JP2011057345A - 油圧駆動作業機の操作装置 - Google Patents

油圧駆動作業機の操作装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電動モータ又はエンジンで油圧ポンプを駆動して油圧アクチュエータに油圧を供給してこれを駆動するようにした油圧駆動作業機の操作装置において、油圧アクチュエータのレスポンス性能を高める。
【解決手段】電動モータ12又はエンジン(以下、電動モータ等12)を油圧ポンプ駆動源とした油圧駆動作業機1において、油圧アクチュエータを選択する選択スイッチ21と、油圧アクチュエータの作動速度を指示する速度指示スイッチ22を備え、該選択スイッチ21と速度指示スイッチ22の何れもが操作されていないときには電動モータ等12の運転を停止させ、選択スイッチ21と速度指示スイッチ22の何れか一方が操作されたときには電動モータ等12を起動させて油圧ポンプを回転させ、選択スイッチ21と速度指示スイッチ22の双方が操作されたときには油圧ポンプからの油圧を油圧アクチュエータに供給してこれを駆動させる。
【選択図】図1

Description

本願発明は、電動モータ又はエンジンで油圧ポンプを駆動して油圧アクチュエータに油圧を供給するようにした油圧駆動作業機における操作装置に関するものである。
クレーン、高所作業車等の油圧駆動作業機においては、油圧ポンプの駆動源としてエンジンを採用するのが一般的であったが(特許文献1参照)、該作業機の静粛運転性の確保等の観点から、上記エンジンに代えて電動モータを採用することが試みられている(例えば、特許文献2参照)。
一方、近年の省エネ志向を背景に、油圧駆動作業機においてもその省エネ性を高めるための種々の提案がなされており、例えば、上掲特許文献1に示されるように、荷役作業機械において荷を吊上げていない状態で且つ操作部の操作が無い状態が一定時間継続されるとエンジンの運転を停止して油圧ポンプによる油圧アクチュエータへの油圧供給を停止させて燃料消費量の低減を図るものとか、上掲特許文献2に示されるように、油圧ポンプの駆動源として電動モータを採用した作業機において、油圧アクチュエータの作動操作が為されない場合には電動モータの運転を停止して油圧ポンプによる油圧アクチュエータへの油圧供給を停止させて消費電力量の低減を図るものがある。
特開2007−153473号公報 特開2002−087789号公報
ところで、上掲特許文献1に示されるものでは、エンジンの運転停止後において、作業を再開すべくオペレータにより操作部が操作された場合、該操作を受けてエンジンが再起動され油圧ポンプが駆動されるように構成されている。また、上掲特許文献2に示されるものでは、電動モータの運転停止後において、作業を再開すべくオペレータにより操作スイッチが操作された場合、該操作を受けて電動モータが再起動され油圧ポンプが駆動されるように構成されている。
即ち、従来装置では、エンジン又は電動モータの運転停止後における再起動は、オペレータが油圧アクチュエータの作動を意図して、操作部あるいは操作スイッチを実際に操作した時点で開始され、それに伴って油圧ポンプが再駆動されるものであって、そのため、上記操作部あるいは操作スイッチが操作された時点と、油圧ポンプが再駆動されて油圧が所定圧に立ち上げられるまでの間に時間的なズレが生じる。この結果、油圧の立ち遅れ現象が発生し、油圧アクチュエータの作動開始時におけるレスポンス性能が低下し、延いては作業機の操作性の悪化を招来するという問題があった。
しかるに、電動モータ又はエンジンの再起動時における油圧の立ち遅れに起因する油圧アクチュエータのレスポンス性能の低下を防止するための有効な技術は未だ提案されていない。
そこで本願発明は、電動モータ又はエンジンで油圧ポンプを駆動して油圧アクチュエータに油圧を供給するようにした油圧駆動作業機の操作装置において、油圧アクチュエータの作動操作に先立って電動モータ又はエンジンを起動させて油圧ポンプを駆動することで、油圧アクチュエータのレスポンス性能を高めることを目的としてなされたものである。
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
本願の第1の発明では、電動モータ又はエンジンで油圧ポンプを駆動して油圧アクチュエータに油圧を供給するようにした油圧駆動作業機の操作装置において、作動させるべき油圧アクチュエータを選択する選択スイッチと、該油圧アクチュエータの作動速度を指示する速度指示スイッチを備え、該選択スイッチと速度指示スイッチの何れもが操作されていないときには上記電動モータ又はエンジンの運転を停止させる一方、上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れか一方が操作されたときには上記電動モータ又はエンジンを起動させて上記油圧ポンプを回転させ、上記選択スイッチと速度指示スイッチの双方が操作されたときには上記選択スイッチで選択された油圧アクチュエータに対応する油圧バルブを作動させて上記油圧ポンプからの油圧を該油圧アクチュエータに供給してこれを駆動させることを特徴としている。
本願の第2の発明では、電動モータ又はエンジンで油圧ポンプを駆動して油圧アクチュエータに油圧を供給するようにした油圧駆動作業機の操作装置において、作動させるべき油圧アクチュエータを選択する選択スイッチと、該油圧アクチュエータの作動速度を指示する速度指示スイッチを備え、上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れもが操作されていないときには上記電動モータ又はエンジンを微速の待機回転数で回転させる一方、上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れか一方が操作されたときには上記電動モータ又はエンジンを上記待機回転数よりも高回転側の作動回転数で回転させ、上記選択スイッチと速度指示スイッチの双方が操作されたときには上記選択スイッチで選択された油圧アクチュエータに対応する油圧バルブを作動させて上記油圧ポンプからの油圧を該油圧アクチュエータに供給してこれを駆動させることを特徴としている。
本願の第3の発明では、上記第1又は第2の発明に係る油圧駆動作業機の操作装置において、上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れか一方が操作されたときには上記電動モータ又はエンジンによって上記油圧ポンプを予め設定した設定回転数で回転させるとともに、上記選択スイッチと速度指示スイッチの双方が操作されたときにも上記設定回転数を維持するように上記油圧ポンプの回転数を制御することを特徴としている。
本願の第4の発明では、上記第1又は第2の発明に係る油圧駆動作業機の操作装置において、上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れか一方が操作されたときには上記電動モータ又はエンジンによって上記油圧ポンプを上記油圧アクチュエータの微動操作性を損なわない基準回転数で回転させる一方、上記選択スイッチと速度指示スイッチの双方が操作されたときには上記油圧ポンプを上記基準回転数と上記速度指示スイッチで指示された作動速度に対応する作動回転数のうちの大きい方の回転数で回転させるように上記油圧ポンプの回転数を制御することを特徴としている。
(a)本願の第1の発明に係る油圧駆動作業機の操作装置
(a−1) 上記選択スイッチと上記速度指示スイッチの何れも操作されていないとき(即ち、オペレータによって油圧アクチュエータの作動操作が開始される可能性が少ないとき)には、上記電動モータ又はエンジンの運転が停止されるので、例えば、上記選択スイッチと上記速度指示スイッチの何れも操作されていないときでも上記電動モータ又はエンジンの運転が継続され、油圧ポンプが駆動され続ける構成の場合に比して、電動モータの消費電力量又はエンジンの燃料消費量を低く抑えることができ、それだけ油圧駆動作業機の省エネ運転が実現される。
(a−2) 上記選択スイッチと上記速度指示スイッチの何れか一方が操作された時点において(即ち、オペレータによって油圧アクチュエータの作動操作が開始されることが予想される時点において)、電動モータ又はエンジンが起動され油圧ポンプが駆動されることで、油圧配管に所要の油圧が発生される。
従って、この事前の油圧立ち上がり状態において、油圧アクチュエータの作動を意図して上記選択スイッチと上記速度指示スイッチの双方が操作されると、上記選択スイッチで選択された油圧アクチュエータに対応する油圧バルブが作動し、該油圧バルブを介して直ちに上記油圧ポンプからの油圧が上記油圧アクチュエータに供給され、該油圧アクチュエータが作動遅れを生じることなく迅速に駆動され、該油圧アクチュエータのレスポンス性能が向上することになる。
このレスポンス性能の向上に伴う付随的効果として、上記油圧アクチュエータの微動操作時、即ち、上記選択スイッチと上記速度指示スイッチの何れか一方を操作した状態で、何れか他方を小刻みに操作する操作形態時には、上記選択スイッチと上記速度指示スイッチの何れか他方の操作を受けて、上記油圧アクチュエータが作動遅れを生じることなく該操作に的確に呼応して微動作され、該油圧アクチュエータの微動操作性が向上することになる。
(a−3) 特に、上記電動モータで上記油圧ポンプを回転駆動するものにおいては、電動モータに特有の出力特性、即ち、起動直後の低回転時には出力トルクが小さく、回転数の増加に伴って出力トルクが増大するという特性から、上記油圧アクチュエータの作動操作に先立って上記電動モータを起動させてその出力トルクを高めておくことで、上記油圧アクチュエータを作動操作の開始に呼応して高い出力トルクでスムーズに駆動させることができ、延いては油圧駆動作業機のレスポンス性能のさらなる向上が期待できる。
(b)本願の第2の発明に係る油圧駆動作業機の操作装置
(b−1) 上記選択スイッチと上記速度指示スイッチの何れも操作されていないとき(即ち、オペレータによって油圧アクチュエータの作動操作が開始される可能性が少ないとき)には、上記電動モータ又はエンジンを微速の待機回転数で回転させ、油圧ポンプを微速回転させるので、例えば、上記選択スイッチと上記速度指示スイッチの何れも操作されていないときでも上記電動モータ又はエンジンの定常運転が継続され、油圧ポンプが高い回転数で駆動され続ける構成の場合に比して、電動モータの消費電力量又はエンジンの燃料消費量を低く抑えることができ、それだけ油圧駆動作業機の省エネ運転が実現される。
(b−2) 上記選択スイッチと上記速度指示スイッチの何れか一方が操作された時点において(即ち、オペレータによって油圧アクチュエータの作動操作が開始されることが予想される時点において)、上記電動モータ又はエンジンを上記待機回転数よりも高回転側の作動回転数で回転させ、油圧配管に所要の油圧が発生される。
従って、この事前の油圧立ち上がり状態において、油圧アクチュエータの作動を意図して上記選択スイッチと上記速度指示スイッチの双方が操作されると、上記電動モータ又はエンジンが上記待機回転数よりも高回転側の作動回転数で回転され、これに伴って上記油圧ポンプの回転数がさらに高められとともに、上記選択スイッチで選択された油圧アクチュエータに対応する油圧バルブが作動し、該油圧バルブを介して直ちに上記油圧ポンプからの油圧が上記油圧アクチュエータに供給され、該油圧アクチュエータが作動遅れを生じることなく迅速に駆動され、該油圧アクチュエータのレスポンス性能が向上することになる。
このレスポンス性能の向上に伴う付随的効果として、上記油圧アクチュエータの微動操作時、即ち、上記選択スイッチと上記速度指示スイッチの何れか一方を操作した状態で、何れか他方を小刻みに操作する操作形態時には、上記選択スイッチと上記速度指示スイッチの何れか他方の操作を受けて、上記油圧アクチュエータが作動遅れを生じることなく該操作に的確に呼応して微動作され、該油圧アクチュエータの微動操作性が向上することになる。
(b−3) 特に、上記電動モータで上記油圧ポンプを回転駆動するものにおいては、電動モータに特有の出力特性、即ち、起動直後の低回転時には出力トルクが小さく、回転数の増加に伴って出力トルクが増大するという特性から、上記油圧アクチュエータの作動操作に先立って、上記電動モータを微速の待機回転数で回転させ、さらに上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れか一方が操作されたときには上記電動モータを更に高い作動回転数で回転させてその出力トルクを高めておくことで、上記油圧アクチュエータを作動操作の開始に呼応して高い出力トルクでスムーズに駆動させることができ、延いては油圧駆動作業機のレスポンス性能のさらなる向上が期待できる。
(c) 本願の第3の発明に係る油圧駆動作業機の操作装置
上記(a)又は(b)に記載の効果に加えて、以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れか一方が操作されたときには上記電動モータ又はエンジンによって上記油圧ポンプを予め設定した設定回転数で回転させるとともに、上記選択スイッチと速度指示スイッチの双方が操作されたときにも上記設定回転数を維持するように上記油圧ポンプ13の回転数を制御するようにしているので、上記選択スイッチと速度指示スイッチの双方が操作されたときに上記油圧ポンプの回転数を変更する必要がないことから、該油圧ポンプの回転数制御が簡略化される。
また、上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れか一方が操作された直後に上記選択スイッチと速度指示スイッチの双方が操作されたような場合、例えば、オペレータが作業機を最大能力で作動させることを意図して操作したような場合でも、その時点で既に油圧ポンプは設定回転数で回転しており、該油圧ポンプから上記油圧アクチュエータに十分な油圧が供給可能な状態となっているので、該油圧アクチュエータの作動遅れが確実に防止される。
(d) 本願の第4の発明に係る油圧駆動作業機の操作装置
上記(a)又は(b)に記載の効果に加えて、以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れか一方が操作されたときには上記電動モータ又はエンジンによって上記油圧ポンプが上記油圧アクチュエータの微動操作性を損なわない基準回転数で回転される一方、上記選択スイッチと速度指示スイッチの双方が操作されたときには上記油圧ポンプが上記基準回転数と上記速度指示スイッチで指示された作動速度に対応する作動回転数のうちの大きい方の回転数で回転されることから、例えば、選択スイッチと速度指示スイッチの何れか一方が操作されたとき常に上記油圧ポンプが一定回転数で駆動される構成の場合に比して、上記油圧ポンプを駆動する上記電動モータの消費電力量又はエンジンの燃料消費量を低く抑えることができ、その省エネが更に向上することになる。
本願発明に係る操作装置が適用される油圧駆動作業機としてのクレーン及びこれを操作するためのラジコン装置の説明図である。 本願発明の操作装置の第1の実施例における機能ブロック図である。 本願発明の操作装置の第2の実施例における機能ブロック図である。 油圧ポンプの第1の回転数特性図である。 油圧ポンプの第2の回転数特性図で、最初に速度操作スイッチを操作した場合の例である。 油圧ポンプの第2の回転数特性図で、最初に選択スイッチを操作した場合の例である。 油圧ポンプの第3の回転数特性図で、最初に速度操作スイッチを操作した場合の例であるある。 油圧ポンプの第3の回転数特性図で、最初に選択スイッチを操作した場合の例であるある。
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
図1には、本願発明に係る操作装置が適用される油圧駆動作業機1と、該作業機1を遠隔操作するためのラジコン装置2を示している。
上記作業機1は、車両31の運転室32と荷台33の間に位置する基台35上にクレーン装置34を搭載して構成される所謂「カーゴクレーン」である。
上記クレーン装置34は、上記基台35上に旋回動可能に搭載された旋回台34aと、伸縮動自在とされ且つその基端部が上記旋回台34aに起伏動可能に連結された伸縮ブーム34bを備えて構成されるとともに、該伸縮ブーム34bの先端にはフック36が吊下支持されている。
上記旋回台34bは油圧モータ(図示省略)によって旋回駆動される。上記伸縮ブーム34bは、内蔵された伸縮用油圧シリンダ(図示省略)によって伸縮駆動されるとともに、上記旋回台34aとの間に配置された起伏用油圧シリンダ37によって起伏駆動される。さらに、上記フック36の昇降駆動(即ち、吊荷の巻上・巻下)は、上記旋回台34a側に配置され且つ油圧モータによって回転駆動されるウィンチ(図示省略)によって行なわれる。
上記クレーン装置34の作動に関与する各油圧アクチュエータ、即ち、上記伸縮用油圧シリンダと上記起伏用油圧シリンダ37と旋回用油圧モータ及び上記ウィンチ用油圧モータへの油圧の給排は、油圧ユニット18に設けられた油圧ポンプ(図2、図3の符号12を参照)と油圧バルブ(図2、図3の符号16を参照)の作動制御によって行なわれる。また、上記油圧ポンプの駆動は、図2、図3において符号12で示すように、電動モータとエンジンの何れによっても行い得るものであるが、図1では電動モータ12で駆動するものを例示している。
そして、上記各油圧アクチュエータは、オペレータが携帯して操作するラジコン装置2によって遠隔操作される。上記ラジコン装置2は、本体部2Aとハンドル2Bを備えるとともに、該本体部2Aの上面には上記各油圧アクチュエータに対応して4個の選択スイッチ21が設けられるとともに、上記ハンドル2Bには押圧操作される速度指示スイッチ22が設けられている。尚、上記選択スイッチ21は、トグルスイッチで構成され、これが操作されることでこの選択スイッチ21に対応する油圧アクチュエータが選択され、且つその操作方向によって該油圧アクチュエータの作動方向が選択されるようになっている。
従って、オペレータが、上記各選択スイッチ21の何れかを選択操作して作動を欲する油圧アクチュエータとその作動方向を選択するとともに、上記速度指示スイッチ22を押圧操作してその作動速度を指示することで、選択された油圧アクチュエータが選択された方向へ、指示された速度で作動することになる。
本願発明は、上記ラジコン装置2による上記作業機1側の各油圧アクチュエータ及び油圧ポンプ駆動源としての電動モータ又はエンジンの操作及び制御に特徴をもつものであり、この実施形態では、以下に説明する二つの実施例を用意している。以下、この二つの実施例をそれぞれ説明する。
I:第1の実施例
図2には、第1の実施例に係る操作装置の機能ブロック図を示している。
I−1:操作装置の構成
この操作装置は、上記作業機1と上記ラジコン装置2及び上記油圧アクチュエータ17(複数の油圧アクチュエータを包含するもの)で構成される。
上記作業機1には、油圧ポンプ13の駆動系としてポンプ駆動回路11と電動モータ又はエンジン12が備えられ、バルブ駆動系としてはバルブ駆動回路15と油圧バルブ16が備えられている。
上記ポンプ駆動回路11は、次述する上記ラジコン装置2側の駆動判定部23からの駆動判定信号を受けて、上記電動モータ又はエンジン12にこれを駆動させるべく駆動信号を出力するものであり、この駆動信号を受けて上記電動モータ又はエンジン12が駆動され、更に該電動モータ又はエンジン12によって上記油圧ポンプ13が駆動される。
ここで、上記油圧ポンプ13は、上述のように上記ポンプ駆動回路11からの駆動信号を受けて起動される上記電動モータ又はエンジン12によって駆動されるが、この油圧ポンプ13の回転数は以下のように設定されている。即ち、図4の第1の回転数特性図に示すように、において線分L1で示すように、上記油圧ポンプ13は、速度指示スイッチ22の全操作量範囲において回転数R1で回転される。そして、この油圧ポンプ13の回転数R1は、例えば、ポンプ駆動源が電動モータである場合もエンジンである場合にも、共に該電動モータ又はエンジンが定格回転数で運転されることで得られるように設定される。尚、上記油圧ポンプ13の回転数R1は、特許請求の範囲中の「設定回転数」に該当する。
上記バルブ駆動回路15は、次述する上記ラジコン装置2側の操作判定部24からの操作判定信号を受けて、特定の油圧アクチュエータ、即ち、上記ラジコン装置2の上記選択スイッチ21で選択された油圧アクチュエータに対応する油圧バルブ16を作動させて該油圧アクチュエータへの油圧の給排を可能とすべくバルブ駆動信号を出力する。
上記ラジコン装置2には、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22に加えて、駆動判定部23と操作判定部24が備えられている。
上記駆動判定部23は、上記選択スイッチ21からの選択信号と上記速度指示スイッチ22からの指示信号の何れか一方が入力されたとき、上記作業機1側の上記ポンプ駆動回路11に対して駆動判定信号を出力する。
上記操作判定部24は、上記選択スイッチ21からの選択信号と上記速度指示スイッチ22からの指示信号の双方が入力されたとき、上記作業機1側の上記バルブ駆動回路15に対して操作判定信号を出力する。
なお、上記選択スイッチ21と速度指示スイッチ22の何れも操作されておらず、従って、上記選択スイッチ21からの選択信号も上記速度指示スイッチ22からの指示信号も出力されていない場合(即ち、上記作業機1の作動休止状態)においては、上記ポンプ駆動回路11から駆動信号が出力されないため、上記電動モータ又はエンジン12はその運転が停止され、且つ上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22のいずれか一方が操作されるまで、その停止状態が保持される。
I−2:操作装置の作動及び作用効果
(a) 選択スイッチ21と速度指示スイッチ22の何れも操作されていないとき
このときには、上述のように、上記選択スイッチ21からの選択信号も上記速度指示スイッチ22からの指示信号も出力されず、従って、上記ポンプ駆動回路11からの駆動信号も出力されないため、上記電動モータ又はエンジン12はその運転が停止され、上記油圧ポンプ13は停止状態で保持される。
この結果、例えば、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れも操作されていないときでも上記電動モータ又はエンジン12の運転が継続され、上記油圧ポンプ13が駆動され続ける構成の場合に比して、電動モータの消費電力量又はエンジンの燃料消費量を低く抑えることができ、上記作業機1の省エネ運転が実現される。
(b) 上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れか一方が操作されたとき
この操作は、これに引き続いて、オペレータによる油圧アクチュエータの作動操作が開始されることが予想される時点において、該油圧アクチュエータの作動操作の開始に備えて行なわれる事前操作である。
この場合、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れか一方が操作されることで、該選択スイッチ21からの選択信号と上記速度指示スイッチ22からの指示信号の何れか一方が上記駆動判定部23に入力される。従って、上記駆動判定部23は、上記選択信号と上記指示信号の何れか一方の入力を受けて、上記作業機1側の上記ポンプ駆動回路11に駆動判定信号を出力し、この駆動判定信号を受けて上記電動モータ又はエンジン12が起動(再起動)され、上記油圧ポンプ13は上記回転数R1で回転されることで(図4参照)、上記油圧アクチュエータ17の配管内に所要の油圧が発生することになる。
この事前の油圧立ち上がり状態において、上記油圧アクチュエータ17の作動を意図して上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の双方が操作されると(即ち、上記選択スイッチ21と速度指示スイッチ22の何れか一方が操作された状態において、更に何れか他方が操作され、結果的に上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の双方が操作された状態)、上記油圧ポンプ13の回転数R1での回転に基づく油圧供給状態は維持されたまま(図4の時間t2参照)、上記選択スイッチ21で選択された油圧アクチュエータ17に対応する油圧バルブ16が作動し、該油圧バルブ16を介して直ちに上記油圧ポンプ13からの油圧が上記油圧アクチュエータ17に供給され、該油圧アクチュエータ17が作動遅れを生じることなく迅速に駆動される。これによって、上記油圧アクチュエータ17のレスポンス性能、延いては上記作業機1のレスポンス性能が向上することになる。
また、このような上記油圧アクチュエータ17のレスポンス性能の向上に伴う付随的効果として、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れか一方を操作した状態で、何れか他方を小刻みに操作する上記油圧アクチュエータ17の微動操作時には、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れか他方の操作を受けて、上記油圧アクチュエータ17が作動遅れを生じることなく該操作に的確に呼応して微動作されることとなり、これによって上記油圧アクチュエータの微動操作性が向上することになる。
さらに、特に、上記油圧ポンプ13の駆動源として電動モータを採用したものにおいては、該電動モータに特有の出力特性、即ち、起動直後の低回転時には出力トルクが小さく、回転数の増加に伴って出力トルクが増大するという特性から、上記油圧アクチュエータ17の作動操作に先立って上記電動モータ12を起動させてその出力トルクを高めておくことで、上記油圧アクチュエータ17を作動操作の開始に呼応して高い出力トルクでスムーズに駆動させることができ、延いては上記作業機1のレスポンス性能のさらなる向上が期待できる。
一方、上記選択スイッチ21と速度指示スイッチ22の何れか一方が操作されたときには上記油圧ポンプ13を予め設定した回転数R1で回転させるとともに、上記選択スイッチ21と速度指示スイッチ22の双方が操作されたときにも上記回転数R1を維持するように上記油圧ポンプ13の回転数を制御することで、上記選択スイッチ21と速度指示スイッチ22の双方が操作されたときに上記油圧ポンプの回転数を変更する必要がなく、それだけ上記油圧ポンプの回転数制御が簡略化される。
また、上記選択スイッチ21と速度指示スイッチ22の何れか一方が操作された直後に上記選択スイッチ21と速度指示スイッチ22の双方が操作されたような場合、例えば、オペレータが作業機1を最大能力で作動させることを意図して操作したような場合でも、その時点で既に上記油圧ポンプ13は設定された回転数R1で回転しており、該油圧ポンプ13から上記油圧アクチュエータ17に十分な油圧が供給可能な状態となっているので該油圧アクチュエータ17の作動遅れが確実に防止される。
II:第2の実施例
図3には、第2の実施例に係る操作装置の機能ブロック図を示している。この機能ブロック図は、上記第1の実施例における機能ブロック図(図2参照)を基本構成とし、これに次述の回転速度演算部14を追加した構成となっている。
そして、上記第1の実施例では上記ポンプ駆動回路11に上記駆動判定部23からの駆動判定信号を直接入力するとともに、上記操作判定部24からの操作判定信号は上記ポンプ駆動回路11には入力させずに上記バルブ駆動回路15のみに入力させるように構成していたのに対して、この第2の実施例では、上記駆動判定部23からの駆動判定信号と上記操作判定部24からの操作判定信号の双方を上記回転速度演算部14に入力し、該回転速度演算部14からの演算信号を上記ポンプ駆動回路11に入力させるようにしている。
係る構成の相違は、上記油圧ポンプ13の回転数の制御形態の相違に基づくものである。即ち、上記第1の実施例では、上記油圧ポンプ13の回転数を、図4の第1の回転数特性図において線分L1で示すように、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れも操作されていない状態では上記油圧ポンプ13を停止させる一方、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れか一方が操作された場合(時間t1)、及びこれら両者が操作された場合(時間t2)も、上記油圧ポンプ13を回転数R1で回転させるようにしていた。
これに対して、この第2の実施例では、以下に説明する二つの回転数特性を設定するとともに、さらにこれら二つの回転数特性のそれぞれについて、最初に速度指示スイッチ22が操作された場合の回転数特性と、最初に上記選択スイッチ21が操作された場合の回転数特性をそれぞれ例示している。以下、これらをそれぞれ説明する。
第2の回転数特性 「その1」
この回転数特性は、図5に示す回転数特性図において線分L2,L3で示すように、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れか一方が操作された場合とこれら双方が操作された場合とで異ならせたもので、特に上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れもが操作されていない状態(時間0〜t1の間)では上記電動モータ又はエンジン12の運転を停止させるようにしたものである。
そして、この第1の回転数特性の「その1」は、上記電動モータ又はエンジン12の運転停止状態から、最初に上記速度指示スイッチ22が操作され、これに続いて上記選択スイッチ21が操作された場合の回転数特性である。
即ち、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22のうち、最初に上記速度指示スイッチ22が操作されると(時間t1)、上記油圧ポンプ13は線分L2の基点である回転数R2で回転され且つこれが保持される。そして、時間t2において上記選択スイッチ21が追加的に操作されると、上記油圧ポンプ13は、上記回転数R2に対応する線分L2と時間の経過に伴って比例的に増加する線分L3とのうち、高い方の回転数で回転される。即ち、上記油圧ポンプ13は、時間t2〜時間t3までの間は引き続き回転数R2で回転されるが、時間t3以降においては線分L3に対応する回転数で回転されるものである。
第2の回転数特性 「その2」
この第2の回転数特性の「その2」は、図6の回転数特性図において線分L2,L3で示すように、上記電動モータ又はエンジン12の運転停止状態から、最初に上記選択スイッチ21が操作され、これに続いて上記速度指示スイッチ22が操作された場合の回転数特性である。
即ち、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22のうち、最初に上記選択スイッチ21が操作されると(時間t1)、上記油圧ポンプ13は線分L2の基点である回転数R2で回転され且つこれが保持される。そして時間t2において上記速度指示スイッチ22が追加的に操作されると、上記油圧ポンプ13は、上記回転数R2に対応する線分L2と時間の経過に伴って比例的に増加する線分L3とのうち、高い方の回転数で回転される。即ち、上記油圧ポンプ13は、時間t2〜時間t3までの間は引き続き回転数R2で回転されるが、時間t3以降においては線分L3に対応する回転数で回転されるものである。
ここで、上記回転数R2は、特許請求の範囲中の「基準回転数」に該当するものであって、上記油圧アクチュエータ17の微動操作性を損なわない程度の回転数とされる。そして、この回転数R2は、上記油圧ポンプ13が電動モータで駆動される場合は、例えば、該電動モータの回転数を無負荷回転数に設定することで実現され、上記油圧ポンプ13がエンジンで駆動される場合は、例えば、エンジンの回転数をそのアイドル回転数に設定することで実現される。
第3の回転数特性 「その1」
第3の回転数特性は、図7において線分L0,L2,L3で示すように、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れか一方が操作された場合とこれら双方が操作された場合とで上記油圧ポンプ13を異ならせることは上記第2の回転数特性の場合と同じであるが、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れもが操作されていない状態では(時間0〜t1の間)、上記油圧ポンプ13が上記回転数R2よりもさらに低速側の回転数R3(特許請求の範囲中の「待機回転数」に該当する)で回転されるように、上記電動モータ又はエンジン12の回転数を設定するようにしたものである。
そして、この第3の回転数特性の「その1」は、上記電動モータ又はエンジン12が上記回転数R3で回転している状態から、最初に上記速度指示スイッチ22が操作され、これに続いて上記選択スイッチ21が操作された場合の回転数特性である。
即ち、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22のうち、最初に上記速度指示スイッチ22が操作されると(時間t1参照)、上記油圧ポンプ13は回転数R3から回転数R2に回転数が上昇され且つこれが保持される。そして、時間t2において上記選択スイッチ21が追加的に操作されると、上記油圧ポンプ13は、上記回転数R2に対応する線分L2と時間の経過に伴って比例的に増加する線分L3とのうち、高い方の回転数で回転される。即ち、上記油圧ポンプ13は、時間t2〜時間t3までの間は引き続き回転数R2で回転されるが、時間t3以降においては線分L3に対応する回転数で回転されるものである。
第3の回転数特性 「その2」
この第3の回転数特性の「その2」は、図8に示すように、上記電動モータ又はエンジン12が上記回転数R3で回転している状態から(時間0〜時間t1の間)、最初に上記選択スイッチ21が操作され、これに続いて上記速度指示スイッチ22が操作された場合の回転数特性である。
即ち、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22のうち、最初に上記選択スイッチ21が操作されると(時間t1)、上記油圧ポンプ13は線分L0に対応する回転数「R3」から、線分L2に対応する回転数R2で回転され且つこれが保持される。そして、時間t2において上記速度指示スイッチ22が追加的に操作されると、上記油圧ポンプ13は、上記回転数R2と時間の経過に伴って比例的に増加する線分L3に対応する回転数のうち、高い方の回転数で回転される。即ち、上記油圧ポンプ13は、時間t2〜時間t3までの間は引き続き回転数R2で回転されるが、時間t3以降においては線分L3に対応する回転数で回転されるものである。
この第3の回転数特性によれば、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れも操作されていない場合でも、上記油圧ポンプ13は微速で回転し、極めて低圧ではあるものの、油圧を発生しているため、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れか一方が操作され、これに伴って上記油圧ポンプ13が回転数R2まで回転数が上昇される場合のレスポンスが高くなり、より一層レスポンス性の高い油圧制御が実現される。
なお、上記第2の回転数特性及び第3の回転数特性の何れを選択するかは任意である。
以上のように構成されることで、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れか一方が操作された場合には、上記駆動判定部23からの駆動判定信号が上記回転速度演算部14に入力され、該回転速度演算部14から上記回転数R2に対応する演算信号が上記ポンプ駆動回路11に入力され、該ポンプ駆動回路11からの駆動信号を受けて電動モータ又はエンジン12が駆動され、上記油圧ポンプ13は回転数R2で起動(図5、図6の回転数特性の場合)又は回転数R2へ増速(図7、図8の回転数特性の場合)される。
一方、上記選択スイッチ21と速度指示スイッチ22の双方が操作された場合には、上記操作判定部24を介して上記速度指示スイッチ22の操作量に関する操作判定信号が上記回転速度演算部14に入力され、該回転速度演算部14で上記操作量に対応する演算信号が上記ポンプ駆動回路11に入力され、該ポンプ駆動回路11から電動モータ又はエンジン12に駆動信号が出力されることで、上記油圧ポンプ13は時間t2から時間t3の間は回転数R2で回転されるが、時間t3以降においては該速度指示スイッチ22の操作の進行とともに、上記回転数R2よりも高回転側の線分L3に沿って回転される。また、これと同時に、上記操作判定部24から上記バルブ駆動回路15に上記速度指示スイッチ22の操作量に関する操作判定信号が入力され、これを受けて上記バルブ駆動回路15から上記油圧バルブ16にバルブ駆動信号が入力される。
この結果、上記油圧アクチュエータ17は上記油圧ポンプ13から上記油圧バルブ16を通して供給される油圧によって所定速度で所定方向へ駆動されることになる。
このように、上記油圧ポンプ13の回転数を、上記選択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れか一方が操作された場合と、これら両者が操作された場合とで異ならせることで、例えば、第1の実施例のように、上記択スイッチ21と上記速度指示スイッチ22の何れか一方が操作されたとき常に上記油圧ポンプ13が一定回転数で駆動される構成の場合に比して、上記油圧ポンプ13を駆動する上記電動モータの消費電力量又はエンジンの燃料消費量を低く抑えることができ、その省エネが更に向上することになる。
なお、上記以外の構成及び作用効果については、上記第1の実施例の場合と同様であるので、該第1の実施例の該当説明を援用することで、ここでの説明を省略する。
1 ・・作業機
2 ・・ラジコン装置
11 ・・ポンプ駆動回路
12 ・・電動モータ(エンジン)
13 ・・油圧ポンプ
14 ・・回転速度演算部
15 ・・バルブ駆動回路
16 ・・油圧バルブ
17 ・・油圧アクチュエータ
18 ・・油圧ユニット
21 ・・選択スイッチ
22 ・・速度指示スイッチ
23 ・・駆動判定部
24 ・・操作判定部
31 ・・車両
32 ・・運転室
33 ・・荷台
34 ・・クレーン装置
35 ・・基台
36 ・・フック
37 ・・起伏用油圧シリンダ

Claims (4)

  1. 電動モータ又はエンジンで油圧ポンプを駆動して油圧アクチュエータに油圧を供給するようにした油圧駆動作業機の操作装置であって、
    作動させるべき油圧アクチュエータを選択する選択スイッチと、該油圧アクチュエータの作動速度を指示する速度指示スイッチを備え、
    上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れもが操作されていないときには上記電動モータ又はエンジンの運転を停止させる一方、
    上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れか一方が操作されたときには上記電動モータ又はエンジンを起動させて上記油圧ポンプを回転させ、
    上記選択スイッチと速度指示スイッチの双方が操作されたときには上記選択スイッチで選択された油圧アクチュエータに対応する油圧バルブを作動させて上記油圧ポンプからの油圧を該油圧アクチュエータに供給してこれを駆動させることを特徴とする油圧駆動作業機の操作装置。
  2. 電動モータ又はエンジンで油圧ポンプを駆動して油圧アクチュエータに油圧を供給するようにした油圧駆動作業機の操作装置であって、
    作動させるべき油圧アクチュエータを選択する選択スイッチと、該油圧アクチュエータの作動速度を指示する速度指示スイッチを備え、
    上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れもが操作されていないときには上記電動モータ又はエンジンを微速の待機回転数で回転させる一方、
    上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れか一方が操作されたときには上記電動モータ又はエンジンを上記待機回転数よりも高回転側の作動回転数で回転させ、
    上記選択スイッチと速度指示スイッチの双方が操作されたときには上記選択スイッチで選択された油圧アクチュエータに対応する油圧バルブを作動させて上記油圧ポンプからの油圧を該油圧アクチュエータに供給してこれを駆動させることを特徴とする油圧駆動作業機の操作装置。
  3. 請求項1又は2において、
    上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れか一方が操作されたときには上記電動モータ又はエンジンによって上記油圧ポンプを予め設定した設定回転数で回転させるとともに、上記選択スイッチと速度指示スイッチの双方が操作されたときにも上記設定回転数を維持するように上記油圧ポンプの回転数を制御することを特徴とする油圧駆動作業機の操作装置。
  4. 請求項1又は2において、
    上記選択スイッチと速度指示スイッチの何れか一方が操作されたときには上記電動モータ又はエンジンによって上記油圧ポンプを上記油圧アクチュエータの微動操作性を損なわない基準回転数で回転させる一方、上記選択スイッチと速度指示スイッチの双方が操作されたときには上記油圧ポンプを上記基準回転数と上記速度指示スイッチで指示された作動速度に対応する作動回転数のうちの大きい方の回転数で回転させるように上記油圧ポンプの回転数を制御することを特徴とする油圧駆動作業機の操作装置。
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