JP2009099356A - ケーブル構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の配線を束ねて構成されたケーブル構造において、各配線が破断した際に、各配線の芯線同士が接触することを抑制することができるケーブル構造を提供する。
【解決手段】ケーブル構造は、電流が流れるU相ケーブル121用芯線、U相ケーブル121用芯線を覆う第1被覆部、および他の部分より小さい張力で破断可能とされた接続部141を含むU相ケーブル121と、電流が流れる第2配線用芯線、第2配線用芯線を覆う第2被覆部、および他の部分より小さい張力で破断可能とされた接続部142を含むV相ケーブル122とを備え、接続部141と接続部142とが離れて設けられた。
【選択図】図4
【解決手段】ケーブル構造は、電流が流れるU相ケーブル121用芯線、U相ケーブル121用芯線を覆う第1被覆部、および他の部分より小さい張力で破断可能とされた接続部141を含むU相ケーブル121と、電流が流れる第2配線用芯線、第2配線用芯線を覆う第2被覆部、および他の部分より小さい張力で破断可能とされた接続部142を含むV相ケーブル122とを備え、接続部141と接続部142とが離れて設けられた。
【選択図】図4
Description
本発明は、ケーブル構造に関する。
従来のケーブル構造に関して、たとえば、特開平7−163040号公報には、弱体部が形成されたケーブルが記載されている。このケーブルは、芯線の表面を覆うシールド線および外側被覆とが一定長さ除去されて形成された外側除去部を備えており、この外側除去部では、芯線がシールド線および外側被覆から露出している。そして、この外側除去部を懸架するようにソフトケーブル保護チューブが嵌合され、さらに、このソフト保護チューブおよびその近傍に位置する外側被覆を覆うように熱収縮チューブが設けられている。そして、シールド線および外側被覆から露出した芯線と、ソフト保護チューブと、熱収縮チューブとによって弱体部が形成されている。
このケーブルにおいては、一定の張力が加わると、他の部分より先行して、弱体部が破断するようになっている。
また、特開2000−287331号公報には、電線やワイヤーハーネスを差し入れるスリット部が形成された電線被覆保護用チューブが記載されている。この電線被覆保護用チューブにおいては、スリット部を形成する一端側のエッジ部および他端側のエッジ部に、それぞれ二色成形法でゴムの緩衝体が形成されている。この電線被覆保護用チューブでは、スリットのエッジ部による擦れのよる異音発生の抑制や、収容電線の飛び出しなどの抑制が図られている。
特開平6−153319号公報には、電気自動車用ケーブルコネクタが記載されており、この電気自動車用ケーブルコネクタは、バッテリキャリアに接続されたバッテリ側コネクタと、車体に固定された車体側コネクタとを備えている。そして、バッテリキャリアが車体前方側に変位した際に、バッテリ側コネクタと車体側コネクタとの接続が外れることで、ケーブルが破断することが抑制されている。
特開2005−104386号公報には、駆動装置に接続された通電ケーブルを予め曲げておくことで、伸び代を設けておき、衝突時の駆動装置等が移動する際に、通電ケーブルの断線や損傷の抑制が図られたハイブリッド車両が記載されている。
特開平7−163040号公報
特開2000−287331号公報
特開平6−153319号公報
特開2005−104386号公報
一般的に、複数のケーブルを束ねて1つのケーブル束を構成することは良く行われているが、特開平7−163040号公報に記載されたケーブルを束ねてケーブル束を形成した場合に、ケーブル束に張力が加えられると、各ケーブル内の芯線が外部に露出して、各芯線同士が接触するおそれがある。
特に、このケーブルに形成された弱体部は、シールド線および外側被覆とが一定長さ除去されることで形成されており、他の部分と比較して、強度上大きな差がなく、ケーブルに張力が加わった際に、必ずしも弱体部で芯線が破断するとは限らないものとなっている。このため、複数のケーブルを束ねた際には、各ケーブルが同様の位置で破断することで、各芯線同士が接触するおそれがある。
特開2000−287331号公報に記載された電線被覆保護用チューブにおいては、チューブ内に複数の配線を挿入した場合には、電線被覆保護用チューブおよび各配線が引っ張られ、各配線が破断した際に、各配線の芯線が露出し、互いに接触するおそれがある。
特開平6−153319号公報に記載された電気自動車用ケーブルコネクタにおいては、バッテリ側コネクタと車体側コネクタとの接続が外れることで通電ケーブルの保護が図られているが、通電ケーブルが破断したときには、通電ケーブル内の芯線が被覆膜から露出して、外部に露出する。そして、複数の配線がバッテリ側コネクタや車体側コネクタに接続されている場合には、各配線の芯線同士が接触して、互いに接触するおそれがある。
特開2005−104386号公報に記載されたハイブリッド車両においては、たとえば、車両の衝突時等において、駆動装置等の変位量が通電ケーブルの伸び代よりも大きい場合には、通電ケーブルを構成する複数の配線が破断して、外部に露出した各配線の芯線同士が接触するおそれがある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、複数の配線を束ねて構成されたケーブル構造において、各配線が破断した際に、各配線の芯線同士が接触することを抑制することができるケーブル構造を提供することである。
本発明に係るケーブル構造は、1つの局面では、電流が流れる第1配線用芯線、第1配線用芯線を覆う第1被覆部、および他の部分より小さい張力で破断可能とされた第1脆弱部を含む第1配線と、電流が流れる第2配線用芯線、第2配線用芯線を覆う第2被覆部、および他の部分より小さい張力で破断可能とされた第2脆弱部を含む第2配線とを備える。そして、上記第1脆弱部と第2脆弱部とが離れて設けられる。
好ましくは、上記第1配線用芯線は、第1芯線部と、該第1芯線部と別体に設けられた第2芯線部とを含み、第1脆弱部は、第1芯線部と第2芯線部との接続部分とされる。さらに、上記第2配線用芯線は、第3芯線部と、該第3芯線部と別体に設けられた第4芯線部とを含み、第2脆弱部は、第3芯線部と第4芯線部との接続部分とされる。
好ましくは、ケーブル構造は、上記第1芯線部と第2芯線部とを接続する筒状の第1導電性接続部材と、第3芯線部と第4芯線部とを接続する筒状の第2導電性接続部材とをさらに備える。さらに、上記第1導電性接続部材の一方の端部に第1芯線部の端部が挿入されると共に他方の端部に第2芯線部の端部が挿入され、第1導電性接続部材のうち、第1および第2芯線部が位置する部分が潰されることで、第1導電性接続部材に第1および第2芯線部が接続さる。そして、上記第2導電性接続部材の一方の端部に第3芯線部の端部が挿入されると共に他方の端部に第4芯線部の端部が挿入され、第2導電性接続部材のうち、第3および第4芯線部が位置する部分が潰されることで、第2導電性接続部材に第3および第4芯線部が接続される。
好ましくは、ケーブル構造は、第1芯線部の端部と第2芯線部の端部との接続部、第1芯線部の端部、および第2芯線部の端部を覆う絶縁性の第3被覆部と、第3芯線部の端部と第4芯線部の端部との接続部、第3芯線部の端部、および第4芯線部の端部を覆う絶縁性の第4被覆部とをさらに備える。上記第3被覆部は、互いに接触する第1芯線部の一方の端部と第2芯線部の一方の端部との境界部に沿って形成された第1薄肉部を含み、第4被覆部は、互いに接触する第3芯線部の一方の端部と第4芯線部の一方の端部との境界部に沿って形成された第2薄肉部を含む。好ましくは、ケーブル構造は、第1配線および第2配線を覆う外層被覆部をさらに備え、外層被覆部は、蛇腹状に形成され、該外層被覆部の延材方向に伸縮可能とされる。
本発明に係るケーブル構造によれば、ケーブルが破断した際に、ケーブルを形成する配線の芯線同士が接触することを抑制することができる。
本実施の形態に係るケーブル構造について、図1から図11を用いて説明する。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態1において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態1において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
(実施の形態1)
図1は、ハイブリッド自動車に搭載された高電圧システムのブロック図である。この発明の実施の形態におけるケーブル構造は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能な2次電池(バッテリ)とを動力源とするハイブリッド自動車に適用されている。
図1は、ハイブリッド自動車に搭載された高電圧システムのブロック図である。この発明の実施の形態におけるケーブル構造は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能な2次電池(バッテリ)とを動力源とするハイブリッド自動車に適用されている。
図1を参照して、ハイブリッド自動車には、バッテリ151と、モータとしてのモータジェネレータ152と、電力制御装置としてのPCU(power control unit)161とが搭載されている。PCU161は、昇圧コンバータ163およびインバータ162を内蔵する。
バッテリ151と昇圧コンバータ163との間は、ケーブル183により接続されている。昇圧コンバータ163とインバータ162との間は、PCU161の内部でケーブル184により接続されている。ケーブル183およびケーブル184は、プラスケーブルとマイナスケーブルとから構成されている。インバータ162とモータジェネレータ152との間は、ケーブル120により接続されている。ケーブル120は、U相、V相、W相の3相ケーブルから構成されている。ケーブル120は、エンジンルーム113内の空間に露出している。
図2は、ハイブリッド自動車を示す平面図である。図1および図2を参照して、ハイブリッド自動車には、エンジンルーム113が形成されている。エンジンルーム113には、エンジン111が収容されている。エンジンルーム113は、車両前方に形成されている。エンジンルーム113は、フロントバンパ116とダッシュボードパネル117との間に形成されている。ダッシュボードパネル117は、エンジンルーム113と車両室内との間を区画している。
エンジンルーム113には、PCU161およびモータジェネレータ152が収容されている。モータジェネレータ152は、エンジン111と一体となって配置されている。PCU161とモータジェネレータ152とは、互いに距離を隔てて配置されている。PCU161とモータジェネレータ152とは、車両前後方向にずれて配置されている。PCU161は、モータジェネレータ152よりも車両前方に配置されている。PCU161は、フロントバンパ116に隣り合って配置されている。PCU161とモータジェネレータ152とは、車両幅方向にずれて配置されている。PCU161は、ハイブリッド自動車のサイドボディ118に隣り合って配置されている。
モータジェネレータ152は、エンジン111の出力を補助し、車両の駆動力を高める働きをしたり、減速時に、回生ブレーキによる発電を行なったりする。バッテリ151は、発進時、加速時、登坂時などに、モータジェネレータ152に電力を供給したり、減速時に、モータジェネレータ152で回生発電した電力を蓄えたりする。バッテリ151は、充放電可能な電池であれば特に限定されず、たとえば、ニッケル水素電池であってもよいし、リチウムイオン電池であってもよい。
バッテリ151は、たとえば、車両後方に設けられたラゲージルームに配置されている。バッテリ151は、フロントシートやリヤシートの下、フロントシートの運転席と助手席との間に設置されたセンターコンソールの下等に配置されてもよい。車両が3列シートの場合には、バッテリ151は、セカンドシートやサードシートの下に配置されてもよい。
昇圧コンバータ163は、バッテリ151からインバータ162への入力電力を昇圧したり、インバータ162からバッテリ151への入力電圧を降圧したりする。インバータ162は、昇圧コンバータ163で昇圧された直流電流を、モータ駆動用の交流電流に変換したり、モータジェネレータ152で発電された交流電流を、バッテリ151に充電するための直流電流に変換したりする。
昇圧コンバータ163による昇圧後の電流、つまりケーブル120および184に流れる電流は、450V以上の電圧を有する。なお、昇圧コンバータ163による昇圧後の電流は、650V以上の電圧としてもよい。バッテリ151と昇圧コンバータ163との間に流れる電流、つまりケーブル183に流れる電流は、200V以上の電圧を有する。
図3は、ケーブル120の断面図であり、ケーブル120の延在方向に対して垂直な断面における断面図である。また、図4は、ケーブル120の側断面図である。この図3および図4に示すように、ケーブル120は、U相ケーブル121と、V相ケーブル122と、W相ケーブル123と、U相ケーブル(第1配線)121、V相ケーブル(第2配線)122およびW相ケーブル123の周囲に設けられた編組138と、これらを収容する管状の外層被覆管137とを備えている。
U相ケーブル121は、単位配線部221と、接続部141にて単位配線部221に接続された単位配線部222とによって形成されている。V相ケーブル122は、単位配線部223と、接続部142にて単位配線部223に接続された単位配線部224とによって形成されている。W相ケーブル123は、単位配線部225と、接続部143にて単位配線部225に接続された単位配線部226とによって形成されている。
図5は、接続部141およびその近傍を示す側断面図である。この図5に示すように、U相ケーブル121は、単位配線部221と、単位配線部222と、単位配線部221一方の端部および単位配線部222の一方の端部を接続するカシメ部材205とを備えている。
単位配線部221は、電流が流れる単位芯線200と、単位芯線200の表面を覆うように形成された単位被覆線202とを備えている。単位被覆線202は、金属から形成されており、たとえば、鉄や銅等が採用されている。単位被覆線202は、絶縁被膜であって、たとえば、ポリエチレン(PE)やポリアミド(PA)等から形成されている。
単位芯線200の一方の端部210は、単位被覆線202の端部から突出しており、単位被覆線202から露出している。また、単位配線部222の一方の端部211は、単位被覆線203の端部から突出しており、単位被覆線203から露出している。
そして、単位芯線200の端部210と単位芯線201の端部211とは、金属から形成され、導電性のカシメ部材205によって接続されている。筒状に形成されたカシメ部材205の一方の端部には、端部210が接続されており、カシメ部材205の他方の端部には、端部211が接続されている。これにより、単位芯線200と単位芯線201とが電気的に接続されている。そして、このカシメ部材205の外表面上には、絶縁被膜204が設けられている。この絶縁被膜204は、たとえば、熱収縮チューブから形成されており、カシメ部材205を覆うように装着した後に、熱を加えることで、カシメ部材205の表面に密着するようにして形成されている。
このように、接続部141は、単位芯線200の端部210と、単位芯線201の端部211と、カシメ部材205と、絶縁被膜204とによって形成されている。
端部210と端部211とを接続するには、筒状のカシメ部材205に各端部210および端部211を挿入する。その後、カシメ部材205のうち、端部210が位置する部分と、端部211が位置する部分をペンチ等で潰して、カシメ部材205に単位芯線200と単位芯線201とを接続する。ペンチ等でカシメ部材205の端部を変形させる際に、カシメ部材205の変形量を調整することで、カシメ部材205と端部210,211との係合力を調整することができ、U相ケーブル121に張力が加えられたときに、接続部141以外の部分が破断する前に、カシメ部材205から端部210または端部211が脱落するように調整することができ、他の部分が破断することを抑制することができる。
このように、カシメ部材205と、端部210,211との係合力を調整することで、端部210または端部211をカシメ部材205から引き抜く際に要する張力は、U相ケーブル121のうち、接続部141以外の部分を破断するために要する張力よりも小さくなっている。
そして、U相ケーブル121に張力が加えられたときには、U相ケーブル121のうち、接続部141以外の部分が破断する前に、接続部141における単位配線部221と単位配線部222との接続状態を解除可能とされており、接続部141は、他の部分より小さな張力で破断可能な脆弱部とされている。
さらに、図4に示す接続部142も接続部141と同様に構成されている。そして、単位配線部223の単位被覆線から突出する単位配線部223の単位芯線の一方の端部と、単位配線部224の単位被覆線から突出する単位配線部224の単位芯線の一方の端部とが、カシメ部材によって接続されている。カシメ部材の表面は、絶縁部材によって覆われている。このカシメ部材に、単位配線部223の単位芯線および単位配線部224の単位芯線を接続する際においても、カシメ部材の一方の端部に単位配線部223の単位芯線の端部を挿入し、さらに、他方の端部に単位配線部224の単位芯線の端部を挿入する。その後、カシメ部材のうち、単位配線部224の単位芯線が位置する部分と、単位配線部223の単位芯線が位置する部分とを潰すことで、カシメ部材に、単位配線部224の単位芯線および単位配線部223の単位芯線を接続する。
このように、接続部142は、カシメ構造とされているので、V相ケーブル122に張力が加わると、V相ケーブル122のうち、接続部142以外の部分が破断する前に、接続部142における接続状態が解除される。このように、接続部142は、V相ケーブル122のうち、接続部142以外の部分よりも小さい張力で破断可能な脆弱部とされている。
また、図4に示す接続部143も、接続部141と同様に構成されている。そして、単位配線部225の単位被覆線から突出する単位配線部225の単位芯線の一方の端部と、単位配線部226の単位被覆線から突出する単位配線部226の単位芯線の一方の端部とが、カシメ部材によって接続されており、このカシメ部材の表面も、絶縁被膜によって覆われている。
そして、接続部143は、カシメ構造とされているので、W相ケーブル123に張力が加わると、W相ケーブル123のうち、接続部143以外の部分が破断する前に、接続部143における接続状態が解除される。このように、接続部143も、W相ケーブル123のうち、他の部分より小さい張力で破断可能な脆弱部とされている。
ここで、U相ケーブル121の接続部141と、V相ケーブル122の接続部142と、W相ケーブル123の接続部143とは、ケーブル120の延在方向に互いに離れるように配置されている。なお、この図4に示す例においては、各接続部141,142,143は、等間隔に配置されているが、これに限られず、ケーブル120の配設状態に合わせて適宜変更してもよい。
外層被覆管137としては、コルゲートチューブが採用されており、ポリプロピレン(polypropylene)等の絶縁材料から構成されている。この外層被覆管137は、蛇腹状に形成されており、外層被覆管137の延在方向に伸縮可能とされている。
上記のように構成されたケーブル120によって、PCU161とモータジェネレータ152とを接続した状態で、たとえば、ハイブリッド自動車に他の車両等が衝突した際に、PCU161がモータジェネレータ152から離れるように変位する場合がある。図6は、PCU161がモータジェネレータ152から離れるように変位したときのケーブル120の状態を示す側断面図である。この図6および図1において、PCU161がモータジェネレータ152から離れるように変位することで、モータジェネレータ152とPCU161との間の距離が大きくなり、ケーブル120が引き伸ばされ、ケーブル120に張力が加えられる。
そして、ケーブル120に所定以上の張力が加えられると、相ケーブル121,122,123においては、接続部141,142,143以外の部分が破断する前に、接続部141,142,143における接続状態が解除される。
この際、接続部141と接続部142と接続部143とは互いに離れて設けられているため、単位配線部221,222の単位芯線の端部と、単位配線部223,224の単位芯線の端部と、単位配線部225,226の単位芯線の端部とが互いに接触することが抑制されている。
このように、各相ケーブル121,122,123において、脆弱部を予め形成し、各相ケーブル121,122,123の脆弱部をずらして配置することで、内部短絡が生じることを抑制することができる。
さらに、各相ケーブル121,122,123の周囲には、編組138が設けられているため、各相ケーブル121,122,123が破断した後においても、編組138が各単位配線部221,222,223,224,225,226を支持し、各単位配線部221,222,223,224,225,226の姿勢が保たれ易くなっている。
これにより、たとえば、単位配線部221の端部と単位配線部223の端部とが近接するように、単位配線部221および単位配線部223が屈曲することが抑制され、各単位配線部221,223同士が接触することが抑制されている。
また、外層被覆管137は、外層被覆管137の延在方向に伸縮可能とされているので、PCU161が変位して、モータジェネレータ152との間の距離が大きくなったとしても、外層被覆管137は伸びて、破断することが抑制されている。
このように外層被覆管137が破断されることが抑制されているので、外層被覆管137内で各相ケーブル121,122,123が接続部141,142,143にて破断したとしても、各単位配線部221,222,223,224,225,226の単位芯線部が外部に露出することを抑制することができ、車両搭載機器や車両本体と各単位芯線部とが短絡することを抑制することができる。
なお、本実施の形態1においては、上述のようにケーブル120について適用した例について説明したが、これに限られず、他のケーブル183やケーブル184にも適用することができる。
(実施の形態2)
図7から図11および適宜図2を用いて、本発明の実施の形態2に係るケーブル120Aについて説明する。なお、図7から図11において、上記図1から図6に示された構成と同一または相当する構成については、同一の符号を付して省略する。
図7から図11および適宜図2を用いて、本発明の実施の形態2に係るケーブル120Aについて説明する。なお、図7から図11において、上記図1から図6に示された構成と同一または相当する構成については、同一の符号を付して省略する。
図7は、本発明の実施の形態2に係るケーブル120Aの側断面図である。この図7に示すように、ケーブル120Aは、単位配線部251と単位配線部252とが接続部241にて接続されて形成されたU相ケーブル121と、単位配線部253と単位配線部254とが接続部242にて接続されて形成されたV相ケーブル122と、単位配線部255と単位配線部256とが接続部243にて接続されて形成されたW相ケーブル123とを備えている。さらに、ケーブル120Aは、各相ケーブル121,122,123を収容する外層被覆管137を備えている。
そして、本実施の形態2においても、上記実施の形態1に係るケーブル構造と同様に、各接続部241,242,243は、各相ケーブル121,122,123の延在方向にずれるように配置されている。
図8は、接続部241およびその周囲の側断面図であり、図9は、接続部241およびその周囲の側面図である。
図8において、単位配線部251は、金属製の単位芯線260と、この単位芯線260の表面を覆うように形成された単位被覆線262とを備えており、単位芯線260の先端部285が単位被覆線262から突出している。先端部285の端面284には、突出部281が形成されており、端面284は、階段状に形成されている。
また、単位配線部252も、金属製の単位芯線261と、この単位芯線261の表面を覆うように形成された単位被覆線263とを備えており、単位芯線261の先端部286が単位被覆線263から突出している。先端部286の端面283には、突出部282が形成されており、端面283は階段状に形成されている。
そして、突出部281と突出部282とが互いに係合するように、単位芯線260の先端部285と、単位芯線261の先端部286とが接続されている。
先端部285および先端部286の周面には、接着剤270が塗布されており、この接着剤270によって、接続被覆材271が接着されている。この接続被覆材271は、絶縁材料から形成されており、先端部285および先端部286の全周面を覆うように筒状に形成されている。
そして、接続被覆材271の外表面には、溝部が形成され、他の部分よりも厚みが薄くされた薄肉部272が形成されている。この薄肉部272は、端面284および端面283の境界線に沿って延びている。
このように、接続部241は、単位芯線260の先端部285と、先端部285に接触接続される単位芯線261の先端部286と、接着剤270と、接続被覆材271とによって形成されている。
接続部241は、元々別体の単位芯線260と単位芯線261とを接続しているため、単位芯線260,261を破断するときに要する張力より小さな張力で、単位芯線260と単位芯線261との接続状態を解除することができる。すなわち、U相ケーブル121に所定以上の張力が加えられると、接続部241以外の部分が破断する前に、接続部241における接続状態が解除され、U相ケーブル121が分断される。
単位芯線260の突出部281は、単位芯線261の端面284に形成された段部にはめ込まれ、単位芯線261の突出部282は、単位芯線260の端面283に形成された段部にはめ込まれており、単位芯線260と単位芯線261との接触面積が確保されている。このため、ハイブリッド自動車の走行時等において、U相ケーブル121に揺れ等が生じたとしても、単位芯線260と単位芯線261との接触が確保されており、モータジェネレータとPCUとの間で電力の授受を行うことができる。
特に、各突出部281,282は、U相ケーブル121の延在方向に向けて突出しているので、単位芯線260と単位芯線261とがU相ケーブル121の延在方向にずれるような場合が生じたとしても、単位芯線260と単位芯線261との接触を確保することができ、通電状態を維持することができる。なお、各単位芯線260および単位芯線261の先端部の形状は、上記のような形状に限られない。
なお、図7に示す他の接続部242および接続部243も上記接続部241と同様に形成されている。接続部242は、単位配線部253の単位芯線の先端部と、単位配線部253の単位芯線の先端部に接触接続される単位配線部254の単位芯線の先端部と、各単位芯線の先端部を覆うように配置された接続被覆材と、この接続被覆材を各単位芯線の周面に接着させる接着剤とによって形成されている。また、接続部243は、単位配線部255の単位芯線の先端部と、単位配線部256の単位芯線の先端部に接触接続される単位配線部256の単位芯線の先端部と、各単位芯線の先端部を覆うように配置された接続被覆材と、この接続被覆材を各単位芯線の周面に接着させる接着剤とによって形成されている。
図10は、接続部241における接続状態が解除されたときの様子を示す接続部241の斜視図であり、図11は、接続部241が破断したときの先端部285の斜視図である。図10に示すように、U相ケーブル121に張力が加えられると、接続部241において、単位芯線260と単位芯線261とが分離して、U相ケーブル121が破断される。本実施の形態においては、単位芯線260と単位芯線261とが接触接合されており、他の部分より小さい張力で分離可能とされており、当該接続部241がU相ケーブル121の脆弱部となっている。なお、V相ケーブル122においては、接続部242が脆弱部とされており、W相ケーブル123においては、接続部243が脆弱部とされている。
ここで、単位配線部251と単位配線部252の接続が接続部241にて解除される際には、図9に示す薄肉部272が破断する。
薄肉部272にて、接続被覆材271が破断することにより、先端部285の周面は、接続被覆材271が分割されて形成された分割接続被覆材291によって覆われる。さらに、単位芯線261の先端部286の周面も、接続被覆材271が分割されて形成された分割接続被覆材292によって覆われる。この際、薄肉部272は、各端面284,283の形状に沿って形成されているため、先端部285の周面は、分割接続被覆材291によって覆われ、さらに、先端部286の周面も分割接続被覆材292によって覆われている。
そして、図11に示すように、薄肉部272が引っ張られると、薄肉部272が延び、その後、破断することで、端面284の少なくとも一部を薄肉部272が覆う。
このように、接続部241にてU相ケーブル121が破断した際に、単位芯線260の先端部285の表面は、分割接続被覆材291によって略前面が覆われることなる。特に、薄肉部272は、接続被覆材271の表面に形成された溝部によって、その溝部の内径側に形成されており、先端部285および先端部286の周囲に位置している。
このように、薄肉部272が接続被覆材271の内径側に形成されているので、伸ばされて、破断した薄肉部272が端面284を覆い易くなっている。同様に、単位芯線261の先端部286の表面も、接続被覆材271が分割されて形成された分割接続被覆材292によってその殆どが覆われる。
これにより、接続部241にてU相ケーブル121が破断した場合においても、各先端部285および先端部286の絶縁性が確保されやすく、各先端部285,286が直接他の部材と接触することを抑制することができる。
なお、他の接続部242および接続部243においても、同様に破断した後においても、各単位芯線の先端部の絶縁性が確保されやすくなっており、各先端部が他の部材と直接接触することを抑制することができる。
また、各接続部241,242,243は、互いに離れて設けられており、各接続部241,242,243にて各相ケーブル121,122,123が破断したとしても、各単位配線部221,222,223,224,225,226の先端部同士が接触することが抑制されている。
さらに、本実施の形態2においても、各相ケーブル121,122,123を収容する外層被覆管137が設けられており、各接続部241,242,243にて各相ケーブル121,122,123が破断しても、各単位芯線の先端部が、車両搭載機器や車両本体と接触することが抑制されており、外部部材と短絡することを抑制することができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。さらに、上記数値などは、例示であり、上記数値および範囲にかぎられない。
本発明は、ケーブル構造に適用することができ、特に車両に搭載された車両搭載機器同士を接続するケーブル構造に好適である。
111 エンジン、113 エンジンルーム、116 フロントバンパ、117 ダッシュボードパネル、118 サイドボディ、120 ケーブル、121 U相ケーブル、122 V相ケーブル、123 W相ケーブル、131,133,135 被覆線、132,134,136 芯線、137 外層被覆管、141,142,143 接続部、151 バッテリ、161 PCU、162 インバータ、163 昇圧コンバータ、183 ケーブル、184 ケーブル、200,201 単位芯線、202,203 単位被覆線、204 絶縁被膜、205 カシメ部材、271 接続被覆材、272 薄肉部。
Claims (5)
- 電流が流れる第1配線用芯線、前記第1配線用芯線を覆う第1被覆部、および他の部分より小さい張力で破断可能とされた第1脆弱部を含む第1配線と、
電流が流れる第2配線用芯線、前記第2配線用芯線を覆う第2被覆部、および他の部分より小さい張力で破断可能とされた第2脆弱部を含む第2配線とを備え、
前記第1脆弱部と前記第2脆弱部とが離れて設けられた、ケーブル構造。 - 前記第1配線用芯線は、第1芯線部と、該第1芯線部と別体に設けられた第2芯線部とを含み、前記第1脆弱部は、前記第1芯線部と前記第2芯線部との接続部分とされ、
前記第2配線用芯線は、第3芯線部と、該第3芯線部と別体に設けられた第4芯線部とを含み、前記第2脆弱部は、前記第3芯線部と前記第4芯線部との接続部分とされた、請求項1に記載のケーブル構造。 - 前記第1芯線部と前記第2芯線部とを接続する筒状の第1導電性接続部材と、
前記第3芯線部と前記第4芯線部とを接続する筒状の第2導電性接続部材とをさらに備え、
前記第1導電性接続部材の一方の端部に前記第1芯線部の端部が挿入されると共に他方の端部に前記第2芯線部の端部が挿入され、前記第1導電性接続部材のうち、前記第1および第2芯線部が位置する部分が潰されることで、前記第1導電性接続部材に前記第1および第2芯線部が接続され、
前記第2導電性接続部材の一方の端部に前記第3芯線部の端部が挿入されると共に他方の端部に前記第4芯線部の端部が挿入され、前記第2導電性接続部材のうち、前記第3および第4芯線部が位置する部分が潰されることで、前記第2導電性接続部材に前記第3および第4芯線部が接続された、請求項2に記載のケーブル構造。 - 前記第1芯線部の端部と前記第2芯線部の端部との接続部、前記第1芯線部の端部、および前記第2芯線部の端部を覆う絶縁性の第3被覆部と、
前記第3芯線部の端部と前記第4芯線部の端部との接続部、前記第3芯線部の端部、および前記第4芯線部の端部を覆う絶縁性の第4被覆部とをさらに備え、
前記第3被覆部は、互いに接触する第1芯線部の前記一方の端部と前記第2芯線部の前記一方の端部との境界部に沿って形成された第1薄肉部を含み、
前記第4被覆部は、互いに接触する第3芯線部の前記一方の端部と前記第4芯線部の前記一方の端部との境界部に沿って形成された第2薄肉部を含む、請求項2に記載のケーブル構造。 - 前記第1配線および前記第2配線を覆う外層被覆部をさらに備え、前記外層被覆部は、蛇腹状に形成され、該外層被覆部の延材方向に伸縮可能とされた、請求項1から請求項4のいずれかに記載のケーブル構造。
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