らず、プラテンガラス3(原稿載置領域)内であれば、どの位置でも読取可能領域Bを表示することができる。これに関するメリットを、以下にまとめる。
(1)原稿2の中心付近などを読み取る場合
基準を基準点60ではなく任意の位置に設定できるため、原稿位置決め部材21に乗り上げないように原稿2を設置することが可能となり、原稿浮きにより読取精度が低下すること、および段差により原稿2が傷むことを防げる。
(2)原稿2全体を読み取る場合
基準を基準点60ではなく任意の位置に設定できるため、原稿位置決め部材21とプラテンガラス3との間の隙間に挟まることがないように、原稿2を設置することが可能となり、隙間に挟まることにより原稿2が傷むことを防げる。
なお、モータ22,23,50,53として、例えばステッピングモータあるいはDCモータを用いることができる。
モータ22,23,50,53がステッピングモータの場合、モータ制御部37はパルス数に基づいて設定位置に発光部24,25,51,54を移動させることができる。
モータ22,23,50,53がDCモータの場合、モータ制御部37は回転数に基づいて設定位置に発光部24,25,51,54を移動させることができる。
また、画像読取装置1は、原稿を載置するプラテンガラス3の上面に対して開閉可能な図示しない圧板を備えているが、その圧板の開閉を検知するセンサ(検知手段)を備え、図3のCPU30が、上記センサによって圧板が閉じたことを認識した場合に、各発光部の発光を停止することもできる。
さらに、各発光部としては、指向性の強いLED等の光源を使用するとよい。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、印刷用紙等の印刷媒体の希望場所と異なる位置に印刷が行われたり、画像の一部が欠損して印刷が行われるような問題を解消することができる。したがって、使用者にとって使い勝手の良い画像読取装置を提供することができる。
1:画像読取装置 2:原稿 3:プラテンガラス 20:原稿台
22,23,50,53:モータ 24,25,51,54:発光部
28,29,52,55:駆動部 30:CPU 31:ROM 32:RAM
33:インタフェイス(I/F) 34:画像データメモリ 35:操作部
36:キャリッジ制御部 37:モータ制御部 38:発光制御部 39:撮像部
特開2000−358131号公報

Claims (7)

  1. 原稿の画像を読み取る画像読取手段を有する画像読取装置であって、
    前記画像読取手段の前記原稿を載置可能な領域の主走査方向と副走査方向に平行な光を射出する発光手段と、
    該発光手段を移動させるための駆動手段と、
    該駆動手段の駆動および前記発光手段の発光を制御することにより、読取可能領域を表示させる制御手段とを設けたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記画像読取手段によって読み取った画像データを変倍する変倍手段と、該変倍手段によって変倍された画像データを出力する出力手段と、該出力手段による出力画像の印刷に使用する媒体のサイズを外部からの指示によって設定する媒体サイズ設定手段と、前記変倍手段による変倍率を外部からの指示によって設定する変倍率設定手段とを設け、
    前記制御手段は、前記媒体サイズ設定手段によって設定された媒体サイズと前記変倍率設定手段によって設定された変倍率とに基づいて、前記読取可能領域を算出する読取可能領域算出手段を有し、該読取可能領域算出手段による算出結果に応じて前記駆動手段の駆動を制御することを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像読取装置において、
    前記発光手段および前記駆動手段を前記主走査方向と前記副走査方向に1つずつ搭載したことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1又は2に記載の画像読取装置において、
    前記発光手段および前記駆動手段を前記主走査方向と前記副走査方向に2つずつ搭載したことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記駆動手段は、ステッピングモータあるいはDCモータを用いたものであり、
    前記制御手段は、前記ステッピングモータあるいは前記DCモータを用い、パルス数あるいは回転数に基づいて設定された位置に前記発光手段を移動させることを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    原稿を載置するプラテンガラスと、該プラテンガラスの上面に対して開閉可能な圧板と、該圧板の開閉を検知する検知手段とを備え、
    前記制御手段は、前記検知手段によって前記圧板が閉じたことを認識した場合に、前記発光手段の発光を停止することを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記発光手段は、指向性の強いLED等の光源を使用したものであることを特徴とする画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016058802A (ja) * 2014-09-06 2016-04-21 株式会社東芝 画像読取装置、画像読取方法、および画像読取用の制御プログラム

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