JP4840734B2 - 画像読取装置、画像形成装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置、画像形成装置およびプログラムに関する。
画像形成装置において原稿を複写しようとする場合、原稿サイズを検知して、指定された用紙サイズと原稿サイズとに応じて倍率変換処理が行われる(例えば、特許文献1、2、3参照。)。
特許文献1には、検知された原稿サイズと、複数の用紙原稿トレイに収納された転写紙サイズと、予め設定された条件とから、原稿を縦でも横でも転写紙に転写可能な場合、原稿を縦から横、または、横から縦に置き換える消費時間も含めて、それぞれの掛かる時間を計算して、最も短い時間で処理可能な原稿の置き方で画像を形成させる方法が開示されている。
また、特許文献2には、サイズの異なる原稿が混在する場合でも、各ページの拡大縮小率を一定かつ最大にしてページの読みやすさを保ち、ユーザが所望する形式でNアップ印刷を行うことのできる印刷方法および装置が開示されている。
また、特許文献3には、処理すべき入力画像に対し一回の操作により異なる倍率の画像データを生成する処理条件を設定可能とし、設定された処理条件に従い入力画像を処理するようにした画像処理装置が開示されている。
特開平9−015920号公報 特開11−212749号公報 特開2002−271615号公報
このような倍率変換処理が行われる場合、スキャナにより読み取られた画像データを電子的な処理により拡大して印刷を行うと、画質の劣化が発生する。そのため、画像を拡大する倍率に応じてスキャナにより原稿画像を読み取る際の読取速度を遅くして、得られる画像データの画素数を多くして、画像データが拡大された際の画質劣化を防止することが行われる。
このような目的でADF(Auto Document Feeder)等の自動原稿送り装置にセンサを設けて、原稿トレイ上に置かれた原稿のサイズを検出することが行われている。しかし、原稿トレイ上に置かれた原稿サイズをセンサにより検出しようとしても、原稿サイズを推定することはできでも正確な原稿サイズを検出することはできない。また、センサの数を多くすれば、推定される原稿サイズの範囲を絞り込むことは可能であるが、センサの数を多くすることはコスト上、機構上等の制限がある。
そのため、ユーザに原稿サイズを入力させたり、常に最も遅い読取速度で動作させたり、倍率に関係なく一律に同じ読取速度で動作させたりすることが考えられる。しかし、ユーザに原稿サイズを入力させるようにするとユーザにとっては煩雑な処理が必要となる。また、常に最も遅い読取速度で動作させたのでは、スキャンの生産性が著しく低下する。また、倍率に関係なく一律に同じ読取速度で動作させたのでは、画像データを拡大する際に画質劣化が発生する。
本発明の目的は、生産性の低下や画質劣化を生じさせることなく、指定された用紙サイズに画像を出力するための倍率に応じた読取速度を選択することが可能な画像読取装置、画像形成装置およびプログラムを提供することである。
[画像読取装置]
請求項1に係る本発明は、原稿搬送手段の載置部に置かれた原稿の原稿サイズの候補を判定するための検出を行う検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて複数の予め定められた原稿サイズの中から原稿サイズの候補を判定する判定手段と、
前記判定手段により複数の原稿サイズの候補が判定された場合、判定された複数の原稿サイズの候補に対して、指定された用紙サイズに画像を出力するための倍率をそれぞれ算出し、算出された複数の倍率に基づいて、原稿画像を読み取るための読取速度をそれぞれ算出する算出手段と、
原稿サイズが一意に特定されずに前記判定手段により複数のサイズの原稿の可能性が有ると判定された場合、前記算出手段により算出された複数の読取速度の中から最も遅い読取速度を選択する選択手段と、
前記原稿搬送手段により搬送された原稿の画像を前記選択手段により選択された読取速度により読み取るよう読取手段を制御する制御手段とを有する画像読取装置である。
本発明によれば、検出手段により原稿サイズの候補が一意に特定できず、可能性がある原稿サイズが複数ある場合に、複数の原稿サイズの候補に基づく読取速度を算出し、その中から最も遅い読取速度を選択するようにしているので画質劣化を生じさせることなく倍率に応じた読取速度を選択することが可能となる。
請求項に係る本発明は、原稿搬送手段の載置部に置かれた原稿の原稿サイズの候補を判定するための検出を行う検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて複数の予め定められた原稿サイズの中から原稿サイズの候補を判定する判定手段と、
前記判定手段により複数の原稿サイズの候補が判定された場合、判定された複数の原稿サイズの候補に対して、指定された用紙サイズに画像を出力するための倍率をそれぞれ算出し、算出された複数の倍率に基づいて、原稿画像を読み取るための読取速度をそれぞれ算出する算出手段と、
画質優先の設定がされている場合、前記算出手段により算出された複数の読取速度の中から最も遅い読取速度を選択する選択手段と、
前記原稿搬送手段により搬送された原稿の画像を前記選択手段により選択された読取速度により読み取るよう読取手段を制御する制御手段とを有する画像読取装置である。
請求項に係る本発明は、原稿搬送手段により搬送された原稿の原稿サイズを測定して一意に特定する測定手段をさらに有し、
前記選択手段は、前記測定手段により測定された原稿サイズに基づく読取速度を、実際に利用する読取速度として再設定する請求項載の画像形成装置である。
本発明によれば、実際の正確な原稿サイズが検出された場合には、検出された正確な原稿サイズに応じた読取速度により画像読み取りを実行することが可能となる。
請求項に係る本発明は、前記検出手段が、原稿搬送手段の載置部上に設置された複数のセンサにより構成される請求項1からのいずれか1項記載の画像読取装置である。
[画像形成装置]
請求項に係る本発明は、原稿搬送手段の載置部に置かれた原稿の原稿サイズの候補を判定するための検出を行う検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて複数の予め定められた原稿サイズの中から原稿サイズの候補を判定する判定手段と、
前記判定手段により複数の原稿サイズの候補が判定された場合、判定された複数の原稿サイズの候補に対して、指定された用紙サイズに画像を出力するための倍率をそれぞれ算出し、算出された複数の倍率に基づいて、原稿画像を読み取るための読取速度をそれぞれ算出する算出手段と、
原稿サイズが一意に特定されずに前記判定手段により複数のサイズの原稿の可能性が有ると判定された場合、前記算出手段により算出された複数の読取速度の中から最も遅い読取速度を選択する選択手段と、
前記原稿搬送手段により搬送された原稿の画像を前記選択手段により選択された読取速度により読み取るよう読取手段を制御する制御手段と、
前記読取手段により読み取られた原稿画像を指定された用紙上に出力する画像出力手段とを有する画像形成装置である。
[プログラム]
請求項に係る本発明は、原稿搬送手段の載置部に置かれた原稿の原稿サイズの候補を複数の予め定められた原稿サイズの中から判定するステップと、
複数の原稿サイズの候補が判定された場合、判定された複数の原稿サイズの候補に対して、指定された用紙サイズに画像を出力するための倍率をそれぞれ算出し、算出された複数の倍率に基づいて、原稿画像を読み取るための読取速度をそれぞれ算出するステップと、
原稿サイズが一意に特定されずに複数のサイズの原稿の可能性が有ると判定された場合、算出された複数の読取速度の中から、最も遅い読取速度を選択するステップと、
前記原稿搬送手段により搬送された原稿の画像を選択された読取速度により読み取るよう読取手段を制御するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。

以上説明したように、本発明によれば、生産性の低下や画質劣化を生じさせることなく指定された用紙サイズに画像を出力するための倍率に応じた読取速度を選択することができるという効果を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態の画像形成装置を含む画像形成システムのシステム構成を示す図である。本発明の一実施形態の画像形成システムは、図1に示されるように、ネットワーク30により相互に接続された画像形成装置10、および端末装置20により構成される。
端末装置20は、印刷データを生成して、ネットワーク30経由にて生成した印刷データを画像形成装置10に対して送信する。画像形成装置10は、端末装置20から送信された印刷データを受け付けて、印刷データに応じた画像を用紙上に出力する。なお、画像形成装置10は、印刷(プリント)機能、スキャン機能、複写(コピー)機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を有するいわゆる複合機と呼ばれる装置である。そして、画像形成装置10には、自動原稿送り装置40が含まれている。この自動原稿送り装置40は、原稿トレイ上にセットされた原稿束を順次スキャナに搬送する機能を有している。
次に、本実施形態の画像形成システムにおける画像形成装置10のハードウェア構成を図2に示す。
画像形成装置10は、図2に示されるように、CPU11、メモリ12、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置13、ネットワーク30を介して外部の装置等との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)14、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UI)装置15、スキャナ16、プリントエンジン17、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)40を有する。これらの構成要素は、制御バス18を介して互いに接続されている。
CPU11は、メモリ12または記憶装置13に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、画像形成装置10の動作を制御する。
なお、本実施形態では、CPU11は、メモリ12または記憶装置13内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU11に提供することも可能である。
図3は、上記の制御プログラムが実行されることにより実現される画像形成装置10の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態の画像形成装置10は、図3に示されるように、画像読取ユニット80と、画像出力部37とを備えている。そして、画像読取ユニット80は、自動原稿送り装置(ADF)40、原稿サイズ判定部31と、倍率算出部32と、読取速度算出部33と、読取速度選択部34と、画像読取制御部38と、画像読取部39と、画像蓄積部35と、画像処理部36とを有している。
自動原稿送り装置40は、載置部である原稿トレイに置かれた原稿を順次所定の原稿読み取り位置まで搬送する原稿搬送手段として機能する。この自動原稿送り装置40には、図4に示すように、6つのセンサSNS1〜SNS6が設けられている。センサSNS2〜6は、原稿トレイ上に設置された複数のセンサにより構成された検出手段であり、自動原稿送り装置40の原稿トレイ上に置かれた原稿の原稿サイズの候補を検出する。
センサSNS2は、原稿の有無、つまり原稿が原稿トレイに置かれたか否かのみを検出するために設けられており、実際の原稿サイズの判定には関与していない。センサSNS3、SNS4は、原稿の主走査方向の幅を検出するためのセンサである。SNS3は、ガイド92の移動を検出するために設けられており、ガイド92の位置に応じて出力論理が変化する。また、SNS4は、ガイド91の移動を検出するために設けられており、ガイド91の位置に応じて出力論理が変化する。センサSNS5、SNS6は、上に原稿が載せられているか否かを検出するためのセンサである。原稿60が原稿トレイ上に載置されると、そのサイズに応じてセンサSNS5、SNS6の上を塞ぐこととなり、SNS5、SNS6は、上に原稿が載せられているか否かをそれぞれ検出する。また、センサSNS1は、自動原稿送り装置40により搬送される原稿の原稿サイズを測定する測定手段である。
この自動原稿送り装置40を側面から見た際の断面図を図5に示す。
図5に示されるように、自動原稿送り装置40では、原稿トレイ上に原稿60が載置されると、センサSNS2〜6の出力論理が変化する。そのため、センサSNS2〜SNS6により原稿トレイ上に載置された原稿60の原稿サイズの推定が可能となる。なお、センサSNS1は、原稿が原稿トレイ上に置かれただけでは原稿サイズを測定することはできず、原稿の搬送が開始されて初めて原稿サイズを測定可能である。具体的には、センサSNS1により原稿の通過が検出された時間と、原稿の搬送速度とから、原稿の副走査方向の原稿サイズを正確に測定することが可能となる。
このように、原稿が原稿トレイ上に置かれただけでは正確な原稿サイズを測定することは困難であるため、原稿が定型サイズであるものと仮定して、センサSNS2〜SNS6の検出結果に基づいて原稿サイズの推定が行われる。そして、1枚目の原稿が自動原稿送り装置40により搬送されて、センサSNS1を通過することにより原稿の正確なサイズを測定することが可能となる。
各種サイズの原稿が原稿トレイ上に置かれた場合の、センサSNS2〜SNS6の出力論理の一例を図6に示す。図6では、センサSNS2〜SNS6の出力論理がハイレベルの場合をHと表現し、出力論理がロウレベルの場合をLと表現している。
図6を参照すると分かるように、B5サイズの原稿の縦置きの場合と、A4サイズの原稿の横置きの場合には、原稿サイズの候補を一意に特定することが可能である。しかし、5.5”(インチ)×8.5”(インチ)サイズの原稿とA4サイズの縦置き原稿の場合や、A5サイズの縦置き原稿とB5サイズの縦置き原稿の場合には、センサSNS2〜SNS6の出力論理が同じである。そのため、SNS2〜SNS6からの検出結果だけでは、原稿サイズの候補を一意に特定することができないことが分かる。
そして、図5に示されるように、自動原稿送り装置40により原稿が搬送されてくる読み取り位置には、図3に示した画像読取部39が設けられている。
画像読取部39は、原稿を照射するキセノンランプ51と、反射ミラー52、53と、結像レンズ54と、CCD(Charge Coupled Device)等の光電変換素子55とから構成されていて、自動原稿送り装置40により搬送されてきた原稿またはプラテンガラス70上に載置された原稿画像を読み取る。
画像読取部39は、図示しないキャリッジに設けられていて、副走査方向に移動可能となっている。そのため、プラテンガラス70上に載置された原稿の画像を読み取る場合には、画像読取部39は、副走査方向に移動しながら原稿の読み取りを行うことができる。また、原稿トレイ上に載置された原稿の画像を読み取る場合には、画像読取部39は、原稿が搬送されてくる原稿読み取り位置まで移動することにより、原稿トレイから搬送されてきた原稿の画像を順次読み取ることができるような構成となっている。
原稿サイズ判定部31は、自動原稿送り装置40に設けられたセンサSNS2〜SNS6の検出結果に基づいて、自動原稿送り装置40の原稿トレイ上に置かれた原稿の原稿サイズの候補を判定する。
倍率算出部32は、指定された用紙サイズと原稿サイズ判定部31により判定された原稿サイズとに基づいて、原稿画像を拡大する倍率を算出する。なお、倍率算出部32は、原稿サイズ判定部31により可能性がある複数の原稿サイズの候補が判定された場合、判定された複数の原稿サイズの候補に対して、指定された用紙サイズに画像を出力するための倍率をそれぞれ算出する。
読取速度算出部33は、倍率算出部32により算出された倍率に基づいて、スキャナ16において原稿画像を読み取る読取速度を算出する。なお、倍率算出部32により複数の倍率が算出された場合、読取速度算出部33は、倍率算出部32により算出された複数の倍率に基づいて、複数の読取速度を算出する。
ここで、読取速度とは、読み取りが行われる原稿と画像読取部39との相対速度であり。画像読取部39が固定されている場合には、原稿が自動原稿送り装置40により搬送される搬送速度が読取速度となる。逆に、原稿が固定されて、画像読取部39が移動することにより原稿画像の読み取りが行われる場合には、画像読取部39の移動速度が読取速度となる。
この読取速度算出部33により算出される読取速度の一例を図7に示す。この図7に示した例では、読取速度は段階的に設定されていて、倍率が100%以下の場合の読取速度を100mm/sとした場合、倍率が101〜200%の場合には、読取速度を50mm/s、倍率が201〜300%の場合には、読取速度を33mm/s、倍率が301〜400%の場合には、読取速度を25mm/sに設定する。そのため、本実施形態における読取速度算出部33は、倍率算出部32により算出された倍率と、図7に示すような設定に基づいて、読取速度を算出する。
読取速度算出部33により複数の読取速度が算出された場合に、読取速度選択部34は、読取速度算出部33により算出された複数の読取速度の中から、実際に使用する読取速度を選択する。具体的には、読取速度選択部34は、複数候補の読取速度の中から、最も遅い読取速度を選択する。当然ながら、読取速度算出部33により単一の読取速度しか算出されなかった場合には、読取速度選択部34は、特に読取速度を選択する処理を実行しない。
なお、画質よりも生産性を優先する場合には、読取速度選択部34は、複数候補の読取速度の中から、最も速い読取速度を選択するようにしてもよい。また、図2に示したUI装置15等により画質優先とするのか速度優先とするのかを指定するようにして、読取速度選択部34は、この指定結果に基づいて、複数候補の読取速度の中から最も速い読取速度または最も遅い読取速度を選択するようにしてもよい。
なお、2枚目以降の原稿や、両面印刷の場合に表面の読み取りが行われた裏面以降の処理においては、センサSNS1により実際の原稿サイズが正確に検出されているため、SNS1により検出された正確な原稿サイズに基づく読取速度を、実際に利用する読取速度として選択する。
画像読取制御部38は、自動原稿送り装置40により搬送されてきた原稿の画像を、読取速度選択部34により選択された読取速度により読み取るよう画像読取部39を制御する。
画像読取部39は、画像読取制御部38による制御に基づいて、読取速度選択部34により選択された読取速度により原稿画像を読み取る。画像蓄積部35は、画像読取部39により読み取られた画像データを蓄積する。
画像処理部36は、画像蓄積部35に蓄積された画像データに対して、倍率算出部32により算出された倍率に基づいた変倍処理等の各種画像処理を行う。画像出力部37は、画像処理部36により各種画像処理が行われた画像データを、指定されたサイズの用紙上に出力する。
次に、本発明の一実施形態の画像形成装置10の動作を図面を参照して詳細に説明する。
図8は、本実施形態の画像形成装置10の複写処理時におけるスキャン動作を示すフローチャートである。
画像形成装置10が複写モードに設定され用紙サイズが指定された後に原稿が自動原稿送り装置40の原稿トレイ上に置かれると、原稿サイズ判定部31は、図6に示したような論理表に基づいてセンサSNS2〜6からの検出結果により原稿サイズを判定する(ステップS101)。
この原稿サイズの判定において原稿サイズの候補が一意に特定された場合(ステップS102においてyes)、倍率算出部32では、指定された用紙サイズと検出された原稿サイズに基づいて画像データを変倍する際の倍率が算出され(ステップS103)、読取速度算出部33では、算出された倍率に基づいて読取速度が算出される(ステップS104)。なお、ここでは用紙サイズの候補は1つであったため、読取速度算出部33により算出された倍率が、そのまま読取速度選択部34において実際に画像センサを搬送する際の読取速度として決定される(ステップS105)。
例えば、原稿サイズ判定部31により判定された原稿サイズがA5縦置きであり、指定された用紙サイズがB5縦だとすると、倍率は122%となる。そのため、読取速度は、図7の設定に基づいて50mm/sに決定される。
ステップS201において原稿サイズが一意に特定されずに、複数のサイズの原稿の可能性が有ると判定された場合(ステップS102においてno)、倍率算出部32は、可能性がある複数の原稿サイズに対する倍率を算出し(ステップS105)、読取速度算出部33は、倍率算出部32により算出された複数の倍率に対する読取速度を算出する(ステップS106)。そして、読取速度選択部34は、読取速度算出部33により算出された複数の読取速度の中から最も遅い読取速度を選択する(ステップS107)。
例えば、原稿サイズ判定部31により可能性があると判定された原稿サイズの候補がA5縦置きとB5縦置きであり、指定された用紙サイズがB5縦だとすると、倍率は122%と、100%なる。そのため、読取速度は、図7の設定に基づいて50mm/sと、100mm/sという2つが算出される。その結果、読取速度選択部34は、2つの読取速度のうち遅い方の読取速度50mm/sを、実際の読取速度として選択する。
このように読取速度が1つに決定されると、自動原稿送り装置40では原稿の搬送を開始し(ステップS108)、スキャナ16では、決定された読取速度で画像センサを搬送させて画像の読み取りを実行する(ステップS109)。
そして、読み取りを実行した原稿が最終原稿である場合には処理を終了し(ステップS110においてyes)、原稿が最終原稿でなく異サイズの原稿が混載されていない限りステップS108、S109の処理を繰り返す(ステップS110、S111においてno)。異なるサイズの原稿が混載されている場合には(ステップS111においてyes)、ステップS101の処理に戻り、原稿サイズの検知、倍率計算、読取速度の計算を再度実行する。
本実施形態の画像形成装置10では、センサSNS2〜SNS6の検出結果から原稿サイズの候補が一意に特定できず、可能性がある原稿サイズの候補が複数ある場合に、複数の原稿サイズに基づく読取速度を算出し、その中から最も遅い読取速度を選択する。そして、1枚目の原稿が自動原稿送り装置40により搬送されると正確な原稿サイズが検出されるため、2枚目以降の原稿では、確定した原稿サイズに基づく読取速度が算出され電子的に画像データを拡大する必要がなく画質劣化が生じない範囲で最速の読取速度によりスキャン動作を実行することが可能となる。従って、生産性の低下や画質劣化を生じさせることなく倍率に応じた読取速度を選択することが可能となる。
なお、本実施形態では、読取速度算出部33は、図7に示すような設定に基づいて段階的に読取速度を算出するものとして説明しているが、倍率が101%のような場合には、かならずしも読取速度を1/2としなくても画質劣化はそれほど生じない。そのため、読み取られた画像データを電子的に拡大することにより倍率算出部33により算出された倍率が実現できる場合には、読取速度を遅くすることなく速い読取速度を選択するようにしてもよい。そして、この電子的拡大をする際の上限値をユーザにより設定できるようにすれば、ユーザが許容することができる範囲内において、画像読み取りの際の読み取り速度を向上することが可能となる。
また、本実施形態では、読取速度算出部33は、倍率算出部32により算出された倍率に基づいてイメージセンサの読取速度を算出するものとして説明しているが、本発明はこのような場合に限定されるものではない。例えば、用紙サイズと原稿サイズとの関係から読取速度を求めることが可能なテーブルを予め用意しておき、用紙サイズと原稿サイズとが判明した場合には、このテーブルを用いて読取速度を求めるようにすることも可能である。
さらに、本実施形態では、画像形成装置に対して本発明を適用した場合を用いて説明しているが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、図3に示された画像読取ユニット80の機能を独立した装置として構成した画像読取装置に対しても同様に適用することが可能である。
本発明の一実施形態の画像形成装置のシステム構成を示す図である。 本発明の一実施形態における画像形成装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における画像形成装置10の機能構成を示すブロック図である。 自動原稿送り装置40に設けられた6つのセンサSNS1〜SNS6を示す図である。 自動原稿送り装置40を側面から見た際の断面図である。 各種サイズの原稿が原稿トレイ上に置かれた場合の、センサSNS2〜SNS6の検出結果の一例を示す図である。 読取速度算出部33により算出される読取速度の一例を示す図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置10の複写処理時におけるスキャン動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 通信インタフェース(IF)
15 ユーザインタフェース(UI)装置
16 スキャナ
17 プリントエンジン
18 制御バス
20 端末装置
30 ネットワーク
31 原稿サイズ判定部
32 倍率算出部
33 読取速度算出部
34 読取速度選択部
35 画像蓄積部
36 画像処理部
37 画像出力部
38 画像読取制御部
39 画像読取部
40 自動原稿送り装置(ADF)
51 キセノンランプ
52、53 反射ミラー
54 結像レンズ
55 光電変換素子
60 原稿
70 プラテンガラス
80 画像読取ユニット
91、92 ガイド
SNS1〜SNS6 センサ
S101〜S111 ステップ

Claims (6)

  1. 原稿搬送手段の載置部に置かれた原稿の原稿サイズの候補を判定するための検出を行う検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて複数の予め定められた原稿サイズの中から原稿サイズの候補を判定する判定手段と、
    前記判定手段により複数の原稿サイズの候補が判定された場合、判定された複数の原稿サイズの候補に対して、指定された用紙サイズに画像を出力するための倍率をそれぞれ算出し、算出された複数の倍率に基づいて、原稿画像を読み取るための読取速度をそれぞれ算出する算出手段と、
    原稿サイズが一意に特定されずに前記判定手段により複数のサイズの原稿の可能性が有ると判定された場合、前記算出手段により算出された複数の読取速度の中から最も遅い読取速度を選択する選択手段と、
    前記原稿搬送手段により搬送された原稿の画像を前記選択手段により選択された読取速度により読み取るよう読取手段を制御する制御手段と、
    を有する画像読取装置。
  2. 原稿搬送手段の載置部に置かれた原稿の原稿サイズの候補を判定するための検出を行う検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて複数の予め定められた原稿サイズの中から原稿サイズの候補を判定する判定手段と、
    前記判定手段により複数の原稿サイズの候補が判定された場合、判定された複数の原稿サイズの候補に対して、指定された用紙サイズに画像を出力するための倍率をそれぞれ算出し、算出された複数の倍率に基づいて、原稿画像を読み取るための読取速度をそれぞれ算出する算出手段と、
    画質優先の設定がされている場合、前記算出手段により算出された複数の読取速度の中から最も遅い読取速度を選択する選択手段と、
    前記原稿搬送手段により搬送された原稿の画像を前記選択手段により選択された読取速度により読み取るよう読取手段を制御する制御手段と、
    を有する画像読取装置。
  3. 原稿搬送手段により搬送された原稿の原稿サイズを測定して一意に特定する測定手段をさらに有し、
    前記選択手段は、前記測定手段により測定された原稿サイズに基づく読取速度を、実際に利用する読取速度として再設定する請求項記載の画像読取装置。
  4. 前記検出手段は、原稿搬送手段の載置部上に設置された複数のセンサにより構成される請求項1からのいずれか1項記載の画像読取装置。
  5. 原稿搬送手段の載置部に置かれた原稿の原稿サイズの候補を判定するための検出を行う検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて複数の予め定められた原稿サイズの中から原稿サイズの候補を判定する判定手段と、
    前記判定手段により複数の原稿サイズの候補が判定された場合、判定された複数の原稿サイズの候補に対して、指定された用紙サイズに画像を出力するための倍率をそれぞれ算出し、算出された複数の倍率に基づいて、原稿画像を読み取るための読取速度をそれぞれ算出する算出手段と、
    原稿サイズが一意に特定されずに前記判定手段により複数のサイズの原稿の可能性が有ると判定された場合、前記算出手段により算出された複数の読取速度の中から最も遅い読取速度を選択する選択手段と、
    前記原稿搬送手段により搬送された原稿の画像を前記選択手段により選択された読取速度により読み取るよう読取手段を制御する制御手段と、
    前記読取手段により読み取られた原稿画像を指定された用紙上に出力する画像出力手段と、
    を有する画像形成装置。
  6. 原稿搬送手段の載置部に置かれた原稿の原稿サイズの候補を複数の予め定められた原稿サイズの中から判定するステップと、
    複数の原稿サイズの候補が判定された場合、判定された複数の原稿サイズの候補に対して、指定された用紙サイズに画像を出力するための倍率をそれぞれ算出し、算出された複数の倍率に基づいて、原稿画像を読み取るための読取速度をそれぞれ算出するステップと、
    原稿サイズが一意に特定されずに複数のサイズの原稿の可能性が有ると判定された場合、算出された複数の読取速度の中から、最も遅い読取速度を選択するステップと、
    前記原稿搬送手段により搬送された原稿の画像を選択された読取速度により読み取るよう読取手段を制御するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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