JP2011051720A - エレベータの自動調心シーブ - Google Patents

エレベータの自動調心シーブ Download PDF

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Abstract

【課題】シーブ本体を、微小に変化するロープの位置に随時対応させることで、常に最良な角度に位置づけること。
【解決手段】エレベータの自動調心シーブは、シーブ枠5と、シーブ枠5内で直線状に延在して設けられたシーブ軸3と、シーブ軸3に設けられ、回転自在なシーブ本体1と、を備えている。シーブ軸3は、少なくとも一方向に揺動可能となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、メインシーブやガバナシーブ、コンペンシーブなど、エレベータに用いられる様々な自動調心シーブに関する。
エレベータに用いられるシーブは、図7(a)(b)に示すように、シーブ枠5と、シーブ枠5内で直線状に延在して設けられたシーブ軸3と、シーブ軸3に設けられ、ロープ2が巻き架けられる回転自在なシーブ本体1と、シーブ本体1とシーブ軸3との間に設けられたシーブベアリング4と、を備えている。エレベータに用いられるこのようなシーブとしては、昇降路内に設置されたカーシーブ、釣り合い錘シーブ、そらせシーブなどが知られている。そして、シーブを介して、巻上機の駆動力が、昇降路内に適宜配置された乗りかごおよび釣り合い錘に伝達され、これら乗りかごおよび釣り合い錘が昇降されることとなる。
また、主に昇降行程の高いエレベータにおいては、メインロープの質量が大きくなることにより巻上機の効率が悪化することを防止するため、メインロープの質量を補正するように、乗りかごの下から釣り合い錘にかけて補正ロープ(コンペンロープ)を設置することがある。そして、このようなコンペンロープに対しても、エレベータ速度が速い場合にコンペンロープが暴れることを防止するためにコンペンシーブが取付けられている。
これらのシーブにおいて、ロープの位置を最適化するために発明された技術としては、例えば特許文献1が知られている。
特開2007−230693号公報
昨今の機械室無しエレベータにおいては、従来のエレベータとは異なり、昇降路内に全ての部品を納める必要があるため、少ないスペースを有効に活用するように様々な工夫がされている。このように昇降路内のスペースを有効に活用するためには、メインロープやガバナロープを、複数のシーブを介して複雑に取り回す必要がある。
また、機械室無しエレベータでは、巻上機も小型化することが要求され、限られた出力の巻上機を効率的に動かすことが求められてくる。このように巻上機を効率的に動かすためには、できる限り各シーブの配置を平面上同一にし、かつ鉛直方向においては角度を同一にすることによって、極力無駄な抵抗を減らすことが理想である。しかしながら、上述したような理由により、このようにシーブを配置することは難しく、現実にはシーブに角度が付いたり、ロープの位置がずれ、ロープドローが発生したりする。また、乗りかごおよび釣り合い錘の昇降路内の位置により、ロープドローが変化するため、固定されているシーブでは、常に効率の良い最適な位置にシーブを配置することは難しい。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、鉛直方向におけるロープの位置のずれやロープドローとりわけ乗りかごおよび釣り合い錘の位置によって、微小に変化するロープの位置に随時対応することで、シーブ本体を常に最良な角度に位置づけることができるエレベータの自動調心シーブを提供することを目的とする。
本発明のエレベータの自動調心シーブは、
シーブ枠と、
前記シーブ枠内で直線状に延在して設けられたシーブ軸と、
前記シーブ軸に設けられ、回転自在なシーブ本体と、を備え、
前記シーブ軸が、少なくとも一方向に揺動可能となっている。
本発明のエレベータの自動調心シーブは、
前記シーブ枠に設けられた一対のベアリングと、
前記シーブ軸の両端に設けられ、前記一対のベアリングに対して揺動可能な揺動部と、をさらに備え、
前記揺動部が前記一対のベアリングに対して揺動することによって、前記シーブ軸が少なくとも一方向に揺動されてもよい。
本発明のエレベータの自動調心シーブにおいて、
前記シーブ枠に、前記シーブ軸が通過する開口が設けられ、
前記開口内に前記シーブ軸に連結された弾性体が設けられ、
前記弾性体が前記開口内で伸縮することによって、前記シーブ軸が少なくとも一方向に揺動されてもよい。
本発明のエレベータの自動調心シーブにおいて、
前記シーブ枠は、前記シーブ軸の両端が取り付けられ、移動可能な一対の軸取付枠を有し、
前記一対の軸取付枠が前記シーブ軸とともに移動することによって、前記シーブ軸が少なくとも一方向に揺動されてもよい。
本発明のエレベータの自動調心シーブは、
前記シーブ軸の一端に設けられた被駆動部と、
前記シーブ枠に設けられ、前記被駆動部を移動させることで前記シーブ軸を傾斜させる軸駆動部と、をさらに備え、
前記軸駆動部によって前記シーブ軸が傾斜されることで、該シーブ軸が少なくとも一方向に揺動されてもよい。
本発明のエレベータの自動調心シーブにおいて、
前記シーブ枠は、前記シーブ軸の一端のみを揺動可能かつ回転可能に保持する方持ち構造からなってもよい。
本発明によれば、シーブ軸が少なくとも一方向に揺動可能となっている。このため、シーブ本体が、微小に変化するロープの位置に随時対応することで、常に最良な角度に位置づけられることができる。
本発明の第1の実施の形態による自動調心シーブを示す上方平面図と、当該上方平面図に対応する上方断面図。 本発明の第1の実施の形態の別の例による自動調心シーブを示す上方平面図と、当該上方平面図に対応する上方断面図。 本発明の第2の実施の形態による自動調心シーブを示す上方断面図と正面図。 本発明の第3の実施の形態による自動調心シーブを示す上方平面図。 本発明の第4の実施の形態による自動調心シーブを示す上方断面図。 本発明の第5の実施の形態による自動調心シーブを示す上方平面図。 従来のシーブを示す上方平面図と、当該上方平面図に対応する上方断面図。
第1の実施の形態
以下、本発明に係るエレベータの自動調心シーブの第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1(a)(b)および図2(a)(b)は本発明の第1の実施の形態を示す図である。
図1(a)(b)および図2(a)(b)に示すように、エレベータの自動調心シーブは、シーブ枠5と、シーブ枠5内で直線状に延在して設けられたシーブ軸3と、シーブ軸3に設けられ、ロープ2が巻き架けられる回転自在なシーブ本体1と、シーブ本体1とシーブ軸3との間に設けられたシーブベアリング4(図1(b)および図2(b)参照)と、を備えている。なお、ロープ2はシーブ本体1に設けられた溝に巻き架けられている。
また、図1(a)(b)および図2(a)(b)に示すように、シーブ枠5には一対のベアリング15,25が設けられ、シーブ軸3の両端には、一対のベアリング15,25に対して揺動可能な揺動部10,20が設けられている。そして、揺動部10,20が一対のベアリング15,25に対して揺動することによって、シーブ軸3が水平方向(少なくとも一方向)に揺動されるように構成されている。
なお、図1(a)(b)に示す態様では、図1(b)に示すように、一対のベアリング15が、ベアリングケース16と、当該ベアリングケース16内に設けられた球状の転動体(玉)17とを有している。また、揺動部10が、滑らかな半球形状からなり、転動体17が当接する軸動面10aを有している。
他方、図2(a)(b)に示す態様では、図2(b)に示すように、揺動部20が、軸ケース21と、当該軸ケース21内に設けられた球状の転動体(玉)22とを有している。また、ベアリング25の各々が、凹形状からなり、転動体22が当接する軸動面25aを有している。
なお、シーブ本体1に巻き架けられたロープ2は自動調心シーブの前後に配置された他のシーブ(図示せず)から取り回され、当該ロープ2には、乗りかごおよび釣り合い錘から加わるロープテンションの他に、前後のシーブの配置のずれから発生する力(ロープドロー)が加わっている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
図1(a)(b)に示す態様によれば、ベアリングケース16内に球状の転動体17が設けられ、かつ、揺動部10が、滑らかな半球形状からなって転動体17が当接する軸動面10aを有している。また、図2(a)(b)に示す態様によれば、軸ケース21内に球状の転動体22が設けられ、かつ、ベアリング25が、凹形状からなって転動体22が当接する軸動面25aを有している。このため、本実施の形態によれば、シーブ軸3が水平方向に自在に揺動されることとなる。
ところで、上述したロープドローが全く存在しない状態が、ロスが少なく効率が良い状態であるが、従来の、特に機械室無しエレベータにおいては、メインロープを複雑に取り回す必要があるため、強いロープドローが発生してしまっている。このロープドローは、エレベータの乗りかごが昇降路内を昇降することによって、平面上では変化しないが、水平方向において角度が常に変化している。
この点、本実施の形態によれば、シーブ軸3が水平方向に自在に揺動されることとなるので、シーブ本体1の溝がロープ2から加わるテンション(乗りかごおよび釣り合い錘の質量からくるテンション)によって水平方向で引っ張られた際に、シーブ本体1を微小に変化するロープ2の位置に随時対応させることができる。このため、シーブ本体1を、常に、本来あるべき理想的な角度(最良の角度)へ向けることができる。この結果、特に機械室無しエレベータなどで複雑にロープ2が取り回されている場合であっても、シーブ本体1を常に最良の角度へ自動的に移動させてシーブ本体1からロープ2に加わる抵抗を低減することができ、ひいては、巻上機の効率を改善するとともに、シーブ本体1とロープ2の寿命を長くすることができる。
なお、ロープ2には強力な引っ張り力(テンション)が加わっているため、特に動力源を設置しなくてもシーブの角度は適宜変化されることとなる。
第2の実施の形態
次に、図3(a)(b)により、本発明の第2の実施の形態について説明する。図1(a)(b)および図2(a)(b)に示した第1の実施の形態は、揺動部10,20が一対のベアリング15,25に対して揺動することによって、シーブ軸3が水平方向(少なくとも一方向)に揺動される態様であったが、図3(a)(b)に示す第2の実施の形態は、シーブ枠5にシーブ軸3が通過する開口35が設けられ、開口35内にシーブ軸3に連結されたバネなどの弾性体30が設けられ、弾性体30が開口35内で伸縮することによって、シーブ軸3が水平方向(少なくとも一方向)に揺動されるものである。その他の構成は図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。
図3(a)(b)に示す第2の実施の形態において、図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図3(a)(b)に示すように、シーブ軸3は、大径軸31と、当該大径軸31から大径軸31の延在する方向に沿って突出した小径軸32とを有している。そして、小径軸32が、水平方向に延びる開口35内に配置されるとともに、当該開口35内で一端がシーブ枠5に固定された弾性体30に連結されている。
本実施の形態によれば、シーブ軸3が開口35内で水平方向に自在に揺動することとなるので、シーブ本体1の溝がロープ2のテンションによって水平方向で引っ張られた際に、シーブ本体1を微小に変化するロープ2の位置に随時対応させることができる。このため、シーブ本体1を、常に、本来あるべき理想的な角度(最良の角度)へ向けることができる。この結果、特に機械室無しエレベータなどで複雑にロープ2が取り回されている場合であっても、シーブ本体1を常に最良の角度へ自動的に移動させることで、シーブ本体1からロープ2に加わる抵抗を低減することができ、ひいては、巻上機の効率を改善するとともに、シーブ本体1とロープ2の寿命を長くすることができる。
また、本実施の形態によれば、シーブ枠5に一端が固定された二つの弾性体30の各々が、シーブ軸3の小径軸32の両側に連結されているので、シーブ本体1を中心位置に常に留まらせて中心位置からずれることを防止することができる。
なお、ロープドローの加わる状況によっては、シーブ本体1が中心からずれやすくなっていることが好ましい場合もある。この場合には、シーブ枠5に一端が固定された弾性体が、シーブ軸3の小径軸32の一側のみに連結されている態様を用いればよい。
また、本実施の形態によれば、大径軸31と小径軸32との連結箇所には段差が形成されており、小径軸32のみが開口35内に配置されている。このため、シーブ本体1が大きく揺動された場合であっても、大径軸31がシーブ枠5と当接することによって、当該大径軸31が開口35内に入り込むことを防止することができる。この結果、シーブ本体1とシーブ枠5とが干渉することを防止することができる。
ところで、上記では、弾性体30が開口35内で水平方向に延在するように設けられている態様を用いて説明したが、これに限られることはなく、例えば、弾性体30は、開口35内で鉛直方向に延在するように設けられてもよい。
第3の実施の形態
次に、図4により、本発明の第3の実施の形態について説明する。図1(a)(b)および図2(a)(b)に示した第1の実施の形態は、揺動部10,20が一対のベアリング15,25に対して揺動することによって、シーブ軸3が水平方向(少なくとも一方向)に揺動される態様であったが、図4に示す第3の実施の形態は、シーブ枠5aが、シーブ軸3の両端が取り付けられて水平方向に移動可能な一対の軸取付枠5aと、当該軸取付枠5aの間に設けられた一対の延在枠5aとを有し、一対の軸取付枠5aがシーブ軸3とともに水平方向に移動することによって、シーブ軸3を水平方向(少なくとも一方向)に揺動するものである。その他の構成は図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。
図4に示す第3の実施の形態において、図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態によれば、一対の軸取付枠5aが一対の延在枠5aにヒンジ40を介して連結されており、一対の軸取付枠5aと一対の延在枠5aがシーブ軸3とともに水平方向に移動することによって、シーブ軸3が水平方向(少なくとも一方向)に揺動されることとなる。
このため、シーブ本体1の溝がロープ2のテンションによって水平方向で引っ張られた際に、シーブ本体1を微小に変化するロープ2の位置に随時対応させることができ、シーブ本体1を、常に、本来あるべき理想的な角度(最良の角度)へ向けることができる。この結果、特に機械室無しエレベータなどで複雑にロープ2が取り回されている場合であっても、シーブ本体1を常に最良の角度へ自動的に移動させることで、シーブ本体1からロープ2に加わる抵抗を低減することができ、ひいては、巻上機の効率を改善するとともに、シーブ本体1とロープ2の寿命を長くすることができる。
第4の実施の形態
次に、図5により、本発明の第4の実施の形態について説明する。図1(a)(b)および図2(a)(b)に示した第1の実施の形態は、揺動部10,20が一対のベアリング15,25に対して揺動することによって、シーブ軸3が水平方向(少なくとも一方向)に揺動される態様であったが、図5に示す第4の実施の形態は、シーブ軸3の一端に被駆動部50が設けられるとともに、当該被駆動部50を移動させることでシーブ軸3を傾斜させる軸駆動部55がシーブ枠5に設けられたものである。そして、軸駆動部55によってシーブ軸3が傾斜されることで、シーブ軸3が水平方向(少なくとも一方向)に揺動されるものである。その他の構成は図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。
なお本実施の形態では、シーブ軸3の他端側には、第1の実施の形態の図1(a)(b)で示した態様と同様に、ベアリング15と、当該ベアリング15に対して揺動可能な揺動部10が設けられている。しかしながら、これに限られることはなく、シーブ軸3の他端側は、例えば、第1の実施の形態の図2(a)(b)で示した態様からなってもよいし、第2の実施の形態で示した態様からなってもよい。
図5に示す第4の実施の形態において、図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
被駆動部50は複数の歯部51を有し、軸駆動部55は、当該歯部51と係合する歯車部材56と、当該歯車部材56を回転させるアクチュエーターやモーターなどの動力源58とを有している。本実施の形態によれば、予め乗りかごや釣り合い錘の位置に対する適切な角度がプログラムされたソフトウェアによって動力源58が駆動されることで、シーブ軸3が水平方向に傾斜されて揺動される。
このため、シーブ本体1を、予め、微小に変化するロープ2の位置に対応させることができ、シーブ本体1を、常に、本来あるべき理想的な角度(最良の角度)へ向けることができる。この結果、特に機械室無しエレベータなどで複雑にロープ2が取り回されている場合であっても、シーブ本体1を常に最良の角度へ自動的に移動させることで、シーブ本体1からロープ2に加わる抵抗を低減することができ、ひいては、巻上機の効率を改善するとともに、シーブ本体1とロープ2の寿命を長くすることができる。
なお、本実施の形態によれば、シーブ本体1にロープ2から力が加わる前に、シーブ本体1を最良な角度へ移動させることができるので、シーブ本体1およびロープ2が摩耗することをより確実に防止することができ、ランニングコストをより低減することができる。
第5の実施の形態
次に、図6により、本発明の第5の実施の形態について説明する。図1(a)(b)および図2(a)(b)に示した第1の実施の形態は、揺動部10,20が一対のベアリング15,25に対して揺動することによって、シーブ軸3が水平方向(少なくとも一方向)に揺動される態様であったが、図6に示す第5の実施の形態は、シーブ枠5bが、シーブ軸3の一端のみを揺動可能かつ回転可能に保持する方持ち構造からなっているものである。その他の構成は図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。
図6に示す第5の実施の形態において、図1(a)(b)および図2(a)(b)に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、シーブ軸3がより強固なものとされ、シーブ軸3とシーブ枠5bとの接続箇所に、シーブ軸3の一端を揺動可能かつ回転可能に保持する自在継手60が設けられている。このため、シーブ本体1の溝がロープ2のテンションによって水平方向で引っ張られた際に、シーブ本体1を微小に変化するロープ2の位置に随時対応させることができ、シーブ本体1を、常に、本来あるべき理想的な角度(最良の角度)へ向けることができる。この結果、特に機械室無しエレベータなどで複雑にロープ2が取り回されている場合であっても、シーブ本体1を常に最良の角度へ自動的に移動させることで、シーブ本体1からロープ2に加わる抵抗を低減することができ、ひいては、巻上機の効率を改善するとともに、シーブ本体1とロープ2の寿命を長くすることができる。
1 シーブ本体
2 ロープ
3 シーブ軸
4 シーブベアリング
5,5a,5b シーブ枠
5a 軸取付枠
5a 延在枠
10 揺動部
10a 軸動面
15 ベアリング
16 ベアリングケース
17 転動体
20 揺動部
21 軸ケース
22 転動体
25 ベアリング
25a 軸動面
30 弾性体
31 大径軸
32 小径軸
35 開口
40 ヒンジ
50 被駆動部
55 軸駆動部
56 歯車部材
58 動力源
60 自在継手

Claims (6)

  1. シーブ枠と、
    前記シーブ枠内で直線状に延在して設けられたシーブ軸と、
    前記シーブ軸に設けられ、回転自在なシーブ本体と、を備え、
    前記シーブ軸は、少なくとも一方向に揺動可能となっていることを特徴とするエレベータの自動調心シーブ。
  2. 前記シーブ枠に設けられた一対のベアリングと、
    前記シーブ軸の両端に設けられ、前記一対のベアリングに対して揺動可能な揺動部と、をさらに備え、
    前記揺動部が前記一対のベアリングに対して揺動することによって、前記シーブ軸が少なくとも一方向に揺動することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの自動調心シーブ。
  3. 前記シーブ枠に、前記シーブ軸が通過する開口が設けられ、
    前記開口内に前記シーブ軸に連結された弾性体が設けられ、
    前記弾性体が前記開口内で伸縮することによって、前記シーブ軸が少なくとも一方向に揺動することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの自動調心シーブ。
  4. 前記シーブ枠は、前記シーブ軸の両端が取り付けられ、移動可能な一対の軸取付枠を有し、
    前記一対の軸取付枠が前記シーブ軸とともに移動することによって、前記シーブ軸が少なくとも一方向に揺動することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの自動調心シーブ。
  5. 前記シーブ軸の一端に設けられた被駆動部と、
    前記シーブ枠に設けられ、前記被駆動部を移動させることで前記シーブ軸を傾斜させる軸駆動部と、をさらに備え、
    前記軸駆動部によって前記シーブ軸が傾斜されることで、該シーブ軸が少なくとも一方向に揺動することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの自動調心シーブ。
  6. 前記シーブ枠は、前記シーブ軸の一端のみを揺動可能かつ回転可能に保持する方持ち構造からなることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの自動調心シーブ。
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