JP2011051934A - 2−アシルアミノチアゾール誘導体固定化マトリックス、及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
リジル−3−イル基、2−クロロピリジン−5−イル基、2−メチルピリジン−5−イル基、2−エチルピリジン−5−イル基、2−メトキシピリジン−5−イル基、2−エトキシピリジン−5−イル基、2,3−ジメチルピリジン−5−イル基、ピリジル−4−イル基、2−メチルピリジン−4−イル基、2−エチルピリジン−4−イル基、2−メトキシピリジン−4−イル基、2−エトキシピリジン−4−イル基、2−ピリミジル基、5−メチルピリミジン−2−イル基、5−エチルピリミジン−2−イル基、2−エトキシピリジン−5−イル基、2,3−ジメチルピリジン−5−イル基、2−メチルピリジン−4−イル基、2−エチルピリジン−4−イル基、2−メトキシピリジン−4−イル基、2−エトキシピリジン−4−イル基、5−クロロピリミジン−2−イル基、5−ブロモピリミジン−2−イル基、5−メトキシピリミジン−2−イル基、ピリミジル−4−イル基、ピリミジル−5−イル基、1,2,4−トリアジン−3−イル基、1,2,4−トリアジン−5−イル基、1,2,4−トリアジン−6−イル基、ベンゾジオキソラン−3−イル基、ベンゾフラン−2−イル基、ベンゾフラン−3−イル基、ベンゾフラン−4−イル基、ベンゾフラン−5−イル基、ベンゾフラン−6−イル基、ベンゾフラン−7−イル基、ベンゾチオフェン−2−イル基、ベンゾチオフェン−3−イル基、ベンゾチオフェン−4−イル基、ベンゾチオフェン−5−イル基、ベンゾチオフェン−6−イル基、ベンゾチオフェン−7−イル基、1−メチルインドール−2−イル基、ベンゾチアゾール−2−イル基、ベンゾチアゾール−4−イル基、ベンゾチアゾール−5−イル基、ベンゾチアゾール−6−イル基、ベンゾチアゾール−7−イル基、ベンズイソキサゾール−3−イル基、ベンズイソキサゾール4−イル基、ベンズイソキサゾール−5−イル基、ベンズイソキサゾール−6−イル基、ベンズイソキサゾール−7−イル基、ナフタレン−1−イル基、ナフタレン−2−イル基、キノリン−2−イル基、キノリン−3−イル基、キノリン−4−イル基、キノリン−5−イル基、キノリン−6−イル基、キノリン−7−イル基、キノリン−8−イル基、キノキサリン−5−イル基、キノキサリン−6−イル基、キナゾリン−4−イル基、キナゾリン−5−イル基、キナゾリン−6−イル基、キナゾリン−7−イル基、キナゾリン−8−イル基、ベンゾオキサジン−5−イル基、ベンゾオキサジン−6−イル基、ベンゾオキサジン−7−イル基、ベンゾオキサジン−8−イル基、ベンゾチアジン−5−イル基、ベンゾチアジン−6−イル基、ベンゾチアジン−7−イル基、ベンゾチアジン−8−イル基、1,3−ベンゾジオキソール−4−イル基、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル基、アントラセン−1−イル基等があげられる。
nについては、1から12の整数から適宜選択することができるが、抗体の捕捉能が高く夾雑タンパクとの選択性がよい点で、3、4、5又は6が好ましい。
ここで言う活性化基とは、一般式(1a)のR4で定義されるヒドロキシ基、ホルミル基、メルカプト基、カルボキシル基又はアミノキシ基(−ONH2)を必要に応じて塩基や還元剤の存在下に反応させた時に容易に共有結合を形成できる官能基のことで、例えば、スクシンイミドオキシカルボニル基、1−メチルピリジニウム−2−オキシカルボニル基、ホルミル基、カルボキシル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニルオキシ基(トレシル基)、スルホニル基、トシル基、ビニルスルホニル基、エポキシ基、アミノ基、ジチオ−2−ピリジル基、ヒドラジノ基をあげることができる。中でも導入の容易さの観点から、スクシンイミドオキシカルボニル基、エポキシ基、ホルミル基、アミノ基、ジチオ−2−ピリジル基、ヒドラジノ基、カルボキシル基が好ましい。チアゾール誘導体の固定化反応及び固定化反応によって形成されるR3を一般式(5)から(12)に例示する。これらの式において、M’は活性化基をもつマトリックスのうちの活性化基以外の部分を指し、Rは式(1a)のR4以外の部分を指す。
製造方法1はα−ハロケトン体(2)をアシルチオウレア誘導体(3)と反応させ、チアゾール誘導体(1a’)を製造する方法である。本反応は溶媒中で行なうことが好ましく、反応に害を及ぼさない溶媒であれば使用することができる。溶媒としてはジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、1,2−ジメトキシエタン(DME)、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N−メチルピロリドン等のアミド類、ジメチルスルホキシド(DMSO)、水又はこれらの混合溶媒が例示でき、中でも収率がよい点で、DMFを用いるのが好ましい。反応温度については特に制限はないが、0℃から150℃の範囲から適宜選ばれた温度で反応させることにより目的物を得ることができ、収率がよい点で60℃から150℃の範囲で反応させるのが好ましい。本工程では、塩基存在下に行なうこともでき、塩基としては、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−tert−ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属塩基、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、ジメチルアニリン等の有機アミン類を用いることができる。塩基の使用量は特に制限はないが、反応基質に対して1当量以上用いて反応を実施することにより、収率よく目的物を得ることができる。反応終了後は、通常の後処理操作により目的物を得ることができるが、必要であればカラムクロマトグラフィー又は再結晶等の方法により精製することもできる。
製造方法2はチアゾール誘導体(1aa)を水存在下にてヘキサカルボニルモリブテンで処理し、5−ヒドロキシアルキルチアゾール誘導体(1ab)を製造する方法である。水及びヘキサカルボニルモリブテンの使用量は反応基質(1aa)に対して1当量以上用いて反応を実施することにより、収率よく目的物(1ab)を得ることができる。本反応は溶媒中で行なうのが好ましく、反応に害を及ぼさない溶媒であれば使用することができる。溶媒としてはジエチルエーテル、THF、DME、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、DMF、N−メチルピロリドン等のアミド系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール系溶媒、DMSO、又はこれらの混合溶媒が例示でき、中でも収率がよい点や後処理が簡便である点でアセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類溶媒を用いることが好ましい。反応温度については特に制限はないが、0℃から150℃の範囲から適宜選ばれた温度で反応させることにより目的物を得ることができる。反応終了後は、通常の後処理操作により目的物を得ることができるが、必要であればカラムクロマトグラフィー又は再結晶等の方法により精製することもできる。
製造方法3はチアゾール誘導体(1ac)を塩基で処理し、5−メルカプトアルキルチアゾール誘導体(1ad)を製造する方法である。本反応で用いることができる塩基としては、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−tert−ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属塩基、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン等の有機アミン類又はアンモニアを用いることができる。塩基の使用量に特に制限はないものの、反応基質(1ac)に対して1当量以上用いて反応を実施することにより、収率よく目的物(1ad)を得ることができる。本反応は溶媒中で行なうことが好ましく、反応に害を及ぼさない溶媒であれば使用することができる。溶媒としてはジエチルエーテル、THF、DME、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、DMF、N−メチルピロリドン等のアミド類、DMSO、水又はこれらの混合溶媒が例示でき、中でも収率がよい点で、DMFを用いるのが好ましい。また、塩基としてアンモニアを用い、使用する溶媒として水とエタノールの混合溶媒を用いて実施しても収率がよい点で好ましい。また、反応温度については特に制限はないが、0℃から150℃の範囲から適宜選ばれた温度で反応させることにより目的物を得ることができ、収率がよい点で0℃から100℃の範囲で反応させることが好ましい。反応終了後は、通常の後処理操作により目的物を得ることができるが、必要であればカラムクロマトグラフィー又は再結晶等の方法により精製することもできる。
製造方法4は5−ヒドロキシアルキルチアゾール誘導体(1ab)のヒドロキシ基を酸化し、5−ホルミルアルキルチアゾール誘導体(1ae)を製造する方法である。本反応は一般的な酸化反応を行なうことによって容易に目的物を得ることができ、酸化剤としては、ピリジニウムクロロクロマート、ピリジニウムジクロロクロマート、二酸化マンガン、過マンガン酸カリウム等があげられる。また、Swern酸化、Corey−Kim酸化、Dess−Martin酸化、向山酸化、Oppenauer酸化、TEMPO酸化、パラジウム錯体を用いた酸素酸化等の酸化反応によっても容易に目的物を得ることができるが、収率がよい点でSwern酸化を用いることが好ましい。本反応は溶媒中で行なうことが好ましく、反応に害を及ぼさない溶媒であれば使用することができる。溶媒としてはジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系溶媒、ジエチルエーテル、THF、DME、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、DMF、N−メチルピロリドン等のアミド類、DMSO、水又はこれらの混合溶媒が例示でき、中でも収率がよい点で、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系溶媒を用いるのが好ましい。反応温度については特に制限はないが、−78℃から150℃の範囲から適宜選ばれた温度で反応させることにより目的物を得ることができる。反応終了後は、通常の後処理操作により目的物を得ることができるが、必要であればカラムクロマトグラフィー又は再結晶等により精製することもできる。
製造方法5はチアゾール誘導体(1aa)を塩基で処理し、5−アミノキシアルキルチアゾール誘導体(1aaa)を製造する方法である。塩基としては、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−tert−ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属塩基、メチルアミン、エチルアミン、ジメチルアミン等の有機アミン類、ヒドラジン類を用いることができ、収率がよい点でヒドラジン又はメチルアミンが好ましい。塩基の使用量は反応基質(1aa)に対して2当量以上用いて反応を実施することにより、収率よく目的物(1aaa)を得ることができる。本反応は溶媒中で行なうことが好ましく、反応に害を及ぼさない溶媒であれば使用することができる。溶媒としてはジエチルエーテル、THF、DME、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、DMF、N−メチルピロリドン等のアミド系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール系溶媒、DMSO、水又はこれらの混合溶媒が例示でき、中でも収率がよい点や後処理が簡便である点で、メタノールやエタノール等のアルコール系溶媒を用いることが好ましい。反応温度については特に制限はないが、0℃から150℃の範囲から適宜選ばれた温度で反応させることにより目的物を得ることができる。反応終了後は、通常の後処理操作により目的物を得ることができるが、必要であればカラムクロマトグラフィー又は再結晶等の方法により精製することもできる。
(合成例1)
m.p.211℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 2.10(m,2H),2.51(s,3H),3.13(t,J=7.5Hz,2H),3.97(s,3H),4.04(s,3H),4.26(t,J=7.5Hz,2H),7.02(d,J=7.5Hz,1H),7.76から7.88(m,5H),7.99(dd,J=2.5Hz and 7.5Hz,1H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例1と同様にして、3−フルオロ−N−[4−メチル−5−{3−(フタルイミドオキシ)プロピル}チアゾール−2−イル]−4−メチルベンズアミドを合成した。
灰色固体、46%;m.p.135から137℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 2.04(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.15(s,3H),2.35(d,JHF=1.8Hz,3H),2.99(t,J=7.5Hz,2H),4.22(t,J=7.5Hz,2H),7.28(dd,J=7.5 and 10Hz,1H).7.73から7.88(m,6H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例1と同様にして、2−クロロ−N−[4−メチル−5−{3−(フタルイミドオキシ)プロピル}チアゾール−2−イル]ベンズアミドを合成した。
白色固体、39%;m.p.175から178℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 2.03(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.19(s,3H),2.97(t,J=7.5Hz,2H),4.24(t,J=7.5Hz,2H),7.32から7.49(m,3H),7.73から7.87(m,5H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例1と同様にして、3−クロロ−N−[4−メチル−5−{3−(フタルイミドオキシ)プロピル}チアゾール−2−イル]ベンズアミドを合成した。
淡黄色固体、53%;m.p.147から155℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 2.03(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.15(s,3H),2.99(t,J=7.5Hz,2H),4.24(t,J=7.5Hz,2H),7.38(dd,J=7.5 and 7.5Hz,1H),7.50から7.55(d,J=7.5Hz,1H),7.72から7.99(m,6H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例1と同様にして、N−[4−メチル−5−{3−(フタルイミドオキシ)プロピル}チアゾール−2−イル]−4−ヨードベンズアミドを合成した。
淡黄色固体,29%;m.p.192から200℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 2.03(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.18(s,3H),2.99(t,J=7.5Hz,2H),4.23(t,J=7.5Hz,2H),7.60(d,J=7.5Hz,2H),7.74から7.77(d,J=7.5Hz,2H),7.82から7.87(m,4H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例1と同様にして、N−[4−メチル−5−{7−(フタルイミドオキシ)ヘプチル}チアゾール−2−イル]−4−メチルベンズアミドを合成した。
黄色固体、58%;m.p.95から99℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.35から1.44(m,4H),1.44から1.57(m,2H),1.57から1.70(m,2H),1.74から1.84(m,2H),2.08(s,3H),2.42(s,3H),2.65(t,J=7.5Hz,2H),4.17(t,J=7.5Hz,2H),7.26(d,J=7.5Hz,2H),7.72から7.85(m,6H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例1と同様にして、4−シクロプロピル−N−[4−メチル−5−{3−(フタルイミドオキシ)プロピル}チアゾール−2−イル]ベンズアミドを合成した。
茶色固体;m.p.181から182℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 0.78から0.85(m,2H),1.07から1.14(m,2H),1.94から2.01(m,1H),2.05から2.15(m,2H),2.51(s,3H),3.13(t,J=7.5Hz,2H),4.26(t,J=5.0Hz,2H),7.23(d,J=7.5Hz,2H),7.74から7.88(m,4H),8.19(d,J=7.5Hz,2H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例1と同様にして、4−エトキシ−N−[4−メチル−5−{3−(フタルイミドオキシ)プロピル}チアゾール−2−イル]ベンズアミドを合成した。
白色固体;m.p.151から154℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.46(t,3H),2.10(m,2H),2.51(s,3H),3.12(t,J=7.5Hz,2H),4.13(q,J=7.5Hz,2H),4.26(t,J=7.5Hz,2H),7.03(d,J=7.5Hz,2H),7.76から7.88(m,4H),8.27(d,J=7.5Hz,2H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例1と同様にして、3−エトキシ−4−メトキシ−N−[4−メチル−5−{3−(フタルイミドオキシ)プロピル}チアゾール−2−イル]ベンズアミドを合成した。
白色固体;m.p.81から88℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.48(t,J=7.5Hz,3H),2.06から2.17(m,2H),2.21(s,3H),3.02(t,J=7.5Hz,2H),3.94(s,3H),4.13(q,J=7.5Hz,2H),4.26(t,J=7.5Hz,2H),6.92(d,1H),7.44から7.50(m,2H),7.73から7.87(m,4H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例1と同様にして、4−メチル−3−メトキシ−N−[4−メチル−5−{3−(フタルイミドオキシ)プロピル}チアゾール−2−イル]ベンズアミドを合成した。
白色固体;m.p.125℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 2.03から2.18(m,2H),2.18(s,3H),2.27(s,3H),3.02(t,J=7.5Hz,2H),3.86(s,3H),4.26(t,J=7.5Hz,2H),7.22(d,J=7.5Hz,1H),7.39(dd,J=2.5 and 7.5Hz,1H),7.48(s,1H),7.73から7.87(m,4H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例1と同様にして、N−[4−メチル−5−{3−(フタルイミドオキシ)プロピル}チアゾール−2−イル]ナフタレン−1−カルボキサミドを合成した。
黄色固体、6.3%;m.p.150から152℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.83(s,3H),2.01(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.93(t,J=7.5Hz,2H),4.23(t,J=7.5Hz,2H),7.43から7.62(m,3H),7.73から7.81(m,3H),7.83から7.91(m,3H),8.00(dd,J=2.5 and 7.5Hz,1H),8.44(dd,J=2.5 and 7.5Hz,1H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例1と同様にして、N−[4−メチル−5−{3−(フタルイミドオキシ)プロピル}チアゾール−2−イル]チオフェン−2−カルボキサミドを合成した。
灰色固体、42%;m.p.153から155℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 2.03(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.53(s,3H),3.11(t,J=7.5Hz,2H),4.24(t,J=7.5Hz,2H),7.23(d,J=4.8Hz,1H),7.75から7.80(m,3H),7.83から7.89(m,2H),8.49(d,J=7.5Hz,1H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例1と同様にして、N−[4−メチル−5−{3−(フタルイミドオキシ)プロピル}チアゾール−2−イル]フラン−2−カルボキサミドを合成した。
灰色固体、31%;m.p.220から223℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 2.03(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.53(s,3H),3.11(t,J=7.5Hz,2H),4.24(t,J=7.5Hz,2H),6.62から6.67(m,1H),7.73から7.80(m,4H),7.83から7.89(m,2H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
白色固体;m.p.131℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.84から1.94(m,2H),2.04(s,3H),2.80(t,J=7.5Hz, 2H),3.71(t,J=7.5Hz,2H),3.86(s,3H),3.94(s,3H),6.90(dd,J=2.5Hz and 7.5Hz,1H),7.50から7.53(m,2H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、3−フルオロ−N−{5−(3−ヒドロキシフタルイミドプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル}−4−メチルベンズアミドを合成した。
白色固体、59%;m.p.142から150℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.83(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.09(s,3H),2.32(d,JHF=1.8Hz,3H),2.78(t,J=7.5Hz,2H),3.69(t,J=7.5Hz,2H),7.22(dd,J=10 and 10Hz,1H),7.57から7.61(m,2H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、2−クロロ−N−{5−(3−ヒドロキシプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル}ベンズアミドを合成した。
黄色粘張性、46%;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.82(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.04(s,3H),2.77(t,J=7.5Hz,2H),3.68(t,J=7.5Hz,2H),7.34から7.47(m,3H),7.78(dd,J=1.8 and 7.5Hz,1H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、3−クロロ−N−{5−(3−ヒドロキシフタルイミドプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル}ベンズアミドを合成した。
白色固体、54%;m.p.114から117℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.81(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.10(s,3H),2.79(t,J=7.5Hz,2H),3.69(t,J=7.5Hz,2H),7.39(dd,J=8.0 and 8.0Hz,1H),7.47(ddd,J=1.8, 1.8 and 8.0Hz,1H),7.82(ddd,J=1.8, 1.8 and 8.0Hz,1H),7.93(dd,J=1.8 and 1.8Hz,1H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、N−{5−(3−ヒドロキシプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル}−4−ヨードベンズアミドを合成した。
黄色粘稠性、55%;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.86(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.03(s,3H),2.78(t,J=7.5Hz,2H),3.69(t,J=7.5Hz,2H),7.62(d,J=7.5Hz,2H),7.79(d,J=7.5Hz,2H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、4−シクロプロピル−N−{5−(3−ヒドロキシプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル}ベンズアミドを合成した。
白色固体;m.p.118℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 0.74から0.81(m,2H),1.03から1.11(m,2H),1.84から1.97(m,3H),2.11(s,3H),2.81(t,J=7.5Hz,2H),3.71(t,J=7.5Hz,2H),7.15(d,J=7.5Hz,2H),7.79(d,J=7.5Hz,2H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、N−{5−(7−ヒドロキシヘプチル)−4−メチルチアゾール−2−イル}−4−メチルベンズアミドを合成した。
白色固体、32%;m.p.135から145℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.00から1.39(m,6H),1.50から1.67(m,4H),2.19(s,3H),2.42(s,3H),2.65(t,J=7.5Hz,2H),3.62(t,J=7.5Hz,2H),7.29(d,J=7.5Hz,2H),7.86(d,J=7.5Hz,2H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、N−{5−(3−ヒドロキシプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル}−3−メトキシ−4−メチルベンズアミドを合成した。
白色固体;m.p.124から127℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.82から1.92(m,5H),2.25(s,3H),2.77(t,J=7.5Hz,2H),3.70(t,J=7.5Hz,2H),3.77(s,3H),7.16(d,J=7.5Hz,1H),7.39(d,J=7.5Hz,1H),7.40(s,1H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、4−エトキシ−N−{5−(3−ヒドロキシプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル}ベンズアミドを合成した。
白色固体;m.p.149から153℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.44(t,J=7.5Hz,3H),1.83から1.94(m,2H),2.06(s,3H),2.80(t,J=7.5Hz,2H),3.71(t,J=7.5Hz,2H),4.09(q,J=7.5Hz,2H),6.93(d,J=10.0Hz,2H),7.88(d,J=10.0Hz,2H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、3−エトキシ−N−{5−(3−ヒドロキシプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル}−4−メトキシベンズアミドを合成した。
白色固体;m.p.143から144℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.45(t,J=7.0Hz,3H),1.83から1.94(m,2H),1.98(s,3H),2.79(t,J=7.5Hz,2H),3.70(t,J=6.25Hz,2H),3.93(s,3H),4.03(q,J=7.0Hz,2H),6.89(d,J=7.5Hz,1H),7.48(s,1H),7.50(d,J=7.5Hz,1H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、N−{5−(3−ヒドロキシフタルイミドプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル}ナフタレン−2−カルボキサミドを合成した。
黄色粘張性、62%;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.74(s,3H),1.81(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.71(t,J=7.5Hz,2H),3.67(t,J=7.5Hz,2H),7.43から7.61(m,3H),7.74(dd,J=1.0 and 7.0Hz,1H),7.86から7.91(m,1H),7.99(dd,J=1.0 and 7.0Hz,1H),8.44から8.49(m,1H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、N−{5−(3−ヒドロキシプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル}チオフェン−2−カルボキサミドを合成した。
黄色粘稠性、21%;m.p.142から150℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.83(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.20(s,3H),2.78(t,J=7.5Hz,2H),3.69(t,J=7.5Hz,2H),7.10から7.14(m,1H),7.57から7.62(m,1H),7.73から7.75(m,1H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、N−{5−(3−ヒドロキシプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル}フラン−2−カルボキサミドを合成した。
黄色粘稠性、13%;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.83(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.26(s,3H),2.79(t,J=7.5Hz,2H),3.68(t,J=7.5Hz,2H),6.57から6.59(m,1H),7.38(dd,J=1.0 and 3.3Hz,1H),7.55から7.60(m,1H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
白色固体;m.p.164から166℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.77から1.88(m,2H),2.18(s,3H),2.39(s,3H),2.70(t,J=7.5Hz,2H),3.65(t,J=7.5Hz,2H),3.74(s,3H),7.22(d,J=7.5Hz,2H),8.20(d,J=7.5Hz,2H)。ヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、N−{5−(3−アセトキシプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル}−4−メチルベンズアミドを合成した。
茶褐色油状:1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.90から2.01(m,2H),2.04(s,3H),2.07(s,3H),2.42(s,3H),2.78(t,J=7.5Hz,2H),4.09(t,J=7.5Hz,2H),7.28(d,J=7.5Hz,2H),7.81(d,J=7.5Hz,2H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
黄色油状;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.84から1.93(m,2H),2.25(s,3H),2.83(t,J=7.5Hz,2H),3.71(t,J=7.5Hz,2H),6.91から7.10(m,2H),8.12から8.22(m,1H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、O−エチル−S−3−[2−(4−ヨードベンゾイルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル]プロピルジチオカーボネートを合成した。
黄色粘稠性、35%;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.39(t,J=7.5Hz,3H),1.98(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.20(s,3H),2.80(t,J=7.5Hz,2H),3.13(t,J=7.5Hz,2H),4.61(q,J=7.5Hz,2H),7.67(d,J=8.8Hz,2H),7.85(d,J=8.8Hz,2H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、O−エチル−S−3−[2−(4−ブロモベンゾイルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル]プロピルジチオカーボネートを合成した。
黄色固体、53%;m.p.76から80℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.39(t,J=7.5Hz,3H),1.98(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.02(s,3H),2.79(t,J=7.5Hz,2H),3.13(t,J=7.5Hz,2H),4.61(q,J=7.5Hz,2H),7.59(d,J=7.5Hz,2H),7.74(d,J=7.5Hz,2H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、O−エチル−S−3−[2−(2,4−ジフルオロベンゾイルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル]プロピルジチオカーボネートを合成した。
褐色油状物;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):1.42(t,J=7.5Hz,3H),1.99から2.10(m,2H),2.28(s,3H),2.84(t,J=7.5Hz,2H),3.17(t,J=7.5Hz,2H),4.65(q,J=7.5Hz,2H),6.92から7.00(m,1H),7.01から7.12(m,1H),8.19から8.29(m,1H),9.69(br s,1H)。
合成例14と同様にして、O−エチル−S−3−[2−(4−エトキシベンゾイルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル]プロピルジチオカーボネートを合成した。
褐色油状物;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.39から1.48(m,6H),1.98から2.09(m,2H),2.16(s,3H),2.82(t,J=7.5Hz,2H),3.16(t,J=7.5Hz,2H),4.10(q,J=7.5Hz,2H),4.65(q,J=7.5Hz,2H),6.96(d,J=7.5Hz,2H),7.90(d,J=7.5Hz,2H)。
合成例14と同様にして、O−エチル−S−3−[2−(3−エトキシ−4−メトキシベンゾイルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル]プロピルジチオカーボネートを合成した。
褐色粘稠性;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.42から1.51(m,6H),2.01から2.12(m,2H),2.12(s,3H),2.82(t,J=7.5Hz,2H),3.16(t,J=7.5Hz,2H),3.94(s,3H),4.11(q,J=7.5Hz,2H),4.65(q,J=7.5Hz,2H),6.91(d,J=7.5Hz,1H),7.47(dd,J=2.5 and 7.5Hz,1H),7.49(d,J=2.5Hz,1H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
白色固体;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.42(t,J=7.5Hz,3H),1.99から2.05(m,5H),2.81(t,J=7.5Hz,2H),3.16(t,J=7.5Hz,2H),4.65(q,J=7.5Hz,2H),7.43(d,J=7.5Hz,2H),7.83(d,J=7.5Hz,2H),11.18(br s,1H)。
褐色油状物;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):1.42(t,J=7.5Hz,3H),2.01から2.09(m,5H),2.42(s,3H),2.81(t,J=7.5Hz,2H),3.16(t,J=7.5Hz,2H),4.65(q,J=7.5Hz,2H),7.26(d,J=7.5Hz,2H),7.79(d,J=7.5Hz,2H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.43(t,J=7.5Hz,3H),1.82から2.02(m,2H),2.24(s,3H),2.68(t,J=7.5Hz,2H),3.15(t,J=7.5Hz,2H),4.65(q,J=7.5Hz,2H),8.65(br s,2H)。
白色固体;m.p.180から183℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):1.99から2.05(m,5H),2.70(t,J=7.5Hz,2H),2.80(t,J=7.5Hz,2H),7.41(d,J=7.5Hz,2H),7.82(d,J=7.5Hz,2H),10.8(br s,1H)。メルカプト基のプロトンは帰属できなかった。
合成例38と同様にして、2,4−ジフルオロ−N−[5−(3−メルカプトプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル]ベンズアミドを合成した。
褐色固体;m.p.151から155℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.98から2.14(m,2H),2.26(s,3H),2.72(t,J=7.5Hz,2H),2.84(t,J=7.5Hz,2H),6.91から7.00(m,1H),7.03から7.11(m,1H),8.15から8.27(m,1H),9.88(br s,1H)。メルカプト基のプロトンは帰属できなかった。
合成例38と同様にして、4−エトキシ−N−[5−(3−メルカプトプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル]ベンズアミドを合成した。
褐色固体;m.p.180から183℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.44(t,J=7.5Hz,3H),2.07から2.14(m,2H),2.17(s,3H),2.70(t,J=7.5Hz,2H),2.80(t,J=7.5Hz,2H),4.09(q,J=7.5Hz,2H),6.93(d,J=7.5Hz,2H),7.87(d,J=7.5Hz,2H)。アミドとメルカプト基のプロトンは帰属できなかった。
合成例38と同様にして、3−エトキシ−N−[5−(3−メルカプトプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル]−4−メトキシベンズアミドを合成した。
白色固体;m.p.89から94℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.48(t,J=7.5Hz,3H),1.99から2.10(m,2H),2.16(s,3H),2.71(t,J=7.5Hz,2H),2.81(t,J=7.5Hz,2H),3.93(s,3H),4.12(q,J=7.5Hz,2H),6.90(d,J=7.5Hz,1H),7.45(dd,J=1.0 and 7.5Hz,1H),7.49(d,J=1.0Hz,1H),10.1(br s,1H)。メルカプト基のプロトンは帰属できなかった。
白色固体;m.p.180から183℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.96から2.14(m,5H),2.42(s,3H),2.70(t,J=7.5Hz,2H),2.80(t,J=7.5Hz,2H),7.28(d,J=7.5Hz,2H),7.79(d,J=7.5Hz,2H),10.2(br s,1H)。メルカプト基のプロトンは帰属できなかった。
m.p.130から140℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.99(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.06(s,3H),2.67(t,J=7.5Hz,2H),2.78(t,J=7.5Hz,2H),7.57(d,J=8.8Hz,2H),7.80(d,J=8.8Hz,2H)。メルカプト基のプロトンとアミドのプロトンは帰属できなかった。
m.p.99から105℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.96(tt,J=7.5 and 7.5Hz,2H),2.10(s,3H),2.67(t,J=7.5Hz,2H),2.78(t,J=7.5Hz,2H),7.59(d,J=8.8Hz,2H),7.74(d,J=8.8Hz,2H)。メルカプト基のプロトンとアミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例45と同様にして、4−メトキシ−3−エトキシ−{4−メチル−5−(2−ホルミルエチル)チアゾール−2−イル}ベンズアミドを合成した。
黄色油状;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.46(t,J=5.0Hz,3H),2.05(s,3H),2.80(t,J=7.5Hz,2H),3.01(t,J=7.5Hz,2H),3.94(s,3H),4.08(q,J=7.5Hz,2H),6.91(d,J=7.5Hz,1H),7.49(d,J=7.5Hz,1H),7.50(s,1H),9.83(s,1H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例45と同様にして、4−メトキシ−3−エトキシ−N−メチルチオメチル−{4−メチル−5−(2−ホルミルエチル)チアゾール−2−イル}ベンズアミドを合成した。
白色固体;m.p.103℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.47(t,J=7.5Hz,3H),2.20(s,3H),2.31(s,3H),2.78(t,J=7.5Hz,2H),3.01(t,J=7.5Hz,2H),3.92(s,3H),4.11(q,J=7.5Hz,2H),5.26(s,2H),6.90(d,J=7.5Hz,1H),7.11から7.18(m,2H),9.81(s,1H)。
合成例45と同様にして、4−エトキシ−{4−メチル−5−(2−ホルミルエチル)チアゾール−2−イル}ベンズアミドを合成した。
黄色固体;m.p.110から114℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.44(t,J=7.5Hz,3H),2.03(s,3H),2.80(t,J=7.5Hz,2H),3.00(t,J=7.5Hz,2H),4.10(q,J=7.5Hz,2H),6.93(d,J=10.0Hz,2H),7.91(d,J=10.0Hz,2H),9.82(s,1H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例45と同様にして、4−メチル−{4−メチル−5−(2−ホルミルエチル)チアゾール−2−イル}ベンズアミドを合成した。
白色固体;m.p.133から135℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 2.05(s,3H),2.43(s,3H),2.80(t,J=7.5Hz,2H),3.02(t,J=7.5Hz,2H),7.28(d,J=7.5Hz,2H),7.79(d,J=7.5Hz,2H),9.83(s,1H)。アミドのプロトンは帰属できなかった。
合成例45と同様にして、4−メチル−N−メチルチオメチル−{4−メチル−5−(2−ホルミルエチル)チアゾール−2−イル}ベンズアミドを合成した。
白色固体;m.p.93から99℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 2.14(s,3H),2.30(s,3H),2.40(s,3H),2.78(t,J=7.5Hz,2H),3.02(t,J=7.5Hz,2H),5.24(s,2H),7.25(d,J=7.5Hz,2H),7.44(d,J=7.5Hz,2H),9.81(s,1H)。
淡黄色油状物;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.84から1.99(m,2H),2.12(s,3H),2.43(s,3H),2.76(t,J=7.5Hz,2H),3.70(t,J=7.5Hz,2H),5.28(br s,2H),7.28(d,J=7.5Hz,2H),7.80(d,J=7.5Hz,2H),10.1(br s,1H)。
1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):δ 1.30から1.38(m,6H),1.58から1.64(m,4H),2.22(s,3H),2.30(t,J=7.5Hz,2H),2.42(s,3H),2.67(t,J=7.5Hz,3H),7.29(d,J=8.0Hz,2H),7.97(d,J=8.0Hz,2H)。アミドのプロトンとカルボン酸のプロトンは帰属できなかった。
合成例14と同様にして、N−[5−(3−ヒドロキシプロピル)−4−メチルチアゾール−2−イル]−4−メチルベンズアミドを合成した。
灰色固体;m.p.103から105℃;1H−NMR(CDCl3,TMS,ppm):1.83から1.95(m,2H),2.10(s,3H),2.42(s,3H),2.81(t,J=7.5Hz,2H),3.71(t,J=7.5Hz,2H),7.27(d,J=7.5Hz,2H),7.80(d,J=7.5Hz,2H)。アミドのプロトンとヒドロキシ基のプロトンは帰属できなかった。
N−ヒドロキシスクシンイミド(以下、NHSという)で活性化されたアガロースゲルであるHiTrap NHS−activated HPカラム(1mL)(商品名)(GEヘルスケアバイオサイエンス社製、スクシンイミドオキシカルボニル基含量:10μmol/mL(gel)、以下、HiTrapカラムという)を活性化基含有マトリックス充填カラムとして用いた。
実施例1に記載の方法にて調製した、化合物75を固定化したHiTrapカラムを、クロマトグラフィー装置であるAKTAprime plus(商品名)(GEヘルスケアバイオサイエンス社製)に取り付け、0.7M硫酸ナトリウムを含む10mMリン酸ナトリウム−10mMクエン酸ナトリウム緩衝液(pH7.5)(以下、緩衝液Aという)を流速1mL/minで通液してカラムを平衡化した。次に緩衝液Aに溶解した1mg/mLヒト血漿由来免疫グロブリン製剤(化血研製)0.5mLをカラムに添加して、緩衝液Aを10mL通液後、緩衝液Aから10mMリン酸ナトリウム−10mMクエン酸ナトリウム緩衝液(pH7.5)への硫酸ナトリウムの濃度勾配クロマトグラフィーを行なった。
TOYOPEARL AF−Amino−650M(商品名)(東ソー社製、アミノ基含量:89μmol/mL(gel))を活性化基含有マトリックスとして用いて化合物75の固定化を行なった。
EAH Sepharose 4B(商品名)(GEヘルスケアバイオサイエンス社製、アミノ基含量:12μmol/mL(gel))を活性化基含有マトリックスとして用いて化合物75の固定化を行なった。
TOYOPEARL AF−Epoxy−650M(商品名)(東ソー社製、エポキシ基含量:50μmol/mL(gel))を活性化基含有マトリックスとして用いて化合物95の固定化を行なった。
実施例5に記載の方法にて調製した、化合物95を固定化したTOYOPEARL AF−Epoxy−650Mゲル1mLをTRICORNカラム(商品名)(GEヘルスケアバイオサイエンス社製)に充填し、AKTAprime plus(商品名)(GEヘルスケアバイオサイエンス社製)に取り付け、実施例2と同様、0.5mgのヒト血漿由来免疫グロブリン製剤を硫酸ナトリウム濃度勾配のクロマトグラフィーで分離した。クロマトグラフィーの結果を図2に示す。
Epoxy−activated Sepharose 6B(商品名)(GEヘルスケアバイオサイエンス社製、エポキシ基含量:19から40μmol/mL(gel))を活性化基含有マトリックスとして用いて化合物95の固定化を行なった。
TOYOPEARL AF−Amino−650M(商品名)(東ソー社製、アミノ基含量:89μmol/mL(gel))を活性化基含有マトリックスとして用いて化合物107の固定化を行なった。
HiTrapカラムにDMSOを5mL通液した後、化合物110が10mM、トリエチルアミンが40mMになるようにDMSOに溶解した溶液2mLを通液した。1時間静置後、3mLのDMSOを通液し、未反応の化合物110を除去した。反応に用いた化合物110溶液のカラムからの漏出液と、洗浄に用いたDMSOのカラムからの漏出液をあわせて回収液とした。
TOYOPEARL AF−Formyl−650M(商品名、東ソー社製、ホルミル基含量60μmol/mL(gel))を活性化基含有マトリックスとして用いて化合物110の固定化を行なった。
実施例10に記載の方法にて調製した、化合物110を固定化したTOYOPEARL AF−Formyl−650Mゲル1mLをTRICORNカラムに充填し、AKTAprime plus(商品名)(GEヘルスケアバイオサイエンス社製)に取り付け、実施例2と同様にして、0.5mgのヒト血漿由来免疫グロブリン製剤を硫酸ナトリウム濃度勾配のクロマトグラフィーで分離した。クロマトグラフィーの結果を図3に示す。
Claims (9)
- Arの置換基が、ハロゲン原子、置換されていてもよい炭素数1から6のアルキル基、置換されていてもよい炭素数1から12のアルコキシ基、置換されていてもよい炭素数3から8のシクロアルコキシ基、置換されていてもよい炭素数3から6のアルケニルオキシ基、置換されていてもよい炭素数3から6のアルキニルオキシ基、置換されていてもよい炭素数1から6のアシルオキシ基、置換されていてもよい炭素数1から6のアルキルチオ基、置換されていてもよい炭素数1から6のアルキルスルフィニル基、置換されていてもよい炭素数1から6のアルキルスルホニル基、置換されていてもよい炭素数1から12のアルコキシカルボニル基、カルボキシル基、ニトロ基、置換されていてもよいアミノ基、ヒドロキシ基又はシアノ基である請求項1に記載のチアゾール誘導体固定化マトリックス。
- Arが、ハロゲン原子、置換されていてもよい炭素数1から6のアルキル基、置換されていてもよい炭素数1から12のアルコキシ基、置換されていてもよい炭素数3から8のシクロアルコキシ基、置換されていてもよい炭素数3から6のアルケニルオキシ基、置換されていてもよい炭素数3から6のアルキニルオキシ基、置換されていてもよい炭素数1から6のアシルオキシ基、置換されていてもよい炭素数1から6のアルキルチオ基、置換されていてもよい炭素数1から6のアルキルスルフィニル基、置換されていてもよい炭素数1から6のアルキルスルホニル基、置換されていてもよい炭素数1から12のアルコキシカルボニル基、カルボキシル基、ニトロ基、置換されていてもよいアミノ基、ヒドロキシ基又はシアノ基から選ばれた1つ以上の置換基で置換されていてもよい請求項1に記載のチアゾール誘導体固定化マトリックス。
- 活性化基含有マトリックスの活性化基がスクシンイミドオキシカルボニル基、エポキシ基、ホルミル基、アミノ基、ジチオ−2−ピリジル基、ヒドラジノ基、カルボキシル基のいずれかであることを特徴とする請求項5に記載のチアゾール誘導体固定化マトリックスの製造方法。
- タンパク質が免疫グロブリン、またはこれらの類縁体、フラグメント、融合体であることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 免疫グロブリンが免疫グロブリンG(IgG)であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
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