JP2011060222A - 在庫管理システム、在庫管理方法及び在庫管理プログラム - Google Patents

在庫管理システム、在庫管理方法及び在庫管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】構成物品の的確な在庫管理を行なうことのできる在庫管理システム、在庫管理方法及び在庫管理プログラムを提供する。
【解決手段】在庫管理システム30の制御部31は、実績集計データ記憶部32のデータを集計した第1レコードから生成した第6レコードと、構成マスタデータ記憶部35のデータとを用いて、みなし外出庫数量を算出する。この場合、制御部31は、半完成品の機種識別子に関連付けられている完成品の機種識別子を特定し、これら完成品の機種識別子をそれぞれ含み、算出月等が共通する第6レコードの外在庫数量のすべてを加算する。制御部31は、みなし外出庫数量と在庫数量とを用いて回転期間を算出し、回転期間が滞留判定基準期間以上の場合には滞留在庫と判断し、回転期間が滞留判定基準期間より短い場合には流動在庫と判断して、在庫状況に対応するフラグを在庫状況データ記憶部36に記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、完成品を構成する部品(構成部品)の在庫管理システム、在庫管理方法及び在庫管理プログラムに関する。
従来から、在庫削減及び欠品防止の観点から、在庫管理が行なわれている。在庫管理においては、適正な在庫量を維持するために、物品の生産前に生産量が計画される。そこで、在庫基準値を日次単位で管理し、適正な在庫量を維持するための技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この文献に記載された技術においては、特定日における販売計画数量、入庫数量及び在庫実績予測数に基づいて、在庫予測数量を算出する。そして、確定期間振れ幅在庫、物流在庫及び物流振れ幅在庫を算出し、確定期間振れ幅在庫、物流在庫、物流振れ幅在庫及び安全在庫数量に基づいて通常在庫基準値を算出する。また、一括在庫基準値を算出し、通常在庫基準値と一括在庫基準値とから在庫基準値を算出して、その在庫基準値と在庫予測数量との差により補充量を求める。
更に、生産計画を立案する場合に、販売計画を用いることがある。この販売計画の立案管理は、出庫実績に基づいて行なう技術も開示されている(例えば、特許文献2参照。)。この文献に記載された技術においては、管理コンピュータは、通常の商談と異なる一括商談管理対象であることを識別できる一括商談IDを付与し、これを用いて予定・実績管理を行なう。更に、管理コンピュータは、在庫実績から、一括商談IDが付与された出庫数量を差し引いた出庫実績に基づいて、販売計画の立案管理を行なう。
一般に、在庫や出庫の実績に基づいて販売予測を行ない、これに基づいて生産計画を行って、より適正な在庫量を維持することができる。しかしながら、半完成品等の構成部品を用いて完成品を生産する場合がある。このような構成部品は、生産する際に完成品に組み付けられるため、最終的に顧客に提供するための出庫記録がない場合がある。このため、最終的な販売を考慮して構成部品の在庫量が適切であるか否かを把握することは難しく、構成部品の的確な在庫管理が難しかった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、構成物品の的確な在庫管理を行なうことのできる在庫管理システム、在庫管理方法及び在庫管理プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、完成品及び構成部品の種別を特定する種別識別子に対して在庫数量を関連付けて記憶する在庫数量記憶手段と、前記種別識別子に対して実際の出庫数量を関連付けて記憶する出庫数量記憶手段と、構成部品の種別識別子と、この構成部品が組み付けられる完成品の種別識別子とを関連付けて記憶する構成関連記憶手段と、前記種別識別子に対して在庫ステータスを関連付けて記憶する在庫状況記憶手段と、前記在庫ステータスを判定する制御手段とを備えた在庫管理システムであって、前記制御手段が、前記構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を前記構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に対する出庫数量を前記出庫数量記憶手段から取得して、前記出庫数量を合計して前記構成部品のみなし出庫数量を算出するみなし出庫数量算出手段と、構成部品の在庫数量を前記在庫数量記憶手段から算出する在庫数量算出手段と、この構成部品の前記みなし出庫数
量と前記在庫数量とを比較した値から、この構成部品が滞留在庫であるか否かを判定し、判定に応じた在庫ステータスを特定するステータス判定手段と、特定した在庫ステータスを、構成部品の機種識別子と関連付けて前記在庫状況記憶手段に記録する記録手段とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の在庫管理システムにおいて、前記在庫数量記憶手段には、地域を特定する地域識別子に関連付けて地域毎の在庫数量が記憶されており、前記出庫数量記憶手段には、地域識別子に関連付けて地域毎の出庫数量が記憶されており、前記在庫状況記憶手段は、前記在庫ステータスを前記種別識別子及び前記地域識別子に関連付けて記憶し、前記みなし出庫数量算出手段は、地域毎にみなし出庫数量を算出し、前記ステータス判定手段は、前記地域毎に前記構成部品の在庫スタータスを判定し、これに対応した在庫ステータスを特定し、前記記録手段は、特定したステータスを前記地域識別子に関連付けて記録することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の在庫管理システムにおいて、各地域識別子に対して、他の拠点において使用される構成部品を製造する構成部品製造集約拠点が含まれる地域であることを特定するための集約地域特定フラグが記録された集約地域フラグ記憶手段を更に備え、前記みなし出庫数量算出手段は、前記集約地域特定フラグに関連付けられた地域識別子の地域のみなし出庫数量として、この構成部品の種別識別子に関連付けられた地域毎のみなし出庫数量を合計して全世界のみなし出庫数量を算出し、前記在庫数量算出手段は、前記集約地域特定フラグに関連付けられた地域識別子の在庫数量を算出する場合、前記在庫数量記憶手段から取得した、この構成部品の種別識別子に関連付けられた地域毎の在庫数量を合計して全世界の在庫数量を算出し、前記ステータス判定手段は、前記集約地域特定フラグに関連付けられた地域識別子の地域の在庫ステータスを判定する場合には、全世界におけるみなし在庫数量と前記全世界における在庫数量とを比較した値から在庫ステータスを判定することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の在庫管理システムにおいて、前記完成品の種別識別子に対してこの完成品の最終出庫日を記憶した最終出庫日記憶手段を更に備え、前記制御手段が、前記構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を前記構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に関連付けられた最終出庫日を前記最終出庫日記憶手段から取得し、これら最終出庫日のうち最小の最終出庫日を、この構成部品のみなし最終出庫日として算出するみなし最終出庫日算出手段を更に備え、前記ステータス判定手段は、特定した構成部品のみなし最終出庫日が、予め定めた不動在庫判定基準期間よりも前である場合には、不動在庫であると判定し、これに対応する在庫ステータスを特定することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の在庫管理システムにおいて、前記みなし出庫数量算出手段は、直近の所定期間毎のみなし出庫数量を算出し、前記制御手段は、前記直近の所定期間毎のみなし出庫数量を平均して平均みなし出庫数量を算出する平均みなし出庫数量算出手段と、前記構成部品の前記在庫数量をこの構成部品のみなし出庫数量で除算して回転期間を算出する回転期間算出手段とを更に備え、前記ステータス判定手段は、前記回転期間が、予め定めた滞留在庫判定基準期間以上の場合には、滞留在庫と判定することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、完成品及び構成部品の種別を特定する種別識別子に対して在庫数量を関連付けて記憶する在庫数量記憶手段と、前記種別識別子に対して実際の出庫数量を関連付けて記憶する出庫数量記憶手段と、構成部品の種別識別子と、この構成部品が組み付けられる完成品の種別識別子とを関連付けて記憶する構成関連記憶手段と、前記種別識別子に対して在庫ステータスを関連付けて記憶する在庫状況記憶手段と、前記在庫ス
テータスを判定する制御手段とを備えた在庫管理システムを用いて在庫管理を行なう方法であって、前記制御手段が、前記構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を前記構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に対する出庫数量を前記出庫数量記憶手段から取得して、前記出庫数量を合計して前記構成部品のみなし出庫数量を算出するみなし出庫数量算出段階と、構成部品の在庫数量を前記在庫数量記憶手段から算出する在庫数量算出段階と、この構成部品の前記みなし出庫数量と前記在庫数量とを比較した値から、この構成部品が滞留在庫であるか否かを判定し、判定に応じた在庫ステータスを特定するステータス判定段階と、特定した在庫ステータスを、構成部品の機種識別子と関連付けて前記在庫状況記憶手段に記録する記録段階とを実行することを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、完成品及び構成部品の種別を特定する種別識別子に対して在庫数量を関連付けて記憶する在庫数量記憶手段と、前記種別識別子に対して実際の出庫数量を関連付けて記憶する出庫数量記憶手段と、構成部品の種別識別子と、この構成部品が組み付けられる完成品の種別識別子とを関連付けて記憶する構成関連記憶手段と、前記種別識別子に対して在庫ステータスを関連付けて記憶する在庫状況記憶手段と、前記在庫ステータスを判定する制御手段とを備えた在庫管理システムにおけるプログラムであって、前記制御手段を、前記構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を前記構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に対する出庫数量を前記出庫数量記憶手段から取得して、前記出庫数量を合計して前記構成部品のみなし出庫数量を算出するみなし出庫数量算出手段、構成部品の在庫数量を前記在庫数量記憶手段から算出する在庫数量算出手段、この構成部品の前記みなし出庫数量と前記在庫数量とを比較した値から、この構成部品が滞留在庫であるか否かを判定し、判定に応じた在庫ステータスを特定するステータス判定手段、及び特定した在庫ステータスを、構成部品の機種識別子と関連付けて前記在庫状況記憶手段に記録する記録手段として機能させることを要旨とする。
(作用)
本発明においては、制御手段が、構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に対する出庫数量を出庫数量記憶手段から取得して、これらを合計して構成部品のみなし出庫数量を算出する。制御手段が、構成部品の在庫数量を在庫数量記憶手段から算出する。制御手段が、この構成部品の前記みなし出庫数量と在庫数量とを比較した値から、この構成部品が滞留在庫であるか否かを判定し、判定に応じたステータスに応じた在庫ステータスを特定する。制御手段が、特定した在庫ステータスを、構成部品の機種識別子と関連付けて在庫状況記憶手段に記録する。このため、構成部品が組み付けられた完成品の実際の出庫数量を合計することによって、この構成部品の出庫数量(みなし出庫数量)を算出することができる。従って、構成部品が実際に出庫された記録がない場合や少ない場合であっても、構成部品のみなし出庫数量を用いることにより構成部品の出庫数量を適切に把握することができる。よって、構成部品のみなし出庫数量と在庫数量から、この構成部品が滞留在庫であるか否かをより正確に判定することができ、構成部品の在庫管理をより適切に行なうことができる。
本発明においては、制御手段は、地域毎にみなし出庫数量を算出する。制御手段は、地域毎に構成部品の在庫スタータスを判定し、これに対応した在庫ステータスを特定し、記録手段は、特定したステータスを地域識別子に関連付けて記録する。このため、地域毎に在庫ステータスを把握することができる。
本発明においては、制御手段は、集約地域特定フラグに関連付けられた地域識別子の地域のみなし出庫数量として、この構成部品の種別識別子に関連付けられた地域毎のみなし
出庫数量を合計して全世界のみなし出庫数量を算出する。制御手段は、集約地域特定フラグに関連付けられた地域識別子の在庫数量を算出する場合、在庫数量記憶手段から取得した、この構成部品の種別識別子に関連付けられた地域毎の在庫数量を合計して全世界の在庫数量を算出する。制御手段は、集約地区特定フラグに関連付けられた地域識別子の地域の在庫ステータスを判定する場合には、全世界におけるみなし在庫数量と全世界における在庫数量とを比較した値から在庫ステータスを判定する。このため、製造集約拠点を含む地域にある半完成品は、ここから全世界に供給されるため、全世界における構成部品の外出庫数量を用いて在庫ステータスを判定する。また、この製造集約拠点を含まない地域にある構成部品は、その地域内において供給されるため、この地域内における外出庫数量を用いて在庫ステータスを判定する。これにより、構成部品の地域への供給状態に応じて、より適切に在庫ステータスを把握することができる。
本発明においては、制御手段が、構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に関連付けられた最終出庫日を最終出庫日記憶手段から取得し、これら最終出庫日のうち最小の最終出庫日を、この構成部品のみなし最終出庫日として算出する。制御手段は、特定した構成部品のみなし最終出庫日が、予め定めた不動在庫判定基準期間よりも前である場合には、不動在庫であると判定し、これに対応する在庫ステータスを特定する。このため、構成部品の実際に出庫された記録がない場合や少ない場合であっても、完成品の最終出庫日の実績に基づいて、構成部品のみなし最終出庫日を算出することができる。そして、この最終出庫日から構成部品が不動在庫であるか否かを判定することができる。更に、この場合、制御手段は、構成部品に関連付けられた完成品の最終出庫日のうち最小の最終出庫日をみなし最終出庫日とする。このため、構成部品の在庫が不動在庫か否かをより厳しい基準で判定するため、構成部品の不動在庫をより早く把握することができる。
本発明においては、制御手段は、直近の所定期間毎のみなし出庫数量を平均して平均みなし出庫数量を算出する。制御手段は、構成部品の前記在庫数量をこの構成部品のみなし出庫数量で除算して回転期間を算出する。制御手段は、回転期間が、予め定めた滞留在庫判定基準期間以上の場合には、滞留在庫と判定する。このため、回転期間を用いて滞留在庫であるか否かを判定することができる。
本発明によれば、出庫記録が少ない構成部品であっても、この構成部品の在庫管理をより適切に行なうことができる。
実施形態における在庫管理システムの概略構成図。 在庫管理システムにおいて制御部が機能する各手段を説明する説明図。 データ記憶部のデータを説明するためのデータ構成図であり、(a)は実績集計データ記憶部、(b)は第1メモリ、(c)は外出庫日データ記憶部、(d)は地区マスタデータ記憶部、(e)は構成マスタデータ記憶部である。 データ記憶部のデータを説明するためのデータ構成図であり、(a)は第2メモリ、(b)は第4メモリ、(c)は第3メモリ、(d)は第5メモリである。 データ記憶部のデータを説明するためのデータ構成図であり、(a)は第6メモリ、(b)は第7メモリ、(c)は第8メモリである。 データ記憶部のデータを説明するためのデータ構成図であり、(a)は第9メモリ、(b)は第10メモリ、(c)は第11メモリである。 在庫状況データ記憶部のデータを説明するためのデータ構成図。 在庫ステータス判定処理の処理手順を説明する流れ図。 みなし発売日・みなし最終外出庫日の算出処理の処理手順を説明するための流れ図。 発売日・最終外出庫日の記録処理の処理手順を説明するための流れ図。 みなし外出庫数量の算出処理の処理手順を説明するための流れ図。 極別みなし外出庫数量の算出処理の処理手順を説明するための流れ図。 在庫ステータスフラグ記録処理の処理手順を説明するための流れ図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図13に基づいて説明する。本実施形態においては、物品について不動在庫、滞留在庫又は流動在庫等の在庫状況を判定する在庫管理システム30として説明する。本実施形態の「物品」には、完成品と、この完成品を構成する半完成品とが含まれる。完成品とは、顧客に対して販売される製品を意味する。半完成品とは、完成品に組み付けられる構成部品を意味する。「不動在庫」は最終外出庫日から所定期間以上出庫がない在庫であり、「滞留在庫」は回転期間が所定期間以上である在庫であり、「流動在庫」は回転期間が所定期間より短い在庫である。ここで、「外出庫」とは顧客に送付するために物品を出庫することであり、「最終外出庫日」とは顧客に送付するために物品を出庫した最後の日のことである。また、「回転期間」は在庫数量を平均外出庫数量で除算することにより算出する。また、「平均外出庫数量」は予め定められた所定期間における平均の外出庫数量である。
図1に示すように、本実施形態における在庫管理システム30は、入力部10及び出力部20を備える。入力部10は、在庫管理システム30に各種データや指示を入力するための手段であり、例えば、キーボードやポインティングデバイス等を用いる。出力部20は、在庫状況データを出力するための手段であり、例えば、ディスプレイ等の表示装置を用いる。
在庫管理システム30は、制御手段としての制御部31、実績集計データ記憶部32、外出庫日データ記憶部33、地区マスタデータ記憶部34、構成マスタデータ記憶部35及び在庫状況データ記憶部36を備えている。ここで、実績集計データ記憶部32は、在庫数量記憶手段及び出庫数量記憶手段及び集約地域フラグ記憶手段として機能する。また、外出庫日データ記憶部33は、最終出庫日記憶手段として機能し、構成マスタデータ記憶部35は、構成関連記憶手段として機能し、在庫状況データ記憶部36は、在庫状況記憶手段として機能する。
制御部31は、実績集計データ記憶部32、外出庫日データ記憶部33、地区マスタデータ記憶部34及び構成マスタデータ記憶部35に記録されたデータを用いて、在庫状況データ記憶部36に記録するデータを生成する。このため、制御部31は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理を行なう。この後述する処理には、みなし出庫数量算出段階、在庫数量算出段階、ステータス判定段階及び記録段階等が含まれる。そして、このための在庫管理プログラムを実行することにより、制御部31は、図2に示す各手段(300〜312)として機能する。この場合、制御部31は、各手段(300〜311)において生成されたデータを図1に示す第1〜第11メモリ(WK1〜WK11)に仮記憶し、ステータス判定手段312が生成したデータを在庫状況データ記憶部36に記録する。更に、本実施形態の制御部31は、年月日に関するデータを、西暦4桁、月を2桁、日を2桁で表現した8桁の値として取り扱う。例えば、2008年9月4日については「20080904」のように、8桁の値を用いる。なお、制御部31の第1〜第11メモリ(WK1〜WK11)及び各手段(300〜312)については、後述する。
実績集計データ記憶部32には、図3(a)に示すように、月毎に集計された製品の在庫及び外出庫の数量に関する実績集計データ320が記録されている。この実績集計デー
タ320は、月毎が終了する度に、その1ヶ月の外出庫数量の合計が算出されて記録される。この実績集計データ320には、算出月、組織識別子、極識別子、拠点識別子、品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子、外出庫数量、在庫数量、親構成有無フラグ及び全世界みなしフラグに関するデータが含まれる。
算出月データ領域には、集計する外出庫数量の物品が出庫された時期(算出対象時期)を特定するための年月に関するデータが記録されている。
組織識別子データ領域には、組織(グループの会社等)を特定するための識別子(組織識別子)に関するデータが記録されている。
極識別子データ領域には、物品の在庫状況を判定するひとまとまりの地域(極)を特定するための識別子(極識別子)に関するデータが記録されている。本実施形態では、例えば、極として、欧州地域や米州地区等の大きな範囲において在庫状況を判定する。
拠点識別子データ領域には、この極の領域中に設けられた販売拠点や生産拠点等の各拠点を特定するための識別子(拠点識別子)に関するデータが記録されている。
品種識別子データ領域には、物品の種類を特定するための識別子(品種識別子)に関するデータが記録されている。
機種識別子データ領域には、物品の型番を特定するための識別子(機種識別子)に関するデータが記録されている。この機種識別子が特許請求の範囲の種別識別子に相当する。
新品中古区分識別子データ領域には、この物品が新品であるか中古品であるかを区別するための識別子(新品中古区分識別子)に関するデータが記録されている。
外出庫数量データ領域には、この算出月において、この拠点における、この品種、機種及び新品中古区分識別子によって特定される物品を、顧客に対して出庫した数量に関するデータが記録されている。なお、半完成品の外出庫数量が「0」の場合には、実績集計データ320の外出庫数量データ領域は空欄となる。
在庫数量データ領域には、この算出月の月末において、この拠点における、この品種、機種及び新品中古区分識別子によって特定される物品の在庫の数量に関するデータが記録されている。
親構成有無フラグデータ領域には、構成マスタデータ350において半完成品として登録されているか否かを特定するためのフラグが記録されている。この親構成有無フラグデータ領域には、構成マスタデータ記憶部35に半完成品として登録されている場合には「1」が記録され、登録されていない場合には「0」が記録される。
全世界みなしフラグデータ領域には、後述する在庫ステータスフラグ記録処理において、全世界に関する値を用いて在庫ステータスの判定を行なうか否かを特定する全世界みなしフラグデータが記録されている。本実施形態では、この全世界みなしフラグデータ領域には、拠点識別子によって特定される拠点が、集約工場又は輸出港の場合に「1」が記録され、それ以外の場合には「0」が記録される。ここで、集約工場又は輸出港とは、他の拠点において使用される構成部品を製造する構成部品製造集約拠点を意味する。「1」の全世界みなしフラグが、集約地域特定フラグとして機能する。
外出庫日データ記憶部33には、図3(c)に示すように、各地域における製品の外出庫日に関する外出庫日データ330が記録されている。その外出庫日データ330は、月毎が終了する度に、その1ヶ月の最終出庫日が特定されて記録される。この外出庫日データ330には、算出月、組織識別子、配送地区識別子、物流地点識別子、品種識別子、機
種識別子、新品中古区分識別子、発売日及び最終外出庫日に関するデータが含まれる。
算出月データ領域には、最先外出庫日及び最終外出庫日を特定する外出庫日の範囲(算出対象時期)を特定するための年月に関するデータが記録されている。
組織識別子データ領域、配送地区識別子データ領域及び物流地点識別子データ領域には、組織、配達地区及び物流地点をそれぞれ特定するための識別子に関するデータが記録されている。
品種識別子データ領域、機種識別子データ領域及び新品中古区分識別子データ領域には、実績集計データ320と同様に、品種、機種及び新品中古区分をそれぞれ特定するための識別子に関するデータが記録されている。
発売日データ領域には、この組織識別子、配送地区識別子、物流地点識別子で特定される拠点において、品種識別子、機種識別子及び新品中古区分識別子によって特定される物品の最初の外出庫日(発売日)に関するデータが記録されている。
最終外出庫日データ領域には、この算出月、組織識別子、配送地区識別子、物流地点識別子、品種識別子、機種識別子及び新品中古区分識別子によって特定される物品の最終の出庫日に関するデータが記録されている。
地区マスタデータ記憶部34には、図3(d)に示すように、外出庫日データ330と極識別子とを対応付けるために用いる地区マスタデータ340が記録されている。この地区マスタデータ340は、各地区に関する情報が入力された場合に記録される。この地区マスタデータ340は、組織識別子、配送地区識別子、物流地点識別子及び極識別子に関するデータが含まれる。
拠点識別子データ領域、配送地区識別子データ領域及び物流地点識別子データ領域には、組織、配達地区及び物流地点をそれぞれ特定するための識別子に関するデータが記録されている。これら組織識別子、配送地区識別子及び物流地点識別子によって、地区マスタデータ340と外出庫日データ330とが関連付けられる。
極識別子データ領域には、組織識別子、配送地区識別子及び物流地点識別子によって決定される極を特定するための識別子(極識別子)に関するデータが記録されている。
構成マスタデータ記憶部35には、図3(e)に示すように、完成品と半完成品とを関連付ける構成マスタデータ350が記録されている。この構成マスタデータ350は、完成品に組み付けられる半完成品が決定されて登録された場合に記録される。この構成マスタデータ350には、完成品の機種識別子及び半完成品の機種識別子に関するデータが含まれる。
完成品の機種識別子データ領域には、完成品を特定するための機種識別子に関するデータが記録されている。
半完成品の機種識別子データ領域には、半完成品を特定するための機種識別子に関するデータが記録されている。
一方、在庫状況データ記憶部36には、図7に示すように、在庫ステータスに関する在庫状況データ360が記録される。この在庫状況データ360には、算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子、外出庫数量、在庫数量、親構成有無フラグ及び全世界みなしフラグに関するデータが含まれる。更に、この在庫状況データ360には、極別及び全世界の発売日、極別及び全世界の最終外出庫日、極別及び全世界の算出用の外出庫数量、極別及び全世界の平均外出庫数量、極別及び全世界の回転期間、在庫ス
テータスフラグに関するデータが含まれる。
算出月データ領域には、在庫ステータスの判定対象となる時期(算出対象時期)を特定するための年月に関するデータが記録される。
極識別子データ領域、品種識別子データ領域、機種識別子データ領域及び新品中古区分識別子データ領域には、実績集計データ320と同様に、極、品種、機種及び新品中古区分をそれぞれ特定するための識別子に関するデータが記録される。
外出庫数量データ領域及び在庫数量データ領域には、実績集計データ320と同様に、外出庫数量及び在庫数量に関するデータが記録される。
親構成有無フラグデータ領域及び全世界みなしフラグデータ領域には、実績集計データ320と同様に、親構成有無フラグ及び全世界みなしフラグが記録される。
極別発売日データ領域及び全世界発売日データ領域には、この極における発売日として特定した日及び全世界における発売日として特定した日に関するデータが記録される。
極別最終外出庫日データ領域及び全世界最終外出庫日データ領域には、この極における最終外出庫日として特定した日及び全世界における最終外出庫日として特定した日に関するデータが記録される。
極別算出用外出庫数量データ領域には、平均外出庫数量を算出するために用いたこの極における外出庫数量に関するデータが記録される。在庫状況データ360の機種識別子が半完成品の機種を特定する識別子の場合には、この極別算出用外出庫数量データ領域には、極別のみなし外出庫数量に関するデータが記録される。一方、在庫状況データ360の機種識別子が完成品の機種を特定する識別子の場合には、この極別算出用外出庫数量データ領域には、外出庫数量データ領域と同じ値が記録される。
全世界算出用外出庫数量データ領域には、平均外出庫数量を算出するために用いた全世界における外出庫数量に関するデータが記録される。在庫状況データ360の機種識別子が半完成品の機種を特定する識別子の場合には、この全世界算出用外出庫数量データ領域には、全世界のみなし外出庫数量に関するデータが記録される。
極別の平均外出庫数量データ領域及び全世界の平均外出庫数量データ領域には、この極における平均外出庫数量及び全世界における平均外出庫数量に関するデータが記録される。
極別の回転期間データ領域及び全世界の回転期間データ領域には、この極における回転期間及び全世界の回転期間に関するデータが記録される。
在庫ステータスフラグデータ領域には、在庫状況を特定するための在庫ステータスフラグが記録される。本実施形態では、この在庫ステータスフラグとして、第1の新製品フラグ、第2の新製品フラグ、第1の不動フラグ、第2の不動フラグ、滞留フラグ又は流動フラグを用いる。第1の新製品フラグは、発売前の在庫状況であることを示す。第2新製品フラグは、発売日から新製品判定基準期間が経過していない在庫状況であることを示す。第1の不動フラグは、最終外出庫日から不動判定基準期間が経過した不動在庫の在庫状況であることを示す。第2の不動フラグは、平均外出庫数量が「0」以下である不動在庫の在庫状況であることを示す。滞留フラグは、回転期間が長い滞留在庫の在庫状況であることを示す。流動フラグは、在庫が適度に流動している流動在庫の在庫状況であることを示す。
(制御部31の各メモリのデータ構成)
次に、制御部31の第1〜第11メモリ(WK1〜WK11)について、図1、図3〜
図6について説明する。
図3(b)に示すように第1メモリWK1には、算出月、極、品種、機種及び新品中古区分別に実績集計データ320を集計した第1レコードR1が記録される。第1レコードR1には、算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子、外出庫数量、在庫数量、親構成有無フラグ及び全世界みなしフラグに関するデータが含まれる。
算出月データ領域には、集計する外出庫数量の物品が出庫された時期(算出対象時期)を特定する年月に関するデータが記録される。
極識別子データ領域、品種識別子データ領域、機種識別子データ領域、新品中古区分識別子データ領域には、極、品種、機種及び新品中古区分を特定するための識別子に関するデータが記録される。
外出庫数量データ領域には、外出庫数量に関するデータが記録される。
在庫数量データ領域には、在庫数量に関するデータが記録される。
親構成有無フラグデータ領域及び全世界みなしフラグデータ領域には、親構成有無フラグ及び全世界みなしフラグが記録される。
図4(a)に示すように第2メモリWK2には、算出月、極、品種、機種及び新品中古区分別の外出庫日に関する第2レコードR2が記録される。第2レコードR2には、外出庫日として、最初の外出庫日である発売日と最後の外出庫日である最終外出庫日に関するデータが含まれる。第2レコードR2は、外出庫日データ330と地区マスタデータ340とを用いて生成される。第2レコードR2は、算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子、発売日及び最終外出庫日に関するデータが含まれる。
算出月データ領域には、この極におけてこの算出月までに、この機種識別子で特定される物品の発売日及び最終外出庫日を特定する範囲(算出対象時期)を特定する年月に関するデータが記録される。
極識別子データ領域、品種識別子データ領域、機種識別子データ領域、新品中古区分識別子データ領域には、極、品種、機種及び新品中古区分を特定するための識別子に関するデータが記録される。
発売日データ領域には、発売日に関するデータが記録される。
最終外出庫日データ領域には、最終外出庫日に関するデータが記録される。
図4(b)に示すように第4メモリWK4には、算出月、極、品種及び機種別の発売日についての第4レコードR4が記録される。第4レコードR4は、第2レコードR2と同じ構成をしているが、第4レコードR4の発売日データ領域には、第2レコードと異なり、極、品種及び機種別の発売日のうち最小の発売日が記録される。この第4レコードR4は、第2レコードR2を算出月、極識別子、品種識別子及び機種識別子毎に集計したものである。
図4(c)に示すように第3メモリWK3には、算出月、極、機種及び新品中古区分別のみなし外出庫日に関する第3レコードR3が記録される。みなし外出庫日とは、実際には外出庫された日の記録がない半完成品について、これが組み付けられた完成品の外出庫日を、この半完成品の外出庫日として、みなした日付である。第3レコードR3には、みなし外出庫日として、最初の外出庫日としてみなしたみなし発売日と、最後の外出庫日としてみなしたみなし最終外出庫日に関するデータが含まれる。第3レコードR3には、算出月、極識別子、機種識別子、新品中古区分識別子、みなし発売日及びみなし最終外出庫日が含まれる。
算出月データ領域には、みなし最終外出庫日を特定する外出庫日の範囲(算出対象時期)を特定する年月に関するデータが記録される。
極識別子データ領域、機種識別子データ領域、新品中古区分識別子データ領域には、極、機種及び新品中古区分を特定するための識別子に関するデータが記録される。この第3レコードR3の機種識別子データ領域には、半完成品の機種を特定する識別子が記録される。
みなし発売日データ領域には、この機種識別子で特定される半完成品の極別の発売日としてみなされたみなし発売日に関するデータが記録される。
みなし最終外出庫日データ領域には、この機種識別子で特定される半完成品のこの算出月における極別の最終外出庫日としてみなされたみなし最終出庫日に関するデータが記録される。
図4(d)に示すように第5メモリWK5には、算出月、機種及び新品中古区分別の全世界のみなし外出庫日に関する第5レコードR5が記録される。第5レコードR5は、第3レコードR3を算出月、機種識別子及び新品中古区分識別子毎に集計したものである。第5レコードR5には、算出月、機種識別子、新品中古区分識別子、みなし発売日及びみなし最終外出庫日が含まれる。
算出月データ領域には、みなし最終外出庫日を特定する外出庫日の範囲(算出対象時期)を特定する年月に関するデータが記録される。
機種識別子データ領域及び新品中古区分識別子データ領域には、機種及び新品中古区分を特定するための識別子に関するデータが記録される。
みなし発売日データ領域には、この機種識別子で特定される半完成品の全世界における発売日としてみなされたみなし発売日に関するデータが記録される。
みなし最終外出庫日データ領域には、この機種識別子で特定される半完成品のこの算出つきで全世界における最終外出庫日としてみなされた最終出庫日に関するデータが記録される。
図5(a)に示すように第6メモリWK6には、第6レコードR6が記録される。この第6レコードR6は、第1レコードR1のデータ構成に、極別及び全世界の発売日、極別及び全世界の最終外出庫日に関するデータが付加されている。第6レコードR6は、第1レコードR1、第2レコードR2、第3レコードR3及び第5レコードR5を用いて生成される。第6レコードR6は、算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子、外出庫数量、在庫数量、親構成有無フラグ、全世界みなしフラグ、極別及び全世界の発売日、極別及び全世界の最終外出庫日に関するデータが含まれる。
算出月データ領域には、外出庫数量の物品が出庫された時期(算出対象時期)を特定するための年月に関するデータが記録されている。
極識別子データ領域、品種識別子データ領域、機種識別子データ領域、新品中古区分識別子データ領域には、第1レコードR1と同様に、極、品種、機種及び新品中古区分をそれぞれ特定するための識別子に関するデータが記録される。
外出庫数量データ領域データ領域及び在庫数量データ領域には、第1レコードR1と同様に、外出庫数量及び在庫数量に関するデータが記録される。
親構成有無フラグデータ領域及び全世界みなしフラグデータ領域には、第1レコードR1と同様に、親構成有無フラグ及び全世界みなしフラグが記録される。
極別発売日データ領域には、この極における発売日に関するデータが記録される。この第6レコードR6に完成品の機種識別子が記録されている場合には、第2レコードR2における発売日が記録される。一方、半完成品の機種識別子が記録されている場合には、第3レコードR3における極別のみなし発売日が記録される。
全世界発売日データ領域には、全世界の発売日に関するデータが記録される。この第6レコードR6の機種識別子が半完成品の場合には、第5レコードR5における全世界のみなし発売日が記録される。また、完成品の機種識別子が記録されている場合には、この極の発売日と同じ日が記録される。
極別の最終外出庫日データ領域には、極別の最終外出庫日に関するデータが記録される。この第6レコードR6に完成品の機種識別子が記録されている場合には、第2レコードR2における最終外出庫日が記録される。一方、半完成品の機種識別子が記録されている場合には、第3レコードR3におけるこの極のみなし最終外出庫日が記録される。
全世界の最終外出庫日データ領域には、全世界の最終外出庫日に関するデータが記録される。この第6レコードR6の機種識別子が半完成品の場合には、第5レコードR5における全世界のみなし最終外出庫日が記録される。完成品の場合には、この極の最終外出庫日と同じ日が記録される。
図5(b)に示すように第7メモリWK7には、極毎のみなし外出庫数量に関する第7レコードR7が記録される。第7レコードR7は、第6レコードR6及び構成マスタデータ350を用いて生成される。第7レコードR7には、算出月、極識別子、機種識別子、新品中古区分識別子及び極別のみなし外出庫数量に関するデータが含まれる。
算出月データ領域には、外出庫数量の物品が出庫された時期(算出対象時期)を特定する年月に関するデータが記録される。
極識別子データ領域、機種識別子データ領域及び新品中古区分識別子データ領域には、極、機種及び新品中古区分をそれぞれ特定するための識別子に関するデータが記録される。
極別のみなし外出庫数量データ領域には、この機種識別子によって特定される半完成品の、この極における外出庫数量としてみなされたみなし外出庫数量に関するデータが記録される。
図5(c)に示すように第8メモリWK8には、全世界のみなし外出庫数量に関する第8レコードR8が記録される。この第8レコードR8は、第7レコードR7の極別のみなし外出庫数量を集計することにより生成される。第8レコードR8には、算出月、機種識別子、新品中古区分識別子及び全世界のみなし外出庫数量に関するデータが含まれる。
算出月データ領域には、外出庫数量の物品が出庫された時期(算出対象時期)を特定する年月に関するデータが記録される。
機種識別子データ領域及び新品中古区分識別子データ領域には、機種及び新品中古区分をそれぞれ特定するための識別子に関するデータが記録される。
全世界のみなし外出庫数量データ領域には、この機種識別子によって特定される半完成品の、全世界における外出庫数量としてみなされたみなし外出庫数量に関するデータが記録される。
図6(a)に示すように第9メモリWK9には、第9レコードR9が記録される。この
第9レコードR9は、第6レコードR6のデータ構成に、極別及び全世界の算出用の外出庫数量日に関するデータが付加されている。更に、第9レコードR9は、第6レコードR6、第7レコードR7及び第8レコードR8を用いて生成される。第9レコードR9は、算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子、外出庫数量、在庫数量、親構成有無フラグ、全世界みなしフラグ、極別及び全世界の発売日、極別及び全世界の最終外出庫日、極別及び全世界の算出用の外在庫数量に関するデータが含まれる。
算出月データ領域には、外出庫数量の物品が出庫された時期(算出対象時期)を特定する年月に関するデータが記録される。
極識別子データ領域、品種識別子データ領域、機種識別子データ領域、新品中古区分識別子データ領域には、第6レコードR6と同様に、極、品種、機種及び新品中古区分をそれぞれ特定するための識別子に関するデータが記録される。
外出庫数量データ領域データ領域及び在庫数量データ領域には、第6レコードR6と同様に、外出庫数量及び在庫数量に関するデータが記録される。
親構成有無フラグデータ領域及び全世界みなしフラグデータ領域には、第6レコードR6と同様に、親構成有無フラグ及び全世界みなしフラグが記録される。
極別及び全世界の発売日データ領域には、第6レコードR6と同様に、極別及び全世界の発売日に関するデータが記録される。
極別及び全世界の最終外出庫日データ領域には、第6レコードR6と同様に、極別及び全世界の最終外出庫日に関するデータが記録される。
極別の算出用の外出庫数量データ領域には、極別の平均外出庫数量を算出するために用いる外出庫数量に関するデータが記録される。
全世界の算出用の外出庫数量データ領域には、全世界の平均外出庫数量を算出するために用いる外出庫数量に関するデータが記録される。
図6(b)に示すように第10メモリWK10には、第10レコードR10が記録される。この第10レコードR10は、第9レコードR9に対して、極別及び全世界の平均外出庫数量に関するデータが付加されている。第10レコードR10には、算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子、外出庫数量、在庫数量、親構成有無フラグ、全世界みなしフラグ、極別及び全世界の発売日、極別及び全世界の最終外出庫日、極別及び全世界の算出用の外在庫数量に関するデータが含まれる。更に、この第10レコードR10には、極別及び全世界の平均外出庫数量に関するデータが含まれる。
極別の平均外出庫数量データ領域には、極別の所定期間における平均の外出庫数量に関するデータが記録される。
全世界の平均外出庫数量データ領域には、全世界における所定期間における平均の外出庫数量に関するデータが記録される。
図6(c)に示すように第11メモリWK11には、第11レコードR11が記録される。この第11レコードR11は、第10レコードR10に対して、極別及び全世界の回転期間に関するデータが付加されている。なお、この第11レコードR11は、在庫状況データ360からステータスフラグデータを除いたデータである。第11レコードR11は、算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子、外出庫数量、在庫数量、親構成有無フラグ、全世界みなしフラグ、極別及び全世界の発売日、極別及び全世界の最終外出庫日、極別及び全世界の算出用の外在庫数量に関するデータが含まれる。更に、この第11レコードR11には、極別及び全世界の平均外出庫数量、極別及び全世界の回転期間に関するデータが含まれる。
極別の回転期間データ領域には、極別の回転期間に関するデータが記録される。
全世界の回転期間データ領域には、全世界における回転期間に関するデータが記録される。
(制御部31の各手段の機能)
次に、制御部31の各手段(300〜312)について、図1及び図2を用いて説明する。ここで、制御部31の出庫日取得手段302は在庫数量算出手段として機能し、出庫日付与手段306は、みなし最終出庫日算出手段として機能する。更に、極別みなし外出庫数量算出手段307は、みなし出庫数量算出手段として機能し、制御部31のステータス判定手段312は、ステータス判定手段及び記録手段として機能する。
制御部31の基準期間設定手段300は、在庫状況を判定するための各基準期間を設定する。本実施形態の基準期間設定手段300は、基準期間として、平均月数、新製品判定基準期間、不動判定基準期間及び滞留判定基準期間を取得して記録する。このため、基準期間設定手段300は、各基準期間を入力するための基準期間取得画面データを記憶している。基準期間設定手段300は、取得した各基準期間を記憶するための基準期間データ記憶部(図示せず)を備える。
制御部31の在庫・外出庫数量算出手段301は、実績集計データ320の在庫数量及び外出庫数量を、算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子及び新品中古区分識別子毎に集計して、第1レコードR1を生成する。
制御部31の出庫日取得手段302は、外出庫日データ330と地区マスタデータ340との対応付けから、外出庫日データ330における極毎の外出庫日(発売日及び最終外出庫日)を算出して、第2レコードR2を生成する。この場合、出庫日取得手段302は、各発売日として最小の発売日を特定し、最終外出庫日として最大の外出庫日を特定する。
制御部31の新品中古区別なし発売日算出手段303は、第2レコードR2を用いて、新品中古区分を外した場合の算出月、極、品種及び機種別の発売日を特定して、第4レコードR4を生成する。
制御部31の極別みなし出庫日算出手段304は、第4レコードR4と構成マスタデータ350とを用いて、第3レコードR3を生成する。この場合、極別みなし出庫日算出手段304は、半完成品が組み込まれる完成品の機種を特定する。極別みなし出庫日算出手段304は、完成品の発売日のうち、最大の発売日を、この半完成品の発売日(みなし発売日)として特定する。極別みなし出庫日算出手段304は、完成品の最終外出庫日のうち、最小の最終外出庫日を、この半完成品の最終出庫日(みなし最終外出庫日)として特定する。
制御部31の全世界みなし出庫日算出手段305は、第3レコードR3を用いて、第5レコードR5を生成する。
制御部31の出庫日付与手段306は、第1レコードR1、第2レコードR2、第3レコードR3及び第5レコードR5を用いて、第6レコードR6を生成する。この場合、出庫日付与手段306は、機種識別子の第6レコードR6の極別発売日及び全世界の発売日として、同じ発売日を用いる。出庫日付与手段306は、機種識別子の第6レコードR6の極別最終出庫日及び全世界の最終出庫日として、同じ最終出庫日を記録する。また、出庫日付与手段306は、半完成品の機種識別子の第6レコードR6の極別の発売日として、第2レコードR2の発売日及び第3レコードR3のみなし発売日のうち最小の発売日(
最先の発売日)を用いる。出庫日付与手段306は、半完成品の機種識別子の第6レコードR6の極別の最終外出庫日として、第2レコードR2の発売日及び第3レコードR3のみなし最終外出庫日のうち、最大の最終出庫日(最新の最終出庫日)を用いる。更に、出庫日付与手段306は、半完成品の機種識別子の第6レコードR6の全世界の発売日及び最終外出庫日として、第5レコードR5のみなし発売日及びみなし最終出庫日を用いる。
制御部31の極別みなし外出庫数量算出手段307は、第6レコードR6及び構成マスタデータ350を用いて、第7レコードR7を生成する。極別みなし外出庫数量算出手段307は、半完成品が組み付けられた完成品を特定し、特定したすべての完成品の外出庫数量の合計を、この半完成品の外出庫数量(みなし外出庫数量)として算出する。
制御部31の全世界みなし外出庫数量算出手段308は、第7レコードR7を用いて、第8レコードR8を生成する。
制御部31のみなし外出庫数量付与手段309は、第6レコードR6、第7レコードR7及び第8レコードR8を用いて、第9レコードR9を生成する。具体的には、みなし外出庫数量付与手段309は、第6レコードR6の機種識別子に関連付けられる第7レコードR7及び第8レコードR8を検索する。ここで、完成品の機種識別子を含む第6レコードR6の場合には、第7レコードR7及び第8レコードR8が抽出できない。この場合には、みなし外出庫数量付与手段309は、算出用の外出庫数量として、第6レコードR6の外出庫数量を用いる。具体的には、みなし外出庫数量付与手段309は、この第6レコードR6と同じ算出月、極、品種、機種及び新品中古区分が記録された第6レコードR6を抽出し、これら第6レコードR6の外出庫数量を合計して、全世界の算出用のみなし外出庫数量を算出する。
一方、半完成品の機種識別子を含む第6レコードR6の場合には、対応する第7レコードR7及び第8レコードR8を抽出する。この場合には、みなし外出庫数量付与手段309は、この第6レコードR6に外出庫数量が記録されているか否かを判定する。そして、半完成品自体の外出庫数量がある場合には、みなし外出庫数量付与手段309は、これを第7レコードR7の極別みなし外出庫数量及び第8レコードR8の全世界みなし外出庫数量のそれぞれに加算した値を、極別及び全世界の算出用の外出庫数量として用いる。
制御部31の平均外出庫数量算出手段310は、第9レコードR9を用いて平均外出庫数量を算出し、第10レコードR10を生成する。平均外出庫数量算出手段310は、現在の年月に対して平均月数に対応する年月を特定し、この年月の第9レコードR9を取得する。平均外出庫数量算出手段310は、抽出した第9レコードR9の極別の算出用の外出庫数量の平均を算出し、この第9レコードR9の全世界の算出用の外出庫数量の平均を算出する。
制御部31の回転期間算出手段311は、第10レコードR10を用いて回転期間を算出し、第11レコードR11を生成する。ここで、回転期間算出手段311は、図8の(ステップS1−9)に示すように、在庫数量を平均外出庫数量で除算して回転期間を算出する。回転期間算出手段311は、極別の回転期間と、全世界の回転期間とを算出する。
制御部31のステータス判定手段312は、第11レコードR11を用いて在庫状況を判定し、対応する在庫ステータスを特定する。ステータス判定手段312は、特定した在庫ステータスを第11レコードR11に付加して在庫状況データ360を生成し、在庫状況データ記憶部36に記録する。
(在庫管理システム30における処理)
次に、以上のように構成された在庫管理システム30を用いて在庫ステータス判定処理
を実行する手順を、図8〜図13に従って説明する。ここでは、在庫ステータス判定処理、みなし発売日・みなし最終出庫日の算出処理、発売日・最終出庫日の記録処理、みなし外出庫数量の算出処理、極別みなし外出庫数量の算出処理及び在庫ステータスフラグ記録処理の順番で説明する。
利用者は、図8に示す在庫ステータスの判定処理を実行する場合、入力部10を用いて、在庫管理システム30に対して在庫ステータス判定プログラムを起動する指示を行なう。これにより、在庫管理システム30の制御部31は、まず、基準期間の設定処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部31の基準期間設定手段300は、基準期間設定画面データを抽出し、この基準期間設定画面を出力部20に表示する。この基準期間設定画面には、基準月数、新製品判定基準期間、不動判定基準期間および滞留判定基準期間をそれぞれ入力する入力欄と設定ボタンとが含まれている。利用者は、各入力欄に基準月数、新製品判定基準期間、不動判定基準期間および滞留判定基準期間を入力して、設定ボタンを選択する。これにより、制御部31の基準期間設定手段300は、各入力欄に入力された基準月数、新製品判定基準期間、不動判定基準期間および滞留判定基準期間を基準期間データ記憶部に仮記憶する。本実施形態においては、基準月数、不動判定基準期間及び滞留判定基準期間として6ヶ月を設定する。
次に、在庫管理システム30の制御部31は、実際の在庫数量と外出庫数量の算出処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、制御部31の在庫・外出庫数量算出手段301は、算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子及び新品中古区分識別子毎に以下の処理を実行する。
在庫・外出庫数量算出手段301は、図3(a)の実績集計データ記憶部32から、同じ算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子及び新品中古区分識別子を含む実績集計データ320を取得する。そして、在庫・外出庫数量算出手段301は、抽出した実績集計データ320の在庫数量を合計する。在庫・外出庫数量算出手段301は、抽出した実績集計データ320の外出庫数量を合計する。そして、在庫・外出庫数量算出手段301は、図3(b)の第1レコードR1を生成して第1メモリWK1に記録する。この場合、在庫・外出庫数量算出手段301は、第1レコードR1に、合計した在庫数量と、合計した外出庫数量と、抽出した実績集計データ320の算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子及び新品中古区分識別子を含める。
更に、在庫・外出庫数量算出手段301は、抽出した実績集計データ320の親構成有無フラグの値の中で大きい値のフラグを取得して、第1レコードR1の親構成有無フラグデータ領域に含める。これにより、抽出した実績集計データ320における親構成有無フラグが同じである場合には、その値の親構成有無フラグが記録され、親構成有無フラグが異なる場合には、「1」の親構成有無フラグが記録される。
また、在庫・外出庫数量算出手段301は、抽出した実績集計データ320の全世界みなしフラグの値の中で大きい値を取得して、第1レコードR1の全世界みなしフラグデータ領域に含める。これにより、抽出した実績集計データ320に、集約工場又は輸出港からの在庫や外出庫の記録がある場合には、全世界みなしフラグデータ領域には「1」が記録される。以上の処理を、在庫・外出庫数量算出手段301は、算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子及び新品中古区分識別子毎に繰り返して実行する。
次に、在庫管理システム30の制御部31は、完成品の発売日・最終外出庫日の算出処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部31の出庫日取得手段302は、図3(d)の地区マスタデータ記憶部34から、同じ極識別子を含む地区マスタデータ340を抽出し、以下の処理を繰り返して実行する。
出庫日取得手段302は、抽出した地区マスタデータ340の組織識別子、配達地区識別子及び物流地点識別子を含む外出庫日データ330を、図3(c)の外出庫日データ記憶部33から抽出する。
出庫日取得手段302は、抽出した外出庫日データ330のうち、同じ品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子を含む外出庫日データ330を抽出する。出庫日取得手段302は、抽出した外出庫日データ330の発売日のうち最小の発売日(最先となる発売日)を特定する。出庫日取得手段302は、抽出した外出庫日データ330の最終外出庫日のうち最大の最終外出庫日を特定する。
そして、出庫日取得手段302は、図4(a)の第2レコードR2を生成して第2メモリWK2に記録する。この場合、出庫日取得手段302は、この第2レコードR2に、特定した発売日と最終外出庫日と、特定した極識別子と、抽出した外出庫日データ330の算出月、品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子とを含める。以上の処理を、出庫日取得手段302は、極識別子毎に繰り返して実行する。
次に、在庫管理システム30の制御部31は、みなし発売日・みなし最終外出庫日の算出処理を実行する(ステップS1−4)。この場合、制御部31は、まず、図9に示すように、新品と中古品とを区別しない場合の発売日の算出処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、制御部31の新品中古区別なし発売日算出手段303は、同じ算出月、極識別子、品種識別子及び機種識別子毎に次の処理を実行する。新品中古区別なし発売日算出手段303は、図4(a)の第2メモリWK2から、算出月、極識別子、品種識別子及び機種識別子が同じ第2レコードR2を抽出する。
新品中古区別なし発売日算出手段303は、抽出した第2レコードR2の発売日のうち最小の発売日を、新品中古区分の区別がない算出月、極、品種及び機種別の発売日として特定する。
新品中古区別なし発売日算出手段303は、図4(b)の第4レコードR4を生成して第4メモリWK4に記録する。この場合、新品中古区別なし発売日算出手段303は、第4レコードR4に、抽出した第2レコードR2の発売日データ領域に新品中古区分の区別がない発売日を含める。以上の処理を、同じ算出月、極識別子、品種識別子及び機種識別子毎に繰り返して実行する。
次に、制御部31は、極別みなし発売日・みなし最終外出庫日の算出処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部31の極別みなし出庫日算出手段304は、半完成品の機種識別子毎に以下の処理を実行する。極別みなし出庫日算出手段304は、図3(e)の構成マスタデータ350において、この半完成品の機種識別子に関連付けられた完成品の機種識別子を特定する。極別みなし出庫日算出手段304は、図4(b)の第4メモリWK4から、特定した完成品の機種識別子を含む第4レコードR4を抽出する。極別みなし出庫日算出手段304は、抽出した第4レコードR4のうち、同じ算出月、極識別子、機種識別子、新品中古区分識別子を含む第4レコードR4を抽出する。
極別みなし出庫日算出手段304は、算出月、極識別子、機種識別子、新品中古区分識別子毎に次の処理を繰り返して実行する。
極別みなし出庫日算出手段304は、抽出した第4レコードR4の発売日のうち最大の発売日をみなし発売日として特定し、抽出した第4レコードR4の最終外出庫日の最小の最終外出庫日をみなし最終外出庫日として特定する。
そして、極別みなし出庫日算出手段304は、図4(c)の第3レコードR3を生成して第3メモリWK3に記録する。この場合、極別みなし出庫日算出手段304は、第3レコードR3に、抽出した第4レコードの算出月、極識別子、機種識別子及び新品中古区分識別子と、特定したみなし発売日及びみなし最終外出庫日とを含める。
以上の処理を算出月、極識別子、機種識別子、新品中古区分識別子毎に次の処理を繰り返して実行し、更に、半完成品の機種識別子毎に繰り返して実行する。
次に、制御部31は、全世界のみなし発売日・みなし最終外出庫日の算出処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部31の全世界みなし出庫日算出手段305は、図4(c)の第3メモリWK3から、算出月、機種識別子及び新品中古区分識別子が同じ第3レコードR3を抽出する。
全世界みなし出庫日算出手段305は、抽出した第3レコードR3に含まれるみなし発売日のうち、最大の発売日を全世界のみなし発売日として特定する。全世界みなし出庫日算出手段305は、抽出した第3レコードR3に含まれるみなし最終外出庫日のうち、最小の最終外出庫日を、みなし最終外出庫日として特定する。
そして、全世界みなし出庫日算出手段305は、図4(d)の第5レコードR5を生成して第5メモリWK5に記録する。この場合、全世界みなし出庫日算出手段305は、第5レコードR5に、抽出した第3レコードR3の算出月、機種識別子及び新品中古区分識別子と、特定したみなし発売日及びみなし最終外出庫日とを含める。
次に、在庫管理システム30の制御部31は、発売日・最終外出庫日の記録処理を実行する(ステップS1−5)。この処理について、図10を用いて説明する。この場合、制御部31の出庫日付与手段306は、まず、図3(b)の第1メモリWK1から、第1レコードR1を順次抽出し、以下の処理を繰り返して実行する。
制御部31は、特定した第1レコードR1の機種識別子が半完成品の機種識別子であるか否かを判断する(ステップS3−1)。具体的には、制御部31の出庫日付与手段306は、抽出した第1レコードR1の親構成有無フラグが「1」になっているか否かを判断する。
ここで、第1レコードR1の親構成有無フラグデータ領域に「0」が記録されている場合(ステップS3−1において「NO」の場合)、出庫日付与手段306は、対応する第2レコードR2を検索する(ステップS3−2)。具体的には、出庫日付与手段306は、この第1レコードR1の算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子及び新品中古区分識別子と一致する第2レコードR2を第2メモリWK2において検索する。
そして、出庫日付与手段306は、完成品についての第6レコードR6の生成処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、この第1レコードR1の算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子、外出庫数量、在庫数量、親構成有無フラグ、全世界みなしフラグを含めた第6レコードR6を生成して、第6メモリWK6に記録する。
そして、ステップS3−2において該当する第2レコードR2を抽出できた場合には、出庫日付与手段306は、この第6レコードR6の極別の発売日データ領域及び全世界の発売日データ領域に、抽出した第2レコードR2の発売日を記録する。そして、出庫日付与手段306は、この第6レコードR6の極別の最終外出庫日データ領域及び全世界の最終外出庫日データ領域に、抽出した第2レコードR2の最終外出庫日を記録する。なお、ステップS3−2において該当する第2レコードR2を抽出できなかった場合には、出庫
日付与手段306は、この第6レコードR6の極別及び全世界の発売日データ領域と、極別及び全世界の最終外出庫日データ領域には、データを記録しない。
一方、第1レコードR1の親構成有無フラグデータ領域に「1」が記録されている場合(ステップS3−1において「YES」の場合)、出庫日付与手段306は、対応する第2レコードR2及び第3レコードR3の検索処理を実行する(ステップS3−4)。具体的には、出庫日付与手段306は、この第1レコードR1の算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子及び新品中古区分識別子と一致する第2レコードR2を第2メモリWK2において検索する。次に、出庫日付与手段306は、この第1レコードR1の算出月、極識別子、機種識別子及び新品中古区分識別子と一致する第3レコードR3を第3メモリWK3において検索する。
次に、出庫日付与手段306は、極別の発売日及び最終外出庫日の特定処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、出庫日付与手段306は、ステップS3−4において該当する第2レコードR2及び第3レコードR3を抽出できた場合には、これら第2レコードR2の発売日及び第3レコードR3のみなし発売日のうち最小の発売日を、極別の発売日として特定する。次に、出庫日付与手段306は、抽出した第2レコードR2の最終外出庫日及び第3レコードR3のみなし最終外出庫日のうち、最大の最終外出庫日を、極別の最大外出庫日として特定する。
次に、出庫日付与手段306は、対応する第5レコードの検索処理を実行する(ステップS3−6)。具体的には、出庫日付与手段306は、この第1レコードR1の算出月、機種識別子及び新品中古区分識別子と一致する第5レコードR5を第5メモリWK5において検索する。
そして、出庫日付与手段306は、半完成品についての第6レコードR6の生成処理を実行する(ステップS3−7)。具体的には、出庫日付与手段306は、この第1レコードR1の算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子、外出庫数量、在庫数量、親構成有無フラグ、全世界みなしフラグを含めた第6レコードR6を生成して、第6メモリWK6に記録する。次に、ステップS3−4において該当する第2レコードR2及び第3レコードR3を抽出できた場合には、出庫日付与手段306は、この第6レコードR6の極別の発売日データ領域及び最終外出庫日データ領域に、ステップS3−5において特定した極別の発売日及び極別の最終外出庫日を記録する。次に、出庫日付与手段306は、この第6レコードR6の全世界の発売日データ領域及び全世界の最終外出庫日データ領域に、抽出した第5レコードR5の発売日及び最終外出庫日を記録する。なお、該当する第2レコードR2、第3レコードR3及び第5レコードR5を抽出できなかった場合には、出庫日付与手段306は、この第6レコードR6の極別の発売日データ領域、最終外出庫日データ領域、全世界の発売日データ領域、及び全世界の最終外出庫日データ領域には、データを記録しない。
上述した発売日・最終出庫日の記録処理(図8のステップS1−5)が終了した場合には、在庫管理システム30の制御部31は、次に、みなし外出庫数量の算出処理を実行する(ステップS1−6)。ここで、制御部31は、図11に示すように、まず、極別みなし外出庫数量の算出処理(ステップS4−1)を実行する。この処理について、図12を用いて説明する。
まず、制御部31の極別みなし外出庫数量算出手段307は、図3(e)の構成マスタデータ記憶部35において記録されている半完成品の機種識別子を順次特定し、この機種識別子毎に以下の処理を実行する。極別みなし外出庫数量算出手段307は、この半完成品に関連付けられた完成品の機種識別子の特定処理を実行する(ステップS5−1)。具
体的には、極別みなし外出庫数量算出手段307は、特定した半完成品の機種識別子に関連付けられている完成品の機種識別子を、構成マスタデータ記憶部35からすべて特定する。
次に、極別みなし外出庫数量算出手段307は、この完成品の機種識別子を含む第6レコードの抽出処理を実行する(ステップS5−2)。具体的には、極別みなし外出庫数量算出手段307は、ステップS5−1において特定した完成品の機種識別子をそれぞれ含む第6レコードR6を、第6メモリWK6から抽出する。
次に、極別みなし外出庫数量算出手段307は、抽出した第6レコードR6のうち、算出月、極識別子、新品中古区分識別子が同じ第6レコードの外出庫数量の合計の算出処理を実行する(ステップS5−3)。具体的には、極別みなし外出庫数量算出手段307は、ステップS5−2において抽出した完成品の機種識別子を含み、算出月、極識別子及び新品中古区分識別子が共通する第6レコードR6の外在庫数量のすべてを加算することにより、極別のみなし外出庫数量を算出する。
次に、極別みなし外出庫数量算出手段307は、第7レコードの生成処理を実行する(ステップS5−4)。具体的には、極別みなし外出庫数量算出手段307は、この半完成品の機種識別子と、抽出した第6レコードR6の算出月、極識別子、新品中古区分識別子とを含む第7レコードR7を生成して、第7メモリWK7に記録する。更に、極別みなし外出庫数量算出手段307は、この第7レコードR7のみなし外出庫数量データ領域に、特定したみなし外出庫数量を記録する。以上の処理を半完成品の機種識別子について繰り返して実行する。
図9に示すように、極別みなし外出庫数量の算出処理が終了した場合、在庫管理システム30の制御部31は、全世界のみなし外出庫数量の算出処理を実行する(ステップS4−2)。具体的には、制御部31の全世界みなし外出庫数量算出手段308は、図5(b)の第7メモリWK7から、算出月、機種識別子及び新品中古区分識別子が同じ第7レコードR7を抽出する。次に、全世界みなし外出庫数量算出手段308は、抽出した第7レコードR7に含まれるみなし外出庫数量を合計して、全世界のみなし外出庫数量を算出する。そして、全世界みなし外出庫数量算出手段308は、図5(c)の第8レコードR8を生成して第8メモリWK8に記録する。この場合、全世界みなし外出庫数量算出手段308は、第8レコードR8に、抽出した第7レコードR7の算出月、機種識別子及び新品中古区分識別子と、算出したみなし外出庫数量とを含める。以上により、みなし外出庫数量の算出処理が終了する。
次に、在庫管理システム30の制御部31は、みなし外出庫数量の記録処理を実行する(ステップS1−7)。ここで、制御部31のみなし外出庫数量付与手段309は、図5(a)の第6レコードR6を順次抽出し、この第6レコードR6毎に、以下の処理を繰り返して実行する。まず、みなし外出庫数量付与手段309は、抽出した第6レコードR6の算出月、極識別子、機種識別子、新品中古区分識別子が記録された第7レコードR7を第7メモリWK7において検索する。
ここで、該当する第7レコードR7が抽出できない場合には、みなし外出庫数量付与手段309は、第6レコードR6の外出庫数量を、極別の算出用の外出庫数量として特定する。更に、みなし外出庫数量付与手段309は、この第6レコードR6の算出月、機種識別子及び新品中古区分識別子を含む第6レコードR6の外出庫数量を取得し、これら外出庫数量を合計した数量を算出し、これを全世界の算出用の外出庫数量として特定する。
一方、該当する第7レコードR7を抽出できた場合には、みなし外出庫数量付与手段3
09は、この第6レコードR6に外出庫数量が記録されているか否かを判断する。ここで、第6レコードR6に外出庫数量が記録されていない場合には、みなし外出庫数量付与手段309は、この第7レコードR7のみなし外出庫数量を算出用の外出庫数量として特定する。また、第6レコードR6に外出庫数量が記録されている場合には、みなし外出庫数量付与手段309は、この第6レコードR6の外出庫数量を、第7レコードR7のみなし外出庫数量に加算した値を算出し、これを算出用の外出庫数量として特定する。
そして、みなし外出庫数量付与手段309は、特定した第6レコードR6の算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子、外出庫数量、在庫数量、親構成有無フラグ、全世界みなしフラグ、極別及び全世界の発売日、極別及び全世界の最終出庫日を含む第9レコードR9を生成して第9メモリWK9に記録する。この場合、みなし外出庫数量付与手段309は、この第9レコードR9に、特定した極別の算出用の外出庫数量と、特定した全世界の算出用の外出庫数量とを含める。
次に、在庫管理システム30の制御部31は、平均外出庫数量の算出処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、制御部31の平均外出庫数量算出手段310は、基準期間データ記憶部に記憶している基準月数を取得する。平均外出庫数量算出手段310は、システムタイマからの現在の年月に対してこの基準月数に対応する年月を平均算出用年月として特定する。平均外出庫数量算出手段310は、平均算出用年月日に該当する算出月、極識別子、機種識別子、新品中古区分識別子を含む第9レコードR9を第9メモリWK9から順次、抽出し、以下の処理を第9レコードR9毎に実行する。
次に、平均外出庫数量算出手段310は、抽出した第9レコードR9の極別の算出用の外出庫数量を合計し、平均月数で除算して、極別の平均外出庫数量を算出する。平均外出庫数量算出手段310は、抽出した第9レコードR9の全世界の算出用の外出庫数量を合計し、平均月数で除算して、全世界の平均外出庫数量を算出する。そして、平均外出庫数量算出手段310は、算出した極別及び全世界の平均外出庫数量を、この第9レコードR9に付加した第10レコードR10を生成して、第10メモリWK10に記録する。
次に、在庫管理システム30の制御部31は、回転期間の算出処理を実行する(ステップS1−9)。具体的には、制御部31の回転期間算出手段311は、第10メモリWK10から第10レコードR10を順次、抽出し、以下の処理を第10レコードR10毎に実行する。
回転期間算出手段311は、特定した処理対象の第10レコードR10の外出庫数量と、極別の平均外出庫数量とを取得する。次に、回転期間算出手段311は、取得した外出庫数量を、極別の平均外出庫数量で除算して、極別の回転期間を算出する。
次に、回転期間算出手段311は、全世界の回転期間を算出する。ここで、まず、回転期間算出手段311は、全世界の在庫数量を算出する。具体的には、回転期間算出手段311は、この第10レコードR10の算出月、機種識別子、新品中古区分識別子を含む第10レコードR10を第10メモリWK10から抽出する。回転期間算出手段311は、抽出した第10レコードR10の在庫数量を合計して、全世界の在庫数量を算出する。
次に、回転期間算出手段311は、処理対象の第10レコードR10の全世界の算出用の外出庫数量を取得する。そして、回転期間算出手段311は、この全世界の算出用の外出庫数量を、算出した全世界の在庫数量で除算して、全世界の回転期間を算出する。
そして、回転期間算出手段311は、算出した極別の回転期間及び全世界の回転期間を、処理対象の第10レコードR10に含めて第11レコードR11を生成し、第11メモ
リWK11に記録する。
次に、在庫管理システム30の制御部31は、在庫ステータスフラグの記録処理を実行する(ステップS1−10)。この処理について、図13を用いて説明する。この場合、制御部31のステータス判定手段312は、図6(c)の第11メモリWK11から第11レコードR11を順次、抽出し、この第11レコードR11毎に、以下の処理を繰り返して実行する。
まず、制御部31のステータス判定手段312は、発売日の検索処理を実行する(ステップS6−1)。具体的には、ステータス判定手段312は、まず、抽出した第11レコードR11から全世界みなしフラグを取得し、この全世界みなしフラグが「1」であるか否かを判定する。全世界みなしフラグが「1」の場合には、ステータス判定手段312は、全世界の発売日を第11レコードR11において検索する。一方、全世界みなしフラグが「0」の場合には、ステータス判定手段312は、極別の発売日を第11レコードR11において検索する。
次に、制御部31のステータス判定手段312は、発売日を取得できたか否かを判定する(ステップS6−2)。ここで、発売日データ領域にデータが記録されていないことにより発売日を取得できなかった場合(ステップS6−2において「NO」の場合)には、制御部31のステータス判定手段312は、第1の新製品フラグの記録処理を実行する(ステップS6−3)。具体的には、ステータス判定手段312は、この第11レコードR11に対して、第1の新製品フラグを付与した在庫状況データ360を生成し、在庫状況データ記憶部36に記録する。
一方、発売日を取得した場合(ステップS6−2において「YES」の場合)には、制御部31のステータス判定手段312は、発売日からの経過時間(発売経過時間)を算出する(ステップS6−4)。具体的には、ステータス判定手段312は、システムタイマから現在の年月日を判断基準日として取得する。ステータス判定手段312は、判断基準日から、取得した発売日を減算することにより発売経過日を算出し、この発売経過日を月数に換算することにより発売経過時間を算出する。
次に、制御部31のステータス判定手段312は、算出した発売経過時間が、新製品判定基準期間よりも小さいか否かを判定する(ステップS6−5)。具体的には、ステータス判定手段312は、基準期間データ記憶部から新製品判定基準期間を取得する。ステータス判定手段312は、この新製品判定基準期間と発売経過時間とを比較する。
ここで、発売経過時間が、新製品判定基準期間以下の場合(ステップS6−5において「YES」の場合)、制御部31のステータス判定手段312は、第2の新製品フラグの記録処理を実行する(ステップS6−6)。具体的には、ステータス判定手段312は、第11レコードR11に対して、第2の新製品フラグを付与した在庫状況データ360を生成し、在庫状況データ記憶部36に記録する。
一方、発売経過時間が新製品判定基準期間よりも長い場合(ステップS6−5において「NO」の場合)、制御部31のステータス判定手段312は、最終外出庫日からの経過時間(出庫経過時間)の算出処理を実行する(ステップS6−7)。具体的には、ステータス判定手段312は、この第11レコードR11の全世界みなしフラグが「1」の場合には、全世界の最終外出庫日を第11レコードR11から抽出する。また、全世界みなしフラグが「0」の場合には、ステータス判定手段312は、極別の最終出庫日を第11レコードR11から抽出する。そして、ステータス判定手段312は、判断基準日から、抽出した最終出庫日を減算することにより出庫経過日を算出し、この出庫経過日を月数に換
算することにより出庫経過時間を算出する。
次に、制御部31のステータス判定手段312は、算出した出庫経過時間が、不動判定基準期間以上か否かを判定する(ステップS6−8)。具体的には、ステータス判定手段312は、基準期間データ記憶部から不動判定基準期間を取得する。ステータス判定手段312は、この不動判定基準期間と出庫経過時間とを比較する。
ここで、出庫経過時間が不動判定基準期間以上の場合(ステップS6−8において「YES」の場合)には、制御部31のステータス判定手段312は、第1の不動フラグの記録処理を実行する(ステップS6−9)。具体的には、ステータス判定手段312は、第11レコードR11に対して、第1の不動フラグを付与した在庫状況データ360を生成し、在庫状況データ記憶部36に記録する。
一方、出庫経過時間が不動判定基準期間よりも短い場合(ステップS6−8において「NO」の場合)には、制御部31のステータス判定手段312は、平均外出庫数量が0以下であるか否かを判定する(ステップS6−10)。具体的には、ステータス判定手段312は、第11レコードR11の全世界みなしフラグが「1」の場合には、全世界の平均外出庫数量を第11レコードR11から抽出する。また、全世界みなしフラグが「0」の場合には、ステータス判定手段312は、極別の平均外出庫数量を第11レコードR11から抽出する。そして、ステータス判定手段312は、抽出した平均外出庫数量が「0」以下か否かを判定する。
ここで、平均外出庫数量が「0」以下の場合(ステップS6−10において「YES」の場合)、制御部31のステータス判定手段312は、第2の不動フラグの記録処理を実行する(ステップS6−11)。具体的には、ステータス判定手段312は、第11レコードR11に対して、第2の不動フラグを付与した在庫状況データ360を生成し、在庫状況データ記憶部36に記録する。
一方、平均外出庫数量が0より大きい場合(ステップS6−10において「NO」の場合)、制御部31のステータス判定手段312は、回転期間が滞留判定基準期間以上か否かを判定する(ステップS6−12)。具体的には、ステータス判定手段312は、第11レコードR11の全世界みなしフラグが「1」の場合には、全世界の回転期間を第11レコードR11から抽出する。また、全世界みなしフラグが「0」の場合には、ステータス判定手段312は、極別の回転期間を第11レコードR11から抽出する。そして、ステータス判定手段312は、基準期間データ記憶部から滞留判定基準期間を取得し、この滞留判定基準期間と、抽出した回転期間とを比較する。
ここで、回転期間が滞留判定基準期間以上の場合(ステップS6−12において「YES」の場合)、制御部31のステータス判定手段312は、滞留フラグの記録処理を実行する(ステップS6−13)。具体的には、ステータス判定手段312は、第11レコードR11に対して、滞留フラグを付与した在庫状況データ360を生成し、在庫状況データ記憶部36に記録する。
一方、回転期間が滞留判定基準期間より短い場合(ステップS6−12において「NO」の場合)、制御部31のステータス判定手段312は、流動フラグの記録処理を実行する(ステップS6−14)。具体的には、ステータス判定手段312は、第11レコードR11に対して、流動フラグを付与した在庫状況データ360を生成し、在庫状況データ記憶部36に記録する。以上により、在庫ステータス判定処理が完了する。その後、入力部10を介して在庫状況データ360の出力指示を受信した場合、在庫管理システム30の制御部31は、在庫状況データ記憶部36に記録された在庫状況データ360を表示す
る在庫状況画面データを生成し、出力部20に出力する。これにより、出力部20を介して、各物品の在庫状況を閲覧することができる。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態では、在庫管理システム30の制御部31は、実績集計データ320を集計した第1レコードR1から第6レコードR6を生成する。制御部31は、第6レコードR6及び構成マスタデータ350を用いて、算出月、極識別子、機種識別子、新品中古区分識別子及び極別のみなし外出庫数量を算出する(ステップS1−6)。この場合、制御部31は、半完成品の機種識別子に関連付けられている完成品の機種識別子を特定し、これら完成品の機種識別子をそれぞれ含み、算出月、極識別子及び新品中古区分識別子が共通する第6レコードR6の外在庫数量のすべてを加算して、極別のみなし外出庫数量を算出する。制御部31は、みなし外出庫数量の記録処理(ステップS1−7)において、第6レコードR6の機種識別子に対応する第7レコードR7を抽出した場合には、これを算出用の外出庫数量として特定する。制御部31は、この算出用の外出庫数量を用いて平均外出庫数量の算出処理を実行し(ステップS1−8)、この平均外出庫数量を用いて回転期間の算出処理を実行する(ステップS1−9)。制御部31は、在庫ステータスフラグの記録処理(ステップS1−10)において、回転期間が滞留判定基準期間以上か否かを判定する(ステップS6−12)。ここで、回転期間が滞留判定基準期間以上の場合(ステップS6−12において「YES」の場合)、制御部31は、滞留フラグの記録処理を実行して(ステップS6−13)、滞留フラグを付与した在庫状況データ360を生成し、在庫状況データ記憶部36に記録する。一方、回転期間が滞留判定基準期間より短い場合(ステップS6−12において「NO」の場合)、制御部31は、流動フラグの記録処理を実行して(ステップS6−14)、流動フラグを付与した在庫状況データ360を生成し、在庫状況データ記憶部36に記録する。このため、半完成品が組み付けられた完成品の実際の出庫数量を合計することによって、この半完成品の出庫数量(みなし出庫数量)を算出する。従って、半完成品が実際に出庫された記録がない場合や少ない場合であっても、半完成品のみなし出庫数量を用いることにより半完成品の出庫数量を適切に把握することができる。よって、半完成品のみなし出庫数量と在庫数量から回転期間を算出し、この回転期間を用いて、半完成品が滞留在庫であるか否かをより正確に判定することができ、半完成品の在庫管理をより適切に行なうことができる。
(2) 本実施形態では、みなし外出庫数量の記録処理(ステップS1−7)において、在庫管理システム30の制御部31は、第7レコードR7を抽出できた場合には、第6レコードR6に外出庫数量が記録されているか否かを判断する。ここで、第6レコードR6に外出庫数量が記録されている場合には、制御部31は、この第6レコードR6の外出庫数量を、第7レコードR7のみなし外出庫数量に加算した値を算出し、これを算出用の外出庫数量として特定する。このため、半完成品がそれ自体で外出庫されている場合には、この数量も合算するので、半完成品の外出庫数量をより正確に把握することができる。
(3) 本実施形態では、在庫管理システム30の制御部31は、みなし外出庫数量の算出処理(ステップS1−6)において、極別のみなし外出庫数量を算出する(ステップS4−1)。制御部31は、極別の算出用の外出庫数量を用いて極別の平均外出庫数量及び極別の回転期間を算出する(ステップS1−8、S1−9)。そして、在庫ステータスフラグの記録処理(ステップS1−10)において、全世界みなしフラグが「0」の場合には、制御部31は、極別の回転期間が滞留判定基準期間以上か否かを判定する(ステップS6−12)。制御部31は、判定により特定した滞留フラグ又は流動フラグを、極別の第11レコードR11に対して付与した在庫状況データ360を生成し、在庫状況データ記憶部36に記録する。このため、極毎に在庫ステータスを把握することができる。
(4) 本実施形態では、在庫管理システム30の制御部31は、みなし外出庫数量の
算出処理(ステップS1−6)において、全世界のみなし外出庫数量を算出する(ステップS4−2)。制御部31は、算出した全世界の算出用の外出庫数量を用いて全世界の平均外出庫数量及び全世界の回転期間を算出する(ステップS1−8、S1−9)。そして、在庫ステータスフラグの記録処理(ステップS1−10)において、制御部31は、全世界みなしフラグが「0」の場合には、極別の回転期間が滞留判定基準期間以上か否かを判定する(ステップS6−12)。一方、全世界みなしフラグが「1」の場合には、制御部31は、全世界の回転期間が滞留判定基準期間以上か否かを判定する(ステップS6−12)。拠点識別子によって特定される拠点が集約工場又は輸出港の場合に、全世界みなしフラグが「1」として記録され、この拠点を含む極の第11レコードR11の全世界みなしフラグが「1」として記録される。このため、製造集約拠点を含む極にある半完成品は、ここから全世界に供給されるため、全世界における半完成品の外出庫数量を用いて在庫ステータスを判定する。また、この製造集約拠点を含まない地域にある半完成品は、その地域内において供給されるため、この地域内における外出庫数量を用いて在庫ステータスを判定する。これにより、半完成品の地域への供給状態に応じて、より適切に在庫ステータスを把握することができる。
(5) 本実施形態では、在庫管理システム30の制御部31は、完成品の発売日・最終外出庫日を含む第2レコードR2から生成した第4レコードR4を用いて、極別みなし発売日・みなし最終外出庫日の算出処理を実行する(ステップS2−2)。この場合、制御部31は、この半完成品の機種識別子に関連付けられた完成品の機種識別子を特定し、これら完成品の機種識別子のいずれかと、第4レコードR4と共通する算出月、極識別子、機種識別子、新品中古区分識別子とを含む第4レコードR4を抽出する。制御部31は、抽出した第4レコードR4の最終外出庫日の最小の最終外出庫日をみなし最終外出庫日し、これらを含む第3レコードR3を生成して記録する。発売日・最終外出庫日の記録処理(ステップS1−5)において、制御部31は、第1レコードR1の機種識別子が半完成品の機種識別子の場合には、第3レコードR3の最終外出庫日を含む第6レコードR6を生成して記録する。在庫ステータスフラグの記録処理(ステップS1−10)において、制御部31は、この第6レコードR6と同様の最終外出庫日が記録された第11レコードR11を用いて、最終外出庫日からの経過時間(出庫経過時間)を算出し出庫経過時間が不動判定基準期間以上か否かを判定する(ステップS6−7、S6−8)。出庫経過時間が不動判定基準期間以上の場合(ステップS6−8において「YES」の場合)には、制御部31は、第1の不動フラグの記録処理を実行する(ステップS6−9)。第1の不動フラグは、最終外出庫日から不動判定基準期間が経過した不動在庫の在庫状況であることを示す。このため、半完成品が実際に出庫された記録がない場合や少ない場合であっても、完成品の最終出庫日の実績に基づいて、半完成品のみなし最終出庫日を算出することができる。そして、この最終出庫日から半完成品が不動在庫であるか否かを判定することができる。更に、この場合、制御部31は、半完成品に関連付けられた完成品の最終出庫日のうち最小の最終出庫日をみなし最終出庫日とするので、半完成品の在庫が不動在庫か否かをより厳しい基準で判定するため、半完成品の不動在庫をより早く把握することができる。
(6) 本実施形態では、在庫管理システム30の制御部31は、完成品の発売日・最終外出庫日を含む第2レコードR2から生成した第4レコードR4を用いて、極別みなし発売日・みなし最終外出庫日の算出処理を実行する(ステップS2−2)。この場合、制御部31は、この半完成品の機種識別子に関連付けられた完成品の機種識別子を特定し、これら完成品の機種識別子のいずれかと、第4レコードR4と共通する算出月、極識別子、機種識別子、新品中古区分識別子とを含む第4レコードR4を抽出する。制御部31は、抽出した第4レコードR4の発売日のうち最大の発売日をみなし発売日として特定し、これらを含む第3レコードR3を生成して記録する。発売日・最終外出庫日の記録処理(ステップS1−5)において、制御部31は、第1レコードR1の機種識別子が半完成品
の機種識別子の場合には、第3レコードR3の発売日を含む第6レコードR6を生成して記録する。在庫ステータスフラグの記録処理(ステップS1−10)において、制御部31は、この第6レコードR6と同様の発売日が記録された第11レコードR11を用いて、発売日からの経過時間(発売経過時間)を算出し、発売経過時間が新製品判定基準期間よりも小さいか否かを判定する(ステップS6−4、S6−5)。発売経過時間が、新製品判定基準期間以下の場合(ステップS6−5において「YES」の場合)、制御部31は、第2の新製品フラグの記録処理を実行する(ステップS6−6)。第2の新製品フラグは、発売日から新製品判定基準期間が経過していない在庫状況であることを示すので、発売から間もない在庫であることについて把握することができる。
(7) 本実施形態では、在庫ステータスフラグの記録処理(ステップS1−10)において、在庫管理システム30の制御部31は、発売日を取得できたか否かを判定する(ステップS6−2)。ここで、発売日を取得できなかった場合(ステップS6−2において「NO」の場合)には、制御部31は、第1の新製品フラグの記録処理を実行する(ステップS6−3)。第1の新製品フラグは、発売前の在庫状況であることを示すので、発売される前の完成品に組み付けられる半完成品であることを把握することができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 上記実施形態においては、在庫管理システム30の制御部31は、在庫ステータスの判定処理を実行する場合、基準期間の設定処理(ステップS1−1)において入力された基準期間を基準期間データ記憶部に記憶し、この基準期間を用いて在庫ステータスフラグ記録処理を実行した(ステップS1−10)。これに限らず、基準期間は、在庫ステータス判定処理(ステップS1−10)が開始されるよりも前に、基準期間が予め定めてあればよい。例えば、図8に示す在庫ステータスの判定処理を実行する前に、在庫管理システム30に予め記憶してもよい。この場合には、在庫ステータスの判定処理において基準期間の設定処理(ステップS1−1)を省略することができる。
・ 上記実施形態においては、在庫管理システム30の制御部31は、算出用の外出庫数量を算出し、これから平均外出庫数量を算出し、この平均外出庫数量と在庫数量とを用いて回転期間を算出した。制御部31は、この回転期間を用いて、半完成品が滞留在庫か流動在庫を判定した。半完成品が滞留在庫又は流動在庫であるかの判定は、上記実施形態で算出した回転期間に限らず、半完成品のみなし外出庫数量と在庫数量とを比較した値であれば、種々の値を用いて判定してもよい。例えば、平均外出庫数量の代わりに、算出月毎のみなし外出庫数量と在庫数量から算出した回転期間を用いてもよい。また、回転期間の代わりに、みなし外出庫数量と在庫数量とをパラメータとした滞留在庫判定式から算出した在庫関係値を用いてもよい。この場合、制御部31は、滞留在庫判定式を記憶し、また予め滞留判定基準値を記憶しておく。制御部31は、みなし外出庫数量の記録処理(ステップS1−7)が終了した後、この滞留在庫判定式に算出用の外出庫数量を代入して在庫関係値を算出する。そして、制御部31は、在庫ステータスフラグ記録処理(ステップS1−10)において、この在庫関係値と滞留判定基準値とを比較して、滞留在庫又は流動在庫の判定を行なってもよい。
・ 上記実施形態においては、構成部品として半完成品の在庫状況を判定する在庫管理システム30として説明した。完成品に組み付けられて出庫されるために、それ自体の出庫記録がない又は少ない物品であれば、半完成品に限らず、例えば、基板やコントローラ、ねじ等の構成部品に適用することが可能である。
R1…第1レコード、R2…第2レコード、R3…第3レコード、R4…第4レコード、R5…第5レコード、R6…第6レコード、R7…第7レコード、R8…第8レコー
ド、R9…第9レコード、R10…第10レコード、R11…第11レコード、WK1…第1メモリ、WK2…第2メモリ、WK3…第3メモリ、WK4…第4メモリ、WK5…第5メモリ、WK6…第6メモリ、WK7…第7メモリ、WK8…第8メモリ、WK9…第9メモリ、WK10…第10メモリ、WK11…第11メモリ、10…入力部、20…出力部、30…在庫管理システム、31…制御部、32…実績集計データ記憶部、33…外出庫日データ記憶部、34…地区マスタデータ記憶部、35…構成マスタデータ記憶部、36…在庫状況データ記憶部、300…基準期間設定手段、301…在庫・外出庫数量算出手段、302…出庫日取得手段、303…新品中古区別なし発売日算出手段、304…極別みなし出庫日算出手段、305…全世界みなし出庫日算出手段、306…出庫日付与手段、307…極別みなし外出庫数量算出手段、308…全世界みなし外出庫数量算出手段、309…みなし外出庫数量付与手段、310…平均外出庫数量算出手段、311…回転期間算出手段、312…ステータス判定手段、320…実績集計データ、330…外出庫日データ、340…地区マスタデータ、350…構成マスタデータ、360…在庫状況データ。
特開2004−75321号公報(図7) 特開2006−235879号公報(第1頁)

Claims (7)

  1. 完成品及び構成部品の種別を特定する種別識別子に対して在庫数量を関連付けて記憶する在庫数量記憶手段と、
    前記種別識別子に対して実際の出庫数量を関連付けて記憶する出庫数量記憶手段と、
    構成部品の種別識別子と、この構成部品が組み付けられる完成品の種別識別子とを関連付けて記憶する構成関連記憶手段と、
    前記種別識別子に対して在庫ステータスを関連付けて記憶する在庫状況記憶手段と、
    前記在庫ステータスを判定する制御手段とを備えた在庫管理システムであって、
    前記制御手段が、
    前記構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を前記構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に対する出庫数量を前記出庫数量記憶手段から取得して、前記出庫数量を合計して前記構成部品のみなし出庫数量を算出するみなし出庫数量算出手段と、
    構成部品の在庫数量を前記在庫数量記憶手段から算出する在庫数量算出手段と、
    この構成部品の前記みなし出庫数量と前記在庫数量とを比較した値から、この構成部品が滞留在庫であるか否かを判定し、判定に応じた在庫ステータスを特定するステータス判定手段と、
    特定した在庫ステータスを、構成部品の機種識別子と関連付けて前記在庫状況記憶手段に記録する記録手段と
    を備えたことを特徴とする在庫管理システム。
  2. 前記在庫数量記憶手段には、地域を特定する地域識別子に関連付けて地域毎の在庫数量が記憶されており、
    前記出庫数量記憶手段には、地域識別子に関連付けて地域毎の出庫数量が記憶されており、
    前記在庫状況記憶手段は、前記在庫ステータスを前記種別識別子及び前記地域識別子に関連付けて記憶し、
    前記みなし出庫数量算出手段は、地域毎にみなし出庫数量を算出し、
    前記ステータス判定手段は、前記地域毎に前記構成部品の在庫スタータスを判定し、これに対応した在庫ステータスを特定し、
    前記記録手段は、特定したステータスを前記地域識別子に関連付けて記録することを特徴とする請求項1に記載の在庫管理システム。
  3. 各地域識別子に対して、他の拠点において使用される構成部品を製造する構成部品製造集約拠点が含まれる地域であることを特定するための集約地域特定フラグが記録された集約地域フラグ記憶手段を更に備え、
    前記みなし出庫数量算出手段は、前記集約地域特定フラグに関連付けられた地域識別子の地域のみなし出庫数量として、この構成部品の種別識別子に関連付けられた地域毎のみなし出庫数量を合計して全世界のみなし出庫数量を算出し、
    前記在庫数量算出手段は、前記集約地域特定フラグに関連付けられた地域識別子の在庫数量を算出する場合、前記在庫数量記憶手段から取得した、この構成部品の種別識別子に関連付けられた地域毎の在庫数量を合計して全世界の在庫数量を算出し、
    前記ステータス判定手段は、前記集約地域特定フラグに関連付けられた地域識別子の地域の在庫ステータスを判定する場合には、全世界におけるみなし在庫数量と前記全世界における在庫数量とを比較した値から在庫ステータスを判定することを特徴とする請求項2に記載の在庫管理システム。
  4. 前記完成品の種別識別子に対してこの完成品の最終出庫日を記憶した最終出庫日記憶手段を更に備え、
    前記制御手段が、前記構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を前記構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に関連付けられた最終出庫日を前記最終出庫日記憶手段から取得し、これら最終出庫日のうち最小の最終出庫日を、この構成部品のみなし最終出庫日として算出するみなし最終出庫日算出手段を更に備え、
    前記ステータス判定手段は、特定した構成部品のみなし最終出庫日が、予め定めた不動在庫判定基準期間よりも前である場合には、不動在庫であると判定し、これに対応する在庫ステータスを特定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の在庫管理システム。
  5. 前記みなし出庫数量算出手段は、直近の所定期間毎のみなし出庫数量を算出し、
    前記制御手段は、
    前記直近の所定期間毎のみなし出庫数量を平均して平均みなし出庫数量を算出する平均みなし出庫数量算出手段と、
    前記構成部品の前記在庫数量をこの構成部品のみなし出庫数量で除算して回転期間を算出する回転期間算出手段とを更に備え、
    前記ステータス判定手段は、前記回転期間が、予め定めた滞留在庫判定基準期間以上の場合には、滞留在庫と判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の在庫管理システム。
  6. 完成品及び構成部品の種別を特定する種別識別子に対して在庫数量を関連付けて記憶する在庫数量記憶手段と、
    前記種別識別子に対して実際の出庫数量を関連付けて記憶する出庫数量記憶手段と、
    構成部品の種別識別子と、この構成部品が組み付けられる完成品の種別識別子とを関連付けて記憶する構成関連記憶手段と、
    前記種別識別子に対して在庫ステータスを関連付けて記憶する在庫状況記憶手段と、
    前記在庫ステータスを判定する制御手段とを備えた在庫管理システムを用いて在庫管理を行なう方法であって、
    前記制御手段が、
    前記構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を前記構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に対する出庫数量を前記出庫数量記憶手段から取得して、前記出庫数量を合計して前記構成部品のみなし出庫数量を算出するみなし出庫数量算出段階と、
    構成部品の在庫数量を前記在庫数量記憶手段から算出する在庫数量算出段階と、
    この構成部品の前記みなし出庫数量と前記在庫数量とを比較した値から、この構成部品が滞留在庫であるか否かを判定し、判定に応じた在庫ステータスを特定するステータス判定段階と、
    特定した在庫ステータスを、構成部品の機種識別子と関連付けて前記在庫状況記憶手段に記録する記録段階と
    を実行することを特徴とする在庫管理方法。
  7. 完成品及び構成部品の種別を特定する種別識別子に対して在庫数量を関連付けて記憶する在庫数量記憶手段と、
    前記種別識別子に対して実際の出庫数量を関連付けて記憶する出庫数量記憶手段と、
    構成部品の種別識別子と、この構成部品が組み付けられる完成品の種別識別子とを関連付けて記憶する構成関連記憶手段と、
    前記種別識別子に対して在庫ステータスを関連付けて記憶する在庫状況記憶手段と、
    前記在庫ステータスを判定する制御手段とを備えた在庫管理システムにおけるプログラムであって、
    前記制御手段を、
    前記構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を前記構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に対する出庫数量を前記出庫数量記憶手段から取得して、前記出庫数量を合計して前記構成部品のみなし出庫数量を算出するみなし出庫数量算出手段、
    構成部品の在庫数量を前記在庫数量記憶手段から算出する在庫数量算出手段、
    この構成部品の前記みなし出庫数量と前記在庫数量とを比較した値から、この構成部品が滞留在庫であるか否かを判定し、判定に応じた在庫ステータスを特定するステータス判定手段、及び
    特定した在庫ステータスを、構成部品の機種識別子と関連付けて前記在庫状況記憶手段に記録する記録手段
    として機能させることを特徴とする在庫管理プログラム。
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