JP2009245054A - 生産管理プログラム、生産管理装置および生産管理方法 - Google Patents

生産管理プログラム、生産管理装置および生産管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】品目マスタや部品表に登録された品目と未登録の品目とが混在した製品を扱う場合にも品目階層を容易に管理可能とする。
【解決手段】製品情報生成手段1bは、製品注文の入力に応じて、品目情報記憶手段1aが記憶する品目情報に既登録の品目の部品と品目情報に未登録の品目の部品とを含む階層的な部品構造を備える製品を定義した製品情報を生成する。品目レベル付与手段1cは、製品情報に含まれる部品の各品目に対し、製品の生産管理で用いる全製品内品目レベル番号として、未登録の品目については品目の部品が現れる階層の階層番号を付与する。また、品目レベル付与手段1cは、既登録の品目については品目情報に登録された品目レベル番号に未登録の品目の部品が現れる最下層の階層番号より大きい全製品内で共通の値を加えた番号を付与する。資材所要量管理手段1dは、上記全製品内品目レベル番号に応じた順序で、品目毎の資材所要量計算を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、生産管理プログラム、生産管理装置および生産管理方法に関し、特に、品目単位で部品の生産管理を行う生産管理プログラム、生産管理装置および生産管理方法に関する。
従来、製造業では、製品に対する生産計画や資材調達を行うための生産管理システムが利用されている。生産管理システムを用いることで、製品の製造に必要な中間製品・部品等の構成品の在庫管理、在庫不足時の発注指示および在庫に基づく製品の製造指示等を効率的に行うことができる。
ここで、生産管理システムでは、製品や構成品の在庫状況に基づいて各品の生産を管理するために資材所要量計画(MRP:Material Requirements Planning)と呼ばれる手法が用いられる。
MRPでは、予め登録された製品構成を定義した部品表や製品の生産計画に基づいて、製品を構成品で展開し、構成品を更に下位の構成品で展開する。そして、展開された構成品に関して、所要量計算と呼ばれる計算手法により、製品に対する各構成品の必要数量を算出し、製品や構成品の生産期間および原価等を算出する。更に、MRPでは、所要量計算の結果に基づいて、不足在庫や納期等を把握して、各構成品の発注指示や製造指示を行う。
このようなMRPの手法を用いた生産管理の方法として、製品の見込み生産計画により手配した部品に対して製造手配を確定せず、該当の製品を受注した時点で上記部品を引き当てて製造手配を確定することで、部品の過剰在庫を抑止する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−342241号公報
しかし、上記特許文献1に記載の方法では、所要量計算を行うために、各品目の情報を登録した品目マスタや製品を構成品で展開するための部品表が予め必要となる。このため、製品やその構成品が、品目マスタや部品表に未登録の場合に、生産管理を行うことが難しいという課題がある。
例えば、品目マスタでは、各品目の品目階層を示す品目レベル番号により所要量計算を実行する品目の順序を管理している。この品目レベル番号は、各品目における所要量計算の順序を決定するために用いられ、ローレベルコード(LLC:Low Level Code)と呼ばれる。品目マスタ上では、ある品目について、LLCが全ての上位品目よりも下位の階層を示すよう矛盾無く設定されている。これに対し、品目マスタに未登録の品目に対して手配を行う場合、未登録品目のLLCを品目マスタ上のLLCと矛盾無く設定する必要があり、これを誤ると正しく所要量計算を行うことができない可能性がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、品目マスタや部品表に登録された品目と未登録の品目とが混在した製品を扱う場合にも品目階層を容易に管理することが可能な生産管理プログラム、生産管理装置および生産管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、部品の品目の依存関係に応じて各品目に付与される品目レベル番号を用いて品目単位で部品の生産管理を行う生産管理プログラムが提供される。この生産管理プログラムを実行するコンピュータは、品目情報記憶手段、製品情報生成手段、品目レベル付与手段および所要量管理手段を有する。品目情報記憶手段は、複数の品目につき品目レベル番号を含む品目情報を記憶する。製品情報生成手段は、製品注文の入力に応じて、品目情報記憶手段が記憶する品目情報に既登録の品目の部品と品目情報に未登録の品目の部品とを含む階層的な部品構造を備える製品を定義した製品情報を生成する。品目レベル付与手段は、製品情報生成手段が生成した製品情報に含まれる部品の各品目に対し、製品の生産管理で用いる全製品内品目レベル番号として、未登録の品目については上記品目の部品が現れる階層の階層番号を付与し、既登録の品目については品目情報に登録された品目レベル番号に未登録の品目の部品が現れる最下層の階層番号より大きい全製品内で共通の値を加えた番号を付与する。所要量管理手段は、品目レベル付与手段が付与した全製品内品目レベル番号に応じた順序で、品目毎の資材所要量計算を行う。
このような生産管理プログラムを実行するコンピュータによれば、製品情報生成手段により、製品注文の入力に応じて、複数の品目につき品目レベル番号を含む品目情報を記憶する品目情報記憶手段が記憶する品目情報に既登録の品目の部品と品目情報に未登録の品目の部品とを含む階層的な部品構造を備える製品を定義した製品情報が生成される。そして、品目レベル付与手段により、製品情報生成手段が生成した製品情報に含まれる部品の各品目に対し、製品の生産管理で用いる全製品内品目レベル番号として、未登録の品目については上記品目の部品が現れる階層の階層番号が付与され、既登録の品目については品目情報に登録された品目レベル番号に未登録の品目の部品が現れる最下層の階層番号より大きい全製品内で共通の値を加えた番号が付与される。更に、所要量管理手段により、品目レベル付与手段が付与した全製品内品目レベル番号に応じた順序で、品目毎の資材所要量計算が行われる。
また、上記課題を解決するために、上記生産管理プログラムを実行するコンピュータと同様の処理を行う生産管理装置および生産管理方法が提供される。
上記生産管理プログラム、生産管理装置および生産管理方法によれば、品目マスタや部品表に登録された品目と未登録の品目とが混在した製品を扱う場合にも品目階層を容易に管理することができる。
以下、本実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施の形態の概要について説明し、その後、本実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、本実施の形態の概要を示す図である。図1に示すコンピュータ1は、部品の品目の依存関係に応じて各品目に付与される品目レベル番号を用いて品目単位で部品の生産管理を行う。コンピュータ1は、品目情報記憶手段1a、製品情報生成手段1b、品目レベル付与手段1c、資材所要量管理手段1dおよび手配情報記憶手段1eを有する。
品目情報記憶手段1aは、複数の品目を、複数の品目それぞれの品目階層を示す品目レベル番号と製品の生産において部品として使用される際の複数の品目それぞれの階層構成を示す部品表とに基づいて管理した品目情報を記憶する。
ここで、以下では、品目情報に登録された品目を登録品目と呼び、品目情報に登録されていない品目を未登録品目と呼ぶこととする。また、製品に対して、中間製品および部品を総称して構成品と呼ぶこととする。
品目情報は、管理者によって予め作成され、品目情報記憶手段1aに格納される。
製品情報生成手段1bは、製品受注等のタイミングで、該当の製品の数量や納期を含む製品注文の入力を受け付ける。この製品注文には、該当の製品の構成品が含まれる。ここで、以下では、製品注文に含まれる各製品や各構成品を手配品と呼ぶこととする。また、製品注文には、各手配品を該当の手配品よりも1つ上位の階層の手配品の部品として使用する際の階層構成を示す階層番号が含まれる。ここで、階層番号が示す階層構成は、上記品目情報の部品表において管理される階層構成に該当する。製品情報生成手段1bは、製品注文の情報を含み、上記手配品の新規手配が必要な旨を示す製品情報を生成する。
また、入力される手配品には、上記の登録品目である製品や構成品が含まれる。製品情報生成手段1bは、登録品目に関しては、品目情報記憶手段に記憶された品目情報に基づいて、該当の登録品目の納期や下位の構成品等の情報を取得して製品情報を生成する。
製品情報生成手段1bは、生成した製品情報を品目レベル付与手段1cに出力する。
品目レベル付与手段1cは、品目情報記憶手段1aに記憶された品目情報と製品情報生成手段1bから取得した製品情報とに基づいて、製品情報に登録品目が含まれているか否かを判定する。品目レベル付与手段1cは、製品情報に登録品目が含まれている場合、登録品目の品目レベル番号として、手配品それぞれの階層番号のうち最下層を示す階層番号よりも下位の階層を示す代替レベル番号を算出する。この結果、製品情報に含まれる該当の登録品目の品目レベル番号に対し、未登録品目の階層番号よりも下位の階層となるよう全製品内品目レベル番号が付与される。また、品目レベル付与手段1cは、未登録品目に関しては、階層番号を全製品内品目レベル番号として付与する。
資材所要量管理手段1dは、各品目に対して品目レベル付与手段1cが付与した全製品内品目レベル番号に基づいて、資材所要量計画処理を実行する。
なお、資材所要量管理手段1dは、資材所要量計画処理の実行結果に基づいて、手配品として入力された品目(以下では、手配品目という)の所要量や納期等を取得し、各手配品目の発注指示、製造指示等に用いるための手配情報を生成する。資材所要量管理手段1dは、生成した手配情報を手配情報記憶手段1eに格納する。
手配情報記憶手段1eは、製品情報に応じて資材所要量管理手段1dが生成した各手配品目の手配情報を記憶する。この手配情報に基づいて、例えば、各手配品目の発注指示や製造指示等が発行される。
このように、品目レベル付与手段1cは、受け付けた製品情報に、登録品目が含まれている場合には、登録品目の品目情報における品目レベル番号に対し、未登録品目の階層番号よりも下位の階層となるよう全製品内品目レベル番号を算出する。そして、資材所要量管理手段1dは、登録品目および未登録品目が混在した製品を扱う場合にも、この全製品内品目レベル番号に基づいて計算順序を決定することで、資材所要量計画処理を正しく実行することができる。
以下、本実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施の形態のコンピュータのハードウェア構成を示す図である。コンピュータ100は、本実施の形態の生産管理プログラムを実行し、資材所要量計画(以下では、MRPと略記する)の手法を用いて製品の生産管理を行う。
コンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、HDD(Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105および通信インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOSのプログラムやアプリケーションソフト(以下、アプリケーションという)のプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。
HDD103は、データを記憶するためのディスク装置である。HDD103には、OSのプログラムやアプリケーションのプログラムが格納される。また、HDD103には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。通信インタフェース106は、ネットワーク10に接続されている。通信インタフェース106は、ネットワーク10を介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
図3は、本実施の形態のコンピュータの機能を示すブロック図である。コンピュータ100は、品目情報記憶部110、手配情報記憶部120、入出力部130、製品情報生成部140、代替LLC算出部150、MRP処理部160および手配情報生成部170を有する。
品目情報記憶部110は、複数の品目を、各品目の品目階層を示すローレベルコード(以下、LLCと略記する)および部品構成に基づいて管理した品目情報を記憶する。なお、この品目情報に登録された品目が、登録品目である。品目情報は、管理者によって予め作成され、品目情報記憶部110に格納される。
ここで、LLCとは、各登録品目に対して、部品構成内でその登録品目が位置する最も最下位の階層を示している。LLCは、例えば、MRPにおいて所要量計算を行う品目の順序を決定するために用いられる。所要量計算とは、上位品目の数量に対して必要となる構成品の数量(所要量)を求めるための計算である。所要量計算を行うには、該当の品目に対する上位の品目の所要量の合計が必要となる。LLCに基づいて所要量計算の順序を決定することで、該当の品目が複数の上位品目の構成品となっている場合でも、全ての上位品目の所要量計算が完了してから該当品目の所要量計算を実行することができる。
手配情報記憶部120は、製品情報に応じて手配情報生成部170が生成した各品目の発注指示や製造指示等を行うための手配情報を記憶する。
入出力部130は、製品情報の生成に必要な製品注文の入力用画面を生成する。ここで、製品注文とは、例えば、新規の受注等で必要な品目の名称、数量、構成、部品レベル番号(図1の説明の階層番号に該当)および納期等の属性情報である。入出力部130が生成した入力用画面は、モニタ11に出力される。管理者は、この入力用画面に従って、新規に手配を行う手配品や部品レベル番号等の属性情報を入力する。
また、入出力部130は、管理者のキーボード12やマウス13による入力に基づいて、品目情報記憶部110に記憶された品目情報や手配情報記憶部120に記憶された手配情報を検索し、その結果をモニタ11の入力用画面に反映する。管理者は、この検索結果から手配品を入力することもできる。例えば、品目情報から手配品を入力する場合、該当の品目に設定されている名称、構成、LLC等の属性情報が自動的に入力される。なお、品目情報に含まれる品目から手配品を入力する場合、該当の品目の下位の構成品は、品目情報から取得することができるため、入力は不要となる。
そして、入出力部130は、入力用画面に管理者により入力された製品注文を取得し、製品情報生成部140に出力する。
製品情報生成部140は、入出力部130から取得した製品注文に基づいて製品情報を生成する。製品情報には、製品注文に含まれる各手配品の属性情報が含まれる。製品情報生成部140は、生成した製品情報を代替LLC算出部150に出力する。
代替LLC算出部150は、品目情報記憶部110に記憶された品目情報と製品情報生成部140から取得した製品情報とに基づいて、製品情報の手配品に登録品目が含まれているか否かを判定する。代替LLC算出部150は、製品情報に登録品目が含まれている場合、登録品目の製品情報におけるLLCを、未登録品目の部品レベル番号のうち最下層を示す部品レベル番号よりも下位の階層となるよう所定の値をLLCに加算して、該当の製品のMRP処理で使用する代替LLCを算出する。なお、品目情報に登録されていない未登録品目に関しては、製品情報の取得時の部品レベル番号を代替LLCとする。これにより、手配品のうち、登録品目の代替LLCは、未登録品目の代替LLCよりも下位の値となる。
MRP処理部160は、代替LLC算出部150が算出した代替LLCに基づいて各手配品目のMRP処理を実行する。MRP処理部160は、代替LLCを用いることで、処理順序に関する矛盾を生じること無くMRP処理を実行することができる。
手配情報生成部170は、MRP処理部160のMRP処理の実行結果に基づく各手配品目の必要数、納期等を取得して、各手配品目の発注指示、製造指示等に用いるための手配情報を生成する。手配情報生成部170は、生成した手配情報を手配情報記憶部120に格納する。手配情報記憶部120に格納された手配情報は、例えば、コンピュータ100の図示しない他の構成によって用いられ、各手配品目の発注指示や製造指示等が発行される。
図4は、品目テーブルのデータ構造例を示す図である。品目テーブル110aは、品目情報記憶部110に記憶される。品目テーブル110aには、登録品目の属性を表す情報として、品目ID(IDentification)を示す項目、品名を示す項目、LLCを示す項目、図番を示す項目、型式を示す項目、仕様を示す項目およびMRP区分を示す項目が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、1つの登録品目についての情報を構成する。
品目IDを示す項目には、品目を一意に識別するための情報が設定される。品名を示す項目には、品目の名称が設定される。LLCを示す項目には、品目のLLCを示す数値が設定される。図番を示す項目には、品目に対応する図面の識別番号が設定される。型式を示す項目には、品目に対応する型式の識別番号が設定される。仕様を示す項目には、品目の特徴等を説明する文字列が設定される。MRP区分を示す項目には、該当の品目に対する所要量計算が可能であるか否かを示す情報が設定される。所要量計算が可能である場合は、MRP区分に“対象”という情報が設定され、所要量計算が不可である場合、MRP区分に“非対象”という情報が設定される。
品目テーブル110aには、例えば、品目IDが“PD−A”、品名が“品名A”、LLCが“0”、図番が“Z001”、型式が“K001”、仕様が“仕様A”、MRP区分が“対象”という情報が設定される。各項目に設定されたデータが、該当の品目の属性を示す情報となる。LLCが“0”であるのは、その品目よりも上位の品目が存在しない、すなわち、最上位の製品であることを示している。
なお、品目テーブル110aには、上記に説明した項目の他にも、例えば、予定納期や在庫数量等の項目が設けられていてもよい。
製品や構成品は、品目テーブル110aに登録された品目を組み合わせて製造される。各品目の構成を定義した情報(いわゆる部品表)は、構成テーブルとしてコンピュータ100に予め登録される。
図5は、構成テーブルのデータ構造例を示す図である。構成テーブル110bは、品目情報記憶部110に記憶される。構成テーブル110bには、品目の部品構成を表す情報として、品目IDを示す項目、上位品目を示す項目および所要数量を示す項目が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、1つの登録品目についての情報を構成する。
品目IDを示す項目には、品目を一意に識別するための情報が設定される。上位品目を示す項目には、該当の品目を、その製造のために必要とする上位の品目の品目IDが設定される。所要数量を示す項目には、上位の品目を1つ製造するために必要となる所要量を示す数値が設定される。
構成テーブル110bには、例えば、品目IDが“PD−C”、上位品目が“PD−A”、所要数量が“2”という情報が設定される。これは、品目IDが“PD−C”である品目は、品目IDが“PD−A”である上位の品目の構成品であり、品目IDが“PD−A”である上位の品目の製造のために必要な数量が2個であることを示している。
構成テーブル110bを参照することで、ある中間製品・部品が、どの上位製品の構成品となっているか識別することができる。
なお、品目情報には、品目テーブル110aおよび構成テーブル110bが含まれる。
図6は、手配テーブルのデータ構造例を示す図である。手配テーブル120aは、手配情報記憶部120に記憶される。手配テーブル120aには、各品目の属性を表す情報の例として、手配番号を示す項目、品目IDを示す項目、品名を示す項目、図番を示す項目、型式を示す項目、仕様を示す項目、数量を示す項目、生産開始日を示す項目および納期を示す項目が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、1つの手配についての情報を構成する。
手配番号を示す項目には、各品目の手配を一意に識別するための情報が設定される。品目IDを示す項目には、該当の品目が品目テーブル110aに登録されている登録品目である場合、その品目IDが設定される。また、品目IDを示す項目には、該当の品目が品目テーブル110aに登録されていない未登録品目である場合、“−(空欄)”となる。品名を示す項目には、品目の名称が設定される。図番を示す項目には、品目に対応する図面の識別番号が設定される。型式を示す項目には、品目に対応する型式の識別番号が設定される。仕様を示す項目には、品目の特徴等を説明する文字列が設定される。数量を示す項目には、手配の必要な数量が設定される。生産開始日を示す項目には、該当の品目の生産を開始する日が年月日で設定される。納期を示す項目には、該当の品目の納期が年月日で設定される。
手配テーブル120aには、例えば、手配番号が“FA001”、品目IDが空欄、品名が“品名F”、図番が“Z011”、型式が“K011”、仕様が“仕様F”、数量が“50”、生産開始日が“2007/09/12”、納期が“2007/09/15”という情報が設定される。これは、手配番号が“FA001”で示される手配の対象となる品目の品名が“品名F”であり、品目IDが空欄であることから、未登録品目であることを示している。
また、手配テーブル120aには、上記に示した各項目の他にも、例えば、仕入先等の情報が設定されてもよい。
なお、手配情報には、手配テーブル120aが含まれる。
図7は、手配品目の入力画面例を示す図である。手配品入力画面130aは、入出力部130により生成され、モニタ11に出力される。手配品入力画面130aに入力された情報が製品注文の情報に該当する。コンピュータ100は、手配品入力画面130aに従って管理者が入力した情報に基づいて、手配テーブル120aに格納するための情報を生成する。手配品入力画面130aは、入力領域131a、検索ボタン132aおよび確定ボタン133aを有する。
入力領域131aは、管理者が品目の情報を入力するための領域である。
検索ボタン132aは、品目テーブル110aや手配テーブル120aに存在する品目を検索して、入力領域131aに品目の情報を入力したい場合に押下される。
確定ボタン133aは、入力領域131aに入力した内容を確定する場合に押下される。
入力領域131aには、レベルを示す項目、品目IDを示す項目、品名を示す項目、手配番号を示す項目、需要を示す項目、手配/所要量区分を示す項目、図番を示す項目、型式を示す項目、仕様を示す項目、数量を示す項目、生産開始日を示す項目および納期を示す項目が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、1つの品目についての情報を構成する。
ここで、品目IDを示す項目、品名を示す項目、手配番号を示す項目、図番を示す項目、型式を示す項目、仕様を示す項目、数量を示す項目、生産開始日を示す項目および納期を示す項目は、図6に示す手配テーブル120aに示した同じ名称の項目と同一の内容であるため説明を省略する。
レベルを示す項目には、最上位の品目である製品から見たときの該当品目の階層が数値で設定される。手配/所要量区分を示す項目には、未登録品目であり、所要量計算が不可である場合、入力した情報に基づいて手配を作成することを示す“手配”という情報が設定される。また、手配/所要量区分を示す項目には、登録品目であり、所要量計算が可能である場合、所要量計算の結果に基づいて手配情報を作成することを示す“所要量”という情報が設定される。
手配品入力画面130aには、各項目の情報が管理者により入力される。
なお、管理者は、検索ボタン132aを押下することで、品目テーブル110aや手配テーブル120aに存在する品目を検索して、検索結果から入力対象の品目を選択することもできる。この場合、管理者は、手配品入力画面130aにおいて、選択して入力した品目に対して、製品の部品レベル番号を設定するだけでよい。なお、登録品目に関しては、下位の構成品は品目情報から取得することができるため、登録品目を入力した場合には、その構成品の入力は不要となる。
図8は、検索用画面の例を示す図である。検索項目入力画面130bは、管理者により、手配品入力画面130aの検索ボタン132aが押下されると、入出力部130により生成され、モニタ11に出力される。検索項目入力画面130bは、入力領域131bおよび検索実行ボタン132bを有する。
入力領域131bは、検索に利用するキーワードを入力するための画面である。検索に利用するキーワードは、例えば、品目ID、品名、図番、型式および仕様の情報である。
検索実行ボタン132bは、入力領域131bに入力された情報に基づいて検索の実行を開始するためのボタンである。そして、検索実行ボタン132bが押下されると、入出力部130は、入力領域131bに入力されたキーワードに基づいて、品目テーブル110aおよび手配テーブル120aを検索する。更に、入出力部130は、検索結果に基づいて検索結果画面130cを生成し、モニタ11に出力する。
検索結果画面130cは、結果表示領域131cおよび入力ボタン132cを有する。結果表示領域131cは、上記検索結果を表示するための領域である。結果表示領域131cに表示される情報は、選択用ラジオボタン、品目ID、手配番号、品名、図番、型式および仕様である。選択用ラジオボタンは、検索結果から手配品入力画面130aに入力する情報を選択するためのラジオボタンである。
例えば、検索項目入力画面130bの入力領域131bの品名に“品名F”を入力して検索実行ボタン132bを押下すると、入出力部130により検索が実行される。そして、検索結果画面130cに、品目テーブル110aおよび手配テーブル120aに対して“品名F”をキーワードとして検索を実行した結果が結果表示領域131cに出力される。
入力ボタン132cは、結果表示領域131cで選択した品目を手配品入力画面130aに反映させるためのボタンである。管理者は、入力ボタン132cを押下することで、例えば、手配品入力画面130aの入力領域131aの空き領域に選択した品目を追加することができる。
なお、検索結果画面130cの結果表示領域131cには、上記の項目の他にも、例えば、仕入先を示す項目を設けることもできる。そして、入出力部130は、検索結果に対し、手配テーブル120aやその他のテーブルに設定された仕入先毎に対する仕入情報(例えば、リードタイムや原価)を取得し、各仕入先に対する評価順に検索結果を表示するようにしてもよい。
評価方法としては、例えば、次の方法のうちの何れかを用いる。
(1)予め管理者が決めた原価費目(例えば、材料費、労務費、経費、間接費やこれら各費目の合計)の実績原価または予定原価または実績原価と予定原価との差額が低い程、優位とする。
(2)検索結果の手配の品目と該当の手配の品目の構成品として手配された品目全ての予定または実績のリードタイムの合計、もしくは、予定リードタイムと実績リードタイムの差の合計、が小さい程、優位とする。
(3)検索結果の手配の品目と該当の手配の品目の構成品のうち未登録品目全ての予定または実績のリードタイムの合計、もしくは、予定リードタイムと実績リードタイムの差の合計、が小さい程、優位とする。
(4)構成テーブル110bや手配テーブル120aに基づいて、該当品目の構成品の数をカウントし、構成品の少ない程、または、多い程、優位とする。
(5)その他の基準により、各品目の重要工程における評価点や仕入先毎の評価点を付与し、この評価点が高い程、優位とする。
なお、上記(1)〜(5)のうち、任意の方法を選択可能としても構わない。そして、入出力部130は、上記の評価の結果に基づいて、評価の優位な仕入先を上から順に表示する。このようにすると、製品の製造における納期やコストの削減の見込みの高い仕入先を容易に選択することができるため、効果的である。
このように、品目テーブル110aに登録された登録品目だけでなく、手配テーブル120aから未登録品目も検索結果から入力可能とすることで、手配品入力画面130aにおける管理者の入力の手間を省き、利便性を向上することができる。
次に、以上のような構成およびデータ構造を備える本実施の形態の生産管理プログラムを実行するコンピュータ100において実行される処理の詳細を説明する。
図9は、手配情報の生成処理の手順を示すフローチャートである。以下、図9に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS10]入出力部130は、製品の受注等が発生すると、製品に応じた製品注文を受け付け、製品情報生成部140に出力する。製品情報生成部140は、入出力部130から取得した製品注文に基づいて製品情報を生成する。製品情報生成部140は、生成した製品情報を代替LLC算出部150に出力する。
[ステップS20]代替LLC算出部150は、製品情報生成部140から取得した製品情報に含まれる各手配品目に対して、MRP処理用の代替LLCを算出する。
[ステップS30]MRP処理部160は、製品情報に含まれる各手配品目に対して、代替LLC算出部150の代替LLCの計算結果に基づいて所要量計算を行う。また、MRP処理部160は、所要量計算の結果や、各手配品目の生産期間に基づいて、不足在庫数や各手配品目の製造開始日・納期等の情報を算出する。このとき、MRP処理部160は、所要量計算等に、登録品目に関しては、上記ステップS20で代替LLC算出部150が算出した代替LLCを用いる。また、MRP処理部160は、未登録品目に関しては、手配品入力画面130aで入力された部品レベル番号を代替LLCとして用いる。
[ステップS40]手配情報生成部170は、MRP処理部160の所要量や納期等の計算結果に基づいて、手配情報を生成する。手配情報生成部170は、生成した手配情報を手配情報記憶部120に格納する。
以下では、上記ステップS10,20の処理を順に詳細に説明する。
図10は、製品注文の受付処理の手順を示すフローチャートである。以下、図10に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS101]入出力部130は、モニタ11に手配品入力画面130aを出力する。管理者は、手配品入力画面130aに従って、手配品の情報を入力する。
[ステップS102]入出力部130は、手配品の入力の過程で、検索項目入力画面130bから、検索用のキーワードを受け付けたか否かを判定する。キーワードを受け付けた場合、処理がステップS103に移される。キーワードを受け付けていない場合、処理がステップS112に移される。
[ステップS103]入出力部130は、検索項目入力画面130bに入力されたキーワードに基づいて、品目テーブル110aを検索する。
[ステップS104]入出力部130は、検索項目入力画面130bに入力されたキーワードが品目テーブル110aに存在するか否かを判定する。存在する場合、入出力部130は、キーワードに対応する品目の属性を品目テーブル110aから取得して、処理がステップS110に移される。存在しない場合、処理がステップS105に移される。
[ステップS105]入出力部130は、検索項目入力画面130bに入力されたキーワードに基づいて、手配テーブル120aを検索する。
[ステップS106]入出力部130は、検索項目入力画面130bに入力されたキーワードが手配テーブル120aに存在するか否かを判定する。存在する場合、入出力部130は、キーワードに対応する品目の属性を手配テーブル120aから取得して、処理がステップS110に移される。存在しない場合、処理がステップS107に移される。
[ステップS107]入出力部130は、検索項目入力画面130bに入力されたキーワードの先頭のn桁またはn文字を取得する。そして、取得したキーワードの先頭の情報に基づいて、手配テーブル120aを検索する。ここで、上記nの値は、管理者により予め入出力部130に設定された値とする。
[ステップS108]入出力部130は、キーワードの先頭の情報と一致する情報が手配テーブル120aに存在するか否かを判定する。存在する場合、入出力部130は、キーワードの先頭の情報と一致する情報を手配テーブル120aから取得して、処理がステップS110に移される。存在しない場合、処理がステップS109に移される。
[ステップS109]入出力部130は、検索項目入力画面130bに入力されたキーワードに対応する品目が、品目テーブル110aおよび手配テーブル120aに存在しないことを示すメッセージをモニタ11に出力する。この場合、管理者は、手配品入力画面130aに従って、手配品の情報を新たに入力する。すなわち、処理がステップS101へ移される。
[ステップS110]入出力部130は、検索結果画面130cに品目テーブル110aまたは手配テーブル120aから取得した入力されたキーワードに対応する品目を一覧で出力する。なお、このとき、入出力部130は、例えば仕入先等の評価結果に基づいて、一覧における品目の表示順序を決定してもよい。
[ステップS111]入出力部130は、検索結果画面130cで入力ボタン132cが押下されたことを検出すると、選択された品目を手配品入力画面130aの空いた領域に反映する。
[ステップS112]入出力部130は、手配品入力画面130aで確定ボタン133aが押下されたことを検出すると、手配品入力画面130aに入力された製品注文を製品情報生成部140に出力する。製品情報生成部140は、入出力部130から取得した製品注文に基づいて製品情報を生成する。そして、製品情報生成部140は、生成した製品情報を代替LLC算出部150に出力する。
このように、手配品入力画面130aでは、品目テーブル110aに予め登録された品目だけでなく、過去に手配を行った品目に関してもキーワードによる検索を行って、その検索結果から手配品の属性情報を入力することができる。更に、キーワードに完全一致する属性情報だけでなく、部分的に一致(例えば、先頭の一部の情報)する属性情報を検索することで、未登録品目のキーワードを正確に知らなくても一致すると予想される品目を取得し、管理者への入力を促すことができる。
これにより、管理者の手配品入力画面130aへの入力操作の利便性が向上する。また、手配テーブル120aにおいて、同一の属性の品目が、異なる品目として設定されることを防止することができる。
図11は、代替LLCの算出処理の手順を示すフローチャートである。以下、図11に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS201]代替LLC算出部150は、製品情報生成部140から製品情報を取得する。
[ステップS202]代替LLC算出部150は、取得した製品情報に所要量計算の対象品、すなわち、登録品目が存在するか否かを判定する。代替LLC算出部150は、例えば、手配品入力画面130aで手配品として指摘された登録品目のMRP区分を参照することで、該当の品目が所要量計算の対象品であるかを判定することができる。存在する場合、処理がステップS203に移される。存在しない場合、処理が終了する。
[ステップS203]代替LLC算出部150は、製品注文に含まれる未登録品の部品レベル番号のうち、最も下位を示す部品レベル番号、すなわち、最も値の大きな部品レベル番号を取得する。代替LLC算出部150は、この部品レベル番号に1を加えた値を、代替LLCを算出するためのLLCへの加算値とする。
[ステップS204]代替LLC算出部150は、製品情報に含まれる全ての登録品目とその構成品のLLCに、上記ステップS203で取得した加算値を加算し、代替LLCとする。
このようにして、代替LLC算出部150は、登録品目とその構成品の代替LLCを、未登録品目の部品レベル番号よりも大きな値(すなわち、未登録品目よりも下位の階層を示す値)とする。そして、MRP処理部160は、登録品目の所要量計算等を行う際に、この代替LLCを用いることで、品目間の構成を矛盾無く識別することができ、正しく計算順序を特定することができる。
図12は、製品情報受け付け時の手配品の階層構造例を示す模式図である。以下の説明では、図7の手配品入力画面130aを確定して、製品情報生成部140が製品情報を受け付けた場合を想定して説明する。また、品名が“品名X”である品目を“品目X”と呼ぶこととする。
この場合、製品情報の階層構造としては、未登録品目X(レベルL0)よりも1つ下位(レベルL1)の構成品として未登録品目Yおよび登録品目Aが設定される。更に、未登録品目Yよりも1つ下位(レベルL2)の構成品として未登録品目Zが設定され、未登録品目Zよりも1つ下位(レベルL3)の構成品として登録品目Aが設定される。また、登録品目Aは、構成テーブル110bによれば、1つ下位の構成品として登録品目C,Dが設定されている(図12では、品目情報により展開された登録品目C,Dを点線枠で示す)。また、登録品目Dは、構成テーブル110bによれば、1つ下位の構成品として登録品目Cが設定されている。なお、登録品目A,C,Dには、それぞれ対応するLLCが品目テーブル110aに設定されており、品目AのLLCが0、品目CのLLCが2、品目DのLLCが1である。
このとき、所要量計算を実行するに当たり、未登録品目Xの部品レベル番号L0をLLC=0とみなして計算することが考えられる。しかし、登録品目AもLLC=0であるため、最上位の品目Xと同時に所要量計算が実行されてしまう。すなわち、上位品目の所要量計算が完了しないままに、下位品目の所要量計算が行われてしまい、正しい結果を得ることができない。
図13は、所要量計算時の代替LLCの例を示す模式図である。代替LLC算出部150は、登録品目に対する代替LLCの算出のために、製品注文に含まれる未登録品目の最大の部品レベル番号“2”を取得し、これに1を加えた加算値3を取得する。更に、代替LLC算出部150は、各登録品目およびその構成品のLLCを品目テーブル110aから取得し、取得した各LLCに加算値3を加算して、各登録品目およびその構成品の代替LLCとする。
そして、MRP処理部160は、所要量計算時に未登録品目X,Y,Zの代替LLCとして、製品情報に含まれるそれぞれの部品レベル番号を用いる。また、MRP処理部160は、登録品目A,C,Dの代替LLCとして、代替LLC算出部150が算出した代替レベル番号を用いる。すなわち、未登録品目X,Y,Zの代替LLCに関し、品目Xを0、品目Yを1、品目Zを2とする。そして、登録品目A,C,Dの代替LLCに関し、品目Aを3、品目Cを5、品目Dを4とする。
このようにすると、登録品目と未登録品目との間で代替LLCの上位下位が逆転することが無くなり、MRP処理部160は、正しい順序で所要量計算を行うことができる。また、登録品目に関しては、特定の加算値によって一律にLLCを増加することになるので、品目テーブル110aにおける品目階層を維持することができる。
なお、上記の説明では、代替LLC算出部150は、製品注文に含まれる最大の部品レベル番号に1加えた値をLLCに対する加算値としたが、登録品目の代替LLCが未登録品目の部品レベル番号よりも大きな値となるような加算値であれば、他の値でも構わない。例えば、部品レベル番号として取り得る値を超えるような大きな値(100等)を加算値として、登録品目のLLCに一律に加算してもよい。
図14は、MRP処理結果に基づいて生成された手配テーブルのデータ構造例を示す図である。手配テーブル120bは、手配情報記憶部120に記憶される。手配テーブル120bは、手配品入力画面130aで入力された手配品目に対する手配情報である。手配テーブル120bの各情報は、MRP処理部160の計算結果に基づいて、手配情報生成部170により生成され、手配テーブル120bに追加される。手配テーブル120bの各品目の属性を示す項目は、手配テーブル120aと同一であるため、その説明を省略する。
手配情報生成部170は、MRP処理部160の所要量や納期等の計算結果に基づく各手配品目に対する手配数量や生産開始日等を、手配テーブル120bに設定する。また、手配情報生成部170は、MRP処理部160の計算結果に基づいて、手配品入力画面130aで入力された登録品目Aの構成品(登録品目C,D)に関しても正しく手配を作成することができる。
なお、手配テーブル120bには、図14に示す項目の他にも、不足在庫数、手配先等の情報が設けられていてもよい。そして、手配テーブル120bに基づいて、各手配品目の発注指示や製造指示等が発行される。
このように、MRP処理部160は、手配品目に品目情報に登録済みの品目と未登録の品目とを含む場合にも、代替LLCによってMRP処理を実行することで、正しい順序で計算を行うことができる。
また、品目情報に未登録の品目に関しても手配を作成することができるので、例えば、個別受注生産品のように繰り返し製造しないため、品目情報に登録しない品目に関して手配を作成する場合に特に効果的である。更に、手配品目の入力時に、品目情報に登録されていなくても過去の手配情報から品目情報を検索し、検索結果から未登録品目を選択して入力することができるため、入力操作の利便性が向上する。また、このようにすると、同一の属性(品名や仕様)を有する未登録品目が、異なる品目として新たに設定されるのを防止することができる。
以上、本発明の生産管理プログラム、生産管理装置および生産管理方法を図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。また、本発明は前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、コンピュータが有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記録装置には、HDD、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)等がある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto - Optical disk)等がある。
上記プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータに格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
上記プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
本実施の形態の概要を示す図である。 本実施の形態のコンピュータのハードウェア構成を示す図である。 本実施の形態のコンピュータの機能を示すブロック図である。 品目テーブルのデータ構造例を示す図である。 構成テーブルのデータ構造例を示す図である。 手配テーブルのデータ構造例を示す図である。 手配品目の入力画面例を示す図である。 検索用画面の例を示す図である。 手配情報の生成処理の手順を示すフローチャートである。 製品注文の受付処理の手順を示すフローチャートである。 代替LLCの算出処理の手順を示すフローチャートである。 製品情報受け付け時の手配品の階層構造を示す模式図である。 所要量計算時の代替LLCを示す模式図である。 MRP処理結果に基づいて生成された手配テーブルのデータ構造例を示す図である。
符号の説明
1 コンピュータ
1a 品目情報記憶手段
1b 製品情報生成手段
1c 品目レベル付与手段
1d 資材所要量管理手段
1e 手配情報記憶手段

Claims (6)

  1. 部品の品目の依存関係に応じて各品目に付与される品目レベル番号を用いて品目単位で部品の生産管理を行う生産管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    複数の品目につき前記品目レベル番号を含む品目情報を記憶する品目情報記憶手段、
    製品注文の入力に応じて、前記品目情報記憶手段が記憶する前記品目情報に既登録の品目の部品と前記品目情報に未登録の品目の部品とを含む階層的な部品構造を備える製品を定義した製品情報を生成する製品情報生成手段、
    前記製品情報生成手段が生成した前記製品情報に含まれる部品の各品目に対し、前記製品の生産管理で用いる全製品内品目レベル番号として、前記未登録の品目については当該品目の部品が現れる階層の階層番号を付与し、前記既登録の品目については前記品目情報に登録された前記品目レベル番号に前記未登録の品目の部品が現れる最下層の階層番号より大きい前記全製品内で共通の値を加えた番号を付与する品目レベル付与手段、
    前記品目レベル付与手段が付与した前記全製品内品目レベル番号に応じた順序で、品目毎の資材所要量計算を行う所要量管理手段、
    として機能させることを特徴とする生産管理プログラム。
  2. 前記品目レベル付与手段は、前記既登録の品目について前記品目情報に登録された前記品目レベル番号に加える前記共通の値を、前記未登録の品目の部品が現れる前記最下層の階層番号に1以上の所定の値を加えた値とすることを特徴とする請求項1記載の生産管理プログラム。
  3. 前記コンピュータを、更に、前記製品情報に含まれる部品の各品目に対する発注指示および製造指示を行うための手配情報を記憶するための手配情報記憶手段として機能させ、
    前記製品情報生成手段は、前記手配情報記憶手段に記憶された前記手配情報を参照して、前記製品注文に含まれる部品の各品目に対し、前記手配情報に含まれる品目と品目属性が一致または部分一致する品目が存在する場合、前記手配情報に基づいて前記製品情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1記載の生産管理プログラム。
  4. 前記製品情報生成手段は、前記製品情報に含まれる部品の各品目に対し、前記手配情報に含まれる品目において前記品目属性が一致または部分一致する品目が複数存在する場合、前記複数の品目の仕入先それぞれの評価に基づいて前記仕入先を決定し、決定した前記仕入先に基づいて前記製品情報を生成することを特徴とする請求項3記載の生産管理プログラム。
  5. 部品の品目の依存関係に応じて各品目に付与される品目レベル番号を用いて品目単位で部品の生産管理を行う生産管理装置であって、
    複数の品目につき前記品目レベル番号を含む品目情報を記憶する品目情報記憶手段と、
    製品注文の入力に応じて、前記品目情報記憶手段が記憶する前記品目情報に既登録の品目の部品と前記品目情報に未登録の品目の部品とを含む階層的な部品構造を備える製品を定義した製品情報を生成する製品情報生成手段と、
    前記製品情報生成手段が生成した前記製品情報に含まれる部品の各品目に対し、前記製品の生産管理で用いる全製品内品目レベル番号として、前記未登録の品目については当該品目の部品が現れる階層の階層番号を付与し、前記既登録の品目については前記品目情報に登録された前記品目レベル番号に前記未登録の品目の部品が現れる最下層の階層番号より大きい前記全製品内で共通の値を加えた番号を付与する品目レベル付与手段と、
    前記品目レベル付与手段が付与した前記全製品内品目レベル番号に応じた順序で、品目毎の資材所要量計算を行う所要量管理手段と、
    を有することを特徴とする生産管理装置。
  6. 部品の品目の依存関係に応じて各品目に付与される品目レベル番号を用いて品目単位で部品の生産管理を行う生産管理装置の生産管理方法であって、
    製品情報生成手段が、製品注文の入力に応じて、複数の品目につき前記品目レベル番号を含む品目情報を記憶する品目情報記憶手段が記憶する前記品目情報に既登録の品目の部品と前記品目情報に未登録の品目の部品とを含む階層的な部品構造を備える製品を定義した製品情報を生成し、
    品目レベル付与手段が、前記製品情報生成手段が生成した前記製品情報に含まれる部品の各品目に対し、前記製品の生産管理で用いる全製品内品目レベル番号として、前記未登録の品目については当該品目の部品が現れる階層の階層番号を付与し、前記既登録の品目については前記品目情報に登録された前記品目レベル番号に前記未登録の品目の部品が現れる最下層の階層番号より大きい前記全製品内で共通の値を加えた番号を付与し、
    所要量管理手段が、前記品目レベル付与手段が付与した前記全製品内品目レベル番号に応じた順序で、品目毎の資材所要量計算を行う、
    ことを特徴とする生産管理方法。
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