JP2011043558A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中間転写ベルト2を挟んで二次転写対向ローラ5と二次転写ローラ8とを対向させた二次転写ニップに用紙19を突入させて転写をおこなう。この際、二次転写ニップ下流側張架面たるテンション制御領域T2の張力を制御する張力制御手段28を設け、二次転写ローラ8の変位に連動して張力制御手段28がテンション制御領域T2の張力を制御する。
【選択図】図9
Description
前記トナー像担持ベルトが前記複数の張架ローラに張架されることによって形成される複数の張架面のうち、前記トナー像担持ベルトの移動方向上流側端部が前記転写ニップとなる張架面である転写ニップ下流側の前記トナー像担持ベルトの張力を制御する張力制御手段を設け、前記転写ローラの変位に連動して前記張力制御手段が前記トナー像担持ベルトの張力を制御することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、前記転写ローラの変位情報を計測する転写ローラ変位情報計測手段と、前記転写ローラ変位情報計測手段により計測された変位情報に基づき前記張力制御手段を駆動する駆動司令手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の画像形成装置において、前記張力制御手段は、前記トナー像担持ベルトの前記転写ニップ下流側張架面に対して屈曲させるように付勢する付勢ローラと、前記付勢ローラの軸を回転自在に支持する軸受部と、前記軸受部を前記転写ニップ下流側張架面に対して直交する方向に移動させる変位手段とを備え、前記駆動司令手段が前記転写ローラ変位情報計測手段により計測された転写ローラの変位情報を基に生成する目標値に基づいて前記張力制御手段の変位手段を動作させることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、前記トナー像担持ベルトの前記転写ニップ下流側張架面に対して屈曲させるように付勢する第二の付勢ローラを設けたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項3または4の画像形成装置において、前記張力制御手段を構成する付勢ローラの変位情報を計測する付勢ローラ変位情報計測手段を備え、前記駆動司令手段は前記転写ローラ変位情報計測手段により計測された転写ローラの変位情報を基に生成する目標値に対して、前記付勢ローラ変位情報計測手段により計測された付勢ローラの変位情報をフィードバックして、前記張力制御手段を駆動することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかの画像形成装置において、前記転写ニップ近傍に設けられ、前記トナー像担持ベルトまたはシート状部材を加熱する加熱手段を有し、前記転写ニップで前記トナー像担持ベルト上のトナー像をシート状部材に転写すると同時に定着するように構成したことを特徴とするものである。
図1は、本画像形成装置を示す要部構成図である。同図において、本画像形成装置は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット100Y,C,M,Kを備えている。また、機内で記録シートを搬送するための複数のガイド板等からなる用紙搬送路、レジストローラ対9、定着装置15、光書込ユニット(不図示)、転写ユニット50、なども備えている。
用紙19が二次転写ニップに突入する際、中間転写ベルト2の感光体1Y,C,M,Kに当接する領域(以下、一次転写領域という)を張架する駆動ローラ3、従動ローラ7は、図2に示すような速度変動が発生する。このような現象は特に厚紙通紙時(ここでは連量220[kg]紙、坪量256[g/m2]紙以上を想定している)により顕著に見られる現象である。
用紙先端の二次転写ニップ突入時に発生した一次転写ニップにおける転写位置ずれを含むトナー像は、一次転写ニップから二次転写ニップまでの距離をLとすると、用紙先端からLの位置で用紙19に転写または転写・定着される。このため、排紙される用紙19上の最終画像は図3に示すように、用紙先端からLの位置に正常な画像の部分I1よりも色が薄い部分I2や色が濃い部分I3という局所的な濃度ムラをもった画像となる。
なお、複数色の画像形成を行った場合は、各色で一次転写ニップから二次転写ニップまでの距離が異なるため、各色で紙先端から濃度ムラまでの距離Lが異なる画像となって出力される。
このように、用紙突入時に発生する一次転写部における転写位置ずれを防ぐには、用紙突入時における駆動ローラ3、従動ローラ7の速度変動を抑制する必要がある。この駆動ローラ3、従動ローラ7の速度変動がどのようなメカニズムで発生するのかについて以下に述べる。
このように、本実施形態の画像形成装置は、本ニップ部、プレニップ部を有する構成であるため、駆動ローラ3、従動ローラ7の速度変動は、大きく分けて以下の3つの変動から成り立っている。
図4は、用紙19がプレニップ部に突入した際に生じる速度変動の説明図である。
用紙先端がプレニップ部に突入すると、中間転写ベルト2の転写ニップ上流側張架面である二次転写対向ローラ5と入口ローラ4との張架領域(以下、プレニップ領域T3という)が内側に押される。中間転写ベルト2のプレニップ領域が、内側に押されると、プレニップ領域T3の用紙先端との当接部より中間転写ベルト移動方向上流側の部分が、図4(b)に示すように、ベルト移動方向へ引っ張れる。その結果、図4(b)に示すように、入口ローラ4には、ベルト移動方向と同方向に引っ張る力I2が働き、入口ローラ4に回転方向と同方向のトルクE2が働く。その結果、入口ローラ4が加速する。また、図4(a)の矢印F(2)に示すように、ベルト移動方向と同方向に引っ張る力I2は、中間転写ベルト2を介して駆動ローラ3に伝達され、駆動ローラ3に回転方向と同方向のトルクがかかり、図4(c)で、太線で示すように、駆動ローラ3が加速される。そして、最終的には、図4(a)の矢印F(2)に示すように、ベルト移動方向と同方向に引っ張る力I2が中間転写ベルト2を介して従動ローラ7にまで伝達される。その結果、図4(c)の太線で示すように、従動ローラ7が加速される。
図5は、用紙先端が二次転写ニップたる本ニップ部に突入した際に生じる速度変動の説明図である。
用紙19先端が本ニップ部に突入することによる速度変動は、用紙19の先端が本ニップ部に突入する際に用紙19の先端が二次転写ローラ8を押し下げることによって二次転写対向ローラ5が減速する現象である。
ここで、二次転写対向ローラ5が減速するメカニズムについて図6を用いて説明する。
図6に示すように、用紙19の先端が、本ニップ部へ進入するためには、用紙19の先端が、二次転写ローラ8を用紙19の厚さ相当分押し下げる必要がある。二次転写ローラ8は、上述したように、付勢コイルバネ10bにより図中矢印A方向に付勢されている。二次転写ローラ8を押し下げるには、用紙19の先端が二次転写ローラ8を押し下げる力(図中の矢印B)が、付勢コイルバネ10bの付勢力を上回る必要がある。用紙19の先端の押し下げる力Bは、用紙先端を図中右側へ搬送する搬送力であり、その搬送力は、二次転写対向ローラ5の回転駆動力Cである。すなわち、用紙19の先端が二次転写ローラ8に当接したとき、二次転写対向ローラ5には、ベルトを搬送するためのトルクに他に、用紙先端が二次転写ローラ8を押し下げるのに必要なトルクが生じる。その結果、図5(b)に示すように二次転写対向ローラ5の回転負荷(図中矢印D1)が増加し、二次転写対向ローラ5が減速する。なお、本実験においては、二次転写ローラ8を回転駆動させている。このため、二次転写ローラ8の回転駆動力も用紙19の先端が二次転写ローラ8を押し下げる力として働き、二次転写対向ローラ5のみで二次転写ローラ8を押し下げるものに比べて、二次転写対向ローラ5にかかるトルクは、減少されている。
図7は、用紙先端本ニップ突入後における中間転写ベルト2のプレニップ領域T3の戻りによる変動の説明図である。
これは、図7(b)に示すように、用紙先端が二次転写ローラ8を押し下げて、本ニップ部へ突入すると、これまで用紙19の先端によって、内側へ押し込まれていた中間転写ベルト2のプレニップ領域T3が元に戻る。その結果、上記(1)プレニップ部突入による速度変動とは逆の現象が発生する。すなわち、プレニップ領域T3の用紙先端がベルトを押していた位置よりも、ベルト移動方向下流側では、ベルト移動方向と同方向にベルトを押し込むような力G1が発生する。一方、プレニップ領域T3の用紙先端がベルトを押していた位置よりも、ベルト移動方向上流側では、ベルト移動方向と逆方向にベルトを押し込むような力G2が発生するのである。ベルト移動方向と逆方向にベルトを押し込む力G2は、図7(a)の矢印F(6)に示すように、中間転写ベルト2を介して、入口ローラ4、駆動ローラ3に伝達される。入口ローラ4にベルト移動方向と逆方向に押し込む力G2が生じることで、入口ローラ4に、図7(b)に示すように、入口ローラ回転方向と逆方向のトルクH1が生じ、入口ローラ4が減速する。同様に、駆動ローラ3に、駆動ローラ回転方向と逆方向のトルクが生じ、図7(c)の太線で示すように、駆動ローラ3の速度が低下する。
図8に示すように、従動ローラ7の線速が落ち込み始める、つまり上記(2)の本ニップ部突入変動の開始とほぼ同時にテンションローラ6は急激にベルト外側方向に変位し始めることがわかる。これは、中間転写ベルト2の二次転写対向ローラ5と従動ローラ7との間のベルトテンションの増大によりテンションローラ6がベルト外側に押し下げられていることを意味している。仮に、テンションローラ6がない場合は、テンションローラ6がベルト外側に押し下がることによるテンションの緩和がないので、用紙先端本ニップ部突入時に発生する負荷トルクがほぼ損失なく従動ローラ7に伝播することになり、従動ローラ7の減速は大きくなる。
逆に、用紙先端本ニップ部突入時に中間転写ベルト2のテンション制御領域T2のベルトテンションが弱い状態であれば、中間転写ベルト2のテンション制御領域T2に、ベルト移動方向と逆方向へ引っ張る力J1(図5(b)参照)が働いても、その力が従動ローラ7、駆動ローラ3に伝播し難くすることができる。その結果、従動ローラ7、駆動ローラ3の速度低下を抑制でき、中間転写ベルト2の一次転写領域T1の速度低下を抑制することができる。よって、図3に示すように正常な画像の部分I1よりも色が濃い部分I3が生じるのを抑制することができる。
図9は、実施例1のテンションローラ変位制御の説明図である。上述のように、用紙突入時において、テンションローラ6がベルト外側方向に変位し始めるのとほぼ同時に、二次転写ローラ8もベルト外側方向(図では下側)に変位し始める。よって、テンションローラ6の変位を二次転写ローラ8に連動して制御すれば、従動ローラ3が減速し始めるタイミングでテンションローラ6を変位させることができ、中間転写ベルト2のテンション制御領域T2のベルトテンションを弱めることができる。その結果、テンション制御領域T2が、従動ローラ7をベルト移動方向と逆方向へ引っ張る力を低減でき、従動ローラ7の速度低下を抑制することができる。従動ローラ7の速度低下を抑制することができる結果、従動ローラ7が駆動ローラ3をベルト移動方向と逆方向へ引っ張る力が低減され、駆動ローラ3の速度低下が抑制される。その結果、中間転写ベルト2の一次転写領域T1の速度低下が抑制され、濃度低下を抑制することができる。
図10に示すように、二次転写ローラ8の変位を計測する二次転写ローラ変位情報計測手段としての二次転写ローラ変位センサ24を搭載している。さらに、二次転写ローラ変位センサ24から、駆動指令部25、張力制御手段28へと接続されている。二次転写ローラ変位センサ24で計測された二次転写ローラ8の変位情報を基に、駆動司令部25においてテンションローラ6の変位の目標値(駆動電圧値)を生成し、張力制御手段28を制御する。
駆動司令部25は、メモリ27とマイクロプロセッサ26とを備えている。マイクロプロセッサ26は、メモリ27に記憶されたプログラムに基づいて、様々な処理をおこなうものである。二次転写ローラ変位センサ24で計測された変位情報の信号が、駆動司令部25内のマイクロプロセッサ26へと入力される。マイクロプロセッサ26は、用紙突入前における二次転写ローラ加圧時を基準とするためのオフセット処理と、所定の係数を乗じる処理を行ない、テンションローラ変位の目標値を算出する。その目標値に対応する駆動電圧値を、張力制御手段28の駆動ドライバ29に送る。
図12(a)に示すように、テンションローラ6の軸が軸受部34に回転自在に支持されている。軸受部34は、テンションバネ36により、中間転写ベルト2側へ付勢されている。また、駆動モータ30により回転駆動される偏心カム34を設け、偏心カム34には一端が装置本体に回転自在に支持されたレバー33が当接している。レバー33の他端側は、軸受部34に設けられたピン35に支持されている。駆動モータ30の駆動OFFのときは、テンションバネ36により、テンションローラ6は所定の加圧力で中間転写ベルト2側へ付勢され、中間転写ベルト2に所定の張力を与えている。駆動ドライバ29から駆動モータ30に所定の駆動電圧が印加され、図12(b)に示すように、モータ30の駆動ONになり偏心カム34が回転すると、レバー33が回転し軸受部34に設けたピン35を図中下側へ押し込む。その結果、軸受部34が、テンションバネ36の付勢力に抗って、ベルト外側に変位し、テンションローラ6の中間転写ベルト2への押圧力が弱められる。このように、実施例1では、軸受部34を転写ニップ下流側張架面に対して直交する方向に移動させる変位手段は、駆動モータ30、偏心カム32、レバー33等から構成される。そして、駆動ドライバ29により変位手段を駆動して、テンションローラ6の軸受部34を変位させて、テンションローラ6による張力を制御している。なお、軸受部34を変位させる変位手段としては、上述の構成のほか、電磁ソレノイドを用い、軸受部34を転写ニップ下流側張架面に対して直交する方向に移動させる構成のものでも構わない。
次に、実施例2について説明する。
図13は、実施例2の画像形成装置の概略構成図である。
図13に示すように、実施例2においては、図1の二次転写ニップ下流側張架面で中間転写ベルト2を付勢するテンションローラ6とは別に、テンション制御領域T2に第二のテンションローラ41を設ける。そして、テンションローラ6はそのままで、第二のテンションローラ41を、二次転写ローラ8の変位に連動して外部からの力によってより急激にベルト外側方向に変位させ、テンション制御領域T2のベルトテンション制御をおこなう。
次に、実施例3について説明する。
図14は、実施例3の画像形成装置の概略構成図である。
図14で示すように、実施例3においては、実施例1に加えてテンションローラ6の変位情報を計測する付勢ローラ変位情報計測手段としてのテンションローラ変位センサ31を搭載しており、テンションローラ変位センサ31は駆動指令部25に接続されている。駆動司令部25においては、二次転写ローラ変位センサ24で計測された二次転写ローラ8の変位情報を基に、テンションローラ6の変位の目標値(駆動電圧値)を生成するが、この変位の目標値に対してテンションローラ変位センサ24で計測されたテンションローラ8の変位情報を基に、目標値に対して追従するようにテンションローラ変位をフィードバック制御するようにしている。
図15に示すように、二次転写ローラ変位センサ24で計測された二次転写ローラ8の変位情報の信号が、駆動司令部25内のマイクロプロセッサ26へと入力される。マイクロプロセッサ26は、用紙突入前における二次転写ローラ加圧時を基準とするためのオフセット処理と、所定の係数を乗じる処理を行ない、テンションローラ変位の目標値を算出する。一方、テンションローラ変位センサ31で計測されたテンションローラ6の変位情報の信号も、駆動司令部25内のマイクロプロセッサ26へと入力される。マイクロプロセッサ26は、二次転写ローラ変位と同様に、用紙突入前を基準とするためのオフセット処理をした上で、テンションローラ変位の目標値との比較を行ない、目標値との偏差をなくすような駆動電圧値を生成し、張力制御手段28の駆動ドライバ29に駆動電圧値を送る。
次に、実施例4について説明する。実施例4は、中間転写ベルト上のトナー像を二次転写ニップで用紙19へ転写すると同時に定着もおこなうものである。
図17は、実施例4の画像形成装置の概略構成図である。
図17に示すように、二次転写ニップ近傍であり二次転写ニップよりもシート状部材搬送方向上流側に加熱手段たる加熱装置21が設けられている。加熱装置21によって用紙19をトナーが定着するのに十分な温度まで加熱し、二次転写ニップにおいて転写と定着を同時におこなう構成となっている。
検証試験は、まず、図1に示した中間転写方式における画像形成装置とほぼ同じ特性を有するベルト搬送試験機を試作し、さらにそれを再現するシミュレーションモデルを構築した。次に、このシミュレーションモデルを用いて、ニ次転写ローラ8の変位に連動してテンションローラ6の変位を制御した時にどの程度の抑制効果があるのかを検証する試験である。
図19は、検証試験の結果を示す図である。図19(a)は、テンションローラ変位制御をおこなわない場合のテンションローラ変位と、テンションローラ変位制御を行った場合のテンションローラの変位とを示す図である。図19(b)は、テンションローラ変位制御をおこなわない場合の従動ローラ線速変動と、テンションローラ変位制御を行った場合の従動ローラ線速変動とを示す図である。なお、プレニップ部突入による速度変動の部分で、従動ローラ線速変動が落ち込んでいるのは、図1の画像形成装置と異なり、二次転写ローラが従動であることやレイアウトの差であり、抑制効果を検証するのに影響はない。
用紙19の転写ニップへの突入により転写ローラの変位は始まるので、張力制御手段28が転写ローラの変位に連動して張力を制御するよう構成することにより、用紙19の転写ニップへの突入タイミングと一致して、中間転写ベルト2のテンション制御領域T2の張力変化を抑制できる。この張力制御手段28は二次転写ローラ8の変位に連動して動作するものであればよく、二次転写ローラ8または支持体と一体的に設ける必要がないため、設計の自由度があり、テンション制御領域T2の張力制御が効率的におこなうように設計できる。よって、十分な張力変化の抑制効果が得られ、用紙19の突入により発生する中間転写ベルト2の一次転写部の速度変動を良好に抑制することができる。また、張力制御手段28を、二次転写ニップへの突入に伴う二次転写ローラ28の変位に連動して動作させることにより、別途、突入検知手段を設ける必要無いので、コストダウンが図れる。
2:中間転写ベルト
3:駆動ローラ
4:入口ローラ
5:二次転写対向ローラ
6:テンションローラ
7:従動ローラ
8:二次転写ローラ
9:レジストローラ
10:揺動アーム
11:搬送ベルト
15:定着装置
19:用紙
21:加熱装置
24:二次転写ローラ変位センサ
25:駆動司令部
26:マイクロプロセッサ
27:メモリ
28:駆動制御手段
29:駆動ドライバ
30:駆動モータ
31:テンションローラ変位センサ
32:偏心カム
33:レバー
34:軸受部
35:ピン
36:テンションバネ
37:演算器(減算器)
38:制御コントローラ部
50:転写ユニット
T1:一次転写領域
T2:テンション制御領域
T3:プレニップ領域
Claims (6)
- 複数の張架ローラによって張架され、表面にトナー像を担持して無端移動するトナー像担持ベルトと、前記複数の張架ローラのうちの一つと前記トナー像担持ベルトを挟んで対向し、前記トナー像担持ベルト上のトナー像をシート状部材に転写する転写ニップを形成する転写ローラとを有する画像形成装置において、
前記トナー像担持ベルトが前記複数の張架ローラに張架されることによって形成される複数の張架面のうち、前記トナー像担持ベルトの移動方向上流側端部が前記転写ニップとなる張架面である転写ニップ下流側の前記トナー像担持ベルトの張力を制御する張力制御手段を設け、前記転写ローラの変位に連動して前記張力制御手段が前記トナー像担持ベルトの張力を制御することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、前記転写ローラの変位情報を計測する転写ローラ変位情報計測手段と、前記転写ローラ変位情報計測手段により計測された変位情報に基づき前記張力制御手段を駆動する駆動司令部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2の画像形成装置において、前記張力制御手段は、前記トナー像担持ベルトの前記転写ニップ下流側張架面に対して屈曲させるように付勢する付勢ローラと、前記付勢ローラの軸を回転自在に支持する軸受部と、前記軸受部を前記転写ニップ下流側張架面に対して直交する方向に移動させる変位手段とを備え、前記駆動司令手段が前記転写ローラ変位情報計測手段により計測された転写ローラの変位情報を基に生成する目標値に基づいて前記張力制御手段の変位手段を動作させることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項3の画像形成装置において、前記トナー像担持ベルトの前記転写ニップ下流側張架面に対して屈曲させるように付勢する第二の付勢ローラを設けたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項3または4の画像形成装置において、前記張力制御手段を構成する付勢ローラの変位情報を計測する付勢ローラ変位情報計測手段を備え、前記駆動司令手段は前記転写ローラ変位情報計測手段により計測された転写ローラの変位情報を基に生成する目標値に対して、前記付勢ローラ変位情報計測手段により計測された付勢ローラの変位情報をフィードバックして、前記張力制御手段を駆動することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至5いずれかの画像形成装置において、前記転写ニップ近傍に設けられ、前記トナー像担持ベルトまたはシート状部材を加熱する加熱手段を有し、前記転写ニップで前記トナー像担持ベルト上のトナー像をシート状部材に転写すると同時に定着するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
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