JP4245826B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
画像形成装置に関し、特に、スキャナにより読み取った載置物体の端部間の長さの測定を可能とする画像形成装置に関する。
本発明に係る画像形成装置は、複写機,カラー複写機,プリンタ,ファックス等にも適用することが可能である。
【0002】
【従来の技術】
近時、画像形成装置に関しては、種々の画像編集機能が付与されてくるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像形成装置に載置された載置物体や、あるいは、載置原稿にある画像イメージのサイズを自動的に測定・算出するような機能を有しているものは存在していない状況にある。たとえば、特開平7−93522号公報「画像情報処理装置」において開示されている技術は、スキャナから読み取った画像を、一旦、CRT等の表示画面に表示させて、ユーザが、該表示画面に対して、改めて測定すべき2点の位置を指定することにより、指定された2点間における距離を、その間に存在している画素数に応じて算出させようとするものである。
【0004】
即ち、載置された原稿の画像イメージを一旦表示装置に表示させない限り、原稿にある画像の長さ(即ち、画像の2点間の距離)を測定することは不可能であり、更には、表示された画像イメージに対して、ユーザが測定すべき長さ測定位置を指定することが必要であり、ユーザの操作を多く必要とするものである。
更には、表示されている画像イメージとは別個に算出された2点間の距離が出力されるため、直感的に、出力される距離と画像イメージの2点の位置との関連が把握しにくくなる場合も存在している。
【0005】
更には、画像の長さ(距離)の測定として、画像の大きさ即ち画像サイズを測定する際における重要な測定項目の一つである載置原稿における最大のサイズとなる個所を正確に自動的に抽出して、該最大のサイズを算出する手段も提供されていなく、かかる場合であっても、人間の判断に頼らざるを得ず、正確な最大サイズを測定することは不可能であった。
而して、従来の技術においては、載置された載置原稿の画像や載置物体の端部間の長さを、自動的に、かつ、正確に、かつ、簡便に、測定して表示させることができない問題があった。
【0006】
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、画像形成装置の載置台に載置された載置物体(即ち、被測定載置物体)の端部間の長さ(即ち、サイズ)に関し、あらかじめ指定されている測定位置、あるいは、長さ(即ち、サイズ)が最長となる測定位置における、長さ(即ち、サイズ)を、自動的に、かつ、正確に、測定・算出して、長さ(サイズ)の測定位置と共に、表示させんとするものであり、詳細には、以下のごとき、目的を有しているものである。
【0007】
本発明における第1の目的は、画像形成装置のスキャナから読み取った被測定載置物体のスキャン画像データを用いることにより、該被測定載置物体の端部間の長さを、自動的に、かつ、容易に測定・算出することができ、かつ、測定結果として、該長さを表示させることができることにある。
【0008】
本発明における第2の目的は、前記測定結果である前記長さのみを表示するのではなく、読み取った被測定載置物体のスキャン画像データと該被測定載置物体の端部間の長さを測定する測定位置である該端部の位置と測定結果である前記長さとを、一つの画像として画像合成して、紙に印刷出力したり、及び/又は、表示装置に表示したりすることにある。
【0009】
本発明における第3の目的は、被測定載置物体の端部間の長さ測定位置を任意に指定可能とすることにより、被測定載置物体の所望の測定位置における長さを測定可能とすることにある。
【0010】
本発明における第4の目的は、被測定載置物体の長さ測定位置として、被測定載置物体の端部間の長さが、正確に最長となる測定位置を抽出することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項に記載の発明は、載置物体を載置可能な載置台と、前記載置台上に、スキャナ主走査方向又はスキャナ副走査方向に移動自在に配設されて、前記載置物体の端部間の長さが測定・算出される定位置を指定する測定位置指定手段と、該位置指定手段を前記スキャナ主走査方向又はスキャナ副走査方向に指定する位置まで移動制御する測定位置制御手段と、前記測定位置制御手段により移動制御された前記測定位置指定手段が存在する位置を前記スキャナにより読み取ることにより、前記載置物体の端部間の長さが測定・算出されるべき任意の測定位置を自動的に認識する認識手段と、前記認識手段が認識した前記測定位置をスキャンして読みとったスキャン画像データに基づいて、該スキャン画像データを構成する画素数を演算することにより、前記載置物体の端部間の長さを測定・算出する測定算出手段と、前記測定・算出した長さを表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係る画像形成装置に関する一実施形態について、以下に図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置のブロック構成の一例を示すブロック構成図であり、載置台に載置されている載置物体をスキャナ部により読み取ったスキャン画像データに基づいて、被測定載置物体の任意の端部間の長さを測定可能としている例を示すものである。
【0016】
図1において、10は、スキャナ部17にある載置台に載置された被測定載置物体(端部間の長さを測定する対象の載置物体で、かつ、画像として扱われることが可能な載置物体)を、スキャン画像データとして、読み取るための画像形成装置(例えば、デジタル複写機)である。スキャナ部17に備えられたCCDによりスキャンして読み取られた被測定載置物体のスキャン画像データは、画像形成装置10本体内部にあるメイン制御部11に転送され、メイン制御部11にて、前記被測定載置物体の任意の端部間の長さが割り出されることになる。
【0017】
また、12は、スキャナ部17の上部にあり、被測定載置物体を抑えるための圧板又は自動原稿給紙装置である。但し、厚みのある被測定載置物体の端部間の長さを測定・算出する長さ測定モードの際には、圧板又は自動原稿給紙装置12は、スキャナ部17にある載置台に載置した該被測定載置物体を圧着せずに、開けたままの状態で使用する。一方、被測定載置物体が薄く、圧板又は自動原稿給紙装置12を閉じて、スキャナ部17にある載置台に載置した該被測定載置物体に圧着しても支障のない場合においては、被測定載置物体の端部間の長さを測定・算出する長さ測定モードであっても、圧板又は自動原稿給紙装置12を閉じて使用することとしている。
【0018】
また、操作部13に備えられたキー選択により、被測定載置物体の端部間の長さを測定・算出するための長さ測定モードに設定したり、通常の画像原稿読み取りモード(即ち、コピーモード)に設定したり、当該画像形成装置の動作モードを任意に切り替えることができる。
【0019】
15は、メモリ装置であり、スキャナ部17において読み取られて、メイン制御部11に転送されてきたスキャン画像データを蓄積することができ、必要に応じて、メイン制御部11により読み出されて、該スキャン画像データを紙に印刷出力することが可能である。
即ち、スキャナ部17により読み取られたスキャン画像データは、メイン制御部11から書き込み部14に書き込まれることにより、紙に印刷出力することができる。
また、16は、被測定載置物体の端部間の長さを測定・算出する端部の位置である長さ測定位置を、任意の位置に、ユーザが指定する操作を行うことができる測定位置指定装置である。
【0020】
図2及び図3は、図1に示す測定位置指定装置16の構造図であり、図2は、測定位置指定装置の側面図を示し、図3は、測定位置指定装置の平面図を示している。
図2及び図3において、20は、被測定載置物体を照明するためのランプであり、キャリッジ21に装着されていて、レール22上を、図2及び図3の紙面の左右方向に移動して、コンタクトガラス23上に載置されている被測定載置物体24のスキャニングを行なう。
【0021】
また、測定位置指定センサ25を図3の矢印方向(即ち、図3の紙面の上下方向。図2においては、紙面と垂直な方向)にスライドさせることにより、被測定載置物体の端部間の長さ測定位置を指定することができ、測定位置指定センサ25上を、ランプ20が装着されているキャリッジ21が移動した際に、該長さ測定位置を認識することが可能である。
【0022】
即ち、測定位置指定センサ25は、被測定載置物体の端部間の長さを測定する端部の測定位置を指定するための測定位置指定手段を提供するものであり、画像形成装置10の載置台の上をスキャナ主走査方向に移動自在に配設されており、後述する測定位置指定ユニット(即ち、測定位置制御手段)により移動制御され、該測定位置指定ユニットにより指定される位置に移動せしめらめるものである。
而して、スキャナ部17のランプ20が装着されているキャリッジ21が、該測定位置指定センサ25が存在している位置を通過した際に、該測定位置指定センサ25の主走査方向における移動位置が読み取られることにより、被測定載置物体の端部の主走査方向における同一の位置が、端部間の長さが測定・算出されるべき端部の長さ測定位置として、自動的に認識され、被測定載置物体の端部間の長さ測定位置を特定させることができる。
【0023】
なお、測定位置指定センサ25のスライド方向としては、図3の紙面の上下方向ではなく、図3の紙面の左右方向(即ち、レール22と同一方向)に、スライドさせるようにしても、もちろん構わない。
しかしながら、以下の説明においては、説明を簡素化して理解し易くするために、前述のごとく、測定位置指定センサ25は、図3の紙面の上下方向(即ち、スキャナ主走査方向)にスライドする場合について説明する。
【0024】
図2及び図3において、破線26は、測定位置指定センサ25により指定された該長さ測定位置を示している。即ち、測定位置指定センサ25からキャリッジ21の移動方向と同じ方向へ延長された直線における被測定載置物体24の端部の位置が、当該被測定載置物体24の長さ測定位置となる。
なお、測定位置指定センサ25は、画像形成装置10とは着脱可能な構造からなり、被測定載置物体の端部の長さを測定・算出するための長さ測定モードとする動作モードに設定していない場合などにおいては、画像形成装置10から容易に取り外し可能である。
【0025】
図4は、画像形成装置10内における信号の流れを表す回路ブロックの模式図である。図4において、太線の矢印は、被測定載置物体内を流れるスキャン画像データの流れを示し、細線は、各回路ブロック間の制御信号の流れを示している。
被測定載置物体の端部間の長さを測定・算出するための長さ測定モードに設定する場合は、操作部13に備えられている所定の選択キー13aが操作されることにより、長さ測定モード設定用のコマンドが操作部13からメイン制御部11へ制御信号として送出されて、当該画像形成装置の動作モードが長さ測定モードへと切り替えられる。
【0026】
また、メイン制御部11においては、圧板又は自動原稿給紙装置24の開閉を確認し、該圧板又は自動原稿給紙装置24の開閉状態に応じたデータ演算処理を行なうこととなる。
【0027】
測定位置指定ユニット41は、図2及び図3に示す測定位置指定センサ25の主走査方向における位置を、ユーザが指定する位置に移動制御するための測定位置制御手段を提供するものであり、該測定位置指定ユニット41からのスキャナ部17に対する制御信号による指示に基づいて、スキャナ部17における測定位置指定装置16として、載置台上に備えられている前記測定位置指定センサ(図2及び図3における測定位置指定センサ25)の位置が移動制御されて、前記測定位置指定センサは図3に示す上下方向に移動せしめられ、被測定載置物体の端部間の長さを測定・算出する長さ測定位置が所望の位置に設定されると共に、前記測定位置指定センサの位置を検出して、スキャナ部17から、該長さ測定位置を示す長さ測定位置情報が、メイン制御部11へ、制御信号として転送される。
【0028】
更に、スキャナ部17に備えられているCCD制御板(図示されていない)により、被測定載置物体のスキャン画像データがメイン制御部11へ転送される。
【0029】
長さ測定位置情報として指定されている測定位置における被測定載置物体の端部間の長さ(距離)は、メイン制御部11において、CCD制御板から転送されてきた被測定載置物体のスキャン画像データである画素データに基づいて、注目画素と該注目画素の周囲画素データとを用いることにより算出される。即ち、該注目画素と該周辺画素に関する画素データに関して、被測定載置物体の端部間の長さを測定する距離データとして必要な画素か否か(即ち、長さ測定位置における被測定載置物体を構成する画素か否か)の判別がなされて、被測定載置物体の端部間の長さが、距離データとして必要と判別された画素数を演算計数していくことにより算出される。
算出された被測定載置物体の端部間の長さ(距離)は、操作部13上に備えられている操作パネルに表示されると共に、書き込み部14を介して、紙に印刷出力される。
【0030】
ここで、被測定載置物体の端部間の長さ(距離)を紙に印刷出力する際には、測定・算出された該長さ(距離)のみでなく、被測定載置物体のスキャン画像データの画像情報と該被測定載置物体の端部間の長さ(距離)が測定・算出された測定位置を示す画像情報と、測定・算出された被測定載置物体の端部間の長さ(距離)を示す画像情報とを、一つの画像情報として画像合成させて、紙に印刷出力させることも可能である。
【0031】
なお、測定位置指定ユニット41からの指示による長さ測定位置の指定がない場合においては、スキャナ副走査方向における被測定載置物体の両最端部(即ち、前記キャリッジ21の移動時に、前記キャリッジ21が最初に被測定載置物体と交差する端部と被測定載置物体との交差から抜け出す最後の端部)が検出され、更に、両最端部のうち、端部間の長さが最長の長さ(距離)となる端部の位置が、測定・算出されるべき端部間の長さ測定位置であるとして検出される。
【0032】
而して、前述のごとく、被測定載置物体のスキャン画像データに基づいて、イメージ画像が作成され、更に、該最長の長さとなる端部の位置を示す画像と、該端部間の最長の長さを示す画像とが、画像合成されて、一つの画像として、操作部13上に備えられている操作パネルに表示されると共に、書き込み部14を介して、紙に印刷出力される。
【0033】
図5は、被測定載置物体の端部間の長さ(距離)測定結果と被測定載置物体のイメージとを一つの画像に画像合成して、紙に印刷出力した場合の被測定載置物体の測定イメージ図である。
51は、画像を印刷出力する出力用紙であり、出力用紙51上に被測定載置物体のスキャン画像データ52と共に、該被測定載置物体の端部間の長さを測定・算出した長さ測定位置と該長さ測定位置における測定・算出された長さ(距離)とが、寸法53として、画像合成されて描かれている。ここに、直線状の破線26は、図2及び図3に示す被測定載置物体の長さ測定位置を示すための線である。
【0034】
図6は、被測定載置物体の測定位置における長さ(距離)計算方法を説明するための画素構成図である。
測定位置指定ユニット41からの指示による長さ測定位置の指定がある場合は、指定された長さ測定位置として、測定位置指定センサ25が出力している位置に対応するスキャナ主走査位置において、スキャナ副走査方向に被測定載置物体のスキャン画像データである画素データの有無を逐次チェックして、画素データありの画素数を計数することにより、指定された長さ測定位置における被測定載置物体の端部間の長さ(距離)を算出することができる。
【0035】
一方、測定位置指定ユニット41からの指示による長さ測定位置の指定がない場合、図6に示すように、ある注目画素における周囲画素を比べることにより、スキャナ副走査方向における被測定載置物体(図6においては、ハッチングにて表示されている)の両最端部が抽出される。即ち、図6においては、スキャナ副走査方向であるY軸方向において原点に最も近い位置にある被測定載置物体の最近端部を示す画素aと、原点から最も遠い位置にある被測定載置物体の最遠端部を示す画素b及び画素cとが抽出される。
【0036】
更に、被測定載置物体の最近端部あるいは最遠端部を示す画素が複数個存在している場合は、最近端部を示す画素と最遠端部を示す画素との間のスキャナ主走査方向における距離が最も離れている画素が抽出される。即ち、図6においては、被測定載置物体の最遠端部を示す画素として、画素bと画素cとの2個の画素が存在しているが、最近端部を示す画素aとのスキャナ主走査方向における距離は、画素bの方が画素cよりも離れているので、画素bが抽出される。
【0037】
而して、主走査方向をX軸とし、副走査方向をY軸としたX−Y座標により、抽出した両最端部間の長さ(距離)(図6においては、被測定載置物体の最近端部を示す画素aと被測定載置物体の最遠端部を示す画素bとの間を結ぶ直線である太線lの長さ)を算出する。
図6において、太線lで示された距離は、
(42+821/2×(1画素の大きさ)=801/2×(1画素の大きさ)
として与えられる。
ここに、1画素の大きさは、当該画像形成装置のスキャナ部17に使用されるCCDにより、自動的に決定される。
【0038】
なお、かかる長さ(距離)計算方法を採用する場合においては、被測定載置物体の端部間における最長の長さ(距離)を測定する場合、被測定載置物体の端部間の長さ(距離)が最長となる位置がほぼスキャナ副走査方向となるように、画像形成装置のスキャナ部17上の載置台に被測定載置物体を載置させることが必要である。
【0039】
而して、前記スキャン画像データに基づいて、自動的に前述のごとき処理が施されることにより、前記被測定載置物体の端部間の長さ(距離)が最長となる位置が、自動的に、かつ、正確に求められ、ユーザに表示することが可能となる。
【0040】
また、前述の説明においては、被測定載置物体の端部間の長さ(距離)が最長となる位置がほぼスキャナ副走査方向となるように、載置台に被測定載置物体を載置させる場合を示しているが、本発明は、かかる場合に限るものではない。即ち、被測定載置物体の端部間の長さ(距離)が最長となる位置が、90度回転したスキャナ主走査方向に、ほぼ配置されるように載置させることとした場合においても、前述した動作について、スキャナ副走査方向及び主走査方向をスキャナ主走査方向及び副走査方向と読み替えることにより、全く同様の方法で、正確に、最長となる位置を求めることが可能である。
【0041】
また、本発明に係る画像形成装置として適用されるデジタル複写機やファックス装置などの通常の動作は、公知のものであり、かつ、本発明に直接関わらないので、ここでの説明は省略している。
【0042】
次に、本発明に係る画像形成装置の動作について、図7に示す動作フローチャートに基づいて、図1乃至図4を参照しながら詳細に説明する。
当該画像形成装置の載置台に載置させた載置物体の端部間の長さ(即ち、サイズ)を被測定載置物体として測定せんとする場合、図4に示す操作部13の選択キー13aの操作により、まず、被測定載置物体の端部間の長さ測定モードに設定する(ステップS1)。
【0043】
なお、ここで、被測定載置物体の最長の長さを測定したい場合においては、まず、該被測定載置物体の端部間の長さが最長となる位置を画像形成装置のスキャナ副走査方向にほぼ位置するように載置させる例について示している。
【0044】
次いで、被測定載置物体の端部間の長さ測定位置の指定が、測定位置指定ユニット41によりなされているか否かを確認する(ステップS2)。
長さ測定位置の指定がある場合は(ステップS2のYES)、図4に示す測定位置指定ユニット41により指定されている位置まで、図3に示す測定位置指定センサ25を移動させた後(ステップS3)、図4に示す操作部13のスキャン開始キー(図示していない)を押下させることにより、スキャン動作を開始させる(ステップS4)。
【0045】
スキャン動作が終了した際に、長さ測定位置を示す測定位置指定センサ25の出力スキャン結果と被測定載置物体のスキャン画像データとが、図4に示すスキャナ部17よりメイン制御部11に送出されることにより、メイン制御部11は、測定位置指定センサ25の出力スキャン結果が示している指定された長さ測定位置における被測定載置物体の端部間の長さ(距離)の演算を行なう(ステップS5)。即ち、メイン制御部11は、前述のごとく、指定された長さ測定位置における被測定載置物体の端部間に介在する画素データの有無をチェックして、画素データありの画素数を計数する演算を行なう。
【0046】
演算された長さ測定結果は図4に示す操作部13の操作パネル上に表示される(ステップS6)。更に、操作部13の操作パネルの操作キー(図示していない)による紙への印刷出力の指示があるかを確認し(ステップS7)、紙への印刷出力が指定されていない場合は(ステップS7のNO)、長さ測定動作を終了する。
【0047】
一方、紙への印刷出力が指定されている場合は(ステップS7のYES)、被測定載置物体のスキャン画像データに、測定位置指定センサ25のスキャン結果が示す長さ測定位置と前記演算により測定・算出された被測定載置物体の端部間の長さ測定結果とを、印刷画像として画像合成させる(ステップS8)。
画像合成された前記印刷画像は、図4に示す書き込み部14へ転送され、書き込み部14により、紙に印刷出力(即ち、書き込み出力)がなされ(ステップS9)、長さ測定動作を終了する。
【0048】
また、ステップS2において、長さ測定位置の指定がなされていないと判定された場合は(ステップS2のNO)、図4に示す測定位置指定ユニット41による図3に示す測定位置指定センサ25の起動制御は実施されずに、直ちに、図4に示す操作部13のスキャン開始キー(図示していない)を押下させることにより、スキャン動作を開始させる(ステップS10)。
【0049】
次いで、図4に示すスキャナ部17により読み取られた被測定載置物体のスキャン画像データに関して、図6に示すように、スキャナ副走査方向における被測定載置物体(図6においては、ハッチングにて表示されている)の両最端部が抽出され、抽出された該最端部間の長さ(距離)が算出されることにより、被測定載置物体において最長の長さとなる位置が正確に検出されると共に、該最長の長さとなる位置における長さ、即ち、最長長さ(最長距離)が正確に演算される(ステップS11)。
【0050】
演算された最長長さ(最長距離)測定結果は図4に示す操作部13の操作パネル上に表示される(ステップS12)。更に、操作部13の操作パネルの操作キー(図示していない)による紙への印刷出力の指示があるかを確認し(ステップS13)、紙への印刷出力が指定されていない場合は(ステップS13のNO)、長さ測定動作を終了する。
【0051】
一方、紙への印刷出力が指定されている場合は(ステップS13のYES)、被測定載置物体のスキャン画像データに、被測定載置物体の両最端部間の長さとして検出された位置(即ち、最長長さ測定位置)と前記演算により測定・算出された被測定載置物体の両最端部間の最長長さ(最長距離)測定結果とを、印刷画像として画像合成させる(ステップS14)。
画像合成された前記印刷画像は、図4に示す書き込み部14へ転送され、書き込み部14により、紙に印刷出力(即ち、書き込み出力)がなされ(ステップS15)、長さ測定動作を終了する。
【0052】
なお、前述の説明においては、被測定載置物体のスキャン画像データに、測定装置指定センサ25により指定されている長さ測定位置、あるいは、被測定載置物体の両最端部間の長さとして検出された位置(即ち、最長長さ測定位置)と、前記演算により測定・算出された被測定載置物体の端部間の長さ、あるいは、両最端部間の最長長さ(最長距離)の測定結果とを、画像合成して、一つの画像として出力する場合において、紙へ印刷出力が指定されている場合に限るものとして例示しているが、本発明は、かかる場合に限るものではない。即ち、紙への印刷出力のみでなく、操作部13の操作パネル(又は、表示パネル)上に、長さ(サイズ)情報のみではなく、同様の画像合成された画像を表示させることとしても、もちろん構わない。
【0053】
以上のような構成及び動作制御によって、本発明に係る被測定載置物体の任意の位置における、あるいは、最長の長さを有する位置における被測定載置物体の端部間の長さを測定・算出し、表示したり、紙に印刷出力したりすることが可能となる。
【0056】
【発明の効果】
)請求項に対する作用効果
画像形成装置に、被測定載置物体の端部間の長さ測定位置を指定する測定位置指定手段(測定位置指定センサ)と測定位置制御手段(測定位置指定ユニット)とを備えさせることにより、被測定載置物体の端部間の測定位置が特定位置に限定されることなく、ユーザが、任意の測定位置を指定することが可能であり、ユーザの使い勝手の向上に資することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置のブロック構成の一例を示すブロック構成図である。
【図2】 図1に示す測定位置指定装置の側面図である。
【図3】 図1に示す測定位置指定装置の平面図である。
【図4】 画像形成装置内における信号の流れを表す回路ブロックの模式図である。
【図5】 被測定載置物体の端部間の長さ(距離)測定結果と被測定載置物体のイメージとを一つの画像に画像合成して、紙に印刷出力した場合の被測定載置物体の測定イメージ図である。
【図6】 被測定載置物体の測定位置における長さ(距離)計算方法を説明するための画素構成図である。
【図7】 本発明に係る画像形成装置の動作について説明するための動作フローチャートである。
【符号の説明】
10…画像形成装置、11…メイン制御部、12…圧板又は自動原稿給紙装置、13…操作部、13a…選択キー、14…書き込み部、15…メモリ装置、16…測定位置指定装置、17…スキャナ部、20…ランプ、21…キャリッジ、22…レール、23…コンタクトガラス、24…被測定載置物体、25…測定位置指定センサ、26…被測定載置物体の長さ測定位置、41…測定位置指定ユニット、51…出力用紙、52…スキャン画像データ、53…寸法。

Claims (1)

  1. 載置物体を載置可能な載置台と、
    前記載置台上に、スキャナ主走査方向又はスキャナ副走査方向に移動自在に配設されて、前記載置物体の端部間の長さが測定・算出される測定位置を指定する測定位置指定手段と、
    該位置指定手段を前記スキャナ主走査方向又はスキャナ副走査方向に指定する位置まで移動制御する測定位置制御手段と、
    前記測定位置制御手段により移動制御された前記測定位置指定手段が存在する位置を前記スキャナにより読み取ることにより、前記載置物体の端部間の長さが測定・算出されるべき任意の測定位置を自動的に認識する認識手段と、
    前記認識手段が認識した前記測定位置をスキャンして読みとったスキャン画像データに基づいて、該スキャン画像データを構成する画素数を演算することにより、前記載置物体の端部間の長さを測定・算出する測定算出手段と、
    前記測定・算出した長さを表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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