JP2011051026A - 精密加工機械 - Google Patents

精密加工機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2011051026A
JP2011051026A JP2009199285A JP2009199285A JP2011051026A JP 2011051026 A JP2011051026 A JP 2011051026A JP 2009199285 A JP2009199285 A JP 2009199285A JP 2009199285 A JP2009199285 A JP 2009199285A JP 2011051026 A JP2011051026 A JP 2011051026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
hydrostatic
scale
oil
sliding surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009199285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5415871B2 (ja
Inventor
Takeshi Itatsu
武志 板津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagase Integrex Co Ltd
Original Assignee
Nagase Integrex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagase Integrex Co Ltd filed Critical Nagase Integrex Co Ltd
Priority to JP2009199285A priority Critical patent/JP5415871B2/ja
Publication of JP2011051026A publication Critical patent/JP2011051026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5415871B2 publication Critical patent/JP5415871B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Abstract

【課題】機械本体、スケール、ワーク等の各温度を制御することにより高い加工精度が安定的に得られる精密加工機械を提供する。
【解決手段】主ベッド部2、副ベッド部3、コラム4等のブロック体に設けられた油静圧摺動面9、10、11に供給される静圧油の温度を調節するに際し、それぞれのブロック体の測定点20、30、40で、ブロック体の室温の環境下に置かれた部分の温度を測定し、その温度を基に調節するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、精密加工機械に係り、詳しくは、油静圧摺動面に供給される静圧油が、ブロック体において室温の環境下に置かれた部分の温度を基に温度調節される精密加工機械に関する。
平面研削盤等においては、X軸方向に往復動する加工テーブル上にワークを載置した状態で、Y軸方向に往復動するコラムに装着され上下方向に往復動するZ軸サドルにスピンドルを回転自在に支持すると共に、そのスピンドルの先端部に砥石を装着している。そして、スピンドル及び砥石を回転させて加工テーブル上のワークを研削加工する。
一般に、平面研削盤に限らず、精密加工を要する加工機械においては、機械の各部位において加工テーブル、コラム及びZ軸サドル等が油静圧摺動面に往復動可能に支持されている。そして、この油静圧摺動面では少なからず発熱があるため、油静圧摺動面及びその近傍の温度上昇が抑えられるようにされている。また、油静圧摺動面の近傍に設けられたスケールの温度が、精密加工おける許容温度範囲を外れる虞もあり、温度補正が行われたりしている。
特許文献1に開示されている「NC工作機械装置」においては、デジタルスケールに温度検出手段を設け、その温度検出手段により検出されたデジタルスケールの温度を基に、クーラント液の温度を制御している。そして、その温度制御されたクーラント液により、ワークの温度を制御し、ワークの温度とデジタルスケールの温度とが等しくなるようにしている。更に、デジタルスケールの温度と、デジタルスケール及びワークの線膨張係数とを基にデジタルスケールの計測値補正を演算し、その補正された計測値によりNC工作機械を制御している。
特許文献2に開示されている「精密加工機用静圧主軸の熱変形低減法」では、精密加工機の全体を温度管理した恒温環境に設置し、静圧主軸の流体潤滑を行う作動流体として、周囲の恒温環境の温度よりも低い温度のものを用い、静圧主軸の熱変形を制御するようにしている。このようにして、作動流体に発生する熱の影響を有効に除去して、静圧主軸の熱変形を効果的に低減するようになっている。
特開平4−75851号公報([特許請求の範囲]を参照) 特開平6−198539号公報([要約]、発明の詳細な説明[0010]を参照)
近年、精密機械加工は、10nmレベルの超精密機械加工も可能となっているが、定常的に1μm以下の加工精度が得られる精密機械加工の実現が求められている。そして、機械を単に恒温室に設置するだけでは足りず、機械の各部位ごとの細かな温度制御をすると共に、全体的に調和の取れた温度制御をして、定常的な高精度加工が得られることが明らかとなってきた。
ところが、特許文献1の装置では、ワークの温度とデジタルスケールの温度とが等しくなるようにしているが、デジタルスケールとワークとの間には、デジタルスケールが設けられた機械本体、その機械本体上に往復動可能に支持された加工テーブル等が存在する。これらは、恒温室の環境下にあっても、異なる温度条件に置かれる場合が常である。例えば、機械本体と加工テーブルとの間の摺動面には必ず発熱があり、その熱による変形は、精密加工においては無視できないものである。従って、ワークの温度とデジタルスケールの温度とを等しくし、線膨張係数等を基に計測値を補正しても、得られる加工精度には限度がある。
特許文献2の熱変形低減法は、作動流体に発生する熱の影響を除去するものであり、個別の温度制御を行う点では優れていると思われる。しかし、この低減法は、周囲の恒温環境の温度よりも低い(5〜10度C低い)温度の作動流体を用いて、静圧主軸の熱変形を抑制するものに止まっている。即ち、熱変形をゼロにするものでもなければ、熱変形を一定値に制御するものでもない。従って、この熱変形低減法においても、得られる加工精度には限度があると思われる。
本発明は、このような問題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、機械本体、スケール、ワーク等の各温度を制御することにより高い加工精度が安定的に得られる精密加工機械を提供することにある。
上記問題を解決するために請求項1に記載の精密加工機械の発明は、サドルを油静圧摺動面で往復動可能に支持するブロック体が備えられた精密加工機械において、前記油静圧摺動面に供給される静圧油は、前記油静圧摺動面に供給される際、その油静圧摺動面が設けられた前記ブロック体において室温の環境下に置かれた部分の温度を基に温度調節されることを特徴とするものである。
上記構成によれば、静圧油の温度調節を、油静圧摺動面が設けられたブロック体において室温の環境下に置かれた部分の温度を基に行うようにした。このため、油静圧摺動面に発熱があったとしても、その発熱の影響を除去するための静圧油の温度調節を、ブロック体の温度条件に合わせて行うことができる。従って、温度分布が異なることによりブロック体が全体として曲がる等して変形することを未然に防止することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の精密加工機械において、前記静圧油は、前記ブロック体において、前記油静圧摺動面が設けられた面から最も遠い面またはその近傍において測定された温度を基に温度調節されることを特徴とするものである。
上記構成によれば、ブロック体の温度測定を、油静圧摺動面が設けられた面から最も遠い面またはその近傍において行うようにした。このため、油静圧摺動面が設けられて静圧油の温度の影響を受ける面とは異なる面であって、機械が設置された室内の温度環境下にあって静圧油の温度の影響を受けない面の温度を基に、静圧油の温度調節を行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の精密加工機械において、前記静圧油は、温度調節された後に、前記サドルの位置を測定するスケールを支持する支持板に形成された回路中を流通し、前記スケールの温度を調節することを特徴とするものである。
上記構成によれば、スケールを支持する支持板に回路を形成し、その回路中を、温度調節された静圧油が流通するようにした。このため、スケールの温度条件は、温度調節された支持板と機械が設置された室内の雰囲気とにより決定される。従って、スケールの温度を安定的に調節することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の精密加工機械において、前記スケールは、その目盛りを読み取るヘッドの移動を許容するスリットが形成された断熱材でカバーされていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、スケールは断熱材でカバーされているので、機械が設置された室内の温度環境に乱れがあったとしても、静圧油によるスケールの温度調節を効率的に行うことができる。
本発明によれば、油静圧摺動面に供給される静圧油の温度を、油静圧摺動面が設けられたブロック体において室温の環境下に置かれた部分の温度を基に調節するようにした。このため、ブロック体の各部位における温度が異なることによる変形等を抑えることができるので、高い加工精度が安定的に得られる精密加工機械を提供するができる。
実施形態の精密加工機械を示す斜視図。 スケールを用いた位置測定装置を示す一部断面の斜視図。 各部位の温度に基づく制御を説明する関係図。
(実施形態)
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図3を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態の精密加工機械としての平面研削盤1は、X軸方向に沿って延長配置された主ベッド部2と、X軸方向に直交するY軸方向に沿って延長配置された副ベッド部3とでベッドが形成されている。主ベッド部2の上面の主面21に設けられた2列の油静圧摺動面9上には、サドルを構成する加工テーブル5が往復動可能に支持されている。加工テーブル5の上にはワーク6が載置される。なお、主ベッド部2と副ベッド部3とは、それぞれがブロック体を構成する。
主ベッド部2の前面に当たる側面22の上端側には位置測定装置12がX軸方向に延びるように設けられ、その位置測定装置12のスケール50(図2参照)の目盛りを光学的に読み取るための読取ヘッド13が加工テーブル5に備えられている。主ベッド部2において、主面21から最も遠い面である底面23には、静圧油の温度調節の基になる温度を測定するための測定点20が、図示しないセンサと共に設けられている。なお、測定点20に替えて、側面22の下端側、即ち、底面23近傍の側面22に測定点44をセンサと共に設けることもできる。この測定点20又は測定点44は、主ベッド部2において、室温の環境下に置かれ、温度制御を受けていない部分としての温度を測定するためのポイントである。
図2に示すように、位置測定装置12は、主ベッド部2の側面22に取り付けられた支持板51と、その支持板51に支持されたスケール50と、スケール50を囲むように配置された断熱材53とで構成されている。本実施形態においては、支持板51の取付面に静圧油の回路の一部として、長手方向に沿う2本の溝52が形成され、その溝52内を静圧油が流通することにより、支持板51を介してスケール50の温度が調節されるようになっている。
断熱材53には、側面22に沿う長手方向にスリット54が形成され、読取ヘッド13の読取部55を内部に収容した状態で、読取ヘッド13がスリット54に沿って移動可能となっている。読取部55は、スケール50に接近配置され、スケール50の目盛りを光学的に読み取る部分である。
副ベッド部3の上面の主面31には、サドルを構成するコラム4をY軸方向に往復動可能に支持する2列の油静圧摺動面10が設けられている。また、副ベッド部3の側面32の上端側には位置測定装置14がY軸方向に延びるように設けられ、その位置測定装置14に対応する読取ヘッド15がコラム4の側面42の下端側に備えられている。副ベッド部3の主面31から最も遠い面である底面33には、静圧油の温度調節の基になる温度を測定するための測定点30が、図示しないセンサと共に設けられている。なお、測定点30に替えて、側面32の下端側、即ち、底面33近傍の側面32に測定点45をセンサと共に設けることもできる。この測定点30又は測定点45は、副ベッド部3において、室温の環境下に置かれ、温度制御を受けていない部分としての温度を測定するためのポイントである。位置測定装置14は、前記位置測定装置12と同一の構成となっているので、その説明を省略する。
ブロック体を構成するコラム4の主ベッド部2側の主面41には、サドル8をZ軸方向に往復動可能に支持する2列の油静圧摺動面11が設けられている。サドル8に連結されたフレーム81には、図示しないスピンドルが回転自在に支持され、そのスピンドルの先端に砥石7が装着されている。砥石7をカバーするカバー71には、クーラント液をワーク6に対して吐出するための吐出ヘッド72が設けられている。
また、コラム4の側面42の主面41側の端部には位置測定装置16がZ軸方向に延びるように設けられ、その位置測定装置16に対応する読取ヘッド17がサドル8に備えられている。位置測定装置16は、前記位置測定装置12と同一の構成となっているので、その説明を省略する。
コラム4の主面41から最も遠い面である背面43には、静圧油の温度調節の基になる温度を測定するための測定点40が、図示しないセンサと共に設けられている。なお、測定点40に替えて、側面42の背面側、即ち、背面43近傍の側面42に測定点46をセンサと共に設けることもできる。この測定点40又は測定点46は、コラム4において、室温の環境下に置かれ、温度制御を受けていない部分としての温度を測定するためのポイントである。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態の精密加工機械としての平面研削盤1は、設置される場所、例えば恒温室の温度環境下において、機体が安定的に温度管理されている。しかし、機体の各部位には、安定的な温度管理を乱す種々外乱要素が加わる。本実施形態では、その外乱要素のうち最も影響が大きなものである静圧油の発熱による影響を除去するために、温度上昇した静圧油の温度を調節すると共に、その温度調節された静圧油によりスケール50の温度調節を行うようにした。
更に、図3を用いて、スケール50の温度調節及び関連する部位について作用を説明する。なお、説明は、主ベッド部2に関わるものであるが、図3の二点鎖線で囲った部分において、副ベッド部3、コラム4等のそれぞれに関わるものを当てはめることにより、それぞれについての説明に置き換えることができる。また、静圧油の流れは太い実線で示し、データ及び信号の電気的流れは細い実線で示している。
静圧油タンク60の静圧油は、静圧油ポンプ61により送り出される。そして、静圧油は、図示しない圧力制御弁等により制御された後、温度調節装置62により温度調節されて油静圧摺動面9に供給される。同時に、温度調節された静圧油は、位置測定装置12のスケール50の温度調節に供される。そして、余剰となった静圧油は、静圧油タンク60に回収される。
温度調節装置62は、静圧油の回路中にあって、機体温度64、即ち測定点20で測定された主ベッド部2の温度を基に、その温度と油静圧摺動面9の温度65との差をなくすように制御装置63で制御されて、静圧油の温度を調節するものである。通常、静圧油は粘性による摩擦熱等で温度が上昇するので、前記主ベッド部2の温度まで静圧油の温度を下げる方向で温度調節が行われる。そして、油静圧摺動面9の温度と主ベッド部2の温度との差が常に所定範囲内となるように温度調節される。この時、油静圧摺動面9の近くに配置され、油静圧摺動面9の温度上昇の影響を受けていたスケール50も、主ベッド部2の温度と同一の温度となるように調節される。このため、主ベッド部2の温度と、油静圧摺動面9の温度と、スケール50の温度とのそれぞれが略同一となるので、スケールによる計測値を補正する際、各部位間の温度差の影響を最小限とすることができる。
また、ワーク6及びスケール50のそれぞれの温度70、66と線膨張係数67とから、制御部68において補正値を演算して軸位置補正値69としてアウトプットされるようになっている。このため、コラム4の主面41において、ワーク6の高さと略同一の高さの部分の温度を基に、クーラント液は温度調節される。そして、温度調節されたクーラント液がワーク6に対して吐出ヘッド72から吐出され、ワーク6の温度が調節されるようになっている。
なお、上記したように、図3で示されるものは、機体温度64として副ベッド部3の測定点30の温度を基にする場合、油静圧摺動面10と位置測定装置14のスケール50との関係とすることができる。また、図3で示されるものは、機体温度64としてコラム4の測定点40の温度を基にする場合、油静圧摺動面11と位置測定装置16のスケール50との関係とすることができる。
また、上記構成に加えて、砥石7を先端に装着した図示しないスピンドルの温度調節をして、スピンドルの温度が、その軸方向において異なることがないようにすれば、より一層高い加工精度が安定的に得られる平面研削盤1とすることができる。このため、スピンドル或いはスピンドルを支持するクイルの先端側及び後端側の少なくとも2ヶ所の温度を測定し、その温度を基に、クイルに供給される冷却油の温度及び流量を制御することが好ましい。
従って、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、油静圧摺動面9、10、11が設けられたコラム4、主ベッド部2、副ベッド部3等のブロック体の温度を基に、静圧油の温度調節を、静圧油が供給される油静圧摺動面9、10、11ごとに行うようにした。このため、油静圧摺動面9、10、11に発熱があったとしても、その発熱の影響を除去するための静圧油の温度調節を、各ブロック体の温度条件に合わせて行うことができる。従って、各ブロック体において、部位により温度が異なるための変形を未然に防止することができるので、高い加工精度が安定的に得られる精密加工機械を提供するができる。
(2)上記実施形態では、コラム4、主ベッド部2、副ベッド部3等のブロック体の温度測定を、油静圧摺動面9、10、11が設けられた主面21、31、41から最も遠い面である底面23、33、背面43の測定点20、30、40において行うようにした。このため、静圧油の温度の影響を受ける主面21、31、41とは異なり、平面研削盤1が設置された室内の温度環境下にあって静圧油の温度の影響を受けない底面23、33、背面43の温度を基に、静圧油の温度調節を行うことができる。
(3)上記実施形態では、スケール50を支持する支持板51に回路としての溝52を形成し、その溝52内を温度調節された静圧油が流通するようにした。このため、スケール50の温度条件は、温度調節された支持板51と平面研削盤1が設置された室内の雰囲気とにより決定される。従って、スケール50の温度を安定的に調節することができる。
(4)上記実施形態では、スケール50を断熱材53でカバーしたので、平面研削盤1が設置された室内の温度環境に乱れがあったとしても、静圧油によるスケール50の温度調節を効率的に行うことができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ スケール50を支持する支持板51を設けたが、支持板51を設けずにスケール50を直接主ベッド部2、副ベッド部3、コラム4の側面22、32、42に取り付けること。その際、側面22、32、42に静圧油の流通を可能とする溝等の回路を形成する。
・ 支持板51に長手方向に沿う2本の溝52を形成したが、2本の溝52を蛇行させて複数ヶ所で交差させること。
・ X軸方向に沿って配置された主ベッド部2とY軸方向に沿って配置された副ベッド部3とからなるベッドとし、それぞれにおいて加工テーブル5とコラム4とを往復動可能に支持したが、一つのベッド上において、加工テーブル5とコラム4とを、それぞれが直交する方向に往復動可能に支持すること。
・ 平面研削盤1に適用した構成を円筒研削盤に適用すること。
さらに、上記実施形態より把握できる技術的思想について、それらの効果と共に以下に記載する。
(イ)サドルを往復動可能に支持するブロック体に、そのブロック体に設けられた油静圧摺動面に支持されて移動する前記サドルの位置をスケールにより測定する位置測定装置を備えた精密加工機械において、前記油静圧摺動面に供給される静圧油により前記スケールの温度が調節されることを特徴とする精密加工機械。このような構成にした場合、静圧油の温度と略同一の温度となるブロック体の油静圧摺動面が設けられた部分と、スケールとは、温度が略同一となるので、スケールによる計測値の補正において、温度の影響を最小限に止めることができる。
4…コラム、5…加工テーブル、8…サドル、9,10,11…油静圧摺動面、12,14,16…位置測定装置、50…スケール、51…支持板、53…断熱材、54…スリット、65,70…温度、71…カバー。

Claims (4)

  1. サドルを油静圧摺動面で往復動可能に支持するブロック体が備えられた精密加工機械において、前記油静圧摺動面に供給される静圧油は、前記油静圧摺動面に供給される際、その油静圧摺動面が設けられた前記ブロック体において室温の環境下に置かれた部分の温度を基に温度調節されることを特徴とする精密加工機械。
  2. 前記静圧油は、前記ブロック体において、前記油静圧摺動面が設けられた面から最も遠い面またはその近傍において測定された温度を基に温度調節されることを特徴とする請求項1に記載の精密加工機械。
  3. 前記静圧油は、温度調節された後に、前記サドルの位置を測定するスケールを支持する支持板に形成された回路中を流通し、前記スケールの温度を調節することを特徴とする請求項1又は2に記載の精密加工機械。
  4. 前記スケールは、その目盛りを読み取るヘッドの移動を許容するスリットが形成された断熱材でカバーされていることを特徴とする請求項3に記載の精密加工機械。
JP2009199285A 2009-08-31 2009-08-31 精密加工機械 Active JP5415871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009199285A JP5415871B2 (ja) 2009-08-31 2009-08-31 精密加工機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009199285A JP5415871B2 (ja) 2009-08-31 2009-08-31 精密加工機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011051026A true JP2011051026A (ja) 2011-03-17
JP5415871B2 JP5415871B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=43940599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009199285A Active JP5415871B2 (ja) 2009-08-31 2009-08-31 精密加工機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5415871B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130004256A1 (en) * 2011-06-28 2013-01-03 The Department Of Electrical Engineering, National Chang-Hua University Of Education Thermal compensation system for a milling machine
JP2019072814A (ja) * 2017-10-17 2019-05-16 株式会社ナガセインテグレックス 工作機械及び工作機械のスライドレールの温度管理方法
CN112605874A (zh) * 2020-12-29 2021-04-06 刘小风 一种工业生产用圆柱形金属抛光设备

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940151A (ja) * 1972-08-17 1974-04-15
JPS5455576U (ja) * 1978-08-22 1979-04-17
JPS57197441U (ja) * 1981-06-11 1982-12-15
JPS59142034A (ja) * 1982-10-12 1984-08-15 Toyoda Mach Works Ltd 精密加工機
JPS6190850A (ja) * 1984-10-09 1986-05-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 工作機械の熱変位補償方法
JPS61178147A (ja) * 1985-01-31 1986-08-09 Okuma Mach Works Ltd 温度制御装置
JPH01148259U (ja) * 1988-03-31 1989-10-13
JP2000233343A (ja) * 1998-12-07 2000-08-29 Nagase Integrex Co Ltd 加工機における加工形状の変更装置
JP2009107100A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Komatsu Ntc Ltd 工作機械における熱変位検出装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940151A (ja) * 1972-08-17 1974-04-15
JPS5455576U (ja) * 1978-08-22 1979-04-17
JPS57197441U (ja) * 1981-06-11 1982-12-15
JPS59142034A (ja) * 1982-10-12 1984-08-15 Toyoda Mach Works Ltd 精密加工機
JPS6190850A (ja) * 1984-10-09 1986-05-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 工作機械の熱変位補償方法
JPS61178147A (ja) * 1985-01-31 1986-08-09 Okuma Mach Works Ltd 温度制御装置
JPH01148259U (ja) * 1988-03-31 1989-10-13
JP2000233343A (ja) * 1998-12-07 2000-08-29 Nagase Integrex Co Ltd 加工機における加工形状の変更装置
JP2009107100A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Komatsu Ntc Ltd 工作機械における熱変位検出装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130004256A1 (en) * 2011-06-28 2013-01-03 The Department Of Electrical Engineering, National Chang-Hua University Of Education Thermal compensation system for a milling machine
US8845247B2 (en) * 2011-06-28 2014-09-30 Buffalo Machinery Company Limited Thermal compensation system for a milling machine
JP2019072814A (ja) * 2017-10-17 2019-05-16 株式会社ナガセインテグレックス 工作機械及び工作機械のスライドレールの温度管理方法
JP7004292B2 (ja) 2017-10-17 2022-01-21 株式会社ナガセインテグレックス 工作機械及び工作機械のスライドレールの温度管理方法
CN112605874A (zh) * 2020-12-29 2021-04-06 刘小风 一种工业生产用圆柱形金属抛光设备
CN112605874B (zh) * 2020-12-29 2022-04-22 山东升盈机械制造有限公司 一种工业生产用圆柱形金属抛光设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP5415871B2 (ja) 2014-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10245697B2 (en) Method for controlling temperature adjustment system of machine
US7785009B2 (en) Slide guiding device
JP2006281420A (ja) Nc工作機械の熱変位補正方法
KR20100102198A (ko) 공작 기계
JP5415871B2 (ja) 精密加工機械
JP7004292B2 (ja) 工作機械及び工作機械のスライドレールの温度管理方法
KR101642974B1 (ko) 양면 연마 장치
US20050265854A1 (en) Electric discharge machine and machining fluid cooling device
JP2009190110A (ja) 工作機械
US20210387275A1 (en) Wire electric discharge machining apparatus
EP1407219B1 (de) Koordinatenmessgerät mit zusatzwärmequelle
ITUB20154057A1 (it) Metodo per controllare gli assi di alimentazione in una macchina utensile, e macchina utensile che esegue una lavorazione a macchina usando il metodo per controllare gli assi di alimentazione
JP2013091142A (ja) 移動体の案内装置
KR101420259B1 (ko) 프린트기판의 가공방법
White et al. An investigation into the relative accuracy of ball-screws and linear encoders over a broad range of application configurations and usage conditions
KR20120069056A (ko) 공작기계의 공구계측을 이용한 열변위 보정장치 및 방법
JP6445395B2 (ja) 工作機械における温度調整システムの制御方法
JP2009248219A (ja) 温調器を備えた加工装置
JP4302430B2 (ja) 工作機械の主軸バランス取り方法
JP2000233343A (ja) 加工機における加工形状の変更装置
Clough et al. Thermal analysis for condition monitoring of machine tool spindles
JP2005262379A (ja) 工作機械
JP6728663B2 (ja) 工作機械
JP2002224918A (ja) 放電加工機の相対位置変位の防止方法
CN211403217U (zh) 一种数控机床的热位移误差测量装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130924

TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5415871

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250