JP2011046333A - ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの取り外し方法 - Google Patents

ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの取り外し方法 Download PDF

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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
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Abstract

【課題】取り外し作業を簡単でかつ効率よく行うことができ、リサイクル性を向上させたワイヤハーネス及びワイヤハーネスの取り外し方法を提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス1は、複数の電線10と、チューブ4とを備えている。複数の電線10は、互いに束ねられている。チューブ4は、弾性材料で構成され、一端部が塞がれた筒状に形成されている。チューブ4は、電線10の長手方向に沿って配され、かつ潰れた状態で電線10とともに束ねられている。チューブ4の他端部4b側の開口からチューブ4の内側に圧縮空気を供給してチューブ4を膨らませて、電線10の外周に巻き付けられたテープ11a、11bを破断する。
【選択図】図5

Description

本発明は、移動体としての自動車等に配索されるワイヤハーネス、及び配索されたワイヤハーネスを取り外すワイヤハーネスの取り外し方法に関する。
移動体としての自動車等には、各種の電子機器が搭載されている。自動車は、前記電子機器にバッテリ等の電源等からの電力や制御装置からの制御信号等を伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、当該電線の端部等に取り付けられたコネクタ等を備えている。
前記複数の電線は、テープが巻き付けられて束ねられている。また、テープで束ねられた複数の電線には、ワイヤハーネスを自動車の車体パネルに固定する配線用クリップ等が取り付けられる。前記コネクタは、電子機器のコネクタとコネクタ結合する。そして、ワイヤハーネスは、電子機器に電力や各種の信号を伝える。
このようなワイヤハーネスは、移動体の乗員に視認されにくい場所に配索されるが、例えばエンジンルーム内に配索されるワイヤハーネスは乗員に視認される虞がある。このため、前述したテープ等を暗色、即ち黒色や灰色等の明度の低い色にして、ワイヤハーネスを極力目立たないようにしている。
ところで、近年、自動車のリサイクル性を向上させるために、廃車時等の自動車解体時において部品材料毎の分別回収が要求されている。このような自動車解体作業は、例えば、屋根付き工場内においてニブラ等の重機を用いて行われる。前述したワイヤハーネスは、例えばエンジンルーム内に配索された部分を重機の挟持部で掴んで、自動車の車体パネルから引き剥がされている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2007−174750号公報 特開2004−224253号公報
このように、自動車解体時には、重機を用いて車体パネルに固定されたワイヤハーネスを引き剥がしていたので、ワイヤハーネスの取り外し作業に大変手間がかかっていた。また、ワイヤハーネスは乗員に視認されにくい場所に配索され、また極力目立たないように電線を束ねるテープ等を暗色としている。さらに、解体作業が行われる工場は、重機を収容可能であるので天井が高く、内部が比較的暗くなっている。このため、作業者が重機の運転席からワイヤハーネスを視認しづらく、全てのワイヤハーネスを車体パネルから取り外すことが困難であり、リサイクル性が悪いといった問題があった。例えば、ワイヤハーネスの電線を構成する銅等の回収率が低下するとともに、前記銅が車体パネルを構成する鉄鋼に混入して、回収された鉄鋼の品質が低下するといった問題があった。
本発明は、このような問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、取り外し作業を簡単でかつ効率よく行うことができ、リサイクル性を向上させたワイヤハーネス及びワイヤハーネスの取り外し方法を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、互いに束ねられた複数の電線を備えたワイヤハーネスにおいて、弾性材料で構成されて一端部が塞がれた筒状に形成されて、前記電線の長手方向に沿って配されかつ潰された状態で前記電線とともに束ねられ、他端部側の開口から内側に気体が供給されると膨らむ筒状部材を備えたことを特徴としたワイヤハーネスである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載されたワイヤハーネスにおいて、前記筒状部材が、前記複数の電線の中心部に配されたことを特徴としたワイヤハーネスである。
請求項3に記載された発明は、互いに束ねられた複数の電線を備えたワイヤハーネスを被配索部から取り外すワイヤハーネスの取り外し方法において、弾性材料で構成されて一端部が塞がれた筒状の筒状部材を前記電線の長手方向に沿って配しかつ潰した状態で前記電線とともに束ねておき、前記筒状部材の他端部側の開口から内側に気体を供給して前記筒状部材を膨らませて、前記電線の外周に取り付けられて当該ワイヤハーネスを前記被配索部に固定する外装部材を破壊することを特徴としたワイヤハーネスの取り外し方法である。
請求項1に記載された発明によれば、潰された状態の筒状部材を膨らませると、ワイヤハーネスが大径化して、電線の外周に取り付けられた(巻き付けられた)外装部材を破壊する。したがって、ワイヤハーネスから外装部材を簡単に取り外すことができる。そして、外装部材がワイヤハーネスを被配索部に固定している場合には、ワイヤハーネスの取り外し作業を、重機等を用いずに簡単でかつ効率よく行うことができ、また、ワイヤハーネスの取り残しを減らしてリサイクル性を向上させることができる。また、通常時の筒状部材は潰れているので、ワイヤハーネスの大径化を防止でき、ワイヤハーネスの配索スペース拡大を防止できる。
請求項2に記載された発明によれば、筒状部材が複数の電線の中心部に配されているので、筒状部材を膨らませることで周囲の電線を確実に外側に押し出してワイヤハーネスを大径化でき、外装部材をより確実に破壊できる。
請求項3に記載された発明によれば、潰された状態の筒状部材を膨らませると、ワイヤハーネスが大径化して、電線の外周に取り付けられて(巻き付けられて)ワイヤハーネスを被配索部に固定する外装部材を破壊する。したがって、ワイヤハーネスの取り外し作業を簡単でかつ効率よく行うことができ、また、ワイヤハーネスの取り残しを減らしてリサイクル性を向上させることができる。
本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネスを示す正面図である。 図1に示されたチューブの断面図である。 図1中のIII−III線に沿った断面図である。 図1に示されたチューブに加圧気体供給源が接続された状態を示す正面図である。 図4に示されたチューブが膨らんだ状態を示す正面図である。
以下、本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネス1を図1ないし図5を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネス1は、図1に示すように、移動体としての自動車のパネル2(被配索部に相当する)に取り付けられて、当該自動車内に配索される。
パネル2は、自動車の車体を構成する。パネル2には、ワイヤハーネス1に取り付けられる配線用クリップ3を係止する孔2aが貫通している。
配線用クリップ3は、絶縁性の合成樹脂で構成され、長方形板状の取付部31と、取付部31から立設した係止部32と、支持片33とを一体に備えている。取付部31の一方の表面には、ワイヤハーネス1が重ねられる。
係止部32は、取付部31の他方の表面に連なっている。係止部32は、前記他方の表面の中央から立設した柱状の立設片32aと、一対の係止片32bとを一体に備えている。一対の係止片32bは、一端部が立設片32aの取付部31から離れた先端部に連なっている。一対の係止片32bの他端部は、互いに間隔をあけているとともに、立設片32aと間隔をあけている。
一対の係止片32bは、一端部から他端部に向かうにしたがって徐々に取付部31に近づくように延びている。また、一対の係止片32bは、一端部から他端部に向かうにしたがって徐々に、互いに離れているとともに、立設片32aから離れている。一対の係止片32bは、側方から見て山形に形成されている。一対の係止片32bは、他端部が互いに近づく方向に弾性変形自在である。また、各係止片32bの他端部には、パネル2の孔2aの内縁に係止する切り欠き32cが設けられている。切り欠き32cは、係止片32bの他端部の外縁部を切り欠いている。
支持片33は、円環状に形成されている。支持片33は、内縁部が立設片32aの取付部31寄りの基端部に連なっている。支持片33は、立設片32aから当該立設片32aの外方向に延びている。支持片33は、内縁部から外縁部に向かうに従って徐々に取付部31から離れる方向に、取付部31の表面に対して傾斜している。
前述した構成の配線用クリップ3は、取付部31にワイヤハーネス1の電線10を重ね、取付部31の長手方向各端部と電線10の外周とにそれぞれ後述するテープ11bが巻き付けられて、ワイヤハーネス1に取り付けられる。
また、前述した配線用クリップ3をパネル2に取り付ける際には、配線用クリップ3を立設片32aの先端部側からパネル2の孔2a内に挿入していく。すると、一対の係止片32bは、他端部が互いに近づく方向に一旦弾性変形する。その後、前記他端部が孔2a内に進入すると、一対の係止片32bは弾性復元力によって前記他端部が互いに離れる方向に変位し、切り欠き32cが孔2aの内縁に接触して、係止部32が孔2aに係止する。また、支持片33の外縁部がパネル2の表面に接触する。こうして、ワイヤハーネス1に取り付けられた配線用クリップ3がパネル2に取り付けられて、ワイヤハーネス1がパネル2に固定される。
ワイヤハーネス1は、図1等に示すように、複数の電線10と、外装部材としてのテープ11a、11bと、筒状部材としてのチューブ4とを備えている。各電線10は、導電性の芯線と、絶縁性の被覆部とを備えた被覆電線である。芯線は、銅等で構成された複数の素線が撚られて形成されている。また、芯線は、一本の素線で構成されていてもよい。被覆部は、絶縁性の合成樹脂で構成され、芯線を被覆している。電線10の端部等には、図示しないコネクタが取り付けられている。
テープ11a、11bは、周知のハーネステープであり、ポリ塩化ビニル等で構成されている。テープ11a、11bは、まとめられた複数の電線10の外周に巻き付けられ、互いに隣り合う電線10同士を密着させている。テープ11a、11bは、電線10の長手方向に沿って互いに間隔をあけた複数箇所に巻き付けられている。テープ11a、11bや電線10の被覆部は、ワイヤハーネス1がエンジンルームやトランクルーム内等に露出して配索されても目立たないように、黒色等の暗色とされている。
テープ11aは、まとめられた複数の電線10の外周(即ちワイヤハーネス1の外周)にリング状に巻き付けられて、これら電線10を束ねている。また、テープ11bは、配線用クリップ3の取付部31と、まとめられた複数の電線10の外周(即ちワイヤハーネス1の外周)とに亘って巻き付けられて、配線用クリップ3をワイヤハーネス1に取り付けている。
チューブ4は、ゴムや熱可塑性エラストマー等の弾性材料で構成され、長尺な筒状に形成されている。また、チューブ4は、図2に示すように、長手方向一端部4aが例えば熱溶着や超音波溶着等によって塞がれ、他端部4bに開口41を有している。チューブ4は、後述のように他端部4b側の開口41から供給される気体が外部に漏れないように、一端部4aが気密となっている。
前述したチューブ4は、図1に示すように、電線10の長手方向に沿って直線状に配されている。チューブ4は、電線10の長手方向において、少なくとも配線用クリップ3と重なる位置に配されている。また、チューブ4は、後述のように膨らんだ際に電線10を押し出すことができる程度の強度を有するような厚さに形成されている。
また、前述したチューブ4は、図3に示すように、束ねられた複数の電線10の中心部(ワイヤハーネス1の中心部)に位置付けられて、複数の電線10に囲まれている。なお、複数の電線10の中心部、とは、完全な中心のみを意味するものではなく、チューブ4が外部から見えない程度の複数の電線10の内側、を意味している。チューブ4は、潰されて内側の気体が押し出された状態で、電線10とともにテープ11a、11bで束ねられて、周囲の電線10と密着している。
また、チューブ4は、図1に示すように、他端部4bが電線10の間から突出している。チューブ4の他端部4bには、図4に示すように、ワイヤハーネス1をパネル2から取り外す際に、エアコンプレッサー等の加圧気体供給源5が接続される。加圧気体供給源5は、チューブ4の内側に圧縮空気(気体)を供給して、潰れた状態のチューブ4を膨らませる。
加圧気体供給源5を接続しやすくするために、チューブ4の他端部4bは、ワイヤハーネス1のエンジンルームやトランクルーム内等に配索される部分から突出している。また、チューブ4は任意の色とすることができるが、前述のように他端部4bを突出させる場合には、黒色等の暗色や無色透明等の目立たない色にしておくと好ましい。
前述した構成のワイヤハーネス1は、図1に示すように、配線用クリップ3が取り付けられた後に、配線用クリップ3がパネル2の孔2aに係止してパネル2に固定されて、自動車内に配索される。そして、ワイヤハーネス1は、電線10に取り付けられたコネクタが自動車に搭載された電子機器のコネクタとコネクタ結合して、前記電子機器に電力や各種の信号を伝える。
また、パネル2に取り付けられたワイヤハーネス1を取り外す際には、図4に示すように、チューブ4の他端部4bに加圧気体供給源5を接続する。そして、加圧気体供給源5で、チューブ4の他端部4b側の開口41からチューブ4の内側に圧縮空気を供給する。
すると、図5に示すように、潰れた状態のチューブ4が膨らんで大径化して、周囲の電線10をワイヤハーネス1の外側に向かって押し出す。これによって、ワイヤハーネス1が大径化して、電線10の外周に巻き付けられたテープ11aが破断(破壊)され、また、電線10の外周と配線用クリップ3とに亘って巻き付けられたテープ11bが破断(破壊)される。
その後、例えば作業者がワイヤハーネス1をパネル2から離れる方向に引っ張って、ワイヤハーネス1からテープ11bを剥がしてワイヤハーネス1と配線用クリップ3を分離して、ワイヤハーネス1をパネル2から取り外す。その後、パネル2から取り外したワイヤハーネス1から、破断したテープ11aを剥がす。
なお、このようにワイヤハーネス1をパネル2から取り外すと、配線用クリップ3は、パネル2の孔2aに係止したままでパネル2から取り外されない。しかしながら、パネル2を構成する鉄鋼をリサイクルする際には、前記鉄鋼から配線用クリップ3を構成する合成樹脂を簡単に除去できるので、配線用クリップ3がパネル2に残っていても大きな問題にはならない。
本実施形態によれば、潰された状態のチューブ4を膨らませると、ワイヤハーネス1が大径化して、電線10の外周に巻き付けられたテープ11a、11bを破断する。したがって、ワイヤハーネス1からテープ11a、11bを簡単に剥がし取ることができる。そして、ワイヤハーネス1に配線用クリップ3を取り付けるテープ11bを破断することで、ワイヤハーネス1のパネル2からの取り外し作業を、重機等を用いずに簡単でかつ効率よく行うことができ、また、ワイヤハーネス1の取り残しを減らしてリサイクル性を向上させることができる。また、通常時のチューブ4は潰れているので、ワイヤハーネス1の大径化を防止でき、ワイヤハーネス1の配索スペース拡大を防止できる。
また、チューブ4が複数の電線10の中心部に配されているので、チューブ4を膨らませることで周囲の電線10を確実に外側に押し出してワイヤハーネス1を大径化でき、テープ11a、11bをより確実に破断できる。
前述した実施形態においては、チューブ4が複数の電線10の中心部に配されていたが、チューブ4を電線10の外周に重ねて外部に露出させるようにしてもよい。また、前述した実施形態においては、チューブ4が1本設けられていたが、チューブ4の本数は何本であってもよい。また、複数のチューブ4を用いる際には、例えば複数のチューブ4の他端部4b側を連結して一つの開口41としてもよく、開口41の数はいくつであってもよい。また、前述した実施形態においては、チューブ4の他端部4bが電線10の間から突出していたが、チューブ4を電線10の略全長に亘って配して他端部4bを電線10の端部から突出させるようにしてもよい。
また、前述した実施形態においては、チューブ4を膨らませることで、テープ11bを破断してワイヤハーネス1から配線用クリップ3を取り外し、ワイヤハーネス1をパネル2から取り外していた。しかしながら本発明では、後述のように、外装部材としてのバンドクリップやプロテクタをワイヤハーネス1に取り付け、バンドクリップやプロテクタを破壊して、ワイヤハーネス1をパネル2から取り外してもよい。
バンドクリップは、周知の構造であり、複数の電線10の外周に巻き付けられてこれら電線10を束ねるバンド本体と、バンド本体の一端部に連なり電線10に巻き付けられたバンド本体を内側に通して係止するロック孔を有したロック部と、ロック部に連なりパネル2の孔2aに係止する係止部とを一体に備えている。この場合、ワイヤハーネス1が大径化することで、ロック部が破壊されてバンド本体の係止が解除され、バンドクリップがワイヤハーネス1から取り外され、ワイヤハーネス1がパネル2から取り外される。
プロテクタは、周知の構造であり、例えば、ワイヤハーネス1の外周に重ねられて互いの間にワイヤハーネス1を位置付ける半筒状の一対の本体部と、各本体部に設けられて互いに係合するロック部と、一方の本体部の外面から立設してパネル2の孔2aに係止する係止部とを備えている。この場合も、ワイヤハーネス1が大径化することで、ロック部が破壊されてロック部同士の係合が解除され、プロテクタがワイヤハーネス1から取り外され、ワイヤハーネス1がパネル2から取り外される。
また、前述した実施形態においては、テープ11bを破断してワイヤハーネス1をパネル2から取り外していた。しかしながら本発明では、配線用クリップ3が取り付けられていないワイヤハーネス1において、チューブ4を膨らませてテープ11aを破断し、テープ11aをワイヤハーネス1から剥がし取るだけでも勿論よい。破断したテープ11aはワイヤハーネス1から簡単に剥がして分別できるので、ワイヤハーネス1のリサイクル性を向上させることができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 ワイヤハーネス
2 パネル(被配索部)
4 チューブ(筒状部材)
4a 一端部
4b 他端部
10 電線
11a、11b テープ(外装部材)
41 開口

Claims (3)

  1. 互いに束ねられた複数の電線を備えたワイヤハーネスにおいて、
    弾性材料で構成されて一端部が塞がれた筒状に形成されて、前記電線の長手方向に沿って配されかつ潰された状態で前記電線とともに束ねられ、他端部側の開口から内側に気体が供給されると膨らむ筒状部材を備えたことを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記筒状部材が、前記複数の電線の中心部に配されたことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 互いに束ねられた複数の電線を備えたワイヤハーネスを被配索部から取り外すワイヤハーネスの取り外し方法において、
    弾性材料で構成されて一端部が塞がれた筒状の筒状部材を前記電線の長手方向に沿って配しかつ潰した状態で前記電線とともに束ねておき、前記筒状部材の他端部側の開口から内側に気体を供給して前記筒状部材を膨らませて、前記電線の外周に取り付けられて当該ワイヤハーネスを前記被配索部に固定する外装部材を破壊することを特徴とするワイヤハーネスの取り外し方法。
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