JP2011058755A - 浴室暖房ユニットの取付け用具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】浴室暖房ユニット50が挿入される開口部22aを囲む枠状であって、開口部22aの周辺に浴室暖房ユニットを固定するための機器固定部26と、浴室天井裏にある構造体に支持される支持部36とを有する枠状体22を備え、機器固定部26は浴室天井よりも下側に配置され、枠状体22の外周縁で囲まれる領域が浴室天井に既に開けられている天井穴を覆い隠せる大きさとされており、さらに、支持部36は機器固定部26の周辺に配置されており、枠状体22の浴室天井側の面には、天井穴70aの内面に当接するように起立した突出部が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
図23は、従来の浴室暖房乾燥機の取り付け構造例を示す図である(例えば、特許文献1参照)。
この図のように、浴室暖房乾燥機1は、浴室天井3と建物側天井2との間に配置して、浴室天井3に設けられた560×430mmの天井穴4から浴室側に露出させている。この点、浴室暖房乾燥機1は、熱交換器が内蔵されているので重く、しかも、熱源用の湯が熱交換器内に入るとさらに重量が増す。このため、浴室暖房乾燥機1を浴室天井3、特にユニットバスの天井に直接載せる方法では浴室天井3が抜けてしまう。そこで、建物側天井(例えば、戸建ての張り、マンション等では上の階の住宅の床面等)2からボルト等6をつり下げ、このボルト等6に浴室暖房乾燥機1をつり下げることで、浴室天井3に浴室暖房乾燥機1の重さがかからないようにしている。
そして、建物やユニットバスの寿命に対して寿命の短い浴室暖房乾燥機は、買換・交換が必要になるため、需要者は小型の浴室暖房ユニットを購入する場合がある。ところが、新しい小型の浴室暖房ユニットを取付けようとすると、従来から設けられていた天井穴では孔が大き過ぎ、また、建物側天井の根太やユニットバス天井裏の角材等の構造体も上手く利用できない恐れがあり、これらが無駄になってしまう。
ここで、例えば高さのあるミスト機能付き浴室暖房ユニットが浴室天井裏に入りきらず、浴室天井から下側にはみ出してしまった場合であっても、枠状体の機器固定部は、浴室天井よりも下側に配置されているため、浴室天井よりも下側にある当該ユニットの取り付け部を機器固定部に接続することもできる。
そして、このような枠状体は、その外周縁で囲まれる領域が、浴室天井に既に開けられている天井穴を覆い隠せる大きさとされている。したがって、小型の浴室暖房ユニットを取り付けた際、そのユニットで隠しきれなかった天井穴の一部があっても、枠状体がその目隠しになる。
ところで、このように支持部を機器固定部の周辺に配置するということは、逆に支持部と接続される例えばボルトと天井穴の内面とが離間することになる。しかも、枠状体は浴室天井よりも下側に配置されている。そうすると、浴室内に衣服を干すための物干し竿が当たったり、或いは地震が起きたりすると、シャンデリアのように枠状体は大きく揺れてしまう(初期微動のP波ではなく主要動のS波によって揺れてしまう)ことが判明した。そして、この揺れにより、例えば入浴中に天井穴の中の暗闇が覗けるようになったりして、使用者に恐怖心を抱かせ、また、浴室天井と枠状体とが衝突したり擦れたりして音が発生し、さらに恐怖心を煽ると同時に機器の破損の原因にもつながる。ところが、本発明の場合、枠状体の浴室天井側の面には、天井穴の内面に当接するように起立した突出部が設けられている。したがって、枠状体が揺れようとしても、この突出部が天井穴の内面に当接して、その揺れを防止する。しかも、この突出部は、枠状体を取り付ける際に位置決めになって、例えば取りつけナットを締めた場合に枠状体が回動して位置がずれやすいといった問題が起き難く、役に立つ。特に、狭い浴室内の一人での取付け作業に際しての利便性は大きい。
ところで、長年、浴室暖房ユニットを設置していた場合、浴室天井を若干持ち上げるような形態で取付けられて浴室天井に歪みが生じている可能性があり、ユニットバスの天井の場合はなお更である。一方、化粧カバー部は新しく、そのような歪みがない。そうすると、化粧カバー部の壁部の端面近くにある浴室天井の歪みが、その対比によって目立ってしまう。ところが、本発明は、長手方向に沿った壁部が、浴室天井に当接しないように切り欠き部を有している。したがって、壁部端面を浴室天井から遠ざけて、浴室天井の歪みが分かり難くすることができる。特に、長手方向に沿った壁部は長いことから当該歪みを目立たせ易く、このため、長手方向の壁部に切り欠き部を設けることの意義は大きい。
〔浴室暖房ユニット及び取付け用具の全体構成と設置方法等〕
先ず、本発明の浴室暖房ユニットの取付け用具の理解が容易になるように、本取付け用具を使用した浴室暖房ユニットの設置方法と、当該設置し終えた状態の全体の概略構成を、図1及び図2をもって説明する。
図1及び図2は、買い替え乃至交換前の浴室暖房ユニット(以下、「旧式暖房ユニット」という)が設置されていた天井穴70a等を利用して、新しい浴室暖房ユニット50を設置する図であり、図1は、本発明の実施形態に係る浴室暖房ユニットの取付け用具(以下、「取付け用具」という)20を用いて、浴室暖房ユニット50を設置した使用状態図、図2は、図1の取付け用具20と浴室暖房ユニット50等に関する概略分解斜視図である。
図1に示すように、買い替え乃至交換された小型の浴室暖房ユニット50は、浴室側から浴室の天井穴70aへ挿入され、その温風の吹出し口58b等が浴室72に露出するようにして、浴室天井70と建物側天井60との間の空間Sに配置されている。なお、浴室暖房ユニット50を天井裏に挿入するための天井穴70aの開口面積は、旧式暖房ユニットの寸法に合わせて、例えば560×430mmである。
浴室暖房ユニット50は、浴室暖房機、浴室暖房乾燥機、及びミスト機能付きの浴室暖房乾燥機を含む機器であり、温水式や電気式を問わない。本実施形態の浴室暖房ユニット50は、その例示として、浴室に温風とミストを吐出すると共に換気を行う機能を有するミスト機能付き浴室暖房乾燥機が図示してある。
この浴室暖房ユニット50は、旧式暖房ユニットに比べて、水平方向の寸法が小さく、天井穴の開口面積が仮に410×285mmであっても設置できる大きさである。一方、高さ方向の寸法については旧式暖房ユニットに比べて大きく、図1の場合、浴室天井70と建物側天井60との距離H1よりも大きいため、浴室天井70よりも下側(浴室床側)に飛び出ている。
機器本体51は、図1に示すように、ガス給湯器等の熱源機(図示せず)から温水配管52を通じて供給された温水を、胴部に内蔵した熱交換器54で熱交換して温風にし、これをフロントパネル58の吹出し口58bから浴室内72に送風するようになっている(暖房機能)。また、機器本体51は、ファン59でフロントパネル58の吸気口58aから湿気を含んだ空気を吸い込む換気機能を有しており、この換気機能を有効に発揮させるため、浴槽74の真上に設置されている。また、機器本体51は、温水配管52とは別の配管である給水管56から送られてくる水を温水にして、これをフロントパネル58のノズル噴出し口58cから噴霧するミスト機能を有している。前記暖房機能と換気機能を同時に行う乾燥機能もまた有している。
取付け用具20は、浴室暖房ユニット50を設置するためもので、アダプターと言うこともでき、図1及び図2に示すように、全体的には厚い板状であって枠状の外観を呈し、枠状体22と化粧カバー部24を有している。
枠状体22は、取付け用具20の技術的機能を主に担うもので、アダプター本体と言うこともでき、化粧カバー部24がなくても、これのみをもって後述する様々な機能を充足できる。この枠状体22は、浴室天井70の裏側空間Sにある構造体と接続され、吊った状態に支えられており、本実施形態の場合、建物側天井60の梁や根太、或いはマンションの場合は上の階の住宅の床面等から垂直に下げられた長いボルト62に接続して吊られている。
具体的には、図2に示すように、枠状体22は、中央領域に形成された開口部22aを囲む枠状とされ、この開口部22aの中心に向かって張り出す機器固定部26と機器本体51のフランジ部51aとがネジやビス等で接続されている。
なお、枠状体22は、金属製の板材を適宜折り曲げ加工、ないし複数の金属製の板材を接合して形成されており、本実施形態の場合は、錆を考慮してステンレス鋼(例えばSUS430)が採用されている。
浴室暖房ユニット50を設置する前に、枠状体22を先ず設置する。
具体的には、図2に示すように、既に建物側天井60に設置してある古いボルト66に、ボルト取付け用補助金具64を介して、新しいボルト62を連結する。補助金具64は、ボルトの位置を枠状体22の支持部36の位置に合わせて内側にするための金具である(この点については後で詳細に説明する)。この補助金具64は、新しいボルト62を留めるための長円状の孔64bが建物側天井60と平行になるようにして、古いボルト66の位置から延伸し、縦断面が建物側天井60側に向かって開放した略コの字又は略Uの字状となっている。そして、この補助金具64の孔64bに新しいボルト62を挿通して接続する。なお、上述したように、浴室暖房ユニット50は浴室天井70よりも下側(浴室床側)に飛び出るため、新しいボルト62はそれに合わせて長さを決める。
次いで、枠状体22の開口部22aの下側(浴室床側)から浴室暖房ユニット50の機器本体51を挿入し、枠状体22の開口部22aに張り出す機器固定部26と機器本体51のフランジ部51aとをネジやビス等で接続することで、機器本体51と枠状体22とを接続する。
次いで、機器本体51のフランジ部51aにフロントパネル58を接続し、その後、枠状体22の側面に設けられた化粧カバー取付け部28にネジ留めなどして、枠状体22に化粧カバー部24を接続する。
浴室暖房ユニット50及び取付け用具20の全体構成や設置方法等の概略は以上の通りであり、次に、枠状体22について、上述した図1及び図2に加え、図3及び図4を用いてさらに詳細に説明する。
図3は図1の取付け用具20の枠状体22であり、図3(a)は枠状体22を浴室側から見た概略斜視図、図3(b)は枠状体22を天井裏側から見た概略斜視図である。また、図4は図3(b)のA−A概略断面図である。
枠状体22は、天井穴に比べて小さな開口面積からなる開口部22aが、浴室側及び天井裏側から視認して天井穴と重なるように設置されている。また、開口部22aは、浴室暖房ユニットの水平方向の外形、及び取り付け手段に対応した形状とされ、本実施形態の場合は、図4のように、二点鎖線で示される機器本体51の胴部51b(図2も参照)の水平方向の外形に対応した長方形状とされている。
また、本実施形態の浴室暖房ユニットはミスト機能付きの機器であって、浴室天井より下側(浴室床側)に突出するため、その突出した長さに合わせて、図4に示すように、機器固定部26も浴室天井70より下側(浴室床側)に配置されている。
この第2の機器固定部30は、浴室暖房ユニットが開口部22aに挿入できない大きさである場合において、当該浴室暖房ユニットを接続するために用いられる。すなわち、設置する新しい浴室暖房ユニットが、例えば、図2の浴室暖房ユニット50よりも水平方向の面積が大きい電気式の浴室暖房乾燥機EB(図4参照)であった場合、これを第2の機器固定部30の水平な先端部34aにビス等で固定できるようにしている。なお、図3の第2の機器固定部30は、開口部22aの周縁部全体が下側に垂直に突出(図3の場合、30mm突出)して筒状とされた後、先端部34aが水平かつ外側に曲げられてフランジ状を形成している。
具体的には、図4に示すように、第1の機器固定部26及び第2の機器固定部30を、枠状体22の開口部22aの周縁部22bに一緒に接続している。すなわち、主面22fの板厚が1mmである枠状体22の開口周縁部22bに、板厚0.6mmの断面L字状の金属板32を、板厚1mmの第1の機器固定部26と共にネジやビス等25で着脱可能に接続し、この金属板32の下側に垂直に突出した突出部又は筒状部32aに、板厚1mmの断面L字状の金属板34が接合されている(つまり、金属板32,34で第2の機器固定部30が構成されている)。
かくして、本実施形態の枠状体22によれば、高さ方向の寸法や水平方向の面積が異なる様々な浴室暖房ユニットを取り付けることができる。
この支持部36は、機器固定部26の周辺に配置されている。このように、支持部36を機器固定部26の周辺に配置したのは、枠状体22の変形を防止するためである。すなわち、古いボルト66(図2参照)を転用して支持する等すると、支持部36と機器固定部26との距離が離れ、支持部36と機器固定部26との距離が離れるほど、図3(a)の二点鎖線で示すように、軽くするために全体が板状に形成された枠状体22は浴室暖房ユニットの重みで撓んでしまう恐れがある。このため、本実施形態の場合、第1及び第2の機器固定部26,30が接続されている開口部22aの周縁付近に、支持部36が形成されている。なお、支持部36は、長方形状の開口部22aの周縁四隅付近、つまり、複数の第1の機器固定部26,26,26,26の夫々の近くに形成されている。
この点、この段差部33の機能を説明する前に、枠状体及び浴室暖房ユニットの取付け構造を、図6及び図7を用いてさらに詳細に説明する。
図6は支持部周辺の概略縦端面図であり、図7は浴室暖房ユニットの取り付け構造を説明するための模式図である。なお、図7の右側半分は段差部33を設けた状態を、左側半分は当該段差部を設けていない状態を示している。
次に、化粧カバー部24について、上述した図1〜図4に加え、図8〜図10を用いて詳細に説明する。
図8は、本実施形態に係る取付け用具の化粧カバー部であり、図8(a)はこれを浴室側から見た概略斜視図、図8(b)は天井裏側から見た概略斜視図である。また、図9は、枠状体と化粧カバー部とを接続した取付け用具を浴室側から見た概略正面図、図10は本実施形態に係る取付け用具を用いて設置した浴室暖房ユニットを浴室側から見た概略斜視図である。なお、図10の一点鎖線で囲った図は、図10の実線の円で囲った部分の概略拡大縦断面図(厚み方向に切断して、図10の奥側を視た図)である。
本実施形態の化粧カバー部24は、全体的に水平方向から見て、キノコの天地を逆さにしたような傘状体を有しており、具体的には、図8(a)に示すように、浴室天井から下方に延びる壁部24a等(キノコの茎部分)と、この壁部24a等の端部から水平方向に延びて鍔状とされた主面24e(キノコの傘部分)とを有する。
また、化粧カバー部24は中央領域に開口部80を有し、枠状体と接続した状態において、開口部80からは下側(浴槽側)から見て、図9のように枠状体22の第1及び第2の機器固定部26,30が露出している。なお、この開口部80には、図10に示すように、浴室暖房ユニットのフロントパネル58が挿入され、浴室暖房ユニット50を設置し終えた状態では、図9に示す枠状体22の第1及び第2の機器固定部26,30も視認不可となる。
すなわち、上述のように、浴室天井に歪みが生じている場合、枠状体22の平坦面(外周縁部)48(図4参照)をビス等で浴室天井に連結させて、その歪みを矯正するが、それでも歪みが残る場合がある。この場合、壁部24a,24b,24c,24dを浴室天井に接触させると、壁部24a等の平坦な端面との対比において、浴室天井の歪みが目立ってしまう。特に、長手方向に沿った壁部24b,24d付近の浴室天井については、その長さから当該歪みが目立ち易い。そこで、長手方向(図8のY方向)に沿った壁部24b,24dの端面を浴室天井から遠ざけて、浴室天井の歪みを分かり難くしている。
なお、このように切り欠き部86を形成することで、長手方向に沿った領域については、浴室側から化粧カバー部24の内側が視認可能とされるが、本実施形態の枠状体は、図3及び図10に示すように、切り欠き部86に対応した位置の端部22eが、浴室床側に折り曲げられている。したがって、切り欠き部86を設けたとしても、そこから中が見えることもない。
また、化粧カバー部24には、軽量化と強度を図ると共に、フロントパネル58と開口部80との間の隙間から奥が覗けないようにするため、その枠状を形成する開口部80の周縁全体が、浴室天井側に向かって垂直に延伸した折り返し部84が設けられている。
さらに、この見られたくない部分の下からの視認防止について説明すれば、化粧カバー部24の鍔状の主面24e及び前記縁状部31も、その機能を発揮する。
すなわち、上述のように、化粧カバー部24の主面24eは鍔状であって、壁部24a等よりも水平方向の外側に延びた傘状であるため、固定用ビス保護以外にも、壁部24a等との対比において目立ち易い浴室天井面の歪みが入浴者から見え難くする役割も有する。
また、上述のように、点接触用突起体37により、ゆがみ補正と、水滴排出を確実にする隙間を作ったが、この隙間があるがゆえに、光の差さない奥が隙間から暗闇として見えてしまう。そこで、浴室暖房ユニットの機器本体とフロントパネルとに挟まれる縁状部31を設けることで、点接触用突起体37で形成された隙間を終わらせている。
そして、第1の機器固定部26は浴室天井よりも下側に配置されるため、浴室天井よりも下側にはみ出す浴室暖房ユニットでも取り付けることができる。また、第1の機器固定部26に比べて外側に配置された第2の機器固定部30により、水平方向の面積が大きな浴室暖房ユニットでも取り付けることができる。かくして、取付け用具20は、様々な寸法を有する浴室暖房ユニットに対応できる取り付けアダプターとなる。
従って、この取付け用具20により、大型の旧式暖房ユニットから、小型で新式の温水式浴室暖房ユニットに変更できるのは勿論のこと、小型だけれど高さのある新式のミスト機能付き温水式浴室暖房ユニットへ変更することもできる。また、大型の旧式暖房ユニットから電気式浴室暖房ユニットへ変更することもできる(この場合、第2の機器固定部を利用可能)。この点、例えば家族4人いたときは、ランニングコストが安いものの機器の価格が高い旧式暖房ユニットを使用していたが、家族構成が変化して、2人になった時には、ランニングコストが高いものの機器の価格が安い電気式の浴室暖房乾燥機に使用を変更する場合などに意義は大きい。また、電気式浴室暖房ユニットから小型で新式の温水式浴室暖房ユニットに変更することも勿論できる。
しかも、枠状体22の支持部36は機器固定部26の周辺に配置されているため、枠状体22の変形を有効に防止し、さらに、このように支持部36を機器固定部26の周辺に配置したとしても、突出部40bにより地震等による揺れを防止できる。かくして、使用に際して支障のない取付け用具20を提供できる。
例えば、枠状体の突出部40は、図3(b)の枠状体の各変形例である図11に示すような形態としても、枠状体22の水平方向の揺れを防止できる。すなわち、図11(a)の突出部40−1は四角柱であり、矩形状の天井穴70aの対角線LB上にある2つの角部に合わせて、2本配置されている。このような構成でも、一つの四角柱の隣接する2側面が天井穴70aの隣接する2つの内面を規制できる。また、図11(b)の突出部40−2は斜めに配置された平板状であるが、この場合でも、天井穴70aの対角線上にある2つの角部に合わせて配置することで、一つの突出部40−2の上下方向に沿った側面が天井穴70aの隣接する2つの内面を規制できる。また、図11(c)の突出分40−3は、天井穴70aの4辺の内面それぞれに対応して設けられている。
また、本発明の機器固定部や支持部の位置や数などは、以上の形態に限られるものではなく、取り付けようとする浴室暖房ユニットに合わせて、適宜選択される。例えば、第2の機器固定部は、図4に示すように、複数枚の金属板32,34からではなく、図6に示すように、一枚の金属板を折り曲げ加工して形成してもよい。
Claims (7)
- 浴室暖房ユニットが挿入される開口部を囲む枠状であって、
前記開口部の周辺に前記浴室暖房ユニットを固定するための機器固定部と、
浴室天井の裏側空間にある構造体に支持される支持部と
を有する枠状体を備え、
前記機器固定部は、前記浴室天井よりも下側に配置され、
前記枠状体の外周縁で囲まれる領域が、前記浴室天井に既に開けられている天井穴を覆い隠せる大きさとされており、
さらに、前記支持部は、前記機器固定部の周辺に配置されており、
前記枠状体の前記浴室天井側の面には、前記天井穴の内面に当接するように起立した突出部が設けられている
ことを特徴とする浴室暖房ユニットの取付け用具。 - 前記枠状体の浴室床側の面には、前記枠状体を化粧するための枠状の化粧カバー部が配置されるようになっており、
前記化粧カバー部の主面は、取付けられた際、前記浴室床側に凸となるように湾曲している
ことを特徴とする請求項1に記載の浴室暖房ユニットの取付け用具。 - 前記化粧カバー部は、取付けられた状態において、前記枠状体の水平方向の四方を囲む壁部を有しており、
この四方を囲む壁部のうち長手方向に沿った壁部は、前記浴室天井に当接しないように切り欠き部を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の浴室暖房ユニットの取付け用具。 - 前記化粧カバー部は、その枠状を形成する開口側周縁に、浴室天井側に向かって延びる折り返し部が設けられており、この折り返し部のうち、前記主面を湾曲にすることで形成された最も床側に凸とされた部分に貫通孔を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の浴室暖房ユニットの取付け用具。
- 前記枠状体及び前記化粧カバー部を取付けた状態において、前記枠状体は、前記切り欠き部に対応した位置の端部が、浴室床側に折り曲げられていることを特徴とする請求項3に記載の浴室暖房ユニットの取付け用具。
- 前記枠状体は、ビスや接着剤等の固着具により前記浴室天井と密着するようにした平坦面を有していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の浴室暖房ユニットの取付け用具。
- 前記枠状体の前記平坦面には、前記固着具としてのビス等のネジ類を打ち込むための穴が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の浴室暖房ユニットの取付け用具。
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