JP2011052921A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Hirotada Sasaki
宏格 笹木
Kenji Kojima
健司 小嶋
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Abstract

【課題】ミスト放出ピンから放出されるミストを広範囲に付与することを可能とする。
【解決手段】冷蔵室3と野菜室4との間を仕切る仕切板8の下方に取付板21を設け、この取付板2の下面に、静電霧化装置22の霧化ユニット23を取り付けている。霧化ユニット23は、複数本のミスト放出ピン37を備えている。ミスト放出ピン37は、霧化ユニット23の設置面である取付板21の下面に平行となるように指向し、しかも、放射状に複数本配置した構成としているので、ミスト放出ピン37から放出されるミストを広範囲に付与することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミストを放出するミスト放出ピンを有する霧化ユニットを備えた冷蔵庫に関する。
冷蔵庫において、貯蔵室である例えば冷蔵室と、これの下方の切替室との間の仕切壁に霧化ユニット(静電霧化装置)を設置し、その霧化ユニットのミスト放出ピン(噴霧先端部)から発生したミストを冷蔵室内に供給する構成としたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4052353号公報
上記した従来構成のものでは、霧化ユニットのミスト放出ピンは、霧化ユニットの設置面である水平状態の仕切壁に対して垂直状態の上向きに配置されている。このため、ミスト放出ピンから放出されるミストを局所的にしか付与することができないという不具合がある。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ミスト放出ピンから放出されるミストを広範囲に付与することが可能な冷蔵庫を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明の冷蔵庫は、ミストを放出するミスト放出ピンを有する霧化ユニットを備え、この霧化ユニットを冷蔵庫本体に設置して構成される冷蔵庫において、前記霧化ユニットは、前記ミスト放出ピンが前記霧化ユニットの設置面に対して平行となる方向に指向する構成であることを特徴とする。
本発明によれば、ミスト放出ピンが、霧化ユニットの設置面に対して平行となる方向に指向する構成であるから、ミスト放出ピンから放出されるミストを広範囲に付与することが可能になる。
本発明の第1の実施形態を示すもので、静電霧化装置設置部分の縦断面図 冷蔵庫の縦断側面図 霧化ユニットの正面図 図3中X1−X1線に沿う横断平面図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 図5中X2−X2線に沿う横断平面図 本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1から図4を参照して説明する。まず、冷蔵庫全体の概略構成を示す図2において、冷蔵庫本体1の断熱箱体2は、外箱と内箱との間に発泡断熱材を充填して形成されている。この冷蔵庫本体1の内部には、上方から冷蔵室3、野菜室4、そして製氷室5と小冷凍室(図示せず)を左右に併設し、最下部に冷凍室7を配設している。このうち、冷蔵室3及び野菜室4は、庫内温度が1〜4℃に制御される冷蔵温度空間であり、どちらも冷蔵温度帯の貯蔵室を構成する。これら冷蔵室3及び野菜室4は、同じ冷蔵温度帯の貯蔵室であることから、基本的に合成樹脂により形成された仕切板8によって上下に区画されている。他の貯蔵室の製氷室5、小冷凍室及び冷凍室7は、冷凍温度帯の貯蔵室を構成するものである。なお、小冷凍室は、使用者によって設定温度を切り替えることが可能な温度切替室としてもよい。冷蔵温度帯の下部の野菜室4と、これのすぐ下に存する冷凍温度帯の製氷室5及び小冷凍室との間は、断熱仕切壁9によって区画されている。
冷蔵室3は、横開き式の回動可能な扉3aによって開閉され、他の野菜室4、製氷室5、小冷凍室及び冷凍室7は、それぞれ引き出し式の扉4a,5a,7aによって開閉されるようになっている。なお、各貯蔵室(冷蔵室3、野菜室4、製氷室5、小冷凍室、冷凍室7)には、対応する扉3a、4a,5a,7aの開閉を検出する扉スイッチ(図示せず)が設けられている。製氷室5には、製氷皿10aを備えた自動製氷装置10が配設されている。野菜室4には、下部容器11と、この下部容器11よりも小形の上部容器12が収容されている。上部容器12は、下部容器11の上部において後部寄りに配置されている。
冷蔵室3の下部の背部には冷蔵用冷却器13が配設され、野菜室4の背部には、この冷蔵用冷却器13により冷却された冷気を冷蔵温度帯の貯蔵室である冷蔵室3及び野菜室4内に供給して循環させる冷蔵用ファン14が配設されている。冷蔵室3の後面には、冷気ダクト15が設けられている。この冷気ダクト15には複数の冷気吹出し口15aが形成されていて、冷気ダクト15内を通る冷気が冷気吹出し口15aから冷蔵室3内に吹き出される。
また、冷凍室7の背部には冷凍用冷却器16が配設され、製氷室5及び小冷凍室の背部には、冷凍用冷却器16により冷却された冷気を冷凍温度帯の貯蔵室である製氷室5、小冷凍室及び冷凍室7に供給して循環させる冷凍用ファン17が配設されている。冷蔵庫本体1の後底部には機械室18が形成されていて、ここに冷凍サイクルのコンプレッサ19が配設されている。このコンプレッサ19は、冷蔵用冷却器13と冷凍用冷却器16に共用のものである。
冷蔵室3と野菜室4との間を仕切る前記仕切板8の下部には取付板21が設けられており、この取付板21に静電霧化装置22が設けられている。以下、この静電霧化装置22について図1、図3、図4も参照して説明する。静電霧化装置22は、霧化ユニット23と、高圧トランス24とを備えている。このうち高圧トランス24は、取付板21の上面側に配置されている。仕切板8と取付板21との間には空間部25が形成されている。
取付板21には、高圧トランス24の近傍に位置させて電極取付部26が設けられている。電極取付部27は、上方に向けて突出し内部が空洞の凸部により構成されていて、下面側が開口している。この電極取付部26に、本体側電極部27が設けられている。本体側電極部27は、対向する一対の弾性片から構成されていて、基端部が電極取付部26に取り付けられた状態で、空洞内に下向きに突出している。本体側電極部27の基端部は、前記高圧トランス24の負極に電気的に接続されている。
前記霧化ユニット23は、図1に示すように取付板21の下面に設置されており、その取付板21は、霧化ユニット23の設置面を構成する。霧化ユニット23は、ユニットケース28と貯水タンク29を備えている。このうちユニットケース28は、ユニットベース30とカバー31を有している。ユニットベース30は、取付板21の下面に沿った円板状をなしていて、その中央部に、下向きの第1の筒部32と上向きの第2の筒部33とを有している。
第1の筒部32の内部には、上下方向に指向する吸水ピン34と、この吸水ピン34の上部を覆うように配置された保水材35と、この保水材35を覆うように配置された導電性部材36が収容されている。吸水ピン34は、カバー31を上下方向に貫通している。また、第1の筒部32には、図4にも示すように、複数本のミスト放出ピン37が放射状に配置されている。各ミスト放出ピン37は、霧化ユニット23の設置面である取付板21の下面に平行となる水平方向に指向するように配置され、基端部が第1の筒部32の壁を貫通して前記導電性部材36に接触している。
ここで、吸水ピン34は、例えば、ポリエステル繊維を撚り合せて棒状に形成したもので、保水性と、水分の吸い上げ特性に優れている。この吸水ピン34は、カバー31を貫通していて、下部が貯水タンク29内の水Wの中に挿入された状態となっている。
保水材35は、例えばウレタンスポンジからなり、保水性及び水分の吸い上げ特性に優れている。この保水材35は、吸水ピン34の上部外周部に接触している。
導電性部材36は、例えば、ポリエステル繊維と、導電性物質としてのカーボン繊維を混ぜてフェルト状(不織布状)に形成したもので、保水性、水分の吸い上げ特性と、導電性を有している。この導電性部材36は、第1の筒部32の内周部において前記保水材35の上面及び外周面に接触している。
ミスト放出ピン37は、例えば、ポリエステル繊維と、導電性物質としてのカーボン繊維を混ぜて撚り合せてピン状に形成したもので、吸水ピン34と同様に保水性及び水分の吸い上げ特性を有するとともに、導電性部材36と同様に導電性を有している。各ミスト放出ピン37には、白金ナノコロイドを担持させている。白金ナノコロイドは、例えば、当該白金ナノコロイドを含む処理液にミスト放出ピン37を浸漬して、これを焼成することによって担持させることができる。これら各ミスト放出ピン37は、基端部が前記導電性部材36に接触している。
第1の筒部32の上部には、電気接続ピン39を設けている。この電気接続ピン39は、基端部が前記導電性部材36に接触し、上端部がユニットベース30を貫通して前記第2の筒部33内に上向きに突出していて、前記本体側電極部27に挿入接続されるようになっている。
前記カバー31は、前記第1の筒部32及び前記ミスト放出ピン37を下方から覆う底壁31aと、この底壁31aの外周部から立ち上がった短円筒状の周壁31bを有している。このカバー31とユニットベース30とを組み合わせることによりユニットケース28を構成している。カバー31には複数個の係合爪40が設けられていて、各係合爪40を、前記取付板21に形成された係合孔41に係合させることにより、ユニットケース28は、取付板21の下面に着脱可能に取り付けられている。このとき、第2の筒部33を、電極取付部26内に下方から挿入するとともに、電気接続ピン39を本体側電極部27に下方から挿入することにより、電気接続ピン39が本体側電極部27に電気的に接続された状態となる。カバー31において、各ミスト放出ピン37の先端部と対向する周壁31bには、図3及び図4にも示すように、複数個の開口部42が形成されている。これら開口部42は、ミスト放出ピン37から放出されるミストをカバー31の外側へ放出するためのミスト放出口として機能する。
貯水タンク29は上面が開口した容器状をなしていて、周壁の上部に複数個の係合爪43が設けられている。貯水タンク29は、各係合爪43を、カバー31の底壁31aに形成された各係合孔44に係合させることにより、カバー31の下面に着脱可能に取り付けられている。このように構成された霧化ユニット23は、図2に示すように、取付板21の下面に取り付けられ、その取付状態で、野菜室4の上部において上部容器12の前部と下部容器11に跨るように配置されている。
冷蔵室3の扉3aの前面部には、操作パネル45(図2参照)が設けられている。この操作パネル45には、図示はしないが操作スイッチや表示部が設けられている。冷蔵庫本体1の背部には、マイクロコンピュータを主体とする制御装置46(図2参照)が設けられている。制御装置46には、前記扉スイッチや操作スイッチ、図示しない温度センサなどからの信号が入力される。制御装置46は、これらの信号と、予め備えた制御プログラムに基づき、コンプレッサ19、冷蔵用ファン14、冷凍用ファン17、自動製氷装置10、静電霧化装置22、表示部などを制御する機能を備えていて、制御手段を構成する。
上記構成の作用を説明する。
静電霧化装置22において、貯水タンク29に貯留された水Wは、吸水ピン34により吸い上げられて保水材35に供給される。保水材35に供給された水は、導電性部材36を介して各ミスト放出ピン37に供給される。また、各ミスト放出ピン37は、導電性部材36、電気接続ピン39、本体側電極部27を介して高圧トランス24の負極に電気的に接続されている。そして、各ミスト放出ピン37に、その高圧トランス24から負の高電圧(例えば、−数kV)が印加されると、各ミスト放出ピン37の表面の水分が分裂して微細なミストとして放出されるようになる。この場合、この静電霧化装置22においては、ミスト放出ピン37に対する対極を、当該ミスト放出ピン37の近傍には設置していない。
各ミスト放出ピン37から放出されたミストは、カバー31の各開口部42からカバー31外に出て、野菜室4の上部容器12及び下部容器11内に供給される。そのミストは強い酸化作用を有するヒドロキシラジカルを含んでいて、そのヒドロキシラジカルを含むミストが野菜室4の上部容器12及び下部容器11内に供給されることで、それらの除菌や脱臭が可能になる。また、そのミストにより、それら上部容器12及び下部容器11内に収容された野菜等の鮮度保持等も期待できる。この場合、ミスト放出ピン37は、設置面である取付板21の下面に沿って平行で、しかも、放射状に複数本配置されているから、ミストを広範囲に供給することが可能となる。
ところで、静電霧化装置22は、水が無くなるとミストを発生させることができなくなるため、定期的に水を補給する必要がある。また、使用に伴いミスト放出ピン37の表面にぬめりのような汚れが付着して目詰まりが発生すると、ミストの放出性能が低下するため、例えば1年に1回程度、ミスト放出ピンを掃除することが好ましい。
そこで、例えば水を補給するだけの場合には、使用者は、野菜室4の扉4aを開放する。すると、制御装置46は、扉スイッチの信号に基づき静電霧化装置22に対する給電を停止させる。そして、使用者は、野菜室4内に手を挿入し、霧化ユニット23の貯水タンク29を手で持ちながら、貯水タンク29における各係合爪43の係合孔44に対する係合を解除することで、貯水タンク29をカバー31から外し、野菜室4の外へ取り出す。そして、貯水タンク29に水を補給した後、貯水タンク29を手で持ちながら野菜室4内へ挿入し、貯水タンク29における各係合爪43をカバー31の係合孔44に係合させることで、貯水タンク29をカバー31の下面に取り付ける。
また、ミスト放出ピン37なども掃除するような場合には、使用者は、野菜室4の扉4aを開放した状態で、野菜室4内に手を挿入し、霧化ユニット23を手で持ちながら、カバー31の各係合爪40の係合孔41に対する係合を解除することで、霧化ユニット23を取付板21から外す。このとき、電気接続ピン39を本体側電極部27から引き抜く。そして、霧化ユニット23を野菜室4の外へ取り出した後、霧化ユニット23の必要な部分を外し、ミスト放出ピン37などを掃除する。掃除等が完了したら、上述とは逆の手順で霧化ユニット23を取付板21に取り付ける。
上記した実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。霧化ユニット23のミスト放出ピン37は、霧化ユニット23の設置面である取付板21の下面に平行となるように指向し、しかも、放射状に複数本配置した構成としているので、ミスト放出ピン37から放出されるミストを広範囲に付与することが可能となる。また、霧化ユニット23の高さ寸法を抑えることが可能となる利点もある。
霧化ユニット23はミスト放出ピン37を覆うカバー31を備えていて、そのカバー31は、ミスト放出ピン37の先端部と対向する周壁31bに複数個の開口部42を有する構成としている。この構成によれば、手指などがミスト放出ピン37に不用意に触れることをカバー31で防止しながらも、ミスト放出ピン37の周囲の通気性を確保することができるとともに、ミストの拡散性を良好にできる。
貯水タンク29をカバー31の下面に着脱可能に取り付けているので、その貯水タンク29の着脱操作が容易にできる。また、貯水タンク29は、カバー31の開口部42の下方に位置しているので、開口部42を通る空気の流れを邪魔することも防止できる。
本体側電極部27は下向きに設けているので、その本体側電極部27に不用意に水が掛かることを防止できる。
静電霧化装置22は、ミスト放出ピン37の近傍に対極を有しておらず、放電する構成ではないので、放電するものとは違い、人体に有害とされるオゾンの発生がなく、安全性に優れている利点がある。
(第2の実施形態)
図5及び図6は本発明の第2の実施形態を示したものであり、この第2の実施形態は上記した第1の実施形態とは次の点が異なっている。第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明は省略し、異なる部分について説明する。
静電霧化装置50が設けられた取付板21の上面には、高圧トランス24の近傍に位置させて、電極取付部51を一体化した駆動部収容部52が設けられている。駆動部収容部52には、駆動源としてモータ53が収容されている。モータ53の回転軸53aは上に向けられていて、その先端部に駆動ギヤ54が取着されている。駆動部収容部52の内周部には、短円筒状の支持筒部55が設けられている。電極取付部51には、本体側電極部27が取り付けられていて、この本体側電極部27が、支持筒部55内に下向きに突出している。電極取付部51には、複数の通気孔56が形成されている。
静電霧化装置50の霧化ユニット57は、ユニットベース58と、貯水タンク59と、カバー60を備えている。このうち、ユニットベース58は、上方へ延びる円筒状の筒部61を有していて、その筒部61の上端部に形成された係合爪62を、電極取付部51の係合孔を兼ねる前記通気孔56に係合させることにより、取付板21に取り付けられている。
筒部61内の下部には、吸水ピン34と、保水材35と、導電性部材36が収容されている。導電性部材36の上部壁には、電気接続ピン39が上向きに取り付けられていて、この電気接続ピン39の先端部が、前記本体側電極部27に挿入接続されている。導電性部材36の上部壁にも、複数の通気孔63が形成されている。なお、保水材35の上面は、導電性部材36の上部壁までは達しておらず、保水材35の上面と導電性部材36の上部壁との間には空間部64が形成されている。
筒部61には、ミスト放出ピン37が放射状に複数本設けられている。各ミスト放出ピン37は、第1の実施形態と同様に、霧化ユニット57の設置面である取付板21の下面に平行となる水平方向に指向するように配置され、基端部が筒部61の壁を貫通して前記導電性部材36に接触している。筒部61及び導電性部材36において、これらの重なり部分には、導電性部材36内の空間部64と筒部61の外部とを連通する通気路65(図6参照)が放射状に複数本形成されている。ユニットベース58の下部に、前記貯水タンク59が一体化されている。なお、貯水タンク59には図示しない注水口が設けられていて、その注水口から水を注入できるようになっている。
前記カバー60は、底壁60aと、上部壁60bと、円筒状の周壁60cとを有する偏平容器状をなしていて、取付板21の下方において前記ミスト放出ピン37を覆う状態で配置されている。ミスト放出ピン37の先端部と対向する周壁60cには、複数の開口部42が形成されている。また、周壁60cの内周部には、複数の羽根片66が設けられている。上部壁60bの中央部には、上方へ突出する円筒状の筒部67が設けられていて、この筒部67が、前記支持筒部55内に回転可能に挿入されている。筒部67の上端部には、側方へ張出すフランジ部68が設けられていて、このフランジ部68が、支持筒部55に回転可能に支持されている。フランジ部68の外周部にはギヤ部69が設けられていて、このギヤ部69が、前記駆動ギヤ54に噛み合っている。従って、モータ53により駆動ギヤ54が回転されることに伴い、カバー60はユニットベース58に対して回転されるようになっている。なお、静電霧化装置50も、ミスト放出ピン37の近傍に対極を備えていない構成である。
上記構成において、静電霧化装置50の運転時には、モータ53が駆動される。このモータ53が駆動されると、駆動ギヤ54を介してカバー60が回転される。すると、カバー60に設けられた羽根片66の送風作用により、カバー60内の空気が各開口部42からカバー60の外側へ吹き出される(図5及び図6に矢印A1参照)。これに伴い、ミスト放出ピン37の周りには、図5及び図6に矢印A2で示すような風の流れが発生する。具体的には、電極取付部51の外部の空気が通気孔56から筒部61内に吸入され、その空気は、導電性部材36の通気孔63、導電性部材36及び筒部61の通気路65を通り、カバー60内に放射状に流れるようになる。このとき、各ミスト放出ピン37から放出されたミストは、ミスト放出ピン37の周りの風に沿って開口部42からカバー60の外側に向けて吹き出され、野菜室4内に供給されるようになる。
上記した実施形態によれば、羽根片66を有するカバー60をモータ53により回転させることで、ミスト放出ピン37の周りに強制的に風を起こすようにしたので、ミスト放出ピン37から放出されたミストを一層広範囲に付与することが可能になる利点がある。
なお、図5においては、ユニットベース58と貯水タンク59が一体的に示されているが、それらを別部材で構成して、分解可能に組み立てる構成とすることが好ましい。また、カバー60も、底壁60aと、上部壁60bと、周壁60cと、筒部67と、フランジ部68が一体的に示されているが、例えば、底壁60aと周壁60cを一体で形成したものと、上部壁60bと筒部67とを一体化したものと、フランジ部68を別部材で構成して、それらを分解可能に組み立てる構成とすることが好ましい。
(第3の実施形態)
図7は本発明の第3の実施形態を示したものであり、この第3の実施形態は上記した第1の実施形態とは次の点が異なっている。第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明は省略し、異なる部分について説明する。
取付板21において、静電霧化装置22の中心付近となる電極取付部26の周りに複数個の通気孔71を形成している。霧化ユニット23において、ユニットベース30には、前記通気孔71に対応する部位に、その通気孔71と連通する通気孔72を複数個形成している。そして、取付板21の上方に存する仕切板8には、前記通気孔71とはずれた位置に通気口73を形成している。取付板21の上面には、通気口73と通気孔71との間に位置させて防水リブ74を設けている。
上記した構成によれば、仕切板8に通気口73、取付板21に通気孔71、ユニットベース30に通気孔72を形成したので、冷蔵室3内と野菜室4内とが、それら通気口73、通気孔71、通気孔72と、カバー31の開口部42とを介して連通した状態となる。これにより、ミスト放出ピン37の周りには、図7の矢印A3で示すような空気の流れが発生することを期待でき、ミスト放出ピン37から放出されたミストを野菜室4内の広範囲に供給することが可能になる。
取付板21には防水リブ74を設けているので、仮に仕切板8の通気口73から水がこぼれ落ちたとしても、その水が本体側電極部27にかかることを防止することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記した実施形態にのみ限られるものではなく、次のように変形して実施することもできる。
静電霧化装置22、50としては、ミスト放出ピン37に対する対極を、ミスト放出ピン37の近くに設置していない例を例示したが、ミスト放出ピン37の近くに対極を有する構成のものにも適用することができる。
静電霧化装置22、50で発生したミストを野菜室4に供給する例を例示したが、冷蔵室3内へ供給する構成とすることもできる。
図面中、1は冷蔵庫本体、3は冷蔵室、4は野菜室、8は仕切板、21は取付板(設置面)、22は静電霧化装置、23は霧化ユニット、29は貯水タンク、31はカバー、31bは周壁、34は吸水ピン、35は保水材、36は導電性部材、37はミスト放出ピン、42は開口部、50は静電霧化装置、53はモータ(駆動源)、57は霧化ユニット、58は貯水タンク、60はカバー、60cは周壁、66は羽根片を示す。

Claims (3)

  1. ミストを放出するミスト放出ピンを有する霧化ユニットを備え、この霧化ユニットを冷蔵庫本体に設置して構成される冷蔵庫において、
    前記霧化ユニットは、前記ミスト放出ピンが前記霧化ユニットの設置面に対して平行となる方向に指向する構成であることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記霧化ユニットは前記ミスト放出ピンを覆うカバーを有していて、前記カバーは、前記ミスト放出ピンの先端部と対向する周壁に複数の開口部を有することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記霧化ユニットは、前記ミスト放出ピンを放射状に複数本有していることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
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