JP2011046824A - 表示装置組み立て用粘着シート及びこれを用いた表示モジュールユニット - Google Patents

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Hiromichi Sugihara
拓道 杉原
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Abstract

【課題】 本発明は、優れた遮光性及び光反射性を有するテープ基材を提供する。
【解決手段】 本発明の表示装置組み立て用粘着シートAは、透明な基材フィルム1の一面に金属蒸着層2及び遮光層3がこの順序で積層一体化されてなるテープ基材Bの片面又は両面に粘着剤層4が積層一体化されてなることを特徴とするので、光反射性に優れた金属蒸着層2によって光源からの光を殆ど吸収することなく反射シート側に向かって高い反射率でもって反射させることができ、表示装置の表示画面の高輝度化を図ることができると共に、遮光層3によって表示パネルの外周部に光が進入することによる表示画面の見栄えの低下を防止することができ、表示装置の画面表示性を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示装置組み立て用粘着シート及びこれを用いた表示モジュールユニットに関する。
近年、液晶表示装置は、携帯電話や電子手帳などの電子機器の表示装置として多く用いられている。このような小型電子機器に用いられる液晶表示装置としては、サイドライト型バックライト方式の液晶表示装置が採用されている。
上記サイドライト型バックライト方式の液晶表示装置は、一般的に、反射シート、導光板、拡散シート、プリズムシートなどの光学フィルムが積層状態とされた上で合成樹脂製のバックライト筐体内に配設され、この積層状の光学フィルム上にテープ基材を介して液晶表示パネルが積層一体化されていると共に、導光板の側方にランプリフレクタが設けられてLED(Light Emitting Diode)などの光源が配設されている。
そして、表示装置組み立て用粘着テープは、液晶表示パネルの外周部に光が進入することによる液晶表示面の見栄えの低下防止のための遮光性と、光源からの光を反射シート側に反射して液晶表示パネルに光を効率よく誘導するための光反射性の双方を有している必要がある。
このような表示装置組み立て用粘着テープとしては、特許文献1に、白色樹脂フィルムの一方に金属薄膜層を設けた粘着テープであって、該金属薄膜層を設けた面側が黒色面であり、他方面は白色面であり、その少なくとも一方の面に粘着剤層を設けたことを特徴とする、黒色面は遮光性を有し、白色面は光反射性を有する反射・遮光性粘着テープが開示されている。
上記反射・遮光性粘着テープで使用されている白色樹脂フィルムは、段落番号〔0013〕に、合成樹脂に白色着色剤を含有させたり、フィルム内部に微細な気泡を形成させたりして作製され、白色着色剤として、二酸化チタンが最も好ましいことが記載されている。
しかしながら、白色樹脂フィルムは、上述のように、白色着色剤として二酸化チタンを含有しており、二酸化チタンは光の一部を吸収するため、反射シート側に反射される光量が減少し、その結果、表示装置の表示画面の輝度が低下するという問題点を有している。
そこで、表示装置の表示画面の輝度を上げるために光源の出力を上げることによって解決を図ることも考えられるが、省エネルギー性に欠け、小型電子機器の場合にあっては電池の使用時間が短くなるという別の問題を生じる。
又、特許文献2には、(a)粘着剤層、(b)銀層、(c)可とう性基材層及び(d)黒色層/粘着剤層又は(d′)黒色粘着剤層の順にそれぞれの層を含む積層体からなる両面粘着シートが開示されている。
しかしながら、上記両面粘着シートの銀層は高い導電性を有しており、この銀層の表面は粘着剤層で被覆されているに過ぎないと共に、粘着剤層は非常に軟らかい層であるので、液晶表示装置に外力が加わり、表示パネルが粘着剤層に向かって押圧された場合に、表示パネルの表面の凸部が粘着剤層を貫通して銀層と接触して通電し、その結果、表示パネルの制御装置に誤作動が生じるというという問題点を有する。
特開2004−184443号公報 特開2004−244499号公報
本発明は、優れた遮光性及び光反射性を有し且つ表示パネルの制御装置が誤作動を生じることはなく、表示パネルの表示性能を確実に維持することができる表示装置組み立て用粘着シート及びこの表示装置組み立て用粘着シートを用いた表示モジュールユニットを提供する。
本発明の表示装置組み立て用粘着テープは、透明な基材フィルムの一面に金属蒸着層及び遮光層がこの順序で積層一体化されてなるテープ基材の片面又は両面に粘着剤層が積層一体化されてなることを特徴とする。
又、本発明の表示モジュールユニットは、枠状のバックライト筐体の内周面にパネル配設用段部が形成され、このパネル配設用段部上に表示装置組み立て用粘着シートを介して表示パネルが配設されていると共に、上記バックライト筐体内に複数枚の光学フィルムが積層状態にて配設されてなる表示モジュールユニットであって、上記表示装置組み立て用粘着シートは、透明な基材フィルムの一面に金属蒸着層及び遮光層がこの順序で積層一体化されてなるテープ基材の片面又は両面に粘着剤層が積層一体化されてなることを特徴とする。
本発明の表示装置組み立て用粘着シートは、透明な基材フィルムの一面に金属蒸着層及び遮光層がこの順序で積層一体化されてなるテープ基材の片面又は両面に粘着剤層が積層一体化されてなることを特徴とするので、光反射性に優れた金属蒸着層によって光源からの光を殆ど吸収することなく反射シート側に向かって高い反射率でもって反射させることができ、その結果、光源からの光を効率良く表示パネルに誘導することができ、表示画面の高輝度化を図ることができる。
そして、光源からの光を効率良く表示パネルに誘導することができるので、光源の消費電力の抑制による省エネルギー化を図ることができると共に、携帯用の小型電子機器にあっては電池の使用時間を長くして長時間の使用を可能とすることができる。
更に、光源からの光の出力を抑えることもできるので、光源の数を少なくすることもでき、表示装置の軽量化も図ることができる。
又、本発明の表示装置組み立て用粘着シートは、遮光層によって表示パネルの外周部に光が進入することによる表示画面の見栄えの低下を防止することができ、表示装置の画面表示性を向上させることができる。
そして、本発明の表示装置組み立て用粘着シートは、高い導電性を有する金属蒸着層が遮光層によって被覆され、粘着剤層と異なり、遮光層自体が保形性を有しているので、表示装置を構成している表示パネルに表示装置組み立て用粘着シートに向かって押圧力が加わった場合にあっても、表示パネルの表面に形成された凸部が遮光層を貫通して金属蒸着層と接触して通電するようなことはなく、表示パネルの制御装置に誤作動が生じるというということはない。
更に、本発明の表示装置組み立て用粘着シートの透明な基材フィルムの一面には、金属蒸着層及び遮光層がこの順序で積層一体化されており、この金属蒸着層及び遮光層は、ピンホールが形成されていることがあるが、金属蒸着層及び遮光層に形成されているピンホールは極めて径の小さな孔であるので、金属蒸着層と遮光層とに形成されたピンホール同士が重なり合う可能性は殆どなく、金属蒸着層と遮光層とに形成されたピンホールを互いが隠蔽し合い、その結果、本発明の表示装置組み立て用粘着シートは、優れた光反射性及び遮光性を有する。
本発明の表示装置組み立て用粘着シートでは、金属蒸着層上に遮光層が形成されているので、金属蒸着層に形成されたピンホールを遮光層が直接、被覆して隠蔽した構成をとることができると共に、遮光層に形成されたピンホールを金属蒸着層が直接、被覆して隠蔽した構成をとることができ、よって、本発明の表示装置組み立て用粘着シートは、優れた光反射性及び遮光性を有している。
本発明の表示装置組み立て用粘着シートを示した縦断面図である。 本発明の表示装置組み立て用粘着シートの他の一例を示した縦断面図である。 本発明の表示モジュールユニットを示した縦分解図である。 本発明の表示モジュールユニットを示した分解斜視図である。
本発明のテープ基材の一例を図面を参照しつつ説明する。本発明の表示装置組み立て用粘着シートAのテープ基材Bは、透明な基材フィルム1の一面に金属蒸着層2が積層一体化されていると共に、この金属蒸着層2上に遮光層3が積層一体化されている。テープ基材Bの形状は、特に限定されないが、以下の説明においては、枠状に形成されている場合を例に挙げて説明する。
テープ基材Bの基材フィルム1を構成する合成樹脂としては、従来からテープ基材として用いられているものであれば、特に限定されず、例えば、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム、ポリスチレンフィルム、セロファンなどが挙げられ、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルムが好ましく、ポリエチレンテレフタレートフィルムがより好ましい。
基材フィルム1は、基材フィルム1を透過した光を金属蒸着層2によって反射させているので透明であることが必要であり、この透明性の目安として基材フィルム1の全光線透過率が挙げられる。
基材フィルム1の全光線透過率は、低いと、金属蒸着層によって光を反射シート側に反射させることができず、光源の光を効率良く表示パネルに誘導することができないので、85%以上が好ましく、90〜97%がより好ましい。なお、基材フィルム1の全光線透過率は、JIS K7105に準拠して測定されたものをいう。
基材フィルム1の厚みは、厚いと、表示装置組み立て用粘着シートの切断加工性が低下し、又は、金属蒸着層による光反射性が低下するので、100μm以下が好ましく、50μm以下がより好ましく、薄過ぎると、テープ基材全体の強度及び取扱性が低下するので、1μm以上が好ましく、3μm以上がより好ましい。なお、基材フィルム1の厚みは、基材フィルム1を任意の箇所にてその厚み方向に切断し、その切断面を電子顕微鏡にて観察し、任意の5箇所の基材フィルムの厚みの相加平均値とする。
そして、基材フィルム1は粉状の有色顔料を含有していないことが好ましく、このように粉状の有色顔料を含有していないことで、基材フィルムを透過する光が基材フィルムによって殆ど吸収されることなく金属蒸着層によって光を反射シート側に反射することができると共に、基材フィルムの薄膜化を図ることができ、その結果、表示装置の高輝度化とテープ基材の薄型化を図ることができる。なお、上記粉状の有色顔料としては、常温において粉状であれば、特に限定されず、二酸化チタン、硫酸バリウム、亜鉛華、鉛白などの白色顔料や、カーボンブラック、アセチレンブラック、松煙、黒鉛などの黒色顔料や、その他種々の色素顔料が挙げられる。
特に、基材フィルム1に粉状の有色顔料を含有させないことによって、基材フィルムに亀裂を生じさせることなく高倍率の延伸処理を施すことが可能となり、基材フィルムの更なる薄膜化と強度の向上を図ることができる。
図1に示したように、上記基材フィルム1の一面には金属蒸着層2が積層一体化されている。金属蒸着層2を構成している材料としては、反射機能を有する材料であれば特に限定されず、例えば、錫、銅、銀、アルミニウムなどの金属、それらの酸化物、窒化物などが挙げられ、アルミニウムが好ましい。
金属蒸着層2は、主たる構成要素である金属元素の他に、炭素、ホウ素、窒素、フッ素などの非金属元素を含んでいてもよい。
金属蒸着層2は、単一層であっても、複数層を積層一体化させたものであってもよい。金属蒸着層2が複数層を積層一体化させてなるものである場合、各層を構成している材料は、同種類であっても異種類であってもよい。
金属蒸着層2の厚みは、薄いと、ピンホールの数が増加して表示装置組み立て用粘着シートの遮光性や光反射性が低下することがあり、厚いと、金属蒸着層の機械的強度が低下して亀裂が発生することがあるので、0.01〜1000nmが好ましく、1〜300nmがより好ましい。
基材フィルム1の表面に金属蒸着層2を形成する方法としては、例えば、スパッタリング法、蒸着法、イオンプレーティング法などの物理的気相成長法(PVD)や、化学的気相成長法(CVD)などが挙げられ、基材フィルムへの熱の影響を比較的抑えることができ、更に、均一な蒸着膜を生産効率良く形成することができるので、化学的気相成長法(CVD)が好ましい。なお、基材フィルム1と金属蒸着層2との密着性を向上させるために、基材フィルム1の表面に予めコロナ放電処理などの表面処理を施しておいてもよい。
更に、金属蒸着層2上には遮光層3が好ましくは直接、積層一体化されている。この遮光層3は、バインダー及び着色剤を含有していることが好ましい。このようなバインダーとしては、特に限定はされないが、従来からインキに用いられているものが用いられ、例えば、ポリウレタン系樹脂、フェノール系樹脂、エポキシ樹脂、尿素メラミン系樹脂、ポリメタクリル酸メチルなどが挙げられ、ポリウレタン系樹脂が好ましい。
遮光層3中に含有されている着色剤としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、松煙、黒鉛などの黒色顔料が好ましく、カーボンブラックがより好ましく、ファーネス法によって製造されたカーボンブラックが特に好ましい。
着色剤としてファーネス法によって製造されたカーボンブラックを用いることによって、遮光層3の導電性を抑制しながら、遮光層3に優れた遮光性を付与することができ、例えば、表示パネルとバックライト筐体とを一体化するために用いられた場合、バックライト筐体からの光漏れを防止しつつ、表示パネルの制御装置の誤作動を防止し表示パネルの表示性能を確実に維持して、表示装置の優れた視認性及び表示性を達成することができる。
黒色着色剤(ファーネスブラック)の平均粒径は、小さいと、黒色インキの製造時の取扱性に欠けることがあり、大きいと、遮光層の表面粗さが大きくなって粘着剤層との一体化が不充分となることがあるので、0.01〜0.5μmが好ましい。なお、黒色着色剤の平均粒径は、電子顕微鏡で観察して求めた算出平均径をいう。
遮光層3を形成するには、金属蒸着層2に、例えば、着色剤を含有するインキを塗布、乾燥させて形成すればよい。この際、金属蒸着層2上に上記インキを塗布、乾燥する工程を複数回に亘って行なうことが好ましい。即ち、インキを塗布、乾燥する工程を複数回に亘って繰返し行い、遮光基層を複数層、積層一体化させて遮光層3を形成してもよい。このように、遮光基層を複数層、積層一体化することによって、一の遮光基層に万一、ピンホールが形成されているとしても、このピンホールが他の遮光基層に形成されたピンホールと重なり合う可能性は低いので、遮光基層に形成されたピンホールを他の遮光基層によって遮蔽することができ、遮光層3の遮光性をより確実なものとすることができる。又、インキを塗布するには、例えば、グラビア印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷などの汎用の手段を用いればよい。
上記インキとしては、黒色着色剤を含有する黒色インキが好ましい。このような黒色インキとしては、黒色着色剤とバインダーと溶剤とを含有していることが好ましい。
上記バインダーとしては、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素などのハロゲン元素の含有量が50ppm以下であるものが好ましい。これは、バインダー中にハロゲン元素が多量に含有していると、表示装置の使用中に、ハロゲン元素に起因したガスが発生し、このガスが原因となって表示装置の表示性能が低下し、或いは、焼却時に有害ガスが発生する虞れがあるからである。なお、バインダーは上述と同様であるのでその説明を省略する。
なお、バインダー中のハロゲン元素量は、発光分光分析法により測定することができる。発光分光分析法とは、プラズマ光源で原子を励起して発光させ、発光を回折格子などにより分光し、所謂、原子スペクトルを得ることにより含有元素を特定する測定方法である。島津製作所から商品名「PDAシリーズ」にて市販されている測定装置を用いることができる。
上記溶剤としては特に限定はされず、バインダーの種類に合わせて適宜選択すればよい。
黒色インキ中における黒色着色剤の含有量は、多いと、表示装置内において用いた際の電気絶縁性が低下することがあるので、インキ中、12重量%未満であることが好ましい。
黒色着色剤を含有するインキは、例えば、大日本インキ化学工業社から商品名「ユニビアA−300」で、帝国インキ製造株式会社から商品名「EGS−911墨」で市販されている。
遮光層は、JIS Z8729で規格されているL***表色系のうち明度を表すL*が25±10であることが好ましい。
遮光層3中における着色剤の含有量は、少ないと、遮光層の遮光性が低下し、表示パネルとバックライト筐体とを一体化するために用いられた場合、バックライト筐体からの光漏れが生じ、表示装置の視認性が低下することがあり、多いと、表示装置内において用いた際の電気絶縁性が低下することがあるので、15〜70重量%が好ましい。
遮光層3の厚みが厚いと、テープ基材の厚みが厚くなると共に、遮光層に導電性を有する着色剤が含有されている場合には遮光層の導電性が高くなって表示パネルの制御装置の誤動作を引き起こす。又、遮光層3の厚みが薄いと、遮光性能が低下する。従って、遮光層3の厚みは1〜5μmが好ましく、2〜4μmがより好ましい。なお、遮光層の厚みは、テープ基材を任意の箇所にてその厚み方向に切断し、その切断面を電子顕微鏡にて観察し、任意の5箇所の遮光層3の厚みの相加平均値とする。
このように、基材フィルム1の一面に金属蒸着層2及び遮光層3をこの順序で積層一体化させており、金属蒸着層2に形成されるピンホールと、遮光層3に形成されるピンホールとが重なり合う可能性は極めて低く、表示装置組み立て用粘着シートAは優れた遮光性を有している。
そして、金属蒸着層2に仮にピンホールが形成されていても、遮光層3が金属蒸着層2のピンホールを通じて透過した光を遮断すると共に、遮光層3に仮にピンホールが形成されていても、金属蒸着層2が遮光層3のピンホールを通じて透過した光を遮断するので、ピンホールの形成を防止するために必要以上に重ね塗りなどを施して金属蒸着層2及び遮光層3の厚みを厚くする必要はない。従って、テープ基材Bの厚みを薄くすることができると共に、金属蒸着層2及び遮光層3の厚み精度を向上させることができ、テープ基材Bの品質を均一化することができる。
更に、本発明の表示装置組み立て用粘着シートでは、基材フィルム1の一面に金属蒸着層2及び遮光層3がこの順序で積層一体化されている。従って、金属蒸着層2上に遮光層3を直接、積層一体化することによって、金属蒸着層に形成されたピンホールを遮光層が直接、被覆して隠蔽することができると共に、遮光層に形成されたピンホールを金属蒸着層が直接、被覆して隠蔽することができ、表示装置組み立て用粘着シートの光反射性及び遮光性をより確実なものとすることができる。
上述のように、基材フィルム1の一面に金属蒸着層2及び遮光層3がこの順序で積層一体化されてテープ基材Bが形成されているが、図1に示したように、テープ基材Bの両面に粘着剤層4、4を積層一体化させることによって表示装置組み立て用粘着シートAが形成され、又は、図2に示したように、テープ基材Bの片面に粘着剤層4を積層一体化させることによって表示装置組み立て用粘着シートAが形成されてもよい。なお、図2に記載の表示装置組み立て用粘着シートは、遮光層3上に粘着剤層4を積層一体化させた場合を示したが、基材フィルム1の他面に粘着剤層4を積層一体化させもよい。
この粘着剤層4を構成している粘着剤としては、特に限定されず、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤などが挙げられる。テープ基材Bの両面に粘着剤層4、4を積層一体化する場合、両粘着剤層4、4は同一であっても相違していてもよい。
アクリル系粘着剤としては、アルキル基の炭素数が1〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの単独重合体、アルキル基の炭素数が1〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステルとその他の官能性モノマーなどの共重合性モノマーとの共重合体を50重量%以上含有するものが好ましい。なお、(メタ)アクリルとは、アクリル又はメタクリルを意味する。
そして、アクリル系粘着剤中におけるアルキル基の炭素数が1〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステル成分の含有量は、少ないと、アクリル系粘着剤の粘着性が低下することがあるので、50重量%以上が好ましく、60重量%以上がより好ましい。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、特に限定されず、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸へキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸ノルマルデシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリルなどが挙げられる。
又、上記官能性モノマーの例としては、水酸基を有するモノマー、カルボキシル基を有するモノマー、アミド基を有するモノマー、アミノ基を有するモノマーなどが挙げられる。水酸基を有するモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピルなどの(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルなどが例示される。
そして、カルボキシル基を有するモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸などのα,β−不飽和カルボン酸;マレイン酸ブチルなどのマレイン酸モノアルキル;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和二塩基酸、無水マレイン酸などの二塩基酸無水物などが挙げられる。
更に、アミド基を有するモノマーとしては、(メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド、ジエチル(メタ)アクリルアミドなどのアルキル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミドなどのN−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミドなどが挙げられる。
又、アミノ基を有するモノマーとしては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどが例示される。上記以外の共重合性モノマーとしては、酢酸ビニル、スチレン、α−メチルスチレン、塩化ビニル、アクリロニトリル、エチレン、プロピレンなどが挙げられる。
なお、アクリル系粘着剤には、必要に応じて、粘着付与剤、架橋剤などが配合されてもよい。このような粘着付与剤としては、例えば、ロジン系樹脂、ポリテルペン樹脂、クマロン−インデン樹脂、石油系樹脂、テルペン−フェノール樹脂などが挙げられる。架橋剤としては、例えば、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、アジリジン系架橋剤、金属キレート系架橋剤架橋剤などが挙げられる。
更に、アクリル系粘着剤としては、GPC法によりポリスチレン換算分子量として測定された重量平均分子量が50万〜100万である(メタ)アクリル酸エステル系樹脂と、水酸基価が35以上のロジンエステル系樹脂と、水酸基価が35以上のテルペンフェノール樹脂とを含み、且つ、ゲル分率が10〜40重量%である粘着剤が好ましい。このような粘着剤を用いることによって、表示装置組み立て用粘着シートは、その粘着剤層の厚みを10μm程度まで薄層化させても充分な粘着力を発現するので好ましい。
又、上記ゴム系粘着剤としては、天然ゴム、スチレン−イソプレン系ブロック共重合体、スチレン−ブタジエン系ブロック共重合体、ポリイソプレン、ポリブテン、ポリイソブチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのゴム弾性体を50重量%以上含有するものが挙げられる。
上記ゴム弾性体には、例えば、ロジン系樹脂、ポリテルペン樹脂、クマロン−インデン樹脂、石油系樹脂、テルペン−フェノール樹脂などの粘着付与剤が適量、添加され、更に、必要に応じて、液状ポリブテン、鉱油、液状ポリイソプレン、液状ポリアクリレートなどの軟化剤が配合される。上記シリコーン系粘着剤としては、ポリジメチルシロキサンなどを50重量%以上含有するものが挙げられる。
なお、上記粘着剤には、ブチルヒドロキシトルエンなどの老化防止剤などの各種添加剤が適量、添加されてもよい。又、粘着剤層4は透明であることが好ましいが、遮光層3上に積層一体化される粘着剤層4は黒色に着色されていてもよい。
そして、テープ基材Bの片面又は両面に粘着剤層4を積層一体化させる要領としては、特に限定されず、テープ基材B上に、粘着剤を含有する溶液又は分散液をコンマコーター、トップフィードリバースコーターなどを用いて直接塗布して乾燥させる方法、離型フィルムの離型処理面に、粘着剤を含有する溶液又は分散液を上述の要領で直接塗布して乾燥させた後、この離型フィルムをその粘着剤層がテープ基材Bに対向した状態にテープ基材B上に重ね合わせて、粘着剤層をテープ基材Bに転写して積層一体化させる方法などが挙げられる。
上記粘着剤層4の厚さは、薄いと、粘着剤層の粘着性が低下することがあり、厚いと、表示装置組み立て用粘着シートの厚さが厚くなるので、5〜50μmが好ましい。
次に、上記表示装置組み立て用粘着シートAの使用要領の一態様を、図1に示した表示装置組み立て用粘着シートAを例に挙げて説明する。表示装置組み立て用粘着シートAは矩形枠状に形成されて、バックライト筐体5内に、液晶表示パネルや有機EL(electroluminescence)パネルなどの表示パネル6を配設一体化して表示モジュールユニットCを構成するために用いられる。
上記バックライト筐体5は、図3及び図4に示したように、合成樹脂製の矩形枠状に形成され、上端部には表示パネル6を載置するための平面矩形枠状のパネル配設用段部51がバックライト筐体5の上端面に開口した状態に形成されていると共に、下端部には反射シート10を配設するための反射シート配設用段部52が下端面に開口した状態に平面矩形枠状に形成されている。
そして、バックライト筐体5のパネル配設用段部51上には、バックライト筐体5の上端開口部よりも僅かに小さい大きさの平面矩形状の表示パネル6が配設されていると共に、バックライト筐体5内には複数枚の光学フィルムが互いに積層された状態で配設されている。
具体的には、導光板7、拡散シート8、及び、輝度を向上させるための一枚或いは複数枚のプリズムシート9、9・・・が、この順序で積層された上で、プリズムシート9を表示パネル6に対向させ且つプリズムシート9がパネル配設用段部51のパネル受止面51aに略面一となるようにバックライト筐体5内に配設されている。なお、上記以外の光学フィルムが適宜、積層されていてもよい。
なお、バックライト筐体5の反射シート配設用段部52には反射シート10が配設一体化されていると共に、バックライト筐体5内にはLED(図示せず)が光源として配設されている。
上記表示パネル6とこれに対向するプリズムシート9とは表示装置組み立て用粘着シートAを介して一体化されており、表示装置組み立て用粘着シートAは、その遮光層3が表示パネル6に、金属蒸着層2がプリズムシート9に対向した状態に配設されている。
そして、表示装置組み立て用粘着シートAは、バックライト筐体5のパネル配設用段部51のパネル受止面51a上に配設された状態において、バックライト筐体5のパネル配設用段部51のパネル受止面51aの内周縁部から、パネル配設用段部51のパネル受止面51aで囲まれた開口部内に配設されたプリズムシート9の外周部に達する程度の幅寸法を全周に亘って有しており、バックライト筐体5のパネル配設用段部のパネル受止面51a及びプリズムシート9と、表示パネル6とがこれらの全周において表示装置組み立て用粘着シートAを介して貼着一体化されている。
上記では、表示パネル6に対向する光学フィルムがプリズムシート9であるとして説明したが、表示パネル6に対向する光学フィルムは必ずしもプリズムシートである必要はなく、他の光学フィルムであってもよい。
上記のようにして構成された表示モジュールユニットCの表示装置組み立て用粘着シートAが、表示パネルの外周部に光が進入することによる表示面の見栄えの低下防止のための優れた遮光性と、光源からの光を反射して表示パネルに光を効率よく誘導するための優れた光反射性を発揮し、得られる表示モジュールユニットCは、表示性能を有している。
更に、表示装置組み立て用粘着シートAは、上述の通り、金属蒸着層2及び遮光層3の厚みを薄くすることもできるので、携帯電話や電子辞書などの小型電子機器の薄型化に好適に対応することができる。
そして、表示装置組み立て用粘着シートAの遮光層3は、外圧によって表示パネルが表示装置組み立て用粘着シートに向かって押圧されても、表示パネルの表面に形成された凸部が貫通しない程度の強度を有しており、よって、表示装置組み立て用粘着シートAの金属蒸着層2は遮光層3によって確実に被覆、保護されており、表示パネル6が金属蒸着層2と接触することによる通電に起因した制御装置の誤作動が生じるというということはなく、表示パネル6の表示性能を損なうことはない。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本実施例に何ら限定されるものでない。
(実施例1)
基材フィルムとして、厚みが12μmの無色透明なポリエチレンテレフタレートフィルム1(二村化学社製 商品名「FE2000」、全光線透過率:96%)を用意し、このポリエチレンテレフタレートフィルム1の一面に化学的気相成長法(CVD)法によってアルミニウムからなる厚みが100nm金属蒸着層2を積層一体化した。なお、ポリエチレンテレフタレートフィルムは、有色顔料を一切、含有していなかった。
バインダーとしてウレタン樹脂(ハロゲン元素含有量:50ppm未満)30重量部、黒色着色剤として平均粒径が0.03μmのファーネス法によって製造されたカーボンブラック10重量部、並びに、酢酸エチル、トルエン及びイソプロピルアルコールを混合してなる溶剤60重量部からなる黒色インキ(カーボンブラック:10重量%)からなる黒色インキを用意した。
ポリエチレンテレフタレートフィルム1上に積層一体化された金属蒸着層2上に黒色インキをグラビア印刷法を用いて塗布、乾燥させて、厚みが1μmの遮光基層を形成した。この遮光基層上にグラビア印刷法を用いて上記黒色インキを重ねて塗布、乾燥させることによって、遮光基層上に、別の厚み1μmの遮光基層を積層一体化させた。遮光基層上に黒色インキを塗布、乾燥させる要領を合計3回繰り返して行い、遮光基層が4層、互いに積層一体化してなる厚みが4μmの遮光層3を形成してテープ基材Bを製造した。なお、各遮光基層中におけるカーボンブラックの含有率は、25重量%であった。
次に、テープ基材Bの両面にアクリル系粘着剤(綜研化学社製 商品名「SK1717」)を塗布、乾燥させ、テープ基材Bの両面に厚みが20μmの粘着剤層4、4を形成して図1に示した表示装置組み立て用粘着シートAを製造した。
(実施例2)
テープ基材Bの両面に粘着剤層を形成する代わりに、テープ基材Bにおける金属蒸着層2及び遮光層3が積層されていない面にのみアクリル系粘着剤(綜研化学社製 商品名「SK1717」)を塗布、乾燥させ、テープ基材Bにおける金属蒸着層2及び遮光層3が積層されていない面にのみ厚みが30μmの粘着剤層4を形成したこと以外は実施例1と同様にして図2に示した表示装置組み立て用粘着シートAを製造した。
(実施例3)
基材フィルムとして、厚みが50μmの無色透明なポリエチレンテレフタレートフィルム1(東レ社製 商品名「ルミラーT60」、全光線透過率:91%)を用いたこと以外は実施例1と同様にして図1に示した表示装置組み立て用粘着シートAを製造した。
(比較例1)
白色樹脂フィルム(帝人社製 商品名「テフレックス」、厚み:13μm、全光線透過率:30〜40%)を基材フィルムとして用意し、実施例1と同様の黒色インキを用意した。
次に、白色樹脂フィルムの一面に黒色インキをグラビア印刷により塗布、乾燥させて、厚みが1μmの遮光基層を形成した。この遮光基層上にグラビア印刷により上記黒色インキを重ねて塗布、乾燥させることによって、遮光基層上に、別の厚み1μmの遮光基層を積層一体化させた。遮光基層上に黒色インキを塗布、乾燥させる要領を合計7回繰り返して行い、遮光基層が8層、互いに積層一体化してなる厚みが8μmの遮光層を形成してテープ基材を形成した。
次に、白色樹脂フィルムの他面及び遮光層上に、アクリル系粘着剤を塗布、乾燥させ、厚みが1.5μmの粘着剤層を形成して表示装置組み立て用粘着シートを製造した。
(比較例2)
白色樹脂フィルム(帝人社製 商品名「テフレックス」、厚み:13μm、全光線透過率:30〜40%)を基材フィルムとして用意し、実施例1と同様の黒色インキを用意した。
次に、白色樹脂フィルムの一面に黒色インキをグラビア印刷により塗布、乾燥させて、厚みが1μmの遮光基層からなる遮光層を形成した。しかる後、白色樹脂フィルムの他面及び遮光層上にアクリル系粘着剤(綜研化学社製 商品名「SK1717」)を塗布、乾燥させ、白色樹脂フィルムの他面及び遮光層上のそれぞれに厚みが20μmの粘着剤層を形成して表示装置組み立て用粘着シートを製造した。
(比較例3)
白色樹脂フィルム(帝人社製 商品名「テフレックス」、厚み:13μm、全光線透過率:30〜40%)を基材フィルムとして用意し、実施例1と同様の黒色インキを用意した。
次に、白色樹脂フィルムの一面に黒色インキをグラビア印刷により塗布、乾燥させて、厚みが1μmの遮光基層を形成した。この遮光基層上にグラビア印刷により上記黒色インキを重ねて塗布、乾燥させることによって、遮光基層上に、別の厚み1μmの遮光基層を積層一体化させた。遮光基層上に黒色インキを塗布、乾燥させる要領を合計5回繰り返して行い、遮光基層が6層、互いに積層一体化してなる厚みが6μmの遮光層を形成してテープ基材を形成した。
次に、白色樹脂フィルムの他面及び遮光層上にアクリル系粘着剤(綜研化学社製 商品名「SK1717」)を塗布、乾燥させ、白色樹脂フィルムの他面及び遮光層上のそれぞれに厚みが20μmの粘着剤層を形成して表示装置組み立て用粘着シートを製造した。
(比較例4)
ポリエチレンテレフタレートフィルム上に積層一体化された金属蒸着層上に遮光層を形成する代わりに、ポリエチレンテレフタレートフィルムの他面に遮光層を形成したこと以外は実施例1と同様にして表示装置組み立て用粘着シートを製造した。
得られた表示装置組み立て用粘着シートの光反射率、遮光性、ピンホールの有無及び電子機器正常動作確認性を下記の要領で測定し、その結果を表1に示した。
(光反射率)
表示装置組み立て用粘着シートの金属蒸着層についてJIS K7105に準拠して500nmにおける全光線反射率を測定した。なお、比較例1〜3については、白色樹脂フィルムの光反射率を測定した。
(遮光性)
表示装置組み立て用粘着シートの遮光層についてJIS K7105に準拠した全光線反射率を測定した。
(ピンホールの有無)
円筒体の上端開口部上にこの上端開口部を完全に閉塞するように電子機器用粘着シートを載置した。円筒体内に光源(ナショナル社製 商品名「ダイクロビーム 110V 65W ビーム角10°型番JDR110V65WKN/5E11」)を配設して光源から光を電子機器用粘着シートに照射した。そして、電子機器用粘着シートを垂直上方から目視観察してピンホールの有無を確認した。なお、光源から電子機器用粘着シートの下面までの垂直方向の距離は20cmとした。
(電子機器正常動作確認性)
市販のパソコンのCPU(中央処理装置)をマザーボード上に取り付けるにあたって、CPUの導通端子を電子機器用粘着シートに貫通させた上でマザーボード上に取り付けた。そして、パソコンを起動させて正常に起動したか否かを確認した。電子機器用粘着シートに導電性がある場合にはパソコンは正常に起動しない。パソコンが正常に起動した場合を「○」、パソコンが正常に起動しなかった場合を「×」として評価した。
Figure 2011046824

1 基材フィルム
2 金属蒸着層
3 遮光層
4 粘着剤層
5 バックライト筐体
6 表示パネル
A 表示装置組み立て用粘着シート
B テープ基材
C 表示モジュールユニット

Claims (2)

  1. 透明な基材フィルムの一面に金属蒸着層及び遮光層がこの順序で積層一体化されてなるテープ基材の片面又は両面に粘着剤層が積層一体化されてなることを特徴とする表示装置組み立て用粘着シート。
  2. 枠状のバックライト筐体の内周面にパネル配設用段部が形成され、このパネル配設用段部上に表示装置組み立て用粘着シートを介して表示パネルが配設されていると共に、上記バックライト筐体内に複数枚の光学フィルムが積層状態にて配設されてなる表示モジュールユニットであって、上記表示装置組み立て用粘着シートは、透明な基材フィルムの一面に金属蒸着層及び遮光層がこの順序で積層一体化されてなるテープ基材の片面又は両面に粘着剤層が積層一体化されてなることを特徴とする表示モジュールユニット。
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