JP2011043372A - ナビゲーション装置、ルート探索方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現在位置から現在位置に案内経路上最も近いインターチェンジまでの案内経路を探索する第1のルート探索手段、目的地に案内経路上最も近いインターチェンジから目的地までの案内経路を探索する第2のルート探索手段、及び第1のルート探索手段に案内経路を探索させるための第1の条件と、第2のルート探索手段に案内経路を探索させるための第2の条件と、を設定するルート探索条件設定手段、を有し、制御手段に、探索された案内経路上に有料道路があった場合に、ルート探索条件設定手段により設定された第1の条件及び第2の条件に基づいて、第1のルート探索手段及び第2のルート探索手段に案内経路を再探索させる。
【選択図】図4
Description
例えば、特許文献1には、有料道路を含めたルートの探索を固定の探索条件を用いて行う方法が開示されている。
また、経由地を設定してその区間ごとにルート探索条件を切り替える方法が一般に知られている。
また、例えば、特許文献2には、ドライバがよく走行する地域とあまり走行しない地域とに分けてその地域ごとに探索条件を切り替える方法が開示されている。
また、経由地を設定してその区間ごとにルート探索条件を切り替える方法では、ドライバが目的地だけでなく探索方法を切り替える地点も設定する必要があり、本来の必要な操作以外の操作を行わないとルート探索条件を設定することができない。
前記第1のルート探索手段に前記案内経路を探索させるための第1の条件と、前記第2のルート探索手段に前記案内経路を探索させるための第2の条件と、を設定するルート探索条件設定手段と、を有し、前記制御手段は、前記探索された案内経路上に有料道路があった場合に、前記ルート探索条件設定手段により設定された第1の条件及び第2の条件に基づいて、前記第1のルート探索手段及び前記第2のルート探索手段に前記案内経路を再探索させることを特徴とする。
図1に示すように、ナビゲーション装置100は、表示部1と、操作部2と、音声出力部3と、記憶部4と、ディスクドライブ5と、VICSモジュール6と、現在位置検出部7と、制御部8と、を備えて構成され、車両を案内経路に誘導するための処理を行う。
また、当該ディスプレイ上には、ドライバによる操作(例えば、手指やタッチペン等による押下)を検出する操作部2としての機能を有したタッチパネルが載置されている。ドライバによるタッチパネル操作が検出されると、当該検出された位置の座標(押下座標)が制御部8に入力される。
操作部2は、ナビゲーション装置本体に設けられるハードキー、表示部1のディスプレイに一体的に設けられたタッチパネル(ソフトキー)、又はリモコンで構成される。操作部2は、ドライバによってキー操作がなされたときに、この操作に対応する操作信号を作成し、制御部8に出力する。
また、操作部2は、制御部8に案内経路を探索させる際の優先条件を設定するルート探索条件設定手段としての機能を有する。
GPSモジュールは、図示しないGPSアンテナ等を備えて構成される。このGPSアンテナは、地球低軌道に打ち上げられた複数のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信する。GPSアンテナは、少なくとも3個のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて車両の絶対的な現在位置(緯度、経度)を検出して、制御部8に出力する。
自律航法ユニットは、角度センサ、距離センサ等を備える。角度センサは、車の角速度(単位時間あたりの水平方向への回転角度)を検出して、移動方位の変化量を算出する。距離センサは、車輪の回転に応じて出力されるパルス信号を検出して、車両の移動量を算出する。自律航法ユニットは、これら角速度信号および車速パルス信号により、車両の相対的な位置変化を算出して制御部8に出力する。
CPU81は、ROM83に格納された処理プログラム等を読み出して、RAM82に展開して実行することにより、ナビゲーション装置100全体の制御を行う。
RAM82は、CPU81により実行された処理プログラム等を、RAM82内のプログラム格納領域に展開するとともに、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等をデータ格納領域に格納する。
ROM83は、例えば、半導体メモリで構成され、処理プログラムやデータ等が予め記憶されている。ROM83には、例えば、ドライバにより予め設定された自宅から最寄のICまでのルート探索条件及び目的地最寄のICから目的地までのルート探索条件に従ってルートの再探索を行うルート探索プログラム等が記憶されている。
また、制御部8は、現在位置から現在位置に案内経路上最も近いインターチェンジまでの案内経路を探索する第1のルート探索手段、及び目的地に案内経路上最も近いインターチェンジから目的地までの案内経路を探索する第2のルート探索手段、としての機能を有する。
さらに、制御部8は、操作部2を、第1のルート探索手段に案内経路を探索させるための第1の条件と、第2のルート探索手段に案内経路を探索させるための第2の条件と、を設定するルート探索条件設定手段、として機能させる。
また、ナビゲーション装置100は、現在位置から現在位置に案内経路上最も近いインターチェンジまでの案内経路を探索する第1のルート探索手段(制御部8)、目的地に案内経路上最も近いインターチェンジから目的地までの案内経路を探索する第2のルート探索手段(制御部8)、及び第1のルート探索手段に案内経路を探索させるための第1の条件と、第2のルート探索手段に案内経路を探索させるための第2の条件と、を設定するルート探索条件設定手段(操作部2)、を有し、制御手段に、探索された案内経路上に有料道路があった場合に、ルート探索条件設定手段により設定された第1の条件及び第2の条件に基づいて、第1のルート探索手段及び第2のルート探索手段に案内経路を再探索させる。
これにより、ドライバがルート探索条件を地域によって自由に選択することができるので、よりドライバの希望と合ったルート探索結果を提供することが可能となる。
図2に示すように、自宅から最寄のIC(乗車IC)までの一般道においてはルート探索条件として「距離優先」が設定されている。また、降車ICから目的地までの一般道においてはルート探索条件として「幹線優先」が設定されている。このように、本実施形態に係るナビゲーション装置100は、自宅から最寄のICまでのルート探索条件と目的地最寄のICから目的地までのルート探索条件を、それぞれ個別に設定することが可能である。
そこで、自宅から最寄のICまでのルート探索条件と目的地最寄のICから目的地までのルート探索条件をドライバの好みに合わせて設定することを可能とすることにより、ドライバの希望と合ったルート探索結果を提供することを目的とする。
ドライバがナビゲーション装置100にルート探索条件を設定する際、表示部1には図3に示すようなルート探索条件設定画面が表示される。当該設定画面は、上から「通常探索条件」設定画面、「自宅・目的地周辺切替」設定画面、「自宅周辺」探索条件設定画面、「目的地周辺」探索条件設定画面、の順に並んで表示される。「通常探索条件」には、「距離優先」、「時間優先」、「幹線優先」といった項目がある。「自宅・目的地周辺切替」には、「する」、「しない」といった項目がある。「自宅周辺」には、「距離優先」、「時間優先」、「幹線優先」といった項目がある。「目的地周辺」には、「距離優先」、「時間優先」、「幹線優先」といった項目がある。
ドライバはこの画面を操作することにより、通常のルート探索条件と、有料道路を挟んだ自宅周辺及び目的地周辺のルート探索条件を設定する。また、自宅周辺及び目的地周辺でルート探索条件を切り替える機能を有効とするか否かの設定も行う。
以下、ナビゲーション装置100におけるルート探索の制御動作について、図4のフローチャートを用いて詳細に説明する。
ステップS2では、ステップS1で探索されたルート上に有料道路があるか否かを判定する。ルート上に有料道路があった場合は、次のステップS3へと移行し、ルート上に有料道路がなかった場合は、当該ルート探索処理を終了する。
ステップS3では、有料道路の前後でルート探索条件を切り替える機能が有効か否かを判定する。当該判定は、ドライバにより予め設定された「自宅・目的地周辺切替」設定画面での設定に従って行われる。当該機能が有効だった場合は、次のステップS4へと移行し、当該機能が無効だった場合は、当該ルート探索処理を終了する。
ステップS5では、自宅から最寄ICまでのルート探索を行う。このルート探索は、ドライバにより予め設定された自宅周辺のルート探索条件の設定に従って行われる。
ステップS7では、出発地から最寄ICまでのルート探索を行う。このルート探索は、ドライバにより予め設定された目的地周辺のルート探索条件(目的地周辺条件)の設定に従って行われる。これは、目的地が自宅であり(ステップS6でYes)、すなわち出発地が自宅ではないため、出発地付近がドライバにとってあまり走行しない地域であることが予想されるからである。
ステップS8では、目的地から最寄ICまでのルート探索を行う。このルート探索は、ドライバにより予め設定された目的地周辺のルート探索条件(目的地周辺条件)の設定に従って行われる。
ステップS9では、出発地及び目的地から最寄ICまでのルート探索を行う。このルート探索は、ドライバにより予め設定された目的地周辺のルート探索条件(目的地周辺条件)の設定に従って行われる。これは、ステップS1で探索されたルート上に自宅がなく(ステップS4でNo)、すなわち出発地が自宅ではないため、目的地付近のみならず出発地付近もドライバにとってあまり走行しない地域であることが予想されるからである。
そうすることで、例えば自宅から自宅最寄のICまではよく走行している地域であるから距離優先でルートを探索し、一方で目的地最寄のICから目的地まではあまり走行しない地域であるから幹線などの広い道路を優先にルートを探索する、などの設定を行うことが可能となり、よりドライバの希望と合ったルート探索結果を提供することができる。
また、ルート探索の条件を切り替えるのが、自宅から自宅最寄のICまでと目的地最寄のICから目的地までという条件になるので、膨大な走行軌跡を保存したり、それを使用しての複雑な計算をしたりする必要がなく、コストの削減を行うことができる。
また、有料道路を使用しない場合は、ドライバが予め設定していたルート探索条件(通常のルート探索条件)によってルート探索を行うので、有料道路を使用する場合の各設定に影響されることはなく、ドライバの希望と合ったルート探索結果を提供することができる。
また、ナビゲーション装置100は、案内経路上に自宅がある場合において、目的地が自宅であった場合は、第1の条件を目的地周辺条件、第2の条件を自宅周辺条件、として設定する。
また、ナビゲーション装置100は、案内経路上に自宅がない場合において、第1の条件及び第2の条件を目的地周辺条件として設定する。
このように、本実施形態に係るナビゲーション装置100では、ドライバがルート探索条件を地域によって自由に選択することができるので、よりドライバの希望と合ったルート探索結果を提供することが可能となる。
1 表示部
2 操作部
3 音声出力部
4 記憶部
41 地図データ
42 音声データ
5 ディスクドライブ
6 VICSモジュール
7 現在位置検出部
8 制御部
81 CPU
82 RAM
83 ROM
Claims (6)
- 地図を表示する画面を有する表示手段と、
目的地を設定する操作手段と、
車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
前記現在位置から前記目的地までの案内経路を探索し、当該探索された案内経路の前記表示手段への表示を制御する制御手段と、を備えるナビゲーション装置において、
前記現在位置から前記現在位置に前記案内経路上最も近いインターチェンジまでの案内経路を探索する第1のルート探索手段と、
前記目的地に前記案内経路上最も近いインターチェンジから前記目的地までの案内経路を探索する第2のルート探索手段と、
前記第1のルート探索手段に前記案内経路を探索させるための第1の条件と、前記第2のルート探索手段に前記案内経路を探索させるための第2の条件と、を設定するルート探索条件設定手段と、を有し、
前記制御手段は、
前記探索された案内経路上に有料道路があった場合に、前記ルート探索条件設定手段により設定された第1の条件及び第2の条件に基づいて、前記第1のルート探索手段及び前記第2のルート探索手段に前記案内経路を再探索させることを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記案内経路上に自宅がある場合において、
前記ルート探索条件設定手段は、
前記現在位置が自宅であった場合は、前記第1の条件を自宅周辺条件、前記第2の条件を目的地周辺条件、として設定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。 - 前記案内経路上に自宅がある場合において、
前記ルート探索条件設定手段は、
前記目的地が自宅であった場合は、前記第1の条件を目的地周辺条件、前記第2の条件を自宅周辺条件、として設定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。 - 前記案内経路上に自宅がない場合において、
前記ルート探索条件設定手段は、
前記第1の条件及び前記第2の条件を目的地周辺条件として設定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。 - 地図を表示する画面を有する表示手段と、目的地を設定する操作手段と、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記現在位置から前記目的地までの案内経路を探索し、当該探索された案内経路の前記表示手段への表示を制御する制御手段と、を備えるナビゲーション装置におけるルート探索方法であって、
制御手段により、前記探索された案内経路上に有料道路があった場合に、前記現在位置から前記現在位置に前記案内経路上最も近いインターチェンジまでの案内経路を探索する第1のルート探索手段に前記案内経路を探索させるための第1の条件と、前記目的地に前記案内経路上最も近いインターチェンジから前記目的地までの案内経路を探索する第2のルート探索手段に前記案内経路を探索させるための第2の条件と、を設定するルート探索条件設定手段により設定された第1の条件及び第2の条件に基づいて、前記第1のルート探索手段及び前記第2のルート探索手段に前記案内経路を再探索させる工程を含むルート探索方法。 - コンピュータを、
地図を表示する画面を有する表示手段、
目的地を設定する操作手段、
車両の現在位置を検出する現在位置検出手段、
前記目的地に案内経路上最も近いインターチェンジから前記目的地までの案内経路を探索する第2のルート探索手段、
前記第1のルート探索手段に前記案内経路を探索させるための第1の条件と、前記第2のルート探索手段に前記案内経路を探索させるための第2の条件と、を設定するルート探索条件設定手段、
前記現在位置から前記目的地までの案内経路を探索し、当該探索された案内経路上に有料道路があった場合に、前記現在位置から前記現在位置に前記案内経路上最も近いインターチェンジまでの案内経路を探索する第1のルート探索手段に前記案内経路を探索させるための第1の条件と、前記目的地に前記案内経路上最も近いインターチェンジから前記目的地までの案内経路を探索する第2のルート探索手段に前記案内経路を探索させるための第2の条件と、を設定するルート探索条件設定手段により設定された第1の条件及び第2の条件に基づいて、前記第1のルート探索手段及び前記第2のルート探索手段に前記案内経路を再探索させる制御手段、
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009190772A JP5333040B2 (ja) | 2009-08-20 | 2009-08-20 | ナビゲーション装置、ルート探索方法、及びプログラム |
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JP2011043372A true JP2011043372A (ja) | 2011-03-03 |
JP5333040B2 JP5333040B2 (ja) | 2013-11-06 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009190772A Active JP5333040B2 (ja) | 2009-08-20 | 2009-08-20 | ナビゲーション装置、ルート探索方法、及びプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 2009-08-20 JP JP2009190772A patent/JP5333040B2/ja active Active
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