JP5617968B2 - 電気ケトル - Google Patents

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    • A47J27/21Water-boiling vessels, e.g. kettles

Description

本発明は、電気ケトルに関し、詳しくは、ヒータにより湯沸かしを行う器体と、この器体の蓋体と、器体の外まわりに設けたハンドルと、器体内で発生する蒸気を導入して蒸気センサに接触させるハンドル上部のセンサ室と、を備えたハンディタイプの電気ケトルに関する。
ケトルは本来コンロに掛けて湯を沸かすだけの、いわゆる「やかん」として古くから用いられているが、電源への接続により手軽に数分で湯沸かしができ、かつハンディタイプで手軽に取り扱える電気ケトルが普及してきている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1は、ヒータによる加熱方式を採用しているが、簡易さを優先して湯沸かし容器が外部に露出するタイプとし、蓋体も転倒時の内容液の流出、蒸気の放出といったことに対する安全構造を有していない簡易構造の電気ケトルを開示している。また、簡易構造に関連して、沸騰を検知するのに、湯沸かし時に発生する蒸気を器体に設けたハンドルの上部連結部内に導入して蒸気センサに接触させるようにし、ハンドル内に導入した蒸気は容器側の熱によって乾燥させて発散させるようにしている。
特開平10−157号公報
しかし、特許文献1に開示のセンサは、容器の側から蒸気を導入して乾燥、排出を図る蒸気通路の上流側拡張部に直接突出させて、蒸気導入路に導入した蒸気と接触するようにしてあり、拡張部に導入された蒸気がそこで旋回しながら上部に抜ける流れに、容器側の底部にまで通じる蒸気通路を通じセンサ部に上ってくる容器側の熱気と合流してセンサと接触するので、沸騰の検知が実際の沸騰に対して遅れたり、早まったりする問題がある。
そこで、本出願人は、器体側からハンドル上部内に蒸気を導入し排出を図る蒸気通路の途中からセンサ室を袋小路状に分岐させて、蒸気通路よりセンサ室に分岐し流入する蒸気がセンサに接触するようにし、センサ室に器体側の熱気が及び難く蒸気温度から沸騰を正確に検知できる電気ケトルを先に提案している(例えば、特願2008−14803号)。
このものは、ハンドルの蒸気センサ室の上に外部に露出した前後方向に長い電源のオン、オフに関連する操作ボタンを設けて、蒸気センサに付帯した沸騰検知時に電源をオフするバイメタルスイッチに連動する受動部材に連結し、外部から電源のオン、オフができるようにしている。一方、操作ボタンの操作部内側から点灯、消灯が視認させる電源ランプは、センサ室、蒸気センサおよび操作ボタンを配置する空きスペースの狭いハンドル上部内を避けて、ハンドル縦部内のスペース上部を利用して設けたランプホルダで保持するようにしている。しかし、これでは、ランプは設けやすいが、ランプ保持位置が操作ボタンから遠く、点灯光の操作ボタン外への映じ光量が減少し、必然的に点灯、消灯間の光量差も小さくなるので、点灯、消灯の別が視認されにくい。
本発明は、電源ランプと操作ボタンとを、ハンドルの上部内で、操作ボタンのオン、オフに関係した操作、動作に影響なく、ハンドルの大型化もなく、近接配置して電源ランプの操作部外への照明輝度、点灯、消灯の視認性の高い電気ケトルを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、本発明の電気ケトルは、ヒータにより湯沸かしを行う器体と、この器体の蓋体と、器体の外まわりに設けたハンドルと、器体内で発生する蒸気を導入して蒸気センサに接触させるハンドル上部のセンサ室と、を備えたハンディタイプの電気ケトルにおいて、蒸気センサはヒータのオン、オフスイッチを兼ね、オン位置と、オフ位置とに安定する受動部材の受動端に蒸気センサのスイッチ部のオン、オフの動作、操作に関連するようセンサ室側に対し可動とした操作ボタンを連結し、操作ボタンはハンドルの操作窓から外部操作できるように露出した操作部を有し、操作ボタンの下に電源のオン、オフに応じて点灯、消灯する電源ランプをセンサ室側固定部材としてのランプホルダで保持して設けたことを特徴としている。
このような構成では、操作ボタンのセンサ室側に対する電源オン側への操作移動での電源オンによる電源ランプの点灯を伴う湯沸かし時に、器体から生じる蒸気を、器体を閉じた蓋体により位置や範囲を制限して外部に放出させながら、器体で発生する蒸気の一部を器体側からハンドル側に導入させて蒸気センサに接触させて沸騰を検知させられ、この沸騰検知によりスイッチ部が操作ボタンのセンサ室側に対するオフ側移動と、電源ランプの消灯を伴い電源をオフするが、電源ランプは、操作ボタンの下にセンサ室側固定部材としてのランプホルダにより保持して設けられて、電源ランプの点灯、消灯は、操作ボタンの操作部の直近からの発光、発光停止として操作部外に映じさせられる。
本発明の電気ケトルの特徴によれば、湯沸かし時、器体からの蒸気の一部を器体側からハンドル側に導入して蒸気センサに接触させて沸騰を検知させ、沸騰検知によりスイッチ部が操作ボタンのセンサ室側に対するオフ側移動と、点灯中の電源ランプの消灯を伴い電源をオフするが、電源ランプは、操作ボタンの下に、センサ室側固定部材としてのランプホルダにより保持して設けられて、電源ランプの点灯、消灯の変化を、操作ボタンの操作部の直近からの発光、発光停止として操作部外に高い輝度で強く映じさせて視認されやすくする。
本発明の実施の形態に係る電気ケトルの1つの具体例を示す断面図である。 同電気ケトルの外観斜視図である。 同電気ケトルの蒸気センサ、操作ボタン、電源ランプの関係を示す断面図である。 同電気ケトルの蒸気センサ、操作ボタン、電源ランプの関係を示す斜視図である。 同電気ケトルの蓋体における上板の表面側斜視図、裏面側斜視図である。
以下本発明の実施の形態に係る電気ケトルにつき、図1〜図5を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。以下の説明は本発明に係る実施の形態の電気ケトルの1つの具体例であって、特許請求の範囲の記載を限定するものではなく、本発明の上記以上のさらなる課題およびそれを解決する特徴をも含んでいる。本発明の各特徴は、それ単独で、あるいは可能な限り種々な組み合わせで複合して採用することができる。
図1に示す電気ケトル100は、1つの特徴として、ハンディタイプ電気ケトルであって、ヒータ1により湯沸かしを行う器体2と、この器体2を閉じる蓋体3と、器体2の外まわりに設けたハンドル4と、器体2内で発生する蒸気5を図1に矢印で示すように導入して蒸気センサ6に接触させるハンドル4上部のセンサ室7と、を備え、器体2側から蒸気5を導入し排出を図る蒸気通路8の途中からセンサ室7を袋小路状に分岐させて、図1に矢印で示すように蒸気通路8よりセンサ室7に分岐し流入する蒸気が蒸気センサ6に接触して蒸気通路8に戻るようにし、蒸気センサ6はヒータ1のオン、オフスイッチを兼ね、スイッチ部6aから図1に示すオン位置と、オフ位置とに安定する受動部材11が後部上方へ立ちあがり、この受動部材11の立ち上がり端に蒸気センサ6のスイッチ部6aのオン、オフの動作、操作に関連する操作ボタン12を連結し、操作ボタン12はハンドル4上面の操作窓13から外部操作できるように露出した操作部12aを有し、センサ室7の蒸気センサ6を上側から保持するセンサ保持壁7aに、操作ボタン12の下に延びて電源のオン、オフに応じて点灯、消灯する電源ランプ14を操作部12下に保持したランプホルダ15を設けている。なお、操作部12aの操作窓13に嵌まり合う周壁12bの下端外周には操作部材12の外側への抜けを防止する抜け止めフランジ12cが一体形成されている。
これにより、操作ボタン12の電源オン側への操作移動での電源オンによる電源ランプの点灯を伴う湯沸かし時に、器体2から生じる蒸気5を、器体2を閉じた蓋体3により位置や範囲を制限して外部に放出させながら、外部への放出が制限されることにより生じる蒸気圧にて、器体2で発生する蒸気の一部を器体2側からハンドル4側の蒸気通路8に流入させて排出させる途中で、蒸気通路8から袋小路状に分岐したセンサ室7にも流入させて蒸気センサ6に接触させて沸騰を検知させられ、この沸騰検知によりスイッチ部6aが操作ボタン12のオフ側移動と、電源ランプ14の消灯を伴い電源をオフするが、電源ランプ14は、操作ボタン12の下にセンサ室7のセンサ保持壁7aから延びたランプホルダ15により保持されて、電源ランプ14の点灯、消灯は、操作ボタン12の操作部12aの直近からの発光、発光停止として操作部12a外に映じさせられる。
この結果、湯沸かし時、器体2からの蒸気5を蓋体3により安全制限して放出することによる蒸気圧にて、放出蒸気5の一部を器体2側からハンドル4側の蒸気通路8に流入させて排出させる途中、蒸気通路8から分岐したセンサ室7にも流入させて蒸気センサ6に接触させて沸騰を検知させ、沸騰検知によりスイッチ部6aが操作ボタン12のオフ側移動と、点灯中の電源ランプ14の消灯を伴い電源をオフするが、電源ランプ14は、操作ボタン12の下に、受動部材11および操作ボタン12の、蒸気センサスイッチ部6aのオン、オフ動作、操作との関連動作を邪魔することのない位置に、センサ室7のセンサ保持壁7aから延びたランプホルダ15に保持されて、電源ランプ14の点灯、消灯の変化を、操作ボタン12の操作部12aの近傍からの発光、発光停止として操作部外に高い輝度で強く映じさせて視認されやすくする。
図1に示す電気ケトル100は、また、別の特徴として、ハンディタイプのヒータ1により湯沸かしを行う器体2と、この器体2の蓋体3と、器体2の外まわりに設けたハンドル4と、器体2内で発生する蒸気5を図1に矢印で示すように導入して蒸気センサ6に接触させるハンドル4上部のセンサ室7と、を備え、器体2側からハンドル4上部内の前部側で蒸気5を図1に矢印で示すように導入し排出を図る蒸気通路8の途中からセンサ室7を袋小路状に分岐させて、蒸気通路8よりセンサ室7に分岐し流入する蒸気5が蒸気センサ6に接触して蒸気通路8に戻るようにし、蒸気センサ6はヒータ1のオン、オフスイッチ6aを兼ね、オン位置と、オフ位置とに安定する受動部材11が後部上方へ立ちあがり、この受動部材11の立ち上がり端に蒸気センサ6のスイッチ部6aのオン、オフの動作、操作に関連する操作ボタン12を連結し、操作ボタン12はハンドル4上面の後部側の操作窓13から外部操作できるように露出した操作部12aを有し、センサ室7の蒸気センサ6を上側から保持するセンサ保持壁7aに、蒸気センサ6と操作ボタン12との連結部21と操作ボタン12の操作部12aとの間に延びて電源のオン、オフに応じて点灯、消灯する電源ランプ14を操作部12a下に保持したランプホルダ15を設けたものとしている。他は、記述の1つの特徴の場合と特に変わらない。
これにより、操作ボタン12の電源オン側への操作移動での電源オンによる電源ランプ14の点灯を伴う湯沸かし時に、器体2から生じる蒸気5を、器体2を閉じた蓋体3により位置や範囲を制限して外部に放出させながら、外部への放出が制限されることにより生
じる蒸気圧にて、器体2で発生する蒸気5の一部を器体2側からハンドル4側の蒸気通路8に流入させて排出させる途中で、蒸気通路8から袋小路状に分岐したセンサ室7にも流入させて蒸気センサ6に接触させて沸騰を検知させられ、この沸騰検知によりスイッチ部6aが操作ボタン12のオフ側移動と、電源ランプ14の消灯を伴い電源をオフするが、電源ランプ14は、ハンドル4上部の前部側に住み分け位置した蒸気センサ6からハンドル4上部の後部側に住み分け位置した操作ボタン12下へ立ち上がった受動部材11と操作ボタン12との連結部21と、操作ボタン12の操作部12aとの間に、操作部ボタン12の住み分け側スペースを利用して位置されて、センサ室7のセンサ保持壁7aから同位置まで延びたランプホルダ15の保持により受動部材11および操作ボタン12の、蒸気センサスイッチ部6aのオン、オフ動作、操作との関連動作を邪魔することなく、電源ランプ14の点灯、消灯は、操作ボタン12の操作部12aの直近、真下からの発光、発光停止として操作部12a外に映じさせられる。
この結果、湯沸かし時、器体2からの蒸気5を蓋体3により安全制限して放出することによる蒸気圧にて、放出蒸気5の一部を器体2側からハンドル4側の蒸気通路8に流入させて排出させる途中で、蒸気通路8から分岐したセンサ室7にも流入させて蒸気センサ6に接触させて沸騰を検知させ、沸騰検知によりスイッチ部6aが操作ボタン12のオフ側移動と、点灯中の電源ランプ14の消灯を伴い電源をオフするが、電源ランプ14は、ハンドル4上部の前部側に住み分け位置した蒸気センサ6からハンドル4上部の後部側に住み分け位置した操作ボタン12下へ十分な動作長さを確保して立ち上がった受動部材11と操作ボタン12との連結部21と、操作ボタン12の操作部12aとの間に、操作部ボタン12の住み分け側スペースを有効利用して、受動部材11および操作ボタン12の、蒸気センサスイッチ部6aのオン、オフ動作、操作との関連動作を邪魔しない位置に、センサ室7のセンサ保持壁7aから同位置まで延びたランプホルダ15にて保持し、電源ランプ14の点灯、消灯は、操作ボタン12の操作部12aの直近、真下からの発光、発光停止として操作部12a外に高い輝度で強く映じさせ、外部から視認されやすくする。ここに、センサ室7のセンサ保持壁7aから一体に延びたランプホルダ15は単独部材とならない点で、部品点数、組立工数の削減となりコスト低減に繋がる。
この場合、受動部材11は、図4に示すように蒸気センサ6の後部の左右中央部から立ち上がり、その立ち上がり端に左右に延びる連結軸11aを持ち、操作ボタン12は、図3、図4に示すように操作部12aの周壁12bの左右に一体成形した揺動軸12eによってセンサ保持壁7aの左右両側から立ち上がる軸受片7dに軸受されて前後に揺動できるように支持されるのに併せ、下方に延びる連結脚12dが前記連結軸11aの両端に係合して連結され、電源ランプ14は図1〜図4に示すように上下の操作部12aおよび連結軸11aの間、左右の連結脚12dの間に保持されたものとしている。これにより、受動部材11、操作ボタン12、それらの連結部21、ランプホルダ15および電源ランプ14のそれぞれが、互いの干渉なしに操作ボタン12の住み分け側スペース内に高さ域を共有した高いスペース効率、配置密度にて、ハンドル4上部の大型化なしに配置できる。なお、連結部21は、各連結脚12dの二股形状とこれに対応する受動部材11の連結軸11aとの図3、図4に示す嵌り合い状態と、各連結脚12dの補助連結軸12d1と従動部材11との係合とによって、スイッチ部11aのオン、オフに関連する動作、操作上操作部材12が受動部材11を介し連動できるようにしている。
さらに、蒸気通路8の器体2側からの図1、図3に示す蒸気流入口8aに、流入蒸気5をセンサ室7の蒸気流入口7bの上流側から同蒸気流入口7bに向け、蒸気通路8の通路断面における同蒸気流入口7b側に寄った例えば矢印で示すような流れをなすように案内する案内路22を設けている。これにより、蒸気通路8に流入する蒸気5は、センサ室7の蒸気流入口7b上流の案内路22によって、蒸気通路8の通路断面における蒸気流入口7b側に寄った流れで同蒸気流入口7bに至るように案内されるので、単純な蒸気通路8
とセンサ室7の側方への分岐構造によっても、センサ室7の蒸気流入口7bからセンサ室7に流入しやすく、蒸気センサ6との接触効率を高められる。なお、ハンドル4側に設けた蒸気通路8の蒸気流入口8aおよび案内路22は、器体2側、具体的には蓋体3の接続口27aに圧接するシールリップ状の蒸気流入口8aを形成したパッキン部材29により形成してあり、接続口27aは蓋体3の蒸気孔25を通じ器体2側から蓋体3内に抜けてきた放出蒸気5を蓋体3の上面の蒸気口26から外部に放出する蓋蒸気通路27の蒸気口26近くにて、ハンドル3の上部側に分岐して形成され、蓋蒸気通路27を通じ蓋体3の外部に放出される蒸気の一部をハンドル4の蒸気通路8に流入させて蒸気センサ6による沸騰検知に供するようにしてある。
さらに、蒸気流入口7bはその下部、より良くは図1、図3に示すように下部および両側に、蒸気通路8側に突出して前記上流側から蒸気流入口7b側に寄って流れてくる蒸気5を受け止める突出縁7cを形成することで、蒸気通路8に流入し排出される途中の蒸気5一部を蒸気流入口7cを通じてセンサ室7により導入しやすくなり、蒸気センサ6の蒸気5との接触による沸騰検知の応答性をさらに高められる。
ここで、蓋体3の放出蒸気5が器体2側から抜ける蒸気孔25は、直径が7mm以上とする。蓋体3の蒸気孔25を放出蒸気5が器体2側から蓋体3内に抜けるのに、蒸気孔25の直径が7mm以上であることにより、液面の揺れや、蓋体3内に入った蒸気の結露水の逆流などによって蒸気孔25に水が及んでも、蒸気孔25を塞ぐいわゆるウォーターシール状態を招きにくく、招いてもウォーターシール状態が破れやすく、ウォーターシール状態が長く続いて蒸気放出不良により器体内が異常昇圧するのを防止できる。
さらに詳述すると、器体2は図1に示すように、ヒータ1により湯沸かしを行うステンレス鋼などよりなる金属製の内容器31を樹脂製の外装ケース32に収容して構成してあり、蓋体3は、蒸気を外部に逃がす蓋蒸気通路27に加え、内容液を器体2の上端前部に設けた注口38に向け注出させる注出路33と、この注出路33を開閉する開閉機構34と、を設けてある。これにより、湯沸かし容器である内容器31が外装ケース32に覆われて、使用者が直接触れて熱い思いや火傷を負うようなことがないし、外装ケース32が樹脂製であることによる断熱性と、内容器31および外装ケース32間の空気断熱作用も手伝って、器体2外面の温度を抑えられるので、手を触れた時の熱的安全性が高まる。また、それらの断熱効果によって加熱効率も幾分高まる。
また、蓋体3によって内容器31を閉じ、蓋体3に設けた注出路33を開閉機構34によって開いたときだけ内容液が注出でき、湯沸かし時を含む非注出時に器体2が転倒しても注出路33を通じた内容液の流出は防げる。さらに、蒸気は蓋体3に設けた所定の蓋蒸気通路27を通じて所定の経路で所定の安全位置、具体的には、開閉機構34の蓋体3外部からの操作部35や蓋体3の蓋体3外部からの着脱機構36の図2に示す外部操作部37が設けられる位置から離れた、例えば、図1、図2に示す蓋体3の後部にて放出するようにするので、器体2の注口38から無制限に放出される危険を抑えられるし、転倒時止水機能、つまり蓋蒸気通路27に設けた転倒時止水弁39が、器体2の転倒に応動して蓋蒸気通路27を塞ぐ位置に移動する止水機能により、器体2が転倒しても内容液が蓋蒸気通路27を通じて流出するのを防止することができる。
さらに、蓋蒸気通路27は、蓋体3の蒸気口25の下流に、器体2の転倒時に流入してくる内容液を溜めまたはおよび迂回させて蓋体3外部への蒸気口26に至るのを阻止しまたは遅らせる液溜まり部27a転倒時流出防止部8を有したものとしている。これにより、蓋体3は注出路33および蓋蒸気通路27の機能上、内容器31内を器体2外に通じさせて、内容液の注出、蒸気5の外部への放出を図るが、注出通路33は、内容液を注出するとき以外、開閉機構34により確実に閉じられるので、湯沸かし時を含む非注出時に器体2が転倒しても内容液が注出路33を通じて器体2外に流出することはない。また、蓋蒸気通路27は、常時開放されて湯沸かし時はもとよりその後も発生する蒸気5を蓋体3の蒸気口26から外部に放出して、器体2内が昇圧するのを防止しながら、器体2が転倒して蓋蒸気通路27に内容液が流入してきても、この内容液を液溜まり部27aが溜め置き、あるいは迂回させて、蒸気口26に至るのを阻止または遅らせることができる。
また、蒸気センサ6が沸騰を検知したときヒータ1をオフするので、特別な制御、蓋体3側の電気装備なしに、加熱を停止することができ、蓋蒸気通路27は液溜まり部27aから蒸気口26と蒸気センサ6とに通じて、器体2の転倒時でも内容液が蒸気口26へはもとより、蒸気センサ6にも至るのを防止することができる。また、蒸気口26に加え、蒸気センサ6にも蒸気5を送り込む蒸気経路が液溜まり部27aから単純に分岐するだけでよくなる。
また、内容器31がほぼストレートな胴部を持った円筒形状をなし、蓋体3のシール部材41が所定のシール位置への上方からの当接にて閉じられるものであり、内容器31の口部は、蓋体3のシール部材41で囲われる領域において、内容器31の胴部壁前部に対し、平面視した近傍位置に注出路33の流出口開口縁の前部33aが位置することにより、相互間を先行例よりも小さくしやすく、小さくした分だけ、内容液を注出する際の器体2を傾け角度に対する残量を少なくすることができる。また、内容器2の上端部の径、つまり内径が胴部径と同一または、ほぼ同等となり、蓋体3のシール部材411が上方からの当接にて内容器31を閉じる蓋体3と共に、器体2の胴部径内で大きくなり、蓋体3に注出路33、開閉機構34、蓋蒸気通路27をそれらに必要な機能を満足して、集約配置しやすくなる。
さらに、器体2の肩部と胴部とを樹脂で一体成形した外装ケース32の胴部42a下端に、樹脂成形した底部42bを下方から当てがい、底部42bと内容器31の底部とをねじ43により連結するようにしてあり、これによって、器体2の組み立てが簡単に行えるし、メンテナンスも可能である。もっとも、ヒータ1は内容器2の底部に固定しておくのが密着性など加熱効率の面で有利となり、ヒータ1への内部給電機器部44は底部42bの側に固定しておくのが座盤46に装備した外部給電機器部45との接続が、図示するもののように直接の嵌合により行えるなど便利である。しかし、外装ケース32の胴部42aと底部42bとの連結に先立って、ヒータ1側と内部給電機器部44とは予め結線を終えておく必要があり、かつ結線は非連結な胴部42a、底部42b間での結線作業、胴部42a、底部42b双方を分離しての結線解除や部品の交換といった作業を可能とする引き回し長さが必要である。
さらに、胴部42aと底部42bとの上下方向の連結構造は、その連結時に、図示するような胴部42aの下向きに開放した保持穴42a1と底部42bの上向きに開放した保持穴42b1との間に、ハンドル4を挟み込んで組み付けることができ、器体2にハンドル4を設けることが容易になるし、取り外しによる単独でのメンテナンスも可能である。
これには、ハンドル4の器体2への取り付け基部4aが外装ケース部42a1、底部42b1の双方か、それら連結部から一方の側に及ぶ大きさや形態である必要があり、図示例のように連結部が器体2の下部寄りとなるような場合、それを満足するには上下に長い大きさおよび形態が好適となる。図示例では、ハンドル4およびその取り付け基部4aが蒸気センサ6および電源ランプ14を内蔵した上部を含んでほぼ矩形のループをなすように、内周のループ体4bと、これの把持部外側に嵌め合わされる把持部外周壁9c、および取り付け基部4a外側に嵌め合わされる基部外周壁4dとで中空に形成してあり、ループ体4bおよび基部外周壁4dがなす中空部とその上でループ体4bおよび器体2間とに蒸気通路8を縦向きに形成し、その上端がシール部材22を介し蓋体3の接続口27aに繋がり、下端が把持部外周壁4cに形成した蒸気口51に通じて、蒸気流入口8a、案内路22を通じ流入した蒸気5を途中蒸気センサ6による沸騰検知に供しながら、センサ室7部を経て蒸気出口51に導き外部に放出する。
着脱機構36は、図1、図2に示す器体2上端の凹陥部2dへのプラグ嵌合状態の蓋体2において、図2に示す左右一対の外部操作部37に指を掛けると、ばねによる反発力によって、器体2の凹陥部2d周壁と係合し合う図5に示す左右の係合部材37aをばね71に抗して後退させて前記係合を解除するようなことなく受け止められることで、蓋体5を容易かつ安定して把持でき、単独状態の蓋体3は自由に取り扱える。従って、蓋体2は着脱機構36によって把持し図1、図2に示すように、器体2の凹陥2dに上方から軸線方向にてプラグ嵌合することができる。このプラグ嵌合の途中着脱機構36は、蓋体3の周壁から突出している係合片が凹陥部2dの開口縁に上方から当接する。しかし、係合片37aはその突出部の下面が斜面となっていることによって、凹陥部2dの開口縁により後退側への押動力を受け、ばね71に抗し後退させられる。このため、蓋体3は特別な操作なしに軽い押し込み力を与えるだけで、凹陥部2dへさらにプラグ嵌合していける。プラグ嵌合の最終段階で蓋体3は、そのシール部材41を器体2側の所定のシール位置である内容器2の上端のフランジに所定量圧接させて、内容器2を図1、図2に示すように閉じる。この閉じ状態になるのと同時に、係合部材37の係合片37aは凹陥部2d内面の係止凹部と対向し合って凹陥部2d内面による押動から解放されるので、ばね71によって再度突出させられて係止凹部に係合する。これによって、蓋体3が上方に抜き出されるのを阻止するし、シール部材41の反発力によって前記係合部間を上下方向の圧接状態に保てる。
蓋体3はさらに、図2に示すように、上板52に、既述の蒸気口26に加え、開閉機構34の操作部35を露出させる操作窓53、着脱機構36の外部操作部37を突出させて着脱操作を行わせる着脱操作凹部54、および前記注出口38の上部に延びる注部蓋52aを一体成形している。図1に示すように下板55には、注出路33と、その途中の開閉機構34の弁室61とを形成して、弁室61に収容した開閉弁62が上板52側の操作部材35の開閉操作に応動して注出路33を開閉するようにしてある。この開閉のために開閉機構34は、操作部材35と開閉弁62との間に、操作部材35の押し込み、押しこみ解除の繰り返しによって、開閉弁62を押し開き、押し開き解除による閉じをロータリ式に繰り返す、ボールペンなどで周知のラチェット機構63を設けている。ラチェット機構63は開閉弁62と上下方向に一体で回転自在なように連結された可動ラチェット部材63aと可動ラチェット部材63aを内側に嵌め合わせて協働し、可動ラチェット部材63aが操作部材35によって押し込まれる都度、可動ラチェット部材63aの一定方向への回動を伴い開閉弁62を開き位置と閉じ位置とに変位させて保持するラチェット周壁63bとからなり、ラチェット周壁63bは、上板52とは別部材に形成し、単独で、あるいは可動ラチェット部材63aと共に上板52と異なった材質、具体的には滑り特性に優れた材質、例えば、POMを使用することで、高価な材料であるが上板52全体を形成するよりは格段にコストダウンとなってラチェット動作をスムーズかつ静音性を確保でるし、外観がよくないことについては、安価で外観のよいPPなどで形成し上板52に対し、図1に示すように外観されない取り付け構造にすれば蓋体3の外観に影響しない。また、ラチェット周壁63bを上板52などと異なった色合にすると、操作部材35の押し込み時にラチェット周壁63bの異なった色が外観されるので、操作状況が楽しく視認できる。さらに、図5に示すように蓋体3の上板52に着脱機構36を装備した後にラチェット周壁63bを上板52に取り付けることで、着脱機構36、特に左右係合部材37の、上板52の左右の着脱操作凹部54への中央側からの嵌め合いを、ラチェット周壁63bに邪魔されなく取り付けることができる。
本発明は、電気ケトルのハンドル上部内に設ける電源ランプと操作ボタンとを、操作ボタンのオン、オフに関係した操作、動作に影響なく、ハンドルの大型化もなく、近接配置して、電源ランプの操作部外への照明輝度を高め、点灯、消灯の視認性を高められる。
1 ヒータ
2 器体
3 蓋体
4 ハンドル
5 蒸気
6 蒸気センサ
6a スイッチ部
7 センサ室
7a センサ保持壁
7b 蒸気流入口
7d 軸受壁
8 蒸気通路
8a 蒸気流入口
11 受動部材
11 連結軸
12 操作ボタン
12a 操作部
12b 周壁
12c フランジ
12d 連結脚
12d1 補助連結軸
12e 揺動軸
13 操作窓
14 電源ランプ
15 ランプホルダ
21 連結部
22 シール部材

Claims (1)

  1. ヒータにより湯沸かしを行う器体と、この器体の蓋体と、器体の外まわりに設けたハンドルと、器体内で発生する蒸気を導入して蒸気センサに接触させるハンドル上部のセンサ室と、を備えたハンディタイプの電気ケトルにおいて、
    蒸気センサはヒータのオン、オフスイッチを兼ね、オン位置と、オフ位置とに安定する受動部材の受動端に蒸気センサのスイッチ部のオン、オフの動作、操作に関連するようセンサ室側に対し可動とした操作ボタンを連結し、操作ボタンはハンドルの操作窓から外部操作できるように露出した操作部を有し、操作ボタンの下に電源のオン、オフに応じて点灯、消灯する電源ランプをセンサ室側固定部材としてのランプホルダで保持して設けたことを特徴とする電気ケトル。
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