JP2011072722A - 電気ケトル - Google Patents

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貴大 田淵
Akio Furuta
亮雄 古田
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Abstract

【課題】上蓋の開閉時、噴き出す蒸気の漏れを防止することで、火傷の発生を抑止する電気ケトルを提供する。
【解決手段】 上方が開口し所定量の液体が収容されるケトル本体と、前記ケトル本体に収容された液体を加熱する加熱手段と、前記ケトル本体の前記開口を覆う開閉自在な蓋体と、前記加熱手段を制御する制御手段と、温度を検知する温度センサと、前記蓋体の側壁から出没自在な蒸気口を有する蒸気ガイドとを備え、前記蓋体と装着する面を持つ前記ケトル本体の凹部に前記温度センサを設けた電気ケトルにおいて、前記蓋体を前記ケトル本体に着脱する際、前記蓋体に設けた操作ボタンを作動することで、操作ボタン、スプリング、リンク部材、スプリングの順で連結された前記蒸気ガイドが前記温度センサに近接して気密状態となる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、主として一般家庭で使用される電気ケトルに関する。
従来より、一般家庭でお湯を沸かすことができるように電気ポットが開発されている。
また手軽にお湯を沸かす際は、使用する分量だけ湯を沸かす機器として電気ケトルが使用される。このような電気ケトルには、発生した蒸気の温度検出に蒸気温度検知センサを使用する。この検知センサは、一般的に水が沸騰したことを検知するために用いられる。例えば、特許文献1に開示されたこの種の装置を図6に示す。図6を参照すると、未加熱の空気を過熱する際、揺動スイッチ39を押し下げ、スチームセンサ32を経る電気回路を閉じ、この電流を加熱素子16に供給して、素子の上側表面がケトル内の水を加熱するとき、素子の下側表面はベースエンクロージャ44内の空気を加熱する様子が示されている。加熱された空気は、矢印A1で示すように第1及び第2のチムニー40,42を上昇し、矢印A2で示すようにスチーム室20を経て通気される。この時、未加熱の空気は、矢印A3で示すように通気孔48からベースエンクロージャ44に引き込まれ、ケトル内の水が沸騰するとき、矢印A4で示すようにスチームベント18からスチーム室20内に進入し、バイメタル素子34がプリセット温度に達するときこのバイメタル素子が動作して電流の流れを加熱素子16から遮断することが開示されている。
特開平10−157号公報
しかしながら、このような電気ケトルは、蓋12とスチーム室20の間にある通気孔22から高温の蒸気が常に漏れ出すので、蓋12の開閉時、漏れた高温の蒸気が使用者に触れることによって火傷等の危険を負わせる虞がある。
そこで、上記事情を鑑み、本発明の目的は、上蓋の開閉時、上蓋とケトル本体の隙間から噴き出す蒸気の漏れを防止することによって、使用者に高温の蒸気が触れることを防ぐことを可能とする電気ケトルを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の電気ケトルは、上方が開口し所定量の液体が収容されるケトル本体と、前記ケトル本体に収容された液体を加熱する加熱手段と、前記ケトル本体の前記開口を覆う開閉自在な蓋体と、前記加熱手段を制御する制御手段と、温度を検知する温度センサと、前記蓋体の側壁から出没自在な蒸気口を有する蒸気ガイドとを備え、前記蓋体と装着する面を持つ前記ケトル本体の凹部に前記温度センサを設けた電気ケトルにおいて、前記蓋体を前記ケトル本体に着脱する際、前記蓋体に設けた操作ボタンを作動することで、操作ボタン、スプリング、リンク部材、スプリングの順で連結された前記蒸気ガイドが、前記温度センサに近接して凹部と蒸気ガイドの接続部分が気密状態となることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電気ケトルにおいて、前記蒸気ガイドは、前記温度センサを囲む凹部に嵌め込まれるように凸部を形成することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1から2に記載の電気ケトルにおいて、前記蒸気ガイドの外側は樹脂、前記蒸気ガイドの内側および先端はパッキンにて構成されることを特徴とする。
本発明の電気ケトルによれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1の発明によれば、蓋体をケトル本体に装着した際に、蓋体の側壁より蒸気口を有する蒸気ガイドが温度センサに向けて水平方向に出没自在に移動するので、蒸気ガイドが温度センサに接近することで、ケトル本体内で発生した蒸気が温度センサへ流れる蒸気通路の気密性は確保され、蓋体とケトル本体の装着時に生じる隙間からの蒸気漏れは発生しない。この構成によると、蓋体の開閉時、蓋体とケトル本体の隙間から蒸気漏れが生じることがないので、使用者に火傷等を負わせる虞もなく安心して使用できる。
請求項2の発明によれば、請求項1へ記載の電気ケトルにおいて、蓋体をケトル本体に装着する際には、前記蒸気ガイドは、前記温度センサを囲む凹部に向けて嵌め込まれる凸部を形成するので、蒸気ガイドが蓋体とケトル本体とを繋ぐ筒状パイプの役割を果たす。この凸部と凹部が嵌合する構成によって、蓋体はケトル本体から外れ難くなる。
請求項3の発明によれば、請求項1から2へ記載の電気ケトルにおいて、蓋体をケトル本体に装着時には前記蒸気ガイドの外側は樹脂、内側と先端はパッキンにて構成されるので、蓋体とケトル本体の隙間から熱、及び蒸気がケトルの外部へ拡散することなく、一定の保温効果を持続することができる。
本発明の実施形態における電気ケトルの側面図 本発明の実施形態における電気ケトルの上面図 本発明の実施形態における電気ケトルの正面図(図3A)と背面図(図3B) 本発明の実施形態における電気ケトルの図1におけるA―A線の断面図 本発明の実施形態における電気ケトルの図4における円弧部■の拡大図であり、蓋体をケトル本体に装着する際の拡大図(図5A)と蓋体をケトル本体から取外す際の拡大図(図5B) 従来技術の電気ケトルにおける断面図
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための電気ケトルを例示するものであって、本発明をこの電気ケトルに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1〜5を参照して、本発明の実施形態に係る電気ケトルを説明する。図1は、本発明の実施形態における電気ケトルの側面図である。図2は、本発明の実施形態における電気ケトル上方から眺めた上面図で、蓋を閉じた状態の上面図(図2A)及び断面図(図2B)である。図3は、本発明の実施形態における電気ケトルの正面図(図3A)と背面図(図3B)である。図4は、本発明の実施形態における電気ケトルの図1におけるA―A線の断面図である。図5は、本発明の実施形態における電気ケトルの図4における円弧部■の拡大図であり、蓋体をケトル本体に装着する際の拡大図(図5A)と蓋
体をケトル本体から取外す際の拡大図(図5B)である。
まず、本発明の実施形態における電気ケトル1の全体構成について説明する。
電気ケトル1は、図1に示すように、所定量の水などの液体が収容されるケトル本体2と、このケトル本体2の上方を覆う開閉取外し自在な蓋体3と、ケトル本体2が載置される基台4とを有し、ケトル本体2の側壁部に半楕円リング型の取っ手ハンドル5を備えている。
ケトル本体2は、耐熱性を有する樹脂で形成される。
基台4は、ケトル本体2の電気コネクタを介して接続され、商用電源からの電力をケトル本体2へ供給する。電気ケトル1は、基台4にケトル本体2を置いた状態で使用する。なお、ケトル本体2と基台4は、一体のものを用いることも出来る。
蓋体3は、図2Aに示すように、ケトル本体2の上方に装着される。
ケトル本体2から蓋体3の取外しを行う際は、蓋体3の中央部付近に配設された操作ボタン6を使用する。操作ボタン6を両側から押さえることで片手で簡単に蓋体3を取外すことが出来る。
具体的には図2Bの断面図に示すように、蓋体3の中央に位置する操作ボタン6を両側から摘むように押さえることによって操作ボタン6と接続されたスプリング7が伸縮する。続いてスプリング7と接続されたリンク部材aがY2、Y3方向に移動する。またスプリング7と接続されたリンク部材gもY2,Y3方向に移動し、リンク部材g1、g2が互いにリンク部材bに接してX1方向にリンク部材bを移動させる。続いて、リンク部材bと連結されたリンク部材cが枢支点eを軸にしてZ1、Z3方向へ移動する。さらにリンク部材cと連結されたリンク部材dはX2方向に移動する。この後、リンク部材dと連結されたスプリングfが伸縮し、スプリングfと連結された蒸気ガイド10は凹部11から外れる。このように操作ボタン6を両側から摘むように押さえる動作により、蓋体3の側面より蓋体3の側壁に配設された係止爪8と蒸気ガイド10は共に連動して蓋体3の内部に収納され、ケトル本体2から蓋体3を取り外すことが可能となる。
またケトル本体2から取り外した蓋体3をケトル本体2へ装着する際にも操作ボタン6を使用する。この際は操作ボタン6を両側から押さえ、係止爪8と蒸気ガイド10を蓋体3の内部に一旦引っ込めてから蓋体3をケトル本体2に装着する。続いて操作ボタン6を放し、係止部9に係止爪8を係止させ、凹部11に蒸気ガイド10を嵌合する。
具体的には図2Bの断面図に示すように、ケトル本体2へ蓋体3を装着する際は、一度操作ボタン6を押さえて係止爪8と蒸気ガイド10を蓋体3の内部に引っ込めた状態から蓋体3をケトル本体2へ装着した状態で操作ボタン6を放すと、操作ボタン6と接続されたスプリング7が伸縮しスプリング7と接続されたリンク部材aがY1、Y4方向に移動して、係止爪8が係止部9に係止される。さらに、リンク部材g1がY1方向へ、リンク部材g2がY4方向へ移動する。さらにスプリングfが伸縮することで、蒸気ガイド10はX1方向へ移動し、凹部11へ嵌合する。またスプリングfの伸縮によってリンク部材dがX1方向に移動することで、リンク部材dと連結されたリンク部材cが枢支点eを軸にしてZ2、Z4方向へ移動し、リンク部材cと連結されたリンク部材bはX2方向に移動する。蒸気ガイド10の動作については後述する。
また蓋体3には開閉ボタン12を設けており、この開閉ボタン12を押下することによって、注ぎ口である注水口13を開いたり閉じたりする。開閉ボタン12を押下すると注水口13が開き、さらに開閉ボタン12を押下すると注水口13が閉まり、ケトル本体内の温度を或る程度一定に保たれる。
電気ケトル1は、図3Aの正面図に示すように、注水口13が設けてあり、ケトル本体2内で沸いた液体は、この箇所から注がれる。注水口13の注ぎ口は広くなっており、例えば、沸騰したお湯をカップ等に注ぐことが簡単に行える。
また電気ケトル1は、図3Bの背面図に示すように、通電をオン・オフする電源スイッチ14を取っ手ハンドル5の上方に近い位置に備える。この位置に電源スイッチ14を備えることで、電気ケトル1の通電操作が容易となる。
電源スイッチ14を押下することによって、加熱ヒータ板に通電を開始する。なお加熱ヒータ板については後述する。
次に、図1の電気ケトル1におけるA―A線の断面図である図4を説明する。
ケトル本体2は、上方が開口13で開口しており、ケトル本体2内に液体を貯める際はケトル本体2の上部へ装着する蓋体3を取外し、ケトル本体2の上部が開口された状態で内容器15に水などの液体を注ぐ。
内容器15はステンレス素材で形成されており、ケトル本体2内から外部へ水漏れを防止する耐水性に優れた部材となっている。
ケトル本体2の上部には、取っ手ハンドル5の上方内部にサーミスタからなる温度センサ16が装着されている。
取っ手ハンドル5は、この取っ手ハンドル5を構成する部材内に、温度センサ16の検出値を入力して加熱ヒータ板を制御する制御手段17が収納されており、温度センサ16と制御手段17とは、図示しないがリード線で接続される。
温度センサ16は、取っ手ハンドル5内の凹部11の奥へ収納されているので、温度センサ16がケトル本体2内の側壁へ設置収納されているものと比べても気密性が高くなるため、ケトル本体2内の温度検知が正確に行える。
制御手段17は、図示しないがマイクロコンピュータ及びメモリなどを有し、メモリには、水等が入れられ加熱された際に、沸騰したお湯がケトル本体2の注水口13から吹きこぼれない基準値(例えば水の蒸気温度で85℃)等が設定されている。制御手段17は、温度センサ16の検知値がこの基準値に達したとき、加熱ヒータ板への加熱を停止させる制御を行う。
また制御手段17の周囲は、蒸気の侵入を阻止するシール部材で覆われる。制御手段17はシール部材に覆われることよって蒸気による熱の影響を受けることが無くなるので、誤動作或いは故障などを防止できる。
ケトル本体2の内部で発生した蒸気は、図4に点線で示す流路を辿る。具体的には発生した蒸気は、蒸気通路18を流れ、蒸気ガイド10を通じて温度センサ16へ向かって流れる。さらに蒸気は、蒸気出口19より外部へ排出される。
また、ケトル本体2の底部には加熱ヒータ板(以下、加熱ヒータ)20が配置される。
加熱ヒータ20は、所定の厚さを有するステンレス製板にシーズヒータ(図示省略)が装着されたものとなっている。このシーズヒータは電気コネクタ21に接続されている。電気コネクタ21は、ケトル本体2が基台4上に載置されたときに、基台4に設けた基台の電気コネクタ22に接続されるようになっている。
次に、図4の円弧部■を拡大箇所となる図5について説明する。
図5Aは、蓋体3の操作ボタン6を押圧しながらケトル本体2に装着する際の蒸気ガイド10の状態を表す。
蓋体3をケトル本体2へ装着する際、操作ボタン6に連結されたスプリング7と、そのスプリング7と連結されたリンク部材の先端に凸設した蒸気ガイド10が、蓋体3より温度センサ16に向けて水平方向に移動する。蓋体3がケトル本体2へ装着される際、係止爪8が係止部9に係止される動作に連動して、蒸気ガイド10は温度センサ16に近接する。
蒸気ガイド10の外側はポリプロピレンからなる強靭な樹脂成型体23で覆われている。蒸気ガイド10はケトル内部で発生した蒸気を温度センサへ流す出没自在な蒸気口でもあり、ポリプロピレンの他に、ポリエチレン、ポリカーボネート等の樹脂を用いることも可能である。
蒸気ガイド10の内側と先端は、ケトル本体内の気密性を確保するため耐熱性、弾性を有する軟質のシリコンからなるパッキン24で形成されている。またパッキン24は耐熱性、弾性に優れているばかりか耐水性にも優れているので、蒸気ガイド10の内側を流れる蒸気がケトル本体2と蓋体3との隙間を通ってケトル外部へ漏れ出すことを防ぐ。
また蒸気ガイド10は、前述したように操作ボタン6を押さえたり、放したりする動作と連動して出没する機構を備えるので、蓋体3をケトル本体2に装着する際は、図5Aに示すようにリンク部材dは矢印X1方向に移動し、同時にリンク部材dと一端で接続されたスプリングfは伸縮し、スプリングfの他端で接続された蒸気ガイド10は矢印X1方向に移動する。
ケトル本体に蓋体3を装着した時の蒸気ガイド10は、蓋体3の側壁より凸設しており凸部を形成する。また前記温度センサ16を取り囲む部分は、凹部11が形成される。ケトル本体2に蓋体3を装着した時は、この凹部11と蒸気ガイド10の接続部分が気密状態になる様に嵌め込まれる。この気密状態において、ケトル本体2内の蒸気は蒸気ガイド10を流れ、直に温度センサ16に届く。このため、ケトル本体2と蓋体3との隙間から蒸気漏れが生ずることはない。
図5Bは、ケトル本体2に装着した蓋体3を取外す際の蒸気ガイド10の状態を表す。操作ボタン6を押圧すると、蒸気ガイド10が蓋体3の内部に移動して収納され、ケトル本体2からスムーズに蓋体3を取り外すことが可能となる。この際、蓋体3の操作ボタン6を押圧するタイミングで、リンク部材dが矢印X2方向に移動する。リンク部材dが矢印X2方向に移動することで、スプリングfが伸縮し、蒸気ガイド10も矢印X2方向へ移動して蓋体3とケトル本体2と嵌み合う箇所が無くなる。同時に係止爪8も係止部9と嵌め合う箇所が無くなるのでスムーズに蓋体3の取外しが可能となる。
なお、この実施形態では蓋体3をケトル本体2に装着する際、蒸気ガイド10が凹部11に向けて水平方向に近接して気密状態となることを説明したが、凹部11が蒸気ガイド10に向けて水平方向に移動し、凹部11と蒸気ガイド10が嵌合する構成を取っても良い。この場合においても蒸気ガイド10と温度センサ16との間の気密性は保たれるため、ケトル本体2と蓋体3との隙間から蒸気漏れが生じることはない。
以下、電気ケトル1の使用方法を説明する。
まず指先で操作ボタン6を押圧すると、スプリング7が可動し、スプリング7と連結されたリンク部材a〜d、及びリンク部材a〜dと連結された係止爪8、蒸気ガイド10が蓋体3の内側へ引っ込み、蓋体3を取り外すことができる。この蓋体3を取り外した状態でケトル本体2内に水などの液体を入れる。次いで、蓋体3をケトル本体2に装着をして、このケトル本体2を基台4に載置固定する。この状態で電源スイッチ14をオンする。この電源スイッチ14のオンにより、加熱ヒータ20への通電が開始され、ケトル本体2内の水が加熱される。水が加熱されると、水が蒸発して、温度センサ16は、この蒸気温度を検知して、この検知出力が制御手段17に送られる。この制御手段17には、メモリに基準値(例えば蒸気温度で85℃)が記憶されているので、この基準値と検知温度とを比較して、検知温度が基準値に達しているときは、加熱ヒータ20への通電を停止する。ケトル本体2内で発生した蒸気は、蒸気通路18、蒸気出口19を流れて電気ケトル1の外部へ排出される。
このように、本発明の電気ケトルは、蒸気ガイドが温度センサ方向に延びて蓋体とケトル本体の隙間からケトル本体内の蒸気が漏れるのを防ぐので、温度センサによる測定の精度が向上する。また蒸気漏れによる火傷等も発生しないため、操作上の安全性も確保される。さらには、ケトル本体内の熱効率が良くなり、素早い湧き上がりが実現できるので、湧き上がりに必要な電力が節減され、使用電力の省電力化に大いに貢献することが可能となる。
本発明は、主として一般家庭で使用される電気ケトルに好適であり、蓋の取外しが可能な電気ポット等にも広く利用可能である。
1・・・電気ケトル
2・・・ケトル本体
3・・・蓋体
4・・・基台
5・・・取っ手ハンドル
6・・・操作ボタン
7・・・スプリング
8・・・係止爪
9・・・係止部
10・・蒸気ガイド
11・・凹部
12・・開閉ボタン
13・・注水口
14・・電源スイッチ
15・・内容器
16・・温度センサ
17・・制御手段
18・・蒸気通路
19・・蒸気出口
20・・加熱ヒータ板(加熱ヒータ)
21・・電気コネクタ
22・・基台の電気コネクタ
23・・樹脂成型体
24・・パッキン
a〜d・・・リンク部材
e・・・枢支点

Claims (3)

  1. 上方が開口し所定量の液体が収容されるケトル本体と、前記ケトル本体に収容された液体を加熱する加熱手段と、前記ケトル本体の前記開口を覆う開閉自在な蓋体と、前記加熱手段を制御する制御手段と、温度を検知する温度センサと、前記蓋体の側壁から出没自在な蒸気口を有する蒸気ガイドとを備え、前記蓋体と装着する面を持つ前記ケトル本体の凹部に前記温度センサを設けた電気ケトルにおいて、
    前記蓋体を前記ケトル本体に着脱する際、前記蓋体に設けた操作ボタンを作動することで、操作ボタン、スプリング、リンク部材、スプリングの順で連結された前記蒸気ガイドが、前記温度センサに近接して凹部と蒸気ガイドの接続部分が気密状態となることを特徴とする電気ケトル。
  2. 前記蒸気ガイドは、前記温度センサを囲む凹部に嵌め込まれるように凸部を形成することを特徴とする請求項1に記載の電気ケトル。
  3. 前記蒸気ガイドの外側は樹脂、内側および先端はパッキンにて構成されることを特徴とする請求項1から2に記載の電気ケトル。
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