JP5250867B2 - 誘導受電回路 - Google Patents

誘導受電回路 Download PDF

Info

Publication number
JP5250867B2
JP5250867B2 JP2008192934A JP2008192934A JP5250867B2 JP 5250867 B2 JP5250867 B2 JP 5250867B2 JP 2008192934 A JP2008192934 A JP 2008192934A JP 2008192934 A JP2008192934 A JP 2008192934A JP 5250867 B2 JP5250867 B2 JP 5250867B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
power receiving
core member
saturable reactor
coil winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008192934A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010035292A (ja
Inventor
修三 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Contec Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Contec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd, Contec Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2008192934A priority Critical patent/JP5250867B2/ja
Publication of JP2010035292A publication Critical patent/JP2010035292A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5250867B2 publication Critical patent/JP5250867B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、可飽和リアクトルあるいは複合リアクトルを用いた無接触給電設備の誘導受電回路に関するものである。
従来の可飽和リアクトルを用いた誘導受電回路の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されている誘導受電回路は、高周波電流を流す誘導線路に対向して前記誘導線路より起電力が誘起される受電コイルと、この受電コイルとともに前記誘導線路の周波数に共振する共振回路を形成する共振コンデンサと、環状磁路を形成するコア部材を有し、コイル巻線が前記環状磁路に鎖交するように巻かれて前記受電コイルと並列に接続され、前記コイル巻線に中間タップが付加された中間タップ付き円環型(ドーナツ形状)可飽和リアクトルと、可飽和リアクトルの中間タップに接続され負荷に給電する整流回路と、この整流回路および負荷に並列に接続された平滑コンデンサとを備えて構成されている。
このように誘導受電回路に中間タップ付き可飽和リアクトルを用いることにより、可飽和リアクトルの負荷電圧を上昇させることなく、任意に定格電力を設定することができ、また可飽和リアクトルの出力端電圧、すなわち負荷電圧を所望の値に設定することができる。
特開2005−102378号公報
しかし、上記した従来の構成によると、可飽和リアクトルのコイル巻線に付加する中間タップのターン数で出力端電圧を調整するため、変圧比が大きいときは、コイル巻線のうち、整流回路に並列に接続される巻線(二次巻線)に流れる電流が大きくなり、この二次巻線に径が太い電線を使用する必要があり、実際に可飽和リアクトルの円環型(ドーナツ形状)のコア部材に巻く際に困難が生じる。したがって、コア部材を大きいものにする必要があり、その結果、コア部材が重くなり、設置スペースの確保が困難になるという問題があった。したがって、一次巻線と二次巻線の巻線比を大きくすることができなかった。
また負荷に、バッテリや電気二重層コンデンサを想定すると、使用電圧は、12〜24Vと低く、従来、無接触給電設備で使用するDC300V(AC220V)と電圧比で大きくかけ離れており、巻線比が20:1以上となる。このようなトランスは、大掛かりで高価なものとなっていた。
そこで本発明は、小型のコア部材を用いた可飽和リアクトルを使用でき、バッテリや電気二重層コンデンサを効率よく充電できる安価な誘導受電回路を提供することを目的としたものである。
前記した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の誘導受電回路は、高周波電流を流す誘導線路に対向して前記誘導線路より起電力が誘起される受電コイルを設け、この受電コイルに誘導される起電力によりバッテリあるいは電気二重層コンデンサに充電する誘導受電回路であって、
前記受電コイルとともに前記誘導線路の周波数に共振する共振回路を形成する共振コンデンサと、環状磁路を形成する円環型のコア部材を有し、前記環状磁路に鎖交するようにコア部材に巻かれた一次側コイル巻線が前記受電コイルと並列に接続され、1本の二次側コイル巻線が前記コア部材の中心の貫通孔を貫通して設けられた可飽和リアクトルと、前記可飽和リアクトルの二次側コイル巻線に接続され、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサへ給電する整流回路とを備え、前記可飽和リアクトルのコア部材の飽和電圧と前記可飽和リアクトルの一次側コイル巻線の巻数を、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサの定格電圧と、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサの充電が可能な最大電流に基づいて設定したことを特徴としたものである。
バッテリあるいは電気二重層コンデンサの電圧が定格電圧に達すると、バッテリあるいは電気二重層コンデンサへは充電電流が流れなくなり、バッテリあるいは電気二重層コンデンサへ給電する上記共振回路の共振電圧が上昇し、共振暴走が発生することから、バッテリあるいは電気二重層コンデンサの電圧が定格電圧に達すると、可飽和リアクトルのインピーダンスを小さくして、すなわちコア部材を飽和して共振暴走を回避する必要がある。またバッテリあるいは電気二重層コンデンサには、充電が可能な充電電流がある。
上記構成によれば、バッテリあるいは電気二重層コンデンサの定格電圧により可飽和リアクトルのコア部材の飽和電圧が設定され、かつバッテリあるいは電気二重層コンデンサへの充電電流が、充電が可能な充電電流の範囲内で最大となるように、バッテリあるいは電気二重層コンデンサを充電する一次側コイル巻線の巻数Nが設定される。したがって、使用されるバッテリあるいは電気二重層コンデンサの特性を満たし、かつ共振暴走を回避できる可飽和リアクトルを求めることができ、このとき、二次側コイル巻線には、一次側コイル巻線の巻数N倍の電流が流れ、可飽和リアクトルの二次側電圧は、一次側電圧のN分の1となるので、低電圧で且つ大電流でバッテリあるいは電気二重層コンデンサを充電でき、効率よく充電することができる。
また二次側コイル巻線には一次側コイル巻線のN倍の電流が流れるために、二次側コイル巻線の線径を大きくする必要があるが、二次側コイル巻線はコア部材の貫通孔に貫通され、コア部材に巻く必要がないので、コア部材を小型化でき、よって可飽和リアクトルの設置スペースを小さくでき、安価な誘導受電回路を提供できる。
また請求項2記載の誘導受電回路は、請求項1に記載の発明であって、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサに近接して前記可飽和リアクトルを配置したことを特徴としたものである。
可飽和リアクトルの二次側コイル巻線には、一次側コイル巻線のN倍の大きな電流が流れる。よって二次側コイル巻線および接続する電線の線径は大きくなるため、敷設には困難が伴う。
上記構成によれば、バッテリあるいは電気二重層コンデンサに近接して可飽和リアクトルを配置することにより、二次側コイル巻線および接続する電線の長さを短くでき、敷設を容易にできる。
また請求項3記載の誘導受電回路は、請求項1または請求項2に記載の発明であって、前記誘導線路へ供給される高周波電流は、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサの電圧が、前記定格電圧に達すると遮断されることを特徴としたものである。
上記構成によれば、バッテリあるいは電気二重層コンデンサの電圧が、定格電圧(フル充電電圧)に設定され、フル充電電圧に達すると、誘導線路へ供給される高周波電流は遮断され、充電が終了され、不要な電力の消費が抑えられる。また万一、遮断が遅れても、可飽和リアクトルは飽和電圧になり、大きな一次側電流が流れて一次側電圧は一定に維持され、共振暴走が回避される。
さらに請求項4記載の誘導受電回路は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明であって、前記可飽和リアクトルに代えて、磁気抵抗の小さい環状磁路を形成する第1コア部材と、前記第1コア部材より磁気抵抗の大きい環状磁路を形成する第2コア部材とを有し、一次側コイル巻線が両環状磁路に共通に鎖交するように巻かれる複合コアリアクトルを備えることを特徴としたものである。
上記構成によれば、第1コア部材は、第2コア部材より磁気抵抗が小さいことにより、第1コア部材が磁気飽和していない領域においては、一次側コイル巻線に流れる電流による磁界(磁化力)はもっぱら第1コア部材に磁束を生じさせ、この状態ではリアクトルは大きなインダクタンス値を示す。そして、第1コア部材の磁束が飽和すると、第1コア部材の磁気飽和を起源とするインダクタンスはほぼゼロになるが、急激に増加を始めたコイル電流による磁化力が磁気抵抗が大きな第2コア部材に磁束を生じさせることから複合コアリアクトルとしてのインダクタンスはある程度の値を維持することになる。このため、第1コア部材が磁気飽和してもパルス状に急増しようとする電流は抑制され、複合コアリアクトルに流れるパルス電流の波高値は小さくなる。よってパルス電流はそれほど急峻で過大とはならず、穏やかに電圧抑制の作用が働く。
本発明の誘導受電回路は、バッテリあるいは電気二重層コンデンサの特性が設定されると、この特性を満たし、かつ共振暴走を回避できる可飽和リアクトルを設定することができ、このとき、二次側コイル巻線には、一次側コイル巻線の巻数N倍の電流が流れ、可飽和リアクトルの二次側電圧は、一次側電圧のN分の1となるので、低電圧で且つ大電流でバッテリあるいは電気二重層コンデンサを効率よく充電でき、また二次側コイル巻線は線径を大きくする必要があるが、二次側コイル巻線はコア部材の貫通孔に貫通され、コア部材に巻く必要がないので、コア部材を小型化でき、可飽和リアクトルの設置スペースを小さくでき、安価な誘導受電回路を提供できる、という顕著な効果を有している。
以下に、本発明の実施の形態における誘導受電回路について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態における誘導受電回路を搬送台車に備えた物品搬送設備の走行経路図、図2は物品搬送設備の同要部構成図である。
図1および図2において、11はフロア12に設置された一対の走行レールであり、13はこの走行レール11に案内されて自走し、物品Rを搬送する4輪の搬送台車(移動体の一例)である。なお、搬送台車13の総台数を5台としている。
前記走行レール11により、ループ状(環状)に形成される搬送経路(移動経路の一例)14が構成され、この搬送経路14に沿って複数(図では9台)のステーション(物品受け手段)15が配置されており、搬送台車13は、搬送経路14に沿って走行し、搬送経路14に沿って配置されたステーション15間に渡って物品Rを搬送する搬送車を構成している。
また各ステーション15にはそれぞれ、各搬送台車13との間で物品Rの移載、すなわち搬入、搬出を行う移載用コンベヤ装置(たとえば、ローラコンベヤやチェンコンベヤ)16が設けられている。
前記搬送台車13は、図2に示すように、車体21と、この車体21上に設置され、物品Rを移載し載置する移載・載置用コンベヤ装置(たとえば、ローラコンベヤやチェンコンベヤ)22と、車体21の下部に取付けられ、車体21を一方の走行レール11に対して支持する2台の旋回式従動車輪装置23と、車体21の下部に取付けられ、車体21を他方の走行レール11に対して支持するとともに走行レール11の曲がり形状に追従可能でかつ旋回式従動車輪装置23に対して遠近移動自在(スライド自在)とした2台の旋回・スライド式駆動車輪装置24と、これら旋回・スライド式駆動車輪装置24のうちの一方に連結された走行用モータ(消費電力が変動する負荷の一例)25と、ステーション15と間の信号授受に使用される光伝送装置26Aを備えている。前記走行用モータ25の駆動により搬送台車13は走行される。
また各ステーション15毎にそれぞれ、搬送台車13の光伝送装置26Aとの間で信号の授受を行う光伝送装置26Bと、搬送台車13がステーション15に停止していることを検出する台車検出センサ27と、所定周波数(たとえば10kHz)の高周波電流(交流電流)を供給する電源装置28が設けられ、この電源装置28より高周波電流が供給される一対の誘導線路29がステーション15より伸び、走行レール11の外方側面に走行方向に沿って上下に布設されている(配置されている)。
前記電源装置28は、台車検出センサ27によりステーション15前に搬送台車13が停止していることが検出され、かつ光伝送装置26Bより搬送台車13から充電指令信号(後述する)を入力しているとき、高周波電流を誘導線路29へ供給する。
また各搬送台車13にはそれぞれ、一方の旋回式従動車輪装置23の外方に、この誘導線路29により起電力が誘起され、走行用モータ25へ給電するためのピックアップユニット30が設置され、誘導受電回路31が設置されている。
前記ピックアップユニット30は、断面がE字状のフェライトの中央凸部にリッツ線を巻いて、10KHzほどの一定周波数の交番磁界中に置かれて誘導起電力を発生する受電コイル32(図3)を形成しており、両凹部の中心に誘導線路29が位置するように調整し、固定されている。
図3に示すように、誘導受電回路31は、前記受電コイル32と、受電コイル32に並列に接続され受電コイル32とともに誘導線路29の周波数に共振する共振回路を形成するた共振コンデンサ33と、この共振コンデンサ33に接続される可飽和リアクトル34と、可飽和リアクトル34に接続される整流回路35と、整流回路35のプラス側出力端に一端が接続されたDCチョーク36から構成され、DCチョーク36の他端と整流回路35のマイナス側出力端間に、直列接続されたM個(Mは2以上の整数)の電気2重層キャパシタ37からなるキャパシタバンク38が接続されている。
このキャパシタバンク38に、キャパシタバンク38から直流の電力が給電される負荷として、走行用モータ25を駆動するインバータ39が接続されている。
前記可飽和リアクトル34は、軟磁性材料の飽和特性を利用したもので、印加される交流電圧がある電圧を超えると急激に流入電流が増加することで印加電圧を増加させない、交流電圧を一定値以下に抑制する働きがある。可飽和リアクトル34は誘導受電回路31において、印加される共振電圧によって電流が流入し、この流入電流が作る磁束がコア内で飽和して、リアクトルの逆起電力が失われることで、ある交流サイクルの時間ポイントで急に流入電流が増え、誘導受電回路31における共振エネルギーのそれ以上の蓄積を抑制することで、共振電圧自体の上昇を抑制するという特性を持っている。
可飽和リアクトル34の構成を図5に示す。
図示するように、中央に貫通孔(空洞)41を設けた、環状磁路を形成する円環型(ドーナツ形状)のコア部材42を有し、入力端子43Aを両端に有する一次側コイル巻線43が前記環状磁路に鎖交するように巻かれ(コイル巻数N;Nは2以上の数)、各入力端子43Aがそれぞれ共振コンデンサ33の両端に接続されている。またコア部材42の貫通孔41を貫通して、出力端子44Aを両端に有する1本の二次側コイル巻線44が設けられ、二次側コイル巻線44の各出力端子44Aがそれぞれ整流回路35の入力端に接続されている。前記コア部材42は、アモルファス合金軟磁性材料やナノ結晶軟磁性材料{高透磁率で高効率材料、すなわち最大磁束密度が大きく、かつコアロスの少ない(B−H特性においてヒステリシスループが囲む面積が小さい)材料}の帯体をロール状に密に巻き、そして巻いて形成した両側のコアの厚みを加えた寸法と、コア中央部の貫通孔(空洞)41の径をほぼ同一として形成されている。
またコア部材42に発生する熱を放熱するために、たとえばアルミニウムや銅などの熱伝導率の高い低透磁率材料、あるいはたとえばSUS304などの低透磁率材料からなる放熱板45が設けられている。またこの放熱板45は、ブラケットを兼ねてL字形に折り曲げられており、その主面はコア部材42の外径より大きく、コア部材42の貫通孔41とほぼ同径の孔46が空けられている。また柔軟な絶縁材料からなり、コア部材42の貫通孔41および放熱板45の孔46の径にほぼ一致する径の円筒状の中空芯材47(たとえば、紙やプラスチックからなる筒状の芯材)を備え、この芯材47を位置決め部材として、この芯材47にコア部材42、放熱板45の順にその貫通孔41,孔46を通し(揃え)、続けてこれらコア部材42と放熱板45を接合し、さらに揃えた孔41,46を使用して、通常の絶縁電線(撚り線)からなる一次側コイル巻線43がコア部材42の環状磁路に鎖交するように巻かれている。
上記構成により、可飽和リアクトル34の出力端電圧(出力電圧)Vは入力端電圧(入力電圧)Vよりも低い電圧に変圧する。上記出力端電圧(出力電圧)Vは式(1)により求められる。また可飽和リアクトル34の出力端電流(出力電流)Iは入力端電流(入力電流)Iより増幅され、出力電流Iは式(2)により求められる。
=V/N ・・・(1)
=I×N ・・・(2)
このように、二次側コイル巻線44には、一次側コイル巻線43のN倍の電流が流れるために、二次側コイル巻線44の線径を、一次側コイル巻線43の線径より大きくする必要が生じる。なお、この出力電圧Vは、整流回路35を介してキャパシタバンク38の充電電圧VDCとなり、出力電流Iはキャパシタバンク38の充電電流となる。
[可飽和リアクトル34の一次側コイル巻線43の巻数Nと飽和電圧の設定]
図3の回路を原理的に説明する。この原理を示す図4において、受電コイル32のリアクタンスLoと共振コンデンサ33の静電容量Cを誘導線路29の周波数に共振するように設定し、かつ誘導線路電流Iを一定とした場合、抵抗負荷Rへ流れ出る電流IACは、抵抗負荷Rの値にかかわらず一定の値となる。また誘導線路電流Ioから、給電できる定格電力Woは定まっており、例えば600Wである。
したがって、入力電流Iは、共振回路の電気特性により一定であり、定格電力Woをこの入力電流Iで除算することにより、最大の入力電圧Vmaxが求められる。またキャパシタバンク38の電圧が定格電圧、すなわちフル充電時の電圧(フル充電電圧)Vfとなったとき、キャパシタバンク38へ充電電流が流れず、抵抗負荷Rが無限大と見なされ共振回路の共振電圧Vが上昇する共振暴走を回避するために、可飽和リアクトル34の飽和電圧を設定する。すなわち、
出力電圧(実効値)V=フル充電電圧Vf
とする。このとき、
N×Vf=V≦Vmax
を満たす必要がある。
またキャパシタバンク38には、充電が可能な最大の充電電流Imaxがあるので、
(一定値)×N≦Imax
を満たす必要がある。
また一次側巻線43の巻数Nが多い程、出力電流(二次側電流)Iは大きくなり、効率よく充電を行うことができることから、Imaxを満たす範囲で最大の巻数Nを求める。
今、フル充電電圧Vf、すなわちキャパシタバンク38の定格電圧を12V、最大充電電流Imaxを50A、入力電流Iを2A、最大の入力電圧Vmaxを300Vとすると、最大の一次側巻線43の巻数Nは25が求められる。このとき、可飽和リアクトル34の飽和電圧Vは300V、キャパシタバンク38に流れる充電電流Iは、50Aとなる。
このように、可飽和リアクトル34の飽和電圧とコイル巻数Nは、
・誘導線路29より給電できる定格電力Wo、
・共振回路の電気特性による一定の入力電流I
・キャパシタバンク38のフル充電電圧(定格電圧)Vf、
・キャパシタバンク38の充電が可能な最大の充電電流Imax
によって設定(調整)される。
また可飽和リアクトル34の二次側コイル巻線44には、一次側コイル巻線43のN倍の大きな電流が流れることによって、二次側コイル巻線44および接続する電線の線径は大きくなるため、キャパシタバンク38に近接して可飽和リアクトル34を配置して電線の長さを短くしている。
また図3に示すように、インバータ39を制御して走行用モータ25を駆動し、搬送台車13の走行を制御する制御装置40が設けられ、この制御装置40は、インバータ39を駆動できるかどうかを判断するために、キャパシタバンク38の両端電圧を監視している。また制御装置40は、整流回路35からDCチョーク36を介して、あるいはキャパシタバンク38より給電されている。また制御装置40は、監視しているキャパシタバンク38の両端電圧の状態により、ステーション15の電源装置28に対して、上記充電指令信号(充電するのか、しないかの信号)を、光伝送装置26A,26Bを介して出力している。すなわち、キャパシタバンク38の両端電圧がフル充電電圧Vf以上となると、充電指令信号をオフ(充電不要)とし、フル充電電圧Vfより下がると充電指令信号をオン(充電必要)としている。上述したように、電源装置28は、台車検出センサ27によりステーション15前に搬送台車13が停止していることが検出され、かつ光伝送装置26Bを介して搬送台車13より出力される充電指令信号がオンのとき、高周波電流を誘導線路29へ給電し、また充電指令信号がオフとなると給電を停止し、不要な電力の消費を防止している。
また上記DCチョーク34は、流れる電流が少ないときインダクタンスは大きくなり、流れる電流が大きいときインダクタンスは小さくなるという特性を持っている。よって、充電時に、キャパシタバンク38の電圧が低く、充電電流が大きいとき、インダクタンスは小さいために、充電電流が消費されることなく、キャパシタバンク38が効率よく充電され、続いてキャパシタバンク38の電圧が上昇し、キャパシタバンク38のフル充電電圧Vfに近づき充電電流が少なくなると、DCチョーク34のインダクタンスは大きくなり、電圧降下(DCチョーク34の両端の電圧差)が大きくなる。
以下、上記実施の形態における作用を説明する。
搬送台車13の制御装置40は、キャパシタバンク38に蓄電された電力を使用してインバータ39を制御して走行用モータ25を駆動して、搬送台車13を走行させてステーション15間を移動させる。到着すると(詳細な制御方法については説明を省略する)、キャパシタバンク38の両端電圧がフル充電電圧Vf以上か未満かどうかを確認し、未満のとき、充電指令信号(オン信号)を光伝送装置26A,26Bを介してステーション15へ出力する。
各ステーション15では、搬送台車13がステーション15に対向して停止し、台車検出センサ27がオンすると、電源装置28は、光伝送装置26Bを介して入力する搬送台車13からの充電指令信号がオンかどうかを確認する。充電指令信号がオンのとき、電源装置28は、高周波電流を誘導線路29へ供給する。
これにより、誘導線路29に発生する磁束により、受電コイル32に誘導起電力が発生し、この受電コイル32と共振コンデンサ33とから形成される共振回路より一定電流(入力電流I)が可飽和リアクトル34へ給電され、キャパシタバンク38に充電される。
キャパシタバンク38に充電している初期の状態では、キャパシタバンク38の電圧(出力電圧V)は、なかなか上昇せず、よってN倍の入力電圧Vは飽和電圧より低い状態にある。このように可飽和リアクトル34が飽和していない領域においては、可飽和リアクトル34は変圧器として作動し、一定の入力電流IのN倍の大きな充電電流Iがキャパシタバンク38へ流れ、充電される。
このような充電が続けられ、キャパシタバンク38の電圧が上昇し、電圧Vがキャパシタバンク38の定格電圧(フル充電電圧)Vfに近づく。上述したように、可飽和リアクトル34の出力端電圧(出力電圧;実効値)Vをキャパシタバンク38の充電電圧VDC(フル充電電圧Vf)に設定しているために、出力電圧のVの実効値からピーク電圧(√2×V)の間の電圧でも充電され、出力電圧のピーク電圧(√2×V)まで充電されようとなる。しかし、上述したようにキャパシタバンク38の電圧が上昇し、キャパシタバンク38のフル充電電圧Vfに近づくと、DCチョーク34により電圧が大きく降下され(DCチョーク34の両端の電圧差が大きくなり)、同時に制御装置40へ給電されて一定電力は消費されるので、キャパシタバンク38の充電電圧VDCがピーク電圧(√2×V)まで充電されることはない。なお、充電効率をよくするために、出力電圧のVの実効値をキャパシタバンク38のフル充電電圧Vfに設定しているが、出力電圧のVのピーク電圧をキャパシタバンク38のフル充電電圧Vfに設定してもよい。
そして、キャパシタバンク38の電圧が上昇し、電圧Vがキャパシタバンク38の定格電圧(フル充電電圧)Vfとなると、搬送台車13の制御装置40は、充電指令信号をオフとする。このとき、充電電流Iは流れなくなる。
ステーション15の電源装置28は、充電指令信号がオフとなると、誘導線路29への給電を停止し、充電が終了される。
また、電源装置28により充電指令信号をオフとするタイミングが遅れたり、光伝送装置26A,26Bに不具合が発生し、給電停止が遅れた場合でも、出力電圧VのN倍の入力電圧Vは飽和電圧となり、可飽和リアクトル34が飽和し、インピーダンスが減少し、これが共振回路を形成する受電コイル32と共振コンデンサ33による共振エネルギーの蓄積量の増大を抑制することで共振電圧(一次側電圧)Vが一定に抑制され、共振暴走が回避される。
以上のように実施の形態によれば、誘導線路29より給電できる定格電力Woと、共振回路の電気特性による一定の入力電流Iと、キャパシタバンク38の定格電圧(フル充電電圧)Vfと、キャパシタバンク38の充電が可能な最大の充電電流Imaxに基づいて、すなわち設備の条件、使用されるキャパシタバンク38の特性に基づいて、可飽和リアクトル34の飽和電圧と一次側コイル巻線43の巻数Nを設定でき、よって低電圧(一次側電圧VのN分の1)で大電流(一次側コイル巻線43の入力電流IのN倍の電流)でキャパシタバンク38を効率よく充電でき、またフル充電電圧Vfとなっても一次側電圧Vを一定電圧に維持でき、共振暴走を回避できる誘導受電回路を提供することができる。また二次側コイル巻線44は線径を大きくする必要があるが、二次側コイル巻線44はコア部材42の貫通孔41に貫通させ、コア部材42に巻く必要がないので、コア部材42を小型化でき、よって可飽和リアクトル34の設置スペースを小さくでき、安価な誘導受電回路を提供できる。
また実施の形態によれば、可飽和リアクトル34の二次側コイル巻線44には、一次側コイル巻線43のN倍の大きな電流が流れることによって、二次側コイル巻線44および接続する電線の線径は大きくなるため、敷設には困難が伴うが、キャパシタバンク38に近接して可飽和リアクトル34を配置することにより、二次側コイル巻線44および接続する電線の長さを短くでき、敷設を容易にできる。
また実施の形態によれば、キャパシタバンク38の電圧が、定格電圧(フル充電電圧)Vfに設定され、フル充電電圧Vfに達すると、誘導線路29へ供給される高周波電流は遮断され、充電が終了されることにより、消費電力を抑えることができ、また万一遮断が遅れても、可飽和リアクトル34は飽和電圧になり、一次側電圧Vを一定電圧に維持でき、共振暴走を回避できる。
なお、本実施の形態では、可飽和リアクトル34を使用しているが、可飽和リアクトル34に代えて、磁気抵抗の小さい環状磁路を形成する第1コア部材と、前記第1コア部材より磁気抵抗の大きい環状磁路を形成する第2コア部材とを有し、一次側コイル巻線43を両環状磁路に共通に鎖交するように巻く複合コアリアクトルを使用することもできる。
このとき、第1コア部材は、第2コア部材より磁気抵抗が小さいことにより、第1コア部材が磁気飽和していない領域においては、コイル巻線に流れる電流による磁界(磁化力)はもっぱら第1コア部材に磁束を生じさせ、この状態ではリアクトルは大きなインダクタンス値を示す。そして、第1コア部材の磁束が飽和すると、第1コア部材の磁気飽和を起源とするインダクタンスはほぼゼロになるが、急激に増加を始めたコイル電流による磁化力が磁気抵抗が大きな第2コア部材に磁束を生じさせることから複合コアリアクトルとしてのインダクタンスはある程度の値を維持することになる。このため、第1コア部材が磁気飽和してもパルス状に急増しようとする電流は抑制され、複合コアリアクトルに流れるパルス電流の波高値は小さくなる。よってパルス電流はそれほど急峻で過大とはならずに電圧抑制の作用が働く。
また本実施の形態では、各ステーション15にポイント給電のための誘導線路29および電源装置28を設けているが、複数のステーション15毎、あるいはステーション15間の距離に応じて、誘導線路29および電源装置28を設けるようにしてもよい。このとき、各ステーション15に電源装置28と誘導線路29を設ける必要がなくなり、設備としてのコストを低減することができる。
また本実施の形態では、二次側コイル巻線44を1本だけコア部材42に貫通させているが、数本(2,3本)の二次側コイル巻線44をコア部材42の貫通孔41に巻くようにしてもよい。数本(2,3本)であれば、線径が大きくなってもコア部材42の貫通孔41に巻くことができるが、1本のときに最大の変圧比をとれることはいうまでもない。
また本実施の形態では、充電対象を、キャパシタバンク38としているが、バッテリとしてもよい。
また本実施の形態では、キャパシタバンク38の電圧が上昇し、電圧Vがキャパシタバンク38の定格電圧(フル充電電圧)Vfとなると、搬送台車13の制御装置40は、ステーション15へ出力する充電指令信号をオフとして、誘導線路29への給電を停止し、充電電流Iを流さないようにしている。すなわち、キャパシタバンク38の(バッテリあるいは電気二重層コンデンサ)の電圧が前記定格電圧に達すると、誘導線路29へ供給される高周波電流を遮断するようにしているが、図6に示すように、受電コイル32の両端(共振回路の両端)を短絡するスイッチ50を設け、制御装置40にキャパシタバンク38の定格電圧(フル充電電圧)Vfを予め設定し、監視しているキャパシタバンク38の電圧が、設定された定格電圧(フル充電電圧)Vfとなると、スイッチ50を駆動して受電コイル32の両端を短絡して、充電電流Iを流さないようにしてもよく、誘導線路29へ供給される高周波電流を遮断したことと同じ作用が得られる。
本発明の実施の形態における誘電受電回路を備えた物品搬送設備の走行経路図である。 同物品搬送設備の要部構成図である。 同物品搬送設備の誘導受電回路の回路図である。 同物品搬送設備の誘導受電回路の原理説明図である。 同物品搬送設備の誘導受電回路に使用する可変リアクトルの斜視図である。 本発明の他の実施の形態における物品搬送設備の誘導受電回路の回路図である。
符号の説明
11 走行レール
13 搬送台車
14 搬送経路
15 ステーション
21 車体
25 走行用モータ
26A,26B 光伝送装置
27 台車検出センサ
28 電源装置
29 誘導線路
31 誘導受電回路
32 受電コイル
33 共振コンデンサ
34 可飽和リアクトル
35 整流回路
36 DCチョーク
37 電気2重層キャパシタ
38 キャパシタバンク
39 インバータ
40 制御装置
41 貫通孔(空洞)
42 コア部材
43 一次側コイル巻線
44 二次側コイル巻線
45 放熱板
50 スイッチ

Claims (4)

  1. 高周波電流を流す誘導線路に対向して前記誘導線路より起電力が誘起される受電コイルを設け、この受電コイルに誘導される起電力によりバッテリあるいは電気二重層コンデンサに充電する誘導受電回路であって、
    前記受電コイルとともに前記誘導線路の周波数に共振する共振回路を形成する共振コンデンサと、
    環状磁路を形成する円環型のコア部材を有し、前記環状磁路に鎖交するようにコア部材に巻かれた一次側コイル巻線が前記受電コイルと並列に接続され、1本の二次側コイル巻線が前記コア部材の中心の貫通孔を貫通して設けられた可飽和リアクトルと、
    前記可飽和リアクトルの二次側コイル巻線に接続され、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサへ給電する整流回路と
    を備え、
    前記可飽和リアクトルのコア部材の飽和電圧と前記可飽和リアクトルの一次側コイル巻線の巻数を、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサの定格電圧と、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサの充電が可能な最大電流に基づいて設定したこと
    を特徴とする誘導受電回路。
  2. 前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサに近接して前記可飽和リアクトルを配置したこと
    を特徴とする請求項1に記載の誘導受電回路。
  3. 前記誘導線路へ供給される高周波電流は、前記バッテリあるいは電気二重層コンデンサの電圧が、前記定格電圧に達すると遮断されること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の誘導受電回路。
  4. 前記可飽和リアクトルに代えて、磁気抵抗の小さい環状磁路を形成する第1コア部材と、前記第1コア部材より磁気抵抗の大きい環状磁路を形成する第2コア部材とを有し、前記一次側コイル巻線が両環状磁路に共通に鎖交するように巻かれる複合コアリアクトルを備えること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の誘導受電回路。
JP2008192934A 2008-07-28 2008-07-28 誘導受電回路 Active JP5250867B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008192934A JP5250867B2 (ja) 2008-07-28 2008-07-28 誘導受電回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008192934A JP5250867B2 (ja) 2008-07-28 2008-07-28 誘導受電回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010035292A JP2010035292A (ja) 2010-02-12
JP5250867B2 true JP5250867B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=41739125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008192934A Active JP5250867B2 (ja) 2008-07-28 2008-07-28 誘導受電回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5250867B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5246654B2 (ja) * 2008-09-30 2013-07-24 株式会社ダイフク 非接触ポイント給電設備
JP5366097B2 (ja) * 2010-12-28 2013-12-11 株式会社ダイフク 無接触給電設備の2次側受電回路およびこの2次側受電回路において使用される可飽和リアクトル
JP2013243890A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Heads Corp 非接触給電装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53133736A (en) * 1977-04-26 1978-11-21 Sony Corp Battery charger
JP3670719B2 (ja) * 1995-07-24 2005-07-13 株式会社ユーシン キーレスエントリーシステム
JPH09261898A (ja) * 1996-03-22 1997-10-03 Daifuku Co Ltd 無接触給電設備
JP3442937B2 (ja) * 1996-08-26 2003-09-02 日立機電工業株式会社 地上移動体の非接触給電装置
JP3539326B2 (ja) * 1999-12-27 2004-07-07 日本電気株式会社 携帯機器の充電システム
JP2002369415A (ja) * 2001-06-12 2002-12-20 Hitachi Kiden Kogyo Ltd 非接触給電設備
JP4052436B2 (ja) * 2002-03-19 2008-02-27 株式会社ダイフク 複合コア非線形リアクトルおよび誘導受電回路
JP4008361B2 (ja) * 2003-01-31 2007-11-14 理想科学工業株式会社 給電装置
JP4386697B2 (ja) * 2003-09-19 2009-12-16 株式会社ダイフク 複合コアリアクトルおよび誘導受電回路
JP4046676B2 (ja) * 2003-09-24 2008-02-13 株式会社ダイフク 誘導受電回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010035292A (ja) 2010-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5437650B2 (ja) 非接触給電装置
WO2012108432A1 (ja) 非接触給電装置
JP6154835B2 (ja) 非接触電力供給装置
US9680311B2 (en) Wireless power supply system
JP2018196322A (ja) 非接触電力供給装置
WO2012133446A1 (ja) ワイヤレス給受電装置およびワイヤレス電力伝送システム
US20110304217A1 (en) Non-contact power feeding device
US10272789B2 (en) Wireless power supply system and wireless power transmission system
JP2015136287A5 (ja)
JP2012023913A (ja) 非接触給電装置
JP5490385B2 (ja) 非接触給電装置
KR20170042944A (ko) 가변 스위칭 주파수를 이용한 무선 충전 방법 및 장치
WO2012001758A1 (ja) 非接触給電装置
JP5250867B2 (ja) 誘導受電回路
JP5246654B2 (ja) 非接触ポイント給電設備
US20160204621A1 (en) Power Feeding Device and Non-Contact Power Transmission Device
Li et al. A study of magnetic coupling characteristics of dual receiver coil for dynamic wireless power transfer
Hatchavanich et al. Effects of intermediate coil position in a triple-coil series-series compensation in wireless power transfer
JP5170451B2 (ja) 誘導受電回路
JP5413849B2 (ja) 誘導受電回路
JP4046676B2 (ja) 誘導受電回路
JP2018166394A (ja) 誘導給電装置
US9991749B2 (en) Coil unit, wireless power feeding device, wireless power receiving device, and wireless power transmission device
JP2004254461A (ja) 非接触給電装置
KR101873399B1 (ko) 무선전력전송장치의 공진 인덕터 및 그 제작 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110331

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20111004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5250867

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250