JP2009014325A

JP2009014325A - 熱源装置

Info

Publication number: JP2009014325A
Application number: JP2007180010A
Authority: JP
Inventors: Shuichi Nakano; 秀一中野; Koichi Kotani; 浩一小谷
Original assignee: Toshiba Carrier Corp
Current assignee: Toshiba Carrier Corp
Priority date: 2007-07-09
Filing date: 2007-07-09
Publication date: 2009-01-22

Abstract

【課題】安価で錆の発生がなく、据付時などに安全な固定脚を備えた熱源装置の室外機を提供する。
【解決手段】本熱源装置の室外機は、筐体を据付面に固定する固定脚が上方に開口し下面が面状で断面コ字状の細長部材からなり、この細長部材の両端に設けられる固定部が筐体の底面から露出し、筐体を据付面に固定し、かつ固定部の開口の端面が折り返えされて端面隠し構造である。
【選択図】図３

Description

本発明は熱源装置に係り、特に固定脚の形状を改良した熱源装置に関する。

一般に空気調和機やヒートポンプ式給湯機などの熱源装置は、室外熱交換器、送風機及び機械部を収納する筐体の底部に設けた固定脚を介して据付面に据付けられる。

図４に示すように、空気調和機の室外機２１は、筐体２２を備え、この筐体２２の底部には金属製の固定脚２３が設けられる。

図５及び図６に示すように、固定脚２３は下方に向かって開口するコ字状断面を有する細長部材の支持部２４と、この支持部２４の両端に設ける平板状の固定部２５、２６からなり、支持部２４の取付面２７に、中心線上に３個穿設した取付孔２７ａを介して、固定部２５、２６が露出するように筐体２２の底部に取付けられる。

固定脚２３を取付けた室外機２１は、固定脚２３を介して据付面に据付けられ、固定部２５、２６を介してねじにより据付面に固定される。

固定脚２３は、取付面２７から平行に延びる一対の平板状の支持部２８により、室外機２１の重量を支持する。

このため支持部２８には大きな強度が要求され、肉厚を増して強度を増す必要があり、高価になり、さらに、平板状の固定部２５、２６の端部２５ａ、２６ａは据付時などに安全上問題があった（例えば、特許文献１参照）。
特開２００６−１７７６２０号公報

本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、安価で、据付時などに安全な固定脚を備えた熱源装置の室外機を提供することを目的とする。

上述した目的を達成するため、本発明に係る熱源装置は、室外熱交換器、送風機及び機械部を収納する筐体と、この筐体の底面に設けられ、前記筐体を据付面に固定する固定脚とを備えた熱源装置において、前記固定脚は上方に開口し下面が面状で断面コ字状の細長部材からなり、この細長部材の両端に設けられる固定部は、前記筐体の底面から露出し、前記筐体を据付面に固定し、かつ前記固定部の周端部が折り返えされて端面隠し構造であることを特徴とする。

本発明に係る熱源装置によれば、安価で、据付時などに安全な固定脚を備えた熱源装置の室外機を提供することができる。

本発明の一実施形態に係る熱源装置について添付図面を参照して説明する。

図１は本発明の一実施形態に係る熱源装置の斜視図であり、図２はその固定脚の斜視図、図３は図２のＡ−Ａ線断面図である。

図１に示すように、本発明の一実施形態に係る熱源装置例えば空気調和機の室外機１は、いずれも図示しない室外熱交換器、送風機及び機械部を収納し空気吹出口２ａが設けられた筐体２を備え、この筐体２の底面には据付面に固定するための一対の金属製の固定脚３、３が設けられる。

図１及び図２に示すように、この固定脚３は下面４から一対の平板状の支持部５、５が平行に立上って、上方に開口する断面コ字状の細長部材からなり、筐体２を支持する支持部位には開口３ａの両端部から外方に延びる取付部６、６が設けられ、この取付部６、６には固定脚３を筐体２に取付けるための４個のねじ孔７がジグザグに設けられ、ねじ孔７を用いて、固定脚３を筐体２の底面２ｂに螺着する。ねじ孔７をジグザグに設けることにより、固定脚３の取付け強度が増し、台風、強風等に耐え得る。

また、固定脚３の支持部位以外の部位すなわち取付後、固定脚３の筐体２から露出する両端には固定部１０、１１が設けられ、この固定部１０、１１の周端部はヘミング加工により折り返されて端面隠し構造になっている。

また、固定部１０、１１のヘミング加工により下面４と据付面との間に間隙が生じるため、下面４には補強を兼ねた長いビード８が設けられ、このビード８の下面が据付面に接し、ビード８部分に水抜き用孔９が設けられる。

また、前側の固定部１０には据付用ねじ孔１０ａが穿設され、後側の固定部１１には据付用ねじ切欠１１ａが設けられる。据付面に予め立設された２本の固定用ボルトを据付用ねじ孔１０ａ及び据付用ねじ切欠１１ａに貫通させて、ナットにより固定するか、固定用ボルトをねじ孔１０ａ及びねじ切欠１１ａを貫通するボルトを用いて、据付面に予め埋設されたナットに螺合させて固定する。

本空気調和機の室外機１に用いる固定脚３は、室外機１の重量全体を断面コ字状の固定脚３で支持するため、固定脚３を厚い肉厚の金属板を用いる必要がなく安価になる。また、固定部１０、１１の周端部を折り返しているため、錆が発生しやすい端部に万が一錆が発生したとしても見えにくくなり、固定脚３を塗装しなくても美観が保つことができ、安価でリサイクル性にも優れる。さらに、据付時などにエッジで怪我をすることもなく安全である。

なお、上記実施形態では熱源装置として空気調和機の室外機を例にとり説明したが、ヒートポンプ式給湯機にも適用できる。

本実施形態の熱源装置の室外機によれば、安価で、据付時などに安全な固定脚を備えた熱源装置の室外機が実現する。

本発明の一実施形態に係る熱源装置の斜視図。本発明の一実施形態に係る熱源装置に用いる固定脚の斜視図。図２のＡ−Ａ線断面図。従来の熱源装置の斜視図。従来の熱源装置に用いる固定脚の斜視図。図５のＢ−Ｂ線断面図。

符号の説明

１…空気調和機の室外機、２…筐体、２ｂ…底面、３…固定脚、３ａ…開口、４…下面、５…支持部、６…取付部、１０…固定部、１０ａ…据付用ねじ孔、１１…固定部、１１ａ…据付用ねじ切欠。

Claims

室外熱交換器、送風機及び機械部を収納する筐体と、この筐体の底面に設けられ、前記筐体を据付面に固定する固定脚とを備えた熱源装置において、前記固定脚は上方に開口し下面が面状で断面コ字状の細長部材からなり、この細長部材の両端に設けられる固定部は、前記筐体の底面から露出し、前記筐体を据付面に固定し、かつ前記固定部の周端部が折り返されて端面隠し構造であることを特徴とする熱源装置。