JP5250867B2 - 誘導受電回路 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示されている誘導受電回路は、高周波電流を流す誘導線路に対向して前記誘導線路より起電力が誘起される受電コイルと、この受電コイルとともに前記誘導線路の周波数に共振する共振回路を形成する共振コンデンサと、環状磁路を形成するコア部材を有し、コイル巻線が前記環状磁路に鎖交するように巻かれて前記受電コイルと並列に接続され、前記コイル巻線に中間タップが付加された中間タップ付き円環型(ドーナツ形状)可飽和リアクトルと、可飽和リアクトルの中間タップに接続され負荷に給電する整流回路と、この整流回路および負荷に並列に接続された平滑コンデンサとを備えて構成されている。
前記受電コイルとともに前記誘導線路の周波数に共振する共振回路を形成する共振コンデンサと、環状磁路を形成する円環型のコア部材を有し、前記環状磁路に鎖交するようにコア部材に巻かれた一次側コイル巻線が前記受電コイルと並列に接続され、1本の二次側コイル巻線が前記コア部材の中心の貫通孔を貫通して設けられた可飽和リアクトルと、前記可飽和リアクトルの二次側コイル巻線に接続され、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサへ給電する整流回路とを備え、前記可飽和リアクトルのコア部材の飽和電圧と前記可飽和リアクトルの一次側コイル巻線の巻数を、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサの定格電圧と、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサの充電が可能な最大電流に基づいて設定したことを特徴としたものである。
図1は、本発明の実施の形態における誘導受電回路を搬送台車に備えた物品搬送設備の走行経路図、図2は物品搬送設備の同要部構成図である。
前記可飽和リアクトル34は、軟磁性材料の飽和特性を利用したもので、印加される交流電圧がある電圧を超えると急激に流入電流が増加することで印加電圧を増加させない、交流電圧を一定値以下に抑制する働きがある。可飽和リアクトル34は誘導受電回路31において、印加される共振電圧によって電流が流入し、この流入電流が作る磁束がコア内で飽和して、リアクトルの逆起電力が失われることで、ある交流サイクルの時間ポイントで急に流入電流が増え、誘導受電回路31における共振エネルギーのそれ以上の蓄積を抑制することで、共振電圧自体の上昇を抑制するという特性を持っている。
図示するように、中央に貫通孔(空洞)41を設けた、環状磁路を形成する円環型(ドーナツ形状)のコア部材42を有し、入力端子43Aを両端に有する一次側コイル巻線43が前記環状磁路に鎖交するように巻かれ(コイル巻数N;Nは2以上の数)、各入力端子43Aがそれぞれ共振コンデンサ33の両端に接続されている。またコア部材42の貫通孔41を貫通して、出力端子44Aを両端に有する1本の二次側コイル巻線44が設けられ、二次側コイル巻線44の各出力端子44Aがそれぞれ整流回路35の入力端に接続されている。前記コア部材42は、アモルファス合金軟磁性材料やナノ結晶軟磁性材料{高透磁率で高効率材料、すなわち最大磁束密度が大きく、かつコアロスの少ない(B−H特性においてヒステリシスループが囲む面積が小さい)材料}の帯体をロール状に密に巻き、そして巻いて形成した両側のコアの厚みを加えた寸法と、コア中央部の貫通孔(空洞)41の径をほぼ同一として形成されている。
I2=I1×N ・・・(2)
このように、二次側コイル巻線44には、一次側コイル巻線43のN倍の電流が流れるために、二次側コイル巻線44の線径を、一次側コイル巻線43の線径より大きくする必要が生じる。なお、この出力電圧V2は、整流回路35を介してキャパシタバンク38の充電電圧VDCとなり、出力電流I2はキャパシタバンク38の充電電流となる。
[可飽和リアクトル34の一次側コイル巻線43の巻数Nと飽和電圧の設定]
図3の回路を原理的に説明する。この原理を示す図4において、受電コイル32のリアクタンスLoと共振コンデンサ33の静電容量C0を誘導線路29の周波数に共振するように設定し、かつ誘導線路電流I0を一定とした場合、抵抗負荷Rへ流れ出る電流IACは、抵抗負荷Rの値にかかわらず一定の値となる。また誘導線路電流Ioから、給電できる定格電力Woは定まっており、例えば600Wである。
出力電圧(実効値)V2=フル充電電圧Vf
とする。このとき、
N×Vf=V1≦Vmax
を満たす必要がある。
I1(一定値)×N≦Imax
を満たす必要がある。
・誘導線路29より給電できる定格電力Wo、
・共振回路の電気特性による一定の入力電流I1、
・キャパシタバンク38のフル充電電圧(定格電圧)Vf、
・キャパシタバンク38の充電が可能な最大の充電電流Imax
によって設定(調整)される。
搬送台車13の制御装置40は、キャパシタバンク38に蓄電された電力を使用してインバータ39を制御して走行用モータ25を駆動して、搬送台車13を走行させてステーション15間を移動させる。到着すると(詳細な制御方法については説明を省略する)、キャパシタバンク38の両端電圧がフル充電電圧Vf以上か未満かどうかを確認し、未満のとき、充電指令信号(オン信号)を光伝送装置26A,26Bを介してステーション15へ出力する。
また、電源装置28により充電指令信号をオフとするタイミングが遅れたり、光伝送装置26A,26Bに不具合が発生し、給電停止が遅れた場合でも、出力電圧V2のN倍の入力電圧V1は飽和電圧となり、可飽和リアクトル34が飽和し、インピーダンスが減少し、これが共振回路を形成する受電コイル32と共振コンデンサ33による共振エネルギーの蓄積量の増大を抑制することで共振電圧(一次側電圧)V1が一定に抑制され、共振暴走が回避される。
また本実施の形態では、キャパシタバンク38の電圧が上昇し、電圧V2がキャパシタバンク38の定格電圧(フル充電電圧)Vfとなると、搬送台車13の制御装置40は、ステーション15へ出力する充電指令信号をオフとして、誘導線路29への給電を停止し、充電電流I2を流さないようにしている。すなわち、キャパシタバンク38の(バッテリあるいは電気二重層コンデンサ)の電圧が前記定格電圧に達すると、誘導線路29へ供給される高周波電流を遮断するようにしているが、図6に示すように、受電コイル32の両端(共振回路の両端)を短絡するスイッチ50を設け、制御装置40にキャパシタバンク38の定格電圧(フル充電電圧)Vfを予め設定し、監視しているキャパシタバンク38の電圧が、設定された定格電圧(フル充電電圧)Vfとなると、スイッチ50を駆動して受電コイル32の両端を短絡して、充電電流I2を流さないようにしてもよく、誘導線路29へ供給される高周波電流を遮断したことと同じ作用が得られる。
13 搬送台車
14 搬送経路
15 ステーション
21 車体
25 走行用モータ
26A,26B 光伝送装置
27 台車検出センサ
28 電源装置
29 誘導線路
31 誘導受電回路
32 受電コイル
33 共振コンデンサ
34 可飽和リアクトル
35 整流回路
36 DCチョーク
37 電気2重層キャパシタ
38 キャパシタバンク
39 インバータ
40 制御装置
41 貫通孔(空洞)
42 コア部材
43 一次側コイル巻線
44 二次側コイル巻線
45 放熱板
50 スイッチ
Claims (4)
- 高周波電流を流す誘導線路に対向して前記誘導線路より起電力が誘起される受電コイルを設け、この受電コイルに誘導される起電力によりバッテリあるいは電気二重層コンデンサに充電する誘導受電回路であって、
前記受電コイルとともに前記誘導線路の周波数に共振する共振回路を形成する共振コンデンサと、
環状磁路を形成する円環型のコア部材を有し、前記環状磁路に鎖交するようにコア部材に巻かれた一次側コイル巻線が前記受電コイルと並列に接続され、1本の二次側コイル巻線が前記コア部材の中心の貫通孔を貫通して設けられた可飽和リアクトルと、
前記可飽和リアクトルの二次側コイル巻線に接続され、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサへ給電する整流回路と
を備え、
前記可飽和リアクトルのコア部材の飽和電圧と前記可飽和リアクトルの一次側コイル巻線の巻数を、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサの定格電圧と、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサの充電が可能な最大電流に基づいて設定したこと
を特徴とする誘導受電回路。 - 前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサに近接して前記可飽和リアクトルを配置したこと
を特徴とする請求項1に記載の誘導受電回路。 - 前記誘導線路へ供給される高周波電流は、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサの電圧が、前記定格電圧に達すると遮断されること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の誘導受電回路。 - 前記可飽和リアクトルに代えて、磁気抵抗の小さい環状磁路を形成する第1コア部材と、前記第1コア部材より磁気抵抗の大きい環状磁路を形成する第2コア部材とを有し、前記一次側コイル巻線が両環状磁路に共通に鎖交するように巻かれる複合コアリアクトルを備えること
を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の誘導受電回路。
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