JP2007067966A - 画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿載置台をディスプレイパネルとし、撮影する原稿の諸条件を入力することにより、原稿の載置位置とサイズを表示して操作性を高めた画像処理システムを提供する。
【解決手段】 この画像処理システム100は、原稿画像を撮影する撮像装置1と、図示しない原稿を載置すると共に撮影のための操作内容を表示するディスプレイパネル18を備えた原稿載置台3と、操作情報を入力する操作部4と、本体筐体部17と、を備えて構成される。尚、図示は省略するが、本体筐体部17内には撮像装置1、原稿載置台3及び操作部4を制御する制御部16が備えられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理システムに関し、さらに詳しくは、原稿画像を撮影する撮像装置を備えた画像処理システムに関するものである。
ドキュメントの高精細な複写を得るために、以前はスキャナを用いるのが常識であった。スキャナの多くは、CCDアレイを用いたいわゆるフラットベッド型のスキャナのことである。フラットベッド型のスキャナでは、CCDアレイを1方向に物理的に移動させること(以下、スキャニング動作と呼ぶ)で画像を得るものである。ここでは、多くのコピー機がそうであるように、ドキュメントは裏表を逆にして、原稿台(コンタクトガラスとも呼ばれる)に、セットしなければならない。
しかし、近年、CCDデバイス、および情報処理技術の発達によって、ディジタルカメラを用いて、ドキュメントの高精細な複写を得ることが出来るようになってきた。具体的には、スキャニング動作を行なわない。つまりスキャナ装置を用いずに、ドキュメントを真上方向からディジタルカメラで撮像し、画像を得るものである。形態としては、既存のドキュメントカメラ(または、書画カメラとも呼ばれる)と類似したシステムであるが、既存のドキュメントカメラは、プレゼンテーション目的のために画面上へ画像を投射することを主目的としている点が異なる。ディジタルカメラを用いて、ドキュメントの高精細な複写を得る場合には、フラットベッド型のスキャナで画像を得る場合に対して、下記のようなメリットがある。即ち、
1)基本的に1回の露光で全領域の画像を得るので、動作が圧倒的に速い。
2)ドキュメントの裏表反転セットが不要であり、直感的で操作性にも優れる。
3)コンタクトガラスに原稿を圧着させる必要がないので、書籍原稿を傷めない。
4)コンタクトガラスに原稿を圧着させる必要がないので、立体物の複写が可能である。
しかしながら、下記のような欠点も存在する。即ち、
1)原稿における、有効コピー領域の確認がしづらい。
2)原稿と照明間に一定の距離が存在するため、得られた画像に影を生じ易い。
このような課題に対しては特許文献1には、印刷用紙サイズと変倍率を基にした印刷可能領域を、スキャナの原稿載置台に配置したLEDにより表示する技術が開示されている。
また特許文献2には、OHP装置の原稿台に置かれた原稿の透過光をカメラで読み取る際に、カメラで読み取る範囲を発光素子等で表示する技術が開示されている。
また特許文献3には、フラットベッドスキャナにおける原稿認識の精度向上のために、原稿圧板の白色度を可変構成する技術が開示されている。
特開2000−358131公報 特開平09−161044号公報 特開平11−205547号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている従来技術は、原稿載置台の周囲に多数のLEDを配置して、X、Y方向の点灯したLEDから印刷用紙サイズと変倍率を指示するため、多数のLEDが必要になりコストが高くなると共に、サイズ認識がしづらいといった問題がある。
また特許文献2に開示されている従来技術は、発光素子からの光のスポットに原稿の一端を合わせるため、原稿が曲がった場合は投影された画像を見ながら修正しなければならず、操作が煩わしいといった問題がある。
また特許文献3に開示されている従来技術は、原稿圧板の白色度を可変にして原稿サイズを検出するので、操作に時間を要して操作性が悪いといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、原稿載置台をディスプレイパネルとし、撮影する原稿の諸条件を入力することにより、原稿の載置位置とサイズを表示して操作性を高めた画像処理システムを提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、原稿画像を撮影する撮像装置を備えた画像処理システムであって、原稿を載置すると共に撮影のための操作内容を表示するディスプレイパネルを備えた原稿載置台と、操作情報を入力する操作部と、前記撮像装置、原稿載置台及び操作部を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の画像処理システムは、原稿載置台に撮影のための操作内容を表示するディスプレイパネルを備えた点が特徴である。従って、操作者はこのディスプレイパネルを見ながら操作を行うことができる。
請求項2は、前記制御部は、前記操作部により前記原稿のサイズ情報が入力されると、当該原稿を載置する位置を枠情報として表示するように前記ディスプレイパネルを制御することを特徴とする。
原稿の撮影を正確に行なうためには、原稿を原稿載置台に正しくおくことが必要である。そこで本発明では、原稿のサイズ情報が入力されると、原稿を載置する位置を枠情報として表示するようするものである。
請求項3は、前記制御部は、前記操作部により前記原稿の変倍率が入力されると、前記枠情報が前記変倍率に応じて変化するように前記ディスプレイパネルを制御することを特徴とする。
また撮影する原稿が撮影画面に対して1対1であるとは限らない。例えば、撮影画面より小さい場合は、その画像を拡大して撮影する必要がある。そのために操作部から変倍率が入力されると、その変倍率に応じて枠情報を変化させる。
請求項4は、前記制御部は、前記原稿載置台に原稿を載置したことを検出する自動認識手段を更に備え、該自動認識手段が原稿を載置したことを検出すると、当該原稿が載置された位置を枠情報として表示するように前記ディスプレイパネルを制御することを特徴とする。
枠情報が表示されてその枠に原稿をセットするマニュアルモードと、原稿を適当な位置にセットして自動的に正しい画像として撮影する自動モードがある。この自動モードのときは、原稿を原稿載置台に載置したことを検出する機能が必要となる。
請求項5は、前記制御部は、撮影時に前記ディスプレイパネルを発光させるように制御することを特徴とする。
原稿を撮影する場合、原稿の周縁部は暗くなって枠が撮影されてしまう。そこで本発明では、ディスプレイパネルを発光させて原稿の周縁部を明るくするものである。
請求項6は、前記制御部は、撮影時に前記原稿の周縁部を照射するように前記ディスプレイパネルを制御することを特徴とする。
ディスプレイパネルを発光させて原稿の周縁部を明るくすると、例えば、原稿の表裏に情報が印刷されている場合、裏の情報が表面に出る裏映り現象が発生する。これを防止するために、原稿の周縁部のみを照射するようにディスプレイパネルを発光させるものである。
請求項7は、前記制御部は、予め蓄積されている原稿画像の一部に差込画像を合成する差込合成モードを更に備え、該差込合成モードが前記操作部により設定されると、前記差込画像を差し込む原稿画像を表示するように前記ディスプレイパネルを制御することを特徴とする。
所定の原稿画像に別の画像データを差し込む場合、差し込まれる原稿画像をディスプレイパネルに表示させる必要がある。そこで本発明では、差込合成モードが設定されると、予め記憶している原稿画像をディスプレイパネルに表示させるものである。
請求項8は、前記制御部は、撮影後、当該撮影した画像を所定の時間に亘って表示するように前記ディスプレイパネルを制御することを特徴とする。
原稿を撮影した場合、その撮影画像を確認するため表示を即座に消さないで、一定時間表示させておく。それにより、操作者が画像を確認することができる。
請求項9は、前記制御部は、前記ディスプレイパネル上に感圧パネルを一体構成にして備え、前記ディスプレイパネル上に表示された原稿画像の所定の箇所を押圧することにより、前記原稿画像のエリアを指定すると共に、当該指定エリアを表示するように前記ディスプレイパネルを制御することを特徴とする。
撮影する原稿の全ての部分を必要とするとは限らない場合がある。即ち、所定のエリアのみ必要な場合がある。そのような場合、タッチパネル形式でエリアを指定できれば便利である。そこで本発明では、ディスプレイパネル上に感圧パネルを一体構成にして、エリアを指定することにより、その部分を表示するものである。
請求項1の発明によれば、原稿載置台に撮影のための操作内容を表示するディスプレイパネルを備えたので、操作性を向上させることができる。
また請求項2では、原稿のサイズ情報が入力されると、原稿を載置する位置を枠情報として表示するので、原稿の置く位置が明確になり、撮影を正確に行うことができる。
また請求項3では、操作部から変倍率が入力されると、その変倍率に応じて枠情報を変化させるので、変倍率が変化した場合でも、正確に原稿を載置することができる。
また請求項4では、自動認識手段が原稿を載置したことを検出すると、当該原稿が載置された位置を枠情報として表示するので、操作者は原稿を置く位置を気にすることなく操作ができ、更に操作性を高めることができる。
また請求項5では、撮影時にディスプレイパネルを発光させるので、原稿の周縁部を明るくすることができ、原稿の枠を消去することができる。
また請求項6では、撮影時に原稿の周縁部を照射するので、両面印刷の原稿の場合でも、裏映りを防止することができる。
また請求項7では、差込合成モードが設定されると、予め記憶している原稿画像をディスプレイパネルに表示させるので、差し込む原稿の位置を正確に確認することができる。
また請求項8では、撮影後、当該撮影した画像を所定の時間に亘って表示するので、操作者は撮影した画像を確認することができる。
また請求項9では、ディスプレイパネル上に感圧パネルを一体構成にして、エリアを指定することにより、その部分を表示するので、エリア指定が正確に行なわれ、且つ指定したエリアを確認することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の一実施形態に係る画像処理システムの外観斜視図である。この画像処理システム100は、原稿画像を撮影する撮像装置1と、図示しない原稿を載置すると共に撮影のための操作内容を表示するディスプレイパネル18を備えた原稿載置台3と、操作情報を入力する操作部4と、本体筐体部17と、を備えて構成される。尚、図示は省略するが、本体筐体部17内には撮像装置1、原稿載置台3及び操作部4を制御する制御部16が備えられている。また撮像装置1は本実施形態ではデジタルカメラであり(以下、単にカメラと呼ぶ)、直下の画像を撮影できるようになっている。また図1に示すように、カメラ1は本体筐体部17に対してステイ2により固定されていて、一般の照明器具のように自在に位置を動かすことはできない。またカメラ1の直下には、ディスプレイパネル18が配置されていて、ディスプレイパネル18が原稿載置台3を兼ねる構成となっている。操作部4は、通常の画像形成装置と同様に、テンキー、コピーボタン、キャプチャボタン、ストップボタン等の入力ボタン群4bと、タッチパネル4aで構成されている。
図2は本発明の画像処理システムの構成を示すブロック図である。図2に示す図中の点線枠原稿5、プリント物6、N/W7は、装置の外にあることを意味している。同じ構成要素には図1と同じ参照番号を付して説明する。この画像処理システム100は、原稿画像を撮影する撮像装置1と、図示しない原稿を載置すると共に撮影のための操作内容を表示するディスプレイパネル18と、操作情報を入力する操作部4と、制御部16により構成される。特に制御部16は、情報処理や全体の動作の制御を行う情報処理部(CPUなど)14と、システムOS、プリントプロセスに必要な各種制御プログラム、システムの初期設定値など納めたROMや、ワークメモリー用のRAM、HDDなどで構成される情報記憶部15と、ネットワークとのインターフェイスであるNIC(Network Interface Card)11と、プリント要求に応じてデータを印刷するプリントエンジン10と、記録紙の給紙と排紙を司る給・排紙部9と、プリントエンジン10と給・排紙部9を制御するエンジンコントローラ12と、操作部4、ディスプレイ3a及び撮像装置1を制御するI/Oコントローラ8と、内部バス13と、を備えて構成されている。
撮像装置1としてカメラを考えた場合、カメラには、撮影補助のための照明手段、変倍撮影を実現するためのズーム機構などが一体構成されている。ディスプレイパネル18は、ユーザーに提示するガイダンス表示用途および原稿位置マーカーの表示用途のみならず、撮影時に発光することで補助照明手段として、また撮影した画像の確認手段として機能する。さらにユーザーからの指示を入力する装置として操作部4がある。操作部4は、通常の画像形成装置と同様に、テンキー、コピーボタン、キャプチャボタン、ストップボタン等の入力ボタン群4bと、タッチパネル4aで構成されている。タッチパネル4a上には、給紙トレイの指定、変倍率、濃度、の指定などをタッチパネル4a上に実装した仮想的なボタンで指示するように構成されている(図示せず)。またマーカーの表示位置と表示サイズは情報記憶部15に記憶されていて、操作部4の指定に従って、情報処理部14が参照できるように構成されている。
ここで本実施形態の情報処理システム100の概略動作について説明する。ユーザーがコピーボタンを押した場合には、情報処理部14からカメラ1に対して画像取り込みの指示を行う。カメラ1ではフォーカス制御などを行った後、画像データを取り込み、画像データを情報処理部14に返す。情報処理部14は、カメラ1より取得した画像を処理し、ユーザーへの確認用のためにディスプレイパネル18にキャプチャ画像を表示すると共に、情報記憶部14にいったん蓄積する。この際の画像フォーマットは、設計者が自由に決定して良いし、あるいは、複数のフォーマットを用意しておき、ユーザーに操作部4から好みの画像フォーマットを選ばせても良い。このようにして、内部に蓄積した後は、通常のディジタル画像のプリントと同じプロセスにて、印刷用のデータを生成し、エンジンコントローラ12にデータを渡す。ディスプレイパネル18部に表示したキャプチャ画像は、一定時間の経過などで、画面上から自動消去する。
ユーザーがコピーボタンの代わりに、キャプチャボタンを押した場合には、前記の画像の取り込みから蓄積動作までを行い、プリント動作を行わない。この場合、ユーザーは、各自のPCから画像処理システム100にN/W7経由でアクセスし、蓄積した取り込み画像を各自のPCへ転送する。
図3は用紙指定モードにおける画像処理の流れを示すフローチャートである。最初に、操作部経由で出力用紙のサイズを指定する(S1)。一例として、A4タテ、100%を指定した場合のディスプレイの様子を図4(a)に示す(以下の図面上で、二重線の枠は、ディスプレイ内の表示の様子を示すものである)。図4(a)に示すように、“A4タテ、100%”のキャプション3cと、有効撮影エリア内を示す用紙マーカー3aと、ガイダンス文3bがシステムからユーザーに表示される(S2)。ユーザーは、表示されている用紙マーカー3a内に原稿をセットし(図4(b)参照)(S3)、キャプチャボタン、またはプリントボタンを押すと、ディスプレイ上の表示をいったん消去し(S4)、原稿画像をカメラ1経由で撮影し、画像処理システム内に取り込む(S5)。そして画像を情報記憶部15にストアする(S6)。ここでその画像をプリントしないのであれば終了するが(S7でNOのルート)、プリントする場合は画像をエンジンコントローラ12へ送り(S8)、プリントエンジン10により印刷してプリント出力する(S9)。
図4はディスプレイパネルの様子を示す図である。一例として、A4タテ、100%を指定した場合のディスプレイパネル18の様子を図4(a)に示す(以下の図面上で、二重線の枠は、ディスプレイパネル18内の表示の様子を示すものである)。図4(a)に示すように、“A4タテ、100%”のキャプション3cと、有効撮影エリア内を示す用紙マーカー3aと、ガイダンス文3bがシステムからユーザーに表示される。ユーザーは、表示されている用紙マーカー3a内に原稿5をセットして撮影する(図4(b)参照)。図4(c)はディスプレイパネル18上の同じ位置に原稿画像5aが表示される。
図5は変倍モードのときのディスプレイパネルの様子を示す図である。図5は原稿を144%にて拡大撮影しようとしている様子を示す。図4と比較すれば明らかなように、図5は拡大撮影であるので、原稿台上のマーカー3aのサイズが、相対的に小さくなっていることがわかる。ディスプレイパネル18が原稿台を兼ねるので、このように変倍撮影時でも、有効エリアの確認が容易にできる。
図6は、ディスプレイパネル18を横側から見た断面図である(原稿5とディスプレイパネル18間は、実際には密着に近いが、ここでは作図の都合上、少し空間を設けて描いている)。このように、原稿周辺部に強い影20を生じ、その結果、得られた原稿画像は、非常に見苦しいものとなってしまう。そこで、本発明における画像処理システムでは、撮影時に、カメラ1自身が内蔵する照明手段を用いると同時に、図7のようにディスプレイパネル18自身を同時に発光させることで、影を生じさせないようにしている。このようにすることで、影のない原稿画像を取得することが出来る。
以上の説明において、ディスプレイパネル18の発光については、図7に示すように、全面発光としても良いが、薄紙原稿を用いた場合の裏写り現象対策として、原稿領域を除く領域のみ発光させてもよい。裏写り現象とは、図8に示すような両面原稿5を用いた場合、必要な画像は表(図8における“1”)だけであるにもかかわらず、本来不要な背面側(ディスプレイパネル側)の画像(図8における“0”)が、ディスプレイパネル18の発光によって写り込む現象である。具体的な撮影手法であるがは、この場合2つのステップに分かれる。第1ステップにて原稿画像を粗く取得し、2値化画像処理にて、原稿領域を抽出し、非原稿領域のみを発光領域とすればいい。認識対象原稿は、用紙マーカーの内部にあり、しかも、サイズ、用紙方向が既知であるので、このような単純な処理で認識可能である。そして第2ステップにて、非原稿領域のみ発光させながら本撮影を行う(図9参照)。このようにして撮影を行うことで、撮影が2ステップに分かれるが、裏写りのない良好な画像を得ることが出来る。
図10は自動認識モード指定における画像処理の流れを示す図である。この自動認識モードは、定型原稿の位置を自動で認識することである。最初に、操作部経由で出力用紙のサイズを指定する。一例として、A4タテ、100%を指定した場合のディスプレイ上の様子を図10(a)に示す。図10(a)に示すようにユーザーのセットした原稿5を自動で認識して、認識した結果をマーカー3aとして表示する(図10(b))。この場合、原稿5のサイズが既知で、不明であるのは傾き角のみである。従って手法としては、ディスプレイパネル18上の原稿画像を連続的に(動画にて)監視し、2値化画像処理にて、原稿領域を抽出し、テンプレートとのパターンマッチ(この場合のテンプレート情報は、情報記憶部に内蔵されている)などで、容易に角度を検出可能である。このように原稿を自動で認識するので、原稿は傾いていても構わず、ユーザーの利便性はよりいっそう増すことになる。
図11はエリア指定モードにおける処理の流れを示す図である。このエリア指定モードは、ディスプレイパネル18がタッチパネル(ディスプレイパネル18上に感圧パネルが一体構成されている)を兼ねていて、ディスプレイパネル18上の圧力を検知できることである。図11(a)のように原稿5をセットした後、原稿5上でユーザーが指などを使って、原稿上で必要な矩形領域を左上から順番に四隅を押さえることで指定する。図11(b)のように最初に左上(ポイント24)を押さえ、反時計方向、つまり左下(ポイント25)、右下(ポイント26)、右上(ポイント27)の順番に合計4点を順番に押さえることでエリア指定3aを行う。押さえた点の直下のディスプレイ上を明るく点灯しても、原稿にさえぎられて見えないことが多いので、図11(a)に示すように、押さえた点と対応する三角形状のマーカー23を原稿外に表示することで、ユーザーに情報をフィードバックする。このようにして指定した状態を図11(d)に示す。パネル上の感圧情報は、実際には、適当なbit数で量子化されているので、画像処理システム側からは、単なるグレースケール画像と同じように取り扱うことが出来る(例えば、8bit量子化で、255階調で感圧を表現したグレースケール画像が得られる)。この感圧画像の例は図11(b)に示すとおりである。指で押した部分が、黒い円形として得られている。これら各4点の中心を通る矩形3aを有効なエリアとして採用すればいい。このようにして有効な領域を指定した後に画像の取得を行い、図11(e)のように取得結果をディスプレイ上に表示する。
このようにして、必要な領域指定を原稿上で直接行えるため、非常に直感的なエリア指定操作が可能になる。また従来の画像形成装置などのように、いったん原稿画像をスキャンして取り込んだ後に、改めてディスプレイ上に表示してエリア指定操作をする必要もないので、操作の短時間化にも効果的に作用する。以上の説明において、エリア指定を指先で行ったが、より正確なエリア指定が行えるよう、ペン形状の物体を使って、ペンタッチにてエリア指定を行っても良い。
図12は差し込みモード指定における処理の流れを示す図である。この差し込みモードは、用紙マーカーの代わりに、装置内に予め蓄積されている原稿をマーカー代わりに利用することである。図12(a)は、キャプション3cと、原稿イメージ2aと、原稿イメージ内の有効エリアを示すマーカー28と、ガイダンス文3bがシステムからユーザーに表示される。ユーザーは、表示されている原稿イメージ内のマーカー28内に原稿をセットする。図12(b)は、有効エリア28内にカード状の原稿30と、ペン形状の立体物31とをセットした状態を示している。ここでキャプチャボタンまたはプリントボタンを押すと、ディスプレイパネル18上の原稿イメージをいったん消去した上で、撮影を行い(図12(c))、内部で原稿イメージと撮影イメージと合成を行い情報記憶部にストアし、得られた合成イメージを確認のためユーザに提示する(図12(d))。
このようにして、差し込み原稿画像をえるので、非常に直感的な操作が可能になる。また従来の画像形成装置などのように、いったん原稿画像をスキャンして取り込んだ後に、改めてディスプレイ上に表示してイメージの合成処理をする必要もないので操作の短時間化にも効果的に作用する。
本発明の一実施形態に係る画像処理システムの外観斜視図である。 本発明の画像処理システムの構成を示すブロック図である。 用紙指定モードにおける画像処理の流れを示すフローチャートである。 ディスプレイパネルの様子を示す図である。 変倍モードのときのディスプレイパネルの様子を示す図である。 ディスプレイパネルを横側から見た断面図である。 ディスプレイパネル自身を同時に発光させた図である。 裏写り現象を説明する図である。 原稿の周縁部を照射するディスプレイパネルを横側から見た断面図である。 自動認識モード指定における画像処理の流れを示す図である。 エリア指定モードにおける処理の流れを示す図である。 差し込みモード指定における処理の流れを示す図である。
符号の説明
1 撮像装置、2 ステイ、3 原稿載置台、4操作部、8 I/Oコントローラ、9 給・排紙部、10 プリントエンジン、11 NIC、12 エンジンコントローラ、13内部バス、14 情報処理部、15 情報記憶部、16 制御部、17 本体筐体部、18 ディスプレイパネル、100 画像処理システム

Claims (9)

  1. 原稿画像を撮影する撮像装置を備えた画像処理システムであって、
    原稿を載置すると共に撮影のための操作内容を表示するディスプレイパネルを備えた原稿載置台と、操作情報を入力する操作部と、前記撮像装置、原稿載置台及び操作部を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記制御部は、前記操作部により前記原稿のサイズ情報が入力されると、当該原稿を載置する位置を枠情報として表示するように前記ディスプレイパネルを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記制御部は、前記操作部により前記原稿の変倍率が入力されると、前記枠情報が前記変倍率に応じて変化するように前記ディスプレイパネルを制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理システム。
  4. 前記制御部は、前記原稿載置台に原稿を載置したことを検出する自動認識手段を更に備え、該自動認識手段が原稿を載置したことを検出すると、当該原稿が載置された位置を枠情報として表示するように前記ディスプレイパネルを制御することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の画像処理システム。
  5. 前記制御部は、撮影時に前記ディスプレイパネルを発光させるように制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像処理システム。
  6. 前記制御部は、撮影時に前記原稿の周縁部を照射するように前記ディスプレイパネルを制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像処理システム。
  7. 前記制御部は、予め蓄積されている原稿画像の一部に差込画像を合成する差込合成モードを更に備え、該差込合成モードが前記操作部により設定されると、前記差込画像を差し込む原稿画像を表示するように前記ディスプレイパネルを制御することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像処理システム。
  8. 前記制御部は、撮影後、当該撮影した画像を所定の時間に亘って表示するように前記ディスプレイパネルを制御することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の画像処理システム。
  9. 前記制御部は、前記ディスプレイパネル上に感圧パネルを一体構成にして備え、前記ディスプレイパネル上に表示された原稿画像の所定の箇所を押圧することにより、前記原稿画像のエリアを指定すると共に、当該指定エリアを表示するように前記ディスプレイパネルを制御することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の画像処理システム。
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