JP2011058296A - 蓋付水路及び水防工法 - Google Patents
蓋付水路及び水防工法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011058296A JP2011058296A JP2009210696A JP2009210696A JP2011058296A JP 2011058296 A JP2011058296 A JP 2011058296A JP 2009210696 A JP2009210696 A JP 2009210696A JP 2009210696 A JP2009210696 A JP 2009210696A JP 2011058296 A JP2011058296 A JP 2011058296A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water channel
- lid
- water
- waterway
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Images
Landscapes
- Revetment (AREA)
Abstract
【解決手段】堤防に沿って備えられる水路、通常使用時に水路の上面を覆う水路蓋、及び、水路より堤外地側において水路に沿って備えられる蓋嵌入溝を有し、水路蓋の端部を蓋嵌入溝に嵌入することで水路蓋を立てることができる蓋付水路、並びに、該蓋付水路を用いた水防工法であり、水路蓋の端部を蓋嵌入溝に嵌入することで水路蓋を立てるとともに、立てられた水路蓋及び堤防の裏法面の間に流出防止手段を設置し、立てられた水路蓋、堤防の裏法面、及び流出防止手段で囲まれた領域において、堤防から漏れた水を堰き止める、水防工法とする。
【選択図】図2
Description
図1は、一般的な河川堤防100の鉛直断面を概略的に示す図である。図1に示すように、一般的な河川堤防100は、河川200と居住区などを隔てて設けられる。河川堤防100の最も高い位置を天端101といい、そこから河川200とは反対側に形成された斜面を裏法面102、104という。また、図1に示すように、裏法面102、104が2段以上に分かれて形成されている場合は、裏法面102と裏法面104との間に形成された略水平な場所を裏小段103という。さらに、最下段の裏法面104の最低端部を裏法面先(尻)105といい、その先に設けられた略水平な場所を犬走り106という。また、河川堤防100が設けられた場所を堤防敷100aといい、堤防敷100aより河川200側を堤外地100bといい、その反対側を堤内地100cという。本発明の蓋付水路は、裏小段103や犬走り106などに設けられる。
水路1は、堤防や堤内地に設けられた道路などに沿って備えられているものであれば特に限定されず、例えば、堤防100の裏小段103や犬走り106に設けられている水路である。ただし、水路1が裏小段103などに設けられた水路である場合は、水路1から堤脚水路まで水を誘導できる水路を別途備えていることが好ましい。また、水路1が設けられる堤防の種類は特に限定されず、河川堤防や、二線堤、輪中堤などを挙げることができる。水路1は、通常、コンクリートなどによって形成されている。
水路蓋2は、通常使用時には少なくとも水路1の上面を覆うようにして配置されており、蓋嵌入溝3の上面も覆っていることが好ましい。水路蓋2で蓋嵌入溝3の上面も覆うことによって、蓋嵌入溝3にゴミが入ることを抑制できる。
蓋嵌入溝3は、水路1より堤外地側において水路1に沿って備えられる。蓋嵌入溝3は、水路蓋2、2、…の端部を嵌入することで水路蓋2、2、…を立てることができる溝であれば、特に限定されない。したがって、蓋嵌入溝3の幅、深さ、及び構成する材料などは、水路蓋2の大きさや質量、水路蓋2の端部の厚さなどに応じて適宜設計することができる。なお、後述するように、水路蓋2の一部を重ねて蓋嵌入溝3に嵌入する場合は、その分、蓋嵌入溝3の幅を広くする必要がある。また、蓋嵌入溝3に嵌入された水路蓋2を抜け難くするという観点からは、蓋嵌入溝3の内側(水路蓋2が嵌入される側)の側面に凸部または凹部を設け、蓋嵌入溝3に嵌入される水路蓋2の端部に、該凸部または凹部に対応する凹部または凸部を設けた形態としてもよい。蓋嵌入溝3が設けられる位置は、水路1より堤外地側であれば特に限定されず、例えば、水路1の側面に一体となって設けられていてもよく、図2に例示しているように別途設けられてもよい。
本発明の蓋付水路は、これまでに説明した形態に限定されず、堤防または堤内地に設けられる道路などに沿って備えられる水路、該水路より堤外地側において水路に沿って備えられる蓋嵌入溝、及び通常使用時に少なくとも該水路の上面を覆う水路蓋、を有し、該水路蓋の端部を蓋嵌入溝に嵌入することで該水路蓋を立てることができる蓋付水路であればよい。以下、図6〜図9を参照しつつ、その他の形態例について説明する。
以下に図10及び図11を参照しつつ、本発明の水防工法について説明する。以下の説明では、蓋付水路10を用いた場合について説明するが、その他の形態の本発明の蓋付水路を用いた場合についても同様である。図10は、蓋付水路10を用いて本発明の水防工法を実施しているときの蓋付水路10の姿勢を概略的に示す上面図である。図11は、図10に示したXI−XIでの鉛直断面を概略的に示す図である。
2、22、32、42 水路蓋
3 蓋嵌入溝
4 凸部
5 切り欠き
6 排水口
10、20、30、40 蓋付水路
23 L字アングル
23a 片
24 貫通孔
25 孔
26 固定部材
43、44 凸部
50 流出防止手段
70 裏法面
Claims (7)
- 堤防に沿って備えられる水路、または堤内地に設けられた道路に沿って備えられる水路、前記水路より堤外地側において前記水路に沿って備えられる蓋嵌入溝、及び通常使用時に少なくとも前記水路の上面を覆う水路蓋、を有し、
前記水路蓋の端部を前記蓋嵌入溝に嵌入することで前記水路蓋を立てることができる、蓋付水路。 - 前記水路蓋が、通常使用時に前記水路及び前記蓋嵌入溝の上面を覆い、通常使用時に前記蓋嵌入溝に嵌合される凸部が前記水路蓋の裏面に備えられている、請求項1に記載の蓋付水路。
- 前記水路蓋から鉛直方向に延在する片を前記水路蓋が有するとともに、前記片が厚さ方向に貫通した貫通孔を有し、
前記水路の側方に略垂直方向の孔が備えられており、
前記水路蓋の端部を前記蓋嵌入溝に嵌入した際に、前記片の前記貫通孔を貫通して前記孔に嵌入された固定部材によって、前記水路蓋の姿勢を維持することができる、請求項1または2に記載の蓋付水路。 - 前記水路蓋の端部に切り欠きが備えられている、請求項1〜3のいずれかに記載の蓋付水路。
- 前記水路蓋が複数備えられ、複数の前記水路蓋の端部を前記蓋嵌入溝に嵌入して複数の前記水路蓋を立てる際に、隣接して立てられた前記水路蓋の隣り合う端部を互いに係合させることができる凸部または凹部が、前記水路蓋の端部に備えられている、請求項1〜4のいずれかに記載の蓋付水路。
- 堤防に沿って備えられる水路、前記水路より堤外地側において前記水路に沿って備えられる蓋嵌入溝、及び通常使用時に少なくとも前記水路の上面を覆う水路蓋、を有する蓋付水路を利用する水防工法であり、
前記水路蓋の端部を前記蓋嵌入溝に嵌入することで前記水路蓋を立てるとともに、立てられた前記水路蓋及び前記堤防の裏法面の間に流出防止手段を設置し、 立てられた前記水路蓋、前記堤防の裏法面、及び前記流出防止手段で囲まれた領域において、前記堤防から漏れた水を堰き止める、水防工法。 - 堤内地に設けられた道路に沿って備えられる水路、前記水路より堤外地側において前記水路に沿って備えられる蓋嵌入溝、及び通常使用時に少なくとも前記水路の上面を覆う水路蓋、を有する蓋付水路を利用する水防工法であり、
前記水路蓋の端部を前記蓋嵌入溝に嵌入して前記水路蓋を立てることによって、前記水路蓋より堤外地側から流れてきた水の流れを、立てられた前記水路蓋で遮る、水防工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009210696A JP2011058296A (ja) | 2009-09-11 | 2009-09-11 | 蓋付水路及び水防工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009210696A JP2011058296A (ja) | 2009-09-11 | 2009-09-11 | 蓋付水路及び水防工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011058296A true JP2011058296A (ja) | 2011-03-24 |
Family
ID=43946225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009210696A Ceased JP2011058296A (ja) | 2009-09-11 | 2009-09-11 | 蓋付水路及び水防工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011058296A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015031068A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | 株式会社 林物産発明研究所 | 嵩上げ機能を具えた堤防 |
JP2019124037A (ja) * | 2018-01-16 | 2019-07-25 | 文化シヤッター株式会社 | 止水構造 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0293331U (ja) * | 1989-01-10 | 1990-07-25 | ||
JP2002167727A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Shinichiro Hayashi | 水の遮断装置 |
JP2004003256A (ja) * | 2002-03-28 | 2004-01-08 | Arao Kk | 側溝蓋の孔塞ぎ用キャップ |
-
2009
- 2009-09-11 JP JP2009210696A patent/JP2011058296A/ja not_active Ceased
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0293331U (ja) * | 1989-01-10 | 1990-07-25 | ||
JP2002167727A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Shinichiro Hayashi | 水の遮断装置 |
JP2004003256A (ja) * | 2002-03-28 | 2004-01-08 | Arao Kk | 側溝蓋の孔塞ぎ用キャップ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015031068A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | 株式会社 林物産発明研究所 | 嵩上げ機能を具えた堤防 |
JP2019124037A (ja) * | 2018-01-16 | 2019-07-25 | 文化シヤッター株式会社 | 止水構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4695037B2 (ja) | 雨水貯留槽 | |
JP5157710B2 (ja) | 堤防の補強構造 | |
JP5782734B2 (ja) | 液状化対策を施した壁体および液状化抑止機能を有する鋼矢板 | |
JP2012057441A (ja) | 雨水貯留槽、雨水貯留槽充填構造 | |
JP5846150B2 (ja) | 河川の護岸構造の構築方法 | |
CN112523233B (zh) | 通水式拦河围堰施工方法 | |
JP5407995B2 (ja) | 盛土の補強構造 | |
JP2008223407A (ja) | 堤脚保護擁壁およびその構築工法 | |
JP4979228B2 (ja) | 遮水層の追加施工法 | |
JP2011058296A (ja) | 蓋付水路及び水防工法 | |
JP5572540B2 (ja) | 遮水壁における最終締切部の仮締切構造とその締切方法 | |
JP5875911B2 (ja) | 堤防用フローティング防潮ゲート | |
JP4570636B2 (ja) | 河水貯水施設および河水貯水施設への水流の流速制御方法 | |
JP2007016444A (ja) | 捨石護岸の法面を被覆する防砂シートの敷設方法および防砂シート | |
JP2013023874A (ja) | 防波壁構造 | |
JP7183819B2 (ja) | 堤体の浸透破壊抑止構造 | |
JP6018804B2 (ja) | セル本体の遮水構造 | |
JP2008144412A (ja) | 雨水貯留槽、及び雨水貯留槽の施工方法 | |
KR100541072B1 (ko) | 하천 제방의 누수 방지를 위한 차수 구조물 | |
JP6013889B2 (ja) | 護岸遮水壁の上部コンクリート遮水構造 | |
JP2007105618A (ja) | 廃棄物処分場の遮水構造 | |
JP6492575B2 (ja) | 堤防補強構造 | |
JP2001152425A (ja) | 護岸の遮水構造 | |
JP2006274701A (ja) | 雨水貯留浸透槽 | |
JP5046283B2 (ja) | 仕切護岸 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20110512 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20120629 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20120629 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20120629 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20120629 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120802 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20130528 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A045 | Written measure of dismissal of application |
Effective date: 20131029 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 |