JP2011060222A - 在庫管理システム、在庫管理方法及び在庫管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】在庫管理システム30の制御部31は、実績集計データ記憶部32のデータを集計した第1レコードから生成した第6レコードと、構成マスタデータ記憶部35のデータとを用いて、みなし外出庫数量を算出する。この場合、制御部31は、半完成品の機種識別子に関連付けられている完成品の機種識別子を特定し、これら完成品の機種識別子をそれぞれ含み、算出月等が共通する第6レコードの外在庫数量のすべてを加算する。制御部31は、みなし外出庫数量と在庫数量とを用いて回転期間を算出し、回転期間が滞留判定基準期間以上の場合には滞留在庫と判断し、回転期間が滞留判定基準期間より短い場合には流動在庫と判断して、在庫状況に対応するフラグを在庫状況データ記憶部36に記録する。
【選択図】図1
Description
量と前記在庫数量とを比較した値から、この構成部品が滞留在庫であるか否かを判定し、判定に応じた在庫ステータスを特定するステータス判定手段と、特定した在庫ステータスを、構成部品の機種識別子と関連付けて前記在庫状況記憶手段に記録する記録手段とを備えたことを要旨とする。
テータスを判定する制御手段とを備えた在庫管理システムを用いて在庫管理を行なう方法であって、前記制御手段が、前記構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を前記構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に対する出庫数量を前記出庫数量記憶手段から取得して、前記出庫数量を合計して前記構成部品のみなし出庫数量を算出するみなし出庫数量算出段階と、構成部品の在庫数量を前記在庫数量記憶手段から算出する在庫数量算出段階と、この構成部品の前記みなし出庫数量と前記在庫数量とを比較した値から、この構成部品が滞留在庫であるか否かを判定し、判定に応じた在庫ステータスを特定するステータス判定段階と、特定した在庫ステータスを、構成部品の機種識別子と関連付けて前記在庫状況記憶手段に記録する記録段階とを実行することを要旨とする。
本発明においては、制御手段が、構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に対する出庫数量を出庫数量記憶手段から取得して、これらを合計して構成部品のみなし出庫数量を算出する。制御手段が、構成部品の在庫数量を在庫数量記憶手段から算出する。制御手段が、この構成部品の前記みなし出庫数量と在庫数量とを比較した値から、この構成部品が滞留在庫であるか否かを判定し、判定に応じたステータスに応じた在庫ステータスを特定する。制御手段が、特定した在庫ステータスを、構成部品の機種識別子と関連付けて在庫状況記憶手段に記録する。このため、構成部品が組み付けられた完成品の実際の出庫数量を合計することによって、この構成部品の出庫数量(みなし出庫数量)を算出することができる。従って、構成部品が実際に出庫された記録がない場合や少ない場合であっても、構成部品のみなし出庫数量を用いることにより構成部品の出庫数量を適切に把握することができる。よって、構成部品のみなし出庫数量と在庫数量から、この構成部品が滞留在庫であるか否かをより正確に判定することができ、構成部品の在庫管理をより適切に行なうことができる。
出庫数量を合計して全世界のみなし出庫数量を算出する。制御手段は、集約地域特定フラグに関連付けられた地域識別子の在庫数量を算出する場合、在庫数量記憶手段から取得した、この構成部品の種別識別子に関連付けられた地域毎の在庫数量を合計して全世界の在庫数量を算出する。制御手段は、集約地区特定フラグに関連付けられた地域識別子の地域の在庫ステータスを判定する場合には、全世界におけるみなし在庫数量と全世界における在庫数量とを比較した値から在庫ステータスを判定する。このため、製造集約拠点を含む地域にある半完成品は、ここから全世界に供給されるため、全世界における構成部品の外出庫数量を用いて在庫ステータスを判定する。また、この製造集約拠点を含まない地域にある構成部品は、その地域内において供給されるため、この地域内における外出庫数量を用いて在庫ステータスを判定する。これにより、構成部品の地域への供給状態に応じて、より適切に在庫ステータスを把握することができる。
タ320は、月毎が終了する度に、その1ヶ月の外出庫数量の合計が算出されて記録される。この実績集計データ320には、算出月、組織識別子、極識別子、拠点識別子、品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子、外出庫数量、在庫数量、親構成有無フラグ及び全世界みなしフラグに関するデータが含まれる。
組織識別子データ領域には、組織(グループの会社等)を特定するための識別子(組織識別子)に関するデータが記録されている。
品種識別子データ領域には、物品の種類を特定するための識別子(品種識別子)に関するデータが記録されている。
新品中古区分識別子データ領域には、この物品が新品であるか中古品であるかを区別するための識別子(新品中古区分識別子)に関するデータが記録されている。
種識別子、新品中古区分識別子、発売日及び最終外出庫日に関するデータが含まれる。
組織識別子データ領域、配送地区識別子データ領域及び物流地点識別子データ領域には、組織、配達地区及び物流地点をそれぞれ特定するための識別子に関するデータが記録されている。
構成マスタデータ記憶部35には、図3(e)に示すように、完成品と半完成品とを関連付ける構成マスタデータ350が記録されている。この構成マスタデータ350は、完成品に組み付けられる半完成品が決定されて登録された場合に記録される。この構成マスタデータ350には、完成品の機種識別子及び半完成品の機種識別子に関するデータが含まれる。
半完成品の機種識別子データ領域には、半完成品を特定するための機種識別子に関するデータが記録されている。
テータスフラグに関するデータが含まれる。
極識別子データ領域、品種識別子データ領域、機種識別子データ領域及び新品中古区分識別子データ領域には、実績集計データ320と同様に、極、品種、機種及び新品中古区分をそれぞれ特定するための識別子に関するデータが記録される。
親構成有無フラグデータ領域及び全世界みなしフラグデータ領域には、実績集計データ320と同様に、親構成有無フラグ及び全世界みなしフラグが記録される。
極別最終外出庫日データ領域及び全世界最終外出庫日データ領域には、この極における最終外出庫日として特定した日及び全世界における最終外出庫日として特定した日に関するデータが記録される。
在庫ステータスフラグデータ領域には、在庫状況を特定するための在庫ステータスフラグが記録される。本実施形態では、この在庫ステータスフラグとして、第1の新製品フラグ、第2の新製品フラグ、第1の不動フラグ、第2の不動フラグ、滞留フラグ又は流動フラグを用いる。第1の新製品フラグは、発売前の在庫状況であることを示す。第2新製品フラグは、発売日から新製品判定基準期間が経過していない在庫状況であることを示す。第1の不動フラグは、最終外出庫日から不動判定基準期間が経過した不動在庫の在庫状況であることを示す。第2の不動フラグは、平均外出庫数量が「0」以下である不動在庫の在庫状況であることを示す。滞留フラグは、回転期間が長い滞留在庫の在庫状況であることを示す。流動フラグは、在庫が適度に流動している流動在庫の在庫状況であることを示す。
次に、制御部31の第1〜第11メモリ(WK1〜WK11)について、図1、図3〜
図6について説明する。
極識別子データ領域、品種識別子データ領域、機種識別子データ領域、新品中古区分識別子データ領域には、極、品種、機種及び新品中古区分を特定するための識別子に関するデータが記録される。
在庫数量データ領域には、在庫数量に関するデータが記録される。
親構成有無フラグデータ領域及び全世界みなしフラグデータ領域には、親構成有無フラグ及び全世界みなしフラグが記録される。
発売日データ領域には、発売日に関するデータが記録される。
最終外出庫日データ領域には、最終外出庫日に関するデータが記録される。
極識別子データ領域、機種識別子データ領域、新品中古区分識別子データ領域には、極、機種及び新品中古区分を特定するための識別子に関するデータが記録される。この第3レコードR3の機種識別子データ領域には、半完成品の機種を特定する識別子が記録される。
みなし最終外出庫日データ領域には、この機種識別子で特定される半完成品のこの算出月における極別の最終外出庫日としてみなされたみなし最終出庫日に関するデータが記録される。
機種識別子データ領域及び新品中古区分識別子データ領域には、機種及び新品中古区分を特定するための識別子に関するデータが記録される。
みなし最終外出庫日データ領域には、この機種識別子で特定される半完成品のこの算出つきで全世界における最終外出庫日としてみなされた最終出庫日に関するデータが記録される。
極識別子データ領域、品種識別子データ領域、機種識別子データ領域、新品中古区分識別子データ領域には、第1レコードR1と同様に、極、品種、機種及び新品中古区分をそれぞれ特定するための識別子に関するデータが記録される。
親構成有無フラグデータ領域及び全世界みなしフラグデータ領域には、第1レコードR1と同様に、親構成有無フラグ及び全世界みなしフラグが記録される。
極識別子データ領域、機種識別子データ領域及び新品中古区分識別子データ領域には、極、機種及び新品中古区分をそれぞれ特定するための識別子に関するデータが記録される。
機種識別子データ領域及び新品中古区分識別子データ領域には、機種及び新品中古区分をそれぞれ特定するための識別子に関するデータが記録される。
第9レコードR9は、第6レコードR6のデータ構成に、極別及び全世界の算出用の外出庫数量日に関するデータが付加されている。更に、第9レコードR9は、第6レコードR6、第7レコードR7及び第8レコードR8を用いて生成される。第9レコードR9は、算出月、極識別子、品種識別子、機種識別子、新品中古区分識別子、外出庫数量、在庫数量、親構成有無フラグ、全世界みなしフラグ、極別及び全世界の発売日、極別及び全世界の最終外出庫日、極別及び全世界の算出用の外在庫数量に関するデータが含まれる。
極識別子データ領域、品種識別子データ領域、機種識別子データ領域、新品中古区分識別子データ領域には、第6レコードR6と同様に、極、品種、機種及び新品中古区分をそれぞれ特定するための識別子に関するデータが記録される。
親構成有無フラグデータ領域及び全世界みなしフラグデータ領域には、第6レコードR6と同様に、親構成有無フラグ及び全世界みなしフラグが記録される。
極別及び全世界の最終外出庫日データ領域には、第6レコードR6と同様に、極別及び全世界の最終外出庫日に関するデータが記録される。
全世界の算出用の外出庫数量データ領域には、全世界の平均外出庫数量を算出するために用いる外出庫数量に関するデータが記録される。
全世界の平均外出庫数量データ領域には、全世界における所定期間における平均の外出庫数量に関するデータが記録される。
全世界の回転期間データ領域には、全世界における回転期間に関するデータが記録される。
次に、制御部31の各手段(300〜312)について、図1及び図2を用いて説明する。ここで、制御部31の出庫日取得手段302は在庫数量算出手段として機能し、出庫日付与手段306は、みなし最終出庫日算出手段として機能する。更に、極別みなし外出庫数量算出手段307は、みなし出庫数量算出手段として機能し、制御部31のステータス判定手段312は、ステータス判定手段及び記録手段として機能する。
制御部31の出庫日付与手段306は、第1レコードR1、第2レコードR2、第3レコードR3及び第5レコードR5を用いて、第6レコードR6を生成する。この場合、出庫日付与手段306は、機種識別子の第6レコードR6の極別発売日及び全世界の発売日として、同じ発売日を用いる。出庫日付与手段306は、機種識別子の第6レコードR6の極別最終出庫日及び全世界の最終出庫日として、同じ最終出庫日を記録する。また、出庫日付与手段306は、半完成品の機種識別子の第6レコードR6の極別の発売日として、第2レコードR2の発売日及び第3レコードR3のみなし発売日のうち最小の発売日(
最先の発売日)を用いる。出庫日付与手段306は、半完成品の機種識別子の第6レコードR6の極別の最終外出庫日として、第2レコードR2の発売日及び第3レコードR3のみなし最終外出庫日のうち、最大の最終出庫日(最新の最終出庫日)を用いる。更に、出庫日付与手段306は、半完成品の機種識別子の第6レコードR6の全世界の発売日及び最終外出庫日として、第5レコードR5のみなし発売日及びみなし最終出庫日を用いる。
制御部31のみなし外出庫数量付与手段309は、第6レコードR6、第7レコードR7及び第8レコードR8を用いて、第9レコードR9を生成する。具体的には、みなし外出庫数量付与手段309は、第6レコードR6の機種識別子に関連付けられる第7レコードR7及び第8レコードR8を検索する。ここで、完成品の機種識別子を含む第6レコードR6の場合には、第7レコードR7及び第8レコードR8が抽出できない。この場合には、みなし外出庫数量付与手段309は、算出用の外出庫数量として、第6レコードR6の外出庫数量を用いる。具体的には、みなし外出庫数量付与手段309は、この第6レコードR6と同じ算出月、極、品種、機種及び新品中古区分が記録された第6レコードR6を抽出し、これら第6レコードR6の外出庫数量を合計して、全世界の算出用のみなし外出庫数量を算出する。
次に、以上のように構成された在庫管理システム30を用いて在庫ステータス判定処理
を実行する手順を、図8〜図13に従って説明する。ここでは、在庫ステータス判定処理、みなし発売日・みなし最終出庫日の算出処理、発売日・最終出庫日の記録処理、みなし外出庫数量の算出処理、極別みなし外出庫数量の算出処理及び在庫ステータスフラグ記録処理の順番で説明する。
極別みなし出庫日算出手段304は、抽出した第4レコードR4の発売日のうち最大の発売日をみなし発売日として特定し、抽出した第4レコードR4の最終外出庫日の最小の最終外出庫日をみなし最終外出庫日として特定する。
次に、制御部31は、全世界のみなし発売日・みなし最終外出庫日の算出処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部31の全世界みなし出庫日算出手段305は、図4(c)の第3メモリWK3から、算出月、機種識別子及び新品中古区分識別子が同じ第3レコードR3を抽出する。
日付与手段306は、この第6レコードR6の極別及び全世界の発売日データ領域と、極別及び全世界の最終外出庫日データ領域には、データを記録しない。
体的には、極別みなし外出庫数量算出手段307は、特定した半完成品の機種識別子に関連付けられている完成品の機種識別子を、構成マスタデータ記憶部35からすべて特定する。
09は、この第6レコードR6に外出庫数量が記録されているか否かを判断する。ここで、第6レコードR6に外出庫数量が記録されていない場合には、みなし外出庫数量付与手段309は、この第7レコードR7のみなし外出庫数量を算出用の外出庫数量として特定する。また、第6レコードR6に外出庫数量が記録されている場合には、みなし外出庫数量付与手段309は、この第6レコードR6の外出庫数量を、第7レコードR7のみなし外出庫数量に加算した値を算出し、これを算出用の外出庫数量として特定する。
リWK11に記録する。
算することにより出庫経過時間を算出する。
る在庫状況画面データを生成し、出力部20に出力する。これにより、出力部20を介して、各物品の在庫状況を閲覧することができる。
(1) 本実施形態では、在庫管理システム30の制御部31は、実績集計データ320を集計した第1レコードR1から第6レコードR6を生成する。制御部31は、第6レコードR6及び構成マスタデータ350を用いて、算出月、極識別子、機種識別子、新品中古区分識別子及び極別のみなし外出庫数量を算出する(ステップS1−6)。この場合、制御部31は、半完成品の機種識別子に関連付けられている完成品の機種識別子を特定し、これら完成品の機種識別子をそれぞれ含み、算出月、極識別子及び新品中古区分識別子が共通する第6レコードR6の外在庫数量のすべてを加算して、極別のみなし外出庫数量を算出する。制御部31は、みなし外出庫数量の記録処理(ステップS1−7)において、第6レコードR6の機種識別子に対応する第7レコードR7を抽出した場合には、これを算出用の外出庫数量として特定する。制御部31は、この算出用の外出庫数量を用いて平均外出庫数量の算出処理を実行し(ステップS1−8)、この平均外出庫数量を用いて回転期間の算出処理を実行する(ステップS1−9)。制御部31は、在庫ステータスフラグの記録処理(ステップS1−10)において、回転期間が滞留判定基準期間以上か否かを判定する(ステップS6−12)。ここで、回転期間が滞留判定基準期間以上の場合(ステップS6−12において「YES」の場合)、制御部31は、滞留フラグの記録処理を実行して(ステップS6−13)、滞留フラグを付与した在庫状況データ360を生成し、在庫状況データ記憶部36に記録する。一方、回転期間が滞留判定基準期間より短い場合(ステップS6−12において「NO」の場合)、制御部31は、流動フラグの記録処理を実行して(ステップS6−14)、流動フラグを付与した在庫状況データ360を生成し、在庫状況データ記憶部36に記録する。このため、半完成品が組み付けられた完成品の実際の出庫数量を合計することによって、この半完成品の出庫数量(みなし出庫数量)を算出する。従って、半完成品が実際に出庫された記録がない場合や少ない場合であっても、半完成品のみなし出庫数量を用いることにより半完成品の出庫数量を適切に把握することができる。よって、半完成品のみなし出庫数量と在庫数量から回転期間を算出し、この回転期間を用いて、半完成品が滞留在庫であるか否かをより正確に判定することができ、半完成品の在庫管理をより適切に行なうことができる。
算出処理(ステップS1−6)において、全世界のみなし外出庫数量を算出する(ステップS4−2)。制御部31は、算出した全世界の算出用の外出庫数量を用いて全世界の平均外出庫数量及び全世界の回転期間を算出する(ステップS1−8、S1−9)。そして、在庫ステータスフラグの記録処理(ステップS1−10)において、制御部31は、全世界みなしフラグが「0」の場合には、極別の回転期間が滞留判定基準期間以上か否かを判定する(ステップS6−12)。一方、全世界みなしフラグが「1」の場合には、制御部31は、全世界の回転期間が滞留判定基準期間以上か否かを判定する(ステップS6−12)。拠点識別子によって特定される拠点が集約工場又は輸出港の場合に、全世界みなしフラグが「1」として記録され、この拠点を含む極の第11レコードR11の全世界みなしフラグが「1」として記録される。このため、製造集約拠点を含む極にある半完成品は、ここから全世界に供給されるため、全世界における半完成品の外出庫数量を用いて在庫ステータスを判定する。また、この製造集約拠点を含まない地域にある半完成品は、その地域内において供給されるため、この地域内における外出庫数量を用いて在庫ステータスを判定する。これにより、半完成品の地域への供給状態に応じて、より適切に在庫ステータスを把握することができる。
の機種識別子の場合には、第3レコードR3の発売日を含む第6レコードR6を生成して記録する。在庫ステータスフラグの記録処理(ステップS1−10)において、制御部31は、この第6レコードR6と同様の発売日が記録された第11レコードR11を用いて、発売日からの経過時間(発売経過時間)を算出し、発売経過時間が新製品判定基準期間よりも小さいか否かを判定する(ステップS6−4、S6−5)。発売経過時間が、新製品判定基準期間以下の場合(ステップS6−5において「YES」の場合)、制御部31は、第2の新製品フラグの記録処理を実行する(ステップS6−6)。第2の新製品フラグは、発売日から新製品判定基準期間が経過していない在庫状況であることを示すので、発売から間もない在庫であることについて把握することができる。
・ 上記実施形態においては、在庫管理システム30の制御部31は、在庫ステータスの判定処理を実行する場合、基準期間の設定処理(ステップS1−1)において入力された基準期間を基準期間データ記憶部に記憶し、この基準期間を用いて在庫ステータスフラグ記録処理を実行した(ステップS1−10)。これに限らず、基準期間は、在庫ステータス判定処理(ステップS1−10)が開始されるよりも前に、基準期間が予め定めてあればよい。例えば、図8に示す在庫ステータスの判定処理を実行する前に、在庫管理システム30に予め記憶してもよい。この場合には、在庫ステータスの判定処理において基準期間の設定処理(ステップS1−1)を省略することができる。
ド、R9…第9レコード、R10…第10レコード、R11…第11レコード、WK1…第1メモリ、WK2…第2メモリ、WK3…第3メモリ、WK4…第4メモリ、WK5…第5メモリ、WK6…第6メモリ、WK7…第7メモリ、WK8…第8メモリ、WK9…第9メモリ、WK10…第10メモリ、WK11…第11メモリ、10…入力部、20…出力部、30…在庫管理システム、31…制御部、32…実績集計データ記憶部、33…外出庫日データ記憶部、34…地区マスタデータ記憶部、35…構成マスタデータ記憶部、36…在庫状況データ記憶部、300…基準期間設定手段、301…在庫・外出庫数量算出手段、302…出庫日取得手段、303…新品中古区別なし発売日算出手段、304…極別みなし出庫日算出手段、305…全世界みなし出庫日算出手段、306…出庫日付与手段、307…極別みなし外出庫数量算出手段、308…全世界みなし外出庫数量算出手段、309…みなし外出庫数量付与手段、310…平均外出庫数量算出手段、311…回転期間算出手段、312…ステータス判定手段、320…実績集計データ、330…外出庫日データ、340…地区マスタデータ、350…構成マスタデータ、360…在庫状況データ。
Claims (7)
- 完成品及び構成部品の種別を特定する種別識別子に対して在庫数量を関連付けて記憶する在庫数量記憶手段と、
前記種別識別子に対して実際の出庫数量を関連付けて記憶する出庫数量記憶手段と、
構成部品の種別識別子と、この構成部品が組み付けられる完成品の種別識別子とを関連付けて記憶する構成関連記憶手段と、
前記種別識別子に対して在庫ステータスを関連付けて記憶する在庫状況記憶手段と、
前記在庫ステータスを判定する制御手段とを備えた在庫管理システムであって、
前記制御手段が、
前記構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を前記構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に対する出庫数量を前記出庫数量記憶手段から取得して、前記出庫数量を合計して前記構成部品のみなし出庫数量を算出するみなし出庫数量算出手段と、
構成部品の在庫数量を前記在庫数量記憶手段から算出する在庫数量算出手段と、
この構成部品の前記みなし出庫数量と前記在庫数量とを比較した値から、この構成部品が滞留在庫であるか否かを判定し、判定に応じた在庫ステータスを特定するステータス判定手段と、
特定した在庫ステータスを、構成部品の機種識別子と関連付けて前記在庫状況記憶手段に記録する記録手段と
を備えたことを特徴とする在庫管理システム。 - 前記在庫数量記憶手段には、地域を特定する地域識別子に関連付けて地域毎の在庫数量が記憶されており、
前記出庫数量記憶手段には、地域識別子に関連付けて地域毎の出庫数量が記憶されており、
前記在庫状況記憶手段は、前記在庫ステータスを前記種別識別子及び前記地域識別子に関連付けて記憶し、
前記みなし出庫数量算出手段は、地域毎にみなし出庫数量を算出し、
前記ステータス判定手段は、前記地域毎に前記構成部品の在庫スタータスを判定し、これに対応した在庫ステータスを特定し、
前記記録手段は、特定したステータスを前記地域識別子に関連付けて記録することを特徴とする請求項1に記載の在庫管理システム。 - 各地域識別子に対して、他の拠点において使用される構成部品を製造する構成部品製造集約拠点が含まれる地域であることを特定するための集約地域特定フラグが記録された集約地域フラグ記憶手段を更に備え、
前記みなし出庫数量算出手段は、前記集約地域特定フラグに関連付けられた地域識別子の地域のみなし出庫数量として、この構成部品の種別識別子に関連付けられた地域毎のみなし出庫数量を合計して全世界のみなし出庫数量を算出し、
前記在庫数量算出手段は、前記集約地域特定フラグに関連付けられた地域識別子の在庫数量を算出する場合、前記在庫数量記憶手段から取得した、この構成部品の種別識別子に関連付けられた地域毎の在庫数量を合計して全世界の在庫数量を算出し、
前記ステータス判定手段は、前記集約地域特定フラグに関連付けられた地域識別子の地域の在庫ステータスを判定する場合には、全世界におけるみなし在庫数量と前記全世界における在庫数量とを比較した値から在庫ステータスを判定することを特徴とする請求項2に記載の在庫管理システム。 - 前記完成品の種別識別子に対してこの完成品の最終出庫日を記憶した最終出庫日記憶手段を更に備え、
前記制御手段が、前記構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を前記構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に関連付けられた最終出庫日を前記最終出庫日記憶手段から取得し、これら最終出庫日のうち最小の最終出庫日を、この構成部品のみなし最終出庫日として算出するみなし最終出庫日算出手段を更に備え、
前記ステータス判定手段は、特定した構成部品のみなし最終出庫日が、予め定めた不動在庫判定基準期間よりも前である場合には、不動在庫であると判定し、これに対応する在庫ステータスを特定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の在庫管理システム。 - 前記みなし出庫数量算出手段は、直近の所定期間毎のみなし出庫数量を算出し、
前記制御手段は、
前記直近の所定期間毎のみなし出庫数量を平均して平均みなし出庫数量を算出する平均みなし出庫数量算出手段と、
前記構成部品の前記在庫数量をこの構成部品のみなし出庫数量で除算して回転期間を算出する回転期間算出手段とを更に備え、
前記ステータス判定手段は、前記回転期間が、予め定めた滞留在庫判定基準期間以上の場合には、滞留在庫と判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の在庫管理システム。 - 完成品及び構成部品の種別を特定する種別識別子に対して在庫数量を関連付けて記憶する在庫数量記憶手段と、
前記種別識別子に対して実際の出庫数量を関連付けて記憶する出庫数量記憶手段と、
構成部品の種別識別子と、この構成部品が組み付けられる完成品の種別識別子とを関連付けて記憶する構成関連記憶手段と、
前記種別識別子に対して在庫ステータスを関連付けて記憶する在庫状況記憶手段と、
前記在庫ステータスを判定する制御手段とを備えた在庫管理システムを用いて在庫管理を行なう方法であって、
前記制御手段が、
前記構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を前記構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に対する出庫数量を前記出庫数量記憶手段から取得して、前記出庫数量を合計して前記構成部品のみなし出庫数量を算出するみなし出庫数量算出段階と、
構成部品の在庫数量を前記在庫数量記憶手段から算出する在庫数量算出段階と、
この構成部品の前記みなし出庫数量と前記在庫数量とを比較した値から、この構成部品が滞留在庫であるか否かを判定し、判定に応じた在庫ステータスを特定するステータス判定段階と、
特定した在庫ステータスを、構成部品の機種識別子と関連付けて前記在庫状況記憶手段に記録する記録段階と
を実行することを特徴とする在庫管理方法。 - 完成品及び構成部品の種別を特定する種別識別子に対して在庫数量を関連付けて記憶する在庫数量記憶手段と、
前記種別識別子に対して実際の出庫数量を関連付けて記憶する出庫数量記憶手段と、
構成部品の種別識別子と、この構成部品が組み付けられる完成品の種別識別子とを関連付けて記憶する構成関連記憶手段と、
前記種別識別子に対して在庫ステータスを関連付けて記憶する在庫状況記憶手段と、
前記在庫ステータスを判定する制御手段とを備えた在庫管理システムにおけるプログラムであって、
前記制御手段を、
前記構成部品毎に、この構成部品の種別識別子に関連付けられた完成品の種別識別子を前記構成関連記憶手段から取得し、これら完成品の種別識別子に対する出庫数量を前記出庫数量記憶手段から取得して、前記出庫数量を合計して前記構成部品のみなし出庫数量を算出するみなし出庫数量算出手段、
構成部品の在庫数量を前記在庫数量記憶手段から算出する在庫数量算出手段、
この構成部品の前記みなし出庫数量と前記在庫数量とを比較した値から、この構成部品が滞留在庫であるか否かを判定し、判定に応じた在庫ステータスを特定するステータス判定手段、及び
特定した在庫ステータスを、構成部品の機種識別子と関連付けて前記在庫状況記憶手段に記録する記録手段
として機能させることを特徴とする在庫管理プログラム。
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