JP2011059160A - 液晶表示装置、駆動方法および電子機器 - Google Patents

液晶表示装置、駆動方法および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】横電界の影響による表示品位の低下を抑える。
【解決手段】走査線112とデータ線114との交差に対応して設けられた画素を複数有し、各画素は、それぞれ画素電極118とコモン電極108とにより液晶105が挟持された液晶素子120を有する。走査線駆動回路130は、走査線112を、時間的に間隔をおいた水平有効走査期間で選択し、一の走査線を、水平有効走査期間で選択するタイミングよりも時間ΔTだけ前のセット期間で選択する。データ線駆動回路140は、水平有効走査期間では、映像信号に応じた電圧のデータ信号を供給し、セット期間では、液晶素子にセット電圧を印加するためのセット信号をデータ線に供給する。時間ΔTは、液晶素子の応答時間Trよりも短く、または、セット電圧は、液晶素子の光学的飽和電圧以上の電圧である。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置における表示上の不具合を低減する技術に関する。
液晶パネルは、一方の基板において画素毎に画素電極がマトリクス状に配列し、他方の基板にコモン電極が各画素にわたって共通となるように設けられ、画素電極とコモン電極とで液晶を挟持した構成となっている。画素電極とコモン電極との間において、階調レベルに応じた電圧を印加・保持させると、液晶の配向状態が画素毎に規定され、これにより、透過率または反射率が制御される。したがって、上記構成では、液晶分子に作用する電界のうち、画素電極からコモン電極に向かう方向(またはその反対方向)、すなわち、基板面に対して垂直方向(縦方向)の成分だけが、表示制御に寄与する、ということができる。
ところで、近年のように小型化、高精細化のために画素ピッチが狭くなると、互いに隣接する画素電極同士で生じる電界、すなわち基板面に対して平行方向(横方向)の電界が生じて、その影響が無視できなくなりつつある。例えばVA(Vertical Alignment)方式や、TN(Twisted Nematic)方式などのように縦方向の電界により駆動されるべき液晶に対して、横電界が加わると、液晶が配向不良(リバースチルトドメイン)となり、表示上の不具合が発生してしまう、という問題が生じた。
このリバースチルトドメインの影響を低減するために、画素電極に合わせて遮光層(開口部)の形状を規定するなどして液晶パネルの構造を工夫する技術(例えば特許文献1参照)や、映像信号から算出した平均輝度値が閾値以下の場合にリバースチルトドメインが発生すると判断して、設定値以上の映像信号をクリップする技術(例えば特許文献2参照)などが提案されている。
特開平6−34965号公報(図1) 特開2009−69608号公報(図2)
しかしながら、液晶パネルの構造によってリバースチルトドメインを低減する技術では、開口率が低下しやすく、また、構造を工夫しないで既に製作された液晶パネルに適用することができない、という欠点がある。一方、設定値以上の映像信号をクリップする技術では、表示される画像の明るさが設定値に制限されてしまう、という欠点もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、これらの欠点を解消しつつ、リバースチルトドメインを低減する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る液晶表示装置にあっては、複数本の走査線と複数本のデータ線との交差に対応して設けられ、各々は、画素電極とコモン電極とにより液晶が挟持された液晶素子と、前記走査線に選択電圧が印加されたときに、前記画素電極と前記データ線との間で導通状態となるスイッチング素子と、を有する画素と、前記複数本の走査線を、時間的に間隔をおいた映像書込期間で選択して、選択した走査線に前記選択電圧を印加し、前記複数本の走査線のうち、一の走査線に対し、前記映像書込期間で前記選択電圧を印加するタイミングよりも所定時間前の前記間隔に含まれるセット期間で選択して、選択した走査線に前記選択電圧を印加する走査線駆動回路と、前記映像書込期間では、前記画素に前記データ線を介して映像信号に応じた電圧のデータ信号を供給し、前記セット期間では、前記画素に前記データ線を介して所定電圧のセット信号を供給するデータ線駆動回路と、を有し、前記所定時間は、前記液晶素子の透過率または反射率が0から100%に変化するときに要する応答時間または100から0%に変化するときに要する応答時間よりも短いことを特徴とする。本発明によれば、リバースチルトドメインの低減を図ることが可能である。この際、開口率の低下が生じないので、構造を工夫しないで既に製作された液晶パネルに適用することも可能であり、また、表示される画像の明るさが設定値に制限されてしまうこともない。
本発明において、前記所定時間は、1ミリ秒以下であることが望ましい。この時間に設定すると、セット信号による透過率(または反射率)の変化をほとんど生じさせないで済む。また、前記セット信号は、前記液晶素子の印加電圧を光学的飽和電圧以上とさせる電圧であることが好ましい。これにより、液晶分子が、より確実に横電界の影響から脱することになる。本発明において、前記映像書込期間は、前記映像信号の水平有効走査期間であり、前記セット期間は、前記映像信号の水平帰線期間に含まれることが好ましい。
また、前記データ線駆動回路は、前記セット信号および前記データ信号を、所定電位を基準とした正極性または負極性の供給するものであって、前記一の走査線に対して、前記選択電圧が前記セット期間に印加された後に、前記水平有効走査期間に印加されるとき、当該セット期間に供給するセット信号および当該水平有効走査期間に供給する前記データ信号を同極性とすることが好ましい。
本発明において、前記データ線駆動回路は、前記セット期間において前記複数本のデータ線に対し、前記セット信号と前記セット信号以外の信号とを交互を供給しても良いし、前記セット期間において前記複数本のデータ線に前記セット信号を供給すること、および、次のセット期間において前記複数本のデータ線に前記セット信号以外の信号を供給することを繰り返しても良い。これによって、所定時間が応答時間に近くなって、セット信号によって表示画像の明るさが変化してしまう現象の発生を抑えることが可能となる。
なお、本発明は、液晶表示装置のほか、液晶表示装置駆動方法および当該液晶表示装置を有する電子機器としても概念することが可能である。
実施形態に係る液晶表示装置を示す図である。 同液晶表示装置における液晶素子の等価回路を示す図である。 同液晶表示装置における変換回路の構成を示す図である。 同液晶表示装置における電圧−透過率特性を示す図である。 同液晶表示装置における光学応答特性を示す図である。 同液晶表示装置における光学応答特性を示す図である。 同液晶表示装置における変換回路等の動作を示す図である。 同液晶表示装置におけるデータ線駆動回路の動作を示す図である。 同液晶表示装置における書き込みの推移を示す図である。 応用・変形例に係る書き込みの推移を示す図である。 別の応用・変形例に係る書き込みの推移を示す図である。 液晶表示装置を適用したプロジェクターを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。
この図に示されるように、液晶表示装置1は、制御回路10と、液晶パネル100と、走査線駆動回路130と、データ線駆動回路140とを有する。このうち、制御回路10には、映像信号Vid-inが上位装置から同期信号Syncに同期して供給される。映像信号Vid-inは、液晶パネル100における各画素の階調レベルをそれぞれ指定するデジタルデータであり、同期信号Syncに含まれる垂直走査信号、水平走査信号およびドットクロック信号(いずれも図示省略)にしたがった走査の順番で供給される。
制御回路10は、走査制御回路20と変換回路30とにより構成され、このうち、走査制御回路20は、各種の制御信号を生成して、同期信号Syncに同期して各部を制御する。変換回路30は、詳細については後述するが、デジタルの映像信号Vid-inを処理して、アナログのデータ信号Vxを出力するものである。
液晶パネル100は、素子基板(第1基板)100aと対向基板(第2基板)100bとが一定の間隙を保って貼り合わせられるとともに、この間隙に、縦方向の電界で駆動される液晶105が挟持された構成となっている。
素子基板100aのうち、対向基板100bとの対向面には、複数m行の走査線112が図においてX(横)方向に沿って設けられる一方、複数n列のデータ線114が、Y(縦)方向に沿って、かつ、各走査線112と互いに電気的に絶縁を保つように設けられている。
なお、本実施形態では、走査線112を区別するために、図において上から順に1、2、3、…、(m−1)、m行目という呼び方をする場合がある。同様に、データ線114を区別するために、図において左から順に1、2、3、…、(n−1)、n列目という呼び方をする場合がある。
素子基板100aでは、さらに、走査線112とデータ線114との交差のそれぞれに対応して、スイッチング素子として機能するnチャネル型の薄膜型トランジスター(thin film transistor:以下「TFT」と略称)116と、矩形形状で透明性を有する画素電極118との組が設けられている。TFT116のゲート電極は走査線112に接続され、ソース電極はデータ線114に接続され、ドレイン電極が画素電極118に接続されている。
一方、対向基板100bのうち、素子基板100aとの対向面には、透明性を有するコモン電極108が全面にわたって設けられる。そして、コモン電極108には、図示省略した回路によって電圧LCcomが印加される。
なお、図1において、素子基板100aの対向面は紙面裏側であるので、当該対向面に設けられる走査線112、データ線114、TFT116および画素電極118については、破線で示すべきであるが、見難くなるので、それぞれ実線で示している。
図2は、液晶パネル100における一部を示す等価回路であり、走査線112とデータ線114との交差に対応して、画素電極118とコモン電極108とで液晶105を挟持した液晶素子120が配列した構成となる。
また、図1では省略したが、液晶パネル100における等価回路では、実際には図2に示されるように、液晶素子120に対して並列に補助容量(蓄積容量)125が設けられる。この補助容量125は、一端が画素電極118に接続され、他端が容量線115に共通接続されている。容量線115は時間的に一定の電圧に保たれている。
ここで、走査線112がHレベルになると、当該走査線にゲート電極が接続されたTFT116は、ソースおよびドレイン電極間が導通状態になり、画素電極118がデータ線114に接続される。このため、走査線112がHレベルであるときに、データ線114に階調に応じた電圧のデータ信号を供給すると、当該データ信号は、オンしたTFT116を介して画素電極118に印加される。走査線112がLレベルになると、TFT116はオフするが、画素電極に印加された電圧は、液晶素子120の容量性および補助容量125によって保持される。
液晶素子120では、画素電極118およびコモン電極108によって生じる電界に応じて液晶105の分子配向状態が変化する。このため、液晶素子120は、透過型であれば、印加・保持電圧に応じた透過率となる。
液晶パネル100では、液晶素子120毎に透過率が変化するので、液晶素子120が画素に相当する。そして、この画素の配列領域が表示領域101となる。なお、本実施形態において、液晶105をVA方式として、液晶素子120が電圧無印加時において黒状態となるノーマリーブラックモードとする。
さて、本実施形態において、液晶素子120の印加電圧と透過率との関係は、ノーマリーブラックモードであれば、図4の(a)に示されるようなV−T特性で表される。このため、液晶素子120を、映像信号Vid-inで指定された階調レベルに応じた透過率とさせるには、当該階調レベルに応じた電圧を、該液晶素子に印加すれば良いはずである。
しかしながら、液晶素子120の印加電圧を、映像信号Vid-inで指定される階調レベルに応じて単に規定するだけでは、リバースチルトドメインに起因する表示上の不具合が発生してしまう場合がある。
この不具合は、液晶素子120において挟持された液晶分子が不安定な状態にあるときに、横電界の影響を受けて乱れる結果、以後、印加電圧に応じた配向状態になりにくくなることが原因の1つとして考えられている。
液晶素子120への印加電圧が、ノーマリーブラックモードにおける黒レベルの電圧Vbk以上であって光学的閾値電圧Vthを下回る電圧範囲にあると、縦電界による規制力が配向膜による規制力よりもわずかに上回る程度であるため、液晶分子の配向が乱れやすい。これが、液晶分子が不安定な状態にあるときである。
一方、横電界の影響を受ける場合とは、互いに隣り合う画素電極同士の電位差が大きくなる場合であり、これは、表示しようとする画像において黒レベルまたは黒レベルに近い暗画素と、白レベルまたは白レベルに近い明画素と、が隣接する場合である。
このような暗画素および明画素のうち、暗画素とは液晶分子の配向が乱れやすい状態にあり、この暗画素に対して横電界を与えるのが明画素である。この明画素を特定するため、明画素を、印加電圧が光学的飽和電圧Vsat以上であってノーマリーブラックモードにおける白レベル電圧Vwt以下の電圧範囲にある液晶素子120とする。
印加電圧が光学的閾値電圧Vthを下回る液晶素子が、印加電圧が光学的飽和電圧Vsat以上になる液晶素子に隣接したときに、横電界を受けてリバースチルトドメインが発生しやすい状況にあるということができる。
なお逆に、印加電圧が光学的飽和電圧Vsat以上の液晶素子は、縦電界の影響が支配的であるために安定状態にあるので、印加電圧が光学的閾値電圧Vthを下回る液晶素子に隣接しても、リバースチルトドメインが発生することはない。
このため、リバースチルトドメインの発生を抑えるためには、映像信号Vid-inを解析して、印加電圧が光学的閾値電圧Vthを下回る暗画素と、印加電圧が光学的飽和電圧Vsat以上になる明画素とが隣接することを検出するとともに、当該暗画素の液晶素子の印加電圧を高くなるように補正する構成が考えられる。
しかしながら、この構成では、映像信号Vid-inを解析する必要があるため、回路構成が複雑化する。
そこで本実施形態では、映像信号に基づく電圧を液晶素子に印加するタイミングよりも時間ΔTだけ前のタイミングに、強制的に光学的飽和電圧Vsat以上のセット電圧を印加して、横電界の影響を受けた液晶であれば、その影響から脱する契機を与えた上で、映像信号に基づく電圧を液晶素子に印加する構成とした。
ところで、図5(a)に示されるように、透過率が「0」である初期状態(印加電圧がゼロ)である液晶素子に、白レベルに相当する例えば5ボルトの電圧を印加したとき、液晶素子の透過率(すなわち液晶分子の配向状態)は、図5の(b)に示されるように、直ちに変化せず、時間的に遅れて変化する。ここで、透過率が0%から100%まで変化するのに要する応答時間をTrとしたときに、セット電圧の印加から映像信号に基づく電圧の印加までの時間ΔTについて応答時間Tr以上となるように設定してしまうと、セット電圧の印加によって透過率が100%に変化した状態が応答時間Trを越えた分だけの期間にわたって存続することになって、セット電圧の印加による透過率の変化がユーザーに知覚されやすくなる。
したがって、セット電圧の印加による透過率の変化がユーザーに知覚されにくするためには、時間ΔTについて応答時間Trよりも短く設定することが良いということでができる。
応答時間についてさらに検討すると、図6に示されるように、初期状態から、すなわち印加電圧がゼロであるために配向膜のみによって液晶分子の配向が規定されている状態から、液晶分子が動き始める(透過率が変化し始める)までに、1ミリ秒程度の時間を要することが判る。逆にいえば、5ボルトの電圧を印加してから1ミリ秒の時間内であれば、透過率はほとんど変化しない。
このため、時間ΔTについて1ミリ秒以下に設定すれば、セット電圧の印加によって透過率がほとんど変化しない状態で映像信号に基づく電圧が印加されることになるので、セット電圧の印加による透過率変化を発生させないことも可能となる。
次に、本実施形態において、液晶素子に対し、セット電圧を印加するとともに、この印加から時間ΔTだけ経過した後、映像信号に基づく電圧を印加するための構成について、特に変換回路30、走査線駆動回路130およびデータ線駆動回路140について説明する。
まず、変換回路30について説明する。図3は、変換回路30の構成を示す図である。この図に示されるように、変換回路30は、セレクター32およびD/A変換回路34を有する。
このうち、セレクター32は、入力端a、b、cのうち、いずれかを走査制御回路20による制御にしたがって選択して、出力端Outから映像信号Vid-outとして出力するものである。詳細には、セレクター32では、入力端aにセット信号を指定する信号Vstが供給され、入力端bにプリチャージ信号を指定する信号Vprが供給され、入力端cに映像信号Vid-inが供給されている。
同期信号Syncで規定される水平走査期間(H)は、水平帰線期間(Hb)と水平有効走査期間(Ha)とに分けられる。このうち、水平帰線期間(Hb)について、本実施形態では、図7に示されるように、時間的に前側のセット期間(Hs)と、後側のプリチャージ期間(Hp)とに分けて用いる。
セレクター32に対しては、セット期間(Hs)に入力端aを、プリチャージ期間(Hp)に入力端bを、水平有効走査期間(Ha)に入力端cを、それぞれ選択するように走査制御回路20によって制御される。
D/A変換回路34は、映像信号Vid-outを、走査制御回路20によって指定された極性のアナログのデータ信号Vxに変換する。
液晶105に直流成分が印加されるのを防止するため、データ信号Vxの電圧は、ビデオ振幅中心である電圧Vcntに対して高位側の正極性電圧と低位側の負極性電圧とに例えば垂直走査期間毎に交互に切り替えられる。
なお、コモン電極108に印加される電圧LCcomは、電圧Vcntとほぼ同電圧と考えてよい。ただし、nチャネル型のTFT116のオフリーク等を考慮して、電圧Vcntよりも低位となるように調整されることがある。
走査線駆動回路130は、走査制御回路20による制御信号Yctrにしたがって、1、2、3、…、m行目の走査線112に、走査信号Y1、Y2、Y3、…、Ymを供給するものである。
詳細には、走査線駆動回路130は、図7に示されるように、走査線112を1、2、3、…、m行目という順番で、映像信号の書き込みのために水平有効走査期間(Ha)にて選択し、選択した走査線への走査信号を選択電圧V(Hレベル)とする。換言すれば、走査線駆動回路130は、水平帰線期間(Hb)という間隔をおいた水平有効走査期間(Ha)を、映像信号の書き込むための映像書込期間として選択電圧を印加する、ということができる。
さらに、走査線駆動回路130は、走査信号Y1、Y2、Y3、…、Ymの各々について、映像信号の書き込みのためHレベルとするタイミングよりも時間ΔTだけ先んじたセット期間(Hs)にて、セット信号の書き込みのためにHレベルとする。
ここで例えば、ある1行の走査線について着目すれば、走査線駆動回路130は、水平有効走査期間(Ha)で選択電圧を印加するタイミングよりも、時間ΔTだけ前の水平帰線期間(Hb)に含まれるセット期間(Hs)に選択電圧を印加する、ということができる。また、例えば走査信号Y1が、1行目の映像信号Vid-inが供給される水平有効走査期間(Ha)においてHレベルとなるとき、同じ水平走査期間(H)のセット期間(Hs)では、1行目よりもp行だけ下方の走査信号Y(1+p)がHレベルとなる。pについては、上記時間ΔTによって決まる。
なお、走査線駆動回路130は、セット信号および映像信号の書き込みのためにHレベルとする以外の期間では、走査信号を非選択電圧V(Lレベル)とする。また、図7において(V)は、垂直走査期間であり、垂直有効走査期間(Va)と垂直帰線期間(Vb)とに分けられる。
また、本説明において、走査信号やデータ信号の電圧については、図示省略した接地電位を電圧ゼロの基準とする。ただし、液晶素子120の印加電圧については、コモン電極108の電圧LCcomと画素電極118との電位差とする。
データ線駆動回路140は、変換回路30から供給されるデータ信号Vxを、走査制御回路20による制御信号Xctrにしたがって1〜n列目のデータ線114にデータ信号X1〜Xnとして供給するものである。詳細には、データ線駆動回路140は、水平帰線期間(Hb)では、セット信号またはプリチャージ信号に基づくデータ信号Vxを、1〜n列目のデータ線114に一斉に供給し、水平有効走査期間(Ha)では、1列目からn列目までのデータ信号Vxを、1〜n列目のデータ線114に順番にサンプリングする。
次に、液晶表示装置1の動作について説明する。
まず、ある行(便宜的にi行とする)の映像信号Vid-inが供給される水平走査期間(H)の動作について図8を参照して説明する。
水平走査期間(H)における水平帰線期間(Hb)のうち、時間的に前側のセット期間(Hs)においてセレクター32は、入力端aを選択する。このため、セレクター32から出力される映像信号Vid-outは、セット信号を指定する信号Vstとなり、D/A変換回路34によって例えば正極性の電圧Vw(+)に変換されて、データ信号Vxとして出力される。なお、電圧Vwt(+)は、正極性の白レベルに相当するデータ信号であり、液晶素子120の画素電極118に印加されたときに、当該液晶素子120の印加電圧を光学的飽和閾値Vsat以上とさせる電圧の一例である。
セット期間(Hs)においてデータ線駆動回路140は、電圧Vwt(+)のデータ信号Vxを1〜n列のデータ線114に一斉に供給する。
一方、i行目の映像信号Vid-inが供給される水平走査期間(H)のうち、水平有効走査期間(Ha)では、走査信号YiがHレベルとなるが、それに先立つセット期間(Hs)では、p行だけ下方の走査信号Y(i+p)がHレベルとなる。
走査信号Y(i+p)がHレベルであれば、(i+p)行目のTFT116がオン状態になるので、データ線114にサンプリングされた電圧Vwt(+)のデータ信号は、オン状態にあるTFT116を介して画素電極118に印加される。これにより、(i+p)行1列〜(i+p)行n列の液晶素子には、画素電極118を高位側として、電圧Vwt(+)と電圧LCcomとの差に相当するセット電圧が印加されることになる。
水平帰線期間(Hb)において、セット期間(Hs)の次は、時間的に後側のプリチャージ期間(Hp)となる。プリチャージ期間(Hp)においてセレクター32は、入力端bを選択する。このため、セレクター32から出力される映像信号Vid-outは、プリチャージ電圧を指定する信号Vprとなり、D/A変換回路34によって正極性のプリチャージ電圧に変換されて、データ信号Vxとして出力される。なお、本実施形態では、正極性のプリチャージ電圧として、白レベルに相当する電圧Vwt(+)と、正極性の黒レベルに相当する電圧bk(+)との間の電圧が用いられている。
プリチャージ期間(Hp)においてデータ線駆動回路140は、データ信号Vxを1〜n列のデータ線114に一斉に供給する。これにより、1〜n列のデータ線114に、データ信号Vxの電圧にプリチャージされることになる。なお、プリチャージ期間(Hp)では、走査信号Y1〜YnがすべてLレベルであるので、すべてのTFT116がオフ状態となる。このため、プリチャージ期間(Hp)では、液晶素子120の印加電圧が変化することはない。
プリチャージ期間(Hp)の次は、水平有効走査期間(Ha)となる。水平有効走査期間(Ha)においてセレクター32は、入力端cを選択するので、映像信号Vid-outは、映像信号Vid-inとイコールである。i行目の水平有効走査期間(Ha)において、映像信号Vid-in(Vid-out)は、i行1列、i行2列、i行3列、…、i行n列の画素の階調レベルを順番に規定する。映像信号Vid-outは、D/A変換回路34によって、図8に示されるように、ここでは正極性のデータ信号Vxに変換されるとともに、データ線駆動回路140によって1〜n列目のデータ線114にデータ信号X1〜Xnとして順番にサンプリングされる。例えば、i行3列に対応するデータ信号Vxは、3列目のデータ線114にデータ信号X3としてサンプリングされる。
i行目の水平有効走査期間(Ha)では、走査信号YiがHレベルとなるので、i行目のTFT116がオン状態になる。このため、データ線114にサンプリングされたデータ信号は、オン状態にあるTFT116を介して画素電極118に印加される。これにより、i行1列〜i行n列の液晶素子には、画素電極118を高位側として、データ信号と電圧LCcomとの差に相当する電圧、すなわち階調レベルに応じた電圧が印加される。
なお、図8におけるデータ信号Vxの電圧波形は、本実施形態では、ノーマリーブラックモードとしているので、正極性であれば、基準電圧Vcntに対し、指定される階調レベルが明るくなるにつれて高位側の電圧になり、負極性であれば、基準電圧Vcntに対し、階調レベルが明るくなるにつれて低位側の電圧になる。
詳細には、データ信号Vxの電圧は、正極性であれば、白に相当する電圧Vw(+)から黒に相当する電圧Vb(+)までの範囲で、一方、負極性であれば、白に相当する電圧Vw(-)から黒に相当する電圧Vb(-)までの範囲で、それぞれ基準電圧Vcn tから階調に応じた分だけ偏位した電圧となる。
なお、電圧Vw(+)および電圧Vw(-)は、電圧Vcntを中心に互いに対称の関係にある。電圧Vb(+)およびVb(-)についても電圧Vcntを中心に互いに対称の関係にある。
ここで、基準電圧Vcntが電圧LCcomと一致していれば、データ信号の電圧と電圧LCcomと差が液晶素子に印加されることになる。
以上については、i行目の映像信号Vid-inが供給される水平走査期間(H)についての動作である。
映像信号Vid-inは、実際には1、2、3、4、…、(m−1)、m行目という順番で供給される一方、図7に示されるように、当該映像信号Vid-inが供給される垂直有効走査期間(Va)にわたって、走査信号Y1、Y2、Y3、Y4、…、Y(m−1)、Ymが順番に水平有効走査期間(Ha)でHレベルとなる。これにより、1、2、3、4、…、(m−1)、m行目の液晶素子の各々には、それぞれ映像信号Vid-inに応じた電圧が印加される。
さらに、水平有効走査期間(Ha)にて走査信号Y1、Y2、…、Y(m−1)、Ymがそれぞれ順番にHレベルとなる期間よりも、時間ΔTだけ前のセット期間(Hs)においても、それぞれ走査信号Y1、Y2、…、Y(m−1)、Ymがそれぞれ順番にHレベルになる。これにより、1、2、…、(m−1)、m行目の液晶素子の各々には、それぞれセット信号に応じたセット電圧が印加されるので、液晶分子が動き出して、横電界の影響を受けた状態から脱することになる。
なお、本実施形態では、セット期間におけるセット信号の極性と、時間ΔT後における映像信号に応じたデータ信号の極性とは、同一としている。1、2、3、…、(p−1)行目のセット期間(Hs)は、それぞれ1つ前の垂直走査期間(V)に属するが、走査制御回路20は、セット信号の極性について、時間ΔT経過したときの水平有効走査期間(Ha)におけるデータ信号の極性に一致するように、D/A変換回路34に指定する。
各行の液晶素子について時間的な経過の順でいえば、セット信号の書き込みの後、時間ΔTだけ経過した時点で映像信号に応じた電圧が書き込まれることになる。
この書き込みの推移を、表示領域101との関係で示したものが図9(a)および(b)である。このうち、図9(a)は、映像信号に基づくデータ信号を正極性で書き込む場合を示している。
この場合、正極性のセット信号を書き込むために走査線112がセット期間(Hs)で選択されると、その走査線に対しp行上の走査線112が、そのセット期間に続く水平有効走査期間(Ha)で選択されて、正極性のデータ信号が書き込まれる。選択される走査線は、いずれもp行の間隔を保って上から下方向に向かう。
なお、選択走査線の下側領域は、書き換わる前、すなわち前の選択によって書き込まれた信号の保持領域であり、選択走査線の上側領域は、選択により書き換わった信号の保持領域である。また、図において、セット信号を書き込むために選択された走査線112は、時間ΔT経過後に、映像信号が書き込まれるために再び選択される。
図9(b)は、映像信号に基づくデータ信号を負極性で書き込む場合を示しており、負極性のセット信号を書き込むために走査線112が選択されると、その走査線に対しp行上の走査線112が選択されて、負極性のデータ信号が書き込まれることを示している。
このように本実施形態において、各液晶素子は、前の垂直走査期間における映像信号に応じた電圧を印加したときに横電界の影響を受けたとしても、セット電圧の印加によって液晶分子が動き出すので、横電界の影響を受けた状態から脱する。そして、この脱した状態において次の垂直走査期間における映像信号に応じた電圧が液晶素子に印加される。したがって、本実施形態では、リバースチルトドメインに起因する表示上の不具合の発生を抑えることが可能となる。
また、本実施形態では、液晶パネル100の構造を変更する必要がないので、開口率の低下を招くこともないし、また、構造を工夫しないで既に製作された液晶パネルに適用することも可能である。
くわえて、本実施形態では、セット電圧を特定の画素に対してはなく、表示すべき画像とは無関係に一律に印加するとともに、セット電圧の保持期間に相当する時間ΔTを応答時間Trよりも短く設定しているので、セット電圧による透過率の変化や、表示違反の状態(すなわち映像信号に基づかない画像が表示される状態)を、ユーザーにほとんど知覚させないことが可能である。
また、映像信号Vid-inを解析する必要がないので、回路構成が複雑化することも防止できる。
さらに、本実施形態では、セット期間におけるセット信号の極性と、時間ΔT後における映像信号に応じたデータ信号の極性とは同一としたので、映像信号に応じたデータ信号を書き込む直前の状態は、セット電圧が印加された状態に揃う。このため、交流駆動による極性のバランスを保ちつつ、均一な書き込みが可能となる。さらに、セット電圧は、光学的飽和電圧Vsat以上の高い電圧であるので、映像信号に応じたデータ信号の書き込みは、応答が速い放電方向になる確率が高くなって、映像信号に応じたデータ信号を十分に書き込むことが可能となる。特に、本実施形態では、セット信号をノーマリーブラックモードにおいて最高の白レベルの電圧としているので、映像信号に応じたデータ信号の書き込みは、白レベルとなる場合を除き、必ず放電方向とさせることができる。
本発明は、上述した実施形態に限られず、様々な応用・変形が可能である。
例えば、特開2004−177930号公報に記載された領域走査方式、詳細には、1、(m/2+1)、2、(m/2+2)、3、(m/2+3)、4、(m/2+4)、…、行目というようにm行の半数だけ走査線を飛び越した順番で選択するとともに、このうち、例えば1、2、3、…行の選択によって映像信号に基づくデータ信号を正極性で書き込み、(m/2+1)、(m/2+2)、(m/2+3)、…行の選択により当該映像信号に基づくデータ信号を負極性で書き込む技術にも適用可能である。
例えば図10に示されるように、映像信号を正極性に変換したデータ信号を書き込むために走査線112を選択するとき、当該選択よりも時間ΔTだけ前に、当該走査線112を選択して正極性のセット信号を書き込む一方、映像信号を負極性に変換したデータ信号を書き込むために走査線112を選択するとき、当該選択よりも時間ΔTだけ前に、当該走査線112を選択して負極性のセット信号を書き込む構成としても良い。
この構成によって、クロストークを抑制することができるとともに、画面内の均一性を確保した上で、リバースチルトドメインに起因する表示上の不具合の発生を抑えることが可能となる。
ところで、上述したように時間ΔTについては1ミリ秒以下に設定すると、セット電圧の印加による透過率変化をほとんど生じさせない。しかしながら、時間ΔTを応答時間Trに近い値に設定すると、ノーマリーブラックモードであれば、セット電圧が印加された液晶素子の透過率は、最終的に100%に近くなる(図5の(b)参照)。このため、画面の全体が明るく(白く)なる白化現象が生じてしまう可能性がある。
一方で、セット電圧を印加する液晶素子の比率を100%から下げ、セット電圧を印加しない代わりに、暗い階調の電圧を液晶素子に印加する構成にすると、白化現象の程度を下げることができるが、配列を考慮せずに比率を下げると、リバースチルトドメインの発生を抑える、という本来の効果が期待できなくなる。
ここで、セット電圧が印加されない液晶素子であっても、セット電圧が印加された(すなわち液晶分子が動き出した)状態の液晶素子と隣接していれば、横電界の影響を受けにくいとされる。このため、例えば、図11の(a)に示されるように、セット電圧を印加する液晶素子(画素)を1列おきとする構成、詳細には、データ線駆動回路140が、セット期間(Hs)において、例えば奇数列のデータ線のみにセット信号を印加し、偶数列のデータ線については、オフ信号(すなわちノーマリーブラックモードにおいて画素を暗くさせるデータ信号)を印加する構成としても良い。
また、図11の(b)に示されるように、セット電圧を印加する画素を1行おきとする構成、詳細には、データ線駆動回路140が、セット期間(Hs)に例えば奇数行の走査線が選択されたときには1〜n列のデータ線にセット信号を供給し、セット期間(Hs)に偶数行の走査線が選択されたときには1〜n列のデータ線にオフ信号を供給する構成としても良い。
あるいは、図11の(c)に示されるように、図11の(a)および(b)を組み合わせて、セット電圧を印加する画素を1画素おきの市松模様とする構成、詳細には、データ線駆動回路140が、セット期間(Hs)に例えば奇数行の走査線が選択されたときには奇数列のデータ線にセット信号を供給し、偶数列のデータ線にオフ信号を供給するとともに、セット期間(Hs)に偶数行の走査線が選択されたときには奇数列のデータ線にオフ信号を供給し、偶数列のデータ線にセット信号を供給する構成としても良い。
これらの三構成によれば、いずれも時間ΔTを応答時間Trに近い値に設定したときであっても、ノーマリーブラックモードの白化現象の抑制とリバースチルトドメインの低減とを両立させることが可能となる。
なお、図11の(a)、(b)または(c)を、図10に示した領域走査方式に適用しても良いのはもちろんである。
各実施形態において、液晶素子120は、透過型に限られず、反射型であっても良い。さらに、液晶素子120は、ノーマリーブラックモードに限られず、例えばTN方式として、電圧無印加時において液晶素子120が白状態となるノーマリーホワイトモードとしてもよい。ノーマリーホワイトモードとしたとき、液晶素子120の印加電圧と透過率(反射率)との関係は、図4の(b)に示されるようなV−T特性で表され、印加電圧が高くなるにつれて透過率が減少する。また、ノーマリーホワイトモードとしたとき、液晶素子120の応答特性は、図5の(c)に示されるようなものとなる。
なお、ノーマリーブラックモードにおける白化現象は、ノーマリーホワイトモードとしたときには、黒化現象となる。ただし、オフ信号が画素を明るくするデータ信号となるので、図11の(a)〜(c)を採用すると、黒化現象の低減が可能となる。
<電子機器>
次に、上述した実施形態に係る液晶表示装置を用いた電子機器の一例として、液晶パネル100をライトバルブとして用いた投射型表示装置(プロジェクター)について説明する。図12は、このプロジェクターの構成を示す平面図である。
この図に示されるように、プロジェクター2100の内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット2102が設けられている。このランプユニット2102から射出された投射光は、内部に配置された3枚のミラー2106および2枚のダイクロイックミラー2108によってR(赤)色、G(緑)色、B(青)色の3原色に分離されて、各原色に対応するライトバルブ100R、100Gおよび100Bにそれぞれ導かれる。なお、B色の光は、他のR色やG色と比較すると、光路が長いので、その損失を防ぐために、入射レンズ2122、リレーレンズ2123および出射レンズ2124からなるリレーレンズ系2121を介して導かれる。
このプロジェクター2100では、液晶パネル100を含む液晶表示装置が、R色、G色、B色のそれぞれに対応して3組設けられる。ライトバルブ100R、100Gおよび100Bの構成は、上述した液晶パネル100と同様である。R色、G色、B色のそれぞれの原色成分の階調レベルを指定するに映像信号がそれぞれ外部上位回路から供給されて、ライトバルブ100R、100Gおよび100がそれぞれ駆動される構成となっている。ライトバルブ100R、100G、100Bによってそれぞれ変調された光は、ダイクロイックプリズム2112に3方向から入射する。そして、このダイクロイックプリズム2112において、R色およびB色の光は90度に屈折する一方、G色の光は直進する。したがって、各原色の画像が合成された後、スクリーン2120には、投射レンズ群2114によってカラー画像が投射されることとなる。
なお、ライトバルブ100R、100Gおよび100Bには、ダイクロイックミラー2108によって、R色、G色、B色のそれぞれに対応する光が入射するので、カラーフィルタを設ける必要はない。また、ライトバルブ100R、100Bの透過像は、ダイクロイックプリズム2112により反射した後に投射されるのに対し、ライトバルブ100Gの透過像はそのまま投射されるので、ライトバルブ100R、100Bによる水平走査方向は、ライトバルブ100Gによる水平走査方向と逆向きにして、左右を反転させた像を表示する構成となっている。
電子機器としては、図12を参照して説明したプロジェクターの他にも、テレビジョンや、ビューファインダー型・モニタ直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、デジタルスチルカメラ、携帯電話機、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種の電子機器に対して、上記液晶表示装置が適用可能なのは言うまでもない。
1…液晶表示装置、30…変換回路、32…セレクター、34…D/A変換回路、100…液晶パネル、100a…素子基板、100b…対向基板、105…液晶、108…コモン電極、118…画素電極、120…液晶素子、130…走査線駆動回路、140…データ線駆動回路、2100…プロジェクター

Claims (9)

  1. 複数本の走査線と複数本のデータ線との交差に対応して設けられ、各々は、
    画素電極とコモン電極とにより液晶が挟持された液晶素子と、
    前記走査線に選択電圧が印加されたときに、前記画素電極と前記データ線との間で導通状態となるスイッチング素子と、
    を有する画素と、
    前記複数本の走査線を、時間的に間隔をおいた映像書込期間で選択して、選択した走査線に前記選択電圧を印加し、
    前記複数本の走査線のうち、一の走査線に対し、前記映像書込期間で前記選択電圧を印加するタイミングよりも所定時間前の前記間隔に含まれるセット期間で選択して、選択した走査線に前記選択電圧を印加する走査線駆動回路と、
    前記映像書込期間では、前記画素に前記データ線を介して映像信号に応じた電圧のデータ信号を供給し、
    前記セット期間では、前記画素に前記データ線を介して所定電圧のセット信号を供給するデータ線駆動回路と、
    を有し、
    前記所定時間は、前記液晶素子の透過率または反射率が0から100%に変化するときに要する応答時間または100から0%に変化するときに要する応答時間よりも短い
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記所定時間は、1ミリ秒以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記セット信号は、前記液晶素子の印加電圧を光学的飽和電圧以上にさせる電圧である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記映像書込期間は、前記映像信号の水平有効走査期間であり、
    前記セット期間は、前記映像信号の水平帰線期間に含まれる
    ことを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記データ線駆動回路は、前記セット信号および前記データ信号を、所定電位を基準とした正極性または負極性の供給するものであって、
    前記一の走査線に対して、前記選択電圧が前記セット期間に印加された後に、前記水平有効走査期間に印加されるとき、
    当該セット期間に供給するセット信号および当該水平有効走査期間に供給する前記データ信号を同極性とする
    ことを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記データ線駆動回路は、
    前記セット期間において前記複数本のデータ線に対し、前記セット信号と前記セット信号以外の信号とを交互を供給する
    ことを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  7. 前記データ線駆動回路は、
    前記セット期間において前記複数本のデータ線に前記セット信号を供給すること、および、次のセット期間において前記複数本のデータ線に前記セット信号以外の信号を供給すること
    を繰り返すことを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  8. 複数本の走査線と複数本のデータ線との交差に対応して設けられた画素を複数有し、各画素は、それぞれ
    画素電極とコモン電極とにより液晶が挟持された液晶素子と、
    前記走査線に選択電圧が印加されたときに、前記画素電極と前記データ線との間で導通状態となるスイッチング素子と、
    を有する液晶表示装置の駆動方法であって、
    前記複数本の走査線を、時間的に間隔をおいた映像書込期間で選択して、選択した走査線に前記選択電圧を印加し、
    前記複数本の走査線のうち、一の走査線に対し、前記映像書込期間で前記選択電圧を印加するタイミングよりも所定時間前の前記間隔に含まれるセット期間で選択して、選択した走査線に前記選択電圧を印加し、
    前記映像書込期間では、前記画素に前記データ線を介して映像信号に応じた電圧のデータ信号を供給し、
    前記セット期間では、前記画素に前記データ線を介して所定電圧のセット信号を供給し、
    前記所定時間は、前記液晶素子の透過率または反射率が0から100%に変化するときに要する応答時間または100から0%に変化するときに要する応答時間よりも短い
    ことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  9. 請求項1乃至7のいずれかに記載された液晶表示装置を有する電子機器。
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