JP2011060816A - 電子部品供給装置および電子部品供給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品の補給時間間隔をできるだけ長く、あるいは一定の補給時間間隔とすることができ、かつ、オペレータに適切な案内を提示して部品補給を効率的、計画的に行える電子部品供給装置および電子部品供給方法を提供する。
【解決手段】マガジン(3および4)は、各部品種A〜Fの電子部品がそれぞれ積載されて部品移載装置へ供給される各移載用トレイ5A〜5Fに加えて、任意の部品種の電子部品が選択的に積載されかつ移載用トレイ5A〜5Fに転用可能な補給用トレイ61〜66をセット可能であり、トレイ転用手段は、或る移載用トレイ5A〜5Fの電子部品の積載数が不足したときに、同一部品種の電子部品が積載された補給用トレイを該移載用トレイに転用し(J1〜J12)、部品管理手段は、電子部品の積載数が不足する順序を予測し、該順序を基にして次にマガジン4にセットする補給用トレイ61〜66の部品種を求めて提示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板製造ラインを構成する部品実装機などに用いられる電子部品供給装置および電子部品供給方法に関し、より詳細にはトレイを用いた装置および方法に関する。
多品種の電子部品が実装された基板を製造する設備として、スクリーン印刷機、部品実装機、リフロー機、検査機などを搬送装置で連結して基板製造ラインを構築することが一般的になっている。このうち部品実装機は、電子部品を供給する電子部品供給装置と、供給された電子部品を基板上の所定位置に移載する部品移載装置とを主にして構成される。電子部品供給装置には大別してリール方式とトレイ方式があり、電子部品の形態に応じて使い分けられている。リール方式の供給装置は、チップ部品と呼ばれる比較的小さな抵抗やコンデンサに適しており、チップ部品を保持するリール状のテープをフィーダで引き出す構造が採用されている。トレイ方式の供給装置は、IC部品など比較的大きな電子部品に適しており、電子部品を載せたトレイをマガジンから引き出す構造が採用されている。
このトレイ方式の電子部品供給装置および供給方法が特許文献1および2に開示されている。特許文献1の「トレイフィーダによる電子部品の供給方法」は、電子部品が格納されたトレイを保持するパレットを収納した容器を備え、容器からパレットを取り出して電子部品を供給する方法であって、同一種類の電子部品に複数のパレットを割り当て、第1のパレットで部品切れが発生したならば、第2のパレットから電子部品を供給するようにしている。そして、第2のパレットで電子部品を供給している間に、補給部に排出した第1のパレットに電子部品を補給して容器に戻し入れるようにしている。これにより、部品補給時の実装動作中断時間を短縮することができる、とされている。
また、本願出願人が出願した特許文献2の「トレイ型電子部品供給装置のパレット入替システム及びパレット入替方法」は、電子部品の供給に主として使用するメインマガジンと、部品切れのパレットを入れ替えるために使用するサブマガジンとを備え、空きスロットを介して両マガジンの間でパレットを効率的に入れ替えるようにしている。
特開2000−307291号公報 特開2008−288533号公報
ところで、トレイ方式の電子部品供給装置では、トレイに積載する電子部品の積載数がリール方式よりも少なく部品切れが多発するので、オペレータは電子部品供給装置に張り付いて頻繁に部品補給を行う必要があって多大な手間を要していた。部品補給の間隔を拡げるためには、トレイを載せるパレットや、パレットをセットするマガジンのスロット数を増やせばよいが、装置の大形化とコスト上昇を招くので限界がある。また従来は、電子部品の積載数が減少して部品切れが近づいたときに、その旨を制御部からオペレータに案内していたが、部品単位の案内の都度オペレータは対応する必要があり、不規則に発生する部品切れに対して計画的な補給が行えていなかった。また、部品単位の案内であるため、マガジン単位で補給時間間隔を長くしつつ部品移載動作を中断しないようにする案内とはなっていなかった。
さらに、ひとりのオペレータが複数の電子部品供給装置あるいは複数の基板製造ラインを担当する場合も多い。この場合、不規則に発生する部品切れが複数の装置で発生すると、部品供給が後回しになった側の装置で動作中断が発生して基板製造効率が低下する。あるいは、オペレータが他の業務を行っているときに部品切れが近づいた案内を受け取ってもすぐには対応できず、同様に、装置の動作中断が発生する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、電子部品の補給時間間隔をできるだけ長く、あるいは一定の補給時間間隔としてオペレータの手間を低減し、かつ、オペレータに適切な案内を提示して部品補給を効率的、計画的に行える電子部品供給装置および電子部品供給方法供を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する請求項1に係る電子部品供給装置の発明は、異なる部品種の電子部品がそれぞれ積載された複数のトレイをセットするマガジンと、前記マガジンから部品移載装置に前記電子部品を供給する部品供給部と、或るトレイの電子部品の積載数が不足したときに同一部品種の電子部品が積載された別のトレイを使用可能とするトレイ転用手段と、前記マガジンにセットされた各前記トレイの部品種を把握するとともに積載数を管理する部品管理手段とを備える電子部品供給装置において、前記マガジンは、各部品種の電子部品がそれぞれ積載されて前記部品移載装置へ供給される各移載用トレイに加えて、任意の部品種の電子部品が選択的に積載されかつ前記移載用トレイに転用可能な少なくとも1個の補給用トレイをセット可能であり、前記トレイ転用手段は、或る移載用トレイの電子部品の積載数が不足したときに、同一部品種の電子部品が積載された補給用トレイを該移載用トレイに転用し、前記部品管理手段は、前記マガジンにセットされている各前記移載用トレイおよび前記補給用トレイの電子部品の積載数が不足する順序を予測し、該順序を基にして次に前記マガジンにセットする補給用トレイの部品種を求めて提示する、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記部品管理手段は、前記電子部品の積載数が不足する前記順序を基にして、前記部品移載装置が部品移載動作を続行し得る移載続行可能時間を予測し、さらに該移載続行可能時間が経過するまでに前記マガジンにセットすることで次回の移載続行可能時間を最大とする補給用トレイの部品種を求めて提示することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2において、前記部品管理手段は、前記移載続行可能時間が経過する以前に前記部品移載装置が部品移載動作を続行し得なくなる停止予告を案内し、さらに提示にしたがって前記マガジンに前記補給用トレイをセットすることを促す、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1において、前記部品管理手段は、前記電子部品の積載数が不足する前記順序を基にして、一定の補給時間間隔で前記補給用トレイに補給する電子部品の毎回の部品種を求めて提示することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4において、前記部品管理手段は、設定された或る一定の補給時間間隔で前記マガジンに前記補給用トレイをセットする条件で、所望する数量の前記電子部品の供給が可能であるか否かを前以て判定し、可能でない場合には可能となる短縮された一定の補給時間間隔を求めることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか一項において、少なくとも各前記移載用トレイをセットする移載用マガジンと、前記補給用トレイの全部または一部をセットする補給用マガジンと、前記移載用マガジンにセットされて電子部品の積載数が不足した移載用トレイと前記補給用マガジンにセットされて該移載用トレイと同一部品種の電子部品が積載された補給用トレイとを交換するトレイ交換手段と、を備えることを特徴とする。
上記課題を解決する請求項7に係る電子部品供給方法の発明は、異なる部品種の電子部品がそれぞれ積載された複数の移載用トレイ、および任意の部品種の電子部品が選択的に積載されかつ前記移載用トレイに転用可能な少なくとも1個の補給用トレイをセットするマガジンと、前記マガジンの移載用トレイから部品移載装置に前記電子部品を供給する部品供給部と、前記マガジンにセットされた各前記移載用トレイおよび前記補給用トレイの部品種を把握するとともに積載数を管理する部品管理手段と、或る移載用トレイの電子部品の積載数が不足したときに、同一部品種の電子部品が積載された補給用トレイを該移載用トレイに転用するトレイ転用手段と、を備える電子部品供給装置を用いた電子部品供給方法であって、各部品種の電子部品がそれぞれ積載された各前記移載用トレイを前記マガジンにセットして各前記移載用トレイの電子部品の積載数が不足する順序を予測し、該順序を基にして求めた部品種の電子部品が積載された補給用トレイを前記マガジンにセットする初期設定ステップと、前記部品移載装置が動作を開始した後、前記マガジンにセットされている各前記移載用トレイおよび前記補給用トレイの前記電子部品の積載数が不足する順序を予測し、該順序を基にして前記部品移載装置が部品移載動作を続行し得る移載続行可能時間を予測し、さらに該移載続行可能時間が経過するまでに前記マガジンにセットすることで次回の移載続行可能時間を最大とする補給用トレイの部品種を求める最長補給計画ステップと、或る移載用トレイの電子部品の積載数が不足したときに、同一部品種の電子部品が積載された補給用トレイを該移載用トレイに転用するトレイ転用ステップと、 前記移載続行可能時間が経過するまでに、前記補給計画ステップで求めた前記部品種の電子部品が積載された補給用トレイを前記マガジンにセットする補給実施ステップと、を有し、所望する数量の前記電子部品を供給するまで、前記最長補給計画ステップ、前記トレイ転用ステップ、および前記補給実施ステップを繰り返すことを特徴とする。
請求項8に係る電子部品供給方法の発明は、異なる部品種の電子部品がそれぞれ積載された複数の移載用トレイ、および任意の部品種の電子部品が選択的に積載されかつ前記移載用トレイに転用可能な少なくとも1個の補給用トレイをセットするマガジンと、前記マガジンの移載用トレイから部品移載装置に前記電子部品を供給する部品供給部と、前記マガジンにセットされた各前記移載用トレイおよび前記補給用トレイの部品種を把握するとともに積載数を管理する部品管理手段と、或る移載用トレイの電子部品の積載数が不足したときに、同一部品種の電子部品が積載された補給用トレイを該移載用トレイに転用するトレイ転用手段と、を備える電子部品供給装置を用いた電子部品供給方法であって、各部品種の電子部品がそれぞれ積載された各前記移載用トレイを前記マガジンにセットして各前記移載用トレイの電子部品の積載数が不足する順序を予測し、該順序を基にして求めた部品種の電子部品が積載された補給用トレイを前記マガジンにセットする初期設定ステップと、設定された或る一定の補給時間間隔で前記マガジンに前記補給用トレイをセットする条件で、前記マガジンにセットされている各前記移載用トレイおよび前記移載用トレイの前記電子部品の積載数が不足する順序を予測し、該順序を基にして前記一定の補給時間間隔で前記マガジンにセットする補給用トレイの毎回の部品種を求め、所望する数量の前記電子部品の供給が可能でない場合には、可能となる短縮された一定の補給時間間隔および該短縮された一定の補給時間間隔の条件での前記毎回の部品種を求める定間隔補給計画ステップと、前記部品移載装置が動作を開始した後、或る移載用トレイの電子部品の積載数が不足したときに、同一部品種の電子部品を積載した補給用トレイを該移載用トレイに転用するトレイ転用ステップと、前記定間隔補給計画ステップ中の前記一定の補給時間間隔で、求めた前記毎回の部品種の電子部品が積載された前記補給用トレイを前記マガジンにセットする補給実施ステップと、を有し、所望する数量の前記電子部品を供給するまで、前記トレイ転用ステップおよび前記補給実施ステップを繰り返すことを特徴とする。
請求項1に係る電子部品供給装置の発明では、部品管理手段がマガジンにセットされている各移載用トレイおよび補給用トレイの電子部品の積載数が不足する順序を予測し、この順序を基にして次にマガジンにセットする補給用トレイの部品種を求めて提示する。したがって、オペレータは、提示にしたがい補給用トレイを前以て準備することができ、部品補給を効率的、計画的に行える。
請求項2に係る発明では、部品管理手段は、部品移載装置が部品移載動作を続行し得る移載続行可能時間を予測し、さらに該移載続行可能時間が経過するまでにマガジンにセットすることで次回の移載続行可能時間を最大とする補給用トレイの部品種を求めて提示する。したがって、オペレータは提示された部品種の補給用トレイを準備して移載続行可能時間が経過するまでにマガジンにセットすることを繰り返せば、補給時間間隔を最長とすることができ、手間が軽減される。
請求項3に係る発明では、部品管理手段は、移載続行可能時間が経過する以前に部品移載装置が部品移載動作を続行し得なくなる停止予告を案内し、さらに提示にしたがって前記マガジンに前記補給用トレイをセットすることを促す。したがって、オペレータは停止予告の案内および部品種の提示にしたがって、部品補給を効率的、計画的に行える。
請求項4に係る発明では、部品管理手段は、一定の補給時間間隔で補給用トレイに補給する電子部品の毎回の部品種を求めて提示する。したがって、オペレータは提示された部品種の補給用トレイを前以て準備し、毎回一定の補給時間間隔で計画的に電子部品を補給できる。
請求項5に係る発明では、部品管理手段は、設定された或る一定の補給時間間隔でマガジンに補給用トレイをセットする条件で、所望する数量の前記電子部品の供給が可能であるか否かを前以て判定し、可能でない場合には可能となる短縮された一定の補給時間間隔を求める。したがって、オペレータ自身は複雑な予測を行うことなく、一定の補給時間間隔で計画的に電子部品を補給できる。
請求項6に係る発明では、電子部品供給装置は、移載用マガジン、補給用マガジン、およびトレイ交換手段を備え、オペレータが提示された適切な補給タイミングに適切な部品種の補給用トレイを補給用マガジンにセットすることで、部品移載動作を中断することがなくなる。したがって、基板製造効率が極めて高い。
請求項7に係る電子部品供給方法の発明は、初期設定ステップ、最長補給計画ステップトレイ転用ステップ、補給実施ステップの4ステップを有して、最長補給計画ステップ、トレイ転用ステップ、および補給実施ステップを繰り返す。これにより、電子部品の補給時間間隔を常に最長とする電子部品供給方法が実現される。
請求項8に係る電子部品供給方法の発明は、初期設定ステップ、定間隔補給計画ステップ、トレイ転用ステップ、補給実施ステップの4ステップを有して、トレイ転用ステップおよび前記補給実施ステップを繰り返す。これにより、電子部品の補給時間間隔を常に一定とする電子部品供給方法が実現される。
本発明の電子部品供給装置の第1実施形態であるトレイユニットを説明する横断面図である。 第1実施形態のトレイユニットおよび部品移載装置を含む部品実装機の制御構造を説明する図である。 第1実施形態のトレイユニットを用いた電子部品供給方法を説明するフローチャートの図である。 第1実施形態における初期設定ステップを説明する図であり、(1)は初期状態、(2)は初期設定の途中、(3)は初期設定終了を示している。 第1実施形態におけるトレイ転用ステップを説明する図であり、(1)〜(4)は、時間的推移を示している。 第1実施形態における最長補給計画ステップを説明する図である。 第1実施形態における補給実施ステップを説明する図である。 第2実施形態のトレイユニットを用いた電子部品供給方法を説明するフローチャートの図である。 第2実施形態における各動作ステップを説明する図であり、(1)〜(6)は時間的推移を示している。 第3実施形態のトレイユニットの装置構成および動作の具体例を説明する図である。
本発明の電子部品供給装置の第1実施形態であるトレイユニット1を、図1〜図7を参考にして説明する。図1は、第1実施形態のトレイユニット1の装置構成を説明する横断面図である。図示されるように、トレイユニット1は、本体箱2の内部上側に移載用マガジン3、内部下側に補給用マガジン4が収納されて構成されている。両マガジン3、4はそれぞれ、電子部品が積載されたトレイを載せたパレットPLをセットする複数段のスロットSL3、SL4を有している。各パレットPLには、識別用のパレットIDを表す図略のバーコードが付されている。一方、各スロットSL3、SL4には、バーコードを読み取る図略のバーコードリーダが設けられている。
第1実施形態では、移載用マガジン3内のトレイを移載用トレイ5と呼称し、補給用マガジン4内のトレイを補給用トレイ6と呼称する。また、両マガジン3、4はそれぞれ、固定ナット、固定ナットに螺合して回動する送りねじ、および送りねじを駆動するモータからなる昇降機構を備え、独立して昇降するようになっている。図1において、移載用マガジン3は半ば下降した位置で部品供給可能な状態であり、補給用マガジン4は下限まで下降して、パレットPLの出し入れが可能な状態となっている。
本体箱2の前面(図中では左側の面)の上部および下部にそれぞれ扉21、22が設けられ、上昇した移載用マガジン3および下降した補給用マガジン4に、それぞれパレットPLを出し入れするようになっている。電子部品を積載した補給用トレイ6をパレットPLに載せて、パレットPLごと補給用マガジン4のスロットSL4に入れてセットする動作が、電子部品の補給動作に相当する。また、本体箱2の前面略中央高さに、各種の操作ボタンなどを備えた操作入力部23が設けられている。
一方、本体箱2の後面略中央高さには、部品供給部に相当するパレット引き出しテーブル7が設けられている。パレット引き出しテーブル7は、通常、移載用マガジン3のスロットSL3から引き出したパレットPLおよび移載用トレイ5を部品移載装置91の吸着ステーションまで移動させ、電子部品が吸着されて供給された後にはパレットPLおよび移載用トレイ5を元のスロットSL3に戻し入れる。ただし、部品移載装置91からの指示により、パレット引き出しテーブル7は、空になった移載用トレイ5を載せたパレットPLを補給用マガジン4のスロットSL4に戻し入れ、補給用マガジン4のスロットSL4から補給用トレイ6を載せたパレットPLを引き出して移載用マガジン3のスロットSL3に戻し入れることもある。つまり、パレット引き出しテーブル7は、補給用トレイ6を移載用トレイ5に転用するトレイ転用手段を兼ねている。
図2は、トレイユニット1および部品移載装置91を含む部品実装機9の制御構造を説明する図である。トレイユニット1および部品移載装置91は、個別に制御部を有している。また、部品実装機9を含む基板製造ライン全体を統括管理するために、ホストコンピュータ8が設けられている。さらに、ホストコンピュータ8の情報をオペレータに提示、案内するために携帯情報端末(PDA)92が用いられる。この制御構造では、次のような制御が行われる。
オペレータがパレットPLにトレイを載せたときに、パレットPLを識別するパレットIDとトレイ上の電子部品の部品種および積載数の対応関係をホストコンピュータ8に予め登録しておく。次に、オペレータがトレイユニット1の移載用マガジン3または補給用マガジン4のスロットSL3、SL4にパレットPLをセットすると、スロットSL3、SL4に設けられたバーコードリーダがパレットPLに付されてパレットIDを表すバーコードを読み取る。これにより、トレイユニット1の制御部は、各パレットPLと各スロットSL3、SL4との対応関係を認識する。このパレットIDとスロットSL3、SL4位置の対応関係の情報は、図中矢印F1で示されるように部品移載装置91を介してホストコンピュータ8に送信される。ホストコンピュータ8は、受信したパレットIDとスロットSL3、SL4位置の対応関係の情報と、登録済みのパレットIDと電子部品の部品種および積載数の対応関係とを基にして、各スロットSL3、SL4位置の部品種および積載数を把握する。
さらに、ホストコンピュータ8は、スロットSL3、SL4位置と部品種の対応関係の情報を、図中矢印F2で示されるように部品移載装置91に送信する。部品移載装置91は、受信した情報を基にして図中矢印F3で示されるようにトレイユニット1にマガジン制御およびパレット制御の指令を送信して、電子部品の移載を行う。すなわち、部品移載装置91は、所望する部品種に対応する移載用マガジン3のスロットSL3からパレットPLをパレット引き出しテーブル7に引き出す指令を逐次送信し、パレットPL上の移載用トレイ5から電子部品の供給を受けるようになっている。また、移載用トレイ5の電子部品の積載数が不足して部品切れになったときに、部品移載装置91は、後述するように補給用マガジン4の補給用トレイ6を転用する指令を送信するようになっている。さらに、部品移載装置91は、図中矢印F4で示されるように生産情報をホストコンピュータ8に送信する。生産情報には、電子部品の移載が完了した基板枚数の情報や、供給された電子部品の数量の情報が含まれている。
ホストコンピュータ8は、受信した生産情報と、既に把握している電子部品の部品種および積載数から、部品補給に関する補給案内を決定し、図中矢印F5で示されるように部品移載装置91および携帯情報端末92に送信する。換言すれば、ホストコンピュータ8は、セットされたトレイに積載されている電子部品の当初の積載数から移載に用いられた数量を逐次減じて現存積載数を求め、部品切れを予測する。つまり、ホストコンピュータ8は、トレイユニット1の一部として部品管理手段に相当する機能を有している。もちろん、この機能をトレイユニット1の制御部で行うようにしてもよい。部品管理手段としてのホストコンピュータ8の予測および補給案内の機能の詳細については、以降で詳述する。
次に、第1実施形態のトレイユニット1を用いた電子部品供給方法について、図3のフローチャートを参考に、具体例を用いて説明する。図3に示されるように、電子部品供給方法は、初期設定ステップS1、最長補給計画ステップS3、トレイ転用ステップS4、補給実施ステップS5の4ステップを有し、最長補給計画ステップS3、トレイ転用ステップS4、および補給実施ステップS5を繰り返すようになっている。また、図4は、初期設定ステップS1を説明する図であり、(1)は初期状態、(2)は初期設定の途中、(3)は初期設定終了を示している。図5は、トレイ転用ステップS4を説明する図であり、(1)〜(4)は、時間的推移を示している。さらに、図6は最長補給計画ステップS3を説明する図であり、図7は補給実施ステップS5を説明する図である。図中で、各トレイには積載された部品種を示すとともに、かっこ内に現存積載数と後述するトレイ単位の移載続行可能時間を示してある。
具体例において、図4(1)のトレイがセットされていない初期状態に示されるように、トレイユニット1の移載用マガジン3および補給用マガジン4はそれぞれ、第1〜第7までの7個のスロットSL31〜SL37、SL41〜SL47を有している。また、部品実装機9で、部品種A〜Fまでの6部品種の電子部品をそれぞれ、実装数N=5個ずつ基板に実装する場合を考える。これら6部品種の電子部品の移載に要する移載所要時間T1は基板1枚あたり2分とする。移載用トレイ5および補給用トレイ6に積載される各部品種A〜Fの積載数nA〜nFはそれぞれ、部品種Aで積載数nA=300個、部品種Bで積載数nB=100個、部品種Cで積載数nC=20個、部品種Dで積載数nD=10個、部品種Eで積載数nE=50個、部品種Fで積載数nF=50個とする。すると、トレイ単位で考えたとき、部品種Aの移載続行可能時間TAは次式で求められ、TA=120分となる。
移載続行可能時間TA=移載所要時間T1×(積載数nA/実装数N)
=2×(300/5)
=120
同様にして、部品種B〜Fのトレイ単位の移載続行可能時間TB〜TFはそれぞれ、TB=40分、TC=8分、TD=4分、TE=20分、TF=20分、となる。もちろん、電子部品が部品移載装置91に供給されて現存積載数が減少すれば、その分だけ移載続行可能時間TA〜TFも減少する。
図3の初期設定ステップS1中のステップS11において、まずオペレータは、各部品種A〜Fの電子部品をそれぞれ積載した移載用トレイ5A〜5Fを準備し、移載用マガジン3の第2〜第7スロットSL32〜SL37にセットする。これにより、トレイユニット1は、図4(1)の初期状態から、(2)の状態に移行する。(2)の状態で、ホストコンピュータ8は、前述したように各移載用トレイ5A〜5Fの部品種および積載数を把握する。したがって、ホストコンピュータ8は、ステップS12で、部品移載装置91が部品移載動作を開始した後に電子部品の積載数が不足する順序を予測し、補給用トレイ6に積載して補給すべき部品種を求め、オペレータに提示する。
図4の具体例において、ホストコンピュータ8は次のように電子部品の積載数が不足する順序を予測する。部品移載動作開始の4分後に部品種Dが不足するのでこれを補給すると、次に8分後に部品種DおよびCが同時に不足するのでこの2部品種を補給する。さらに、12分後に不足する部品種Dを補給し、16分後に不足する部品種DおよびCを補給する。このような補給を行うことで、トレイユニット1として電子部品が不足して供給できなくなる、いわゆる部品切れを最も遅くできる。これを踏まえて、ホストコンピュータ8は補給用トレイ6に積載する部品種を、部品種D、D、C、D、D、Cと提示する。
この提示にしたがい、ステップS13で、オペレータは、部品種Dを積載した4個の移載用トレイ61、62、64、65と、部品種Cを積載した2個の移載用トレイ63、66を準備し、補給用マガジン4の第2〜第7スロットSL42〜SL47にセットする。これにより、図4(3)の初期設定終了に移行する。なお、補給用マガジン4の第1スロットSL41は、後述するように空トレイを回収するために空けてある。
次に、ステップS2で、オペレータがスタート指令を出せば、部品移載装置91による部品移載動作が開始される。この時点で、ホストコンピュータ8は最長補給計画ステップS3を行うが、先にトレイ転用ステップS4を説明する。
部品移載動作が順調に進捗すると、トレイ転用ステップS4中のステップS41で示すように、いずれかの移載用トレイ(5A〜5Fのいずれか)で現存積載数が不足する場合が生じてくる。すると、ステップS42で、部品移載装置91はトレイユニット1に指令し、現存積載数が不足した移載用トレイすなわち空トレイを補給用マガジン4に回収し、同一部品種の電子部品が積載された補給用トレイ(61〜66のいずれか)を転用する。
具体例において、図4(3)の初期設定終了に続いて部品移載動作が開始された4分後には基板2枚への移載が終了する。そして、図5(1)に示されるように、移載用マガジン3の各移載用トレイ5A〜5Fでは現存積載数がそれぞれ10個ずつ減少し、トレイ単位の移載続行可能時間TA〜TFがそれぞれ4分減少する。部品種Dの移載用トレイ5Dでは現存積載数がゼロになって空トレイとなる。この空トレイは矢印J1で示されるように補給用マガジン4の第1スロットSL41に回収される。替わりに、矢印J2で示されるように第2スロットSL42の同一部品種Dを積載した補給用トレイ61が引き出され、移載用マガジン3に戻し入れられる。つまり、補給用トレイ61が移載用トレイ5Dに転用される。
さらに4分が経過した8分後には、図5(2)に示されるように、移載用マガジン3の部品種DおよびCの移載用トレイ5D、5Cが空トレイとなる。ここでまず、部品種Dの空トレイが矢印J3で示されるように補給用マガジン4の第2スロットSL42に回収され、替わりに矢印J4で示されるように第3スロットSL43の同一部品種Dを積載した補給用トレイ62が移載用マガジン3に戻し入れられて移載用トレイ5Dに転用される。次に、部品種Cの空トレイが矢印J5で示されるように補給用マガジン4の第3スロットSL43に回収され、替わりに矢印J6で示されるように第4スロットSL44の同一部品種Cを積載した補給用トレイ63が移載用マガジン3に戻し入れられて移載用トレイ5Cに転用される。
同様にして、12分後には、図5(3)に示されるように、部品種Dの移載用トレイ5Dが再び空トレイとなり、矢印J7で示されるように補給用マガジン4の第4スロットSL44に回収され、替わりに矢印J8で示されるように第5スロットSL45の同一部品種Dを積載した補給用トレイ64が移載用マガジン3に戻し入れられて移載用トレイ5Dに転用される。さらに16分後には、図5(4)に示されるように、移載用マガジン3の部品種DおよびCの移載用トレイ5D、5Cが再び空トレイとなる。ここでまず、部品種Dの空トレイが矢印J9で示されるように補給用マガジン4の第5スロットSL45に回収され、替わりに矢印J10で示されるように第6スロットSL46の同一部品種Dを積載した補給用トレイ65が移載用マガジン3に戻し入れられて移載用トレイ5Dに転用される。次に、部品種Cの空トレイが矢印J11で示されるように補給用マガジン4の第6スロットSL46に回収され、替わりに矢印J12で示されるように第7スロットSL47の同一部品種Cを積載した補給用トレイ66が移載用マガジン3に戻し入れられて移載用トレイ5Cに転用される。
具体例においては、セットした6個の補給用トレイ61〜66は、部品移載動作が順調に進捗すれば、開始後16分で全て移載用トレイに転用される。ホストコンピュータ8は、図6に示された一連のトレイ転用のプロセスを予測できる。さらに、ホストコンピュータ8は、補給用トレイ61〜66を使い果たしていずれかの部品種を供給できなくなる時期(トレイユニット1として部品切れが発生する時期)、およびそのときの各部品種A〜Fの現存積載数を予測できる。図6(1)は、図5(4)から4分が経過した20分後に、部品種F、E、Dが同時に部品切れすることを予測した状況である。この20分が、具体例における初回の移載続行可能時間T2である。
ホストコンピュータ8は、最長補給計画ステップS3中のステップS31で、上述の移載続行可能時間T2=20分を前以て予測する。また、ホストコンピュータ8は、図6(1)に示される部品種A、B、Cの現存積載数を基にして、次回にセットする補給用トレイ61〜66の部品種を求めることができる。つまり、図6(1)で部品切れとなる部品種F、E、Dをまず補給し、以降は同様の予測により部品種D、C、Dを補給して図6(2)とすべきであると予測する。予測した移載続行可能時間T2およびセットする部品種の情報は、補給案内としてオペレータに提示される。さらに、ステップS32で、移載続行可能時間T2=20分が経過する以前に、例えば2分の余裕をみて部品移載動作開始の18分後に予告時期を設定する。そして、ステップS33で予告時期に達したとき、ステップS34で、ホストコンピュータ8はオペレータに停止予告を案内する。例えば、「あと2分で部品切れが発生します。部品種F、E、D、D、C、Dの補給用トレイをセットしてください。」とメッセージ表示する。
次に、補給実施ステップS5のステップS51で部品移載装置91および携帯情報端末92に前述の停止予告が案内されたときに、これを見たオペレータは、ステップS52で提示された部品種の電子部品を積載した補給用トレイを補給用マガジン4にセットする。具体例では、図7に示されるように、補給用マガジン4の第1〜第6スロットSL41〜SL46の空トレイを取り出し、6個の補給用トレイ61〜66を第2〜第7スロットSL42〜SL47にセットする。この部品補給は、18分後の停止予告の前後に行うことができ、20分後には図6(2)の状態となる。なお、補給を16分後よりも前に行おうとしても、補給用マガジン4内に未だ転用されていない補給用トレイ65、66が残っているため、補給作業が非効率になる。また、補給が20分後よりも後になると、部品切れが発生し部品移載動作が中断されて、基板製造効率が低下する。
最後に、ステップS6で、ホストコンピュータ8は、部品移載装置91から送信される生産情報に基づき、移載を完了した基板枚数が所望する数量に達したか否か判定し、達していなければ最長補給計画ステップS3以降を繰り返し、達した時点で動作を終了させてオペレータにその旨を案内する。
なお、図6(2)の後の2回目の移載続行可能時間は12分である。部品補給後の毎回の移載続行可能時間は、移載用トレイ5A〜5Fの現存積載数および補給用トレイ61〜66の部品種の組み合わせにより変化する。
第1実施形態のトレイユニット1では、部品管理手段に相当するホストコンピュータ8が、移載用マガジン3にセットされている各移載用トレイ5A〜5Fおよび補給用マガジン4にセットされている補給用トレイ61〜66の電子部品の積載数nA〜nFを把握する。これを基にして、ホストコンピュータ8は移載続行可能時間T2を予測するとともに、次回の移載続行可能時間を最大とする補給用トレイ61〜66の部品種を求めて提示し、さらに停止予告を案内する。したがって、オペレータは、提示および案内にしたがい最小限の手間で部品補給を効率的、計画的に行え、かつ、補給時間間隔を最長とすることができる。
また、主として電子部品を部品移載装置91に供給する移載用マガジン3と、補給用トレイ61〜66を転用可能とする補給用マガジン4と、トレイ転用手段を兼ねるパレット引き出しテーブル7とを備える。したがって、オペレータが案内された適切な補給タイミングに提示された適切な部品種の補給用トレイ61〜66を補給用マガジン4にセットすることで、部品移載動作を中断することがなくなり、基板製造効率が極めて高い。
なお、第1実施形態では、全ての補給用トレイ61〜66を使い切ることを前提として、補給案内(補給する部品種の提示および停止予告)をしているが、オペレータの要求に応じてその時点で補給案内をするようにしてもよい。つまり、部品管理手段としてのホストコンピュータ8は、オペレータの要求を受け取った時点で補給可能なスロット数に応じた部品種、およびその時点からの移載続行可能時間を提示するようにしてもよい。このようにすれば、停止予告の時期に別の業務があるときにオペレータは前以て部品補給を行え、オペレータの都合に柔軟に対応した効率的な部品補給となる。
次に、補給時間間隔を一定とする第2実施形態のトレイユニット10について、図8および図9を参考にして説明する。第2実施形態のトレイユニット10は、図1および図2に示される第1実施形態のトレイユニット1と同じ装置構成および制御構造を有し、部品管理手段としてのホストコンピュータ8の機能が異なる。図8は、第2実施形態のトレイユニット10を用いた電子部品供給方法を説明するフローチャートの図である。図示されるように、第2実施形態の電子部品供給方法は、初期設定ステップS1、一定補給計画ステップS7、トレイ転用ステップS4、補給実施ステップS8の4ステップを有し、トレイ転用ステップS4、および補給実施ステップS8を繰り返すようになっている。 また、図9は、第1実施形態と同じ6部品種A〜Fの電子部品を実装する基板を対象として、第2実施形態における各動作ステップS1、S7、S4、S8を説明する図であり、(1)〜(6)は時間的推移を示している。
第2実施形態の電子部品供給方法において、図8中の初期設定ステップS1(S11からS13)は第1実施形態と同様であり、図4(3)の初期設定終了の状態を図9(1)に再掲する。次に、一定補給計画ステップS7中のステップS71で、オペレータは一定の補給時間間隔T3を入力設定する。次にステップS72で、ホストコンピュータ8は、設定された補給時間間隔T3で部品補給を行った場合に、所望する数量の電子部品の供給が可能であるか否かを前以て判定する。否の場合にはステップS73で、ホストコンピュータ8は、補給時間間隔T3を順次短縮して、可能となる補給時間間隔T3を求める。そしてステップS74で、求めた補給時間間隔T3および毎回の部品補給における補給用トレイ61〜66の部品種を提示する。つまり、第2実施形態では、一定の補給時間間隔T3で部品補給を行うことを前提にして、毎回補給する部品種を前以て求めておく。第1実施形態で最長補給計画ステップS3を繰り返すのに対し、第2実施形態の一定補給計画ステップS7は一度だけの動作となる。一定補給計画ステップS7については、後に具体例でも説明する、
次に、ステップS2で、オペレータがスタート指令を出せば、部品移載装置91による部品移載動作が開始される。部品移載動作が順調に進捗するといずれかの移載用トレイ(5A〜5Fのいずれか)で現存積載数が不足する場合が生じること、これに対応してトレイ転用ステップS4(S41およびS42)により補給用トレイ(61〜66のいずれか)を転用することは、第1実施形態と同様である。
次に、補給実施ステップS8のステップS81で補給時間間隔T3が経過したときに、ステップS82でオペレータは提示された部品種の電子部品を積載した補給用トレイ(61〜66の一部または全部)を補給用マガジン4にセットする。最後に、ステップS6で、ホストコンピュータ8は、部品移載装置91から送信される生産情報に基づき、移載を完了した基板枚数が所望する数量に達したか否か判定し、達していなければトレイ転用ステップS4および補給実施ステップS8を繰り返し、達した時点で動作を終了させてオペレータにその旨を案内する。
上述の第2実施形態の電子部品供給方法について、図9の具体例で説明する。具体例では、補給時間間隔T3=10分が入力設定されたものとする。ホストコンピュータ8は、図9(1)の初期設定終了以降にトレイユニット10が(2)〜(6)のように動作することを予測する。詳述すると、(2)10分後(補給前)までに、移載用マガジン3の部品種Dの移載用トレイ5Dが2回空トレイとなり、部品種Cの移載用トレイ5Cが1回空トレイとなり、3個の空トレイは補給用マガジン4の第1〜第3スロットSL41〜43に回収される。これに入れ替わるように、補給用マガジン4の第2〜第4スロットSL42〜44の補給用トレイ61〜63が順次転用される。このとき、12分後および16分後に空トレイとなる部品種Dに対して補給用トレイ64、65が転用可能となっており、16分後に空トレイとなる部品種Cに対して補給用トレイ66が転用可能となっている。したがって、20分後に空トレイとなることが予測される部品種F、E、Dに対応する補給用トレイ61、62、63を前以て準備し、10分後に補給用マガジン4の第2〜第4スロットSL42〜44にセットすると、図9(3)の状態となる。
さらに部品移載動作が継続して20分後までに、補給用マガジン4の補給用トレイ64(部品種D)、65(部品種D)、66(部品種C)、61(部品種F)、62(部品種E)、63(部品種D)がこの順序で転用され、図9(4)の状態となる。この後空トレイとなる部品種D、C、D、D、C、Dに対応する補給用トレイ61〜66を前以て準備し、20分後に補給用マガジン4の第2〜第7スロットSL42〜47にセットすると、図9(5)の状態となる。この後30分後までに、補給用マガジン4の補給用トレイ61(部品種D)、2(部品種C)、63(部品種D)がこの順序で転用され、図9(6)の状態となる。
そして、この後空トレイとなる部品種D、C、Dに対応して転用可能な補給用トレイ64〜66があり、40分後までは部品移載動作は中断されない。しかしながら、40分後には部品種B〜Fの5部品種が不足するので、5個の補給用トレイを補給用マガジン4にセットする必要があるのに対し、30分後の時点では第1〜第4スロットSL41〜SL44しか空いていない。結局、40分後には補給用トレイが不足して、部品移載動作が中断する。
ホストコンピュータ8は、所望する電子部品の数量がこの40分以内に達成されるとき、換言すると所望する基板の数量が20枚以下(1枚あたりの移載所要時間T1=2分なので)であるとき、設定入力された10分を最終的な補給時間間隔T3とする。また、所望する電子部品の数量が40分で達成できない(基板の数量が20枚を越える)とき、ホストコンピュータ8は、補給時間間隔T2を順次9分、8分、……と短縮して、図9に相当する部品補給計画を再度予測し、所望する電子部品の数量が達成される最長で一定の補給時間間隔T3を求める。これが、一定補給計画ステップS7で行う具体的内容である。
第2実施形態のトレイユニット10では、部品管理手段に相当するホストコンピュータ8が、移載用マガジン3にセットされている各移載用トレイ5A〜5Fおよび補給用マガジン4にセットされている補給用トレイ61〜66の電子部品の積載数nA〜nFを把握する。これを基にして、ホストコンピュータ8は、設定された或る一定の補給時間間隔T3で補給用マガジン4に補給用トレイ61〜66をセットする条件で、所望する数量の電子部品の供給が可能であるか否かを前以て判定し、可能でない場合には可能となる短縮された一定の補給時間間隔T3を求める。したがって、オペレータ自身は複雑な予測を行うことなく、提示にしたがい一定の補給時間間隔T3で計画的に電子部品を補給できる。また、部品移載動作を中断することがなくなり、基板製造効率が極めて高い。
なお、第2実施形態において、設定された補給時間間隔T3が長すぎる場合にこれを短縮するのでなく、例外的に短い補給時間間隔を認めるようにしてもよい。例えば、図9で説明した具体例において補給時間間隔T3=10分として、10分後、20分後、30分後に部品補給を行うと40分後に部品切れとなる。ここで、30分後の次の補給時間間隔を例外的に8分として38分後に部品補給を行うようにすれば、その次は10分間隔で48分後の部品補給とすることができる。この8分は、設定した補給時間間隔T3=10分よりも短いが、部品切れを起こさずかつ次には元の補給時間間隔T3に戻ることができる。
次に、単一の移載用マガジン3のみからなる第3実施形態のトレイユニット11について、図10を参考にして説明する。図10は、第3実施形態のトレイユニット11の装置構成および動作の具体例を説明する図である。図中で、各トレイには積載された部品種を示し、かっこ内に現存積載数と移載続行可能時間を示してある。
図10(1)の初期状態に示されるように、トレイユニット11は本体箱2の内部に、第1〜第7までの7個のスロットSL31〜SL37を有する移載用マガジン3が収納されて構成されている。各スロットSL31〜SL37にトレイを載せたパレットPLをセットすること、昇降機構や扉、操作入力部などを備えることは、第1実施形態と同様である。各トレイのうち部品移載装置91に直接電子部品を供給するものが移載用トレイ5G、5H、5Iであり、移載用トレイ5に転用されることを待つものが補給用トレイ61〜64である。また、このトレイユニット11の制御構造は図2に示されるものと同様であり、部品管理手段に相当するホストコンピュータ8および携帯情報端末92が設けられている。このトレイユニット11では、安全に配慮して、移載用マガジン3に補給用トレイ61〜64をセットするときに電子部品の移載動作を中断するようになっており、ホストコンピュータ8は移載動作続行時間を最長とするように制御を行う。
次に、第3実施形態のトレイユニット11の動作について、具体例を基にして説明する。 具体例において、部品種G、H,Iの3部品種の電子部品をそれぞれ、実装数N=5個ずつ基板に実装するものと考える。また、これら3部品種G、H、Iの電子部品の移載に要する移載所要時間T4は基板1枚あたり2分とする。移載用トレイ5G、5H、5Iおよび補給用トレイ61〜64に積載可能な各部品種G、H、Iの積載数nG〜nIはそれぞれ、部品種Gで積載数nG=30個、部品種Hで積載数nH=30個、部品種Iで積載数nI=15個とする。すると、トレイ単位の移載続行可能時間TG〜TIはそれぞれ、TG=12分、TH=12分、TI=6分となる。もちろん、電子部品が部品移載装置に供給されて現存積載数が減少すれば、その分だけ移載続行可能時間TG〜TIも減少する。
図10において、まずオペレータは、各部品種G〜Iの電子部品をそれぞれ積載した移載用トレイ5G〜5Iを準備し、移載用マガジン3の第1〜第3スロットSL31〜SL33にセットする。これにより、トレイユニット1は、図10(1)のトレイがセットされていない初期状態から、(2)の状態に移行する。(2)の状態で、ホストコンピュータ8は、各移載用トレイ5G〜5Iの部品種および積載数を把握し、部品移載装置が部品移載動作を開始した後に電子部品の積載数が不足する順序を予測し、補給すべき部品種を求めてオペレータに提示する。具体的には、部品移載動作開始の6分後に部品種Iが不足するのでこれを補給すると、次に12分後に3部品種G、H、Iが同時に不足すると予測でき、部品種I、G、H、Iの補給用トレイを準備するように提示する。この提示にしたがい、オペレータは部品種I、G、H、Iの電子部品をそれぞれ積載した4個の移載用トレイ61〜64を準備し、第4〜第7スロットSL34〜SL37にセットする。これにより、図10(3)の初期設定終了に移行する。
次に、オペレータがスタート指令を出せば、部品移載装置による部品移載動作が開始される。この時点で、ホストコンピュータ8はいずれかの部品種(G〜Iのいずれか)が不足するまでの移載続行可能時間T5を予測するが、先にトレイ転用の動作を説明する。
部品移載動作が順調に進捗すると、いずれかの移載用トレイ(5G〜5Iのいずれか)で現存積載数が不足する場合が生じてくる。具体例では、図10(4)に示されるように6分後に部品種Iの移載用トレイ5Iが空トレイになる。すると、部品移載装置の制御部は部品種Iの供給元を第3スロットSL33から第4スロットSL34に変更する。これにより、補給用トレイ61から部品種Iが供給され、補給用トレイ61は移載用トレイ5Iに転用される。つまり、第3実施形態においてトレイ転用は、トレイの位置の変更を要せず、制御部の指令によっておこなわれる。つまり、部品移載装置の制御部がトレイ転用手段の役割を果たしている。
引き続いて、12分後には図10(5)に示されるように、移載用トレイ5G、5H、および新たな移載用トレイ5Iが同時に空トレイとなり、それぞれ補給用トレイ62〜64が転用される。そして、18分後には図10(6)に示されるように、新たな移載用トレイ5Iが空トレイとなり部品切れとなって部品移載動作が中断される。つまり、移載続行可能時間T5=18分である。
ホストコンピュータ8は、図10(3)の初期設定終了時点で、(4)〜(6)に至る一連のトレイ転用のプロセスを予測でき、移載続行可能時間T5=18分を予測できる。さらに、18分後の図10(6)の状態でまず不足した部品種Iを補給し、その後に不足する部品種の順序を予測できる。そして、この移載続行可能時間T5=18分および不足する部品種の順序を補給案内および停止予告としてオペレータに提示する。したがって、オペレータは次にセットする補給用トレイを前以て準備し、18分後に部品移載動作が中断したら、すぐに移載用マガジン3にセットすることができる。図10(6)の具体例では、5個の空トレイを回収して、第1〜第4、第7スロットSL31〜SL34、SL37に不足する部品種の電子部品を積載した5個の補給用トレイをセットする。
第3実施形態のトレイユニット11では、電子部品の積載数が不足する順序を予測し、これにしたがって補給用トレイを準備するので、限られた数量の補給用トレイを有効に使い切り、移載続行可能時間T5を最長にできる。また、前以て移載続行可能時間T5と不足する部品種が提示されるので、オペレータは計画的、効率的に補給用トレイを準備できる。さらに、前以て知り得た移載続行可能時間T5が経過した直後に補給用トレイをセットできるので、移載中断時間を短くできる。
なお、各実施形態において、制御構造は図2に示されるホストコンピュータ8を有するものに限定されず、部品管理手段の機能を部品実装機91の制御部、あるいはトレイユニット1、10,11の制御部で行うようにしてもよい。また、パレットIDと電子部品の部品種および積載数の対応関係をホストコンピュータ8に予め登録しておきパレットPLがスロット3、4にセットされたときにパレットIDを読み取る方法に替えて、オペレータがパレットPLをセットしたときに、パレットPL上の電子部品の部品種および積載数をバーコードスキャナなどで入力するようにしてもよい。さらに、移載用マガジン3および補給用マガジン4のスロット数も7個に限らず、任意である。
なお、第1および第2実施形態において、移載用マガジン3には各移載用トレイ5A〜5Fのみをセットしているが、余分で空いているスロット(実施形態では第1スロットSL31)に補給用トレイ6をセットしてもよい。また、移載用マガジン3および補給用マガジン4とは別に予備マガジンを備え、複数の補給用トレイをセットした予備マガジンを補給用マガジン4と丸ごと交換して部品補給を行うようにしてもよい。その他、本発明は様々な応用が可能である。
1、10、11:トレイユニット(電子部品供給装置)
2:本体箱
3:移載用マガジン SL3、SL31〜SL37:スロット
4:補給用マガジン SL4、SL41〜SL47:スロット
5、5A〜5F:移載用トレイ
6、61〜66:補給用トレイ
7:パレット引き出しテーブル(部品供給部トレイ転用手段を兼ねる)
8:ホストコンピュータ(部品管理手段を兼ねる)
9:部品実装機 91:部品移載装置 92:携帯情報端末(PDA)
S1:初期設定ステップ S3:最長補給計画ステップ
S4:トレイ転用ステップ S5:補給実施ステップ
S7:一定補給計画ステップ S8:補給実施ステップ

Claims (8)

  1. 異なる部品種の電子部品がそれぞれ積載された複数のトレイをセットするマガジンと、前記マガジンから部品移載装置に前記電子部品を供給する部品供給部と、或るトレイの電子部品の積載数が不足したときに同一部品種の電子部品が積載された別のトレイを使用可能とするトレイ転用手段と、前記マガジンにセットされた各前記トレイの部品種を把握するとともに積載数を管理する部品管理手段とを備える電子部品供給装置において、
    前記マガジンは、各部品種の電子部品がそれぞれ積載されて前記部品移載装置へ供給される各移載用トレイに加えて、任意の部品種の電子部品が選択的に積載されかつ前記移載用トレイに転用可能な少なくとも1個の補給用トレイをセット可能であり、
    前記トレイ転用手段は、或る移載用トレイの電子部品の積載数が不足したときに、同一部品種の電子部品が積載された補給用トレイを該移載用トレイに転用し、
    前記部品管理手段は、前記マガジンにセットされている各前記移載用トレイおよび前記補給用トレイの電子部品の積載数が不足する順序を予測し、該順序を基にして次に前記マガジンにセットする補給用トレイの部品種を求めて提示する、
    ことを特徴とする電子部品供給装置。
  2. 請求項1において、前記部品管理手段は、前記電子部品の積載数が不足する前記順序を基にして、前記部品移載装置が部品移載動作を続行し得る移載続行可能時間を予測し、さらに該移載続行可能時間が経過するまでに前記マガジンにセットすることで次回の移載続行可能時間を最大とする補給用トレイの部品種を求めて提示することを特徴とする電子部品供給装置。
  3. 請求項2において、前記部品管理手段は、前記移載続行可能時間が経過する以前に前記部品移載装置が部品移載動作を続行し得なくなる停止予告を案内し、さらに提示にしたがって前記マガジンに前記補給用トレイをセットすることを促す、ことを特徴とする電子部品供給装置。
  4. 請求項1において、前記部品管理手段は、前記電子部品の積載数が不足する前記順序を基にして、一定の補給時間間隔で前記補給用トレイに補給する電子部品の毎回の部品種を求めて提示することを特徴とする電子部品供給装置。
  5. 請求項4において、前記部品管理手段は、設定された或る一定の補給時間間隔で前記マガジンに前記補給用トレイをセットする条件で、所望する数量の前記電子部品の供給が可能であるか否かを前以て判定し、可能でない場合には可能となる短縮された一定の補給時間間隔を求めることを特徴とする電子部品供給装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、少なくとも各前記移載用トレイをセットする移載用マガジンと、前記補給用トレイの全部または一部をセットする補給用マガジンと、前記移載用マガジンにセットされて電子部品の積載数が不足した移載用トレイと前記補給用マガジンにセットされて該移載用トレイと同一部品種の電子部品が積載された補給用トレイとを交換するトレイ交換手段と、を備えることを特徴とする電子部品供給装置。
  7. 異なる部品種の電子部品がそれぞれ積載された複数の移載用トレイ、および任意の部品種の電子部品が選択的に積載されかつ前記移載用トレイに転用可能な少なくとも1個の補給用トレイをセットするマガジンと、前記マガジンの移載用トレイから部品移載装置に前記電子部品を供給する部品供給部と、前記マガジンにセットされた各前記移載用トレイおよび前記補給用トレイの部品種を把握するとともに積載数を管理する部品管理手段と、或る移載用トレイの電子部品の積載数が不足したときに、同一部品種の電子部品が積載された補給用トレイを該移載用トレイに転用するトレイ転用手段と、を備える電子部品供給装置を用いた電子部品供給方法であって、
    各部品種の電子部品がそれぞれ積載された各前記移載用トレイを前記マガジンにセットして各前記移載用トレイの電子部品の積載数が不足する順序を予測し、該順序を基にして求めた部品種の電子部品が積載された補給用トレイを前記マガジンにセットする初期設定ステップと、
    前記部品移載装置が動作を開始した後、前記マガジンにセットされている各前記移載用トレイおよび前記補給用トレイの前記電子部品の積載数が不足する順序を予測し、該順序を基にして前記部品移載装置が部品移載動作を続行し得る移載続行可能時間を予測し、さらに該移載続行可能時間が経過するまでに前記マガジンにセットすることで次回の移載続行可能時間を最大とする補給用トレイの部品種を求める最長補給計画ステップと、
    或る移載用トレイの電子部品の積載数が不足したときに、同一部品種の電子部品が積載された補給用トレイを該移載用トレイに転用するトレイ転用ステップと、
    前記移載続行可能時間が経過するまでに、前記補給計画ステップで求めた前記部品種の電子部品が積載された補給用トレイを前記マガジンにセットする補給実施ステップと、を有し、
    所望する数量の前記電子部品を供給するまで、前記最長補給計画ステップ、前記トレイ転用ステップ、および前記補給実施ステップを繰り返すことを特徴とする電子部品供給方法。
  8. 異なる部品種の電子部品がそれぞれ積載された複数の移載用トレイ、および任意の部品種の電子部品が選択的に積載されかつ前記移載用トレイに転用可能な少なくとも1個の補給用トレイをセットするマガジンと、前記マガジンの移載用トレイから部品移載装置に前記電子部品を供給する部品供給部と、前記マガジンにセットされた各前記移載用トレイおよび前記補給用トレイの部品種を把握するとともに積載数を管理する部品管理手段と、或る移載用トレイの電子部品の積載数が不足したときに、同一部品種の電子部品が積載された補給用トレイを該移載用トレイに転用するトレイ転用手段と、を備える電子部品供給装置を用いた電子部品供給方法であって、
    各部品種の電子部品がそれぞれ積載された各前記移載用トレイを前記マガジンにセットして各前記移載用トレイの電子部品の積載数が不足する順序を予測し、該順序を基にして求めた部品種の電子部品が積載された補給用トレイを前記マガジンにセットする初期設定ステップと、
    設定された或る一定の補給時間間隔で前記マガジンに前記補給用トレイをセットする条件で、前記マガジンにセットされている各前記移載用トレイおよび前記移載用トレイの前記電子部品の積載数が不足する順序を予測し、該順序を基にして前記一定の補給時間間隔で前記マガジンにセットする補給用トレイの毎回の部品種を求め、所望する数量の前記電子部品の供給が可能でない場合には、可能となる短縮された一定の補給時間間隔および該短縮された一定の補給時間間隔の条件での前記毎回の部品種を求める定間隔補給計画ステップと、
    前記部品移載装置が動作を開始した後、或る移載用トレイの電子部品の積載数が不足したときに、同一部品種の電子部品を積載した補給用トレイを該移載用トレイに転用するトレイ転用ステップと、
    前記定間隔補給計画ステップ中の前記一定の補給時間間隔で、求めた前記毎回の部品種の電子部品が積載された前記補給用トレイを前記マガジンにセットする補給実施ステップと、を有し、
    所望する数量の前記電子部品を供給するまで、前記トレイ転用ステップおよび前記補給実施ステップを繰り返すことを特徴とする電子部品供給方法。
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