JP2011055973A - 電気湯沸かし器 - Google Patents

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Abstract

【課題】沸騰後に加熱手段により所定加熱量加熱し炭酸ガスなどの溶存成分を放出させることでpH値を一定値以上増加させお茶などの抽出に適した液質に改善する事が出来るpH値増加コース選択時も、蒸気排出口以外からの蒸気の噴出しと蓋体の開閉操作時の結露した液体の飛び散りと蒸気検知手段周辺の結露による沸騰誤検知をなくすこと。
【解決手段】蓋体2の蒸気通過部の途中に形成した中間開口部近傍の本体1に取り付けた蒸気温度検知手段8と、蓋体2内部に取り付けた蒸気を蒸気温度検知手段8方向へと案内する蒸気案内部材9と、蒸気案内部材9に取り付けて蓋体2を閉じた状態で蒸気温度検知手段8の周囲を覆い蒸気温度検知手段8の取り付け面27に圧接し弾性に富む材質により形成したパッキン10とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、収容液体を加熱・保温し、器体外へ導出する電気湯沸かし器に関するものである。
従来、この種の電気湯沸かし器においては、蒸気温度検知手段を設け、沸騰後速やかに湯沸かしを停止し、蒸気の発生を極力抑えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
即ち、蓋体の外郭部に形成した蒸気排出口と容器開口部とを連通する蒸気通路の途中に中間開口部を形成して、中間開口部近傍の本体に取り付けた蒸気温度検知手段の受感部を配しているものである。蒸気通路は蒸気を蒸気温度検知手段に導く通常経路と、蒸気を受感部には直接導かないバイパス経路とを有しているので、湯沸かしの途中での蒸気量が少なくその流速が遅い場合には、蒸気はバイパス経路を経て、蓋体に形成した蒸気排出口より器体外に排出されて、蒸気温度検知手段の受感部にはほとんど到達しないので沸騰したと誤検知することはない。また、沸騰に達して蒸気の量が多くなりその流速が速くなると、蒸気は蒸気案内部材によって蒸気温度検知手段の受感部へ導かれて、受感部の温度を急激に上昇せしめて速やかに沸騰を検知し、ヒーターへの通電を遮断する。
また、沸騰後の加熱量を制御し、液体のpH値を調整し、お茶などの抽出に適した液質に積極的に改善出来る機能を有したものもある(例えば、特許文献2参照)。
即ち、蒸気温度検知手段により検知された温度に応じて加熱手段を制御する制御手段を有し、液体の沸点到達後、さらに加熱手段により所定加熱量加熱し、炭酸ガスなどの溶存成分を放出させることでpH値を一定値以上増加させ、容器内の液体をお茶などの抽出に適した液質に改善するものである。
特開平10−33374号公報 特開2008−289575号公報
しかしながら、前記従来の構成では、本体側に蒸気温度検知手段を設け、蒸気を蒸気温度検知手段に導く蒸気通路及び蒸気案内部材は、本体に設けられた支点軸で開閉自在の蓋体に設けられており、蓋体を開閉操作する時に、蓋体及び、蒸気案内部材が蒸気温度検知手段及び、蒸気温度検知手段の取り付け面に干渉しないように隙間を確保する必要があった。したがって、通常時に蒸気の発生を極力抑えるモードで使用する場合は蒸気の量が少ない為、隙間を極力狭くする事で問題はないが、沸騰後の加熱量を長くし液質の改善を行うpH値増加コースを実施した場合は、蒸気が隙間から漏れ、蒸気排出口以外から器体の外に排出される為、その部分に手をかざすと非常に熱いという課題があった。また、器体外に排出されずに隙間に留まった蒸気が結露してできた水滴が蓋体の開閉操作時に周囲に飛び散り、設置場所周辺が濡れてしまうという課題もあった。また、蒸気を蒸気温度検知手段へと導く蒸気案内部材は、左右の壁と天面の壁を有したコの字形状であり蒸気温度検知手段近傍まで伸張しており、蒸気の熱を逃がすことなく、さらに、周辺に結露した液体が蒸気温度検知手段に滴下し蒸気温度の誤検知が発生しないように工夫されているが、沸騰後の加熱量を長くし液質の改善を行うpH値増加コースを実施した場合は、多量の結露した液が蒸気温度検出手段周辺に溜り、保温後に再度湯沸かしを行う場合に結露した液体
により蒸気温度検知手段の感度が低下し、沸騰誤検知が発生するという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、沸騰時間が長く継続するpH値増加コース選択時でも、沸騰を検知する蒸気温度検知手段取り付け部周辺の蒸気の漏れをなくし、使用者が本体に設けられた支点軸に手をかざした時に非常に熱いという事がなく、また、蒸気温度検知手段取り付け部周辺に液体が結露し、蓋体の開閉操作時に飛び散らず、設置場所周辺が濡れる事がなく、更に、蒸気温度検知手段周辺部の結露を抑制し、結露した液体が蒸発しやすくすることで、保温後の再沸騰を実施したときの沸騰誤検知が発生しない電気湯沸かし器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気湯沸かし器は、沸騰時に発生した蒸気を蒸気温度検知手段方向へと案内する蒸気案内部材に、蓋体を閉じた状態で蒸気温度検知手段の周囲を覆い、蒸気温度検知手段の取り付け面に圧接するパッキンを取り付けるとしたものである。これによって、蒸気温度検知手段の周辺部から蒸気が漏れないものとなる。
また、本発明の電気湯沸かし器は、蒸気案内部材の案内部の天面に蒸気を導く方向で蒸気温度検知手段の手前に穴を設けるとしたものである。これによって、蒸気が通過しやすくなるとともに、蒸気温度検知手段周辺の結露が抑制され、結露した液体が蒸発しやすくなるものとなる。
本発明の電気湯沸かし器は、沸騰時間が長く継続するpH値増加コース選択時でも、沸騰を検知する温度検知手段取り付け部周辺の蒸気の漏れをなくし、使用者が本体に設けられた支点軸に手をかざした時に非常に熱いという事がない。また、蒸気温度検知手段取り付け部周辺液体が結露せず、蓋体の開閉操作時に飛び散る事がなく、設置場所周辺が濡れる事がない。更に、蒸気温度の検知性能が向上し、保温後の再沸騰を実施したときの沸騰誤検知が発生しなくすることができる。
本発明の実施の形態における概略構成図 本発明の実施の形態における蓋体を閉じた時の蒸気温度検知手段の周辺詳細図 本発明の実施の形態におけるパッキンと蒸気案内部材の取り付け位置関係を示す図 本発明の実施の形態における蓋体を開いた時の蒸気温度検知手段の周辺詳細図
第1の発明は、本体内に配した液体を収容する容器と、前記容器の開口部を覆うとともに前記本体に設けられた支点軸で開閉自在に配された蓋体と、前記容器内の液体を加熱する加熱手段と、前記蓋体の外郭部に形成した蒸気排出口と前記容器の開口部とを連通する蒸気通路と、前記蓋体の蒸気通過部の途中に形成した中間開口部近傍であって前記本体に取り付けられ蒸気温度検知手段と、前記蓋体内部に取り付けた蒸気を前記蒸気検知手段方向へと案内する蒸気案内部材と、前記蒸気案内部材に取り付けて前記蓋体を閉じた状態で前記蒸気検知手段の周囲を覆い前記蒸気検知手段の取り付け面に圧接するパッキンとを備えた電気湯沸かし器とすることにより、蒸気温度検知手段周辺の外部への隙間がなくなり、蒸気の漏れをなくすことができ、沸騰状態を速やかに検知して、器体外に排出される蒸気の量を極力低減する通常沸騰コース選択時のみならず、沸騰後に加熱手段により所定加
熱量加熱し、炭酸ガスなどの溶存成分を放出させることでpH値を一定値以上増加させ、お茶などの抽出に適した液質に改善する事が出来るpH値増加コース選択時も、使用者が本体に設けられた支点軸に手をかざした時に非常に熱いという事がなく、また、蒸気温度検知手段取り付け部周辺に液体が結露し、蓋体の開閉操作時に飛び散らず、設置場所周辺が濡れないようにすることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のパッキンを弾性に富む材質により形成することにより、蓋体を閉じた時の蒸気検知手段の取り付け面への圧接変形代を大きくすることができ、蓋体の開閉により、若干蓋体の位置が変っても隙間が発生しないようにできる。また、蒸気検知手段の取り付け面に沿って変形しやすい為、蒸気検知手段の取り付け面の状態により隙間が発生しないようにできる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明のパッキンは、蒸気温度検知手段の取り付け面に圧接する部分が、蛇腹形状部を有することにより、蓋体を閉じた時の蒸気検知手段の取り付け面への圧接変形代が極めて大きくなり、また、圧接変形させた時の応力が小さくなり、耐久性能を向上することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明のパッキンは、蒸気案内部材に差し込む袋形状部を有することにより、パッキンと蒸気案内部材の隙間がなくなり、蒸気通路内で結露した液体が蒸気温度検知手段周辺へと侵入せず、多量の結露した液体による蒸気温度誤検知を発生しないようすることができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明のパッキンを蓋体の蒸気通過部の途中に形成したパッキン取り付け穴に圧接することにより、パッキンと蓋体の蒸気通過部の途中に形成したパッキン取付け穴の隙間がなくなり、蓋体の中で結露した液体が外に漏れず、蓋体の開閉操作時に蓋体の内側に付着した液体が飛び散らず、設置場所周辺を濡らさないようにすることができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明のパッキンを蒸気案内部材に差し込んだ方向と直角方向に蓋体に取り付け、取り付けた状態で前記差し込み方向にずれない様に固定されることにより、蓋体を掃除する時などに不用意にパッキンに触れて外部から取り外す方向に負荷がかかった場合でもパッキンが蒸気案内部材に引っ掛かった状態になり、外れないようにすることができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか1つの発明の蒸気案内部材を蒸気を導く方向で蒸気温度検知手段の手前の天面に穴が開いているとすることにより、蒸気が蒸気温度検知手段周辺に留まらず、熱交換が促進され蒸気検知性能を向上することができる。また、蒸気量が多いときには結露を抑制し、保温時に若干量結露した液体を蒸発させることができる。また、穴位置が蒸気検知手段の上部から外れた位置にすることにより、蒸気温度検知手段周辺部に結露した液体が滴下した場合に蒸気温度検知手段の受感部に溜まらず、沸騰誤検知が発生しないようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における電気湯沸かし器の概略構成図を示すものである。
図1において、本体1と、液体を収容する有底筒状の容器2と、容器2の上方開口部を開閉自在に覆う蓋体4と、容器2内の液体を加熱・保温する加熱手段3と、液体を器体外
へ導出する手段である電動式ポンプ14と、容器2内の液体の温度を検知するサーミスターなどの温度検知手段11と、温度検知手段11により検知された温度に応じて加熱手段3を制御する制御手段12と、液体の沸点到達後、さらに加熱手段3により所定加熱量加熱して液体のpH値増加コースを指示入力するpH値増加手段13と、蒸気の温度を検知する蒸気温度検知手段8とを備えている。電動式ポンプ14は、吸込口15から液体を吸い込み、電動式ポンプ14の吐出口16と器体外への導出口17とを連通する水管パイプ18介して液体を器体外へ導出する。pH値増加手段13は、本体1の操作部において、pH値増加の切替えを選択する専用キーである。また、このpH値増加手段13は、キー操作により所定加熱量を選択可能としている。さらに、pH値増加手段13は、所定加熱量を加熱する時間を設定可能としている。蓋体4は、容器2の開口部に対する開閉のための回動を行う際の回転軸となるヒンジ部19と、本体外郭に蒸気排出口5と、蓋体を閉じたときに本体の爪受け部21に係合するロック部材22と、容器2の開口部と蒸気排出口5を連通する蒸気通路6と、本体1を転倒させたときに容器2内の液体が流出するのを防止するための転倒流水防止弁20と、蒸気通路6を通過した蒸気を蒸気温度検知手段8、または、蒸気排出口5方向へと導く蒸気案内部材9を備えている。また、蒸気温度検知手段8近傍に中間開口部7を有し、蓋体4を閉じた状態で蒸気温度検知手段8の周囲を覆い、蒸気温度検知手段の取り付け面27に圧接するパッキン10を備えている。
以上のように構成された電気湯沸かし器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、一般によく知られているように、蓋体4を開放して容器2内に液体を入れ、液体を加熱保温し、電動式ポンプ14により湯は矢印のように水管パイプ18を通り導出口17から適宜吐出させることができる。pH値増加手段13により、pH値増加コースが選択されていない場合は、容器2内の液体を加熱手段3で加熱し、湯沸かしを行い沸騰させると、それによって発生する蒸気が、蒸気通路6内へ流入し、蒸気排出口5に至る途中で、中間開口部7より、蒸気温度検知手段8の受感部へ当たり、その温度を上昇させる。この温度上昇あるいは絶対温度により、沸騰を検知して、加熱手段3への通電を遮断する。このようにして蒸気が蒸気温度検知手段8方向へ導かれる経路を通常経路と称し、図2に実線の矢印アで示す。図2は蓋体4、蒸気案内部材9、蒸気温度検知手段8周辺の構成を示したもので、蒸気案内部材9の途中には、天面と左右側面とからなる断面が略コの字型、あるいは略への字型、もしくは略円弧状の案内部23が形成されており、その端部は、蒸気温度検知手段8の受感部の方へ伸びている。その案内部23の近傍の、蒸気排出口5の下方には穴部24が形成されており、蒸気が、蒸気案内部材9内を通過する際に、中間開口部7に至る前に、蒸気排出口5に抜けるバイパス経路、換言すれば蒸気の短絡経路を形成している。これにより、湯沸かしの途中での蒸気量が少なく、その流速が遅い場合には、蒸気はバイパス経路を経て蓋体4に形成した蒸気排出口5より器体外に排出されて、蒸気温度検知手段8の受感部8にはほとんど到達しないので、沸騰したと誤検知することはない。なお、バイパス経路を流れる蒸気の流れを実線の矢印イで示している。 また、沸騰に達して蒸気の量が多くなりその流速が速くなると、蒸気は案内部23によって蒸気温度検知手段8の受感部へ導かれて、受感部の温度を急激に上昇せしめて、速やかに沸騰を検知し、加熱手段3の通電を遮断する。
パッキン10を蒸気温度検知手段の取り付け面27に圧接し、蛇腹形状部を変形させ、弾性により蒸気温度検知手段の取り付け面27に密着させることにより、実線の矢印ウの経路から器体外へ蒸気が漏れることがない。また、実線の矢印エの経路で隙間に蒸気が停滞・結露することがない。
また、pH値増加手段13により、pH値増加コースが選択されている場合は、蒸気温度検知手段8により沸騰検知後、加熱手段3によりさらに、一定の加熱量を一定の時間で加熱され、一定温度(60℃〜98℃)に保温される。沸騰検知後、さらに加熱すること
により、沸騰状態が継続し加えた熱量に比例し、液体に溶解した炭酸ガスの放出が促進される。これにより、液体の性状がアルカリ側にシフトし、その液体を用いると、お茶や紅茶、コーヒーなどの飲料を入れる際、その抽出量が増加し、おいしい飲料を提供することができる。このように、沸騰状態を継続した場合においても、パッキン10が蒸気温度検知手段の取り付け面27に圧接され、蛇腹形状部が変形し、弾性により蒸気温度検知手段の取り付け面27に密着しているので、実線の矢印ウの経路から器体外へ蒸気が漏れることがない。さらに、実線の矢印エの経路で隙間に蒸気が停滞・結露することがない。
また、蒸気案内部材9の案内部23の天面の穴部24は、通常の沸騰検知時に蒸気温度検知手段8周辺の熱交換を促進し蒸気温度検知の感度を向上させ、沸騰時間が長いpH値増加コースのように多量の蒸気が通過する場合に蒸気を蒸気排出口5方向に逃がし結露を抑制し、結露した液体が蒸気温度検知手段8の周辺に溜まり沸騰誤検知が発生するのを防ぐことができる。
また、穴部24の位置が蒸気温度検知手段8の上部から外れた位置のため、蒸気案内部材9の周辺に結露した液体が穴部24を通って滴下したときに蒸気温度検知手段8の方向に流れて溜まらないので沸騰誤検知が発生するのを防ぐことができる。
また、図3は、パッキン10と蒸気案内部材9の蓋体2への取り付け位置関係を表したもので、先ずパッキン10の袋形状部に蒸気案内部材9の案内部23の先端を差し込む、次にパッキン10の蛇腹形状部をパッキン取付け穴28に差し込む。このとき、パッキン10の外周はパッキン取付け穴28の内径に沿って圧接し、パッキン10の内周は、蒸気案内部材9の案内部23の先端の外周に圧接する様にパッキン10の肉厚を設定している。パッキン10の袋形状部に蒸気案内部材9の案内部23の先端を差し込み、パッキン10の内周は、蒸気案内部材9の案内部23の先端の外周に圧接していることにより、パッキン10の外側で滴下した液体が蒸気温度検知手段8の周辺に侵入しない為、沸騰誤検知が発生しない。また、パッキン10の外周はパッキン取付け穴28の内径に沿って圧接していることにより、パッキン10の外側で滴下した液体が蓋体2の外側に漏れない為、蒸気温度検知手段取り付け部周辺に液体が付着し蓋体の開閉操作時に飛び散り設置場所周辺が濡れる事がない。また、パッキン10に蒸気案内部材9を取り付けた方向と直角方向に蓋体に固定することにより、蓋体を掃除する時などに不用意にパッキン10の蛇腹形状部に触れて外部から取り外す方向に負荷がかかった場合でも、パッキン10の袋形状部が蒸気案内部材に引っかかる為、パッキンが外れてしまうことがない。
また、図4は、容器2の開口部に対する開閉のための回動を行う際の回転軸となるヒンジ部19 を軸にし、破線矢印のとおり蓋体4を開けた状態を示したもので、このとき、実線矢印オに示すように蓋体4の内部で結露した液体がパッキン10の方へ流れ、中間開口部7とパッキン10の境界部25、26に溜まるが、パッキン10は、蒸気案内部材9に取り付ける部分の形状が袋状の形状を有し、蒸気案内部材9をこの袋形状部に差し込んでおり、蓋体4の蒸気通過部の途中に形成したパッキン取付け穴26に圧接する形状を有しているため、境界部25、26に溜まった液体が蓋体4の外部に流出することはない。
以上のように、本実施の形態においては、パッキン10を追加することにより、蒸気の温度で沸騰検知を行うもので、沸騰時間が長く継続するpH値増加コースを選択する時でも、沸騰を検知する蒸気温度検知手段8の取り付け部周辺からの蒸気の漏れがなく、使用者が本体1に設けられたヒンジ部19付近に手をかざした時に非常に熱いという事がない。
また、蒸気温度検知手段8の取り付け部周辺に液体が結露せず、蓋体4の開閉操作時に飛び散る事がなく、設置場所周辺が濡れる事がない。また、蒸気検出手段8周辺の結露が
抑制され、沸騰誤検知をなくすことができる。
以上のように、本発明にかかる電気湯沸かし器は、蒸気温度検知手段を設け、沸騰後速やかに湯沸かしを停止し、蒸気の発生を極力抑えることができ、また、沸騰後の加熱量を制御し液体のpH値を調整しお茶などの抽出に適した液質に積極的に改善出来るコースを選択した場合も蒸気漏れ、沸騰誤検知を防止することが可能となるので、湯沸かしが行える機器、すなわち、炊飯器、保温調理器、給湯器など主に液体からなる収容物の加熱・調理を目的とする機器等の用途にも適用できる。
1 本体
2 容器
3 モーター(加熱手段)
4 蓋体
5 蒸気排出口
6 蒸気通路
7 中間開口部
8 蒸気温度検知手段
9 蒸気案内部材
10 パッキン
11 温度検知手段
12 制御手段
13 pH値増加手段
14 電動式ポンプ(排出手段)
15 吸込口
16 吐出口
17 導出口
18 水管パイプ
19 ヒンジ部
20 転倒流水防止弁
21 爪受け部
22 ロック部材
23 案内部
24 穴部
25、26 境界部
27 蒸気温度検知手段の取り付け面
28 パッキン取り付け穴

Claims (7)

  1. 本体内に配した液体を収容する容器と、前記容器の開口部を覆うとともに前記本体に設けられた支点軸で開閉自在に配された蓋体と、前記容器内の液体を加熱する加熱手段と、前記蓋体の外郭部に形成した蒸気排出口と前記容器の開口部とを連通する蒸気通路と、前記蓋体の蒸気通過部の途中に形成した中間開口部近傍であって前記本体に取り付けられ蒸気温度検知手段と、前記蓋体内部に取り付けた蒸気を前記蒸気検知手段方向へと案内する蒸気案内部材と、前記蒸気案内部材に取り付けて前記蓋体を閉じた状態で前記蒸気検知手段の周囲を覆い前記蒸気検知手段の取り付け面に圧接するパッキンとを備えた電気湯沸かし器。
  2. パッキンは、弾性に富む材質により形成するとした請求項1に記載の電気湯沸かし器。
  3. パッキンは、蒸気温度検知手段の取り付け面に圧接する部分が、蛇腹形状部を有する請求項1または2に記載の電気湯沸かし器。
  4. パッキンは、蒸気案内部材に差し込む袋形状部を有した請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
  5. パッキンは、蓋体の蒸気通過部の途中に形成したパッキン取り付け穴に圧接する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
  6. パッキンは、蒸気案内部材に差し込んだ方向と直角方向に蓋体に取り付け、取り付けた状態で前記差し込み方向にずれない様に固定される請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
  7. 蒸気案内部材は、蒸気を導く方向で蒸気温度検知手段の手前の天面に穴が開いている請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
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