JP2011047157A - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011047157A
JP2011047157A JP2009195102A JP2009195102A JP2011047157A JP 2011047157 A JP2011047157 A JP 2011047157A JP 2009195102 A JP2009195102 A JP 2009195102A JP 2009195102 A JP2009195102 A JP 2009195102A JP 2011047157 A JP2011047157 A JP 2011047157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
power supply
power
parking apparatus
story parking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009195102A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5497374B2 (ja
Inventor
Koichi Teraura
浩一 寺裏
Yasushi Nihata
康 二畠
Hiroshi Maeda
裕史 前田
Shinji Hara
信次 原
Yukihiro Matsunobu
幸博 松信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2009195102A priority Critical patent/JP5497374B2/ja
Publication of JP2011047157A publication Critical patent/JP2011047157A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5497374B2 publication Critical patent/JP5497374B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】メンテナンスの頻度を低減することができ、信頼性の高い立体駐車装置を提供する。また、動力伝達特性の優れた給電装置を提供する。
【解決手段】そこで本発明の立体駐車装置は、車体を載置する移動床と、前記移動床を上下方向および水平方向に移動する駆動装置と、前記駆動装置に給電する給電装置とを具備し、前記給電装置が、電流が流れる給電線と、前記給電線に、誘導結合されるピックアップ部とを備え、前記ピックアップ部に誘起される誘導起電力によって前記駆動装置に給電することで、前記移動床が駆動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体駐車装置に係り、特に、非接触給電を用いた立体駐車装置に関する。
車両(自動車)を駐車させるための機械式駐車装置として、円形循環式駐車装置、箱型循環式駐車装置、エレベータ式駐車装置、平面往復式駐車装置等の立体駐車場が広く用いられている。
一例を図12に示す下部乗り込み式エレベータ式駐車装置では、車401が入出庫する乗り込み部402が装置の下部(例えば地上)に設けられ、昇降路403内を昇降するケージ(図示せず)と、昇降路403に沿ってその両側に多段に設けられた駐車棚(図示せず)を備え、乗り込み部402でケージ上の移動床410上に車401が乗り込み、ケージが上昇して所定の駐車棚で停止し、横行装置406により、各駐車棚に移動床410ごと車401を格納するようになっている。出庫時にはこの逆動作により、同一の乗り込み部402から車を出庫する(特許文献1,2など)。
また、ケージ内にロータリーテーブル(図示せず)を内蔵し、入出庫時に車の向きを反転させて常に前進で入出庫できるようにしたもの(180度型)、更に、ケージと駐車棚の向きを車の走行方向に直交する配置にし、ロータリーテーブルを90°水平回転させて車を入出庫させるようにしたもの(90度型)、等がある。
このような、エレベータ式駐車装置においては、駆動装置は、上下動を行うためのリフト(図示せず)および水平移動を行うための横行装置406を具備している。これら駆動装置への給電、特に移動体である横行装置406への給電は、従来、この移動体である横行装置406に電力を供給する給電装置を備えたトロリーシステムがある。給電装置は、移動体を走行させるレールに沿って配索した給電線と移動体に設けた受電子との間で電力を受け渡しするようになっており、受電子で受け取った電力を移動体に供給するようになっている。ここで用いられる給電装置としては、受電子にブラシが採用され、このブラシが給電線に常時接触する接触式給電装置が広く用いられている(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−359203号公報(図1) 実開平06−020794号公報(図4) 特開平09−255279号公報(第3頁、図1)
ところが、接触式給電装置では、ブラシが給電線に常時接触しつつ移動するため、ブラシや給電線に摩耗が発生して、汚染あるいは、離線による不完全接触などが生じ易くなる。
また、雨や埃の中を走行して汚染した車体を格納するため、汚染による接触不良が発生することもあった。
従ってブラシや給電線、その他部品などを定期的に交換する必要があり、ランニングコストが高いものとなる。
また、休みなく使用される立体駐車場では、メンテナンスが困難であり、高所作業によるメンテナンスには、多大な人的労力が必要となるという問題があった。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、メンテナンスの頻度を低減することができ、信頼性の高い立体駐車装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、動力伝達特性の優れた給電装置を提供することを目的とする。
そこで本発明の立体駐車装置は、車体を載置する移動床と、前記移動床を上下方向および水平方向に移動する駆動装置と、前記駆動装置に給電する給電装置とを具備し、前記給電装置が、電流が流れる給電線と、前記給電線に、誘導結合されるピックアップ部とを備え、前記ピックアップ部に誘起される誘導起電力によって前記駆動装置に給電することで、前記移動床が駆動される。
この構成によれば、非接触給電方式であるため、摺動部無しに給電することができ、ピックアップ部に誘起される誘導起電力によって前記駆動装置に給電することで、前記移動床が駆動されるため、摩耗粉の発生もなく、クリーンな環境でメンテナンス頻度を低減することができる。
また本発明は、上記立体駐車装置において、さらに前記移動床上に載置された車体に対し、充電を行う充電装置を具備し、前記充電装置は、前記給電装置によって給電されるように構成されたことを特徴とする。
この構成によれば、駐車時に充電を行うに際し、非接触給電により、極めて効率よく充電を行うことができるため、電気自動車などの充電が駐車時間を利用して容易に実現可能となる。
また本発明は、上記立体駐車装置において、高周波電流が流れる給電線と誘導結合されるピックアップ部を備え、ピックアップ部に誘起される誘導起電力によって負荷に給電する非接触給電装置において、ピックアップ部は、給電線を周方向に沿って囲む筒状のコアと、コアに巻線を巻回してなるコイルとを有し、コアは、少なくとも給電線が径方向に通過可能である開口溝が給電線の軸方向に沿って設けられ、内周面又は外周面の少なくとも一方が曲面で構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、筒状のコアの内周面又は外周面の少なくとも一方が曲面で構成されているので、コアの内周面及び外周面が何れも複数の平面を突き合わせて構成されている場合と比較して、コアの外に漏れる磁束を減らすことができる。その結果、従来と比較して給電線からピックアップ部への電力伝達の効率が向上し且つ給電量を増大することができる。
また本発明は、上記立体駐車装置において、コアは、内周面及び外周面の双方が曲面で構成され且つ軸方向に交差する断面形状が略C形に形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、コアの外に漏れる磁束をさらに低減することができる。
また本発明は、上記立体駐車装置において、開口溝を挟んで対向するコアの両端部は、コアの当該両端部を除く部位よりも、軸方向に沿った断面の面積が大きく形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、コアの両端部における磁気抵抗を相対的に低減し、開口溝からコアの外に漏れる磁束を減らすことができる。
また本発明は、上記立体駐車装置において、コイルは、コアに対して巻線が単層巻きされてなることを特徴とする。
この構成によれば、巻線が多層巻きされる場合と比較してコイルの高周波抵抗を低減することができる。
また本発明は、上記立体駐車装置において、ピックアップ部は、コアの外側を囲む磁気シールド体を有することを特徴とする。
上記構成によれば、コアやコイルへの外部磁界の影響を抑えて損失を低減することができる。
本発明によれば、非接触給電方式であるため、摺動部無しに給電することができ、ピックアップ部に誘起される誘導起電力によって前記駆動装置に給電することで、前記移動床が駆動されるため、摩耗粉の発生もなく、クリーンな環境でメンテナンス頻度を低減することができる。
また、本発明によれば、給電線からピックアップ部への電力伝達の効率が向上し且つ給電量を増大することができる。
本発明の実施の形態1にかかる立体駐車装置の駐車装置本体部の概要図 本発明の実施の形態1にかかる立体駐車装置の全体を示す概略構成図 本発明の実施の形態1にかかる立体駐車装置の給電線の断面図であり、(a)は、同給電線の断面図、(b)は、変形例を示す断面図 本発明の実施の形態1にかかる立体駐車装置の給電装置のピックアップ部の断面図 同ピックアップにおいてコア内を通過する磁束の説明図 比較例のピックアップにおいてコア内を通過する磁束の説明図 本発明の実施の形態1にかかる立体駐車装置のコアの変形例を示す断面図 本発明の実施の形態1にかかる立体駐車装置のコアの変形例を示す断面図 本発明の実施の形態2にかかる立体駐車装置の全体を示す概略構成図 本発明の実施の形態3にかかる立体駐車装置の全体を示す概略構成図 本発明の実施の形態4にかかる立体駐車装置の駐車装置本体部の概要図 従来例の立体駐車装置の全体を示す概略構成図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1〜図5は、本発明の実施の形態1の非接触式給電装置を用いた立体駐車装置を示す図である。図1は、立体駐車装置の駐車装置本体部の概要図、図2は立体駐車装置の全体を示す概略構成図、図1における、図3は、給電線の断面図、図4は給電装置のピックアップ部の断面図、図5は同ピックアップにおいてコア内を通過する磁束の説明図である。
本実施の形態1の立体駐車装置は、車401を載置する移動床410と、前記移動床410を上下方向および水平方向に移動する駆動装置とを具備した駐車装置本体部400と、駐車装置本体部400に装着される駆動装置111としてのモータに給電する給電装置200とを具備し、この給電装置200が、高周波電流が流れる給電線100と、給電線100に誘導結合されるコア2を備えたピックアップ部1に誘起される誘導起電力によって前記駆動装置に給電することで、移動床410が駆動されるように構成されている。なおこの給電線100は、図示しない冶具によって、壁に固定されており、この給電線100に沿ってピックアップ部1が移動しながら、受電を行うようになっている。
さらに前記移動床410上に載置された車401に対し、充電を行う充電装置500を具備し、前記充電装置は、ACコンセント用インバータ501と車充電用コンセント502を具備し、前記給電装置による非接触給電により、バッテリーの充電がなされる。
すなわち実施の形態の立体駐車装置は、図2に示すようにループ状に設置された給電線100と、給電線100に高周波電流を流す高周波電源110と、給電線100と誘導結合されるピックアップ部1とを備え、ピックアップ部1から負荷であるモータを含む駆動装置111を介して駐車装置本体部400の移動床410、及びバッテリー用の充電装置500に給電するものである。
給電線100は、図3(a)に示すように円筒形状の内管部101と、内管部101の外側に配置された円筒形状の外管部102と、内管部101と外管部102を互いに同心となるように連結する連結部103とが金属板を曲げ加工することで一体に形成された導体を、角筒状の合成樹脂成形品からなる絶縁体104で被覆して構成されている。すなわち、高周波電流が流れる給電線においては、導体の材料(金属板)が有する電気抵抗以外に表皮効果と近接効果による抵抗(高周波抵抗)が存在するが、この二重管構造の導体を給電線100に用いることで、円柱形状の導体に比較して高周波抵抗を低減し且つ損失を減少させることができる。
なお、給電線は必ずしもこの構造に限定されるものではなく、製造方法についても、曲げ加工のほか、金属の押し出し成型あるいは、外管部102内に、連結部103を備えた内管部101を圧入するなどの方法によっても製造可能である。その一例として、図3(b)に変形例を示す。この給電線は、円筒形状の内管部101と、内管部101の外側に配置された円筒形状の外管部102と、内管部101と外管部102を互いに同心となるように連結する4本の連結部103とで構成された導体を、角筒状の合成樹脂成形品からなる絶縁体104で被覆して構成されている。
ここで、ピックアップ部1は、コア2、コイル3、ボビン4、磁気シールド体5、受電回路部6を有している。受電回路部6は、コイル3とともに共振回路を形成するコンデンサ、コイル3並びにコンデンサの共振回路から出力される共振電圧を定電圧化する定電圧回路などを有している。
また、コア2は、図4に示すように内周面及び外周面の双方が曲面(円筒面)で構成され且つ軸方向(紙面に垂直な方向)に交差する断面形状が略C形に形成されている。ここで、開口溝2aを挟んで対向するコア2の両端部20は、コア2の当該両端部20を除く部位(以下、「胴体部」と呼ぶ。)21よりも、軸方向に沿った断面の面積が大きく形成されている。
さらに、ボビン4は、円弧状に湾曲した角筒形状の樹脂成形品からなり、軸方向の両端部に外鍔40が設けられている。尚、コア2は開口溝2aと反対側の箇所で胴体部21が二分割されており、それぞれの胴体部21にボビン4が外挿された後に胴体部21の端部同士が接合されることによって、図4に示すコア2が構成されている。ここでコア2は二分割構造で構成されているが、分割されていなくてもよい。
また、コイル3は、絶縁被覆を有する巻線がボビン4に単層巻きされることで形成されている。尚、コア2の端部20と胴体部21との段差が巻線の直径よりも大きく設定されており、コイル3がコア2の端部20よりも外側にはみ出さないようになっている。このようにコイル3がコア2の端部20よりも外側にはみ出さないことにより、コイル3の端部からコア2の端部20の外へ漏れる磁束を減らすことができる。
磁気シールド体5は、高透磁率である金属磁性材料により略円筒形状に形成されてコア2並びにコイル3に外挿される。但し、磁気シールド体5にはコア2の開口溝2aと連通する溝5aが軸方向に沿って設けられている。なお、磁気シールド体5は必須ではなく、省略してもよい。
コア2は、図2に示したように、給電線100を側方から跨るように断面ほぼU字状の外郭を有し、その外郭の内部には、給電線100の両側方に位置するように一対のコイルが対向配置されて電磁ピックアップが構成される。ここで、コイルは、給電線100に可能な限り近接させることが好ましい。そして、電源110から給電線100に高周波の電流が供給されることにより、給電線100の周囲に、供給された高周波の電流の周波数に応じた磁界MFの発生・減衰現象が発生し、それが磁束密度の変化となってコイルに誘導電流が発生する(電磁誘導)。
そして、図2に示す受電回路部6では、このようにしてコイルに発生した電流を、共振回路(図示せず)で安定化した後、定電圧回路から横行装置に設けた駆動装置111のインバータに送る。移動床410を駆動するための駆動装置111を構成するインバータ411およびモータ412では、インバータ411でその電流を直流に変換しモータ412に供給する。
このようにして、開口溝2aを通してコア2の内側に配置される給電線100に高周波電流が流れると、図5に示すように、給電線100を中心とする同心円上に高周波磁界(磁束φ)が発生し、磁束φの大半がコア2内を周方向に沿って通過する。
このとき、比較例を図6に示す。通例の構造のように、コア2’の内周面及び外周面が何れも複数の平面を突き合わせて構成されている場合、つまり、断面形状が略コ字形のコア2’の場合、図6に示すように平面と平面の境界部分(角の部分)において磁束φの一部がコア2’の外に漏れてしまうが、本実施の形態におけるコア2は、内周面及び外周面の双方が曲面で構成され且つ軸方向に交差する断面形状が略C形に形成されているので、図5に示すように開口溝2a以外の部分から外部に漏れる磁束φが殆ど生じない。
このため、図6に示す比較例のコア2’と比較して、図5に示すように本実施の形態のコア2は、給電線100からピックアップ部1への電力伝達の効率が向上し且つ給電量を増大することができる。
駐車装置本体は、図1に示すように、下部乗り込み式エレベータ式駐車装置を構成するもので、車401が入出庫する乗り込み部402が装置の下部(例えば地上)に設けられ、昇降路403内を昇降するケージ404と、昇降路403に沿ってその両側に多段に設けられた移動床410を備え、乗り込み部402でケージ上に車401が乗り込み、ケージ404が上昇して所定の移動床410で停止し、ケージに組み込まれ、モータ412によって駆動される横行装置406により、各移動床410上に車401を格納する。そして出庫時にはこの逆動作により、同一の乗り込み部402から車を出庫する。
また、ケージ404内にロータリーテーブル(図示せず)を内蔵し、入出庫時に車の向きを反転させて常に前進で入出庫できるようにしたもの(180度型)、更に、ケージ404と駐車棚の向きを車の走行方向に直交する配置にし、ロータリーテーブルを90°水平回転させて車を入出庫させるようにしたもの(90度型)、等がある。
このような、エレベータ式駐車装置においては、駆動装置は、上下動を行うためのリフト(図示せず)および水平移動を行うための横行装置406を具備している。これら駆動装置への給電、特に移動体である横行装置406への給電がこの非接触給電により実現される。
なお、本実施の形態ではコア2の内周面及び外周面の双方を曲面で構成しているが、変形例を示す。例えば、図7にコアの断面図を示すように外周面のみを曲面で構成してもよいし、あるいは図8に変形例のコアの断面図を示すように内周面のみを曲面で構成してもよく、これら何れの形状のコア2であっても、内周面及び外周面が何れも複数の平面を突き合わせて構成されている従来のコア2’に比べれば、開口溝2a以外の部分から外部に漏れる磁束φを低減することが可能である。但し、これら2種類のコア2に対して本実施の形態のコア2が最も電力伝達の効率が高くなることは明らかである。
ところで、高周波電源110に対する往きと戻りの2本の給電線100のうちの一方の給電線100がコア2の内側に配置され、他方の給電線100がピックアップ部1の近傍に配置されている場合、当該他方の給電線100の周囲に生じる磁束がコア2内を通過する磁束φと打ち消しあい、その結果、ピックアップ部1の電力伝達の効率が低下してしまう虞がある。これに対して本実施の形態では、コア2並びにコイル3が磁気シールド体5で覆われて磁気シールドされているので、上述のようにコア2内を通過する磁束φが外部の磁界(磁束)で打ち消されるのを防ぐことができ、その結果、損失を低減することができる。
また、本実施の形態では給電線100への装着と離脱が容易に行えるようにピックアップ部1のコア2に開口溝2aを設けているが、この開口溝2aの部分(ギャップ)においては磁気回路の磁気抵抗が大幅に増大してしまう。そこで本実施形態では、開口溝2aを挟んで対向するコア2の両端部20をコア2の当該両端部20を除く胴体部21よりも、軸方向に沿った断面の面積を大きく形成することにより、コア2の両端部20における磁気抵抗を胴体部21と比較して相対的に低減し、開口溝2aからコア2の外に漏れる磁束を減らすようにしている。
さらに、巻線を多層巻きしてコイルを形成した場合、近接効果によって巻線の高周波抵抗が増大して電力伝達の効率化が低下してしまう虞がある。そこで本実施形態では、コア2に対して巻線を単層巻きしてコイル3を形成することにより、巻線が多層巻きされる場合と比較してコイル3の高周波抵抗を低減し、ひいては電力伝達の効率を向上することができる。
以上説明してきたように、本発明の立体駐車装置によれば、非接触給電方式であるため、摺動部無しに給電することができ、ピックアップ部1に誘起される誘導起電力によって駆動装置に給電することで、前記移動床が駆動されるため、摩耗粉の発生もなく、クリーンな環境でメンテナンス頻度を低減することができる。
また、駐車時に充電を行うに際し、非接触給電により、極めて効率よく充電を行うことができるため、電気自動車などの充電が駐車時間を利用して容易に実現可能となる。
なお、この非接触給電装置では、電流が流れる給電線と、ピックアップ部との間隔は高精度に制御する必要があり、この位置決めは重要である。たとえば、コイル部前記給電線が配索される配索部材と、前記配索部材に取り付けられて前記給電線を前記配索部材に固定する電線ハンガーと、前記給電線に対して非接触状態で前記移動体に連結され、前記給電線を流れる電流による電磁誘導によって得た電力を前記移動体に供給する受電装置と、前記給電線の配索経路に沿った方向での前記配索部材に対する前記電線ハンガーの取り付け位置を選択可能に、前記電線ハンガーを前記配索部材に位置決めする位置決め構造とを具備するようにしてもよい。
この構成によれば、位置決め構造によって、給電線の配索経路に沿った方向での配索部材に対する電線ハンガーの取り付け位置を選択可能に電線ハンガーを配索部材に位置決めすることができるので、給電線の所望の位置を電線ハンガーによって配索部材に固定することができ、非接触式給電装置の組立性の向上を図ることができる。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2について説明する。
前記実施の形態1では、エレベータ式立体駐車装置について説明したが、図9に模式図を示す、円形循環式駐車装置にも適用可能である。
動作のストロークが異なるのみで、横行装置については前記実施の形態1と同様である。
(実施の形態3)
次に本発明の実施の形態3について説明する。
前記実施の形態1では、エレベータ式立体駐車装置について説明したが、図10に模式図を示す、箱型循環式駐車装置にも適用可能である。
ここでも動作のストロークが異なるのみで、横行装置については前記実施の形態1と同様である。
本発明によれば、非接触給電方式であるため、摺動部無しに給電することができ、摩耗粉の発生もなく、クリーンな環境でメンテナンス頻度を低減することができることから、エレベータ式駐車装置、円形循環式駐車装置、をはじめ種々の立体駐車装置に適用可能である。
(実施の形態4)
次に本発明の実施の形態4について説明する。
本実施の形態は実施の形態1の変形例であり、バッテリー充電装置の給電部をエレベータの横行装置駆動用のピックアップ部1とは別途に設けたものである。
前記実施の形態1では、ピックアップ部1で給電された横行装置駆動用の電流を分岐して充電に用いたが、本実施の形態では図11に示すように、充電接点付きの移動床410と各格納位置において充電用接点417と接続するように設けられた複数(図11では10箇所)の給電用接点415と、各給電用接点415に電圧を供給する給電ライン416を有する。この給電ライン416は、図示しない電源と各給電用接点415と接続し、車401を載せた移動床410の格納棚への横スライドにより、充電用接点417と給電用接点415とが接続し充電が開始するようになっている。なお、図11において、充電用接点417と給電用接点415とは機械的に直接接触するようになっているが、本発明はこの構成に限定されず、無接触で給電する方式であってもよい。
なおこのエレベータ式駐車装置は、以下のように作動する。
まず、エレベータパーキング(エレベータ式駐車装置)内の左右の隙間に充電用の電線(給電ライン416)が垂直に延びている。
そして入出庫フロア(この例では1階)で車401が移動床410上に乗り込む。この際、車に充電用ケーブルが付いている場合には、それを移動床上の接続口に差し込む。車に充電用ケーブルがない場合には、パレット上のケーブルを車に差し込む。
こののち、車401を載せた移動床410はリフトで格納棚まで上昇した後、横スライドする。この横スライドの停止と同時に、常設の電線(給電ライン416)に取り付けられている接点(給電用接点415)とパレット上の接点(充電用接点417)が接触あるいは非接触で通電し充電が開始する。
そしてこの給電ライン416と給電用接点415との間には、充電モニター装置418が設けられ、各電気自動車401の充電情報を取得し、モニターライン419を介して集中管理装置414に充電情報を入力するようになっている。集中管理装置414は、コンピュータを用いた管理システムであり、無線通信回線を介して携帯電話又は専用リモコンと直接通信でき、或いはインターネットを介して接続する。
なお、本発明は、前記各実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
1 ピックアップ部
2 コア
2a 開口溝
3 コイル
100 給電線
101 内管部
102 外管部
103 連結部
104 絶縁体
110 高周波電源
111 駆動装置
200 給電装置
400 駐車装置本体部
401 車
402 乗り込み部
403 昇降路
406 横行装置
410 移動床
411 インバータ
412 モータ
414 集中管理装置
415 給電用接点
416 給電ライン
418 充電モニター装置
419 モニターライン
500 充電装置

Claims (7)

  1. 車体を載置する移動床と、
    前記移動床を上下方向および水平方向に移動する駆動装置と、
    前記駆動装置に給電する給電装置と、を具備した立体駐車装置であって、
    前記給電装置が、
    電流が流れる給電線と、
    前記給電線に、誘導結合されるピックアップ部とを備え、
    前記ピックアップ部に誘起される誘導起電力によって前記駆動装置に給電することで、前記移動床が駆動される立体駐車装置。
  2. 請求項1に記載の立体駐車装置であって、
    さらに前記移動床上に載置された車体に対し、充電を行う充電装置を具備し、
    前記充電装置は、前記給電装置によって給電されるように構成された立体駐車装置。
  3. 請求項1または2に記載の立体駐車装置であって、
    前記ピックアップ部が、
    前記給電線を周方向に沿って囲む筒状のコアと、コアに巻線を巻回してなるコイルとを有し、
    前記コアは、少なくとも前記給電線が径方向に通過可能でありかつ、前記給電線の軸方向に沿って設けられ、内周面又は外周面の少なくとも一方が曲面で構成された開口溝を具備した立体駐車装置。
  4. 請求項3に記載の立体駐車装置であって、
    前記コアは、内周面及び外周面の双方が曲面で構成され且つ軸方向に交差する断面形状が略C形を構成する立体駐車装置。
  5. 請求項3または4に記載の立体駐車装置であって、
    前記開口溝を挟んで対向する前記コアの両端部は、前記コアの当該両端部を除く部位よりも、軸方向に沿った断面の面積が大きく形成された立体駐車装置。
  6. 請求項3または4に記載の立体駐車装置であって、
    前記コイルは、前記コアに対して単層巻きされた巻線を有する立体駐車装置。
  7. 請求項3乃至6のいずれかに記載の立体駐車装置であって、
    前記ピックアップ部は、前記コアの外側を囲む磁気シールド体を有する立体駐車装置。
JP2009195102A 2009-08-26 2009-08-26 立体駐車装置 Active JP5497374B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009195102A JP5497374B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 立体駐車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009195102A JP5497374B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 立体駐車装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011047157A true JP2011047157A (ja) 2011-03-10
JP5497374B2 JP5497374B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=43833749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009195102A Active JP5497374B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 立体駐車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5497374B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014038707A1 (ja) * 2012-09-10 2014-03-13 株式会社Ihi 車両給電装置
CN105484539A (zh) * 2015-12-01 2016-04-13 邱辉 一种立体停车场及其控制系统

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63224601A (ja) * 1987-03-13 1988-09-19 Hitachi Electronics Eng Co Ltd 非接触電力供給装置
JPH07122447A (ja) * 1994-04-20 1995-05-12 Endo Shomei:Kk 無接触電源装置
JPH09317230A (ja) * 1996-05-31 1997-12-09 Nissei Ltd エレベータ式駐車設備の横行台車駆動装置
JP2003083764A (ja) * 2001-06-29 2003-03-19 Matsushita Electric Works Ltd ポジションセンサ
JP2003314074A (ja) * 2002-04-25 2003-11-06 Shin Meiwa Ind Co Ltd 機械式駐車設備
JP2004120880A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Tsubakimoto Chain Co 非接触給電装置及び移動体
JP2005124292A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Tsubakimoto Chain Co 非接触給電装置及び移動体
JP2006141115A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Asyst Shinko Inc 給電装置
JP2008226778A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Matsushita Electric Works Ltd 給電装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63224601A (ja) * 1987-03-13 1988-09-19 Hitachi Electronics Eng Co Ltd 非接触電力供給装置
JPH07122447A (ja) * 1994-04-20 1995-05-12 Endo Shomei:Kk 無接触電源装置
JPH09317230A (ja) * 1996-05-31 1997-12-09 Nissei Ltd エレベータ式駐車設備の横行台車駆動装置
JP2003083764A (ja) * 2001-06-29 2003-03-19 Matsushita Electric Works Ltd ポジションセンサ
JP2003314074A (ja) * 2002-04-25 2003-11-06 Shin Meiwa Ind Co Ltd 機械式駐車設備
JP2004120880A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Tsubakimoto Chain Co 非接触給電装置及び移動体
JP2005124292A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Tsubakimoto Chain Co 非接触給電装置及び移動体
JP2006141115A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Asyst Shinko Inc 給電装置
JP2008226778A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Matsushita Electric Works Ltd 給電装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014038707A1 (ja) * 2012-09-10 2014-03-13 株式会社Ihi 車両給電装置
JP2014054128A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Ihi Transport Machinery Co Ltd 車両給電装置
CN105484539A (zh) * 2015-12-01 2016-04-13 邱辉 一种立体停车场及其控制系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP5497374B2 (ja) 2014-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10672551B2 (en) Non-contact power feeding coil and non-contact power feeding system
JP5467569B2 (ja) 非接触給電装置
JP5437650B2 (ja) 非接触給電装置
JP6217518B2 (ja) ワイヤレス給電システムおよびワイヤレス電力伝送システム
JP5274989B2 (ja) 非接触給電装置
JP2010093180A (ja) 非接触給電装置
JP5490385B2 (ja) 非接触給電装置
JP2009071909A (ja) 移動式の非接触給電装置
WO2012001758A1 (ja) 非接触給電装置
JP2012055103A (ja) 走行車システム
JP5497374B2 (ja) 立体駐車装置
JP2010035300A (ja) 非接触給電装置
KR101258003B1 (ko) 비접촉 급전 장치
TW201340532A (zh) 非接觸供電系統及非接觸供電方法
JPH0993841A (ja) 地上移動体の非接触給電装置
JP5250867B2 (ja) 誘導受電回路
JP2000358301A (ja) 非接触給電設備
WO2017038588A1 (ja) 無線給電装置の送電ユニット
JP2010075018A (ja) 非接触給電装置
JP2015023614A (ja) リーチ式電動フォークリフトの非接触充電システム
JP2010047210A (ja) 非接触給電装置および搬送装置
JP2011047158A (ja) 作業用ゴンドラ
JP2013141350A (ja) 非接触給電システム及び車両
JP2007082383A (ja) 非接触給電システム
JP6916917B2 (ja) 非接触給電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130909

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140306

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5497374

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151